JPH11124085A - ジェット推進式軽量船舶 - Google Patents

ジェット推進式軽量船舶

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JPH11124085A
JPH11124085A JP9292688A JP29268897A JPH11124085A JP H11124085 A JPH11124085 A JP H11124085A JP 9292688 A JP9292688 A JP 9292688A JP 29268897 A JP29268897 A JP 29268897A JP H11124085 A JPH11124085 A JP H11124085A
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JP
Japan
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water
hull
discharge
discharge port
pump
Prior art date
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Pending
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JP9292688A
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English (en)
Inventor
Hideteru Sawa
英暉 澤
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MITSUGI MESHITAKA
SHIZEN KANKYO GIJUTSU KENKYUSH
SHIZEN KANKYO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
MITSUGI MESHITAKA
SHIZEN KANKYO GIJUTSU KENKYUSH
SHIZEN KANKYO GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】沈没やスクリューによる事故のない安全な軽量
船舶を提供できるようにすることを目的とするものであ
る。 【解決手段】独立発泡の合成樹脂製の船体と、船体の表
面に配設された吐水ポンプとを備え、船体の底面に形成
された吸引口と吐水ポンプの吸水口とを吸水管で連結す
るとともに、船体の底面若しくはその近傍の船体に吐出
口を後方に向けて開口させ、該吐出口と吐水ポンプの吐
水口とを吐水管で連結した構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可搬式の軽量船舶に
関し、特に釣り等のレジャー用や救命用軽量船舶に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の釣り等のレジャー用や救
命用軽量船舶では車両のルーフに載置したり、ワゴン車
やワンボックスカーでは室内に収納して搬送するため
に、船体をアルミ若しくはその合金製の板材で折り畳み
可能に構成し、折り畳んだ状態で使用する場所に運んだ
後、組み立てて使用するようにしたものや、船体をゴム
牽き布で風船状に形成し、空気を抜いて折り畳んだ状態
で運び使用する場所で空気を注入して使用するようにし
た所謂“ゴムボート”が知られている。
【0003】そして、こうした船体にはその推進装置と
してエンジンでスクリューを回転させる構造の船外機が
取り付けて使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記アルミ若しくはそ
の合金製の板材で折り畳み可能にしたものでは、板材の
接合部での水密性を保持するのが難しく、耐久性が悪い
と言う問題があった。更に、船体を板材で形成したもの
では、板材の周縁の接合部が角張っており、これを救命
用にした場合、水難者に船体の角部があたるとかえって
傷つけてしまうという問題もあった。
【0005】一方、ゴムボートの場合、岩礁に乗り上げ
たり、針状のものに当たって孔が開いたりすると、沈没
してしまうという危険性もある。また、上記いずれの船
体でも推進装置として船外機が取り付けられるためる回
転するスクリューでの事故の危険性もあった。本発明は
上記問題点に鑑み提案されたもので、沈没やスクリュー
による事故のない安全な軽量船舶を提供できるようにす
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかるジェット推進式軽量船舶は、独立発泡
の合成樹脂製の船体と、船体の表面に配設された吐水ポ
ンプとを備え、船体の底面に形成された吸引口と吐水ポ
ンプの吸水口とを吸水管で連結するとともに、船体の底
面若しくはその近傍の船体に吐出口を後方に向けて開口
させ、該吐出口と吐水ポンプの吐水口とを吐水管で連結
したことを特徴とするものである。
【0007】また、吐水ポンプを船体に着脱可能に構成
したことも特徴の1つである。
【0008】また、吐出口の近傍に吐水方向に略直交す
る状態で吸気孔を穿設し、該吸気孔から吸引した空気を
吐水に混合して吐出口から混気ジェット流を吐出するよ
うに構成したことも特徴とするものである。
【0009】更に、吐水ポンプを船体に着脱可能に構成
したり、混気ジェット流を吐出口に至る間に側壁に当て
吐水中のクラスターを活性化するようにしたことも特徴
の1つである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるジェット推
進式軽量船舶の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
【実施例1】図1はジェット推進式軽量船舶の斜視図で
あって、図中符号1はこのジェット推進式軽量船舶(以
下単に船舶という)を全体的に示す。この船舶1は、独
立発泡のウレタンフォーム製の船体2と、この船体2の
上面部分に着脱可能に艤装されたエンジンポンプ3とを
備えてなる。
【0012】上記船体2は、独立発泡性のウレタンフォ
ームを所定の厚さになるまで重ね合わせ、これを舟形に
切り出して形成してある。尚、この船体2はウレタンフ
ォームを形成する時に船形に形成してもよいことは勿論
であり、船体2は船形に限らず三角形や四角形、丸形等
の他種々な形状に形成することもできる。
【0013】船体2の上面2aには操縦者が着座する簀
の子状の板製着座部4が船尾4a側に取り付けられると
ともに、この着座部4に着座した操縦者の足を入れる足
載せ部5が板製着座部4とエンジンポンプ3との間に凹
設してある。
【0014】エンジンポンプ3は、一対の枠型フレーム
6・6内に燃料タンク7とこの燃料タンク7内の液体燃
料で駆動されるエンジン8とこのエンジン8で回転され
るポンプ9とを備えた汎用のエンジンポンプとなってい
る。また、図中符号10は吸水用ホース(吸水管)、符
号11はエンジンポンプ3で加圧された圧力水をジェッ
ト流として吐出する吐水用ホース(吐出管)である。
【0015】上記吸水用ホース10は、一端が図2に示
すように船体2の底部中央に開口させた吸引口12に連
結されており、他端がエンジンポンプ3の吸水口13に
連結されている。吐水用ホース11は、その一端が船体
2の船尾2b側の底部近傍に後ろ向けに左右の2か所に
開口させた吐出口14・14に連結され、他端がエンジ
ンポンプ3の吐水口15に連結されている。
【0016】この吐出口14・14近傍の構造は図3に
示すように、吐出口14・14から吐出されるジェット
流が空気を混入した混気ジェット流となるような構造に
してある。
【0017】即ち、小径に絞られた噴射ノズル20を吐
出口14・14と略同芯状に設けるとともに、噴射ノズ
ル20からの噴射方向(吐水方向)に略直交させ、船体
2の上面部分に向けて貫通させた吸気孔21を設けると
ともに、船体2の底部に向けて流水口22が穿設されて
形成されたものである。尚、図中符号16は船尾2bの
中央部分に設けられた舵、符号17は底面に凸設された
直進性安定翼である。
【0018】上記舵16は、上方の操作用グリップ18
を操作することにより下方のフラップ19が回動される
ようになっている。上記のように構成されたジェット推
進式軽量船舶1を使用する場合を次に説明する。先ず、
このジェット推進式軽量船舶1を使用する場所に搬送す
る時は、エンジンポンプ3を船体2から外して嵩を低く
くするとともに、エンジンポンプ3及び船体2とを分離
して夫々の自重だけにし一人でも持ち運べるようにす
る。
【0019】次に、使用する場所に搬送されると、エン
ジンポンプ3を船体2に取り付け、吸水用ホース10を
エンジンポンプ3の吸水口13に連結するとともに、吐
水用ホース11をエンジンポンプ3の吐水口15に連結
する。然る後、エンジン8を起動させてポンプ9を駆動
させると、吸引口12から吸水用ホース10を介して吸
引した水または海水をポンプ9で加圧し、吐水用ホース
11を通じて噴射ノズル20から吐出口14に向けて高
圧の水または海水が噴射される。
【0020】こうして高圧の水または海水が吐出口14
に向けて噴射され、これが吐出口14に至る経路23内
一杯に広がると、この経路23の噴射ノズル20側に負
圧が形成される。この負圧で吸気孔21から空気を吸引
し、吸引された空気が吐出口14にいたる経路23内の
ジェット流に混合されて吐出口14からは混気ジェット
流が放出される。
【0021】これと同時に流水口22からは水または海
水を吸引し、混気ジェット流とともに吐出口14から放
出されるので、吐出口14からの放出量は気体が混入さ
れて体積が増えた上に流水口22から吸引された水また
は海水により更に吐出量が増える結果、船の推進力もこ
れに応じて増加する。
【0022】また、吐出口14から混気ジェット流が放
出されると、このジェット流に含まれる微細な気泡がジ
ェット流と静止している周囲の水との間の摩擦を減少さ
せるインシュレータとして作用するので、ジェット流の
流勢の減衰が少なく、ジェット流は遠くまで届くことに
なる。従って、本発明のジェット推進式軽量船舶1を池
等に浮かべて航行させておくと、混気ジェット流による
水等の攪拌も行え、澱みを防止する事ができる。
【0023】尚、図示は省略したが、噴射ノズル20か
ら吐出口14に至る経路23を屈曲させ、噴射ノズル2
0から噴射され、混気ジェット流を経路23に吹き当て
るようにすると、混気ジェット流が更に細かくなり、水
のクラスター(分子の集合体)が細かくなり、活性化が
増進される。
【0024】そして、本発明のジェット推進式軽量船舶
1では船体2が独立発泡のウレタンフォームで形成され
ていることから、岩に乗り上げたり、流漂物に当たった
りしても孔が開いて沈没することがなく、万が一船体2
が転覆しても浮体となるので、沈没や転覆による事故を
無くせる。これにより、本発明のジェット推進式軽量船
舶1は、釣り等のレジャー用や救命用ボートに最適なも
のとなる。
【0025】
【実施例2】本例のジェット推進式軽量船舶1は、上記
実施の形態における舵16に代えてポンプ9の吐出口1
5に連結される吐水用ホース11が左右の2か所に開口
させた吐出口14・14に連結するために分岐される分
岐部に方向切替え弁20を設けたものである。
【0026】この場合、直進時には左右2カ所の吐出口
14・14からジェット流を噴射し、旋回する時は旋回
する側の吐出口14からジェット流を噴射するように方
向切替え弁20を操作するものである。
【0027】尚、上記実施の形態では吐出口14・14
を船体2の船尾2b側の底部近傍に後ろ向けに左右の2
か所で水中部分に開口させるようにしてあるが、これを
水面上に露出させて開口させることができるのは勿論で
ある。
【0028】
【発明の効果】本発明にかかるジェット推進式軽量船舶
は、その船体を独立発泡の合成樹脂で形成するようにし
てあるので、水難者等にその船体にあたっても、これが
ために水難者等が傷ついたりすることがなく、その安全
性を大幅に向上させることができるという利点がある。
【0029】更に、岩礁に乗り上げたり、針状のものに
当たってもこれが為に浸水したり、沈没したりすること
が無く、船体の安全性も格段に向上させることができる
という利点もある。
【0030】また、本発明では船舶の推進力を吐水ポン
プから吐出されるジェット流により得るようにしてある
ことから、従来のスクリュー式のもののように遭難者等
が回転するスクリューに巻き込まれたりして生じる事故
もなくすことができるという利点もある。
【0031】吐出口の近傍に吐水方向に略直交する状態
で吸気孔を穿設し、該吸気孔から吸引した空気を吐水に
混合して吐出口から混気ジェット流を吐出するように構
成したものでは、吐出口に至る間の混気ジェット流の通
路内抵抗を混入された気泡が緩和するので、混気ジェッ
ト流の流勢が衰えることなく強い状態で吐出口から放出
される。これにより、ジェット流による船舶の推進力を
効率よく得ることできるという利点がある。
【0032】更に、吐出口から混気ジェット流を吐出す
るようにしたものでは、ジェット流の溶存酸素量が増え
るとともに、混気ジェット流の流勢が衰えることなく強
い状態で吐出口から放出されることから、攪拌効果も高
く、河川や池等の水の活性化をもはかることができると
言う利点もある。
【0033】混気ジェット流を吐出口に至る間に側壁に
当て吐水中のクラスターを活性化するようにしたもので
は、攪拌効果も高く維持しながらも、河川や池等の水の
活性化を大幅に向上させることが出来ると言う利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は実施例1にかかるジェット推進式軽量船舶の
斜視図である。
【図2】は実施例1にかかるジェット推進式軽量船舶の
底面図である。
【図3】は吐出口部分の断面図である。
【図4】は実施例2にかかるジェット推進式軽量船舶の
斜視図である。
【符号の説明】
1・・・ジェット推進式軽量船舶 2・・・船体 3・・・吐水ポンプ 10・・・吸水管 12・・・吸水口 13・・・吸引口 14・・・吐出口 20・・・噴射ノズル 21・・・吸気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立発泡の合成樹脂製の船体と、船体の上
    面に配設された吐水ポンプとを備え、船体の底面に形成
    された吸引口と吐水ポンプの吸水口とを吸水管で連結す
    るとともに、船体の底面若しくはその近傍の船体に吐出
    口を後方に向けて開口させ、該吐出口と吐水ポンプの吐
    水口とを吐水管で連結したことを特徴とするジェット推
    進式軽量船舶。
  2. 【請求項2】吐出口の近傍に吐水方向に略直交する状態
    で吸気孔を穿設し、該吸気孔から吸引した空気を吐水に
    混合して吐出口から混気ジェット流を吐出するように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のジェット推進
    式軽量船舶。
  3. 【請求項3】吐水ポンプを船体に着脱可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のジェット推進式軽量船
    舶。
  4. 【請求項4】混気ジェット流を吐出口に至る間に側壁に
    当て吐水中のクラスターを活性化するようにしたことを
    特徴とする請求項2または請求項3に記載のジェット推
    進式軽量船舶。
JP9292688A 1997-10-24 1997-10-24 ジェット推進式軽量船舶 Pending JPH11124085A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223154A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 New Delta Ind Co 蓮根掘取装置
TWI557025B (zh) * 2011-08-05 2016-11-11 林瑞麟 降低船隻方向舵(Rudder)阻力之方法
JP2017510492A (ja) * 2014-03-05 2017-04-13 ザパタ ホールディング 乗員推進装置及び乗員推進システム

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