JPH11122949A - 電源装置の屋外装着構造 - Google Patents

電源装置の屋外装着構造

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JPH11122949A
JPH11122949A JP9274106A JP27410697A JPH11122949A JP H11122949 A JPH11122949 A JP H11122949A JP 9274106 A JP9274106 A JP 9274106A JP 27410697 A JP27410697 A JP 27410697A JP H11122949 A JPH11122949 A JP H11122949A
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Hideyuki Takayama
英之 高山
Yasuhiro Mogi
康弘 茂木
Yasutomo Akutsu
保朋 阿久津
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池発電システムによるDC電力をAC
電力に変換し家庭用電力の一部を供給する電源装置を屋
外に設置するに際し、電源装置内部の発熱部品を冷却す
る冷却風の通風口を塞がないようにして、壁掛け板を用
いての容易な設置を図る。 【解決手段】 電源装置1の筐体2内に画成せる複数の
部屋4、5、6にインバータ装置などの構成部品を分け
て設け、各部屋には送風機9にて冷却風を送風する。壁
掛け板33の係止片37、37と筐体背面の係止孔35
A、35Bとの掛合で電源装置1は懸架支持されるが、
電源装置1は壁掛け板33に設けてある間隔保持片38
で、筐体背面の後方に空間Gが確保され、筐体背面に存
する冷却風の排気口30、31を塞がないように取付け
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭に設置さ
れて、その需要電力の一部あるいは大半を賄えるような
太陽光発電システムに係り、特に太陽光発電システムに
付帯し、その発生直流電力を交流電力に変換し給電する
ための電源装置の屋外装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、資源エネルギーの枯渇、環境保全
問題などから、クリーンなエネルギー、たとえば太陽
光、風力、地熱など自然エネルギーを利用した電力シス
テムが積極的に開発されだしている。
【0003】それらのうち、太陽光による発電システム
(以下、太陽光発電システムとも記す)は、システムが
小型で設備コストなどコスト面でも安価で有利であり、
また電力変換率が高い性能の向上した太陽電池の開発な
どにより、一般家庭での需要電力をおおよそ賄えるほど
になってきている。
【0004】ところで、この太陽光発電システムで一般
家庭で利用するには、その得た直流電力を交流電力に変
換し、給電するための電源装置を必要とする。
【0005】ここでこの電力変換用の電源装置は、電力
変換用の電解コンデンサやリアクタなどの電力部品や、
ICやトランジスタや抵抗など多数の電子回路部品を配
線した基板、およびパワートランジスタ等の回路部品等
から構成されたインバータ装置を内蔵し、さらに多数の
入出端子やコネクタクターを有して、さらに内部回路部
品の放熱を促進するよう設けた冷却風路およびその冷却
用ファン等を搭載するといった構造物となっている。
【0006】そして、この電源装置は、屋外でも屋内で
もどちらに設置しての使用も可能として、汎用性の良い
ものとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、電源装置を
屋外に装備させる場合、電源装置の重量が20Kgほど
もあるため、家屋の外壁に直に据え付けると外壁を損傷
したりする問題や、据え付けに適する場所に自由に取付
けできるような施工性の良いものとすること等を考慮す
ると、薄い鉄板などで形成した別物の取付け板を用い
て、これに電源装置を取付け支持できるようにするのが
便利である。
【0008】ただ、この場合問題となるのは、電源装置
の筐体には、部分的に前述した冷却風路を介して出入り
する冷却風の吸気口や排気口が設けられている。
【0009】従って、無造作に電源装置が取付け板に取
付けられると、吸気口や排気口が塞がった状態で取付け
られるケースも起き、それによって、通風が悪くなりイ
ンバータ装置の冷却不良となって熱破損するという問題
を生じる可能性がある。
【0010】そこで、本発明では上記事情に鑑み、電源
装置を取付板を使って屋外に取り付ける場合に、電源装
置の取付板への容易で安定した取付け方はもとより、電
源装置冷却のための内部通風に支障を与えないような巧
妙な取付け構造を提案するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、筐体内に、太陽電池などによる直流電力
を家庭用交流電力に変換するインバータ装置を内蔵する
と共に、前記インバータ装置を冷却するために冷却風が
強制的に前記筐体内に通風され、かつその排気口を筐体
背面に有している電源装置と、該電源装置を家屋の外壁
等に取付け可能とするための壁掛け板とを備え、前記電
源装置の筐体背面に設けた左右一対の係止孔と、この係
止孔に対応して前記壁掛け板に設けた左右一対の係止片
との掛合により、電源装置を壁掛け板に取付け可能とす
ると共に、前記壁掛け板には電源装置の筐体背面に当接
し、電源装置を壁掛け板から所定距離、離して保持する
ための間隔保持片を設け、この間隔保持片により前記排
気口が塞がらないようにその後方に空間を確保させるよ
うに構成した電源装置の屋外装着構造としたものであ
る。
【0012】また、本発明は、前記壁掛け板には、4ヶ
の間隔保持片を上下左右の4方位置に配置した電源装置
の屋外装着構造としたものである。
【0013】さらに、本発明は、前記電源装置の筐体背
面の上方部の左右箇所にそれぞれ排気口が設けられ、こ
の排気口の下方近傍に前記係止孔をそれぞれ設ける一
方、前記排気孔から侵入した雨水を下方へ受け流すよう
な通水路を形成し、かつその雨水を前記排気孔を流出口
として外部に排出させるような雨水侵入阻止ガードを前
記筐体内側に前記排気孔と対向するように延在設置した
電源装置の屋外装着構造としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を、図面
に基づき説明する。
【0015】電源装置1は、図1に示したようにやや横
長な箱型をした本体となっており、薄鋼板にてその筐体
2が形成されている。また筐体2の上面は、その前半分
ほどが前面側に向かって低く下がるように、ある傾斜角
度たとえば10度以上の傾斜面3に形成され、電源装置
1を屋外に設置した場合に、降りかかった雨が流れ易い
ようにしている。
【0016】次に電源装置1の内部の構造を、図2乃至
図14を参照して説明すると、本体である筐体2の内部
は、正面から見て、左右の側室4、5とそれより広い中
央室6の3室に縦に画成されていると共に、中央室6の
下方には、前記左右の側室4、5や中央室6に設けられ
ている様々な電気部品を冷却するために、外気による冷
却風を送風させるための特殊な形をした風胴7が配設さ
れている。
【0017】ここで、前記風胴7は、上方部と左端部が
開放された開放口27、28を有した風胴本体7Aとそ
の端部開放口28にネジ50で閉塞固定される前面板7
Bとより構成され、その前面板7Bの中央部より右側
(筐体前側)に少し寄った位置に、吸込風口8がほぼ正
方形状の開口として形成されていると共に、この吸込風
口8の少し上方には、細長い吹出口25が中央位置に設
けられている。この吹出口25からは、外気を筐体2内
に吸込み、冷却風を発生するための送風機9のモータ1
0Mに対する冷却風を送り、また前記左室4への冷却風
ともなって送られるものとなっている。
【0018】また、前記送風機9は左室4の下方部に配
設されており、隈取りモータ10Mと該モータ10Mで
回転駆動されるシロッコファン11から構成されてい
る。11Aはファンカバーである。また送風機による外
気の吸込口12を、図11に示すように、筐体2の底板
13の左方域に複数のスリット孔14…を列設すること
により設けている。
【0019】なお、この吹出口25には、前記中央室6
の背面にある冷却風の排気口32(図13参照)から風
胴7内に侵入した雨水が、前記吹出口25から送風機の
モータ10Mの方へと侵入させないようにするための庇
16が、図10に示すように約45度の角度で内側に突
出して設けられている。そして、吹出口25をカバーす
るように設けられるこの庇16を、吹出口25の口部下
端より、より下に延出したものとするほうが雨侵入の防
止効果が高くなる。また、風胴7に入った雨水は、風胴
の内面の傾斜面26A、26B、26Cにより容易に下
に流れる。そして、最終的に、風胴7の底面に設けた丸
い開口29Aから排出され、さらに筐体2の底板13の
排水口29(図11参照)から排水される。また、前記
風胴7の吸込風口8の周辺には角棒状の断熱材8Aが折
り曲げられて貼り付けられている。
【0020】ところで、前記中央室6はさらに前室6A
と後室6Bの2室に区割されている。そして、前室6A
には、図3に示すようにIC部品やトランジスタ、抵
抗、その他多種多様の回路部品を取り付けた基板(シャ
ーシ)51が立設されて、組み込まれている。
【0021】また、後室6Bの方には、図2、図3およ
び図5に示すように正面側にパワートランジスタ17な
どの電力変換素子とそのドライブ部品を搭載し、背面側
に放熱フィン18Fを一体に突設形成した基板18が収
納されている。
【0022】さらに、この中央室6に右側に隣接する右
室5の下方部位置には、太陽電池とこの電源装置1との
入出力端子、および家庭内の電力配線とこの電源装置と
の入出力端子など多数の端子を持つ端子板(図示せず)
が凹部に収設されると共に、着脱自在な蓋21(図1参
照)にて塞がれている。またその上方部には、コイル
(L)とコンデンサ(C)からなるノイズフィルター2
2などの電気部品が収納されている。
【0023】また、左室4の方には、図18に示すよう
に、電力変換時に発生する高調波などノイズを吸収する
インピーダンスの違う複数個のリアクター19が、中央
室6と左室4とを仕切る仕切り壁面6Lに、上下方向に
適当の間隔を保って、傾斜設置させている。これは、送
風機9の隈取りモータ10Mを冷却する風が、左室4を
下から上方へ流れて、複数個のリアクター19を冷却さ
せる場合に、例えばリアクター19が風に対し大きな抵
抗となるような互いに直交関係にある場合より、リアク
ター19を風に対して傾けて設置し、風当たりを少なく
し、抵抗を下げて風通しを良くすることによりどのリア
クタとも風の接触性を高め、冷却を向上させるためであ
る。さらに、前記風胴7の下方のスペース15には、太
さの異なる複数のコンデンサー23…が止めバンド24
で一体に束められて取付け保持されている。
【0024】このように、電源装置1の筐体2の内部は
複数の室4、5、6に区割され、その各室に様々な電気
部品が設置されているが、これらの部品は発熱するた
め、外気を取り入れて、冷却風を中央室6および左右の
側室4、5のどれにも通風して冷却する必要がある。
【0025】そこで、前記風胴7は吸込風口8から入っ
た風を、その上方の開口27から中央室6に供給し、ま
たその左側部の吐出風口25から左室4および送風機9
の隈取りモータ10Mへと、所要の風量でもって積極的
に送風する。ただし、中央室6のうち、後室6Bの方が
パワートランジスタ17など発熱の大きい部品である基
板18が入っているので、図12に示すような底面板5
3を中央室6と風胴7の間に介在させ、その底面板53
に形成した矩形状の送風口54から後室6Bの放熱フィ
ン18Fに多量の風が送り込こまれるように図ってい
る。また、パワートランジスタ17そのものへの通風も
行うように、この底面板53には前記送風口54と並設
して位置1つの送風用スリット穴55も設けられてい
る。
【0026】さらに、中央室6の両側下方部の隙間9
0、90から、左右の側室4、5には、後室6Bからの
冷却風の一部が送風されるようにもなっている。この冷
却風によって、リアクタ19や、ノイズフィルター22
の冷却が行なわれるものとなっている。なお、92は断
熱材で、筐体の組立て面に介挿される。
【0027】以上のような風路構造が、電源装置1の内
部に形成されており、従って、送風機9が駆動するとそ
のシロッコファン11の回転により、外気が筐体2底面
のスリット孔14から吸い込まれ、吸込風口8から風胴
7に入った後、2つの吐出風口25、27から吹く冷却
風およびその冷却風の一部が加わったり、取り入れられ
たりして、各室4、5、6には、強制的に冷却風が流れ
て部品の冷却が効果的に行われる。
【0028】そして、各室4、5、6を通った後の冷却
風は、外部へ排気されるのであるが、その排気口は左室
4と右室5にあっては、図13に示すように、その背面
壁2Dの上部に、上下に3つ並んで設けたスリット孔3
0S、31Sからなる排気口30、31であり、また中
央室6にあっては、同じく後室6Bに対応する部分の背
面壁2Dの上部に、横に一直線に並ぶように適当間隔を
あけて設けた4つのスリット孔32Sからなる排気口3
2である。
【0029】60は、上記した内部構造の電源装置1に
おいて、その出力電力以上の電力使用となったときに電
源遮断動作をするブレーカ装置で、図2に示すように、
電源装置1の底部に右側部分でその前寄り位置に設けら
れている。
【0030】ブレーカ60の取付け構造を説明すると、
電源装置1の底面板13には、図11に示すように、ブ
レーカ60を取付けるための挿入穴であって、かつ遮断
動作したブレーカ60を復帰操作するときに、指が入る
円形の操作穴61が形成されている。また、このブレー
カ60は円筒状の形をし、下部に径大のスカート部60
bを有した構造となっている。さらに、ブレーカ60の
底端には、押圧操作式のブレーカ復帰スイッチ62Sが
設けられている。
【0031】そして、前記操作穴61に連通して、上方
へ所要高さで窪ませて形成した凹部63が電源装置1の
底部に設けられている。従って、この凹部63は電源装
置1の底部に上げ底のように存在し、かつこの凹部63
の上底には、前記円筒状の前記ブレーカ60を取付ける
ための円形をした取付孔穴64が穿設されている。
【0032】65はゴムで形成されたリング状のハトメ
で、前記円形の取付穴64の内周縁に嵌着固定される。
そして、内側にこのハトメ65の嵌まっている前記取付
穴64に、ブレーカ60を操作穴61を介して下方から
挿入すれば、ブレーカ60はハトメ65に圧入され、凹
部63の奥に取付け固定される。この場合、ブレーカ6
0を嵌め込んでいるゴム製のハトメ65は、防水部材の
役割を果たす。またブレーカ60が取付けられる時、ブ
レーカ60のスカート部60bの肩部が、前記取付穴6
1の縁部に突き当たり、位置決めを行う。これによっ
て、ブレーカ60は筐体底板13より少し上方の奥まっ
た(浮いて)位置に取付けられた構造となるので、電源
装置1が家屋の外壁などに取付ける等して屋外に設置さ
れても、雨天時などに雨水が底部から侵入しにくくでき
るとともに、さらにゴム製のハトメ65でブレーカ60
の取付け部分から雨水侵入を効果的に防ぐので、防水は
より万全となり、ブレーカ60の故障あるいは内部の電
気部品がショートして電源装置1が故障したりするのを
防止することができる。
【0033】こうして防水構造を施して、電源装置1の
筐体底部に設けたブレーカ60が、電力使用過剰とな
り、断電動作した後、使用負荷を減らす等して、復帰動
作させる場合は、操作穴61から指(矢印で示す)を下
方から差し込み、凹部63内のブレーカ復帰スイッチ6
2Sを押せば、ブレーカ60を容易に復帰操作できる。
【0034】このようにブレーカ60を設ける場所が、
電源装置1の底部なので、目につきにくく、その在処は
この電源装置1の使用者など特定の人が知り得るだけで
あるので、悪戯操作を免れる。
【0035】また、ブレーカ60が剥き出しでなく、ブ
レーカ60を復帰操作するには、底部の奥に凹む凹部6
3に指を意図的に押し込むという仕草となるので、多少
触れた程度では動作できないようにすることができ、誤
動作などを防止することもできる。
【0036】さて、上記した構造の箱型形状をした電源
装置1は、屋外に設置して使用することが可能である。
その場合に、この電源装置1を外壁などに直付けしてし
まうと、メンテナンス性や、取付け変更が容易な行えな
い等、不利なので、金属製の取付け板、すなわち図15
に示すような壁掛け板33を用い、これに取付け固定す
るようにする。
【0037】そして、電源装置1の前記壁掛け板33へ
の固定は、電源装置1の方に設けた係止孔を、壁掛け板
33の方に設けた係止片にひっかける方法で行われる。
【0038】そのために、先ず電源装置1の背面壁2D
の上方部に、図13に示すように、矩形状の係止孔35
A、35Bが左右に一個ずつ形成されている。この一対
の係止孔35A、35Bは、各側室4、5と連通する左
右の排気口30、31の少し下方の位置に窓孔状の如く
切欠形成されて設けられ、そして、この各係止孔35
A,35Bは、その上辺を直角に後方に切り起こされ
て、後方に少し出張った係合突片36を有している。
【0039】一方、壁掛け板33の方には、前記電源装
置1の係止孔35A、35Bと対応して、該係止孔35
A、35Bの幅より少し小さく、かつ先端を上方に折曲
してフック37fを形成した係止片37、37が左右の
両側に設けられている。
【0040】従って、電源装置1はその裏の左右にある
係止孔35A、35Bを、壁掛け板33の方の係止片3
7、37に合わせて上方から挿入すれば、各係止片3
7、37の先端のフック37fと係止孔35A、35B
の係合突片36とのひっかかり合いによって止まり、吊
り下げる。
【0041】しかし、この時電源装置1の背面壁2Dが
壁掛け板33に密着して装着されてしまうと、左右の排
気口30、31が塞がって、電源装置1の内部にある電
気部品の冷却不良となるので、排気口30、31と壁掛
け板33との間に所定空間を保って、電源装置1を取付
けられるようにするための間隔保持片38…を、壁掛け
板33の方に複数個設けている。
【0042】すなわち、前記間隔保持片38は、図16
に示すように前記係止片37、37よりはbの寸法だけ
短い長さで突出し、壁掛け板33との間に一定の離間距
離Gを保ち、かつ先端に電源装置1との当て部38mが
折曲形成されたものである。
【0043】そして、この間隔保持片38は、前記左右
の係止片37、37と対応してその少し下方の位置と、
そしてこれら上方の間隔保持片38と対応して壁掛け板
33の下方部の左右に設けられており、結局4個の間隔
保持片38が壁掛け板33の上下左右の4方の箇所に備
わったものとなっている。
【0044】なお、本実施例では、間隔保持片38が左
右の係止片37、37と一致する上下位置で並んで設け
られているが、この配置形態に限定されるものではな
く、間隔保持片38は左右の係止片37、37とは位置
がずれても、電源装置1の筐体背面2Dと上下4箇所で
当接するような配置であれさえすれば良い。また、4つ
以上の間隔保持片38が適当な間隔でかつ均等な位置に
配置したようなものであっても良い。
【0045】従って、こうして4方に間隔保持片38を
備えた壁掛け板33であるため、電源装置を係止片3
7、37にひっかけて取付けたとき、電源装置の背面2
Dは間隔保持片38の当て部38mにて安定して受け止
められ、かつ壁掛け板33との間には、排気口30、3
1を塞がらないようにする一定の空間Gが保たれた状態
で取付けられる。このため、排気口30、31からは冷
却風が支障無くスムーズに排気され、内蔵電気部品を十
分に冷却できるようになり良好な冷却効果を得られる。
【0046】ところで、排気口30、31からは雨が侵
入するが、その雨が電源装置1の内部に侵入しても、前
述した係止孔35A、35Bと協働して侵入した雨水
を、電源装置1の外部に流し出せるように機能する雨侵
入防止用ガード40を、左右の排気口30、31に対向
させて電源装置の背面2Dの内面側にそれぞれ取付け固
定している。
【0047】すなわち、この雨侵入防止用ガード40
は、鉄板などを断面コ字型に折曲して、後述するように
通水路41となる凹部を形成し、かつその凹部は底面4
1bがあって底が塞がれ、上方も塞がった構造物であ
る。そして、雨侵入防止用ガード40の装着に当たって
は、その凹部の底面41bと係止孔35A、35Bの下
辺35Yとを一致させる高さでセットし、その後、取付
けビス(×印で表わす)でもって左右の取付け側辺40
mと下部の取付け辺40nとを取付け固定する。
【0048】こうして取り付けた雨侵入防止用ガード4
0の取付け部の構造は、図17に示す如くとなり、これ
によって、雨侵入防止用ガード40の凹部は、それと対
向する電源装置1の背壁内側面2dとにより、矢印のよ
うに侵入する雨rを下に案内する通水路41となり、そ
して雨侵入防止用ガード40の内壁40bに当ったり、
前記背壁内側面2dに当ったりして伝わり落ち下方部に
至る。
【0049】すると、底面41bまできた雨水rは、底
面41bを介して外部と連通している係止孔35A、3
5Bがその侵入雨水の流出口となって、雨を外に流し出
せるようになっている。これによって、雨が排気口3
0、31から仮に侵入しても、電源装置の内部までは侵
入せず、ショートなどによって電源装置1が損傷するの
を防止することができるようになっている。
【0050】上記のように構成することにより、電源装
置1の筐体2はその裏の係止孔35A、35Bを壁掛け
板33の係止片37、37に掛合すれば、吊り下げた格
好で屋外に取付けることが容易にできる。
【0051】また、壁掛け板38には間隔保持片38が
あって、電源装置の筐体を壁掛け板38に取り付けて
も、筐体と壁掛け板38との間に空間Gが空いて、電源
装置1の筐体背面2Dの排気口30、31が壁掛け板3
8で塞がれたりしない。よって、外気がファンにより吸
い込まれ、筐体2内を冷却するよう通風する冷却風は、
スムーズに排気口30、31から出て行き、冷却効果を
十分に確保することができる。
【0052】また、壁掛け板38の左右上下4箇所に配
置した間隔保持片38で、電源装置1と壁掛け板38と
の間隔を保ち、かつ安定した状態で吊り下げ固定でき
る。
【0053】また、電源装置1内に排気口30、31か
ら雨水の侵入があっても、雨水侵入阻止ガード40が受
け止め、それ以上奥への侵入を防ぎ、かつその雨水侵入
防止用ガード40は係止孔35A、35Bを雨水の流出
口とするような通水路43を形成するものなので、侵入
雨水は最終的に外部に排水される。これによって雨水に
よる電源装置1の故障の発生も無くなる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電源装
置を家屋の外壁など屋外に壁掛け板を使って装着される
とき、その筐体をその裏に設けた係止孔と壁掛け板の係
止片との掛合により、容易に屋外に取付けることができ
る。
【0055】さらに壁掛け板に設けた間隔保持片によ
り、取り付けた電源装置の筐体の背後に空間が保たれ
て、筐体背面にある排気口が塞がらないように取り付け
ることができるので、冷却風は支障無く通風し電源装置
内部の冷却は十分に行われこととなり、筐体内のインバ
ータ装置によるDC/AC電力変換動作が安定して行わ
れ、信頼性、および耐久性などが向上する電源装置を提
供できるようになる。
【0056】また、壁掛け板に設ける間隔保持片は上下
左右の四方の箇所とすることで、電源装置を安定して、
壁掛け板に空間を保って装着することができる。
【0057】さらに、雨水が排気口から電源装置内に侵
入しても、排気口の裏には通水路を形成することのでき
る雨水侵入防止用ガードが対設され、このガード部材で
雨水を下に案内し、その底を係止孔と連絡するような構
成となっているので、雨水は係止孔を流出口として最終
的には外部に排水できる。よって、雨水による電源装置
深部への侵入を確実に阻止でき、電源装置の防水も万全
となり、安心して電源装置の屋外設置が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の全体図で、a図は正面図、
b図およびc図は左右側面図、d図は上面図である。
【図2】上記電源装置が内部が左右の側室と前後2室か
らなる中央室の3室に画成され、底部にブレーカを備え
る本発明電源装置の内部構造図で、前後2室のうちのパ
ワートランジスタの収納されている後室における構造を
説明する正面図である。
【図3】前室に組み込まれる基板と共に示した上記電源
装置の上面構造図である。
【図4】上記電源装置の内部構造図で、前後2室のうち
のIC等、種々の電気回路部品を取り付けた電気基板の
収納されている前室における構造を説明する正面図であ
る。
【図5】上記電源装置の上面構造図である。
【図6】上記筐体内下部におけるコンデンサの取付け構
造図である。
【図7】上記電源装置の各3室に冷却風を送風するため
の風胴の正面図である。
【図8】上記風胴の左側面図である。
【図9】上記風胴の上面図である。
【図10】雨侵入阻止用の庇がある上記風胴の吹出口の
要部側断面図である。
【図11】前記風胴と連絡する外気吸込口が形成されて
いる電源装置の底面図である。
【図12】中央室下底部に形成されている冷却風の送風
口を示す平面図である。
【図13】上記電源装置の各3室に通風した冷却風が吐
出する排気口が形成されている電源装置の背面図と排気
口部分の構造を示すA−A側断面図である。
【図14】左右の側室における排気口から侵入する雨水
を電源装置外に流出させるための雨水侵入防止用ガード
を排気口の内側に備えている様相を示す電源装置の背壁
を内側から見た図である。
【図15】電源装置を屋外の壁面などに取付けための壁
掛け板の外観図である。
【図16】電源装置を家屋の外壁に、壁掛け板を使い、
排気口を塞がないように距離を保って設置することを可
能とする本発明の電源装置の取付け構造図である。
【図17】電源装置を取付けた場合に、雨水侵入防止用
ガードによる侵入する雨水を外部に流出させる様相を示
す説明図である。
【図18】リアクタを傾けて設置している左室の概略構
成側面図である。
【符号の説明】
1 電源装置 4、5 左右の側室 6 中央室 7 風胴 8 吸込風口 9 送風機 14 吸込口 25 吹出口 27 上方開口 30、31 排気口 33 壁掛け板 37 係止孔 38 間隔保持片 40 雨水侵入防止ガード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に、太陽電池などによる直流電力
    を家庭用交流電力に変換するインバータ装置を内蔵する
    と共に、前記インバータ装置を冷却するために冷却風が
    強制的に前記筐体内に通風され、かつその排気口を筐体
    背面に有している電源装置と、該電源装置を家屋の外壁
    等に取付け可能とするための壁掛け板とを備え、 前記電源装置の筐体背面に設けた左右一対の係止孔と、
    この係止孔に対応して前記壁掛け板に設けた左右一対の
    係止片との掛合により、電源装置を壁掛け板に取付け可
    能とすると共に、前記壁掛け板には電源装置の筐体背面
    に当接し、電源装置を壁掛け板から所定距離、離して保
    持するための間隔保持片を設け、この間隔保持片により
    前記排気口が塞がらないようにその後方に空間を確保さ
    せるように構成したことを特徴とする電源装置の屋外装
    着構造。
  2. 【請求項2】 前記壁掛け板には、4ヶの間隔保持片を
    上下左右の4方位置に配置したことを特徴とする前記請
    求項1に記載の電源装置の屋外装着構造。
  3. 【請求項3】 前記電源装置の筐体背面の上方部の左右
    箇所にそれぞれ排気口が設けられ、この排気口の下方近
    傍に前記係止孔をそれぞれ設ける一方、前記排気孔から
    侵入した雨水を下方へ受け流すような通水路を形成し、
    かつその雨水を前記排気孔を流出口として外部に排出さ
    せるような雨水侵入阻止ガードを前記筐体内側に前記排
    気孔と対向するように延在設置したことを特徴とする前
    記請求項1に記載の電源装置の屋外装着構造。
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