JPH1112460A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物

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JPH1112460A JP9169889A JP16988997A JPH1112460A JP H1112460 A JPH1112460 A JP H1112460A JP 9169889 A JP9169889 A JP 9169889A JP 16988997 A JP16988997 A JP 16988997A JP H1112460 A JPH1112460 A JP H1112460A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術では、離型性、ホッパーへのペレッ
ト付着性、及び難燃性を同時に満たす成形加工性に優れ
たポリアミド樹脂組成物は得られなく、これらを一挙に
改善したポリアミド組成物が強く切望されていた。本発
明は、これらの問題を一挙に改善したポリアミド樹脂組
成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 ポリアミド樹脂100重量部、非イオン
性界面活性剤0.005〜0.3重量部、脂肪族カルボン
酸の金属塩0.01〜0.5重量部とからなるポリアミド
樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド樹脂組
成物に関するものである。詳しくは射出成形時の離型性
が良好で、成形機ホッパーへのペレット付着が少なく、
得られる成形品の難燃性が優れたポリアミド樹脂組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂は、機械的性質、耐熱
性、耐油性、難燃性等に優れた樹脂であり、工業的に
は、主に射出成形加工されて広い用途に用いられてい
る。ポリアミド樹脂を射出成形加工する際に、ポリアミ
ド樹脂に滑剤を添加して離型性を改善する方法等が提案
されている。その具体的な例として、ポリアミド樹脂に
炭素数10〜20の脂肪族カルボン酸の塩および炭素数
22以上の脂肪族カルボン酸またはその誘導体を含有す
るポリアミド樹脂組成物(特開昭52−42549公
報)、ポリアミド樹脂に対し、炭素数12〜20の脂肪
族カルボン酸アルミニュウム塩及び炭素数22以上の脂
肪族カルボン酸またはそのジオールエステルを添加した
ポリアミド組成物(特開昭54−103460号公報)
等が知られているが、これらの公知の技術では離型性は
改善されるが、粉末状の滑剤が脱落飛散することにより
作業環境を悪化させたり、離型性に変動を来していた。
また、成形機ホッパーにペレットが付着残留する為に、
材料交換時にホッパーを取り外しての清掃を必要とする
問題を有していた。
【0003】これらの問題を改善する目的でポリアミド
ペレットの表面に常態で液状を示す不飽和脂肪族アルコ
ールを付着させた後、更に高級脂肪酸の金属塩を付着さ
せたポリアミド組成物(特開昭57−137325号公
報)等が提案されている。しかしながら、この技術で得
られた組成物は、離型性及び滑剤の脱落飛散性は改善さ
れるが、ペレットが成形機ホッパーに付着残留する現象
は改善されないばかりでなく、得られた成形品の難燃レ
ベルを高度に保つ事が困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、従来技術では、
離型性、ホッパーへのペレット付着性、及び難燃性を同
時に満たす成形加工性に優れたポリアミド樹脂組成物は
得られず、これらを一挙に改善したポリアミド樹脂組成
物が強く切望されていた。本発明は、これらの問題を一
挙に改善したポリアミド樹脂組成物を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為
に、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、ポリアミド樹
脂と、特定の非イオン性界面活性剤と、特定の脂肪族カ
ルボン酸の金属塩とからなるポリアミド樹脂組成物が上
記課題を全て解決できることを見出して本発明を完成す
るに至った。
【0006】即ち、本発明は、(a)ポリアミド樹脂1
00重量部、(b)非イオン性界面活性剤0.005〜
0.3重量部、及び(c)脂肪族カルボン酸の金属塩0.
01〜0.5重量部とからなるポリアミド樹脂組成物で
あり、また、(a)ポリアミド樹脂100重量部、
(b)非イオン性界面活性剤0.005〜0.3重量部、
及び(c)脂肪族カルボン酸の金属塩0.01〜0.5重
量部とからなるポリアミド樹脂組成物であって、該ポリ
アミド樹脂組成物を成形して得られる成形品がJIS−
K6810の硫酸相対粘度(ηr)で、2.0〜3.0の
範囲になることを特徴とするポリアミド樹脂組成物であ
る。
【0007】以下本発明を詳細に説明する。本発明に使
用する(a)ポリアミド樹脂は、ナイロン66、46、
610、612等のジアミンとジカルボン酸との縮重合
により得られるポリアミド類、ナイロン6、11、12
等のポリラクタム類、ナイロン66/6、ナイロン66
/6T、66/6I等の共重合ポリアミド類、上記ポリ
アミドの混合物が挙げられ、成形用に用いられるポリア
ミド樹脂であれば特に制約は無いが、ナイロン66、ナ
イロン66/6共重合物を用い、最終的に得られる樹脂
組成物の成形品がJIS−K6810の硫酸相対粘度
(ηr)で、2.0〜3.0の範囲になる様にポリアミド
樹脂を選択すると、難燃性、成形時の離型性の点から、
より大きな効果が期待出来るので特に好ましい。
【0008】本発明で使用する(b)非イオン性界面活
性剤は、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル系、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテル系、ポリオキシアル
キレンアルキルフェノールエーテル系、ソルビタン脂肪
酸エステル系、またはポリオキシアルキレンソルビタン
脂肪酸エステル系及び又はこれらの混合物等が挙げられ
る。
【0009】具体的には、ポリオキシエチレンモノラウ
レート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオ
キシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェ
ニルエーテル、ソルビタンモノラウレート、ソルビタン
モノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビ
タントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステ
アレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエー
ト等が含まれ、これらの非イオン性界面活性剤はHLB
(hydrophile−lipophile bal
ance)が10以上のものが好適であり、HLBが1
0未満の非イオン性界面活性剤では成形機ホッパーへの
ペレット付着と、難燃性の改善効果が得られない。
【0010】ここで言うHLBとは、界面活性剤の親水
基と疎水基のバランスを数字で表したもので、0〜20
の範囲にあり、界面活性剤中の親水基の重量パーセント
を5で割った値として定義される。(日本化学会編「化
学便覧(応用編改訂2版)」1077ページ、丸善、昭
和48年参照) 非イオン性界面活性剤の添加量はポリアミド樹脂100
重量部に対して0.005〜0.3重量部、好ましくは
0.01〜0.1重量部が適量である。
【0011】0.005重量部未満では粉状の脂肪族カ
ルボン酸の金属塩をペレット表面に保持する効果が低下
して、滑剤の脱落飛散が発生し、又0.3重量部を越え
ると滑剤の脱落飛散防止に更なる効果が得られなく、む
しろペレットがブロッキングするようになる為に好まし
くない。本発明で使用する(c)脂肪族カルボン酸の金
属塩としては、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、セロチ
ン酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸、エルカ酸
等の炭素数9以上の脂肪族カルボン酸のナトリウム塩、
リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、
アルミニュウム塩等が挙げられるが、工業的に入手が容
易であり、特に離型性に作用効果が高い物として、モン
タン酸カルシウム、モンタン酸ナトリウム、モンタン酸
リチウム、ステアリン酸アルミニュウム、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸亜鉛が好適に用いられる。
【0012】脂肪族カルボン酸の金属塩の添加量は、ポ
リアミド樹脂100重量部に対して0.01〜0.5重量
部、好ましくは0.03〜0.3重量部である。0.01
重量部未満では、離型性が改善されず、又0.5重量部
を越えると更なる離型性の改善は得られない。本発明の
ポリアミド樹脂組成物、即ちポリアミド樹脂と特定の非
イオン性界面活性剤と、特定の脂肪族カルボン酸の金属
塩からなるポリアミド樹脂組成物が離型性、成形機ホッ
パーへのペレット付着残留、及び難燃性を同時に改善出
来る事を見出して本発明を完成させた。
【0013】本発明の組成物の製法は特に限定されるも
のではなく、例えばポリアミド樹脂ペレットの表面に、
特定の非イオン性界面活性剤と、特定の脂肪族カルボン
酸の金属塩を周知の方法で混合することで製造される。
周知の混合方法とはタンブラー、ヘンシェルミキサー等
のブレンダーによりペレット表面に混合する方法、粉粒
体の空気輸送ラインを利用して混合する方法等がある
が、いずれの方法を用いて得たものであっても良い。
【0014】また、本発明の組成物に関しては、その目
的とする効果を著しく損なわない範囲で、熱安定剤、酸
化防止剤、耐候性改良剤、等の添加剤、ガラス繊維、無
機充填材等の補強材、他の樹脂等を任意の段階で添加で
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例によって
本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、この実施例
に限定されるものでは無い。実施例及び比較例に於い
て、離型性、ペレット付着性、難燃性、及びペレットと
成形品の硫酸相対粘度は次の方法で測定した。
【0016】(A)離型性 (成形条件) 射出成形機 :東芝機械(株)製 IS90B 金型 :コップ状成形品(図1に記した金型) シリンダー温度:280℃ 金型温度 :80℃ 射出圧力 :400Kg/cm2 射出速度 :30% 射出時間 :7秒 冷却時間 :20秒 (測定方法) (1)離型力 図1に示す離型力測定装置を取り付けた金型を用いて上
記成形条件で成形を行い、31ショット目から35ショ
ットまでの離型力を測定して平均値を求めた。
【0017】(2)成形品の変形 離型力測定時の成形品のエジェクターマークを観察し、
「変形」として表1〜3に示した。 (B)ペレット付着性 離型性測定時の成形に於いて、ポリアミド樹脂組成物の
ペレットを3Kg成形後に、成形機ホッパーに付着残留
したペレットの数を求め、「ペレット付着量」として表
1〜3に示した。
【0018】(C)難燃性 (成形条件) 射出成形機 :日精樹脂工業(株)製 PS40E 成形品 :0.8mm×12.7mm×127mm
のUL94燃焼 テスト用試験片 シリンダー温度:280℃ 金型温度 :80℃ 射出圧力 :600Kg/cm2 射出速度 :50% 射出時間 :5秒 冷却時間 :10秒 (測定方法)前記成形条件で成形した0.8mm厚みの
試験片を用いて、UL94に規定された衆知の方法で、
燃焼テストを実施して、5本の試験片で合計10回の接
炎を行い、この時の平均燃焼時間を求めた。
【0019】(D)硫酸相対粘度 ポリアミド樹脂ペレット及び成形品の硫酸相対粘度は、
周知のJIS K6810相対粘度の硫酸溶液による方
法に従った。さらに、本実施例で用いたポリアミド樹
脂、脂肪族カルボン酸金属塩及び非イオン性界面活性剤
を以下に示す。
【0020】(1)ポリアミド樹脂 A:ナイロン66ホモポリマー(硫酸相対粘度ηr=
2.80) B:ナイロン66ホモポリマー(硫酸相対粘度ηr=
3.28) C:ナイロン66ホモポリマー(硫酸相対粘度ηr=
2.29) D:ナイロン66ホモポリマー(硫酸相対粘度ηr=
2.04) E:ナイロン66/6(98/2)コポリマー(硫酸相
対粘度ηr=2.82) F:ナイロン66/6(90/10)コポリマー(硫酸
相対粘度ηr=2.85) (2)脂肪族カルボン酸金属塩 ステアリン酸アルミニウム:堺化学工業(株)のSA#
1000 ステアリン酸カルシウム:堺化学工業(株)のSC#1
00 ステアリン酸亜鉛:堺化学工業(株)のSZ#2000 モンタン酸カルシウム:ヘキストインダストリー(株)
のホスタモントCaV102 モンタン酸リチウム:ヘキストインダストリー(株)の
ホスタモントTPLiV103 モンタン酸ナトリウム:ヘキストインダストリー(株)
のホスタモントNaV101 (3)非イオン性界面活性剤 界面活性剤a:ポリオキシエチレンノニフェニルエーテ
ル(日本油脂(株)のノニオンNS−206) 界面活性剤b:ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル(日本油脂(株)のノニオンNS−212) 界面活性剤c:ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル(日本油脂(株)のノニオンNS−202S) 界面活性剤d:ポリオキシエチレントリデシルエーテル
(日本油脂(株)のノニオンT−208.5) 界面活性剤e:ポリオキシエチレンソルビタンモノラウ
レート(日本油脂(株)のノニオンLT−221) 界面活性剤f:ソルビタントリオレエート(日本油脂
(株)のノニオンOP−85R) (4)その他の添加剤 モンタン酸エステル:ヘキストインダストリー(株)の
ヘキストワックスE オレイルアルコール:片山化学工業(株)の試薬
【0021】
【実施例1〜10】JIS−K6810の硫酸相対粘度
(ηr)で2.80のナイロン66ペレット25Kgと
HLB10以上の特定の非イオン性界面活性剤の所定量
(表1参照)を、120リットル容積のコーン型ブレン
ダー入れて、回転数を44rpmで3分間ブレンド後、
更に脂肪族カルボン酸の金属塩を所定量いれて、同一回
転数で3分間ブレンドして組成物を得て、上記の方法で
成形及び測定し、その結果を表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】
【実施例11】ポリアミドとして、JIS−K6810
の硫酸相対粘度(ηr)で3.28のナイロン66ペレ
ットを用いた以外は実施例1〜10と同様の方法で組成
物を得て、上記方法で成形及び測定し、その結果を表2
に示した。
【0024】
【実施例12】ポリアミドとして、JIS−K6810
の硫酸相対粘度(ηr)で2.29のナイロン66ペレ
ットを用いた以外は実施例1〜10と同様の方法で組成
物を得て上記方法で成形及び測定し、その結果を表2に
示した。
【0025】
【実施例13】ポリアミドとして、JIS−K6810
の硫酸相対粘度(ηr)で2.82のナイロン66/6
(モノマー重量比98/2)共重合ポリマーのペレット
を用いた以外は実施例1〜10と同様の方法で組成物を
得て、上記方法で成形及び測定し、その結果を表2に示
した。
【0026】
【実施例14】ポリアミドとして、JIS−K6810
の硫酸相対粘度(ηr)で2.85のナイロン66/6
(モノマー重量比90/10)共重合ポリマーのペレッ
トを用いた以外は実施例1〜10と同様の方法で組成物
を得て、上記方法で成形及び測定し、その結果を表2に
示した。
【0027】
【比較例1〜2】HLB6以下の非イオン性界面活性剤
を用いた以外は実施例1〜10と同様の方法で組成物を
得て、上記方法で成形及び測定し、その結果を表2に示
した。
【0028】
【比較例3】非イオン性界面活性剤を添加しない事以外
は実施例1〜10と同様の方法で組成物を得て、上記方
法で成形及び測定し、その結果を表2に示した。
【0029】
【比較例4】脂肪族カルボン酸の金属塩を添加しない事
以外は実施例1〜10と同様の方法で組成物を得て、上
記方法で成形及び測定し、その結果を表2に示した。
【0030】
【比較例5】非イオン性界面活性剤の代わりに、モンタ
ン酸エステルを添加した事以外は実施例1〜10と同様
の方法で組成物を得て、上記方法で成形及び測定し、そ
の結果を表2に示した。
【0031】
【比較例6】非イオン性界面活性剤の代わりに、常態で
液状のオレイルアルコールを添加した事以外は実施例1
〜10と同様の方法で組成物を得て、上記方法で成形及
び測定し、その結果を表2に示した。
【0032】
【表2】
【0033】
【比較例7】ポリアミドとして、JIS−K6810の
硫酸相対粘度(ηr)で3.28のナイロン66ペレッ
トを用いた以外は実施例1〜10と同様の方法で組成物
を得て上記方法で成形及び測定し、その結果を表3に示
した。なお、燃焼時間は流動不良のために規格通りの成
形品が得られなかった。
【0034】
【比較例8】ポリアミドとして、JIS−K6810の
硫酸相対粘度(ηr)で2.04のイロン66ペレット
を用いた以外は実施例1〜10と同様の方法で組成物を
得て上記方法で成形及び測定し、その結果を表3に示し
た。なお、離型力は、離型時に成形品がエジェクターピ
ンで突き破れて測定できなかった。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】本発明のポリアミド樹脂組成物により、
従来技術が抱えていた課題、すなわち離型性、成形機ホ
ッパーへのペレット付着残留、及び難燃性を同時に改善
することができるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において、離型性の測定に用い
た金型の図である。
【符号の説明】
1 スプルランナー 2 カップ状成形品 3 エジェクターピン 4 エジェクタープレート 5 圧力センサー 6 エジェクターロッド 7 離型力記録計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 77/06 C08L 77/06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリアミド樹脂100重量部、
    (b)非イオン性界面活性剤0.005〜0.3重量部、
    及び(c)脂肪族カルボン酸の金属塩0.01〜0.5重
    量部とからなるポリアミド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (a)ポリアミド樹脂が、ナイロン6
    6、又はナイロン66/6共重合物、又はナイロン66
    とナイロン6との混合物である請求項1に記載のポリア
    ミド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (b)非イオン性界面活性剤のHLBが
    10以上であることを特徴とする請求項1に記載のポリ
    アミド樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (c)脂肪族カルボン酸の金属塩が、モ
    ンタン酸カルシウム、モンタン酸ナトリウム、モンタン
    酸リチウム、ステアリン酸アルミニュウム、ステアリン
    酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛のなかから選ばれた少
    なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の
    ポリアミド樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (b)非イオン性界面活性剤のHLBが
    10以上であることを特徴とする請求項2に記載のポリ
    アミド樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (a)ポリアミド樹脂が、ナイロン6
    6、又はナイロン66/6共重合物であり、(b)非イ
    オン性界面活性剤のHLBが10以上であり、(c)脂
    肪族カルボン酸の金属塩が、モンタン酸カルシウム、モ
    ンタン酸ナトリウム、モンタン酸リチウム、ステアリン
    酸アルミニュウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
    ン酸亜鉛のなかから選ばれた少なくとも一種であること
    を特徴とする請求項1に記載のポリアミド樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 (a)ポリアミド樹脂100重量部、
    (b)非イオン性界面活性剤0.005〜0.3重量部、
    及び(c)脂肪族カルボン酸の金属塩0.01〜0.5重
    量部とからなるポリアミド樹脂組成物であって、該ポリ
    アミド樹脂組成物を成形して得られる成形品がJIS−
    K6810の硫酸相対粘度(ηr)で、2.0〜3.0の
    範囲になることを特徴とするポリアミド樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 (a)ポリアミド樹脂が、ナイロン6
    6、又はナイロン66/6共重合物、又はナイロン66
    とナイロン6の混合物である請求項7に記載のポリアミ
    ド樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 (b)非イオン性界面活性剤のHLBが
    10以上であることを特徴とする請求項7に記載のポリ
    アミド樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 (c)脂肪族カルボン酸の金属塩が、
    モンタン酸カルシウム、モンタン酸ナトリウム、モンタ
    ン酸リチウム、ステアリン酸アルミニュウム、ステアリ
    ン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛のなかから選ばれた
    少なくとも一種であることを特徴とする請求項7に記載
    のポリアミド樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 (b)非イオン性界面活性剤のHLB
    が10以上であることを特徴とする請求項8に記載のポ
    リアミド樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 (a)ポリアミド樹脂が、ナイロン6
    6、又はナイロン66/6共重合物であり、(b)非イ
    オン性界面活性剤のHLBが10以上であり、(c)脂
    肪族カルボン酸の金属塩が、モンタン酸カルシウム、モ
    ンタン酸ナトリウム、モンタン酸リチウム、ステアリン
    酸アルミニュウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
    ン酸亜鉛のなかから選ばれた少なくとも一種であること
    を特徴とする請求項7に記載のポリアミド樹脂組成物。
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