JPH11122923A - 雑音防止回路 - Google Patents

雑音防止回路

Info

Publication number
JPH11122923A
JPH11122923A JP27560097A JP27560097A JPH11122923A JP H11122923 A JPH11122923 A JP H11122923A JP 27560097 A JP27560097 A JP 27560097A JP 27560097 A JP27560097 A JP 27560097A JP H11122923 A JPH11122923 A JP H11122923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
noise
transformer
circuit
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27560097A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikatsu Sakamoto
敏克 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP27560097A priority Critical patent/JPH11122923A/ja
Publication of JPH11122923A publication Critical patent/JPH11122923A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源装置において高い雑音防止効果を有しつ
つ、同時に感電電流を低く抑えて人体の感電による危険
を回避する。 【解決手段】 商用電源を絶縁トランスを介さず直接入
力する電源制御回路を絶縁トランスの1次側に有し、か
つ、絶縁トランスの2次側で所定の出力を得る電源装置
において、絶縁トランスの1次側及び2次側アース間に
両者の交流電位を同電位にする雑音防止コンデンサーを
配置した雑音防止回路に、前記雑音防止コンデンサーに
流れる電流を検出する検出手段と、該電流検出手段の出
力に応じて、前記雑音防止コンデンサー回路を遮断制御
する手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用電源を絶縁ト
ランスを介さず直接入力する電源制御回路を絶縁トラン
スの1次側に有し、かつ、絶縁トランスの2次側で所定
の出力を得る電源装置における雑音防止回路に関し、と
くに、高い雑音防止効果を有しつつも感電電流を低く抑
えることにより、人体の感電による危険を回避できる雑
音防止回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商用電源を絶縁トランスを介さず直接入
力する電源制御回路を絶縁トランスの1次側に有し、絶
縁トランスの2次側において所定の出力を得る電源装
置、例えば、商用電源を全波整流し絶縁トランスの1次
入力としその1次回路をトランジスタ等でスイッチング
して絶縁トランス2次側に適当な出力を得る構成とした
スイッチングレギュレータ電源においては、1次側をア
ース等のある電位に固定した場合には、商用電源とのプ
ラグの差込方向により短絡現象が生じる。このため、一
般的には1次側の電位を固定しない構成を採っている
が、そのような回路構成においては、例えば、2次側の
アースを基準にした場合、2次側アースと1次側アース
の間に入出力間電位差にほぼ等しい高周波電圧が現れ、
その高周波電圧の幅射が他の電子機器に影響を与えた
り、又は2次側回路にノイズとして現れる等して機器本
体性能に悪影響を及ぼすことがある。
【0003】そこで、これを避けるため絶縁トランスの
1次側アースと絶縁トランス2次側アース間にコンデン
サーを配置して雑音防止回路を構成し、1次側の交流電
位と2次側のそれとを同電位にすることで一次側及び二
次側アース間で高周波電圧が生じないようにすることが
行われている。このような場合、雑音防止効果を上げる
ためにはコンデンサー容量をある程度大きくする必要が
ある。しかしながら、そうすると人体が2次側アースに
触れたときに、前記コンデンサーを介して商用電源の大
地アースとの間で流れる感電電流が大きくなり危険であ
るという問題が生じる。そのため、各種安全規格で感電
電流の最大値が規定されており、コンデンサー容量は自
ずと制限されたものとならざるを得ない。
【0004】次に、以上述べた点を図2を参考に具体的
に説明する。図2は商用電源を入力とするスイッチング
レギュレータ電源を用いた電子機器のブロック図であ
る。図2において、1は商用電源、2は商用電源の大地
アース、3,4,5,6,14は整流ダイオードであっ
て、整流ダイオード3,4,5,6は全波整流回路を構
成し、整流ダイオード14は絶縁トランス8の二次側に
直列に接続されている。9はスイッチングレギュレータ
電源のスイッチングトランジスタで前記絶縁トランス8
の一次側に直列に接続されている。7,15はそれぞれ
平滑コンデンサーであって、コンデンサー7は絶縁トラ
ンス8の一次側とスイッチングトランジスタ9に並列に
接続され、かつ、コンデンサー15は絶縁トランス二次
側及びダイオード14に並列に接続されている。11は
雑音防止コンデンサーで絶縁トランス8の一次側及び二
次側のアース間に接続され、かつ、16は負荷回路で絶
縁トランス8の二次側に接続されている。17はビデオ
接続端子アース、18はビデオ接続端子に触れた状態で
示す人体、19はそのとき人体が触れる大地アースを表
わしている。
【0005】このように構成された電源装置は、商用電
源1を入力として全波整流回路(3,4,5,6)によ
り直流電圧出力を得る。この直流電圧出力は平滑コンデ
ンサー7で平滑され、絶縁トランス8の1次側に入力さ
れる。スイッチングトランジスタ9は図示しない制御回
路により絶縁トランス8の2次側に設計出力値が出力さ
れるように絶縁トランス8の巻線比や負荷16の変動等
との関係で決められる周波数でスイッチングされ、負荷
16に安定した2次側出力を供給する。
【0006】整流ダイオード14は絶縁トランス8のス
イッチングによる逆起電力を阻止し設計値の直流出力を
得るためのもので、その出力は平滑コンデンサー15で
平滑され負荷16に供給される。絶縁トランス8の1次
側のアースと2次側アースとの間に挿入された雑音防止
用コンデンサー11は、1次側の交流電位を2次側と同
電位にすることで、雑音防止回路を構成している。この
雑音防止コンデンサー11はその容量値をある程度大き
くすることで雑音防止効果を高めることができる。しか
し、その反面雑音防止コンデンサー11によって絶縁ト
ランス8の一次側及び二次側アース間で交流的な電流ル
ーブが形成されるため、絶縁トランス8による商用電源
1を含む1次側と2次側との絶縁が保たれなくなる。そ
の結果、人体が2次側アースに接地されているビデオ接
続端子アース17等に触れると、商用電源1の大地アー
ス2に接続された側のラインがプラスとなる半サイクル
において、図2のaで示すような感電電流が流れること
になる。この感電電流は、雑音防止コンデンサー11の
容量が大きくなるに従いそのインピーダンス低下により
増加し危険である。
【0007】そこで、電子機器における人身事故防止の
ため、このような感電電流による人身への影響が無いよ
うに、国内の電気用品取締法を始め、各国の安全規格に
て、電流の最大値が規定されている。例えば、図2に示
した従来例の場合の雑音防止コンデンサー11の容量
は、数千ピコファラッド程度に規制されており、そのた
め雑音防止コンデンサー11だけでは充分な雑音防止効
果が得られず別の雑音防止回路が必要となる場合が生じ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するものであって、その目的はコンデンサー電流を
検出し、例えば安全規格で定めた規定電流が流れた時に
はコンデンサー回路を遮断することができるようにする
ことにより、コンデンサー容量を大きくとり雑音防止効
果を上げても、人体が2次側アースに接触した時の安全
が確保できる雑音防止回路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、商用
電源を絶縁トランスを介さず直接入力する電源制御回路
を絶縁トランスの1次側に有し、かつ、絶縁トランスの
2次側で所定の出力を得る電源装置における絶縁トラン
スの1次側と、2次側出力間に雑音防止コンデンサーを
配置した雑音防止回路であって、前記雑音防止コンデン
サーに流れる電流を検出する検出手段と、該電流検出手
段の出力に応じて、前記雑音防止コンデンサー回路を遮
断制御する手段とを有する雑音防止回路である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の雑音防
止回路において、前記雑音防止コンデンサーが絶縁トラ
ンス1次側アースと、絶縁トランス2次側アースの間に
配置される雑音防止回路である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明をその雑音防止回路の一例
を示す図1を参考に説明する。なお、図1に示した従来
例と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。図1において、10は雑音防止コンデンサー11に
直列に接続されて該コンデンサーに流れる電流を検出す
るための電流検出抵抗、13は電流検出抵抗10に並列
に接続されて検出電流に応じてリレー12を制御するマ
イコンである。ここで、雑音防止コンデンサー11の容
量は雑音防止効果を上げるために従来のものよりも遥か
に大きくなっているが、電源装置としての基本動作は従
来例と同一である。
【0012】次に、人体18が2次側アースに触れた時
の安全動作について説明する。図1において人体18が
ビデオ接続端子アース17に不慮に触れると、従来例に
おけると同様に商用電源1の半サイクルの期間に感電電
流aが流れる。この時の感電電流aは電流検出抵抗10
によって検出されマイコン13に取り込まれる。マイコ
ン13内では例えば、国内仕様の機器であれば電気用品
取締法基準である感電最大電流値1.0mA/1000
Ωより若干低めに設定されたしきい値と比較される。検
出された感電電流値がしきい値を超えると、マイコン1
3はリレ12を開路し感電電流aループを遮断するよう
に働くため、人体の安全は確保される。
【0013】なお、通常の機器動作時、つまり、人体1
8がビデオ接続端子アース17等の2次アースに不慮に
触れない状態では、雑音防止コンデンサー11には絶縁
トランスの1,2次間の高周波電位差による雑音電流が
流れるが、雑音電流は数キロヘルツの高周波で、感電電
流に比べ遥かにレベルが小さく、マイコン13内のしき
い値以下のため、リレー12は閉路状態を維持し雑音防
止機能は保持される。
【0014】
【発明の効果】請求項1及び2に対応する効果:以上で
説明したように、雑音防止回路のコンデンサーに流れる
電流を検出する検出手段、及び、その検出値に応じて前
記コンデンサーに流れる電流を遮断制御する手段を設け
たので、人体が機器の2次側アースに不慮に触れた揚合
には、コンデンサー回路を遮断することができるため、
人体への感電電流の危険なく前記コンデンサーの容量を
大きくでき、雑音防止効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雑音防止回路を有する電源装置の適用
例を示すブロック図である。
【図2】従来の雑音防止回路を有する電源装置の適用例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…商用電源、2…商用電源大地アース、3,4,5,
6…ダイオード、7,15…コンデンサー、8…絶縁ト
ランス、9…スイッチングトランジスタ、10…抵抗、
11…雑音防止コンデンサー、12…リレー、13…マ
イコン、14…ダイオード、16…負荷、17…ビデオ
接続端子アース、18…人体、19…人体大地アース。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を絶縁トランスを介さず直接入
    力する電源制御回路を絶縁トランスの1次側に有し、か
    つ、絶縁トランスの2次側で所定の出力を得る電源装置
    における絶縁トランスの1次側と、2次側出力間にコン
    デンサーを配置した雑音防止回路であって、前記コンデ
    ンサーに流れる電流を検出する検出手段と、該電流検出
    手段の出力に応じて、前記コンデンサー回路を遮断制御
    する手段とを有することを特徴とする雑音防止回路。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサーが絶縁トランス1次側
    アースと、絶縁トランス2次側アースの間に配置される
    ことを特徴とする請求項1記載の雑音防止回路。
JP27560097A 1997-10-08 1997-10-08 雑音防止回路 Pending JPH11122923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27560097A JPH11122923A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 雑音防止回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27560097A JPH11122923A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 雑音防止回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11122923A true JPH11122923A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17557709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27560097A Pending JPH11122923A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 雑音防止回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11122923A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071158A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Toshiba Lighting & Technology Corp Led照明装置及びledモジュール
JP2012023560A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Yamaha Corp 駆動回路
JP2014130831A (ja) * 2014-02-19 2014-07-10 Toshiba Lighting & Technology Corp Led照明装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071158A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Toshiba Lighting & Technology Corp Led照明装置及びledモジュール
JP2012023560A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Yamaha Corp 駆動回路
JP2014130831A (ja) * 2014-02-19 2014-07-10 Toshiba Lighting & Technology Corp Led照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4052751A (en) Ground fault interrupter circuit
JP2000357955A (ja) 固体電気スイッチ
JPH0311516B2 (ja)
JPS58198619A (ja) 火焔検出方法及び装置
KR20040072759A (ko) 과전압 제어 기능을 갖는 전원장치
US5363018A (en) Ballast circuit equipped with ground fault detector
US6721151B2 (en) Ground fault interrupter
JP3392915B2 (ja) 電子機器用電源装置
JP6839813B2 (ja) 電路異常検出装置、及びそれを備える開閉器
JPH11122923A (ja) 雑音防止回路
CN114747106A (zh) 剩余电流断路器
JPS6112285B2 (ja)
US4682262A (en) Battery charger spark suppressor
JP2861193B2 (ja) 給電装置
JP2010004613A (ja) 電源装置
JP3030156B2 (ja) 過電圧防止回路を有する家庭用降圧装置
US6813125B1 (en) Secondary ground fault protected luminous tube transformer
JPH028516Y2 (ja)
JPH0353300Y2 (ja)
US5576919A (en) Spark suppressor circuit for protection of an electrical switch, and electrical thermal appliance comprising such a circuit
JPH0519374B2 (ja)
RU2003112477A (ru) Способ дифференциально-фазной защиты линии электропередачи
EP0628975B1 (en) Spark suppressor circuit for protection of an electrical switch, and electrical thermal appliance comprising such a circuit
KR20170009559A (ko) 과전압 보호 회로
JPH02164223A (ja) インバータの接地保護装置