JPH11124090A - ウォータージェット推進船におけるデフレクター装置 - Google Patents
ウォータージェット推進船におけるデフレクター装置Info
- Publication number
- JPH11124090A JPH11124090A JP29307897A JP29307897A JPH11124090A JP H11124090 A JPH11124090 A JP H11124090A JP 29307897 A JP29307897 A JP 29307897A JP 29307897 A JP29307897 A JP 29307897A JP H11124090 A JPH11124090 A JP H11124090A
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- Japan
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- jet
- water
- reverser
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウォータージェット推進船において、シール
性および操作性の良好なデフレクター装置を提供する。 【解決手段】 ウォータージェット推進船において、ウ
ォータージェットの噴出ノズル２の外周面を球面状に形
成し、この噴出ノズル２の外周に回動自在に装着するデ
フレクター１の取付部を上記噴出ノズル２の外周球面部
に嵌着させるとともに、このデフレクター１にリバーサ
ー３を装着した。デフレクター１と噴出ノズル２とが球
面で嵌入結合されているので、デフレクター１を回動し
たとき、水流の洩れがなくジェット水流を効率よく作動
させることができる。
性および操作性の良好なデフレクター装置を提供する。 【解決手段】 ウォータージェット推進船において、ウ
ォータージェットの噴出ノズル２の外周面を球面状に形
成し、この噴出ノズル２の外周に回動自在に装着するデ
フレクター１の取付部を上記噴出ノズル２の外周球面部
に嵌着させるとともに、このデフレクター１にリバーサ
ー３を装着した。デフレクター１と噴出ノズル２とが球
面で嵌入結合されているので、デフレクター１を回動し
たとき、水流の洩れがなくジェット水流を効率よく作動
させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウォータジェッ
ト推進船のデフレクター装置の改良に関し、操作時にジ
ェット水流のリークがなく、リバーサーと併せて操作性
が良好なデフレクター装置を提供せんとするものであ
る。
ト推進船のデフレクター装置の改良に関し、操作時にジ
ェット水流のリークがなく、リバーサーと併せて操作性
が良好なデフレクター装置を提供せんとするものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種デフレクター装置として
は、デフレクターとリバーサーを別体に構成し、各別に
噴射ノズル部分に取付けているもの、また、一体に構成
したものでも噴射ノズルから離れて設けられているも
の、また、噴射ノズルと密着して作動するようにしてい
るが、その構造が複雑なもの等がある。特開平６−１４
４３７２号の図１には、デフレクターとリバーサーを各
別に噴射ノズル部分に取付けた構造が示されており、特
開平６−１２９１号の図１には、デフレクターとリバー
サーを一体に構成して噴射ノズルに取付けている。
は、デフレクターとリバーサーを別体に構成し、各別に
噴射ノズル部分に取付けているもの、また、一体に構成
したものでも噴射ノズルから離れて設けられているも
の、また、噴射ノズルと密着して作動するようにしてい
るが、その構造が複雑なもの等がある。特開平６−１４
４３７２号の図１には、デフレクターとリバーサーを各
別に噴射ノズル部分に取付けた構造が示されており、特
開平６−１２９１号の図１には、デフレクターとリバー
サーを一体に構成して噴射ノズルに取付けている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
デフレクターとリバーサーが各別に構成されて取付けら
れているもの（特開平６−１４４３７２号）では構造が
複雑な上、これらを操作した時に水流が目的方向から離
れてロスを生ずることがあり、また、一体に構成した特
開平６−１２９１号では、操作時にデフレクター（操向
ノズル）と噴射ノズルとの間隙から水流がリークする難
点がある。さらに、デフレクターと噴射ノズルとの取付
部が密着するようにしたものでは、前述のように構造が
複雑で高価なものとなっている。
デフレクターとリバーサーが各別に構成されて取付けら
れているもの（特開平６−１４４３７２号）では構造が
複雑な上、これらを操作した時に水流が目的方向から離
れてロスを生ずることがあり、また、一体に構成した特
開平６−１２９１号では、操作時にデフレクター（操向
ノズル）と噴射ノズルとの間隙から水流がリークする難
点がある。さらに、デフレクターと噴射ノズルとの取付
部が密着するようにしたものでは、前述のように構造が
複雑で高価なものとなっている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
従来の難点を解決したものであって、その要旨とすると
ころは、ウォータージェット推進船において、ウォータ
ージェットの噴出ノズルの外周面を球面状に形成し、こ
の噴出ノズルの外周部にデフレクターの取付部を嵌着さ
せるとともに、このデフレクターにリバーサーを回動自
在に装着したものである。
従来の難点を解決したものであって、その要旨とすると
ころは、ウォータージェット推進船において、ウォータ
ージェットの噴出ノズルの外周面を球面状に形成し、こ
の噴出ノズルの外周部にデフレクターの取付部を嵌着さ
せるとともに、このデフレクターにリバーサーを回動自
在に装着したものである。
【０００５】すなわち、デフレクターが噴射ノズルの外
周の球面部に嵌着されているので、デフレクターを左右
何れの方向に回動しても、その嵌着部は完全にシールさ
れ、デフレクターの操作による偏向ジェット水流が後方
（噴射ノズル側）にリークすることがなく、効率のよい
操作が可能である。また、デフレクターにはリバーサー
を装着してあるので、リバーサーを操作したときにも、
その偏向ジェット水流がリークすることなく、効率のよ
い操作が可能である。また、デフレクターの回動支点部
が球面状であるので、どのような回動操作時において
も、円滑、且つ容易に操作をすることができる。以下、
図面に基づいて、この発明を具体的に説明する。
周の球面部に嵌着されているので、デフレクターを左右
何れの方向に回動しても、その嵌着部は完全にシールさ
れ、デフレクターの操作による偏向ジェット水流が後方
（噴射ノズル側）にリークすることがなく、効率のよい
操作が可能である。また、デフレクターにはリバーサー
を装着してあるので、リバーサーを操作したときにも、
その偏向ジェット水流がリークすることなく、効率のよ
い操作が可能である。また、デフレクターの回動支点部
が球面状であるので、どのような回動操作時において
も、円滑、且つ容易に操作をすることができる。以下、
図面に基づいて、この発明を具体的に説明する。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、ウォータージェット推進
船を概念的に示す側面図であり、図中、符号Ａは船体、
Ｂはウォータージェット推進装置の全体を示し、Ｃはウ
ォータージェットの噴出装置を概念的に示すものであ
る。
船を概念的に示す側面図であり、図中、符号Ａは船体、
Ｂはウォータージェット推進装置の全体を示し、Ｃはウ
ォータージェットの噴出装置を概念的に示すものであ
る。
【０００７】次に、ウォータージェット推進装置の構成
を図２および図３に基づいて説明する。図２において、
符号１は噴射ノズル２の外周に装着したデフレクター、
符号３はデフレクター１に装着したリバーサーであり、
デフレクター１は上下方向に設けたピン１ａで噴射ノズ
ル２の外周に左右に回動自在に装着してある。そしてデ
フレクター１が装着される噴射ノズル２の外周面は球面
状に形成してあり、この球面部に装着するデフレクター
の取付部も、噴射ノズル２の外周面に対応した球面状に
構成してある。
を図２および図３に基づいて説明する。図２において、
符号１は噴射ノズル２の外周に装着したデフレクター、
符号３はデフレクター１に装着したリバーサーであり、
デフレクター１は上下方向に設けたピン１ａで噴射ノズ
ル２の外周に左右に回動自在に装着してある。そしてデ
フレクター１が装着される噴射ノズル２の外周面は球面
状に形成してあり、この球面部に装着するデフレクター
の取付部も、噴射ノズル２の外周面に対応した球面状に
構成してある。
【０００８】また、デフレクター１に装着されるリバー
サー３は、前述のピン１ａに直交する方向に設けたピン
３ａでデフレクター１に枢支してあり、上下に回動して
デフレクター１の噴出口１ｂを開閉できるようにしてあ
る。尚、図２において、符号４はウォータージェットの
案内ケース、符号５はウォータージェット発生用の羽根
車、５ａはポンプの羽根、６はポンプの駆動軸、７はジ
ェット水の吸水ダクト、８は吸水口に設けたスクリーン
を示すものである。
サー３は、前述のピン１ａに直交する方向に設けたピン
３ａでデフレクター１に枢支してあり、上下に回動して
デフレクター１の噴出口１ｂを開閉できるようにしてあ
る。尚、図２において、符号４はウォータージェットの
案内ケース、符号５はウォータージェット発生用の羽根
車、５ａはポンプの羽根、６はポンプの駆動軸、７はジ
ェット水の吸水ダクト、８は吸水口に設けたスクリーン
を示すものである。
【０００９】この発明に係るデフレクター装置は、上述
のように構成してあり、操作時には、デフレクター１は
噴射ノズル２の外周球面を中心にして左右に回動する。
従って、回動操作によって噴射ジェットの方向が変わっ
ても、デフレクター１と噴射ノズルとが完全に密着シー
ルされており、噴流がその回動部分からリークすること
がなく、効率のよい操作性能を発揮させることができ
る。
のように構成してあり、操作時には、デフレクター１は
噴射ノズル２の外周球面を中心にして左右に回動する。
従って、回動操作によって噴射ジェットの方向が変わっ
ても、デフレクター１と噴射ノズルとが完全に密着シー
ルされており、噴流がその回動部分からリークすること
がなく、効率のよい操作性能を発揮させることができ
る。
【００１０】また、このとき、リバーサ３もデフレクタ
ー１と一体で作動し、従ってリバーサー３により変流す
るジェットもリークすることなく、デフレクターと同様
に効率のよい操作性能を発揮させることができる。
ー１と一体で作動し、従ってリバーサー３により変流す
るジェットもリークすることなく、デフレクターと同様
に効率のよい操作性能を発揮させることができる。
【００１１】また、デフレクター１と噴射ノズル２とが
球面接触であるので、デフレクター１の方向が変わって
もその支持部におけるシール性が全く変わらず、常時完
全なシールが可能であるとともに、摺動部をコンパクト
に構成することができ、安価に製作をすることができ
る。
球面接触であるので、デフレクター１の方向が変わって
もその支持部におけるシール性が全く変わらず、常時完
全なシールが可能であるとともに、摺動部をコンパクト
に構成することができ、安価に製作をすることができ
る。
【００１２】
【発明の効果】このように、この発明に係るデフレクタ
ー装置は、従来品に比較して、高性能の操作性を有する
とともに、構造もコンパクトで安価に製作が可能となる
ものである。
ー装置は、従来品に比較して、高性能の操作性を有する
とともに、構造もコンパクトで安価に製作が可能となる
ものである。
【図１】この発明を施したウォータージェット推進船の
概略の側面図である。
概略の側面図である。
【図２】同じく、図１の推進部の縦断面図である。
【図３】同じく、図２の噴射ノズル部分を取り出して示
す水平断面図である。
す水平断面図である。
１ デフレクター ２ 噴出ノズル ３ リバーサー
Claims (1)
- 【請求項１】 ウォータージェット推進船において、ウ
ォータージェットの噴出ノズル２の外周面を球面状に形
成し、この噴出ノズル２の球面状の外周面に、デフレク
ター１の取付部を嵌着させるとともに、このデフレクタ
ー１にリバーサー３を回動自在に装着してなるウォータ
ージェット推進船におけるデフレクター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29307897A JP3397657B2 (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | ウォータージェット推進船におけるデフレクター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29307897A JP3397657B2 (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | ウォータージェット推進船におけるデフレクター装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11124090A true JPH11124090A (ja) | 1999-05-11 |
| JP3397657B2 JP3397657B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=17790170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29307897A Expired - Fee Related JP3397657B2 (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | ウォータージェット推進船におけるデフレクター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3397657B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6645018B2 (en) | 2000-10-06 | 2003-11-11 | Ishigaki Company Limited | Boat propulsion device |
-
1997
- 1997-10-27 JP JP29307897A patent/JP3397657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6645018B2 (en) | 2000-10-06 | 2003-11-11 | Ishigaki Company Limited | Boat propulsion device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3397657B2 (ja) | 2003-04-21 |
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