JPH11124634A - 連続焼鈍プロセスにおける鋼帯の熱処理装置及び熱処理方法 - Google Patents

連続焼鈍プロセスにおける鋼帯の熱処理装置及び熱処理方法

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JPH11124634A
JPH11124634A JP9289789A JP28978997A JPH11124634A JP H11124634 A JPH11124634 A JP H11124634A JP 9289789 A JP9289789 A JP 9289789A JP 28978997 A JP28978997 A JP 28978997A JP H11124634 A JPH11124634 A JP H11124634A
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steel strip
duct
furnace body
heat treatment
cooling
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JP9289789A
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Hiroyuki Oshida
裕之 押田
Shuho Kobayashi
秀峰 小林
Yutaka Kuze
裕 久世
Koji Omori
宏次 大森
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋼帯の連続焼鈍プロセスにおいて、加熱装置に
おける熱効率の向上、高濃度水素下での爆発防止、熱処
理装置及び炉体のコンパクト化を図ることができる熱処
理装置及び熱処理方法を提供する。 【解決手段】連続焼鈍プロセスにおいて、炉体と、炉体
内に設けられ、鋼帯の入出口を備えたダクトと、鋼帯の
入出口に装着されたシール装置と、ダクト内の鋼帯に対
向して設置され、ガスジェットによる加熱装置、ガスジ
ェットによる冷却装置、水スプレーによる冷却装置、及
びミスト法による冷却装置の群から選択された装置とを
具備してなることを特徴とする、連続焼鈍プロセスにお
ける鋼帯の熱処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続焼鈍プロセス
における鋼帯の熱処理装置及び熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続焼鈍プロセスにおける鋼帯の
熱処理装置、特に下記(1)〜(3)の処理装置におい
ては、複数の熱処理装置から構成されている場合、ある
いは、異なる方法の処理装置と接続されている場合、図
3に示すようにシール装置にて各熱処理装置毎、あるい
は異なる処理装置と分割されている。 (1)水スプレーまたはミスト法による冷却 (2)ガスジェット法による加熱,冷却 (3)ガスジェット冷却装置とミスト冷却装置を組み合
わせた冷却(ガスジェット:徐冷、ミスト:急冷。例え
ば、特開平5−263148号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱処理装置の構成では、以下の問題がある。 (1)水スプレーまたはミスト法による冷却では、鋼板
冷却にて発生した蒸気が、鋼板への随伴により後段の処
理帯(例えば、連続焼鈍炉における過時効帯)に流入
し、ロールのピックアップ等を引き起こす原因となる。
更に、前段:ガスジェット冷却,後段:ミスト冷却のよ
うに組み合わせ冷却の場合、ミスト冷却の蒸気がガスジ
ェット冷却装置へ流入するおそれがあるため、ガスジェ
ット冷却装置にも水−ガス分離装置が必要となる。ま
た、これを防止するためには、シール装置構造が複雑と
なってしまう。 (2)ミスト冷却では、水/ガス混合比により、その冷
却帯内の雰囲気ガスの組成、温度が変化する。特に、ミ
スト冷却をガスジェット冷却に切り替える場合に顕著と
なる。そのため、炉体構造,炉内付属品の使用材質等の
基準が明確でなくなり、熱応力集中による炉体クラック
等が発生するおそれがある。
【0004】(3)現在、ガスジェット加熱,冷却にお
いては、熱伝達性の向上を目的として水素濃度を高める
方向にある。だが、この高水素濃度の非酸化雰囲気ガス
の他の処理帯や炉外へのリーク,炉外からの空気の流入
等が発生すると、爆発の危険性が生じる。 (4)雰囲気ガスや排ガスによるガスジェット加熱の場
合、炉体からの放散熱が大きく、熱効率が悪くなる。そ
のため、炉体内部の耐火物は一定以上の厚さが必要とな
る。
【0005】(5)従来の装置構成では、冷却装置を増
強,更新する際、炉体の大幅な改造、もしくは新設を伴
ってしまう。 本発明の目的は、上記のような問題点を解決するため
に、連続焼鈍プロセスにおける鋼帯の熱処理において、
加熱装置における熱効率の向上、高濃度水素下での爆発
防止、処理装置及び炉体のコンパクト化を図ることがで
きる熱処理装置及び熱処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の装置は、連続焼鈍プロセスにおいて、炉
体と、炉体内に設けられ、鋼帯の入出口を備えたダクト
と、鋼帯の入出口に装着されたシール装置と、ダクト内
の鋼帯に対向して設置され、ガスジェットによる加熱装
置、ガスジェットによる冷却装置、水スプレーによる冷
却装置、及びミスト法による冷却装置の群から選択され
た装置とを具備してなることを特徴とする、連続焼鈍プ
ロセスにおける鋼帯の熱処理装置である。
【0007】(2)本発明の装置は、連続焼鈍プロセス
において、炉体と、炉体内に設けられ、鋼帯の入出口を
備えたダクトと、鋼帯の入出口に装着されたシール装置
と、ダクト内の鋼帯に対向して設置され、ガスジェット
による加熱装置、ガスジェットによる冷却装置、水スプ
レーによる冷却装置、及びミスト法による冷却装置の群
から選択された装置と、ダクト内の圧力がダクトと炉体
間の圧力よりも低くなるように制御する手段とを具備し
てなることを特徴とする、連続焼鈍プロセスにおける鋼
帯の熱処理装置である。
【0008】(3)本発明の方法は、連続焼鈍プロセス
において、炉体内に設けられ、炉体とシールされている
ダクト内に鋼帯を通し、ダクト内の鋼帯を加熱または冷
却する際に、ダクト内の圧力がダクトと炉体間の圧力よ
りも低くなるように制御することを特徴とする、連続焼
鈍プロセスにおける鋼帯の熱処理方法である。
【0009】(4)本発明の方法は、連続焼鈍プロセス
において、炉体内に設けられ、炉体とシールされている
ダクト内に鋼帯を通し、ダクト内の鋼帯をガスジェット
で加熱または冷却する際に、ダクト内の雰囲気ガスを水
素濃度50%以上を含む非酸化ガスとし、ダクトと炉体
間の雰囲気ガスを水素濃度5%以下を含む非酸化ガスま
たは100%窒素ガスとすることを特徴とする、連続焼
鈍プロセスにおける鋼帯の熱処理方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは上記の課題達成のた
めに、連続焼鈍プロセスの鋼帯の熱処理において、加熱
装置における熱効率の向上、高濃度水素下での爆発防
止、処理装置及び炉体のコンパクト化を図ることができ
る熱処理装置及び熱処理方法について、鋭意研究を重ね
た結果、以下の知見を得るに至った。すなわち、炉体内
部にダクトを設けた鋼帯の熱処理装置において、ガスジ
ェットによる加熱装置または冷却装置をダクト内部に設
置して炉体との二重構造とし、鋼帯の進行方向に対して
ダクトの前後部にシール装置を配置するような構成と
し、さらに、水スプレーまたはミスト法による冷却装置
においても上記と同様な装置構成にすることにより、下
記(1)〜(4)の効果が得られることを見出したので
ある。
【0011】(1)加熱装置では、炉体への熱移動は加
熱装置を覆っているダクトからの輻射熱と、ダクトと炉
体間の熱伝導となり、熱効率の向上が図れる。更に、炉
体内部に耐火物が施工されている場合、耐火物を薄くす
ることができる。
【0012】(2)高濃度水素下での熱処理において、
上記の構成とし、ダクトと炉体間の雰囲気ガスを爆発限
界以下の水素濃度とすることにより、他の処理設備及び
炉外への直接のリークを防止でき、また、炉外から空気
が流入した場合でもダクト内への空気の流入を防止でき
る。従って、高濃度水素下での爆発を防止することがで
きる。(3)同一または異なる複数の冷却装置から冷却
帯が構成されている場合、個々の装置に対して上記構造
にすることにより、冷却装置間のガスまたは水の流出
入,混合を防止することができ、効率的に冷却可能とな
る。これは、加熱装置及びこれらが組み合わされた処理
帯においても同様である。
【0013】(4)加熱,冷却装置をダクト内部に設
置,保持し、そのダクトを炉体にて保持する構造にする
ことが可能となり、炉体と処理装置間はガス等の流出入
に対するノズルのみにすることができる。そのため、処
理装置の更新を行う場合は、処理装置が組み込まれたダ
クトを交換するのみで、炉体の大幅な改造を必要としな
い。 以上の知見に基づき、本発明者らは、鋼帯の熱処理炉内
に設けたダクト内部に、ガスジェットによる加熱装置ま
たは冷却装置、あるいは水スプレーまたはミスト法によ
る冷却装置を鋼帯に対向して設置して炉体との二重構造
とし、鋼帯の進行方向に対してダクトの前後部にシール
装置を配置した熱処理装置を用いて、鋼帯を加熱または
冷却する際に、ダクト内の圧力がダクトと炉体間の圧力
よりも低くなるように制御することにより、鋼帯の熱処
理において、加熱装置における熱効率の向上、高濃度水
素下での爆発防止、処理装置及び炉体のコンパクト化を
図ることができる鋼帯の熱処理装置及び熱処理方法を見
出し、本発明を完成させた。
【0014】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は、鋼帯の連続焼鈍プロセスにおける冷却帯に
おいて、本発明の構成が適用された状態のものを示す説
明図である。図示装置は、炉体と、炉体内に設けられ、
鋼帯の入出口を備えたダクトA,Bと、鋼帯の入出口に
装着されたシール装置と、ダクトA,B内の鋼帯に対向
してそれぞれ設置され、炉体外部に冷却ユニットを備え
たガスジェット冷却装置Pと気水冷却装置Qとから構成
されている。
【0015】加熱・均熱され、更に徐冷された鋼帯は、
図示装置が構成する冷却帯Yに搬送される。この冷却帯
Yは、ガスジェット冷却装置Pと気水冷却装置Qより構
成されている。
【0016】図2は、気水冷却装置Q及びダクトBの拡
大図である。図2のように、鋼帯の進行方向に対して、
入側にシール装置F,出側にシール装置Gが設置されて
いる。本図では、対向する2組のシールロールよりシー
ル装置が構成されているが、これはダクト内部の雰囲気
ガスqの流出入を低減,防止するものならばどのような
構造でもよい。さらに、ダクト内からの雰囲気ガスの流
出を防止するために、ダクト内部の圧力をダクトと炉体
間の圧力より低くなるように供給ガス量,炉圧を制御す
るための装置が設置されている。図2に示すように、本
装置は基本的には、ダクト内部の圧力を示す圧力計1
と、ダクトと炉体間の圧力を示す圧力計2と、これらの
圧力差からダクト内部及びダクトと炉体間に供給する雰
囲気ガスの流量を自動的に制御するシーケンサ3と、流
量制御弁4,5から構成されている。 ここで、ガス
ジェット冷却装置PとダクトA内の雰囲気ガスpを、熱
処理効率の向上を目的として50%以上の高濃度水素か
らなる非酸化ガスとし、冷却帯YとダクトA,B間の雰
囲気ガスyは、水素濃度5%以下からなる非酸化ガスを
供給されたものとする。すなわち、本発明では、高濃度
水素下での爆発を防止するために、ダクトと炉体間の雰
囲気ガスとして水素濃度5%以下からなる非酸化ガスあ
るいは100%窒素ガスを使用することが望ましい。
【0017】今、ライン速度の変化によりガス供給のバ
ランスが崩れ、鋼板の随伴流等によってダクトAから雰
囲気ガスpが流出したとすると、この流出したガスp
は、冷却帯YとダクトA,B間の雰囲気ガスyと混合さ
れる。
【0018】しかし、この混合後の雰囲気ガスpyは、
通常の大きさの炉体であれば、あまり水素濃度が上昇せ
ず、爆発の危険性は極めて低い。特に、雰囲気ガスyが
窒素のみからなる非酸化ガスでは顕著である。そのた
め、この雰囲気ガスpyが仮に冷却帯前後の他の処理帯
にリークしても問題にならない。これは、ダクトBから
蒸気と非酸化ガスからなる雰囲気ガスqが流出した場合
も同様であり、混合後の雰囲気ガスqyの蒸気含有量は
小さく、さらに、ガスジェット冷却装置Pまたは冷却帯
前後の他の処理帯への雰囲気ガスqyの流入による影響
はほとんど無視できる。
【0019】さらに、ダクトAまたはBのダクト内部の
圧力Mを冷却帯YとダクトAまたはB間の圧力Nより低
くなるように供給ガス量,炉圧を制御することにより、
ダクト内からの雰囲気ガスの流出を防止することができ
る。
【0020】また、冷却能力の向上や特殊処理が必要に
なった場合、ダクトA内部を改造,更新することにより
対応でき、炉体Yの大きな改造を必要としない。また、
本発明では、図4の(a)、(b)、図5〜7に示すよ
うな構成の装置を用いてもよい。
【0021】すなわち、図4の(a)の装置は、加熱帯
Zと冷却帯Yがシール装置を介して接続された構成の装
置である。この加熱帯Zは、炉体外部に加熱ユニットを
備えたガスジェット加熱装置Rより構成され、冷却帯Y
は、炉体外部に冷却ユニットを備えた気水冷却装置Qよ
り構成されている。これらの冷却装置及び加熱装置は、
それぞれ炉体内部に設けられたダクトB,C内部に鋼帯
に対向して設置されており、ダクトB,Cの入出側には
対向する2組のシールロールよりなるシール装置が配置
されている。図4の(b)の装置は、冷却帯Yが複数の
同じ方式の冷却装置(炉体外部に冷却ユニットを備えた
気水冷却装置Q1,Q2)から構成された装置である。
これらの冷却装置は、それぞれ炉体内部に設けられたダ
クトB1,B2内部に鋼帯に対向して設置されており、
ダクトB1,B2の入出側には対向する2組のシールロ
ールよりなるシール装置が配置されている。図5の装置
は、図4の(a)の装置と同様、加熱帯Zと冷却帯Yが
シール装置を介して接続された構成の装置において、内
部ダクトB,Cの入出側のシール装置が他のロールと兼
用された構成の装置である。
【0022】図6の装置は、加熱帯Zと処理帯Vと冷却
帯Yが複数の加熱,冷却,処理装置(ガスジェット加熱
装置R,浸炭・窒化処理装置S, ガスジェット冷却装置
P,気水冷却装置Q)から構成された装置である。加熱
帯Zは、炉体外部に加熱ユニットを備えたガスジェット
加熱装置Rより構成され、浸炭・窒化処理帯Vは、炉体
外部に処理ガス供給体を備えた浸炭・窒化処理装置Sに
より構成され、さらに、冷却帯Yは、炉体外部に冷却ユ
ニットを備えたガスジェット冷却装置P,気水冷却装置
Qより構成されている。これらの冷却装置、処理装置及
び加熱装置は、それぞれ炉体内部に設けられたダクト
A,B,C,D内部に鋼帯に対向して設置されており、
ダクトA,B,C,Dの入出側には対向する2組のシー
ルロールよりなるシール装置が配置されている。図7の
装置は、加熱帯Zと冷却帯Yが接続された構成の装置で
あり、冷却帯Yは、ダクトB内にガスジェット冷却装置
Pとロール冷却装置Nが併設されたものである。この加
熱帯Zは、ダクトC内に炉体外部に加熱ユニットを備え
たガスジェット加熱装置Rより構成され、冷却帯Yのガ
スジェット冷却装置Pは、炉体外部に冷却ユニットを備
えている。これらのダクトB,Cの入出側には対向する
2組のシールロールよりなるシール装置が配置されてい
る。なお、上記した図4〜7の加熱、冷却装置では、加
熱、冷却ユニットを炉体外部としているが、これらは炉
体内部に設置されていてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、連続焼
鈍プロセスにおける鋼帯の熱処理において、加熱装置ま
たは冷却装置をダクト内部に設置して炉体との二重構造
とし、鋼帯の進行方向に対してダクトの前後部にシール
装置を配置することを特徴とする熱処理装置を用いて、
鋼帯を加熱または冷却する際に、ダクト内の圧力がダク
トと炉体間の圧力よりも低くなるように制御することに
より、以下の効果が得られる。
【0024】(1)加熱装置の場合、炉体への熱移動は
加熱装置を覆っているダクトからの輻射熱と、ダクトと
炉体間の熱伝導となり、従来型に対して熱効率の向上が
図れる。更に、炉体内部に耐火物が施工されている場
合、耐火物を薄くすることができる。
【0025】(2)高濃度水素下での熱処理の場合、上
記の構成とし、ダクトと炉体間の雰囲気ガスを爆発限界
以下の水素濃度とすることにより、他の処理設備及び炉
外への直接のリークを防止でき、また、炉外から空気が
流入した場合でもダクト内への空気の流入を防止でき
る。従って、高濃度水素下での爆発を防止することがで
きる。(3)同一または異なる複数の冷却装置から冷却
帯が構成されている場合、個々の装置に対して上記構造
にすることにより、冷却装置間のガスまたは水の流出
入,混合を防止することができ、効率的に冷却可能とな
る。これは、加熱装置及びこれらが組み合わされた処理
帯においても同様である。
【0026】(4)加熱,冷却装置をダクト内部に設
置,保持し、そのダクトを炉体にて保持する構造にする
ことが可能となり、炉体と処理装置間はガス等の流出入
に対するノズルのみにすることができる。そのため、処
理装置の更新を行う場合は、処理装置が組み込まれたダ
クトを交換するのみで、炉体の大幅な改造を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る連続焼鈍プロセスに
おける冷却帯構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る連続焼鈍プロセスに
おける冷却装置の一部拡大図。
【図3】従来の連続焼鈍プロセスにおける冷却帯構成
図。
【図4】本発明の実施の形態に係る熱処理装置の構成
図。(a)は加熱帯と冷却帯が接続された装置構成図。
(b)は複数の同じ方式の冷却装置から構成された装置
構成図。
【図5】本発明の実施の形態に係る内部ダクトの入出側
のシール装置が他のロールと兼用された熱処理装置構成
図。
【図6】本発明の実施の形態に係る複数の加熱,冷却,
処理装置から構成された熱処理装置構成図。
【図7】本発明の実施の形態に係る同一の内部ダクトに
異なる冷却装置が併設された熱処理装置構成図。
【符号の説明】
1,2…圧力計、3…シーケンサ、4,5…流量制御
弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C21D 9/573 101 C21D 9/573 101Z (72)発明者 大森 宏次 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続焼鈍プロセスにおいて、炉体と、炉
    体内に設けられ、鋼帯の入出口を備えたダクトと、鋼帯
    の入出口に装着されたシール装置と、ダクト内の鋼帯に
    対向して設置され、ガスジェットによる加熱装置、ガス
    ジェットによる冷却装置、水スプレーによる冷却装置、
    及びミスト法による冷却装置の群から選択された装置と
    を具備してなることを特徴とする、連続焼鈍プロセスに
    おける鋼帯の熱処理装置。
  2. 【請求項2】 連続焼鈍プロセスにおいて、炉体と、炉
    体内に設けられ、鋼帯の入出口を備えたダクトと、鋼帯
    の入出口に装着されたシール装置と、ダクト内の鋼帯に
    対向して設置され、ガスジェットによる加熱装置、ガス
    ジェットによる冷却装置、水スプレーによる冷却装置、
    及びミスト法による冷却装置の群から選択された装置
    と、ダクト内の圧力がダクトと炉体間の圧力よりも低く
    なるように制御する手段とを具備してなることを特徴と
    する、連続焼鈍プロセスにおける鋼帯の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 連続焼鈍プロセスにおいて、炉体内に設
    けられ、炉体とシールされているダクト内に鋼帯を通
    し、ダクト内の鋼帯を加熱または冷却する際に、ダクト
    内の圧力がダクトと炉体間の圧力よりも低くなるように
    制御することを特徴とする、連続焼鈍プロセスにおける
    鋼帯の熱処理方法。
  4. 【請求項4】 連続焼鈍プロセスにおいて、炉体内に設
    けられ、炉体とシールされているダクト内に鋼帯を通
    し、ダクト内の鋼帯をガスジェットで加熱または冷却す
    る際に、ダクト内の雰囲気ガスを水素濃度50%以上を
    含む非酸化ガスとし、ダクトと炉体間の雰囲気ガスを水
    素濃度5%以下を含む非酸化ガスまたは100%窒素ガ
    スとすることを特徴とする、連続焼鈍プロセスにおける
    鋼帯の熱処理方法。
JP9289789A 1997-10-22 1997-10-22 連続焼鈍プロセスにおける鋼帯の熱処理装置及び熱処理方法 Pending JPH11124634A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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