JP2000357955A - 固体電気スイッチ - Google Patents

固体電気スイッチ

Info

Publication number
JP2000357955A
JP2000357955A JP2000119059A JP2000119059A JP2000357955A JP 2000357955 A JP2000357955 A JP 2000357955A JP 2000119059 A JP2000119059 A JP 2000119059A JP 2000119059 A JP2000119059 A JP 2000119059A JP 2000357955 A JP2000357955 A JP 2000357955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
switch
solid state
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000119059A
Other languages
English (en)
Inventor
Zhongdu Liu
ゾング・リウ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JP2000357955A publication Critical patent/JP2000357955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/72Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices having more than two PN junctions; having more than three electrodes; having more than one electrode connected to the same conductivity region
    • H03K17/725Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices having more than two PN junctions; having more than three electrodes; having more than one electrode connected to the same conductivity region for ac voltages or currents
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/96Touch switches
    • H03K17/962Capacitive touch switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/96Touch switches
    • H03K17/9645Resistive touch switches

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)
  • Relay Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のスイッチの欠点を克服した、電子回
路のための新たな電源を必要としない固体電気スイッチ
を提供することにある。 【解決手段】 負荷及びAC電力アウトレットと直接
直列に接続できる、(1)半導体スイッチが導通モード
或いは非導通モードを決定する制御信号によって制御端
子で制御される前記半導体スイッチ装置と、(2)半導
体スイッチが非導通モードの時、半導体スイッチ装置の
端子からAC信号を受信する整流器と、(3)(i)半
導体スイッチが非導通モードの時整流器の整流信号を受
信するために接続されたコンデンサと、(ii)このコン
デンサに並列に接続された利得回路からの電気信号に応
じて放電されるコンデンサとを含む固体電気スイッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気スイッチに関連
し、詳細には、AC電源に直接接続できる単極固体電気
スイッチに関する。また本発明は、1999年4月22
日に出願され、「固体電気スイッチ(solid st
ate electrical switch)」とい
う名称の米国暫定特許出願第60/130,919号、
代理人整理番号P−6043USに関連し、優先権を主
張するものである。また、この暫定特許は本発明の発明
者によるものである。
【0002】
【従来の技術】基本的な電気回路には、電源(例えばA
Cアウトレット)の出力端子間に接続された電力スイッ
チ及びその電力スイッチに直列に接続された負荷とが含
まれる。電力スイッチは通常、電気的な接続及び切断を
する機械装置である。この電気的接続は、手動或いは磁
界(例えばリレー)を利用した機械的な力によって接続
及び切断がなされる。手動操作の従来の機械式スイッチ
は通常、レバーとスプリングの機構を利用して「オン
(導通)」と「オフ(非導通)」とを切り替える。典型
的にはこのような電力スイッチは、特に不良環境(例え
ば、高温、高湿度、燃えやすい、爆発の恐れのある、埃
が多いまたは腐食しやすい環境、激しい振動)で動作す
る場合、信頼性が低く寿命も短い。このような電力スイ
ッチは、電気アーク、スパーク、機械的損耗、腐食、水
濡れ、溶接接触或いは接触ミスによって故障しやすい。
状況によっては、電力スイッチの故障は火災及び他の産
業的事故につながり、財産及び生命を危険にさらすこと
もある。これらの従来の機械的スイッチの性能を改善す
るためには、費用のかかる改良及び高価な材料の使用が
必要となる場合が多い。そのように改良されたスイッチ
も摩耗に弱く、メンテナンスを頻繁に行わなければなら
ない。機械式スイッチの欠陥によって負荷に損傷が与え
られることもある。
【0003】典型的には、従来の電力スイッチにおい
て、電力スイッチが「オン」の状態で電力が中断される
と、その後この電力スイッチは「オン」の状態のままで
ある。この状態で電力の供給が予期せずに再開されると
事故が起こることが多い。重機においては、安全性を確
保するために磁気接触器を備えて電力スイッチをリセッ
トする。このような磁気接触器は通常、扱いにくく、高
価であり複雑であって、電力を浪費し、「低周波ハム」
ノイズを発生する。電力供給が騒がしい即ち瞬間的な
「スナップオフ(snap-off)」及び「パワースロット
(power slot)」が頻繁である領域では、従来の機械式
スイッチはそれに対応する頻繁なリセットが必要となり
非常に不便である。
【0004】従来の機械式遮断器において、過電流防止
装置のための電磁引外し機構或いは/及び熱引外し機構
は頻繁に動作するようには設計されていない。多数の分
岐を備える電気回路に従来の機械式スイッチを用いた場
合、このようなブレーカーでは、電気回路及び端子負荷
に個々の過電流防止装置を設けることができない。典型
的には、殆どの家庭用または事務所用においては、マス
ターブレーカーが多数のスイッチの過電流防止装置とな
るため、1つの回路における過電流でも同じ過電流防止
装置によって保護されている多数の回路が遮断されるこ
とになる。
【0005】過電圧防止のために、従来技術の固体装置
(例えば、固体スイッチ)は、固体スイッチに平行に接
続されたバリスター或いは特殊なサイリスタである防止
装置によって保護されている。固体スイッチがOFFの
状態で実質的な過電圧が発生すると(例えば、固体スイ
ッチ間の電圧がサイリスタの「ブレークオーバー」電圧
を越える時)、防止装置が導通して固体装置間の電圧降
下が制限される。従って過電圧による損傷から固体スイ
ッチが保護される。しかしながら、過電圧が持続する
と、防止装置の高い電流がかなりの熱を発生し、時間が
たつと防止装置を非可逆的に破壊する。従って、このよ
うな過電圧防止システムは防止装置のコスト及び防止装
置の取替えコストの点で高価となる。
【0006】更に、従来のスイッチは複雑なスイッチ理
論及び多数のワイヤが必要であるため、制御ポイントが
3つを越えるマルチポイントランダムコントロール(即
ち、多数の位置の中から任意のポイントの機械の一部の
「オン」または「オフ」の切換えを可能にする)には向
いていない。
【0007】従来のスイッチの上記した欠点及びそのコ
ストのために固体電気スイッチが長く待ち望まれてい
た。しかしながら、未だに基本的な技術問題の1つが解
決されていない。即ち固体電気スイッチには電子回路が
必要であるという点である。電子回路には通常、DC電
力の供給が必要である。最も集積化された回路におい
て、このようなDC電力供給は1つ以上の低いDC供給
電圧で動作し、例えば電源ピンVCC(またはVDD)とグ
ラウンド(またはVSS)間の電圧が、2.7V、3.3
V、5V、または±5V、±12V、..±35
V、..である。従って、バッテリーで電圧を供給しな
い場合には、動作電圧を供給するための電源回路が必要
となる。電力スイッチは通常、負荷と直列に接続されて
いるので、このような電源回路はリーク電流という形で
負荷から電流を得る必要がある。このようなリーク電流
は、数mAから数十mAであるが、実際には低電圧状態
で負荷が動作することになる。このようなスイッチは、
例えば照明用の電気調光機としては向いているが、安全
面から蛍光灯、ACモータ、変圧器またはその他の電気
器具等への利用には向いていない。例えば、殆ど全ての
国における安全基準及び安全協会(例えば、Under
writer Laboratories)の条件によ
れば、mA範囲或いはそれより高いリーク電流の電力ス
イッチは安全だとは認められていない。実際に、この理
由から、照明器具に直列に接続されている調光機及び電
子調光機でさえ、電力スイッチというより電子機器また
は負荷と見なされる。安全が重視される多くの適用例で
は、追加的に従来の機械式スイッチが電子調光機または
タイマーに直列に接続される場合が多い。
【0008】従来技術では例外なく、2端子固体スイッ
チの電子回路が、電流が導通する素子である負荷(例え
ば、三極管ACスイッチ即ちトライアックの2つのアノ
ード間)に並列に接続される。これらのスイッチの例
は、例えば米国特許第5,550,463号及び第5,
030,890号に記載されている。従って、これらの
スイッチには、固体スイッチがオフ状態の時かなりの電
流が流れる。スイッチ電流の必要性という点から見る
と、このような二端子固体スイッチはすべて、電源に直
接接続された第3の端子から電流が供給される固体スイ
ッチと変わらない。
【0009】更に、従来技術の固体スイッチのオン状態
で、固体スイッチ間(例えば、トライアック間)の電圧
降下Von-satは、典型的にはAC0.8V〜1.8Vで
ある。従って、スイッチ端子(即ち、Von-sat間)と並
列に接続されている固体スイッチの電子回路は、正常な
動作に必要なレール間(rail-to-rail)の電圧を得るこ
とができない。別法として、例えば米国特許第3,66
0,688号及び第4,289,980号においては、
固体スイッチの二端子から動作電圧を得るために、固体
スイッチ間の電圧降下Von-satが、2.4〜4.0V及
び12〜14Vのそれぞれの高い電圧の範囲で維持され
得る。例えば、米国特許第3,660,688号及び第
4,289,980号の固体スイッチの1つは、120
V、5Aの照明器具に直列に接続されると、固定スイッ
チの電力散逸は、ある場合には12〜20Wまた別の場
合には60〜70Wである。このような大きな電力散逸
を防ぐために、大きなヒートシンクが必要なだけでな
く、性能の低下と負荷間の不十分な動作電圧により、こ
のような固体スイッチは実用的でない好ましくないもの
となる。
【0010】ブロベリ氏(「Brovelli」)によ
る米国特許第4,703,194号の図1に二端子回路
が開示されている。しかしながら、前述した従来の固体
スイッチのように、ブリッジ整流器(例えば、4個のダ
イオード)及びサイリスタ(SCR)6によって形成さ
れるメインスイッチは、オン状態で2.4〜4.0Vの
電圧降下Von-satとなる。従って、前述した固体スイッ
チのように、6Aの負荷電流では、固体スイッチ間の電
力散逸が13〜24Wとなる。更に、AC電圧がゼロを
交差する時SCR6によってスイッチがオフ状態となら
ないように、コンデンサ7に蓄積された電荷によってブ
ロベリの固体スイッチのオン状態が維持される。コンデ
ンサ7には、SCR6のトリガ電圧を超える電圧(例え
ば、0.7V)が維持される。しかしながら、分極コン
デンサ5(ブロベリの基準では、1μfの電解コンデン
サであり、負荷電流のローパスフィルターとして機能す
る)は、1Aを越える負荷電流を維持するために使用す
ることはできない。高電圧及び高い脈動状態で電解コン
デンサが作動する通常のオフ状態では、負荷に流れ込む
リーク電流がブレークダウンを起こし、予想もしない好
ましくない結果となる可能性もある。
【0011】更に、固体スイッチを高感度にするために
は、SCR6も高感度でなければならない。通常、高感
度の固体スイッチが求められるため、SCR6の利得は
比較的低く、比較的小さい電流しか流れない(例えばT
IC106D SCRは約1Aの電流)。大きな電流を
流すためには、トライアックなどの高出力の素子を固体
スイッチに設ける必要がある。しかしながら、SCR6
のゲート端子でコンデンサ7から電荷が流れ、このよう
なトライアックではSCR6のアノード端子とカソード
端子が短絡するため、入力電圧がゼロを交差するとSC
R6のオン状態を維持することができない。従って、ブ
ロベリの回路は実用的な電流には向かない。また、単純
に高出力素子を回路に設けることによって高い電流を得
られるわけでもない。
【0012】更に、ブロベリの固体スイッチは、ぞれぞ
れの抵抗8及び11を介してタッチプレート15または
14で発生する小さな電流によって、高感度のSCR6
及び9をトリガすることによってオン/オフする。市販
されている高感度のSCR(例えば、三菱のCR02A
M及びCR03AM、及びモトローラのMCR100−
8及びTIC106D)は全て、トリガするのに少なく
とも200μAの電流が必要である。しかしながら、タ
ッチプレート14などのタッチプレートに人体が接触し
た時の人体を介したタッチプレートとグランドとのイン
ピーダンスは100MΩより低い場合が多く、200μ
Aよりかなり低い電流となり、ブロベリの固定スイッチ
をオンオフするためにSCR6またはSCR8をトリガ
するには不十分である。またある場合は、人体を介して
グランドとタッチプレート間に得られるインピーダンス
が200μAを越える電流を発生させ、電気ショックま
たは他の安全面の問題が起こる。これらの理由により、
ブロベリの固体スイッチは実用的でないと思われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のスイッチの上記
した欠点を克服した、電子回路のための新たな電源を必
要としない、マルチポイントランダムコントロールが可
能な固体電気スイッチを提供することにる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、単極用(即
ち、負荷及びスイッチがAC電力線に直列に接続されて
いる)として使用することができる完全な二端子固体電
気スイッチ(以下「リュースイッチ」と呼ぶ)を提供す
る。このリュースイッチは、機械的な部品や動く部品を
含まない静止スイッチであるため、摩耗及び損傷の心配
がない。リュースイッチは機械的接点を含まないため、
スパーク、アーク、腐食、機械的ノイズを発生せず、高
温、高湿度、腐食、埃、激しい振動などの不良環境にお
いても動作する。
【0015】本発明のある実施例において、負荷及びA
C電力アウトレットと直接直列に接続できるリュースイ
ッチは、(a)半導体スイッチが導通モード或いは非導
通モードを決定する制御信号によって制御端子で制御さ
れる前記半導体スイッチ装置と、(b)半導体スイッチ
が非導通モードの時、半導体スイッチ装置の端子からA
C信号を受信する整流器と、(c)(i)半導体スイッ
チが非導通モードの時、整流器の整流信号を受信するた
めに接続されたコンデンサと、(ii)このコンデンサに
並列に接続された利得回路からの電気信号に応じて放電
されるコンデンサとを含む。
【0016】ある実施例において、半導体スイッチが非
導通モードの時、DC整流信号によりコンデンサが十分
に充電された状態に維持される。半導体スイッチは、コ
ンデンサを放電させる電気信号を受信するまで非導通モ
ードに維持される。コンデンサを放電させる電気信号
は、例えばボタンが押されるとそれに呼応する電気信号
でも良い。コンデンサが放電された後、DC整流信号に
よってコンデンサが十分に充電された状態に戻るように
コンデンサに充電電流が供給される。次にこの充電電流
により、半導体スイッチを導通モードにするためにトリ
ガ信号という形で制御信号が生成される。導通している
半導体スイッチによってコンデンサが放電される。しか
しながら、AC信号の各ゼロクロス時に、半導体スイッ
チ装置は瞬間的に非導通になり、DC整流信号によって
コンデンサが充電される。次にこの充電電流によってト
リガ信号が再生成され、半導体スイッチ装置が再び導通
モードになる。従って、半導体スイッチ装置が一度導通
モードとなると、再生成或いは帰還プロセスが制御信号
(例えば、トリガ信号)を生成し、半導体スイッチ装置
が導通モードに維持される。
【0017】ある実施例では、制御回路は更に、第2の
電気信号に応答する第2の利得回路を含む。第2の電気
信号は、制御回路の共通グラウンドと制御端子との間に
信号の経路を発生させ、制御信号即ちトリガ信号をグラ
ウンドに分流することによって帰還プロセスを阻止す
る。
【0018】制御回路は更に、制御端子と共通グラウン
ドとの間に接続されたコンデンサ(第2のコンデンサ)
を有する初期化回路を含む。第2のコンデンサは、制御
回路のコンデンサ(第1のコンデンサ)より大きいキャ
パシタンスを有する。順方向にバイアスされたダイオー
ドを介して、制御端子と第2のコンデンサが接続され
る。第2のコンデンサと並行に接続された抵抗は制御回
路の他の部分とともに、多数の時定数を持つ回路(「リ
ューのネットワーク」)を形成する。ある実施例におい
ては、リューのネットワークは状態メモリと初期化回路
との両方として機能する。初期化では(例えば、電力が
最初に投入された時)、リューのネットワークの第2の
コンデンサは、第1のコンデンサの初めの充電電流を吸
収する大きなキャパシタンスを有する。従って、半導体
スイッチ装置を導通モードにするトリガ信号が阻止され
る。結果として、リュースイッチは、初期化の時、非導
通モードに維持される。
【0019】更に、リュースイッチが導通モードの時に
電力が停止した場合、所定の時間以内に電力が回復する
とリュースイッチは導通モードのままであり、所定の時
間以上に電力停止が続くと非導通モードとなる。所定の
時間内では、リューのネットワークは状態メモリとして
機能し、電力停止前のリュースイッチの状態(オン或い
はオフ)を維持する。ある実施例によれば、第2のコン
デンサは、電解コンデンサと非偏極(unpolarized)コ
ンデンサとが並行に接続されものである。
【0020】リュースイッチのある実施例において、制
御回路は更に、外部信号を受信する端子を備える第2の
利得回路を含む。外部信号(例えば、ボタンを押すこと
によって発生するトリガ信号)がないと、第2の利得回
路には電流が全く流れず、高い出力インピーダンスを有
する。
【0021】本発明のある形態では、リュースイッチは
更に、整流信号を受信するために制御端子に接続された
ゼロクロス検出回路を含む。このゼロクロス検出回路
は、整流信号の瞬間の大きさが所定の電圧より低い場合
以外は制御信号となるのを阻止する。ある実施例によれ
ば、ゼロクロス検出回路は、整流信号の瞬間の大きさが
所定の電圧を越えた時に制御端子を共通グラウンドに短
絡するトランジスタを含む。また、ある実施例によれ
ば、ゼロクロス検出回路は、整流器の出力端子と共通グ
ラウンドとの間の電圧ディバイダの出力信号によって制
御されるトランジスタによって具現される。
【0022】更に、電圧ディバイダと直列に接続された
発光ダイオード(LED)及びツェナーダイオードを含
むこともある。このLEDは夜光として機能し、暗い所
でも電気スイッチが見えるようにする。
【0023】本発明の別の点によれば、リュースイッチ
は、負荷と半導体スイッチとに直列に接続された電流検
出器を含み、電流検出器における電流を表す信号を生成
する。ある実施例によれば、リュースイッチは更に、過
電流防止回路を含み、電流検出器が所定の電圧を越えた
電流を示した時、この過電流防止回路によって半導体ス
イッチが非導通モードになる。この電流検出器は例えば
変流器である。ある実施例によれば、この過電流防止回
路は感温性素子を含むため、過電流防止回路の閾値が環
境温度及びリュースイッチ自体の温度に応答するセルフ
トラッキング(self tracking)が可能である。
【0024】ある実施例では、過電流防止回路は、
(a)電流検出器の電流を表す信号を受信して電流検出
器の電流を表す電圧信号を生成する整流器と、(b)電
流検出器の電流の大きさが所定値を超えると導通する閾
値素子とを含む。この閾値素子には、シリコンダイオー
ド、ツェナーダイオード或いは4層のショックレーダイ
オードを用いることができる。過電流防止回路の整流器
には、ツェナーダイオード或いはダイオードブリッジを
用いることができる。更に、過電流防止回路に、整流器
と閾値素子間に抵抗回路を設けることもできる。この抵
抗回路は、過電流防止回路の温度応答を補正したり微調
整する感温性素子(例えば、サーミスター或いは別の温
度素子)を含む。感温性素子の温度特性を適切に選択す
ることによって、動作環境の温度及びスイッチの温度に
応じて過電流防止回路の引外し条件を自動的に調整する
こともできる。
【0025】本発明によれば、リュースイッチは更に、
制御バスの各点で受信する多数の外部信号の任意の1つ
に応じてリュースイッチを制御するオプトセパレータを
含むため、マルチポイントランダムコントロール機能を
有する。
【0026】ある実施例によれば、リュースイッチに
は、ダイオードブリッジ及びサイリスタ(SCR)が含
まれる。第2の実施例によれば、半導体スイッチはトラ
イアックである。第3の実施例によれば、半導体スイッ
チは逆並行型サイリスタである。リュースイッチの整流
回路には、SCR制御ブリッジ整流器を用いることがで
きる。ローパスフィルター回路を半導体スイッチの信号
端子に接続して、制御入力信号のショックまたはノイ
ズ、全てのサージを吸収することによって、半導体スイ
ッチを更に保護する。従ってシステムが安定して動作し
続ける。
【0027】それぞれのタッチパネルは、金属表面、ま
たは抵抗性材料或いは絶縁体で被覆された金属表面を有
する。このタッチパネルは取り付けプレートからずれた
面に取り付けることができる。例えば、タッチパネルが
取り付けプレートの表面に対して窪んでいる或いは幾分
突き出ている。オン用とオフ用の2つのタッチパネルを
備える実施例では、タッチパネルの色や触感が異なる。
【0028】本発明の別の形態によれば、このリュース
イッチは、外部因子がタッチパネルに接触すると、それ
に応じてビープ音という形で可聴音を出すビープ回路を
含む。このビープ音による応答は、リュースイッチの整
流器の出力端子と共通グラウンドとの間に直列に接続さ
れた圧電スピーカ及びツェナーダイオードによって具現
することができる。このビープ回路は、どちらのタッチ
パネルが接触されたかを識別できる異なったビープ音を
発生することもできる。
【0029】リュースイッチの制御回路において、様々
な部分(例えば、利得回路、SCR制御された整流器、
半導体スイッチ、または音声応答回路)は、半導体スイ
ッチがオフ状態の時に無視できる程度のリーク電流が流
れる部品が選択される。従って、リュースイッチがオフ
状態の時無視できる電流が流れている。
【0030】本発明の別の利点は、外部因子によって一
度接触すれば接触し続けなくてもオン或いはオフ状態を
保持する状態保持制御接触パネルにある。この保持機能
に基づいて本発明のリュースイッチはマルチポイントラ
ンダムリモートコントロールシステムを備え、それに
は、(a)AC電源の2線間の負荷回路に直列に接続さ
れた二端子リュースイッチと、(b)リュースイッチに
接続されたオプトアイソレータであって、このオプトア
イソレータが入力信号を受信する外部リモートコントロ
ール信号バスとAC電力線との間に電気的に高度に分離
する、該オプトアイソレータと、(c)それぞれが信号
バス上で制御信号にすることができる信号バスに接続さ
れた制御機器(例えばコンピュータ)が含まれる。リュ
ースイッチは、任意の数の外部制御機器及びコンピュー
タによるランダムコントロールを可能にするオン/オフ
保持機能を備える。ある実施例では、信号バスはオン信
号及びオフ信号の基準となる独立した外部共通グラウン
ドを含む。別の実施例では、別々の独立した外部共通基
準グラウンドを設けて、4本線からなる外部信号バス上
のオンチャネルとオフチャネル間の別々の送信及び切断
を具現する。
【0031】本発明のある形態によれば、リュースイッ
チはオフ状態における負荷へのリーク電流がない。本発
明の別の形態では、リュースイッチはオン状態の時十分
に動的な動作モードで動作する。本発明のスイッチは、
入力AC信号の各半周期のゼロクロス時に供給される電
力で動作するため、DC電力が必要ない。従って、従来
技術による電気スイッチとは異なり、リュースイッチは
AC標準電源に直列に直接接続することができる。
【0032】本発明の別の利点は、リュースイッチにお
ける過電流が発生した時に引外す静的な回路及び自動リ
セット回路にある。従って、安価な個々の過電流防止が
各負荷に設けることができる。各負荷ポイントの個々の
過電流防止により、資産及び人体が十分に保護される。
【0033】本発明の別の利点は、標準の120Vまた
は220V、またはそれより高いAC電源に直接接続す
ることができる万能型のリュースイッチにある。
【0034】本発明の別の形態によれば、初期化/リセ
ット回路(リューのネットワーク)には、制御端子とグ
ラウンド間のダイオードに直列に接続されたコンデンサ
と、コンデンサと並列に接続された抵抗とが含まれる。
【0035】本発明の別の利点は、リュースイッチにお
ける随意選択の機能である。このような随意選択の機能
には、リュースイッチ上の夜光即ち視認できる表示器が
ある。この夜光即ち表示器はリン酸化合物或いはイオウ
化合物などの受動蛍光材料からなり得る。
【0036】ある実施例によれば、効率的なLEDがリ
ュースイッチのゼロクロス検出回路に組み込まれてい
る。この実施例では、LEDの順方向電圧がゼロクロス
回路に対する閾値レベルとなり、LEDがスイッチの照
明となる。オフ状態では、LEDに流れる電流は200
μA未満である。
【0037】本発明の別の利点は、過電流引外し防止に
対するプログラム可能な動的閾値を備えるリュースイッ
チにある。この閾値は、温度、負荷、環境条件、及びス
イッチ自体の形状に適合する。特に、LTS特性を用い
て電気回路にスマート端子を備えることができる。
【0038】本発明のタッチパネルは、人体に関連する
インピーダンス効果の発見に基づくものであり、リュー
の接触信号相補効果(以下LTS効果)と呼ぶ。人体の
インピーダンス特性から得られるLTS効果、即ち多様
な環境条件でも、グラウンドに対してのインピーダンス
及び等価誘導信号源の働きをする。LTS効果により、
リュースイッチは、人体がタッチパネルに触れることに
よって、実質的に全ての環境条件で確実にスイッチをオ
ン/オフできる。
【0039】この実施例では、タッチパネルが外部因子
(例えば人間)によって接触されると、電気経路が形成
され、LTS効果によりリュースイッチの制御回路がト
リガされるように、タッチパネルがリュースイッチの制
御回路に電気的に接続される。
【0040】本発明の別の形態によれば、リュースイッ
チのオン及びオフの各タッチパネルが安全性を高め、正
確な操作を確実にするために、異なった位置或いは異な
った色、異なった形、異なった触感に形成することもで
きる。このようなタッチパネルは、金属または絶縁材料
で被覆された導体或いは抵抗性非金属から作ることがで
きる。本発明のリュースイッチでは、タッチパネルのオ
ンとオフの接触時間を変えてリュースイッチのオン動作
及びオフ動作をトリガすることもできる。ある実施例で
は、タッチパネルが誤接触によってトリガするのを防ぐ
ように設計されている。例えば、タッチパネルのそれぞ
れの接触表面がやや凹んでいる。
【0041】本発明のある形態によれば、オペレータが
手袋をしていてもタッチパネルを操作することができ
る。この機能は、緊急時及び非常に短時間に機械のある
部分を停止しなければなない時に非常に便利である。こ
のような時に、オペレータが手袋をはずすことによる操
作の遅れが致命傷となることもある。本発明の別の形態
では、第1のタッチパネルと第2のタッチパネルが殆ど
同時に接触された時、負荷装置の誤作動を防止するため
にリュースイッチがオフ状態になる。
【0042】本発明のリュースイッチは、抵抗性負荷及
び誘導負荷、蛍光灯などの特殊な負荷、また複合負荷も
制御することができる。
【0043】本発明は、添付の図面を用いた詳細な説明
により明確になるであろう。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明は、図1の電気回路100
に例示されるように固体スイッチ(「リュースイッ
チ」)を提供する。この回路100には、直列に接続さ
れるメイン半導体スイッチ1、負荷2、トリガ/制御回
路200、電磁障害(EMI)抑制器3及び3’、ヒュ
ーズ4(短絡電流防止用)、電流検出装置5、AC出力
アウトレットに接続される端子6及び7、外部の入力信
号をトリガ/制御回路200に伝達するためのタッチパ
ネル17及び19が含まれている。ある実施例では、リ
ュースイッチ(「リュースイッチ300」)にはメイン
半導体スイッチ1、電流検出装置5、及びトリガ/制御
回路200が含まれる。これに負荷2を加えることによ
りリュースイッチ300は電気回路100となる。
【0045】トリガ/制御回路200には、SCR制御
ブリッジ整流器8、減衰器9、第1の利得回路11、第
2の利得回路14、リミッター18及び20、初期化/
リセット回路15、ダイオードゲート13、状態メモリ
/トリガ回路12、フィルター回路28及び29が含ま
れる。例えば図7に示されるように、トリガ/制御回路
200の実施例では、状態メモリ/トリガ回路12には
コンデンサC1が含まれ、初期化/リセット回路15に
はコンデンサC4が含まれる。
【0046】制御端子113及び端子121及び122
に接続された利得回路11には、制御端子113に入力
信号が無いと、端子121と122との間に高いインピ
ーダンスが存在するため、電流が全く流れない。それと
は逆に、端子113に入力信号があると、端子121と
122との間のインピーダンスが低下する。制御端子1
43で信号を受信して端子141及び端子142との間
のインピーダンスを制御する利得回路14は、同様に形
成されている。しかしながら、この実施例では、利得回
路14に追加の制御端子144及び145が含まれ、そ
れぞれの端子はトリガされて、端子141と共通のグラ
ウンド端子142との間にインピーダンスの低い経路が
できる。制御端子144により過電流状態のときに利得
回路14がトリガされ、リュースイッチ300をオフ状
態にする別の条件に応答するべく、1つあるいはそれ以
上の端子145が設けられている。
【0047】初期化/リセット回路15とダイオードゲ
ート13とで、「リューのネットワーク」(詳細は以下
に説明する)を構成し、ダイオードD3及び電解コンデ
ンサC4、抵抗R8が含まれている。非偏極コンデンサ
C4’をコンデンサC4に並列に接続して、以下に説明
するように素早い応答を得ることもできる。その端子間
に電力が最初に加えられた時、初期化回路15により、
リュースイッチ300を確実にオフの状態にする。
【0048】SCR制御ブリッジ整流器8には、端子8
4の制御信号によってトリガされた時に導通するSCR
(「SCR1」)などのトリガ回路が含まれる。SCR
1が導通すると、メイン半導体スイッチ1も導通し、そ
れによりリュースイッチ300が導通モードにトリガさ
れる。以下に説明するように、リュースイッチ300が
一度導通モードに入ると、リュースイッチ300は導通
モードを維持するために端子84にそれに続くトリガ信
号を供給する。メイン半導体スイッチは、例えばトライ
アック或いはSCR等である。
【0049】またトリガ/制御回路200は随意選択と
して、ゼロクロス検出器10、カップリングダイオード
50(ゼロクロス検出器10が含まれる時のジャンパー
60の代用として)、ビープ回路21、電流検出装置5
(過電流防止のため)、過電流防止回路16、外部制御
バス400を備えるオプトアイソレーター22、外部制
御バス410を備えるオプトアイソレーター23を含む
こともできる。これらの随意選択部品を含むことによっ
て、高度に電気的に分離されたリレー(リュースイッチ
−リレー)としてリュースイッチをマルチポイントラン
ダムリモートコントロールに用いることができる。
【0050】SCR制御ブリッジ整流器8は、AC端子
81及び82、DC出力端子83、トリガ端子84、端
子87、端子85を含み、これらは制御/トリガ回路2
00の共通グラウンドに接続されている。抵抗86をA
C端子81及び82と直列に接続することができる。メ
イン半導体スイッチ1が導通していない時、端子81及
び82はメイン半導体スイッチ1の出力端子01及び0
2から入力AC信号を受信する。SCR制御ブリッジ整
流器8は、端子83と端子85間に整流信号(波形2と
して図3に示される)を供給する。図3に示されている
ように、端子83及び85の整流信号は、入力AC信号
の周波数が2倍の半波形である。
【0051】リュースイッチ300は、本発明のインピ
ーダンス効果の利点を利用している。この効果を「リュ
ーの接触信号相補効果」(LTS効果)と呼び、詳細は
以下に説明する。図1によれば、リュースイッチ300
には、トリガ/制御回路200に電気的に接続されたタ
ッチパネル17が含まれる。外部因子がタッチパネル1
7に接触すると(例えば、人間のスイッチ動作)、トリ
ガ/制御回路200をトリガするLTS効果の結果とし
て電気経路が生成される。図2a及び図2bを用いてこ
のLTS効果を説明する。
【0052】図2aは、タッチパネル(例えばタッチパ
ネル17或いは19)と接触している人体を表す等価回
路250及び250’をそれぞれ示す。ある環境条件の
下で、この等価回路250は、グラウンドへのリーク経
路を表す約30MΩ〜100MΩと幅広い範囲の等価抵
抗(すなわち抵抗R23)によって支配されている。こ
の抵抗成分のLTS効果から得られる電気信号の強さ
が、図2bの曲線Saとして示されている。同様に、別
の環境状況の下では、人体によるインピーダンスは中程
度から高程度(即ち、約30MΩ〜300MΩ或いはそ
れより高い)となる。この範囲では、等価回路250
は、分布リアクタンスXcを有する等価コンデンサC2
4によって支配される。この容量性成分のLTS効果か
ら得られる電気信号の強さが、図2bの曲線Sbとして
示されている。このLTS効果を正しく利用するため
に、トリガ/制御回路200は、利得回路11の入力ト
ランジスタのエミッタ接合と共通グラウンドとの間に逆
並列に接続したダイオードを備える。
【0053】更に高いインピーダンス条件下では、人体
は、300MΩ或いはそれより高いインピーダンスに達
する。このような高いインピーダンスでは、周囲の漂誘
電磁界から電気信号を得る誘導信号源AT26によって
等価回路250が支配される。このような電磁界は、低
周波ハム信号(例えば50(100)Hz或いは60
(120)Hzハム)からVHF或いはUHF帯域の信
号までと幅広いスペクトルの様々な信号源から得られ、
ある条件ではおそらく静電気からも得られる。誘導信号
源AT26により、このような電磁界の重ね合わせから
得られる電気信号が得られ、この電気信号をトリガ/制
御回路200の利得回路11によって検出できる。LT
S効果から得られる電気信号の強さが、図2bの曲線S
cに示されている。
【0054】図2bの抵抗R23及びコンデンサC2
4、誘導信号源AT26のLTS効果の3つを合わせた
ものが、曲線Sdとして図2bに示されている。図2b
に示される「不活性」領域は、トリガ/制御回路200
を確実にトリガするのに不十分なパネル17での電気的
強さの領域を示す。曲線Sdによって示されている等価
回路250のLTS効果の合わせたものの電気的信号の
強さは、実質的に全て実用的なインピーダンスである
「不活性」領域の上に位置する。抵抗性成分(即ち
a)は不活性領域の中に大幅に入るが、容量性成分
(即ちSb)によって直線S dが十分に不活性領域の上に
保たれる。同様に、抵抗性成分及び容量性成分(即ち直
線Sa及びSb)が不活性領域に入るところでは、誘導信
号源成分(即ちSc)によって曲線Sdが不活性領域の上
に保れる。従って、合わせたLTS効果により、実質的
に環境条件に左右されず、いかなる人体のインピーダン
スでもリュースイッチ300を切り替えることができ
る。
【0055】等価回路250’は、上記した等価回路2
50と概ね同じ方法で動作する。従ってその動作の説明
はここでは省略する。
【0056】次にリュースイッチ300の動作について
説明する。初めに即ちリュースイッチ300に最初に電
力が投入された時、状態メモリ/トリガ回路12のコン
デンサC1と、初期化/リセット回路15のコンデンサ
C4(及びコンデンサC4’)の双方は放電された状態
である。
【0057】メイン半導体スイッチ1と負荷2にとの間
にAC電力信号が加わる(即ち電力投入)と、端子81
及び82はAC信号を受信する。SCR制御ブリッジ整
流器8で整流されたDC全波信号(このDC全波信号は
AC信号の2倍の周波数である)が端子121と端子1
22間に発生する。状態メモリ/トリガ回路12のコン
デンサC1は殆ど瞬間的に完全に充電される。電力投入
後、初めに充電電流パルスは順方向ダイオードゲート1
3を通って初期化/リセット回路15のコンデンサC4
及びC4’に分岐される。制御端子122での電圧が急
上昇して、信号が減衰器9を通過して、SCR制御ブリ
ッジ整流器8のトリガ端子84に至り、半導体スイッチ
1をトリガすることはない。従って、DC全波電圧によ
り、状態メモリ/トリガ回路12のコンデンサC1が完
全に充電された状態に維持される。このオフ状態では、
トリガ/制御回路200には電流が流れない。
【0058】オフ状態で人間がタッチパネル19に触れ
ると、オフ状態の帰還効果が起こる。利得回路14で
は、端子141と142との間に低いインピーダンスの
経路ができ、初期化/リセット回路15のコンデンサC
4及びC4’を放電し、その放電状態を維持する。放電
されたコンデンサC4及びC4’により、メイン半導体
スイッチ1をトリガする端子122へのいかなる信号も
阻止し、非導通状態が維持される。メイン半導体スイッ
チ1の2端子間の電圧は、十分に充電された状態でコン
デンサC1に保たれる。状態メモリ/トリガ回路12に
おけるコンデンサC1が完全に充電された状態に維持さ
れるので、トリガ信号がSCR制御ブリッジ整流器84
のトリガ端子84に伝達されない。従って、メイン半導
体スイッチ1にも伝達されない。従って、メイン半導体
スイッチ1はオフの安定した状態のままである。
【0059】制御/トリガ回路200がオフの状態の
時、信号入力を受信しない限り、第1及び第2の利得回
路11及び14は共に電流が流ない状態である。利得回
路が接続されない限り、パネル17及び19は電気信号
を生成しない。加えて、SCR制御ブリッジ整流器8
は、トリガされないと電流が流れない。従って、リュー
スイッチ300において、オフの状態では負荷2にリー
ク電流が流れない。
【0060】オフの状態の時、外部因子(例えば人の
手)がタッチパネル17に触れると、前述したLTS効
果によって、電気信号が第1の利得回路11の入力端子
113でリュースイッチ300に供給される。この電気
信号によって、利得回路11が状態メモリ/トリガ回路
12の端子121と122との間の低インピーダンスの
経路となる。結果として、状態メモリ/容量性トリガ回
路12のコンデンサC1が急速に放電され、端子121
のDC信号が端子122に供給される。たとえ、電気信
号がなくなってもコンデンサC1の充電電流でパルスが
生成され、利得回路11及びダイオードゲート13を通
ってから分流され、初期化/リセット回路15のコンデ
ンサC4及びC4’が完全に充電され、SCR制御ブリ
ッジ整流器8をトリガし、半導体スイッチ1が導通す
る。以下に説明するように、その後、次ぎの半波でAC
信号のゼロクロス時にコンデンサC1に急速に充電され
た電流により、SCR制御ブリッジ整流器8をトリガし
続けるのに十分なトリガパルスがメイン半導体スイッチ
1のトリガ端子82に発生する。この時、コンデンサC
4が十分に充電され、トリガパルスがSCR制御ブリッ
ジ整流器8全体に供給される。このトリガパルスがSC
R1をトリガしてメイン半導体スイッチ1が導通する。
従って、リュースイッチ300はオンの状態となり、負
荷2に電力が供給される。加えて、オン状態の帰還効果
が初期化される。このオン状態の帰還効果は、以下の2
つによって左右される。(a)SCR1とメイン半導体
スイッチ1が互いに導通し合い、端子121及び122
との間にコンデンサC1を放電する低インピーダンスの
経路ができ、コンデンサC1が放電状態に維持される。
(b)入力AC信号のゼロクロス時以外は、メイン半導
体スイッチ1は導通状態に保たれる。
【0061】ゼロクロス時にメイン半導体スイッチ1が
非導通となると、全波DC信号の次の波形が端子121
及び122の間に瞬間的に現れ、殆ど瞬間的にコンデン
サC1を充電する。充電電流パルスは端子122に伝わ
り減衰器91を通って、SCR制御ブリッジ整流器8の
トリガ端子84に至る。従って、充電電流パルスにより
メイン半導体スイッチ1は導通し、入力AC信号の次の
ゼロクロスまで導通状態で維持される。
【0062】オンの状態の時に、人間(例えば手)がタ
ッチパネル19に触れると、前述したLTS効果によっ
て、電気信号が第2の利得回路14に伝達される。低イ
ンピーダンスの経路が、初期化/回復リセット回路15
のリューのネットワーク間にできる。結果として、コン
デンサC4は低インピーダンス経路を介して急速に放電
される。ダイオードゲート13を介した低インピーダン
ス経路により、制御端子122のトリガパルスを共通グ
ラウンドに分流することによってオン状態の帰還効果を
阻害する。したがって、次のゼロクロスでメイン半導体
スイッチ1が非導通となった時、トリガ用パルスが不在
のため、リューのスイッチ300がオフの状態に維持さ
れ、一方DC全波信号が端子121と122との間に発
生し、コンデンサC1を再充電する。完全に充電された
コンデンサC1が、制御端子122にトリガパルスが発
生するのを阻害するため、次ぎのタッチパネル17の接
触まで、メイン半導体スイッチ1は導通モードにトリガ
されない。
【0063】従って、リュースイッチ300はオフ状態
の時には電流が流れず、オン状態の時には短絡する(A
C信号のゼロクロスでの短い時間を除き)。従って、リ
ュースイッチ300は電源供給回路なしでも正確に動作
する。従って、従来の機械式単極スイッチと同じ方法で
動作する二端子回路固体スイッチが実現できる。
【0064】本発明によれば、リューのネットワークは
多数の時定数を用いるという特徴がある。例えば、図7
に示される実施例では、(a)コンデンサC4は予め決
められた大きな時定数によって速度で抵抗8によって放
電され、(b)ダイオードゲート13を通る制御端子1
22からの電流によって充電される時、コンデンサC4
は小さな時定数(上記の予め決められた時定数と比べ
て)によって決められる速度で急速に充電され、(c)
利得回路14の低インピーダンス経路によって放電され
る時、コンデンサC4は小さな時定数(上記した予め決
められた時定数と比べて)によって決められる速度で急
速に放電される。
【0065】ダイオードゲート13を介する充電におけ
る小さな時定数(例えば上記(b))により、リューの
ネットワークは、動的エネルギ吸収装置として働き、制
御端子122に現れる衝撃、ノイズスパイク、サージパ
ルスを吸収する。従って、非常に安定したオン状態及び
オフ状態のリューのスイッチ300が実現できる。リュ
ーのネットワークは、タッチパネル19が接触されると
直ちにスイッチを切ることができるように、小さな時定
数をもつ第2の利得回路14によって形成される低イン
ピーダンス経路を介して放電する。更に、リューのネッ
トワークは理想的な安全機構を実現する。例えば、従来
の機械式電力スイッチは、スイッチが導通する(オン状
態)と、例えばヒーター、電動工具、機械等の負荷に電
流が流れる。しかしながら、電力が中断されても、負荷
は動作モードのままである。従って、予期せずに電力が
再開すると、負荷の動作は中断されたままである。動作
モードの状態の負荷に電力が再開されると事故のもとと
なり、火災、財産の損壊につながる。
【0066】リューのネットワークは、予め決められた
放電時定数をもつ抵抗R8を含む。リュースイッチ30
0がオン状態の時にAC電力が中断されると、コンデン
サC4は抵抗値R8を介して放電される。予め決められ
た時定数は、所定の時間内コンデンサC4の電荷が維持
される。この所定時間内(例えば数秒から数十秒)にA
C電力が回復すると、コンデンサC4はコンデンサC1
の充電電流を完全には吸収することができず、トリガパ
ルスが端子84(図1)に至りSCR1をトリガし、リ
ュースイッチ300が元のオン状態に戻る。しかしなが
ら、所定の時間の後にAC電力が回復すると、リューの
ネットワークのコンデンサC4は抵抗R8を介して実質
的に放電され、コンデンサC1の充電パルスはダイオー
ドゲート13を介してコンデンサC4に分流される。結
果として、所定時間の後にAC電力が回復すると、リュ
ースイッチ300はオフの状態になり恒久的にオフの状
態を維持する。従って、電力が復帰した時に、リューの
ネットワークでは、予期せずに負荷の動作が再開するこ
とはなく、事故や損壊を防止できる。
【0067】ビープ回路21がトリガ/制御回路200
に含まれている場合、このビープ回路21はリュースイ
ッチ300のスイッチの切り替えを示す。
【0068】過電流防止回路16がトリガ/制御回路2
00に含まれている場合、この過電流防止回路16は電
流検出器5における電流を監視し、電流検出器5におけ
る電流が予め決められた閾値を超えると、利得回路14
の入力端子144に出力制御信号を与える。前述したよ
うに、端子144の制御信号はリュースイッチ300の
オンの状態を阻止する。
【0069】オプトアイソレーター回路22或いは23
がトリガ/制御回路200に含まれている場合、リュー
スイッチ300をマルチポイントランダムコントロール
システムに使用することができる。図1に示されている
ように、オプトアイソレーター回路22は入力端子22
3及び224、225と、出力端子221及び222、
226、228を備える。端子225は外部基準グラウ
ンドに接続され、端子221及び226はそれぞれ端子
121及び122を介して利得回路11に接続されてい
る。端子222及び228は端子141及び142(ま
た共通グラウンド)を介してそれぞれ利得回路14に接
続されている。端子223と225との間に信号(AC
或いはDC)が現れると、端子221と226との間に
光学的に分離された低インピーダンスの信号経路がで
き、前述したように、リュースイッチ300をオン状態
にトリガする。同様に、端子224と225との間に信
号が現れると、端子222と228との間に光学的に分
離された低インピーダンスの経路ができ、リュースイッ
チ300がオフの状態にトリガされる。オプティカルア
イソレーターを用いると、出力端子221及び222、
226、228が非常に高いインピーダンスによって入
力端子223−225から分離される。
【0070】オプトアイソレーター回路23はオプトア
イソレーター回路22と類似するが、追加の外部グラウ
ンド端子237を備え、端子223と235との間、2
34と237との間、231と236との間に高度に分
離された電気的経路ができる点が異なる。端子233と
235との間に信号(AC或いはDC)が現れると、端
子231と236との間に光学的に分離された低インピ
ーダンスの信号経路ができ、上記したようにリュースイ
ッチ300がオンの状態にトリガされる。同様に、端子
234と237との間に信号が現れ、端子232と23
8との間に光学的に分離された低インピーダンスの経路
ができ、リュースイッチ300をオフ状態にトリガす
る。
【0071】リュースイッチ300の幾つかの実施例を
以下に説明する。図面間の参照を容易にするために、図
1に用いられた参照数字と対応する図4−図13に用い
られた参照数字は、図1に示された素子或いは端子を表
す。
【0072】図4は、本発明の一実施例である回路45
0を示し、連結されたSCR−ダイオードブリッジ回路
(1、8)の中にSCR制御ブリッジ整流器8及びメイ
ン半導体スイッチ1が含まれる。図4を参照すると、図
1のSCR制御ブリッジ整流器8及びメイン半導体スイ
ッチ1の機能が、ダイオードブリッジBZ1及びSCR
1によって具現されている。状態メモリ/トリガ回路1
2は、直列につながれた抵抗R3及びコンデンサC1に
よって具現されている。リミッター18及び20は、抵
抗R1及びR2によって具現されている。利得回路11
及び14は、NPNバイポーラトランジスタT1及びT
2によって具現されている。減衰器9は抵抗R4によっ
て具現されている。
【0073】オフ状態の時、整流信号が端子83と85
との間に現れ、コンデンサC1が充電される。人間がタ
ッチパネル17に触れると、LTS効果によって接触信
号が発生し、NPNトランジスタ17が導通する。導通
したトランジスタT1によってコンデンサC1が放電さ
れ、端子87のDC全波信号が端子92に送られる。抵
抗R4を介して、DC全波信号がSCR1のゲート端子
G1に至り、SCR1を導通状態にトリガする。導通し
ているSCR1によって、端子01と端子02との間
(即ち、メイン半導体スイッチ1)が短絡し、負荷2に
AC信号が供給され、コンデンサC1が放電された状態
に保たれ、ダイオードブリッジBZ1の2つの順方向バ
イアスの電圧降下と順方向バイアスのSCR1の電圧降
下との和に等しい電圧降下(VSAT-ON)が起こる(即ち
2.4〜4.0V)。AC信号がゼロクロス時に、SC
R1が遮断され、次ぎのAC信号の全波形によってコン
デンサC1が充電され、SCR1を元の状態にトリガす
る充電電流が供給される。導通したSCR1によって再
び負荷2にAC信号が送られる。この帰還プロセスの再
生成によって、リュースイッチ300がオンの状態に保
たれる。人間がタッチパネル19にふれると、LTS効
果による接触信号はNPNトランジスタT2を導通さ
せ、端子92が共通グラウンドに短絡し、上記した帰還
プロセスが妨害され、リュースイッチ300がオフの状
態となる。
【0074】図5に示されている本発明の別の実施例で
ある回路500は、回路450に実質的に同一である
が、回路450のNPNトランジスタT1の代わりに回
路450ではNPNトランジスタT11が含まれる。そ
の他は、回路500の動作が上記した回路450の動作
と実質的に同じである。
【0075】回路450及び500には幾つかの欠点が
ある。第1に、オン状態の電圧降下(2.4−4.0
V)が比較的大きいため、リュースイッチ300におい
て比較的大きな電力が消費され、正しい大電流動作のた
めのヒートシンクが必要であり、負荷2にかかる電圧が
減少する。第2に、回路450及び500において、A
C電源に初めに接続された時、リュースイッチはオンの
状態に初期化される。
【0076】オン状態の電圧降下(VSAT-ON)を最小に
するために、図6a及び図6bに示されるように、半導
体スイッチ1にトライアック或いは逆並列型のSCRを
用いることもできる。図6aは本発明の一実施例である
回路600を示し、メイン半導体スイッチ1にトライア
ック601が用いられている。図6aに示されるよう
に、端子B13及びB14(即ち図1の端子81及び8
2)のダイオードブリッジBZ1がそれぞれゲート端子
G及び第2のアノードMT2に接続されている。トライ
アック601のゲート端子を保護するめに電流を制限す
る抵抗86を端子B13或いはB14のどちらかのダイ
オードブリッジBZ1のトライアック601との間に直
列に接続することもできる。オンの状態の時、オンの状
態の電圧降下(VSAT-ON)は0.8から1.6ボルトの
間となる。端子GとMT2(SCR1非導通)との間の
インピーダンスが高くなった後、AC信号のゼロクロス
でトライアック601がオンになる。
【0077】図6bは本発明の実施例である回路620
を示し、メイン半導体スイッチ1は回路602によって
具現され、この回路602は逆並行型のSCR(即ち、
SCR2とSCR3)によって具現されている。回路6
02におけるそれぞれのSCRには、SCR制御ブリッ
ジ整流器8のSCR1より高い電流を流すことができ
る。図6aに示されるように、ダイオードブリッジBZ
1の端子B13及びB14(即ち、図1の端子81及び
82)は、それぞれゲート端子13及び12に接続され
ている。図6aの回路600におけるように、電流を制
限する抵抗86を端子B13及びB14のどちらかのダ
イオードブリッジBZ1と逆並行型ダイオードSCR2
とSCR3との間に直列に配置して、ゲート端子G2及
びG3を保護することができる。オン状態の時に、SC
R3のカソードK3とSCR2のカソードK2との間に
トリガ電流が生成され、SCR3のゲート端子G3、ブ
リッジ整流器BZ1、SCR1、SCR2のゲート端子
G2とによって形成された経路をそれぞれ流れる。この
トリガ電流によって、SCR2及びSCR3が交互に導
通状態になる。オン状態の時の電圧降下(VSAT-ON)は
約1Vである。メイン半導体スイッチ1がAC信号のゼ
ロクロスでオフ状態となり、端子G2とG3(SCR1
は非導通)との間のインピーダンスが高くなった後、S
CR2及びSCR3は非導通状態になる。
【0078】回路600及び620において、トライア
ック601及びスイッチ装置602のSCR2及びSC
R3等を用いた場合に負荷2に流れる得る電流を、図4
及び図5の回路450及び500の対応する電流に容易
に適用できる。更に、リュースイッチ300のオン状態
の電圧降下が低いことから、上述した回路450及び5
00と比べて、同じ電流負荷における電力散逸が減少す
る。
【0079】図7は本発明の別の実施例である回路70
0を示し、初期化回路/電力回復リセット回路15及び
ダイヤルゲート13が具現されている。ダイオードD
3、抵抗R8、コンデンサC4及びC4’によって具現
された初期化回路/電力回復セット回路15及びダイヤ
ルゲート13は、以下リューのネットワークと呼ぶ。更
に、減衰器9は抵抗R4及びR6から構成される電圧デ
バイダによって具現されている。回路700において、
利得回路14は、抵抗R15及びPNPトランジスタT
3、NPNトランジスタT2を含む補足的な縦続増幅器
によって具現されている。SCR制御ブリッジ整流器8
及びメイン半導体スイッチ1は、回路600に類似の回
路によって具現されているが、コンデンサC6及び抵抗
R7より構成される側路フィルターがトライアック60
1のゲートターミナルに設けられている点が異なる。利
得回路11及び状態メモリ/トリガ回路12は、上記し
た回路450と同様に設けられている。フィルター回路
28及び29のそれぞれは、ダイオード(D1或いはD
2)と並行に接続されたコンデンサ(C2或いはC3)
によって具現されている。フィルター回路28及び29
のそれぞれにおいて、ダイオード(例えばD1)が、利
得トランジスタ(例えばトランジスタT1)のエミッタ
接合に逆並行に接続されている。この構成では、ダイオ
ードは以下の3つの機能を果たす。(a)LTS効果の
分布容量性成分(Sb)を増加するための負の経路の供
給。(b)利得トランジスタのエミッタ接合の保護。
(c)LTS効果の等価誘導信号源成分(Sc)におけ
る頂点の検出。
【0080】回路700において、リューのネットワー
クのコンデンサC4は、状態メモリ/トリガ回路12の
コンデンサC1より非常に大きいキャパシタンスを有す
る。この実施例において、コンデンサC4に分極分解コ
ンデンサを用いることができる。電解コンデンサは寄生
インダクタンスを有するため、リューのネットワークに
は非分極コンデンサC4’を用いてリューのネットワー
クの応答時間を速くする。
【0081】初めに、即ちリュースイッチ300にAC
電力信号が初めに加えられた時、コンデンサC4及びC
1は放電される。前述したように、端子83と端子85
間の整流信号のゼロクロス後に、コンデンサC1は瞬間
的に完全に充電される。しかしながら、コンデンサC4
は比較的放電された状態であることから、コンデンサC
1の充電電流が順方向にバイアスされたダイオードD3
を介して分流され、コンデンサC4に充電されるため、
減衰器9の入力端子92に十分なトリガ電流パルスが現
れない。したがって、リュースイッチ300はオンの状
態にトリガされない。リュースイッチ300がオフの状
態の時、前述したように、トリガ/制御回路200には
電流が流れない。利得回路11及び14におけるリーク
電流はnA(ナノアンペア)の範囲であるため無視でき
る。リュースイッチ300がオフ状態の時、抵抗R8に
よってコンデンサC4は実質的に放電された状態に保た
れる。従って、初期化回路15によって更にオフ状態が
安定し、減衰器9の入力端子122が共通グラウンドよ
り高いダイオード1個分の電圧降下(即ち約0.7V)
より高くは保たれない。従って、リュースイッチ300
が、AC信号の瞬間的なサージ或いはタッチパネル17
の偶発的な瞬間的接触によってトリガされることはな
い。
【0082】前述したように、人間がタッチパネル17
に触れると、コンデンサC1は放電され、整流信号がト
ランジスタT1による低インピーダンス経路を介して端
子121と端子122間に送られる。この信号は減衰器
9によって減衰されるが、SCR制御ブリッジ整流器8
のSCR1をトリガするのには十分であり、メイン半導
体スイッチ1がトリガされて導通状態になる。前述した
オン状態の帰還プロセスがリュースイッチ300をオン
状態に維持するため、コンデンサC4が安定した電圧に
保たれる安定した状態となる。このとき、導線6及び7
にかかるAC電力信号が、突然中断されると、コンデン
サC4は、コンデンサC4のキャパシタンス及び抵抗R
8の抵抗値によって決められる時定数に応じて抵抗R8
を介して放電される。従って、これらの値を適切に選択
することによって、所定の時間内に電力が回復した場
合、リュースイッチ300がオン状態に復帰することが
できる。即ち、オンの状態メモリが機能する。しかしな
がら、所定時間の後に電力が回復すると、コンデンサC
4は放電状態である。前述したように、放電されたコン
デンサC4はコンデンサC1の充電パルスを吸収するこ
とができるため、安定したオフ状態が作られる。従っ
て、リュースイッチ300はタッチパネル17が再び接
触されるまでオフ状態に保たれる。
【0083】一定時間オン状態に保ちその後オフ状態に
リセットする機能は、高い安全性を提供することができ
る。(以下「リューの機能」と呼ぶ)。悲惨な結果とな
る事故の多くは、電気器具或いは機械が停電によって動
作状態のまま放置された場合に起こる。即ち電力が回復
した時、これらの器具或いは機械は注意が払われないま
ま動作が再開され、電気器具の損壊事故及び火災或いは
人身事故につながる場合が多い。しかしながらリューの
ネットワークのリューの機能は、所定時間内に電力が復
帰した場合にのみ、電気器具或いは機械の動作が再開さ
れ、動作が継続される。しかし、所定時間を過ぎた場合
にはオフ状態にリセットされる。従ってリューの機能
は、短時間の頻繁な電力の中断時にもオン状態を維持す
る。
【0084】フィルター回路28のコンデンサC2或い
はC2’と、抵抗R1及びオペレータの等価インピーダ
ンスとで、ローパスフィルターを形成し、タッチパネル
17からの高周波の電磁干渉及び整流信号のサージによ
る利得回路11からのノイズを排除する。ダイオードD
1は以下3つの機能を果たす。(a)LTS効果の誘導
成分(Sc)を高めるRF頂点の検出器となる。(b)
負の半周期信号電流を整流することにより、LTS効果
の容量性成分(Sb)に対するタッチパネルの接触感度
を高める。(c)利得回路の入力端子を保護する。フィ
ルター回路29のコンデンサC3は、前述したコンデン
サC2或いはC2’と同様に機能する。
【0085】抵抗R5と、トライアック601のゲート
端子Gに接続された抵抗R7及びコンデンサC6とによ
って、動作時にサージを防止し、トライアック601の
ループ端子Gへの高周波ノイズを抑制する。更に、直列
につながれたEMI抑制器3及び3’(図1参照)によ
って電磁干渉及びノイズがフィルタリングされ、これら
の抑制器には、第2鉄合金のソレノイド及びキャパシタ
ンスを有するフェライト芯によって形成されるLC回
路、或いは市販されているモノリシックEMIフィルタ
ーを含む種々の形態のローパスフィルターを用いること
ができる。
【0086】図8−図10は、本発明の実施例である回
路720、740、760を示し、それぞれの回路は図
7の回路700の変更例である。回路720は、コンデ
ンサC2’及びダイオードD1’によるフィルター回路
28、及びPNPトランジスタT11による利得回路1
1を含む。図9の回路740は、図7の回路700に実
質的に同一であるが、図6bの回路620のようにメイ
ン半導体スイッチ1として逆並行型SCR2及びSCR
3が用いられている点が異なる。図10の回路760は
図8の回路720に実質的に同一であるが、図6bの回
路620と同様にメイン半導体スイッチ1として逆並行
型SCR2及びSCR3が用いられている点が異なる。
【0087】図11は、リミッター(例えばリミッター
20)の回路800及び810、820をそれぞれ示し
ている。回路800には抵抗R40が含まれている。回
路810には、コンデンサC42がリミッターとして含
まれている。回路820では、コンデンサC45と抵抗
R44が直列に接続されている。
【0088】図12は回路900のシステムブロック図
を示し、本発明の過電流信号処理回路16を表してい
る。回路900には、電流−電圧変換装置(AVC)
5、AC−DC変換器即ち整流器904、レギュレータ
905を備えるリミッター、リプルフィルター906、
自動温度補正/過電流トリップ値追従型温度特性回路9
07、過電流トリッププリセット回路908、閾値回
路、ORゲート903が含まれる。コンデンサC42及
びC45は、金属或いは導体のタッチパネルの表面に誘
電体或いは抵抗物質を被覆することによって具現でき
る。
【0089】AVC5には、変流器即ち分流素子、或い
は別のタイプの電流−電圧変換素子が利用できる。AV
C5の電流側端子は、AC電力線6と7との間のリュー
スイッチ300及び負荷2、フューズ4に直接接続され
ている。
【0090】負荷2の電流(主電流)を表すAVC5の
出力信号が、AC−DC変換器即ち整流器904(例え
ば、半波整流器、全波整流器、全波ブリッジ整流器)に
接続される。この整流された信号はレギュレータ/リミ
ッター905によって調整され、リプルフィルター90
6によって平滑化される。こうして得られたDC信号
は、主電流を表す。温度自動補正回路907は、一連の
特性曲線(iot−T曲線)に従う感温性のトリッピン
グ値に応じてDC信号を調整するために設けられる。こ
の温度補正されたDC信号は、次に電圧ディバイダ90
8によって減衰され、所定の過電流トリッピング値のた
めの閾値素子のセットに接続される。過電流状態となる
と、過電流信号が端子144でORゲート903に送ら
れ、第2の利得回路14をトリガし、保護のためにリュ
ースイッチ300がオフ状態になる。バックアップ入力
端子145は、リュースイッチ300をオフにするため
の1つ或いはそれ以上の動作信号を受信する。追加の保
護機能に自動ブレーカー機能が必要な場合は、追加のバ
ックアップ信号入力をORゲート903の追加の入力端
子として備えることもできる。
【0091】図13−図15のそれぞれは、リュースイ
ッチ300に用いることができる3つの静的な過電流が
かかった時に引外す回路910及び920、940は具
現を示す。回路910及び920、940によって例示
したようにリュースイッチ300に過電流防止を設ける
ことによって、非常に低価格な分岐単極スイッチ(br
anch single pole switch)と
なる。従って、多数の電気回路が1つの電気回路の過電
流による影響を受ける従来技術の課題であった過電流防
止のシステムの欠点が解消され、安全性が大幅に高ま
る。
【0092】回路910には、小電流変流器TFが電流
検出器5として含まれる。変流器よりむしろ電流検出器
として、分流素子或いは別の電流−電圧変換素子を用い
ることができる。変流器TFにおいて、一次コイルTF
1にはメイン半導体スイッチ1の電流が流れ、一方二次
コイルTFにはコイルTF1の電流に比例するAC電流
信号が発生する。ツェナーダイオードZ4及びコンデン
サC7、及びR12が、増倍電圧半波整流器を構成す
る。ツェナーダイオードZ4は、得られる半波整流信号
の振幅の調整及び制限をし、信号が整流器D10を介
し、メイン半導体スイッチ1に流れる電流を表すDC電
圧信号が端子902に送られる。コンデンサC8及び抵
抗ネットワーク907(抵抗R9及びR11、感温性抵
抗R10及びR18からなる)によってフィルターがか
けられ減衰されたこのDC電圧信号が、シリコンダイオ
ードD5を介して入力信号としてリュースイッチ300
の利得回路14に送られる。抵抗ネットワーク907に
おける抵抗の適切な抵抗値を選択して、リュースイッチ
300に好適な過電流引外し値を選択できる。
【0093】過電流閾値に達すると、抵抗R14及びダ
イオードD4(図13参照)によって正帰環が確立さ
れ、利得回路14によってリュースイッチ300がオフ
の状態になる。回路910によって過電流に対する感度
が高められる。
【0094】シリコンダイオードD5の順方向バイアス
の電圧降下が負の温度係数をもつ。(即ち、温度が高く
なると、ダイオードD5のその端子間の順方向バイアス
の電圧降下が減少する)。従って、温度が高くなると、
ダイオードD5の引外し閾値が低くなる。感温性素子
(例えば、サーミスターR10及び/またはR10’)
によって、温度に依存する過電流引外し接点の動特性が
得られ、温度変化に対する更なる引外し閾値の補正及び
微調整が可能となる。こうすることによって、温度補正
或いは適応性過電流防止を達成することができる。即
ち、環境温度及びスイッチ温度が変化すると、リュース
イッチ300の引外し値が自動的に変わる。従って、リ
ュースイッチ300は高い保護機能を有し、リュースイ
ッチ300に取り付けられた電気的ネットワーク或いは
電気器具、人体、リュースイッチ300自体を保護す
る。
【0095】もちろん、他の感温性素子を用いても同じ
ような結果を得ることができる。
【0096】図14に示される回路920は、図12の
回路910の変更例である。図14における回路920
には、電流検出器5の中心にタップを備えた二次コイル
TF2を用い、ダイオードD6及びD7によって全波整
流が得られる。回路920において、逆方向バイアスさ
れたツェナーダイオードD5及び負荷抵抗R13によっ
て閾値成分が得られる。
【0097】図15に示される回路940は、図12の
回路910の変更例である。図13における回路940
には、ダイオードブリッジ整流器BZ2が設けられ、電
流検出器5の二次コイルTF2に電圧信号の全波整流が
生成される。回路940においては、素子TE1によっ
て閾値成分が得られるが、例えば、PNPN型の4層シ
ョックレーダイオード及び負荷抵抗R13を用いること
もできる。
【0098】図16及び図17には、随意選択のゼロク
ロス回路1000及び1050がそれぞれ例示されてい
る。図16に示されているように、回路1000には、
SCR制御ブリッジ整流器8の端子83と85との間に
直列に接続された(即ち、リュースイッチ300の共通
グラウンドに接続された)抵抗R16及びR15によっ
て構成される電圧ディバイダと、ベース端子が電圧ディ
バイダの出力信号Vb4によって制御されるNPN型トラ
ンジスタT4とが含まれる。リュースイッチ300がオ
フ状態の時、NPN型トランジスタT4が導通すると、
低インピーダンス経路ができ、SCR1のゲート端子G
1のトリガ信号が共通グラウンドに短絡する。閾値電圧
thresを越えるとNPN型トランジスタT4が導通
し、G1がトリガされなくなる。図16は、図7に示さ
れたように具現された状態メモリ/トリガ回路12、減
衰器9、SCR制御ブリッジ整流器8、メイン半導体ス
イッチ1を示している。カップリングダイオードD50
によって、SCR制御ブリッジ整流器8の端子83とト
リガ/制御回路12の端子121とが接続されている。
図18は波形1及び2を示し、それぞれが閾値電圧V
thres及びSCR1のゲート端子G1のトランジスタT
4の出力インピーダンスである。
【0099】図17の回路1050において、回路10
00の抵抗値R15及びR16からなる電圧ディバイダ
が、直列に接続されたツェナーダイオードZ1、随意選
択の発光ダイオードLED1、抵抗18及び抵抗17か
らなる電圧ディバイダに置き換えられている。導通する
と、ツェナーダイオードZ1間の電圧降下が比較的一定
であるため、より正確なゼロクロス閾値電圧Vthres
9V〜19Vの範囲の電圧から選択することができる。
暗い所でも視認できるように、リュースイッチ300に
LED1が含まれている。この夜光機能は、トライアッ
ク或いは逆並行SCRによってメイン半導体スイッチを
トリガするには不十分な200μAの電流より低い電流
しか必要とせず、リュースイッチ300を照明用のスイ
ッチとして用いる時に特に便利である。
【0100】また図16及び図17は、小さく単純で低
価で安定した、電流漏れのないビープ回路21を示し、
この回路は、接続点A及び共通グラウンドとの間に直列
に接続されたツェナーダイオードZ2及び圧電スピーカ
素子PEとによって具現されている。接続点Aの電圧が
実質的に共通グラウンド(即ち、リュースイッチ300
のオン状態)から、高いDC電圧(即ちリュースイッチ
300のオフ状態)まで上昇すると、ブレークダウン電
流がZ2を通って容量性発電素子PEが急速に充電さ
れ、可聴音が発生する。このような可聴音は、急激な電
圧変化の起こる任意の2接点間にツェナーダイオードZ
2及び圧電素子PEを接続することによって実現するこ
とができる。このビープ音は、リュースイッチ300の
スイッチが切り替わる時、圧電スピーカ素子PEから発
生する。従って、ビープ回路21は、リュースイッチ3
00が切り替えられる時、オペレータの操作に応じて音
を発生することができる。
【0101】図19及び図20は、図1に関連して説明
したように具現された、マルチポイントランダムリモー
トコントロール固定スイッチ/リレーとして用いるリュ
ースイッチ300に接続されたオプトアイソレータ回路
22及び23の具体例1100及び1150である。光
学的分離を用いて、(外部共通グラウンド端子225に
対する)回路1100の端子223の入力制御信号は、
最大数千ボルト、端子221と226(オン−チャネ
ル)間の出力信号と分離され、また同様に、(外部共通
グラウンド端子225に対する)224の入力制御信号
も、端子222と228(オフ−チャネル)間の出力信
号から分離されている。同様に、(高度に分離された外
部グラウンド端子235に対する)回路1150の端子
233の入力制御信号は、最大数千ボルト、端子231
と236(オン−チャネル)間の出力信号と分離され、
また同様に、(高度に分離された外部グラウンド端子2
37に対する)234の入力制御信号も、端子232と
238(オフ−チャネル)間の出力信号から分離されて
いる。従って、端子223及び224の信号、及び外部
共通グラウンド端子225の信号は、制御信号を発生し
得る全ての装置を接続することができる3線からなるバ
ス400で送られる。図21に示されているように、3
線からなる制御バス400を利用して、外部機器による
マルチポイントランダムリモートコントロールを固体ス
イッチ1200を介して負荷2aに送る。同様に、端子
233及び234の制御信号、及び外部共通グラウンド
端子235及び237の制御信号も、制御信号を発生し
得る全ての装置を接続できる4線からなるバス410で
送られる。図22に示されているように、4線からなる
制御バス410を用いて、マルチポイントランダムリモ
ートコントロールを固体スイッチ1201を介して負荷
2bに送る。
【0102】図13は本発明による実施例の回路130
0を示し、図1の様々な機能回路を具現して組み合わせ
たものである。
【0103】リュースイッチ300には過電圧防止が組
み込まれているため、防止装置による保護を必要としな
い。この組み込み過電圧防止は、例えば、図7を引用し
て例示することができる。オフ状態の時に過電圧状態が
発生すると(例えば、AC信号の大きな電圧サージの
時)トランジスタT1のコレクタ端子とエミッタ端子と
の間の整流全波形DC信号がトランジスタT1のブレー
クダウン電圧を越えてトランジスタT1が導通する。ト
ランジスタT1が導通するとコンデンサC1が放電され
る。トランジスタT1に流れる電流によってトリガパル
スが供給され、減衰器9を介してSCR1をトリガす
る。SCR1が導通するとダイオードブリッジBZ1に
短絡し、次ぎにトライアック601をトリガして導通状
態にする。従って、リュースイッチ300がオンの状態
となり、リュースイッチ300にかかる電圧が導通して
いるトライアック601にかかる電圧まで降下する。従
って、前述した帰還プロセスを再発生し、例えばタッチ
パネル19に接触する外部因子によってリュースイッチ
300がオフ状態になるまで、リュースイッチ300の
オンの状態が維持される。トランジスタT1のブレーク
ダウン及びトライアック601の導通がマイクロ秒以下
で起こり、トライアック601の導通により半導体スイ
ッチの2端子間が短絡し、リュースイッチ300間の電
圧降下を実質的に排除できる。また、トランジスタT1
のブレークダウン電流が減衰器9の抵抗によって制限さ
れるため、リュースイッチ300の端子間に発生する過
電圧はリュースイッチ300に損害を与えるには時間が
短か過ぎる。従って、AC信号に過電圧状態が持続して
も、リュースイッチ300は防止装置による保護を必要
としない。防止装置による保護を必要とせず、損傷した
防止装置の取り替え費用も削減できる。従って、リュー
スイッチ300は従来の固体スイッチと比べ相当にコス
トを削減することができる。
【0104】従って、本発明は、安定したオフ状態の時
電流を必要としない、またスイッチを動作させるのにも
電力を必要としないスイッチを提供する。更に、本発明
は、過電圧防止のための防止装置を必要としない固体ス
イッチを提供する。
【0105】本発明の範囲内で様々な変更が可能であ
る。例えば、リュースイッチ300の利得回路には(例
えば利得回路11及び14)ある種のJ−FET、また
はMOS−FET、ダーリントンバイポーラ、または別
の集積回路またはオペアンプなどの別の利得素子を利用
することができる。また、メイン半導体スイッチ1に
も、例えば、あるIGBT、GTO、MCT、V−MO
S、D−MOS、パワーバイポーラ、または別の二方向
性トリオードサイリスタを利用することができる。
【0106】上記した本発明の特定の実施例を例示する
ための上記の説明は本発明を制限するものではない。ま
た本発明は請求の範囲によってのみ限定される。
【0107】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】電気回路100のシステムブロック図を示し、
この電気回路100には本発明に基づいた固体スイッチ
(リュースイッチ300)における制御回路200が含
まれている。
【図2】a及びbからなり、aは、タッチパネル(即ち
タッチパネル17或いは19)と接触する人体をそれぞ
れ表す等価回路250及び250’を示す。bは、特性
曲線Sa、Sb、Sc、Sdをそれぞれ示し、それぞれ
は抵抗成分(リーク成分)、分配されたキャパシタンス
成分、等価誘導信号源成分、及び人体のインピーダンス
によるLTS効果の合計である。
【図3】波形1−4を示し、波形1は、固体スイッチ3
00がオン状態の時の負荷2にかかる電圧を示し、波形
2は、固体スイッチ300がオフ状態の時の端子83と
トリガ/制御回路200の共通グラウンド間にかかる電
圧を示し、波形3は固体スイッチ300がオフ状態の時
の負荷2にかかる電圧を示し、波形4はリュースイッチ
300がオン状態の時の波形1のゼロクロスでの電圧波
形の310及び310'を含む端子01と02間の電圧
を示す。
【図4】本発明の実施例である回路450を示し、SC
R制御ブリッジ整流器8及びメイン半導体スイッチ1が
1つのSCRダイオードブリッジ回路(1、8)によっ
て具現され、利得回路11がトランジスタT1によって
具現されている。
【図5】本発明の実施例である回路500を示し、SC
R制御ブリッジ整流器8及びメイン半導体スイッチ1
が、1つのSCRダイオードブリッジ回路(1、8)に
よって具現され、第1の利得回路11がトランジスタT
11によって具現されている。
【図6】a及びbからなり、aは本発明の実施例である
回路600を示し、メイン半導体スイッチ1はトライア
ック601によって具現されている。bは本発明の実施
例である回路620を示し、メイン半導体スイッチ1が
逆並行型SCR602(SCR2及びSCR3)によっ
て具現されている。
【図7】本発明の別の実施例である回路700を示し、
リューのネットワーク13、15を含む初期化回路を具
現している。
【図8】bは本発明の実施例である回路720を示し、
図7の回路700の変更例である。
【図9】本発明の実施例である回路740を示し、図7
の回路700の変更例である。
【図10】本発明の実施例である回路760を示し、図
7の回路700の変更例である。
【図11】a−cよりなり、aは、リミッターの実施例
(即ち回路800における図1のリミッター18或いは
20)である。bは、リミッターの実施例(即ち回路8
10における図1のリミッター18或いは20)であ
る。cは、リミッターの実施例(即ち回路820におけ
る図1のリミッター18或いは20)である。
【図12】本発明の過電流信号処理回路16のシステム
ブロック図を含む過電流防止回路900を示す。
【図13】リュースイッチ300の回路910であり、
電流検出器5及び過電流防止回路16を示す。
【図14】リュースイッチ300の回路920を示し、
電流検出器5及び過電流防止回路16を示す。
【図15】リュースイッチ300の回路940を示し、
電流検出器5及び過電流防止回路16を示す。
【図16】図1のゼロクロス検出回路10を具現するの
に好適なマイクロ電流ゼロクロス回路1000を例示す
る。
【図17】図1のゼロクロス検出回路10を具現するの
に好適なマイクロ電流ゼロクロス回路1050を例示す
る。
【図18】波形1及び2を示し、波形1は閾値電圧V
thres、波形2はトランジスタT4の動作によるSCR
1のゲート端子G1でのインピーダンスである。
【図19】図1に関連して記載したように、リュースイ
ッチ300に接続された図1のオプトアイソレータ回路
22の実施例1100を示す。
【図20】図1に関連して記載したように、リュースイ
ッチ300に接続された図1のオプトアイソレータ回路
23の実施例1150を示す。
【図21】3線からなる制御バス400を用いての固体
スイッチ1200を介した外部機器による負荷2aのマ
ルチポイントランダムコントロールの具現、及びリュー
スイッチの制御バスと電力線との高度な分離を具現を示
す。
【図22】4線からなる制御バス410を用いての固体
スイッチ1201を介した外部機器による負荷2bのマ
ルチポイントランダムコントロールの具現、及びリュー
スイッチの制御バスと電力線との高度な分離を具現を示
す。
【図23】本発明の一実施例である回路図1300を示
す。
【符号の説明】
1 メイン半導体スイッチ 2 負荷 3 電磁障害抑制器 4 ヒューズ 5 電流検出器 6、7 端子 8 SCR制御ブリッジ整流器 9 減衰器 10 ゼロクロス検出器 11 第1の利得回路 12 状態メモリ/トリガ回路 13 ダイオードゲート 14 第2の利得回路 15 初期化/リセット回路 16 過電流防止回路 17、19 タッチパネル 18 第1のリミッター 20 第2のリミッター 21 ビープ回路 22 3線制御バスオプトアイソレーター 23 4線制御バスオプトアイソレーター 28、29 フィルター回路 86 抵抗 50 カップリングダイオード 200 トリガ/制御回路 300 リュースイッチ 400、410 外部制御バス、 450 回路 500 回路 600、620 回路 700、720、740 回路 900、910、920、940 過電流引外し回路 1000、1050 ゼロクロス回路 1100、1150 オプトアイソレータ回路 1200、1201 固体スイッチ AT26、AT36 誘導信号源 Sa 抵抗性成分 Sb 容量性成分 Sc 誘導信号源成分 Sd LTS効果の3つを合わせたもの

Claims (114)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的負荷を制御するための固体電気
    スイッチであって、 第1の端子と、 第2の端子と、 前記第1の端子と前記第2の端子とに接続され、前記電
    気的負荷と共に、前記AC電源との間に直列回路を形成
    する半導体スイッチであって、制御端子で制御信号を受
    信すると導通し、前記半導体スイッチが導通すると前記
    固体電気スイッチがオン状態となり、前記半導体スイッ
    チが非導通の時オフ状態となる、該半導体スイッチと、 前記半導体スイッチと並行に前記第1及び第2の端子に
    接続され、前記制御信号を供給する制御回路とを含むこ
    とを特徴とする固体電気スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記オフ状態の時、前記制御回路には
    実質的に電流が流れないことを特徴とする請求項1に記
    載の固体電気スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の端子を介して前記
    制御回路に電力が供給されることを特徴とする請求項1
    に記載の固体電気スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記制御回路が動的な帰還回路を含
    み、前記制御信号を介した前記動的な帰還回路によっ
    て、前記AC電源のAC信号の各半周期の始まりで、前
    記オン状態の時に前記半導体スイッチをトリガして導通
    することを特徴とする請求項1に記載の固体電気スイッ
    チ。
  5. 【請求項5】 前記制御回路が、固体状態の静的な部
    品のみを含むことを特徴とする請求項1に記載の固体電
    気スイッチ。
  6. 【請求項6】 電気信号を受信する前記制御回路が、 前記オフ状態の時に前記AC電源からのAC信号を受信
    してこのAC信号を整流して整流信号にする整流器と、 (a)前記オフ状態の時に前記整流信号を受信するた
    め、及び(b)前記電気信号に応じて放電し、前記制御
    信号を供給して、前記半導体スイッチを導通させるため
    に接続された、コンデンサとを含むことを特徴とする請
    求項1に記載の固体電気スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記負荷における電流が所定の値を超
    えると、前記半導体スイッチを非導通にする過電流防止
    回路を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の固体
    電気スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記過電流防止回路が、前記負荷装置
    の電流を表す電気信号を生成するために接続された電流
    検出器を含むことを特徴とする請求項7に記載の固体電
    気スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記制御回路に電気的に接続されたタ
    ッチパネルであって、外部因子が接触すると前記電気信
    号を生成する、該タッチパネルを更に含むことを特徴と
    する請求項1に記載の固体電気スイッチ。
  10. 【請求項10】 前記外部因子と基準グラウンド間の
    インピーダンスによって前記電気信号が生成されること
    を特徴とする請求項9に記載の固体電気スイッチ。
  11. 【請求項11】 前記電気信号が、環境による電界と
    前記インピーダンスとの相互作用から得られる相補効果
    によって合成されることを特徴とする請求項10に記載
    の固体電気スイッチ。
  12. 【請求項12】 前記インピーダンスが主として抵抗
    であることを特徴とする請求項10に記載の固体電気ス
    イッチ。
  13. 【請求項13】 前記インピーダンスが主としてキャ
    パシタンスであることを特徴とする請求項10に記載の
    固体電気スイッチ。
  14. 【請求項14】 前記外部因子によって集められた電
    磁放射が前記電気信号の一部になることを特徴とする請
    求項10に記載の固体電気スイッチ。
  15. 【請求項15】 前記制御回路が更に、前記電気信号
    に応答する利得回路を含み、前記利得回路が前記電気信
    号に応じて前記整流信号を前記制御端子に供給する、該
    制御回路であることを特徴とする請求項6に記載の固体
    電気スイッチ。
  16. 【請求項16】 前記利得回路がバイポーラトランジ
    スタを含むことを特徴とする請求項15に記載の固体電
    気スイッチ。
  17. 【請求項17】 前記バイポーラトランジスタがNP
    Nバイポーラトランジスタを含み、前記利得回路が更
    に、前記バイポーラトランジスタのベース端子と前記バ
    イポーラトランジスタのエミッタ端子との間に逆並行に
    接続されたダイオードを含み、そのコレクタ端子が前記
    整流信号を受信するために接続されていることを特徴と
    する請求項16に記載の固体電気スイッチ。
  18. 【請求項18】 前記バイポーラトランジスタがNP
    Nバイポーラトランジスタを含み、前記利得回路が、前
    記バイポーラトランジスタのベース端子と、前記バイポ
    ーラトランジスタのエミッタ端子との間に逆並行に接続
    されたダイオードを更に含み、前記エミッタ端子が前記
    整流信号を受信するために接続されていることを特徴と
    する請求項16に記載の固体電気スイッチ。
  19. 【請求項19】 前記AC信号がゼロクロスすると前
    記半導体スイッチが非導通となり、それと同時に前記整
    流信号が前記コンデンサに充電され、充電電流により前
    記制御信号が供給されることを特徴とする請求項6に記
    載の固体電気スイッチ。
  20. 【請求項20】 前記制御回路が、第2の電気信号に
    応答する第2の利得回路を更に含み、前記第2の利得回
    路が前記制御回路の共通グラウンドと前記制御端子との
    間に信号側路を形成し、前記制御信号が前記半導体スイ
    ッチに到達するのを防止することを特徴とする請求項1
    5に記載の固体電気スイッチ。
  21. 【請求項21】 前記第2の利得回路がバイポーラト
    ランジスタを含むことを特徴とする請求項20に記載の
    固体電気スイッチ。
  22. 【請求項22】 前記第2の利得回路が、前記バイポ
    ーラトランジスタのベース端子とエミッタ端子との間に
    逆並行に接続されたダイオードを更に含むことを特徴と
    する請求項21に記載の固体電気スイッチ。
  23. 【請求項23】 前記半導体スイッチの電流が所定の
    値を超えると、前記第2の電気信号を供給する過電流防
    止回路を更に含むことを特徴とする請求項20に記載の
    固体電気スイッチ。
  24. 【請求項24】 前記制御端子と前記共通グラウンド
    との間に接続された第2のコンデンサを含む初期化回路
    を更に含み、前記第2のコンデンサが前記制御回路の前
    記コンデンサのキャパシタンスより大きいキャパシタン
    スを有すことを特徴とする請求項20に記載の固体電気
    スイッチ。
  25. 【請求項25】 前記第2のコンデンサがダイオード
    を介して前記制御端子に接続されていることを特徴とす
    る請求項24に記載の固体電気スイッチ。
  26. 【請求項26】 前記初期化回路が、前記第2のコン
    デンサを前記共通グラウンドに放電するべく接続された
    抵抗を更に含むことを特徴とする請求項24に記載の固
    体電気スイッチ。
  27. 【請求項27】 前記整流信号を受信するべく前記制
    御端子に接続されたゼロクロス回路を更に含み、前記ゼ
    ロクロス回路が、前記AC信号がゼロを交差する時以外
    は前記制御信号が前記半導体スイッチに達することを阻
    止することを特徴とする請求項6に記載の固体電気スイ
    ッチ。
  28. 【請求項28】 前記整流器がダイオードブリッジを
    含み、前記半導体スイッチがサイリスタ(SCR)を含
    むことを特徴とする請求項6に記載の固体電気スイッ
    チ。
  29. 【請求項29】 前記半導体スイッチが、前記制御信
    号を受信するべく接続されたトライアックを含むことを
    特徴とする請求項1に記載の固体電気スイッチ。
  30. 【請求項30】 前記半導体スイッチが、前記制御信
    号によってトリガされる逆並行型のサイリスタを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の固体電気スイッチ。
  31. 【請求項31】 前記整流器が、SCR制御ブリッジ
    整流器を含むことを特徴とする請求項6に記載の固体電
    気スイッチ。
  32. 【請求項32】 前記制御回路が、前記整流器の出力
    端子と前記制御端子との間の前記コンデンサに直列に接
    続された抵抗を更に含むことを特徴とする請求項6に記
    載の固体電気スイッチ。
  33. 【請求項33】 前記制御回路が、前記コンデンサと
    前記制御端子との間に接続された減衰回路を更に含むこ
    とを特徴とする請求項6に記載の固体電気スイッチ。
  34. 【請求項34】 前記減衰回路が、電圧分割回路を含
    むことを特徴とする請求項33に記載の固体電気スイッ
    チ。
  35. 【請求項35】 前記初期化回路が、前記第2のコン
    デンサと並行に接続された抵抗を更に含み、前記抵抗の
    抵抗値と前記第2のコンデンサのキャパシタンスとの積
    に対応する時定数が、前記制御回路の前記コンデンサの
    充電時定数を超えることを特徴とする請求項24に記載
    の固体電気スイッチ。
  36. 【請求項36】 前記初期化回路が、電力が投入され
    た時に前記半導体スイッチを非導通とするべく動作する
    ことを特徴とする請求項24に記載の固体電気スイッ
    チ。
  37. 【請求項37】 前記半導体スイッチが導通している
    時に電力が中断された場合、所定時間内に電力が復帰す
    ると前記半導体スイッチは導通し、前記所定時間を過ぎ
    た後に電力が復帰すると非導通となるように、前記初期
    化回路が動作することを特徴とする請求項24に記載の
    固体電気スイッチ。
  38. 【請求項38】 前記第2の利得回路が、前記第2の
    利得回路が相補縦続増幅器(complementary cascade am
    plifier)を含むことを特徴とする請求項20に記載の
    固体電気スイッチ。
  39. 【請求項39】 前記タッチパネルが、電流を制限す
    る抵抗を介して前記制御回路に接続されていることを特
    徴とする請求項9に記載の固体電気スイッチ。
  40. 【請求項40】 前記タッチパネルがコンデンサを介
    して前記制御回路に接続されていることを特徴とする請
    求項9に記載の固体電気スイッチ。
  41. 【請求項41】 前記制御回路の制御端子に接続され
    たローパスフィルタを更に含むことを特徴とする請求項
    9に記載の固体電気スイッチ。
  42. 【請求項42】 前記タッチパネルが金属表面を備え
    ることを特徴とする請求項9に記載の固体電気スイッ
    チ。
  43. 【請求項43】 前記金属表面が、抵抗性材料或いは
    絶縁体で被覆されていることを特徴とする請求項42に
    記載の固体電気スイッチ。
  44. 【請求項44】 前記電流検出器が変圧器を含むこと
    を特徴とする請求項8に記載の固体電気スイッチ。
  45. 【請求項45】 前記変圧器が、前記負荷装置の前記
    電流を表す電圧出力信号を生成することを特徴とする請
    求項44に記載の固体電気スイッチ。
  46. 【請求項46】 前記過電流防止回路が感温性素子を
    含むことから、前記過電流防止回路の所定の値が周囲の
    温度によって変わることを特徴とする請求項7に記載の
    固体電気スイッチ。
  47. 【請求項47】 前記過電流防止回路の所定値が、前
    記固体電気スイッチの温度によって変わることを特徴と
    する請求項46に記載の固体電気スイッチ。
  48. 【請求項48】 前記過電流防止回路が、 前記負荷装置における電流を表す前記信号を受信して、
    前記負荷装置における電流を表す信号を生成する整流器
    と、 前記負荷装置における電流の大きさを表す前記信号を受
    信するべく接続された閾値素子であって、前記電流の大
    きさが所定値を越えると導通する、該閾値素子とを含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の固体電気スイッチ。
  49. 【請求項49】 前記閾値素子が順方向にバイアスさ
    れたシリコンダイオードを含むことを特徴とする請求項
    48に記載の固体電気スイッチ。
  50. 【請求項50】 前記閾値素子がツェナーダイオード
    を含むことを特徴とする請求項48に記載の固体電気ス
    イッチ。
  51. 【請求項51】 前記閾値素子が4層のショックレー
    ダイオードを含むことを特徴とする請求項48に記載の
    固体電気スイッチ。
  52. 【請求項52】 前記整流器がツェナーダイオードを
    含むことを特徴とする請求項48に記載の固体電気スイ
    ッチ。
  53. 【請求項53】 前記整流器がダイオードブリッジを
    含むことを特徴とする請求項48に記載の固体電気スイ
    ッチ。
  54. 【請求項54】 前記整流器と前記閾値素子との間に
    抵抗回路を更に含み、前記抵抗回路がサーミスターを含
    むことを特徴する請求項48に記載の固体電気スイッ
    チ。
  55. 【請求項55】 前記ゼロクロス回路が、前記整流信
    号の瞬間的なレベルが前記所定値を越えると前記制御端
    子と共通グラウンドとを接続するトランジスタを含むこ
    とを特徴とする請求項27に記載の固体電気スイッチ。
  56. 【請求項56】 前記トランジスタが、前記整流器の
    出力端子と共通グラウンドとの間の電圧ディバイダの出
    力信号によって制御されることを特徴とする請求項55
    に記載の固体電気スイッチ。
  57. 【請求項57】 前記ゼロクロス回路が、前記電圧デ
    バイダに直列に接続されたツェナーダイオードと発光ダ
    イオードとを更に含むことを特徴とする請求項56に記
    載の固体電気スイッチ。
  58. 【請求項58】 前記外部因子が前記タッチパネルに
    触れると、前記外部因子に可聴音を発する音声応答回路
    を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の固体電気
    スイッチ。
  59. 【請求項59】 前記音声応答回路が、前記整流器の
    出力端子と共通グラウンドとの間に直列に接続された圧
    電式スピーカ素子とツェナーダイオードとを含むことを
    特徴とする請求項58に記載の固体電気スイッチ。
  60. 【請求項60】 前記第2のコンデンサが、並列に接
    続された非偏極コンデンサと電解コンデンサとを含むこ
    とを特徴とする請求項24に記載の固体電気スイッチ。
  61. 【請求項61】 前記タッチパネルが取り付け面から
    オフセットした面に取り付けられることを特徴とする請
    求項9に記載の固体電気スイッチ。
  62. 【請求項62】 前記タッチパネルの色が第1の色で
    あり、前記タッチパネルが第1の色とは異なる第2の色
    の取り付けプレートに取り付けられていることを特徴と
    する請求項9に記載の固体電気スイッチ。
  63. 【請求項63】 前記タッチパネルに電気的に接続さ
    れた第2のタッチパネルを更に含み、前記タッチパネル
    に外部因子が接触すると、前記タッチパネルによって前
    記第2の電気信号が生成されることを特徴とする請求項
    20に記載の固体電気スイッチ。
  64. 【請求項64】 前記第1のタッチパネルと前記第2
    のタッチパネルが触感或いは色から容易に識別できるこ
    とを特徴とする請求項63に記載の固体電気スイッチ。
  65. 【請求項65】 前記第1のタッチパネルと前記第2
    のタッチパネルの内どちらのタッチパネルが外部因子に
    よって接触されたかを識別できる異なる可聴音を生成す
    る音声応答回路を更に含むことを特徴とする請求項63
    に記載の固体電気スイッチ。
  66. 【請求項66】 前記第1のパネルと前記第2のパネ
    ルに概ね同時に外部因子が接触した時、前記半導体スイ
    ッチが非導通を維持することを特徴とする請求項63に
    記載の固体電気スイッチ。
  67. 【請求項67】 前記半導体スイッチが前記オフ状態
    になるように初期化することを特徴とする請求項1に記
    載の固体電気スイッチ。
  68. 【請求項68】 前記制御回路に接続され入力信号を
    受信するオプトセパレータを更に含み、前記オプトセパ
    レータ回路が、前記入力信号に対応する光学的に分離さ
    れた出力信号を前記制御回路に供給し、前記光学的に分
    離された出力信号を受信すると同時に、前記制御回路が
    前記制御信号を供給することにより、前記半導体スイッ
    チが導通することを特徴とする請求項1に記載の固体電
    気スイッチ。
  69. 【請求項69】 マルチポイントランダムコントロー
    ルシステムであって、 AC電源の第1の電力線と第2の電力線との間の負荷回
    路と直列に接続されている二端子固体電気スイッチであ
    って、前記固体電気スイッチが第1及び第2の制御信号
    に応答し、前記第1の制御信号を受信すると前記固体的
    スイッチは導通となり、前記第2の制御信号を受信する
    と前記固体電気スイッチが非導通となる、該固体電気ス
    イッチと、 前記固体電気スイッチに接続され、前記第1及び第2の
    制御信号を送信するオプトセパレータであって、信号バ
    スから第1及び第2の電気信号を受信し、光学的に分離
    された前記第1及び第2の制御信号として前記第1及び
    第2の電気信号を表す出力信号を送信する、該オプトセ
    パレータと、 前記信号バスに接続された複数の装置であって、それぞ
    れの装置が前記装置の出力信号として前記第1及び第2
    の電気信号を出力することができる、該複数の装置とを
    含むことを特徴とするマルチポイントランダムコントロ
    ールシステム。
  70. 【請求項70】 前記信号バスが、前記第1及び第2
    の電気信号に対する共通グラウンドを含むことを特徴と
    する請求項69に記載のマルチポイントランダムコント
    ロールシステム。
  71. 【請求項71】 前記信号バスが、前記第1及び第2
    の各電気信号に対してそれぞれ別の共通グラウンドを含
    むことを特徴とする請求項69に記載のマルチポイント
    ランダムコントロールシステム。
  72. 【請求項72】 コンデンサを有する初期化回路であ
    って、充電時定数及び放電時定数を有し、前記充電時定
    数が前記放電時定数より小さく、前記電気回路が第1の
    動作モードの時に前記コンデンサが前記充電時定数に従
    って充電され、前記動作モードが中断されると、前記コ
    ンデンサが前記放電時定数で放電されることにより、前
    記動作モードが保持されるように電気回路に含まれるこ
    とを特徴とする初期化回路。
  73. 【請求項73】 前記第1の放電時定数より短い第2
    の放電時定数を更に含み、前記第2の放電時定数により
    前記コンデンサが放電され、前記初期化回路が前記動作
    モードからリセットされることを特徴とする請求項72
    に記載の初期化回路。
  74. 【請求項74】 ダイオードと、 前記ダイオードのカソードとグラウンド端子との間に接
    続されたコンデンサと、 前記ダイオードの前記カソードと前記グラウンド端子と
    の間に接続された抵抗とを含むことを特徴とする請求項
    72に記載の初期化回路。
  75. 【請求項75】 前記コンデンサが、並行に接続され
    た二方向性コンデンサと電解コンデンサとを含むことを
    特徴とする請求項74に記載の初期化回路。
  76. 【請求項76】 電気的負荷を制御するための固体電
    気スイッチの製造方法であって、 第1の端子と第2の端子とによって半導体スイッチを前
    記電気的負荷と直列に接続して、前記電気的負荷と共に
    前記AC電源間に直列回路を形成する過程と、 前記半導体スイッチに制御信号を受信する制御端子を設
    ける過程と、 前記第1及び第2の端子に接続され、前記半導体スイッ
    チと並行である制御回路に前記制御信号を生成する過程
    とを含み、 前記制御信号に応じて前記半導体スイッチが導通し、前
    記半導体スイッチが導通している時は前記固体電気スイ
    ッチがオン状態であり、前記半導体スイッチが非導通の
    時は前記固体電気スイッチがオフ状態であることを特徴
    とする方法。
  77. 【請求項77】 前記制御回路が、前記オフ状態の時
    には実質的に電流を必要としないように設けられること
    を特徴とする請求項76に記載の方法。
  78. 【請求項78】 前記第1及び第2の端子を介して前
    記制御回路に電力を供給する過程を更に含むことを特徴
    とする請求項76に記載の方法。
  79. 【請求項79】 前記制御回路に動的帰還回路を設け
    る過程を更に含み、前記動的帰還回路が前記制御信号を
    介して前記オン状態の前記半導体スイッチを前記AC電
    源のAC信号の各半周期の始まりでトリガして導通させ
    ることを特徴とする請求項76に記載の方法。
  80. 【請求項80】 前記制御回路に固体の静的な素子の
    みを設ける過程を更に含むことを特徴とする請求項76
    に記載の方法。
  81. 【請求項81】 前記制御信号を生成する過程が、 前記AC出力から受信したAC信号を整流して整流信号
    にする段階と、 前記スイッチ装置が導通している時に前記整流信号でコ
    ンデンサを充電する過程と、 電気信号に応じて前記コンデンサ間に低インピーダンス
    の経路を生成する段階であって、前記低インピーダンス
    の経路によって前記コンデンサが放電され、前記整流信
    号が前記制御信号を供給する、該段階とを更に含むこと
    を特徴とする請求項76に記載の方法。
  82. 【請求項82】 外部因子がタッチパネルに接触する
    ことによって前記電気信号を供給する過程を更に含み、
    前記電気信号が前記外部因子のインピーダンスによって
    得られることを特徴とする請求項76に記載の方法。
  83. 【請求項83】 前記電気信号が、環境による電界と
    前記インピーダンスとの相互作用から得られる相補効果
    によって合成されることを特徴とする請求項82に記載
    の固体電気スイッチ。
  84. 【請求項84】 前記インピーダンスが主として抵抗
    であることを特徴とする請求項82に記載の方法。
  85. 【請求項85】 前記インピーダンスが主としてキャ
    パシタンスであることを特徴とする請求項82に記載の
    方法。
  86. 【請求項86】 前記電気信号が、前記外部因子が集
    めるその環境の電磁放射の結果として生成されることを
    特徴とする請求項82に記載の方法。
  87. 【請求項87】 負荷にAC電力を供給するための電
    気スイッチを製造する方法であって、 制御端子で受信したトリガ信号によってトリガされると
    前記半導体回路が導通状態になり、所定の回路の条件が
    整うと非導通状態になる、前記負荷に直列に接続される
    半導体スイッチ回路を設ける過程と、 前記半導体スイッチの前記非導通状態の時に前記トリガ
    信号を送る帰還回路を設ける過程とを更に含むことを特
    徴とする電気スイッチを製造する方法。
  88. 【請求項88】 前記AC電源のAC電圧信号がゼロ
    を交差する時に前記所定の回路条件が整うことを特徴と
    する請求項87に記載の方法。
  89. 【請求項89】 前記半導体スイッチの入力端子と前
    記制御端子との間に接続されたコンデンサを前記帰還回
    路に更に設ける過程を含み、前記半導体スイッチが前記
    非導通状態になると、前記AC電源が前記コンデンサに
    充電電流が供給され、前記トリガ信号が前記半導体スイ
    ッチに送られることを特徴とする請求項87に記載の方
    法。
  90. 【請求項90】 外部の刺激に応じて活性化信号を生
    成する活性化回路を設ける過程と、 前記制御端子と基準グラウンドとの間に接続され、第1
    の状態及び第2の状態を有し、前記活性化信号に応答す
    る初期化回路を設ける過程とを更に含み、 前記初期化回路が前記第1の状態の時は前記トリガ信号
    が前記制御端子に到達するのを阻止し、前記第2の状態
    の時は前記トリガ信号が前記制御端子に到達し、前記活
    性化信号を受信すると前記初期化回路が前記第1の状態
    から前記第2の状態になることを特徴とする請求項87
    に記載の方法。
  91. 【請求項91】 前記初期化回路を第2の状態から
    第1の状態にする前記非活性化信号に前記初期化回路が
    応答し、 第2の外部刺激に応じて、非活性化信号を生成するため
    の非活性化回路を設ける過程を更に含むことを特徴とす
    る請求項90に記載の方法。
  92. 【請求項92】 前記初期化回路が前記第1の状態で
    ある時には実質的に電流が流れない前記帰還回路を設け
    ることを特徴とする請求項90に記載の方法。
  93. 【請求項93】 前記外部刺激がないと実質的に電流
    が流れない前記活性化回路を設けることを特徴とする請
    求項90に記載の方法。
  94. 【請求項94】 前記第2の外部刺激がないと実質的
    に電流が流れない前記非活性化回路を設けることを特徴
    とする請求項91に記載の方法。
  95. 【請求項95】 前記半導体スイッチ間に接続された
    サイリスタ(SCR)制御ブリッジ整流器回路を設ける
    過程を更に含み、前記初期化回路が前記第1の状態であ
    ると前記SCR制御整流器に実質的に電流が流れないこ
    とを特徴とする請求項90に記載の方法。
  96. 【請求項96】 前記活性化信号に応答して可聴音を
    生成するビープ回路を設ける過程を更に含むことを特徴
    とする請求項90に記載の方法。
  97. 【請求項97】 前記活性化信号がないと前記ビープ
    回路に実質的に電流が流れないことを特徴とする請求項
    96に記載の方法。
  98. 【請求項98】 外部因子によるタッチパネルの接触
    を検出するための方法であって、 前記タッチパネルと基準グラウンドとの間の前記外部因
    子の抵抗を検出する過程と、 前記タッチパネルと前記基準グラウンドとの間の前記外
    部因子のキャパシタンスを検出する過程と、 漂遊電磁界によって前記外部因子間にかかる誘導源を検
    出する過程と、 前記タッチパネルに接続された制御端子を含む利得回路
    を設ける過程であって、1つ以上の前記抵抗、及び前記
    キャパシタンス、前記誘導源が個々に或いはそれらを合
    計したものが所定の値を超えると前記利得回路が出力信
    号を生成する、該過程とを含む方法。
  99. 【請求項99】 前記抵抗の検出及び前記キャパシタ
    ンスの検出、前記誘導源の検出が、前記タッチパネルに
    直列に接続された抵抗と、前記タッチパネルと第1の基
    準電圧との間に接続された抵抗と、前記抵抗と基準との
    間に接続されたコンデンサと、前記制御端子と前記基準
    との間に逆方向にバイアスされて接続されたダイオード
    とによってなされることを特徴とする請求項98に記載
    の方法。
  100. 【請求項100】 過電流引外し回路であって、 負荷と直列に接続され、導通状態及び非導通状態になる
    半導体スイッチと、 前記半導体スイッチに接続された制御回路であって、前
    記制御回路を非導通状態にする制御信号を受信する、該
    制御回路と、 前記半導体スイッチにおける電流を表す表示信号を生成
    するべく、前記半導体スイッチに接続された電流検出器
    と、 前記表示信号を整流する整流器と、 前記整流表示信号が所定値を越えると前記制御信号を供
    給する、前記整流信号を受信する閾値回路とを含むこと
    を特徴とする過電流引外し回路。
  101. 【請求項101】 前記電流検出器が変流器を含むこ
    とを特徴とする請求項100に記載の過電流引外し回
    路。
  102. 【請求項102】 前記整流器が半波整流器を含むこ
    とを特徴とする請求項100に記載の過電流引外し回
    路。
  103. 【請求項103】 前記整流器が全波整流器を含むこ
    とを特徴とする請求項100に記載の過電流引外し回
    路。
  104. 【請求項104】 前記整流表示信号を調整するレギ
    ュレータを更に含むことを特徴とする請求項100に記
    載の過電流引外し回路。
  105. 【請求項105】 前記レギュレータがツェナーダイ
    オードを含むことを特徴とする請求項104に記載の過
    電流引外し回路。
  106. 【請求項106】 前記表示信号のための電圧増倍器
    回路を更に含むことを特徴とする請求項90に記載の過
    電流引外し回路。
  107. 【請求項107】 前記半導体スイッチの温度に感応
    する温度自動補正回路を更に含むことを特徴とする請求
    項100に記載の過電流引外し回路。
  108. 【請求項108】 前記温度自動補正回路が前記半導
    体スイッチの環境にも感応性であることを特徴とする請
    求項107に記載の過電流引外し回路。
  109. 【請求項109】 前記温度自動補正回路がサーミス
    ターを含むことを特徴とする請求項107に記載の過電
    流引外し回路。
  110. 【請求項110】 前記温度自動補正回路が、温度が
    高くなると前記所定値が低くなる負の温度係数を持つシ
    リコンダイオードを含むことを特徴とする請求項107
    に記載の過電流引外し回路。
  111. 【請求項111】 負荷とAC電力の出力とに直列に
    接続された固体スイッチを製造する方法であって、 前記負荷に直列に接続された半導体スイッチを設ける過
    程であって、制御端子でトリガ信号を受信すると前記半
    導体スイッチが導通し、前記AC電力のAC信号がゼロ
    電圧を交差すると非導通となる、該過程と、 前記AC信号を整流する整流器を設ける過程と、 前記整流信号を受信する第1のコンデンサを設ける過程
    であって、前記第1のコンデンサが前記整流器と前記制
    御信号との間に接続されている、該過程と、 前記制御端子と基準グラウンドとの間に直列に接続され
    た前記第1のコンデンサよりキャパシタンスが大きい第
    2のコンデンサとダイオードを含む初期化回路を設ける
    過程と、 前記整流信号が前記ダイオード及び前記第2のコンデン
    サを介して基準グラウンドに分流され、前記整流信号が
    前記トリガ信号を生成することなく、前記第1のコンデ
    ンサを充電状態にするように、初めに放電状態の前記第
    2のコンデンサを設ける過程とを含む方法。
  112. 【請求項112】 外部因子が前記固体スイッチの入
    力端子に接触すると、電気信号を生成するセンシング回
    路を設ける過程と、 前記半導体スイッチが導通している時に前記第1のコン
    デンサを放電する放電経路を設ける過程と、 前記電気信号を受信すると前記第2のコンデンサが前記
    ダイオードを介して充電状態になり、前記整流信号によ
    って前記第1のコンデンサが充電されると、前記充電に
    より前記半導体スイッチに対する前記トリガ信号が前記
    制御端子に生成され、同時に前記半導体スイッチが導通
    し前記放電経路により前記第1のコンデンサが放電され
    ると、前記トリガ信号を再生成する帰還プロセスを生成
    することを特徴とする請求項111に記載の方法。
  113. 【請求項113】 組み込み過電圧防止機能を備える
    電気スイッチの製造方法であって、 制御端子で受信したトリガ信号によってトリガされると
    導通し、負荷と直列に接続された半導体スイッチ回路を
    設ける過程と、 前記半導体スイッチ回路間の電圧が所定値を越える時前
    記トリガ信号を供給する帰還回路を設ける過程であっ
    て、前記帰還回路が内部保持回路に設けられることか
    ら、前記トリガ信号が1度供給されると前記帰還回路が
    トリガ信号を発生し続けて前記半導体スイッチ回路を前
    記導通状態に維持する、該帰還回路を設ける過程とを含
    み、 前記半導体スイッチ回路において、所定の回路条件とな
    ると非導通となり、前記導通状態では前記半導体スイッ
    チ回路間の電圧降下は前記負荷間の電圧降下より相当小
    さいことを特徴とする電気スイッチの製造方法。
  114. 【請求項114】 外部因子が接触するための表面を
    有するタッチパネルと、センシング回路とを含むタッチ
    センシング回路であって、 前記センシング回路が、(a)前記タッチパネルに直列
    に接続された抵抗と、(b)前記抵抗と基準との間に接
    続されたコンデンサと、(c)前記ベース端子とエミッ
    タ端子との間に逆並行型に接続されたダイオードとを含
    むことを特徴とするタッチセンシング回路。
JP2000119059A 1999-04-22 2000-04-20 固体電気スイッチ Pending JP2000357955A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13091999P 1999-04-22 1999-04-22
US60/130919 1999-07-07
US09/348980 1999-07-07
US09/348,980 US6603221B1 (en) 1999-04-22 1999-07-07 Solid state electrical switch

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000357955A true JP2000357955A (ja) 2000-12-26

Family

ID=26828976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000119059A Pending JP2000357955A (ja) 1999-04-22 2000-04-20 固体電気スイッチ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6603221B1 (ja)
EP (1) EP1052776A3 (ja)
JP (1) JP2000357955A (ja)
CN (1) CN1156977C (ja)
AU (2) AU3955000A (ja)
CA (1) CA2304413A1 (ja)
DE (1) DE1052776T1 (ja)
MX (1) MXPA01011970A (ja)
WO (1) WO2000065718A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102094A (ja) * 2001-09-19 2003-04-04 Kenwood Corp 圧電スピーカ装置
US6603221B1 (en) * 1999-04-22 2003-08-05 Zhongdu Liu Solid state electrical switch
US8731024B2 (en) 2008-01-25 2014-05-20 Nec Corporation Noise suppression apparatus

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7043543B2 (en) 1996-07-23 2006-05-09 Server Technology, Inc. Vertical-mount electrical power distribution plugstrip
DE10130608A1 (de) * 2001-06-26 2003-01-09 Bsh Bosch Siemens Hausgeraete Brandschutzeinrichtung für Haushaltgeräte
US9012807B2 (en) * 2004-04-16 2015-04-21 Illinois Tool Works Inc. Remote wire feeder using binary phase shift keying to modulate communications of command/control signals to be transmitted over a weld cable
US7180029B2 (en) 2004-04-16 2007-02-20 Illinois Tool Works Inc. Method and system for a remote wire feeder where standby power and system control are provided via weld cables
US20050237007A1 (en) * 2004-04-22 2005-10-27 Chung-Han Huang Electronic alternating-current regulator
US7319282B2 (en) * 2004-09-21 2008-01-15 Creative Technology Ltd Switch circuit
US7728564B2 (en) * 2005-06-06 2010-06-01 Lutron Electronics Co., Inc. Power supply for a load control device
DE102005028184A1 (de) * 2005-06-17 2006-12-21 Siemens Ag Schaltungsanordnung mit einem Eigendiagnosesystem zum Ansteuern und Überwachen einer Last in einer Brückenschaltung und dazugehöriges Betriebsverfahren
EP1897419B1 (en) * 2005-06-30 2017-11-01 Lutron Electronics Co., Inc. Dimmer having a microprocessor-controlled power supply
US8892913B2 (en) 2005-06-30 2014-11-18 Lutron Electronics Co., Inc. Load control device having a low-power mode
KR100908715B1 (ko) * 2005-07-08 2009-07-22 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 표시 장치 및 그 구동 방법
US7385791B2 (en) * 2005-07-14 2008-06-10 Wetlow Electric Manufacturing Group Apparatus and method for relay contact arc suppression
US7760192B2 (en) * 2005-11-03 2010-07-20 International Business Machines Corporation Cadence controlled actuator
US8478344B2 (en) * 2006-06-21 2013-07-02 Broadcom Corporation Power recovery circuit based on partial standing waves
US20080136678A1 (en) * 2006-12-11 2008-06-12 International Business Machines Corporation Data input using knocks
US7432820B1 (en) 2007-05-31 2008-10-07 Phan Charlie D Sound-flag synchronized action controller
JP4874202B2 (ja) * 2007-09-26 2012-02-15 三洋電機株式会社 空気調和システムおよび室外機
US20090184649A1 (en) * 2008-01-23 2009-07-23 Lee Hsien-Heng Current breaking controller for a lamp and lantern
TWI364143B (en) * 2008-10-22 2012-05-11 An outlet apparatus with power classification management
US20100181943A1 (en) * 2009-01-22 2010-07-22 Phan Charlie D Sensor-model synchronized action system
US8271819B2 (en) * 2009-03-31 2012-09-18 Dell Products L.P. Methods and systems for initiating power to an information handling system
CN102111146A (zh) * 2009-12-25 2011-06-29 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 驱动电路
US8619395B2 (en) 2010-03-12 2013-12-31 Arc Suppression Technologies, Llc Two terminal arc suppressor
RU2444037C1 (ru) * 2010-08-02 2012-02-27 Федеральное казенное предприятие "Научно-испытательный центр ракетно-космической промышленности" Устройство для включения исполнительных органов с электроприводом
CN102055464B (zh) * 2010-10-14 2012-09-05 中国北车股份有限公司大连电力牵引研发中心 一种速度脉冲处理电路
CN102681570A (zh) * 2011-03-18 2012-09-19 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 饮水机控制电路及控制方法
EP2515439A1 (en) 2011-04-18 2012-10-24 Philips Intellectual Property & Standards GmbH Semiconductor switch with reliable blackout behavior and low control power
CN102497184B (zh) * 2011-12-16 2013-07-31 湖南工业大学 采用晶闸管自触发技术的多功能固态开关
US9482510B2 (en) 2012-02-01 2016-11-01 Seagate Technology, Llc Noise measurement for measured displacement
US9638508B2 (en) 2012-02-01 2017-05-02 Seagate Technology Llc Offset reduction for displacement sensor
US9310179B2 (en) 2012-02-01 2016-04-12 Seagate Technology Llc Spindle force actuator
CA2891545A1 (en) * 2012-11-15 2014-05-22 Switchbee Ltd. Device kit and method for absorbing leakage current
CN104348456B (zh) * 2013-07-26 2017-07-11 施耐德电气(澳大利亚)有限公司 一种电子开关和电子开关的控制方法
DE102013111938B3 (de) * 2013-10-30 2014-11-27 Alexander Binzel Schweisstechnik Gmbh & Co. Kg Magnetische Schweißwerkzeugkupplung, Schweißwerkzeug sowie Schweißvorrichtung
US10203707B2 (en) * 2014-07-30 2019-02-12 Triune Ip, Llc Power sharing solid-state relay
CN104811169B (zh) * 2015-05-14 2017-12-26 科都电气有限公司 一种无电弧断电保护开关控制电路
GB201515569D0 (en) * 2015-09-02 2015-10-14 B D G El S P A Triac control system
CN105406854B (zh) * 2015-12-29 2019-05-24 沈阳华兴防爆器材有限公司 一种触摸式无触点带状态指示灯的防爆型按钮
CN105811750B (zh) * 2016-04-25 2019-02-19 优利德科技(中国)股份有限公司 一种抗雷击可超宽电压输入的稳压电源及其限流稳压方法
CN106817118A (zh) * 2016-12-07 2017-06-09 广西大学 一种双键触摸式灯开关电路
WO2018122866A1 (en) * 2016-12-31 2018-07-05 Centum Electronics Limited A universal semiconductor switch
US10693452B2 (en) 2018-08-13 2020-06-23 Sensata Technologies, Inc. Ultra low emission solid state relay
WO2020106964A1 (en) * 2018-11-21 2020-05-28 Abb Schweiz Ag Voltage clamping circuit for solid state circuit breaker
US11239652B2 (en) 2018-12-26 2022-02-01 Eaton Intelligent Power Limited Compliant, hazardous environment circuit protection devices, systems and methods
EP3903418A1 (en) 2018-12-26 2021-11-03 Eaton Intelligent Power Limited Mechanical lockout for non-mechanical-interfacing electronic switch
US11270854B2 (en) 2018-12-26 2022-03-08 Eaton Intelligent Power Limited Circuit protection devices, systems and methods for explosive environment compliance
US11615925B2 (en) 2018-12-26 2023-03-28 Eaton Intelligent Power Limited Hazardous location compliant circuit protection devices having enhanced safety intelligence, systems and methods
US11303111B2 (en) 2018-12-26 2022-04-12 Eaton Intelligent Power Limited Configurable modular hazardous location compliant circuit protection devices, systems and methods
CN111745598B (zh) * 2019-03-28 2023-06-23 南京泉峰科技有限公司 电动工具、电池包与电动工具组合
US20210273638A1 (en) * 2019-07-01 2021-09-02 Centum Electronics Limited Universal semiconductor switch
US11146257B2 (en) 2019-12-04 2021-10-12 Denso International America, Inc. Latching DC switch circuit with overcurrent protection using field effect transistors
US11539756B2 (en) * 2020-10-23 2022-12-27 BlackBear (Taiwan) Industrial Networking Security Ltd. Switch device for one-way transmission
CN113295447A (zh) * 2021-05-31 2021-08-24 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 一种微通道相变散热器的验证系统
US11984802B2 (en) * 2021-06-30 2024-05-14 Texas Instruments Incorporated Rectifier with signal reconstruction
CN113794471B (zh) * 2021-09-10 2023-06-20 厦门科牧智能技术有限公司 一种延缓按键腐蚀的电路和方法以及控制手柄
CN113556119B (zh) * 2021-09-18 2021-12-07 成都万创科技股份有限公司 一种防误接可切换式隔离型数字输入电路
CN114184827A (zh) * 2021-10-19 2022-03-15 深圳拓邦股份有限公司 一种交流电闪断检测电路及智能开关

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3886376A (en) * 1969-02-27 1975-05-27 Satya Pal Asija Low power remote switch device
US3676685A (en) * 1970-05-04 1972-07-11 Xercon Inc Light-responsive switching circuit
US3660688A (en) 1970-12-07 1972-05-02 Delta Venture Static switch
US3723815A (en) * 1970-12-28 1973-03-27 Stanley Works Electronic circuit protective device
US3679910A (en) 1971-04-13 1972-07-25 Massachusetts Inst Technology Touch control switch
US3899713A (en) * 1972-01-06 1975-08-12 Hall Barkan Instr Inc Touch lamp, latching AC solid state touch switch usable with such lamp, and circuits for the same
US3922563A (en) * 1974-08-28 1975-11-25 Richard E Penman Solid state touch operated switch
US4119864A (en) 1976-08-23 1978-10-10 Rca Corporation Touch switch circuits
SE407318B (sv) 1977-08-05 1979-03-19 System Wern Inc Beroringsstyrd stromstellare
DE2856962A1 (de) 1977-08-05 1980-11-27 L Wern Touch control switch
US4246494A (en) 1978-12-12 1981-01-20 National Electric Corporation Digital touch controlled dimmer switch
US4250432A (en) 1979-04-16 1981-02-10 Beatrice Foods Co. Touch dimmer circuit
US4336464A (en) * 1979-05-10 1982-06-22 Weber Harold J Two terminal timed electric switch providing zero off-state current flow therethrough
US4289980A (en) 1979-06-22 1981-09-15 Mclaughlin Richard J Touch sensitive electric switch
US4390790A (en) * 1979-08-09 1983-06-28 Theta-J Corporation Solid state optically coupled electrical power switch
US4360737A (en) 1980-11-17 1982-11-23 Leviton Manufacturing Co., Inc. Touch sensitive switch
US4504778A (en) * 1982-07-15 1985-03-12 Electronic Systems International, Inc. Self-powered, self-regulated, electronic ac control system
US4833339A (en) * 1983-10-13 1989-05-23 Lutron Electronics Co., Inc. Load control system
DK151120C (da) * 1984-05-23 1988-04-05 Lars Aake Sjoeberg Elektronisk kontakt
US4651022A (en) 1985-08-14 1987-03-17 Cowley Edward L Digital touch operated switch
US4703194A (en) 1985-08-26 1987-10-27 Philiffe J. H. Berna Touch operated electronic switch for alternating current
US4672229A (en) 1985-12-12 1987-06-09 Southwest Laboratories, Inc. Wall-mounted touch control switch
US4731548A (en) 1986-09-29 1988-03-15 Nartron Corporation Touch control switch circuit
US4876468A (en) * 1986-10-16 1989-10-24 Square D Company Thyristor driver turn-off circuit
FR2623308B1 (fr) * 1987-11-16 1990-02-16 Cit Alcatel Circuit d'initialisation pour circuits electroniques
US5030890A (en) 1988-05-25 1991-07-09 Johnson Samuel A Two terminal incandescent lamp controller
JPH0286313A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Fuji Electric Co Ltd 半導体スイッチ回路の過電流保護回路
US4973865A (en) * 1989-12-20 1990-11-27 Vlsi Technology, Inc. Auto-delay gain circuit
US5241308A (en) * 1990-02-22 1993-08-31 Paragon Systems, Inc. Force sensitive touch panel
FR2676156B1 (fr) * 1991-04-30 1995-08-04 Sgs Thomson Microelectronics Circuit d'excitation periodique a niveau variable d'une charge capacitive.
EP0554936B1 (en) * 1992-02-03 1997-07-09 Koninklijke Philips Electronics N.V. Arrangement for turning on and turning off a power transistor
US5550463A (en) 1993-05-20 1996-08-27 Coveley; Michael Power supply connected in parallel with solid state switch for phase control of average power to a load
GB9426007D0 (en) * 1994-12-22 1995-02-22 Philips Electronics Uk Ltd A power semiconductor switch
US5872478A (en) * 1996-11-04 1999-02-16 Fmc Corporation SCR firing circuit for high voltage control applications
GB2319123B (en) * 1996-11-07 2001-03-14 Yat Chong Koh Apparatus for controlling AC supply switches
JP3568722B2 (ja) * 1997-01-13 2004-09-22 日野自動車株式会社 過電流遮断回路
FR2767614B1 (fr) * 1997-08-22 2000-02-04 Legrand Sa Interrupteur electronique
US6141197A (en) * 1998-03-10 2000-10-31 General Electric Company Smart residential circuit breaker
US6603221B1 (en) * 1999-04-22 2003-08-05 Zhongdu Liu Solid state electrical switch

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6603221B1 (en) * 1999-04-22 2003-08-05 Zhongdu Liu Solid state electrical switch
JP2003102094A (ja) * 2001-09-19 2003-04-04 Kenwood Corp 圧電スピーカ装置
US8731024B2 (en) 2008-01-25 2014-05-20 Nec Corporation Noise suppression apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
DE1052776T1 (de) 2001-09-06
CN1156977C (zh) 2004-07-07
EP1052776A3 (en) 2003-10-15
US6603221B1 (en) 2003-08-05
MXPA01011970A (es) 2003-09-04
CN1272001A (zh) 2000-11-01
AU2888400A (en) 2000-12-07
CA2304413A1 (en) 2000-10-22
AU3955000A (en) 2000-11-10
WO2000065718A1 (fr) 2000-11-02
EP1052776A2 (en) 2000-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000357955A (ja) 固体電気スイッチ
US4707759A (en) Universal fault circuit interrupter
RU2067354C1 (ru) Сенсорный переключатель
US5835322A (en) Ground fault interrupt circuit apparatus for 400-Hz aircraft electrical systems
US7245470B2 (en) Unsafe voltage shutoff control
US6816350B1 (en) AC voltage protection circuit
CA2510562A1 (en) Electrical power outlet strip
WO1992008266A1 (en) Line voltage monitor and controller with low voltage stabilization
JPS62250827A (ja) 過電流しや断回路
GB2345809A (en) Light sensitive switch for switching off stand-by power supply
US4709164A (en) Circuit for the continuous watching of the grounding resistance of electrical appliances
US3997818A (en) Load selective power systems
KR20040072759A (ko) 과전압 제어 기능을 갖는 전원장치
JPS6131573B2 (ja)
US4348709A (en) Electronic load protection circuit
US4271448A (en) Electronic protection circuit for solid state switches energizing AC loads
US4021683A (en) Electronic switching circuits
CN102324718B (zh) 一种漏电保护装置
GB1599011A (en) Electronic protection circuit
US6556395B1 (en) Ground fault circuit interrupter for circuits operating with non-sinusoidal waveforms
US6075356A (en) Power supply control unit for a lamp
CN209748404U (zh) 一种带输入浪涌电流抑制功能的三相整流保护电路
KR100927239B1 (ko) 전기 스위치
CN220273311U (zh) 漏电保护电路和漏电保护系统
JP3030156B2 (ja) 過電圧防止回路を有する家庭用降圧装置