JPH11124103A - パッキング装置 - Google Patents

パッキング装置

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JPH11124103A
JPH11124103A JP32187797A JP32187797A JPH11124103A JP H11124103 A JPH11124103 A JP H11124103A JP 32187797 A JP32187797 A JP 32187797A JP 32187797 A JP32187797 A JP 32187797A JP H11124103 A JPH11124103 A JP H11124103A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】極めて簡便な取り扱い操作をもって所期のフィ
ルムシートの貼着作業を行うことができるパッキング装
置を提供する。 【解決手段】パッキング装置を、収納パックを搬送する
コンベア部Aと、収納パックPの上面開口を被覆するフ
ィルムシートFを連続的に送出するフィルムシート供給
部Bと、収納パックにフィルムシートFを溶着すると共
に、一パック分毎にカットするフィルムシート貼着部C
とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果物を収納する容
器、特に苺を収納して運搬あるいは店頭に陳列するため
に使用される収納パックの上面開口をフィルムシートに
て被覆するために使用されるパッキング装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】果物、特に苺やさくらんぼ等の果実は、
出荷に際し、上面が開口された塩ビ製の容器等にパック
詰めされる。このため、苺を詰めた後の収納パックはそ
の上面をフィルムシート(ポリエチレンフィルム)にて
被覆する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
のフィルムシートの貼着作業は、セロハンテープ等を使
用して手作業で行っており、多大な労力を要するもので
あった。本発明は、上記のような実状に鑑みてなされた
ものであり、極めて簡便な取り扱い操作をもって所期の
フィルムシートの貼着作業を行うことができるパッキン
グ装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、パ
ッキング装置を、収納パックを搬送するコンベア部と、
前記収納パックの上面開口を被覆するフィルムシートを
連続的に送出するフィルムシート供給部と、前記収納パ
ックに前記フィルムシートを溶着すると共に、一パック
分毎にカットするフィルムシート貼着部とから構成した
ことを第1の特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明に係る
パッキング装置の一実施例を示す斜視図、図2は本装置
の使用状態を示す側面図、図3はフィルムシート貼着部
の要部斜視図である。
【0006】
【実施例】
【0007】先ず、本装置で使用する苺の収納パックに
ついて説明する。図1乃至図3に示すように、収納パッ
クPは発泡スチロール製で、上面が開口された箱状の容
器で、その四側壁上縁には突条Paが一体成形して設け
られている。
【0008】本装置は、この収納パックPに苺を詰めた
後、その上面開口をフィルムシート(ポリエチレンフィ
ルム)Fにて被覆するための装置であり、この収納パッ
クPを搬送するコンベア部Aと、収納パックPの上面開
口を被覆するフィルムシートFを連続的に送出するフィ
ルムシート供給部Bと、収納パックPにフィルムシート
Fを溶着すると共に、一パック分毎にカットするフィル
ムシート貼着部Cとから構成されている。
【0009】図1乃至図2に示すように、コンベア部A
は、収納パックPを載置するパック載置板2の下方に、
無端コンベアである一対の搬送チェーン3と駆動モータ
4とからなる回転移送機構を台箱状のケーシング1内に
配した構成にされている。
【0010】ケーシング1の内底面に据付けられた駆動
モータ4に連結され、並設された一対の搬送チェーン3
の外周縁の任意箇所にはパック載置板2に置かれた収納
パックPに係合して押圧するための押圧爪3aが取付け
られ、パック載置板2には、この押圧爪3aをパック載
置板2上に突出させるための一対の長窓2aが平行に形
成されている。そして、一対の搬送チエーン3は同期回
動して収納パックPをフィルムシート供給部Bに搬送す
る。5は収納パックPを置くことにより装置全体を始動
させるスイッチ板、6は搬送される収納パックPの横振
れ防止のためのガイド板である。
【0011】ケーシング1の上面中央に立設された、一
対の側板9内にはフィルムシート供給部Bと、フィルム
シート貼着部Cが連続して設けられている。側面板9の
上端縁前方部にはフィルムシートFを巻き取りの状態で
高架しておくための凹所が設けられており、円筒形の巻
取り状フィルムシートFの芯管に嵌装した支持バー10
の両端を前記凹所に嵌合させて側板9上に載置できるよ
うにされている。尚、支持バー10の両端にはベアリン
グが取付けられており、巻取り状フィルムシートFは側
板9上に回転自在に載置される。また、図中11と12
はシートの張力の調整及び送出されるフィルムシートF
の蛇行を緩和するためのテンションバーであり、各々の
両端部を、側板9に傾斜して穿設された長孔9a及び9
bに摺動自在に嵌め込んで取付けられている。このテン
ションバー11及び12は、巻き取り状態から送出され
るフィルムシートFの張力の変化に対応して、長孔9a
及び9bに倣って移動し、巻取り状フィルムシートFを
上方から押圧する押え板17の押圧作用と相まってフィ
ルムシートFの張力を一定に保つ。本実施例では、この
張力を苺を潰さない程度の20gf程度に調節してい
る。尚、この押え板17に代えて支持バー10にブレー
キ機構を設けてフィルムシートFの送り出しを制御して
その張力を調節するようにしても良い。
【0012】図2及び図3に示すように、一対の側板9
内の後部に設けられたフィルムシート貼着部Cは、フィ
ルムシートFを収納パックPに熱溶着して貼着するため
のヒーターである溶着バー13、及び溶着した後のフィ
ルムシートFを一パック分毎に熱切断によりカットする
ニクロム線16と、これらを同時に上下動させる支持シ
ャフト15に連結された上下動機構(図示せず)とから
構成されている。図中、16はニクロム線14の張力調
節用の滑車である。
【0013】溶着バー13は、平行な一対の溶着条13
a及び13bを一定間隔を以て配し下方に突出した形状
とされている。この溶着条13a及び13b間の距離
は、コンベア部Aにて順次搬送されてくる収納パックP
が並接した際、隣接する側壁同士の上縁突条Pa及び
Paの間隔と合致するようにされており、この突条P
及びPaの上面(図中、砂地で示す)とフィルム
シートFとを重ねて上方から押圧して熱溶着することが
できるようにされている。ここで、溶着バー13の前方
の溶着条13bは、後方の溶着条13aよりも下方に若
干長く(本実施例では約0.5mm程度)形成されてい
る。これにより、フィルムシート貼着部Cに斜めに送出
されてくるフィルムシートFを、隣接する収納パックP
の2列の突条Pa及びPa共に確実に溶着すること
ができる。そして、同時にフィルムシートFが左右両方
の側壁の突条Paに溶着された後の収納パックPは後方
へ移動し、貼着されたフィルムシートF(この状態で
は、まだ巻取り状フィルムシートFに繋がっている)は
溶着バー13の後方に配されたニクロム線16によりカ
ットされ一パック分毎に分断される。以上のように、本
装置によるフィルムシートFの貼着作業はパック載置板
2に収納パックPを順次載置するという簡便な操作でも
って連続して行うことができる。尚、図中、7は折畳み
式の補助台、9はフィルムシート貼着後の収納パックを
排出するシューターである。
【0014】
【発明の効果】本発明のパッキング装置は以上のように
構成したので、極めて簡便な取り扱い操作をもって所期
のフィルムシートの貼着作業を行うことができるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパッキング装置の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】本装置の使用状態を示す側面図である。
【図3】フィルムシート貼着部の要部斜視図である。
【符号の説明】
A コンベア部 B フィルムシート供給部 C フィルムシート貼着部 P 収納パック Pa 収納パックの突条 F フィルムシート 1 ケーシング 2 パック載置板 3 搬送チエーン 3a 押圧爪 4 駆動モーター 5 スイッチ板 6 ガイド板 7 補助台 8 シューター 9 側板 10 フィルムシートの支持バー 11 テンションバー 12 テンションバー 13 溶着バー 13a 溶着条 13b 溶着条 14 ニクロム線 15 支持シャフト 16 滑車 17 フィルムシート押え板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口された収納パックを搬送するコ
    ンベア部と、前記収納パックの前記上面開口を被覆する
    フィルムシートを連続的に送出するフィルムシート供給
    部と、前記収納パックに前記フィルムシートを溶着する
    と共に、一パック分毎にカットするフィルムシート貼着
    部とからなることを特徴とするパッキング装置。
  2. 【請求項2】フィルムシート貼着部に、下方に突出させ
    ると共に、平行な一対の溶着条を一定間隔を以て配した
    溶着バーを設け、該溶着バーの前記溶着条間の距離は、
    コンベア部にて順次搬送されてくる収納パックが並接し
    た際、隣接する側壁同士の上縁突条の間隔と合致するよ
    うにされており、収納パックの突条の上面とフィルムシ
    ートとを重ねて上方から押圧して熱溶着することを特徴
    とする請求項1記載のパッキング装置。
  3. 【請求項3】溶着バーの前方の溶着条は、後方の溶着条
    よりも下方に若干長く形成されていることを特徴とする
    請求項2記載のパッキング装置。
JP32187797A 1997-10-17 1997-10-17 パッキング装置 Expired - Fee Related JP3252349B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107108051A (zh) * 2015-01-21 2017-08-29 凸版印刷株式会社 搬运装置
CN114311644A (zh) * 2022-01-13 2022-04-12 国成能源建设集团股份有限公司 一种光伏太阳能组件生产用覆膜设备及其工作方法

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