JPH11122874A - 熱交換器搭載形回転電機 - Google Patents

熱交換器搭載形回転電機

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JPH11122874A
JPH11122874A JP27489997A JP27489997A JPH11122874A JP H11122874 A JPH11122874 A JP H11122874A JP 27489997 A JP27489997 A JP 27489997A JP 27489997 A JP27489997 A JP 27489997A JP H11122874 A JPH11122874 A JP H11122874A
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JP
Japan
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air
heat exchanger
fan
electric machine
cooling
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Application number
JP27489997A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Hattori
敬之 服部
Hiroyuki Yoshida
浩之 吉田
Mitsuhiro Makita
充弘 牧田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転電機の負荷側及び反負荷側の鉄心部や軸
受の温度差をなくすと共に温度上昇を低下させる。又、
内部循環風の風量,風圧,方向調整により各部の温度が
局部的に高くなるのを防止する回転電機に搭載する熱交
換器。 【解決手段】 箱形の熱交換器29は一対の一方側枠29h
と他方側枠29d で成り、内部に複数本の冷却パイプ29a
が配設され、その表面を内部循環送風用ファン10による
内部循環風が流れ、内部は外部冷却ファン13による風28
が流れて熱交換により内部循環風が冷却される。この箱
形内に内部縦仕切板29を植設し、該内部縦仕切板29間で
温風受入室29k を内部縦仕切板29と一方側枠29h 間で冷
風供給室29j を夫々形成する。内部循環風を冷風供給室
29j から電動機35内を経て温風受入室29k へ循環させ
て、温度の高い固定子巻線1a,1b へ冷えた内部循環風を
先に流して冷却し電動機35全体の温度上昇を低下させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却を改良した熱
交換器搭載形の回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の全閉形電動機に熱交換器を搭載し
た上部縦断面図を図6に示す。図において、回転電機で
ある電動機30(以下、本体という)は次のように構成
されている。即ち、固定子枠3aの両端には軸受ブラケ
ット8が配設されると共に、固定子枠3bと3c(固定
子枠3bと固定子枠3cとは軸方向に延びる図示しない
連繋リブで繋っている)の内部には固定子巻線1a,1
bを収納した固定子ダクト2aを有する固定子鉄心2が
嵌合配置されている。(尚、固定子枠3cと固定子鉄心
2外径間には半径方向に空間が形成されている。これ
は、電動機容量によって固定子鉄心2を同外径にし軸方
向長さを変え固定子枠を1種類で対応させるためであ
る。)また固定子鉄心2の内径側には回転子導体4を挿
入した回転子ダクト5aを有する回転子鉄心5が配設さ
れ、この回転子鉄心5を嵌合した回転子軸6は前記軸受
ブラケット8で軸受7a,7bを介して回転自在に支承
されている。尚、固定子枠3aと3b間には冷風吸込口
21bが、固定子枠3aと3c間には温風吐出口21a
が夫々設けてある。
【0003】この本体30の頭部には熱交換器9が搭載
されている。この熱交換器9は、箱形で相対する2組の
側枠があり図示する一方の一方側枠9hには外部冷却フ
ァン13のファン枠15が固定され、上部は駆動モータ
11で駆動される内部循環送風用ファン10がファン枠
12によって上枠9iに固定され形成される。前記一方
側枠9hの面には冷却パイプ9aの嵌合用孔が複数個穿
孔され、両一方側枠9h間に冷却パイプ9aを配設し冷
却パイプ9aの両端は前記嵌合用孔で溶接固定されてい
る。そして、前記外部冷却ファン13からの冷却風が冷
却パイプ9a内を通過して冷却し熱交換する。
【0004】熱交換器9の内部は、板面に前記一方側枠
9hと同様に冷却パイプ9aの嵌合用孔を複数個穿孔さ
れた縦仕切板9cがあって、夫々の嵌合用孔に冷却パイ
プ9aを通しゴムシールまたは溶接により固定し、縦仕
切板9cによって熱交換器9の内部を冷風供給室9jと
温風受入室9kに分断する。この縦仕切板9cの底部に
は横仕切板9bを配設して固定子枠3aと固定子枠3b
間を封鎖する。一方、上枠9iでは、前記冷風供給室9
jの頭部位置に内部循環風の取入口9gと温風受入室9
kの頭部位置に内部循環風の吐出口9fを夫々設ける。
【0005】このように本体30に載置した熱交換器9
による冷却方法について説明する。熱交換器9内の内部
循環風の流れは、駆動モータ11の駆動による内部循環
送風用ファン10によって冷風23(矢印23で示す)
が取入口9gから冷風供給室9jに入り冷却パイプ9a
での熱交換を経て冷風吸込口21bに入り、モータ内部
を通って温風24(矢印24で示す)となって温風吐出
口21aから温風受入室9kに入り冷却パイプ9aでの
熱交換を経て吐出口9fから内部循環送風用ファン10
へ戻る経路である。
【0006】一方、本体30での熱の発生場所は大きく
分けると、1つは固定子鉄心2,固定子巻線1,回転子
鉄心5,回転子導体4(以下、これらを総称して鉄心部
という)で、もう1つは軸受7である。冷風吸込口21
bから入ってきた内部循環風の冷風23は、固定子巻線
1bと軸受7bを冷却し回転子ダクト5aから固定子ダ
クト2aを経て夫々鉄心5,2を冷却して温風となって
いる。この温風を固定子巻線1aから軸受7aへ流し、
更に高くなった温風24が温風吐出口21aから温風受
入室9kに入り冷却パイプ9aでの熱交換を経て、温風
24は冷却されて吐出口9fから内部循環送風用ファン
10へ戻る経路の循環作用で冷却されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成では、
冷風吸込口21bから入ってきた内部循環風の冷風23
は、固定子巻線1b→軸受7b→回転子ダクト5a→固
定子ダクト2aを冷却している間に、内部循環風の温度
は徐々に高くなって温風となり、固定子巻線1aや軸受
7a及び巻線1a側の固定子鉄心2の温度が高くなる問
題があった。これは、電動機が規格で固定子巻線及び軸
受の温度が規定されているので、左右の固定子巻線1
a,1bと軸受7a,7b間で温度差のあることは高温
部が規格外になることもあり改善が望まれていた。
【0008】又、本体30の設計において鉄心部と軸受
7の発生熱量は均等でなく、夫々に応じた内部冷却風量
及び風圧が必要になってきて、従来方式では内部循環送
風用ファン10及び駆動モータ11を変えなければ風量
及び風圧の増減ができない問題もあった。更に、固定子
巻線1及び軸受7の冷却において、どちらかを集中冷却
したい時でも内部循環送風用ファン10を振動対策上か
ら熱交換器9の中央上部に載置する構造から、冷却風の
方向調整が困難であった。
【0009】本発明はこれらの課題を解決するもので、
回転電機の負荷側及び反負荷側の鉄心部や軸受の温度差
をなくすと共に温度上昇を低下させることを第1目的と
し、内部循環風の風量,風圧,方向調整により各部の温
度が局部的に高くなるのを防止することを第2目的とし
た熱交換器を載置した回転電機を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における熱交換器
搭載形回転電機は、請求項1及び2では底部開口の箱形
で内部に複数本の冷却パイプを有し、この冷却パイプ外
周面に内部循環風を供給する内部循環送風用ファンと、
前記冷却パイプ内に外部ファンにより冷却風を供給し熱
交換により前記内部循環風を冷却して成る熱交換器を搭
載した熱交換器搭載形回転電機で、前記複数本の冷却パ
イプ端を固定した箱形の一方の外枠を形成する一対の一
方側枠と、この一方側枠と隣設し冷却パイプを固定せず
箱形の他方の外枠を形成する一対の他方側枠と、箱形内
にあって貫通した前記複数本の冷却パイプの胴部を固定
した一対の縦仕切板とを備え、この縦仕切板の相対間で
内側空気室を形成すると共に前記一方側枠と縦仕切板間
で外側空気室を形成し、前記内部循環送風用ファンの回
転により内部循環風を前記外側空気室から回転電機の機
内を介して内側空気室へ循環させることを特徴とする。
【0011】このように構成すると、両側の固定子巻線
と軸受は最もよく冷えた風で同時に冷却されるので、両
側の温度差が少なくなると共に固定子巻線及び軸受の全
体の温度上昇も低下する。また固定子鉄心及び回転子鉄
心にも、両端部から回転子ダクトから固定子ダクトを経
て略同温度の内部循環風が流れるので、両鉄心の両側で
温度差は少なくなって前記同様両鉄心全体の温度上昇も
低下する。この結果、本体の温度上昇も低下する。
【0012】また請求項3では、内部循環送風用ファン
の吐出口の面積を調整する風量調整板を熱交換器のファ
ン外枠に設けたものである。これにより、風量調整板は
突出口の前に突出するので突出口面積が変り、突出口か
ら出た内部循環風が風量調整板に当たる抵抗増減により
風量調整が可能で、この風量調整により各部冷却面の熱
伝達率を最適点にすることができ温度低減に効果を発揮
する。
【0013】或いは請求項4では、外側空気室での幅方
向の内部循環風流れ方向を調整する風向調整板を、外側
空気室頭部の吐出室内に設けたものである。例えば、風
向調整板を水平方向に一方側枠近く迄移動させると、風
向調整板に当たった内部循環風は一方側枠に沿って下降
し軸受をよく冷却する。また風向調整板を取入室の中程
に位置させると、固定子巻線1に内部循環風がよく流れ
て冷却が良い。このように発生熱量の大きい箇所へ内部
循環風がよく流れるように調節でき、電動機全体の温度
低減がより効率よく行うことができる。
【0014】更に請求項5では、内部循環送風用ファン
を箱形の一方の他方側枠側に、内部循環送風用ファンを
駆動する駆動用モータを該他方側枠に遊設して配設した
ものである。このように駆動モータを支柱上に載置し熱
交換器の一方側枠とは遊離して内部循環送風用ファンを
配設したことにより、冷却機能は第1実施例を維持しな
がら、駆動モータの振動が熱交換器に伝達されず熱交換
器の共振やこれによる騒音発生を防止することができ
る。
【0015】また請求項6では、駆動モータを可変速に
運転したものである。内部循環送風用ファンの回転数を
制御することにより、内部循環風の風量や風圧を変化さ
せて風速を変えることで、冷却パイプ及び各熱発生部の
冷却面の熱伝達率を向上させて、より各部の温度低減に
効果を発揮する。
【0016】そして請求項7では、頭・底部開口の箱形
で内部に該箱形内を横断し内部循環風で冷却される複数
本の冷却パイプと、この冷却パイプ内に外部ファンによ
り冷却風を供給し熱交換により前記内部循環風を冷却し
て成る熱交換器を搭載した熱交換器搭載形回転電機にお
いて、前記複数本の冷却パイプ端を固定した箱形の一方
の外枠を形成する一対の一方側枠と、冷却パイプを固定
せず箱形の他方の外枠を形成する一対の他方側枠と、箱
形内にあって貫通した前記複数本の冷却パイプの胴部を
固定した一対の縦仕切板とを備え、この縦仕切板の相対
間で内側空気室を形成すると共に前記一方側枠と縦仕切
板間で外側空気室を形成し、熱交換器に別設の送風ファ
ンにより供給される風を内部循環風として前記外側空気
室から回転電機の機内を介して内側空気室へ循環させる
ことを特徴とする。このように構成すると、冷却作用効
果は請求項1と同じで、駆動源がないので請求項1より
振動低下となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1実施例について
図1及び図2を参照し説明する。全閉形電動機に熱交換
器を搭載した上部縦断面図を図1に示す。図において、
回転電機である電動機35(以下、本体という)は次の
ように構成されている。即ち、固定子枠3aの両端には
軸受ブラケット8が配設されると共に、固定子枠3b
(固定子枠3aと固定子枠3bとは軸方向に延びる図示
しない連繋リブで繋っている)の内部には固定子巻線1
a,1bを収納した固定子ダクト2aを有する固定子鉄
心2が嵌合配置されている。また固定子鉄心2の内径側
には回転子導体4を挿入した回転子ダクト5aを有する
回転子鉄心5が配設され、この回転子鉄心5を嵌合した
回転子軸6は前記軸受ブラケット8で軸受7a,7bを
介して回転自在に支承されている。尚、固定子枠3aと
3b間は冷風吸込口22bが、固定子枠3bと3b間は
温風吐出口22aが夫々設けてあり、固定子枠3bと固
定子鉄心2外径間には従来のような固定子枠3c間との
ような空間はない。
【0018】この本体35の頭部に熱交換器29が搭載
されている。この熱交換器29は、箱形で相対する2組
の側枠があり、図1で示す一対の一方側枠29hの一方
には外部冷却ファン13のファン枠15が固定され、上
部は駆動モータ11で駆動される内部循環送風用ファン
10がファン枠12aによって一方側枠29h上部に固
定されて形成される。前記一方側枠29hの面には冷却
パイプ29aの嵌合用孔29b(図2に示す)が複数個
穿孔され、両一方側枠29h間に冷却パイプ29aを配
設し冷却パイプ29aの両端は前記嵌合用孔29bで溶
接固定されている。そして、前記外部冷却ファン13か
らの冷却風が冷却パイプ29a内を通過して冷却し熱交
換する。尚、もう一対の他方側枠29dは、図2に示す
ように冷却パイプ29aの嵌合用孔29bが穿孔されて
いない。また他方側枠29d,一方側枠29hは夫々固
定子枠3a上に載置させる。
【0019】熱交換器29の内部は、板面に前記一方側
枠29hと同様に冷却パイプ29aの嵌合用孔29bを
複数個穿孔された内部縦仕切板29cが2枚あって、夫
々の嵌合用孔29bに冷却パイプ29aを通しゴムでシ
ールするか溶接により固定し、内部縦仕切板29cを夫
々固定子枠3b上に載置させる。そして相対する内部縦
仕切板29c間で内側空気室である温風受入室29k
を、内部縦仕切板29cと一方側枠29h間で外側空気
室である冷風供給室29jを夫々形成して熱交換器29
の内部を分断する。この内部縦仕切板29cの底部は固
定子枠3b間で温風吐出口21aが形成される。一方、
内部縦仕切板29cの頭部には円錐状の集風部29eが
載置され、集風部29eの頭部開口部は内部循環風の吐
出口29fとなって内部循環送風用ファン10の吸気側
に繋っている。また、集風部29eの外周部とファン枠
12aの導風板12bとの間で内部循環風の取入室29
gが形成される。
【0020】このように、本体35に載置した熱交換器
29による冷却方法について説明する。熱交換器29内
の内部循環風の流れは、駆動モータ11の駆動による内
部循環送風用ファン10によって冷風33(矢印33で
示す)が取入室29gから冷風供給室29jに入り冷却
パイプ29aでの熱交換を経て冷風吸込口22bに入
り、モータ内部を通って温風34(矢印34で示す)と
なって温風吐出口22aから温風受入室29kに入り冷
却パイプ29aでの熱交換を経て吐出口29fから内部
循環送風用ファン10へ戻る経路である。
【0021】一方、本体35での熱発生場所は従来と同
様に、1つは固定子鉄心2,固定子巻線1,回転子鉄心
5,回転子導体4(以下、これらを総称して鉄心部とい
う)で、もう1つは軸受7である。冷風吸込口22bか
ら入ってきた内部循環風の冷風33は、両側の固定子巻
線1a,1bをまず冷却し続いて軸受7a,7bを冷却
した後に、回転子ダクト5aから固定子ダクト2aを経
て夫々鉄心5,2を冷却して温風34となって温風吐出
口22aから温風受入室29kに入り、冷却パイプ29
aでの熱交換を経て吐出口29fから内部循環送風用フ
ァン10へ戻る経路の循環作用で冷却されている。
【0022】この内部循環風の循環方式により、両側の
固定子巻線1a,1bと軸受7a,7bは最もよく冷え
た風で同時に冷却されるので、両側の温度差が少なくな
ると共に固定子巻線1及び軸受7の全体の温度上昇も低
下する。また固定子鉄心2及び回転子鉄心5にも、両端
部から回転子ダクト5aから固定子ダクト2aを経て略
同温度の内部循環風が流れるので、鉄心2,5の両側で
温度差は少なくなって前記同様鉄心2,5全体の温度上
昇も低下する。この結果、本体35の温度上昇も低下す
る。
【0023】(第2実施例)次に本発明の第2実施例を
図2を参照して説明する。第1実施例と異なるところ
は、内部循環送風用ファン10を、熱交換器29の頭部
から冷却パイプ29aの嵌合用孔29bが穿孔されてい
ない他方側枠29d上部に配設したことである。即ち、
熱交換器39側面の他方側枠29d上部に固定のファン
枠12c内に、支柱16上に載置された駆動モータ11
軸端に取付けた内部循環送風用ファン10が他方側枠2
9dと駆動モータ11は遊離して配設する。(図2の一
方側枠29hは縦分断して、一方面は冷却パイプ29a
を表示し、他方面は嵌合用孔29bを表示してあるが、
両面とも嵌合用孔29bに冷却パイプ29aを嵌合し溶
接して固定する構造である。)この構造による内部循環
風の循環方式は第1実施例と同じで、図1の吐出口29
f(図2では吐出口39f)から出た冷風33が取入室
29g(図2では取入口39g)へ入り、冷風供給室2
9jから温風受入室29kを経て吐出口29fに戻る流
れである。
【0024】このように駆動モータ11を支柱16上に
載置し、熱交換器39の他方側枠29dとは遊離して内
部循環送風用ファン10を配設したことにより、冷却機
能は第1実施例を維持しながら、駆動モータ11の振動
が熱交換器39に伝達されず熱交換器39の共振やこれ
による騒音発生を防止することができる。
【0025】(第3実施例)本発明の第3実施例は、上
記第1,2実施例に対し駆動モータ11を可変速に運転
したものである。内部循環送風用ファン10の回転数を
制御することにより、内部循環風の風量や風圧を変化さ
せて風速を変えることで、冷却パイプ29a及び各熱発
生部の冷却面の熱伝達率を向上させ、より各部の温度低
減に効果を発揮する。
【0026】(第4実施例)次に本発明の第4実施例を
図3を参照して説明する。第1実施例と異なるところ
は、内部循環送風用ファン10のファン外径近傍位置の
ファン外枠12dに、上下方向に移動可能な風量調整板
17を取付ける。この風量調整板17は突出口10aの
前に突出するので突出口10a面積が変り、突出口10
aから出た内部循環風が風量調整板17に当たる抵抗増
減により風量調整が可能で、この風量調整により各部冷
却面の熱伝達率を最適点にすることができ温度低減に効
果を発揮する。
【0027】(第5実施例)次に本発明の第5実施例を
図4を参照して説明する。第1実施例と異なるところ
は、ファン外枠12e内側に該ファン外枠12e上を水
平方向に移動可能な風向調整板18を取付ける。例え
ば、この風向調整板18を水平方向に一方側枠29h近
く迄移動させると、風向調整板18に当たった内部循環
風は一方側枠29hに沿って下降し軸受7をよく冷却す
る。また風向調整板18を取入室29gの中程に位置さ
せると、固定子巻線1に内部循環風がよく流れて冷却が
良い。このように発生熱量の大きい箇所へ内部循環風が
よく流れるように調節でき、電動機全体の温度低減がよ
り効率よく行うことができる。
【0028】(第6実施例)次に本発明の第6実施例を
図5を参照して説明する。第1実施例と異なるところ
は、内部循環送風用ファン10が熱交換器29内にな
い。これはユーザー側に内部循環送風用ファンに相当す
る送風ファン設備があって、熱交換器29に別設される
場合である。即ち、図1で内部循環送風用ファン10,
ファン外枠12a,集風部29eを取除き、内部縦仕切
板29cの頭部を延長して先端を相手の吸気ダクト19
と排気ダクト20に当接させる。すると、内側空気室で
ある温風受入室29k(外側空気室)の延長先に排気ダ
クト20があり、吸気ダクト19の延長先に冷風供給室
29jが位置している。ユーザー側の送風ファンから供
給される風が内部循環風として送付され、吸気ダクト1
9から冷風供給室29jに入り、電動機内の冷却を行っ
た後に温風受入室29kから排気ダクト20を経てユー
ザー側の送風ファンに戻るので、冷却作用効果は第1実
施例と同じで駆動源がないので第1実施例より振動低下
となる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、両側の固
定子巻線と軸受は最もよく冷えた風で同時に冷却される
ので、両側の温度差が少なくなると共に固定子巻線及び
軸受の全体の温度上昇も低下する。また固定子鉄心及び
回転子鉄心にも、両端部から回転子ダクトから固定子ダ
クトを経て略同温度の内部循環風が流れるので、両鉄心
の両側で温度差は少なくなって前記同様両鉄心全体の温
度上昇も低下する。この結果、本体の温度上昇も低下す
る。そして、内部循環送風用ファンを熱交換器と遊設す
ると駆動源が遊離して振動低下となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す熱交換器搭載形回転電
機の上部縦断面図、
【図2】本発明の他の実施例を示す熱交換器へのファン
取付状態図、
【図3】本発明の他の実施例を示す熱交換器への風量調
整板取付状態図、
【図4】本発明の他の実施例を示す図3相当図、
【図5】本発明の他の実施例を示す熱交換器の内部説明
図、
【図6】従来の図1相当図。
【符号の説明】
10…内部循環送風用ファン、 11…駆動モー
タ、12,12a,12d,12e…ファン外枠、13
…外部冷却ファン、 17…風量調整板、1
8…風向調整板 29,39…熱交換
器、29a…冷却パイプ、 29c…内部
縦仕切板、29d…他方側枠、 29g
…取入室、29h…一方側枠、29j…外側空気室(冷
風供給室)、29k…内側空気室(温風受入室)、33
…冷風、 34…温風、35…回
転電機(電動機,本体)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部開口の箱形で内部に複数本の冷却パ
    イプを有し、この冷却パイプ外周面に内部循環風を供給
    する内部循環送風用ファンと、前記冷却パイプ内に外部
    ファンにより冷却風を供給し熱交換により前記内部循環
    風を冷却して成る熱交換器を搭載した熱交換器搭載形回
    転電機において、前記複数本の冷却パイプ端を固定した
    箱形の一方の外枠を形成する一対の一方側枠と、この一
    方側枠と隣設し冷却パイプを固定しない箱形の他方の外
    枠を形成する一対の他方側枠と、箱形内にあって貫通し
    た前記複数本の冷却パイプの胴部を固定した一対の縦仕
    切板とを備え、この縦仕切板の相対間で内側空気室を形
    成すると共に前記一方側枠と縦仕切板間で外側空気室を
    形成し、前記内部循環送風用ファンの回転により内部循
    環風を前記外側空気室から回転電機の機内を介して内側
    空気室へ循環させることを特徴とする熱交換器搭載形回
    転電機。
  2. 【請求項2】 前記内部循環送風用ファンを熱交換器の
    箱形内頭部に設置した請求項1記載の熱交換器搭載形回
    転電機。
  3. 【請求項3】 前記内部循環送風用ファンの吐出口の面
    積を調整する風量調整板を熱交換器のファン外枠に設け
    た請求項1及び2記載の熱交換器搭載形回転電機。
  4. 【請求項4】 前記外側空気室での幅方向の内部循環風
    流れ方向を調整する風向調整板を、外側空気室頭部の吐
    出室内に設けた請求項1及び2記載の熱交換器搭載形回
    転電機。
  5. 【請求項5】 前記内部循環送風用ファンを箱形の一方
    の他方側枠側に、内部循環送風用ファンを駆動する駆動
    用モータを該他方側枠に遊設して配設した請求項1記載
    の熱交換器搭載形回転電機。
  6. 【請求項6】 前記駆動モータを可変速に運転した請求
    項1乃至5記載の熱交換器搭載形回転電機。
  7. 【請求項7】 頭・底部開口の箱形で内部に該箱形内を
    横断し内部循環風で冷却される複数本の冷却パイプと、
    この冷却パイプ内に外部ファンにより冷却風を供給し熱
    交換により前記内部循環風を冷却して成る熱交換器を搭
    載した熱交換器搭載形回転電機において、前記複数本の
    冷却パイプ端を固定した箱形の一方の外枠を形成する一
    対の一方側枠と、冷却パイプを固定せず箱形の他方の外
    枠を形成する一対の他方側枠と、箱形内にあって貫通し
    た前記複数本の冷却パイプの胴部を固定した一対の縦仕
    切板とを備え、この縦仕切板の相対間で内側空気室を形
    成すると共に前記一方側枠と縦仕切板間で外側空気室を
    形成し、熱交換器に別設の送風ファンにより供給される
    風を内部循環風として前記外側空気室から回転電機の機
    内を介して内側空気室へ循環させることを特徴とする熱
    交換器搭載形回転電機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012039846A (ja) * 2011-01-19 2012-02-23 Yaskawa Electric Corp 回転電機および風力発電システム
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