JPH11123269A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH11123269A
JPH11123269A JP28867797A JP28867797A JPH11123269A JP H11123269 A JPH11123269 A JP H11123269A JP 28867797 A JP28867797 A JP 28867797A JP 28867797 A JP28867797 A JP 28867797A JP H11123269 A JPH11123269 A JP H11123269A
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JP
Japan
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ball
prize
winning
path
flow
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JP28867797A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機種の入れ替えに伴う遊技球回収装置の取付
位置の調整が不要であるとともに、煙草の煙や手垢等の
付着物による入賞球の球詰まりの検出及び解消を速やか
に行うことが可能な弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 裏機構盤には、賞球を各貯留部へ流下案
内する賞球流下路と、アウト球を受け入れて当該裏機構
盤の下端部に流下案内するアウト球排出路と、入賞球を
流下規制機構へ流下案内する入賞球流下路と、流下規制
の解除にともない流下可能となった入賞球を流下案内す
る入賞球排出路と、アウト球排出路により流下案内され
たアウト球と入賞球排出路により流下案内された入賞球
とを当該弾球遊技機の外部へ向かって排出する共通の排
出口と、が形成され、入賞球流下路には、流下規制機構
により流下規制された入賞球を貯留可能な入賞球貯留部
が、賞球流下路とは前後方向に重合しない位置に形成さ
れ、入賞球流下路、入賞球排出路、及びアウト球排出路
の各々が同一平面上に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技領域に入賞
装置及びアウト穴が設けられた遊技盤と、該遊技盤を収
容する遊技盤収納枠体と、該遊技盤収納枠体の前側に配
され、排出された賞球を貯留可能な上下の球皿と、前記
遊技盤収納枠体の裏側に配された裏機構盤と、を備え、
前記裏機構盤に、賞球排出機構、入賞球検出器、およ
び、入賞球の流下規制機構を具備した弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の弾球遊技機からその
裏側の島設備へ排出される遊技球を分類すると、主に、
遊技盤の入賞装置へ入賞したセーフ球、遊技盤のアウト
穴へ流入したアウト球、及び球抜き操作に伴って弾球遊
技機裏側の球タンクから排出された球抜き球の3種類に
分類される。これら遊技球は、弾球遊技機に設けられた
各々の排出口から該弾球遊技機の背面側に排出され、そ
れら排出口の下方に設置された遊技球回収装置(パルス
タンク)に回収されるようになっている。遊技球回収装
置は、上方の大きく開口した受入口を介して、上記各排
出口から落下してくる遊技球を受け入れ、その受け入れ
た遊技球をテーパー状の底面の中心へと、集合させて回
収している。そのため、遊技球回収装置は、上記全ての
排出口からの遊技球を受け入れ得る位置を考慮して配置
されていて、例えば、テーパー状の底面上部側へのバウ
ンド等により遊技球が外に飛び出さないように、できる
だけテーパー面の最深部付近(略中央)に各遊技球(セ
ーフ球、アウト球、球抜き球)が落下するよう位置調整
がなされる。ところが、遊技球の各排出口の位置は、弾
球遊技機の機種(製造メーカー)によって異なる場合が
あり、そのように異なる機種に入れ替える際には、各排
出口の位置に応じて、遊技球回収装置の取付位置を微調
整し直す必要があった。
【0003】このような煩わしい取付位置の微調整を低
減するために、例えば、実公平7−51009号公報に
開示されるように、セーフ球、アウト球、球抜き球を、
同一の排出口から排出させるパチンコ遊技機が開発され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】弾球遊技機で使用され
る遊技球には煙草の煙や手垢等が付着し、遊技球が流下
する場所にはそれら付着物が蓄積されることが多い。そ
れは、入賞装置へ入賞した入賞球(セーフ球)について
も例外でなく、入賞球が流下する通路に付着物が蓄積し
て球詰まりを起こす場合がある。
【0005】実公平7−51009号公報に記載される
パチンコ遊技機では、賞球排出装置から上下の球皿に賞
球を流下案内する「賞球用の排出経路」と、入賞装置に
入賞した入賞球(セーフ球)を入賞球検出装置へ流下案
内する「入賞球用の排出通路」とが、前後方向に交差し
た状態に形成されている。そのため、パチンコ遊技機の
裏側から見て「賞球用の排出経路」の奥に形成された
「入賞球用の排出通路」は、「賞球用の排出経路」と部
分的に前後に交差して重合し、これらの流路が半透明な
部材により形成されていても、外からその内部を視認す
ることが難しく、球詰まり等の検出が困難となってい
た。また、「入賞球用の排出通路」に蓄積された付着物
を除去して球詰まりを解消する場合にも、機構セット盤
(裏機構盤)を開放しなければならなず、球詰まりの解
消に多くの時間を要した。さらに、「入賞球用の排出通
路」の中でも、入賞球検出装置の上流付近は、入賞球を
1列に整列させるために通路幅が狭くなり、付着物によ
る球詰まりが特に起こり易かった。このような入賞球の
球詰まりは、遊技を一時中断させることとなり、球詰ま
りの解消に時間がかかれば、それだけ遊技者の遊技に対
する興趣を低減させ、それとともに遊技店の営業収益の
低下を招くことにもなった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、機種の入れ替えに伴う遊技球
回収装置の取付位置の調整が不要であるとともに、煙草
の煙や手垢等の付着物による入賞球の球詰まりの検出及
び解消を速やかに行うことが可能な弾球遊技機を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、遊技領域(1a)が形成さ
れ該遊技領域に入賞装置(例えば、特別変動入賞装置
5、一般入賞口8、特図始動口9など)及びアウト穴
(13)が設けられた遊技盤(1)と、該遊技盤を内部
に収容して固定可能な遊技盤収納枠体(111A)と、
該遊技盤収納枠体の前側に配され、排出された賞球(M
d)を貯留可能な貯留部を各々備えた上下の球皿(例え
ば、上皿105、下皿107など)と、前記遊技盤収納
枠体の裏側に配された裏機構盤(100a)と、を備
え、前記裏機構盤に、所要数の賞球を排出可能な賞球排
出機構(例えば、球排出ユニット204など)と、前記
入賞装置に入賞した入賞球(Ma)を1個宛検出し、該
検出に基づき前記賞球排出機構からの賞球排出の起因と
なる信号を出力可能な入賞球検出器(例えば、セーフセ
ンサ71など)と、前記入賞球検出器による検出に関連
して入賞球の流下規制制御を行う流下規制機構(例え
ば、セーフカム73など)と、を具備した弾球遊技機
(例えば、パチンコ遊技機100など)において、前記
裏機構盤には、前記賞球排出機構から排出された賞球
を、前記各貯留部へ流下案内する賞球流下路(60)
と、前記アウト穴へ流入したアウト球(Mb)を受け入
れて当該裏機構盤の下端部に流下案内するアウト球排出
路(40)と、前記入賞装置へ入賞した入賞球を、前記
流下規制機構へ流下案内する入賞球流下路(30)と、
前記流下規制機構による流下規制の解除にともない流下
可能となった入賞球を流下案内する入賞球排出路(3
3)と、前記アウト球排出路により流下案内されたアウ
ト球と前記入賞球排出路により流下案内された入賞球と
を、当該弾球遊技機の外部へ向かって排出する共通の排
出口(90)と、が形成され、前記入賞球流下路には、
前記流下規制機構により流下規制された入賞球を貯留可
能な入賞球貯留部(例えば、入賞球整流路30Bなど)
が、前記賞球流下路とは前後方向に重合しない位置に形
成され、前記入賞球流下路、前記入賞球排出路、及び前
記アウト球排出路の各々が同一平面上に形成されている
構成とした。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、裏機構
盤の下端部に、アウト球排出路により流下案内されたア
ウト球と、入賞球排出路により流下案内された入賞球と
を、当該弾球遊技機の外部へ向かって排出する共通の排
出口が形成されているため、アウト球及び入賞球をそれ
ぞれ専用の排出口を介して外部へ排出するものに比べ、
これらの球の排出範囲を狭めることができる。従って、
例えば、弾球遊技機から排出された球を回収する遊技球
回収装置の設置位置を調整しなくとも、設置される弾球
遊技機の機種変更が可能となる。また、例えば、排出口
から排出された球を球排出通路等を介して、弾球遊技機
の外部へ排出する場合にも、球排出通路の構造を合流や
分岐のない単純な流路構造とすることができる。また、
入賞球流下路には、流下規制機構により流下規制された
入賞球を貯留可能な入賞球貯留部が、賞球流下路とは前
後方向に重合しない位置に形成されているため、例え
ば、入賞球貯留部に入賞球の球詰まりが発生した場合に
も、賞球流下路が球詰まりの発見や解消のための障害に
なることがなく、速やかに対処することが可能となる。
また、入賞球流下路、入賞球排出路、及びアウト球排出
路の各々が同一平面上に形成されているため、裏機構盤
の背面側の限られた空間を無駄なく、効率的に活用する
ことができる。即ち、裏機構盤の背面側のレイアウトの
自由度が増大し、例えば、賞球排出制御回路ユニットな
どの他の部材を設置することも可能となる。
【0009】ここで、弾球遊技機は、球を弾いて遊技を
行う遊技機で、例えば、パチンコ遊技機、パチコン遊技
機、アレンジボール遊技機、或いは、雀球遊技機などが
挙げられる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
弾球遊技機であって、前記入賞球排出路の流路溝(34
a)を画成する2列の平行な案内壁(34,34)、及
び前記アウト球排出路の流路溝(40a)を画成する2
列の平行な案内壁(41,41)が、前記裏機構盤の基
盤ベース(120)に一体成形され、前記入賞球排出路
の流路溝および前記アウト球排出路の流路溝を前記遊技
盤収納枠体の裏面にて覆蓋することにより、前記入賞球
排出路及び前記アウト球排出路が構成されている。
【0011】この請求項2記載の発明によれば、入賞球
排出路の流路溝を画成する2列の平行な案内壁、及びア
ウト球排出路の流路溝を画成する2列の平行な案内壁
が、裏機構盤の基盤ベースに一体成形され、入賞球排出
路の流路溝およびアウト球排出路の流路溝を遊技盤収納
枠体の裏面にて覆蓋することにより、入賞球排出路及び
アウト球排出路が構成されているため、入賞球排出路及
びアウト球排出路を構成する部材の点数を減少させて、
部材の製造コストや部材の組立コストを低減することが
可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図5の図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は、この発明に係る弾球遊技機として
例示するパチンコ遊技機を示す正面図である。
【0014】この実施の形態のパチンコ遊技機100
は、内部の遊技領域(後述)内に遊技球を発射して遊技
を行うもので、パチンコ遊技機100の内枠111の上
半部には、ガラス板101がガラス枠102に保持され
た状態で左端を軸心として片開き形式に開閉自在に取り
付けられている。ガラス板101の奥側には遊技領域1
aを構成する遊技盤1が、内枠111に固着された遊技
盤収納フレーム130(図3)に着脱可能に設置されて
いる。
【0015】遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技
領域1aには、入賞装置として例示する特図始動口9、
普図始動ゲート6,6、特図始動口9や普図始動ゲート
6,6への入賞に基づいて特図可変表示遊技や普図可変
表示遊技等を行う可変表示装置4、特図可変表示遊技の
結果如何によって大入賞口を開放するサイクル遊技を行
う入賞装置として例示する特別変動入賞装置5、入賞装
置として例示する一般入賞口8,…、などが配設されて
いる。遊技領域1aの最下端部中央にはアウト球を回収
するためのアウト穴13が設けられている。
【0016】また、パチンコ遊技機100の前側下半部
には、遊技者に対して払い出された賞球を貯留する貯留
部105aを有し該貯留部105aに貯留されている球
を発射部(図示省略)に供給する球皿としての上皿10
5、隣のカードユニット500の球貸し操作を行うため
のカード操作部108、上皿105に収容しきれない球
を収容する貯留部107aを有する球皿としての下皿1
07、前記遊技領域1aに向けて遊技球の発射操作を行
うための操作ハンドル104などが設置されている。そ
して、操作ハンドル104によって遊技領域1aに打ち
込まれた球が特図始動口9、一般入賞口8、特別変動入
賞装置5に入賞したときには、入賞した球がセーフ球と
して回収され、該回収されたセーフ球の検出に基づいて
後述の球排出ユニット204により賞球の排出が行われ
るようになっている。カード操作部108の操作に基づ
く球貸しの場合も、賞球と同様に後述の球排出ユニット
204により球の排出が行われる。
【0017】図2は、パチンコ遊技機の背面図である。
【0018】パチンコ遊技機100の機枠110に開閉
可能に設置された内枠111に取り付けられる裏機構盤
100aの基盤ベース120の裏側には、図2に示すよ
うに、予備球(賞球)を貯留するための球タンク20
1、該球タンク201からの予備球を整列させて球抜き
ユニット203まで流下案内するための球誘導路20
2、該球誘導路202により流下案内される球の球抜き
や球排出ユニット204への流下案内を行う球抜きユニ
ット203、該球抜きユニット203を介して流下案内
された球(賞球)を上皿105(該上皿105が満杯の
ときは下皿107)へ排出させる賞球排出機構として例
示する球排出ユニット204、操作ハンドル104の操
作に基づき球を遊技領域1aに発射させるハンドルユニ
ット206などが配設されている。
【0019】基盤ベース120の前側下端部には、球寄
せカバー240(後述)により集合されたセーフ球をセ
ーフユニット70(後述)へと流下案内する入賞球流下
路30と、セーフユニット70を通過したセーフ球を基
盤ベース120の下端部に設けられた排出口90へと流
下案内する入賞球排出路33と、アウト穴13に流入し
たアウト球を排出口90へと流下案内するアウト球排出
路40と、球抜きユニット203から球抜きされた球を
排出口90へと流下案内する球抜き球排出路50とが、
それぞれ前後方向に交差することなく同一平面上に画成
されている。また、入賞球流下路30の終端部には、入
賞球流下路30を流下するセーフ球を検出するセーフユ
ニット70が配設されている。また、入賞球流下路30
を形成する基盤ベース120には、針金等の線材を差し
込んで入賞球流下路30に生じた球詰まりの解消や掃除
を行うための掃除用スリット32,32が形成されてい
る。そして、基盤ベース120の下方には、賞球ボック
ス300が内枠110に固着されている。この賞球ボッ
クス300には、基盤ベース120に設けられた排出口
90から流出する球(セーフ球、アウト球、球抜き球)
を、パチンコ遊技機100の外部へ誘導する球排出路9
0aが形成されている。さらに、賞球ボックス300に
は、賞球連通口62から放出される賞球Md(図5)
を、下皿107の貯留部107a(図1)へ流下案内す
る賞球排出路(図に現れない)が形成されている。
【0020】遊技盤1の裏側には、その中央開口部(図
に現れない)を避けた状態で、各入賞装置(特図始動口
9、一般入賞口8、特別変動入賞装置5)に入賞したセ
ーフ球を集合させて入賞球流下路30に導くための球よ
せカバー240が取り付けられている。また、この遊技
盤1の中央開口部には、可変表示装置4がその後端部を
後方に突出させた状態に設置され、該可変表示装置4の
背部には役物制御系統の中継基盤207が配設されてい
る。また、遊技盤1の背面部左側には、役物制御回路2
20が設置されている。
【0021】図3は、パチンコ遊技機に備わる裏機構盤
及び遊技盤の内枠への取付構造を示す分解斜視図、図4
は、アウト穴周辺を示す断面斜視図、図5は、入賞球流
下路、入賞球排出路、アウト球排出路、及び球抜き球排
出路が形成された、裏機構盤の基盤ベースの部分正面図
である。
【0022】裏機構盤100aの基盤ベース120は、
半透明な樹脂材等により形成され、図3に示すように、
その一端側の軸受け121,121が、内枠111に固
着された遊技盤収納フレーム130の一端側の支軸(図
に現れない)に支持された状態で、遊技盤収納フレーム
130の裏側に回動可能に取り付けられている。この基
盤ベース120の中央には開口部100bが形成され、
この開口部100bの裏面側の周りに、上記の如く、球
タンク201、球誘導路202、球抜きユニット20
3、球排出ユニット204等が配設されている。一方、
その下半部前面側には、入賞球流下路30、入賞球排出
路33、アウト球排出路40、及び球抜き球排出路50
の流路溝30a、33a、40a、50aが形成されて
いる。
【0023】入賞球流下路30は、基盤ベース120に
形成された案内壁31,31間の入賞流路30の流路溝
30aを蓋部材35が覆うことにより構成されている。
一方、入賞球排出路33、アウト球排出路40及び球抜
き球排出路50は、基盤ベース120に形成された各案
内壁34,34、41,41、51,51間の入賞球排
出路33、アウト球排出路40及び球抜き球排出路50
の流路溝33a、40a、50aを、基盤ベース120
前方の遊技盤収納フレーム130(図3)の背面部で蓋
覆することにより構成されている。
【0024】入賞球流下路30は、図5に示すように、
球寄せカバー240(図2)により集合されたセーフ球
Maを受け入れて入賞球整流路30Bへと流下案内する
入賞球受入口30Aと、該入賞球受入口30Aより流入
してきたセーフ球Maを1列に整列させながらセーフユ
ニット70へ流下案内する入賞球整流路30Bとからな
る。この入賞球貯留部として例示する入賞球整流路30
Bは、基盤ベース120の裏面側に配設される賞球流下
路60と前後方向に重合するのを避けた状態で形成され
ているため、半透明な部材である基盤ベース120の裏
面側から内部に生じた球詰まりを視認可能であるととも
に、各直線部分に形成された掃除用スリット32,32
から線材等を差し込んで球詰まりの解消や内部の清掃を
行うことが可能となっている。
【0025】セーフユニット70は、入賞球流下路30
を流下してきたセーフ球Maを検出して、該検出信号を
賞球排出制御回路ユニット(図示省略)に出力するもの
で、ソレノイド72の駆動により可動してセーフセンサ
71の検出位置でセーフ球Maを一旦停止させてから1
個宛入賞球排出路33へと送出させる流下規制機構とし
て例示するセーフカム73と、該セーフカム73により
停止されている先頭のセーフ球Maを検出する入賞球検
出器として例示するセーフセンサ71とから構成されて
いる。このセーフセンサ71によるセーフ球Maの検出
に基づき、球排出ユニット204より賞球流下路60へ
所要数の賞球Mdの排出が行われる。
【0026】入賞球排出路33、アウト球排出路40、
及び球抜き球排出路50は、何れも、図5に示すよう
に、基盤ベース120の下端部中央に設けられた排出口
90を介して球排出通路90aへ連通している。つま
り、入賞球排出路33はセーフユニット70からのセー
フ球Maを、アウト球排出路40はアウト穴13からの
アウト球Mbを、球抜き球排出路50は球抜きユニット
203からの球抜き球Mcを、それぞれ排出口90を介
して球排出通路90aに流下させ、該球排出路90aを
介してパチンコ遊技機100の外部へ排出するようにな
っている。そして、この球排出路90aの下方の島設備
側には、該球排出路90aから排出された球(セーフ球
Ma、アウト球Mb、球抜き球Mc)を回収して球数の
計数を行うための遊技球回収装置(図示省略)が設置さ
れている。この遊技球回収装置は、図示は省略するが、
上端の受入部が大きく開口し、流出口を有する底面側中
央がテーパ状に狭くなる案内傾斜面を備えていて、球排
出通路90aから排出される球Ma、Mb、Mcの落下
位置が、遊技球回収装置のほぼ中央(テーパー状の底面
の最深部付近)となるよう位置調整がなされる。
【0027】また、基盤ベース120の裏面側には、ア
ウト球排出路40及び球抜き球排出路50が形成される
位置と前後方向に重合する位置に、球排出ユニット20
4より排出される賞球Mdの流下案内を行う賞球流下路
60が形成されている。この賞球流下路60は、セーフ
センサ71によるセーフ球Maの検出に基づき、球排出
ユニット204より排出された所要数の賞球Mdを、常
時は、賞球導出口61を介して上皿105へと誘導し、
上皿105が満杯の場合には、賞球連通口62を介して
下皿107へと誘導する。
【0028】フレームボード140(図3)は、左右両
端部に設けられた取付支柱141,…の取付孔からビス
を通して内枠111(図2)の裏面下端部に取り付けら
れている。このフレームボード140の上端部には遊技
盤1の下端部を載せて支持するための遊技盤支持部14
2,…が設けられ、上端部中央には、アウト穴13より
流入したアウト球Mbを背部下方のアウト球排出路40
へと案内するためのアウト球案内樋143が設けられて
いる。また、フレームボード140の前面右側には、左
上がりに傾斜する発射レール144が取り付けられてい
る。
【0029】遊技盤収納フレーム130は、図3に示す
ように、遊技盤1の収納部130aが後方に膨出した形
状に形成されていて、前面側の縁部に設けられた取付部
132,…を介して内枠111の裏面に止着されてい
る。この遊技盤収納フレーム130の左右両端部の側面
には、収納部130a中に収納された遊技盤1を係止す
る係止部材131,…が取り付けられている。
【0030】これらフレームボード140、遊技盤収納
フレーム130は、上記のように内枠111に取り付け
られ、それにより、遊技盤1を内部に収容して固定可能
な遊技盤収納枠体111Aが形成されている。この遊技
盤収納枠体111Aには、遊技盤1が、遊技盤収納フレ
ーム130の収納部130a中に、フレームボード14
0の遊技盤支持部142,…により支持された状態で収
納され、左右両端部から遊技盤収納フレーム130の係
止部材131,…により係止されて、内枠111に固定
されている。
【0031】このように遊技盤1が遊技盤収納枠体11
1Aに取り付けられた状態においては、図4に示すよう
に、遊技盤1のアウト穴13の背部下方に、フレームボ
ード140のアウト球案内樋143が配され、該アウト
球案内樋143のさらに後方には、基盤ベース120の
アウト球排出路40が配された状態となっている。ま
た、遊技盤1に取り付けられた球寄せカバー240の下
端部の下方には、上方が開口した入賞球受入口30Aが
配された状態となっている。
【0032】この実施の形態のパチンコ遊技機100
は、上記のように構成され、セーフ球Ma、アウト球M
b、及び球抜き球Mcは、次のように、流下案内されて
島設備に設置される遊技球回収装置へと回収されてい
く。
【0033】遊技者による操作ハンドル104の回動操
作に基づき、遊技領域1aに発射された球は、遊技盤1
の各入賞装置(特図始動口9、一般入賞口8、特別変動
入賞装置5)に入賞したり、アウト口13に流入したり
する。
【0034】遊技盤1の各入賞装置に入賞したセーフ球
Maは、球寄せカバー240に覆われている遊技盤1の
背面を流下して、入賞球受入口30Aから入賞球流入路
30へと流入していく。入賞球流入路30へ流入したセ
ーフ球Maは、図5に示すように、入賞球整流路30B
にて1列に整列され、セーフユニット70にて検出され
てから、1個宛順次、入賞球排出路33へと排出されて
いく。入賞球排出路33へ流入したセーフ球Maは、排
出口90から球排出通路90aへと流入し、球排出通路
90aの終端部よりパチンコ遊技機100の外部へと放
出され、島設備の遊技球回収装置に回収されていく。
【0035】一方、遊技盤1のアウト口13に流入した
アウト球Mbは、アウト球案内樋143を介して後方の
アウト球排出路40へと流下され、アウト球排出路40
の終端の排出口90から球排出通路90aへと流入して
いく。球排出通路90aへ流入したアウト球Mbは、セ
ーフ球Maと同様に、球排出通路90aを介してパチン
コ遊技機100の外部へと放出され、島設備の遊技球回
収装置に回収されていく。
【0036】また、球タンク201に貯留されている球
は、球抜きユニット203のレバー203aの操作によ
り、球抜き球Mcとして、球抜き球排出路50を流下し
ていく。球抜き球排出路50を流下した球抜き球Mc
は、球抜き球排出路50の終端の排出口90から球排出
通路90aへと流入し、前述のセーフ球Ma及びアウト
球Mbと同様に、球排出通路90aからパチンコ遊技機
100の外部へと放出され、島設備の遊技球回収装置に
回収されていく。
【0037】この実施の形態のパチンコ遊技機100に
よれば、裏機構盤100aの基盤ベース120の下端部
に、アウト球排出路40より流下案内されたアウト球M
bと、入賞球排出路33より流下案内された入賞球Ma
と、球抜き球排出路50より流下案内された球抜き球M
cとを、球排出通路90aを介して当該パチンコ遊技機
100の外部へと排出する排出口90が形成されている
ため、アウト球Mb、入賞球Ma及び球抜き球Mcをそ
れぞれ専用の排出口から外部へ排出するものに比べ、こ
れらの球Ma、Mb、Mcの排出範囲が狭められる。従
って、例えば、パチンコ遊技機100より排出された球
を回収する遊技球回収装置の設置位置を調整しなくと
も、当該パチンコ遊技機100への機種変更が可能とな
る。また、球排出通路90aの構造を合流や分岐のない
単純な流路構造とすることができる。また、入賞球流下
路30には、セーフカム73により流下規制された入賞
球Maを貯留可能な入賞球整流路30Bが、賞球流下路
60とは前後方向に重合しない位置に形成されているた
め、例えば、入賞球整流路30Bに入賞球Maの球詰ま
りが発生した場合にも、賞球流下路60が球詰まりの発
見や解消のための障害になることがなく、速やかに対処
することが可能となる。また、入賞球流下路30、入賞
球排出路33、及びアウト球排出路40の各々が同一平
面上に形成されているため、裏機構盤100aの背面側
の限られた空間を無駄なく、効率的に活用することがで
きる。即ち、裏機構盤100aの背面側のレイアウトの
自由度が増大し、例えば、賞球排出制御回路ユニット
(図示省略)などの他の部材を設置することも可能とな
る。
【0038】また、入賞球排出路33の流路溝33aを
形成する案内壁34,34、及びアウト球排出路40の
流路溝40aを形成する案内壁41,41が、裏機構盤
100aの基盤ベース120に一体成形され、これらの
案内壁34,34、41,41間の流路溝33a、40
aを遊技盤収納フレーム130の裏面にて覆蓋すること
により、入賞球排出路33及びアウト球排出路40が画
成されているため、入賞球排出路33及びアウト球排出
路40を構成する部材の点数を減少させて、部材の製造
コストや部材の組立コストを低減することが可能とな
る。
【0039】なお、本発明は、この実施の形態のパチン
コ遊技機100に限られるものではなく、例えば、他の
種類のパチンコ遊技機、パチコン遊技機、アレンジボー
ル遊技機、雀球遊技機などについても適用可能である。
また、この実施の形態では、球Ma、Mb、Mcを排出
口90から球排出通路90aを介してパチンコ遊技機1
00の外部へと排出するようにしたが、排出口90から
直接パチンコ遊技機100の外部へ排出するようにして
もよい。また、入賞球流下路30、入賞球排出路33、
アウト球排出路40、及び球抜き球排出路50の形状に
ついては、これに限られるものではなく、適宜変更可能
であることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、裏機構盤
の下端部に、アウト球排出路により流下案内されたアウ
ト球と、入賞球排出路により流下案内された入賞球と
を、当該弾球遊技機の外部へ向かって排出する共通の排
出口が形成されているため、アウト球及び入賞球をそれ
ぞれ専用の排出口を介して外部へ排出するものに比べ、
これらの球の排出範囲を狭めることができる。従って、
例えば、弾球遊技機から排出された球を回収する遊技球
回収装置の設置位置を調整しなくとも、設置される弾球
遊技機の機種変更が可能となる。また、例えば、排出口
から排出された球を球排出通路等を介して、弾球遊技機
の外部へ排出する場合にも、球排出通路の構造を合流や
分岐のない単純な流路構造とすることができる。また、
入賞球流下路には、流下規制機構により流下規制された
入賞球を貯留可能な入賞球貯留部が、賞球流下路とは前
後方向に重合しない位置に形成されているため、例え
ば、入賞球貯留部に入賞球の球詰まりが発生した場合に
も、賞球流下路が球詰まりの発見や解消のための障害に
なることがなく、速やかに対処することが可能となる。
また、入賞球流下路、入賞球排出路、及びアウト球排出
路の各々が同一平面上に形成されているため、裏機構盤
の背面側の限られた空間を無駄なく、効率的に活用する
ことができる。即ち、裏機構盤の背面側のレイアウトの
自由度が増大し、例えば、賞球排出制御回路ユニットな
どの他の部材を設置することも可能となる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、入賞球排出
路の流路溝を画成する2列の平行な案内壁、及びアウト
球排出路の流路溝を画成する2列の平行な案内壁が、裏
機構盤の基盤ベースに一体成形され、入賞球排出路の流
路溝およびアウト球排出路の流路溝を遊技盤収納枠体の
裏面にて覆蓋することにより、入賞球排出路及びアウト
球排出路が構成されているため、入賞球排出路及びアウ
ト球排出路を構成する部材の点数を減少させて、部材の
製造コストや部材の組立コストを低減することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る弾球遊技機として例示するパチ
ンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】パチンコ遊技機に備わる裏機構盤及び遊技盤の
内枠への取付構造を示す分解斜視図である。
【図4】アウト穴周辺を示す断面斜視図である。
【図5】入賞球流下路、入賞球排出路、アウト球排出
路、及び球抜き球排出路が形成された、裏機構盤の基盤
ベースの部分正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 5 特別変動入賞装置(入賞装置) 8 一般入賞口(入賞装置) 9 特図始動口(入賞装置) 13 アウト穴 30 入賞球流下路 30B 入賞球整流路(入賞球貯留部) 33 入賞球排出路 33a 流路溝 40 アウト球排出路 40a 流路溝 50 球抜き球排出路 70 セーフユニット 90 排出口 90a 球排出通路 100 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 100a 裏機構盤 111 内枠 120 基盤ベース 130 遊技盤収納フレーム 203 球抜きユニット 204 球排出ユニット 240 球寄せカバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域が形成され該遊技領域に入賞装
    置及びアウト穴が設けられた遊技盤と、 該遊技盤を内部に収容して固定可能な遊技盤収納枠体
    と、 該遊技盤収納枠体の前側に配され、排出された賞球を貯
    留可能な貯留部を各々備えた上下の球皿と、 前記遊技盤収納枠体の裏側に配された裏機構盤と、 を備え、 前記裏機構盤に、 所要数の賞球を排出可能な賞球排出機構と、 前記入賞装置に入賞した入賞球を1個宛検出し、該検出
    に基づき前記賞球排出機構からの賞球排出の起因となる
    信号を出力可能な入賞球検出器と、 前記入賞球検出器による検出に関連して入賞球の流下規
    制制御を行う流下規制機構と、 を具備した弾球遊技機において、 前記裏機構盤には、 前記賞球排出機構から排出された賞球を、前記各貯留部
    へ流下案内する賞球流下路と、 前記アウト穴へ流入したアウト球を受け入れて当該裏機
    構盤の下端部に流下案内するアウト球排出路と、 前記入賞装置へ入賞した入賞球を、前記流下規制機構へ
    流下案内する入賞球流下路と、 前記流下規制機構による流下規制の解除にともない流下
    可能となった入賞球を流下案内する入賞球排出路と、 前記アウト球排出路により流下案内されたアウト球と前
    記入賞球排出路により流下案内された入賞球とを、当該
    弾球遊技機の外部へ向かって排出する共通の排出口と、 が形成され、 前記入賞球流下路には、前記流下規制機構により流下規
    制された入賞球を貯留可能な入賞球貯留部が、前記賞球
    流下路とは前後方向に重合しない位置に形成され、 前記入賞球流下路、前記入賞球排出路、及び前記アウト
    球排出路の各々が同一平面上に形成されていることを特
    徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記入賞球排出路の流路溝を画成する2
    列の平行な案内壁、及び前記アウト球排出路の流路溝を
    画成する2列の平行な案内壁が、前記裏機構盤の基盤ベ
    ースに一体成形され、 前記入賞球排出路の流路溝および前記アウト球排出路の
    流路溝を前記遊技盤収納枠体の裏面にて覆蓋することに
    より、前記入賞球排出路及び前記アウト球排出路が構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技
    機。
JP28867797A 1997-10-21 1997-10-21 弾球遊技機 Pending JPH11123269A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079943A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Samii Kk 弾球遊技機

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