JPH11122419A - 原稿搬送装置およびこの原稿搬送装置の制御手順を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

原稿搬送装置およびこの原稿搬送装置の制御手順を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11122419A
JPH11122419A JP9285534A JP28553497A JPH11122419A JP H11122419 A JPH11122419 A JP H11122419A JP 9285534 A JP9285534 A JP 9285534A JP 28553497 A JP28553497 A JP 28553497A JP H11122419 A JPH11122419 A JP H11122419A
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driving
unit
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JP9285534A
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Nobuhiro Fujinawa
展宏 藤縄
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、スライドフィルム等の透過原稿を
装着した原稿マウントを自動的に画像入力装置等に搬
送,回収する原稿搬送装置、およびその制御手順を記録
した記録媒体に関し、原稿マウントを簡易かつ確実に所
定の位置まで送出することを目的とする。 【解決手段】 画像入力装置に装置本体の一側を接続す
るとともに、装置本体内に、画像入力装置に向けて搬送
ガイドを延在配置し、搬送ガイドに沿って移動する搬送
部材により、光透過性原稿が装着される原稿マウントを
搬送してなる原稿搬送装置において、搬送部材を駆動さ
せる駆動手段と、画像入力装置に向けて移動する光透過
性原稿を所定位置に停止させる停止手段と、停止手段に
よる光透過性原稿の停止に応答して、駆動手段の駆動力
の伝達を抑制する抑制手段とを備えてなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドフィルム
等の透過原稿を装着した原稿マウントを自動的に画像入
力装置等に搬送,回収する原稿搬送装置、およびこの原
稿搬送装置の制御手順を記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スライドフィルム等の透過原稿を
装着した原稿マウントを自動的に画像読取装置等に搬
送,回収する原稿搬送装置として、例えば、特開平8−
18853号公報,特開平8−18730号公報,特開
平8−12087号公報,および特開平8−18731
号公報等に開示されるものが知られている。
【0003】図19および図20は、この種の原稿搬送
装置を示すもので、装置本体1の画像読取装置3側に
は、この画像読取装置3の開口部3aに挿入される挿入
部1aが形成されている。この挿入部1aの側面には、
読取開口窓1bが形成されている。また、装置本体1内
には、画像読取装置3に向けて延在する搬送ガイド5が
配置されている。装置本体1の画像読取装置3と反対側
には、搬送ガイド5の搬送面5aに対向して、原稿マウ
ント7を収納するマガジン部9が配置されている。この
マガジン部9には、マウント収納部11とマウント回収
部13とが隣接して配置されている。
【0004】マウント収納部11およびマウント回収部
13には、原稿マウント7を装置本体1側に押圧するマ
ウント押さえ板15,15が配置されている。搬送ガイ
ド5の搬送面5aには、マウント収納部11に収納され
る原稿マウント7を、画像読取装置3側に送出する押出
板17が配置されている。
【0005】マウント回収部13の搬送ガイド5側に
は、弾性を有するマウント誘導板19が、搬送面5aに
沿って配置されている。マウント誘導板19の画像読取
装置3側には、搬送ガイド5側に折曲される折曲誘導部
19aが形成されている。この折曲誘導部19aの画像
読取装置3側には、挿入部1aに送出された原稿マウン
ト7を、マウント回収部13に回収するための合成ゴム
からなる回収ローラ21が配置されている。
【0006】また、図21に示すように、装置本体1内
には、駆動モータ23が配置されている。この駆動モー
タ23には、押出板17を移動するためのギヤ制御部2
5および駆動ベルト26が接続され、さらに、回収ロー
ラ21を回転するためのギヤ制御部27が接続されてい
る。
【0007】装置本体1の挿入部1a内には、送出位置
リミットスイッチ28が、突起スイッチ部28aを押出
板17側に向けて、配置されている。装置本体1内の画
像読取装置3と反対側の端には、回収位置リミットスイ
ッチ29が、突起スイッチ部29aを押出板17側に向
けて、配置されている。上述した原稿搬送装置では、図
22に示すように、駆動モータ23およびギヤ制御部2
5の作動により、駆動ベルト26が回転され、押出板1
7が、送出開始位置5bから画像読取装置3側に移動
し、押出板17の移動により、原稿マウント7が、画像
読取装置3側に送出される。
【0008】押出板17の移動により、図23および図
24に示すように、送出位置リミットスイッチ28の突
起スイッチ部28aが、押出板17により押圧され、送
出位置リミットスイッチ28内の回路がONしたことが
制御回路に伝達される。
【0009】そして、制御回路が駆動モータ23を停止
させ、押出板17の移動が停止し、原稿マウント7は、
挿入部1aの読取開口窓1bの位置で停止される。原稿
マウント7の停止位置は、図25に示すように、透過原
稿7aが、画像読取装置3のスキャン範囲S内に位置す
るように設定されている。この後、透過原稿7aが、画
像読取装置3により読み取られ、読み取り完了後、図2
6に示すように、駆動モータ23およびギヤ制御部25
が作動され、押出板17が、送出開始位置5bまで戻さ
れる。
【0010】また、回収位置リミットスイッチ29の突
起スイッチ部29aが、押出板17により押圧され、回
収位置リミットスイッチ29内の回路がONしたことが
制御回路に伝達される。そして、制御回路が駆動モータ
23を停止させ、押出板17が停止される。一方、原稿
マウント7は、画像読取装置3のマウント排出機構によ
り、回収ローラ21の位置まで排出される。
【0011】そして、図27に示すように、駆動モータ
23およびギヤ制御部27の作動により、回収ローラ2
1が回転され、回収ローラ21により、原稿マウント7
が、マウント回収部13に回収される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の原稿搬送装置では、原稿マウント7の送出時
に、押出板17が突起スイッチ部28aに接触してか
ら、実際に送出位置リミットスイッチ28内の回路がO
Nするまでの精度が、スイッチ毎にばらついているた
め、例えば、図29に示すように、送出位置リミットス
イッチ28が、突起スイッチ28aを深く押圧しないと
ONしない場合には、透過原稿7aの画像読取装置3側
の端が、画像読取装置3のスキャン範囲Sを超えてしま
い、透過原稿7aを全てを読み取ることができないとい
う問題があった。
【0013】同様に、送出位置リミットスイッチ28
が、突起スイッチ28aを少し押圧することでONする
場合には、透過原稿7aの押出板17側の端が、画像読
取装置3のスキャン範囲Sまで届かず、透過原稿7aを
全てを読み取ることができないという問題があった。こ
のため、製品組み立て後に、製品毎に送出位置リミット
スイッチ28の取付位置を再度調整しなくてはならず、
この調整作業により、製造コストが増大するという問題
があった。
【0014】さらに、装置の長期間の使用により、突起
スイッチ部28aの内部機構が劣化し、送出位置リミッ
トスイッチ28内の回路のONする位置がずれてくる
と、原稿マウント7の停止位置が、徐々にずれてしま
い、透過原稿7aの端が、画像読取装置3のスキャン範
囲Sから外れてしまう恐れがあった。本発明は、かかる
従来の問題点を解決するためになされたもので、原稿マ
ウントを簡易かつ確実に所定の位置まで送出することが
できる原稿搬送装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の原稿搬送装置
は、画像入力装置に装置本体の一側を接続するととも
に、前記装置本体内に、前記画像入力装置に向けて搬送
ガイドを延在配置し、前記搬送ガイドに沿って移動する
搬送部材により、光透過性原稿が装着される原稿マウン
トを搬送してなる原稿搬送装置において、前記搬送部材
を駆動させる駆動手段と、前記画像入力装置に向けて移
動する前記光透過性原稿を所定位置に停止させる停止手
段と、前記停止手段による前記光透過性原稿の停止に応
答して、前記駆動手段の駆動力の伝達を抑制する抑制手
段とを備えてなることを特徴とする。
【0016】請求項2の原稿搬送装置は、請求項1記載
の原稿搬送装置において、前記画像入力装置側に向けて
移動する前記搬送部材が所定位置に到達したことを検知
する送出位置検知手段と、前記送出位置検知手段による
検知から所定時間が経過した後に、前記駆動手段の駆動
を停止する制御手段とを備えてなることを特徴とする。
【0017】請求項3の原稿搬送装置は、請求項1記載
の原稿搬送装置において、前記送出位置検知手段は、前
記搬送部材の駆動通路脇に配置されるスイッチ部材であ
ることを特徴とする。請求項4の原稿搬送装置の制御手
順を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
請求項1記載の原稿搬送装置の制御手順を記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記搬送部
材を駆動する駆動手順と、前記画像入力装置側に向けて
駆動される前記搬送部材が所定位置に到達したことを検
知する送出位置検知手順と、前記送出位置検知手順によ
る検知の後、所定時間を計測する計測手順と、前記計測
手順による所定時間の計測の後、前記駆動手段の駆動を
停止する停止手順とを、コンピュータに実行させるため
のプログラムを記録していることを特徴とする。
【0018】(作用)請求項1の原稿搬送装置では、先
ず、駆動手段により、搬送部材が駆動され、搬送部材の
移動に伴い、原稿マウントが搬送ガイドに沿って、画像
入力装置側に送出される。次に、原稿マウントの光透過
性原稿が所定位置まで送出されると、停止手段により、
原稿マウントの送出が停止される。
【0019】原稿マウントの送出が停止された後には、
抑制手段により、搬送部材への駆動力の伝達が抑制され
る。この抑制により、光透過原稿の所定位置での停止状
態が保持される。請求項2の原稿搬送装置では、送出位
置検知手段により、搬送部材が所定位置に到達したこと
が検知され、この検知から所定時間が経過した後に、制
御手段により、駆動手段の駆動が停止される。
【0020】請求項3の原稿搬送装置では、搬送部材の
駆動通路脇にスイッチ部材が配置され、このスイッチ部
材により、送出位置検知手段の検知が行われる。請求項
4の原稿搬送装置の制御手順を記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体では、コンピュータが実行する駆
動手順により、搬送部材が駆動され、送出位置検知手順
により、画像入力装置側に向けて駆動される搬送部材が
所定位置に到達したことが検知され、計測手順により、
送出位置検知手順による検知の後、所定時間が計測さ
れ、停止手順により、所定時間の計測の後、駆動手段の
駆動が停止される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1および図2は、本発明の原
稿搬送装置の一実施形態(請求項1ないし請求項3に対
応する)を示しており、装置本体31の画像読取装置3
3側には、この画像読取装置33の開口部33aに挿入
される挿入部31aが形成されている。
【0022】この挿入部31aの側面には、読取開口窓
31bが形成されている。また、装置本体31内には、
画像読取装置33に向けて延在する搬送ガイド35が配
置されている。また、装置本体31には、搬送ガイド3
5の搬送面35cに対向して、原稿マウント37を収納
するマガジン部39が配置されている。
【0023】このマガジン部39には、マウント収納部
41とマウント回収部43とが隣接して配置されてい
る。マウント収納部41およびマウント回収部43に
は、原稿マウント37を装置本体31側に押圧するマウ
ント押さえ板45,45が配置されている。マウント回
収部43の搬送ガイド35側には、例えば、SUS63
1鋼等からなり、弾性を有するマウント誘導板47が、
搬送面35cに沿って配置されている。
【0024】このマウント誘導板47の画像読取装置3
3側には、搬送ガイド35側に折曲する折曲誘導部47
aが形成されている。搬送ガイド35のスリット部35
aには、搬送部材49が配置され、搬送ガイド35の搬
送面35cの反対面には、補助搬送板51が配置されて
いる。
【0025】装置本体31の挿入部31a側には、送出
位置検知手段の一形態である送出位置リミットスイッチ
59が配置されている。この送出位置リミットスイッチ
59は、レバースイッチ部59aを有しており、このレ
バースイッチ部59aが、搬送部材49の搬送通路脇に
配置されている。装置本体31の挿入部31a内には、
補助搬送板51が当接される停止手段の一形態である当
接突起31cが形成されている。
【0026】装置本体31内の画像読取装置33と反対
側の端には、回収位置リミットスイッチ61が、突起ス
イッチ部61aを搬送部材49側に向けて配置されてい
る。また、装置本体31内には、駆動手段の一形態であ
る駆動モータ53,ギヤ制御部55,および駆動ベルト
57が配置され、駆動ベルト57には、搬送部材49が
係止されている。
【0027】ギヤ制御部55には、所定以上のトルクを
与えられたときには、駆動モータ53の回転を駆動ベル
ト57側に伝達せず、所定未満のトルクを与えられたと
きには、駆動モータ53の回転を駆動ベルト57側に伝
達する抑制手段の一形態であるスリップ機構が備えられ
ている。また、搬送ガイド35には、図3に示すよう
に、この搬送ガイド35の長手方向に向けてスリット部
35aが形成され、このスリット部35aの画像読取装
置33側には、補助スリット部35bが形成されてい
る。
【0028】搬送部材49は、図4に示すように、断面
F字形状をしている。この搬送部材49には、搬送ガイ
ド35の搬送面35cを摺動する押出板49aが形成さ
れている。押出板49aの搬送面35c側には、搬送ガ
イド35のスリット部35aに係止する係止凹部49b
が形成されている。
【0029】係止凹部49bの搬送面35c側と反対に
は、突出部49cが形成されている。この突出部49c
には、ベルト係止スリット49dが形成されている。補
助搬送板51には、図5に示すように、搬送部材49の
突起部49cが摺接される摺接開口部51aと、原稿マ
ウント37を読み取るための読取開口部51bとが形成
されている。
【0030】補助搬送板51の画像読取装置33側の先
端には、原稿マウント37の一端を当接する当接部51
cが形成されている。この当接部51cと読取開口部5
1bとの間には、補助搬送板51を搬送ガイド35の補
助スリット部35bに係止する係止凹部51dが形成さ
れている。また、摺接開口部51aの当接部51cと反
対側には、搬送部材49の突出部49cを当接する端部
51eが形成されている。
【0031】そして、図6に示すように、搬送部材49
の係止凹部49bは、搬送ガイド35のスリット部35
aに摺動自在に係止されている。また、補助搬送板51
の係止凹部51dは、搬送ガイド35の補助スリット部
35bに摺動自在に係止されている。搬送部材49の突
出部49cは、補助搬送板51の摺接開口部51a内に
位置されている。
【0032】搬送ガイド35,搬送部材49,および補
助搬送板51は、例えば、ポリアセタール樹脂等により
形成されている。図7は、本実施形態の原稿搬送装置の
ブロック図を示すもので、この実施形態では、例えば、
原稿搬送装置の制御機能が、画像読取装置33のCCD
部33bおよびLED部33c等を制御する制御回路7
1内に内蔵されている。
【0033】制御回路71は、MPU73,ドライバ回
路75,メモリ77,およびインターフェース回路79
等から構成されている。MPU73には、I/O制御部
73a,タイマ部73b,およびモータ制御部73c
が、内蔵されている。
【0034】ここで、I/O制御部73aには、送出位
置リミットスイッチ59および回収位置リミットスイッ
チ61のON/OFF情報が入力される。また、タイマ
部73bには、MPU73からの開始命令により所定時
間の計測を行い、所定時間が経過したことを、MPU7
3に通知する機能が備えられている。
【0035】そして、モータ制御部73cには、ドライ
バ回路75に対して、正回転信号,逆回転信号,および
停止信号を出力する機能が備えられている。また、制御
回路71は、インターフェース回路79を介して、ホス
トコンピュータ81に接続される。そして、ホストコン
ピュータ81に内蔵されるCDドライブ81aにより、
MPU73が実行する制御プログラムをCD−ROM8
3から読み込むことが可能とされている。
【0036】図8は、制御回路71の制御により、原稿
マウント37が画像読取装置33側に送出される時のフ
ローチャートを示している。このフローチャートでは、
先ず、「ステップS11(駆動手順に対応する)」にお
いて、正回転命令が、MPU73からモータ制御部73
cに送出される。次に、正回転信号が、モータ制御部7
3cからドライバ回路75に送出される。
【0037】そして、ドライバ回路75から駆動モータ
53に正回転電圧が出力され、駆動モータ53が正回転
方向に駆動される。このようにして、駆動モータ53が
正回転されると、図9に示すように、ギヤ制御部55お
よび駆動ベルト57を介して、搬送部材49が移動さ
れ、搬送部材49に押圧されて、原稿マウント37が、
画像読取装置33側に送出される。
【0038】また、原稿マウント37が、補助搬送板5
1の当接部51cに当接された後は、図10に示すよう
に、補助搬送板51が、搬送部材49および原稿マウン
ト37とともに移動される。次に、「ステップS12
(送出位置検知手順に対応する)」において、制御回路
71により、送出位置リミットスイッチ59が、搬送部
材49の接触でONされたかどうかが監視される。
【0039】そして、図11に示すように、搬送部材4
9が送出位置リミットスイッチ59に接触し、制御回路
71が送出位置リミットスイッチ59のONを検知する
と、制御回路71の制御は、ステップS13に移行され
る。次に、「ステップS13(計測手順に対応する)」
において、所定時間を計測するため、MPU73内のタ
イマ部73bが起動される。
【0040】この際、駆動モータ53は駆動状態である
ため、搬送部材49,原稿マウント37,および補助搬
送板51は、さらに画像読取装置33側に移動される。
そして、図12および図13に示すように、補助搬送板
51の先端が、装置本体31の当接突起31cに当接さ
れ、搬送部材49の移動が停止され、原稿マウント37
が所定の位置で停止される。
【0041】また、この当接の後も、駆動モータ53は
駆動されるが、ギヤ制御部55のスリップ機構により、
駆動モータ53は空転される。次に、「ステップS14
(計測手順に対応する)」において、制御回路71によ
り、所定時間を経過されたかどうかが監視される。所定
時間の経過後、制御回路71の制御は、ステップS15
に移行される。
【0042】次に、「ステップS15(停止手順に対応
する)」において、停止命令が、MPU73からモータ
制御部73cに送出され、停止信号が、モータ制御部7
3cからドライバ回路75に送出される。そして、ドラ
イバ回路75から駆動モータ53に出力される正回転電
圧の出力が停止され、駆動モータ53の駆動が停止され
る。
【0043】一方、図14は、制御回路71の制御によ
り、原稿マウント37が装置本体31側に回収される時
のフローチャートを示している。このフローチャートで
は、先ず、「ステップS21」において、逆回転命令が
MPU73からモータ制御部73cに送出され、逆回転
信号が、モータ制御部73cからドライバ回路75に送
出される。
【0044】そして、ドライバ回路75から駆動モータ
53に逆回転電圧が出力され、駆動モータ53が逆回転
方向に駆動される。このようにして、駆動モータ53が
逆回転されると、図15に示すように、ギヤ制御部55
および駆動ベルト57を介して、搬送部材49が送出開
始位置35d側に移動される。
【0045】また、搬送部材49の突出部49cが、補
助搬送板51の端部51eに当接された後は、図16に
示すように、補助搬送板51および原稿マウント37
が、搬送部材49とともに移動される。また、図17に
示すように、原稿マウント37が、マウント誘導板47
の折曲誘導部47aにより、マウント回収部43側に誘
導され、マウント回収部43に回収される。
【0046】次に、「ステップS22」において、制御
回路71により、搬送部材49の突出部49cが、回収
位置リミットスイッチ61の突起スイッチ部61aが、
搬送部材49の突出部49cの押圧でONされたかどう
かが監視される。そして、図18に示すように、搬送部
材49が突起スイッチ部61aを押圧し、制御回路71
が回収位置リミットスイッチ61のONを検知すると、
制御回路71の制御は、ステップS23に移行される。
【0047】次に、「ステップS23」において、停止
命令が、MPU73からモータ制御部73cに送出さ
れ、停止信号が、モータ制御部73cからドライバ回路
75に送出される。そして、ドライバ回路75から駆動
モータ53に出力される逆回転電圧の出力が停止され、
駆動モータ53の駆動が停止される。
【0048】以上のように構成された原稿搬送装置で
は、送出位置リミットスイッチ59により、搬送部材4
9が所定位置に到達したことが検知された後、所定時
間,搬送部材49を駆動することで、補助搬送板51を
当接突起31cに当接する位置まで駆動したので、搬送
部材49を、常に所定の位置まで駆動することができ、
原稿マウント37を、簡易かつ確実に所定の位置まで送
出することができる。
【0049】また、搬送部材49の駆動通路脇に送出位
置リミットスイッチ59を配置し、この送出位置リミッ
トスイッチ59により、搬送部材49の送出位置の検知
を行ったので、原稿マウント37を、簡易な機構で所定
の位置まで送出することができる。そして、制御プログ
ラムを記録媒体であるCD−ROM83に記録したの
で、制御回路71内のMPU73がこの制御プログラム
を実行することにより、搬送部材を駆動し、画像入力装
置側に向けて駆動される搬送部材が所定位置に到達した
ことを検知することができ、送出位置検知手順による検
知の後、所定時間を計測し、所定時間の計測の後、駆動
手段の駆動を停止することができる。
【0050】なお、上述した実施形態では、画像読取装
置33内に、制御回路71を構成した例について述べた
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、
例えば、原稿搬送装置31内に、制御回路71を構成し
ても良い。また、上述した実施形態では、MPUが実行
する制御プログラムを、CD−ROM83に記録した例
について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものでなく、例えば、制御プログラムをEPROMに
記録し、このEPROMを画像読取装置33内に配置し
ても良く、あるいは、ROM搭載型MPUを使用し、こ
のROM部に制御プログラムを記録しても良い。
【0051】さらに、上述した実施形態では、装置本体
31内に、当接突起31cを形成した例について述べた
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、
例えば、搬送ガイド35に当接突起を形成しても良い。
【0052】
【発明の効果】請求項1の原稿搬送装置では、駆動手段
により搬送部材を駆動し、所定の位置まで送出された原
稿マウントの光透過性原稿を、停止手段により停止し、
この後、抑制手段により、搬送部材への駆動力の伝達を
抑制したので、原稿マウントの光透過性原稿を、簡易か
つ確実に所定の位置まで送出することができる。
【0053】請求項2の原稿搬送装置では、送出位置検
知手段により、搬送部材が所定位置に到達したことを検
知し、この検知から所定時間が経過した後に、制御手段
により、駆動手段の駆動を停止したので、搬送部材を、
簡易な機構で所定の位置まで駆動することができる。請
求項3の原稿搬送装置では、搬送部材の駆動通路脇にス
イッチ部材を配置し、このスイッチ部材により、送出位
置検知手段の検知を行ったので、原稿マウントを、簡易
な機構で所定の位置まで送出することができる。
【0054】請求項4の原稿搬送装置の制御手順を記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、制御手
順を記録媒体に記録したので、コンピュータが実行する
駆動手順により、搬送部材を駆動することができ、送出
位置検知手順により、画像入力装置側に向けて駆動され
る搬送部材が所定位置に到達したことを検知することが
でき、計測手順により、送出位置検知手順による検知の
後、所定時間を計測することができ、停止手順により、
所定時間の計測の後、駆動手段の駆動を停止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿搬送装置の一実施形態を示す分解
斜視図である。
【図2】装置本体内の制御機構を示す断面図である。
【図3】搬送ガイドを示す斜視図である。
【図4】搬送部材を示す斜視図である。
【図5】補助搬送板を示す斜視図である。
【図6】搬送ガイド,搬送部材,および補助搬送板の係
止状態を示す斜視図である。
【図7】図1の原稿搬送装置の機構を示すブロック図で
ある。
【図8】原稿マウントの送出時の制御を示すフローチャ
ートである。
【図9】原稿マウントを、マウント収納部から送出する
開始状態を示す正面図である。
【図10】原稿マウントを、搬送ガイドに沿って送出し
ている状態を示す正面図である。
【図11】搬送部材により送出位置リミットスイッチが
ONされた状態を示す正面図である。
【図12】原稿マウントを読取開口窓まで送出した状態
を示す正面図である。
【図13】図12の断面図である。
【図14】原稿マウントの回収時の制御を示すフローチ
ャートである。
【図15】原稿マウントを、マウント回収部に回収して
いる状態を示す正面図である。
【図16】原稿マウントを、マウント回収部に回収して
いる状態を示す正面図である。
【図17】図16の断面図である。
【図18】搬送部材により回収位置リミットスイッチが
ONされた状態を示す正面図である。
【図19】従来の原稿搬送装置を示す斜視図である。
【図20】図24の分解斜視図である。
【図21】従来の原稿搬送装置の制御機構を示す断面図
である。
【図22】従来の原稿搬送装置において、原稿マウント
を送出している状態を示す正面図である。
【図23】従来の原稿搬送装置において、原稿マウント
を読取開口窓まで送出した状態を示す正面図である。
【図24】図23の断面図である。
【図25】搬送部材により送出位置リミットスイッチが
ONされた状態を示す正面図である。
【図26】従来の原稿搬送装置において、原稿マウント
を回収している状態を示す正面図である。
【図27】図26の断面図である。
【図28】突起スイッチを深く押圧することで、ON状
態になる送出位置リミットスイッチを用いた状態を示す
正面図である。
【図29】突起スイッチを少し押圧することで、ON状
態になる送出位置リミットスイッチを用いた状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
31 装置本体 31c 当接突起(停止手段) 33 画像読取装置(画像入力装置) 35 搬送ガイド 37 原稿マウント 37a 透過原稿(光透過性原稿) 49 搬送部材 53 駆動モータ(駆動手段) 55 ギヤ制御部(駆動手段) 57 駆動ベルト(駆動手段) 59 送出位置リミットスイッチ(送出位置検知手段,
スイッチ部材) 83 CD−ROM(記録媒体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力装置に装置本体の一側を接続す
    るとともに、この装置本体内に、前記画像入力装置に向
    けて搬送ガイドを延在配置し、前記搬送ガイドに沿って
    移動する搬送部材により、光透過性原稿が装着される原
    稿マウントを搬送してなる原稿搬送装置において、 前記搬送部材を駆動させる駆動手段と、 前記画像入力装置に向けて移動する前記光透過性原稿を
    所定位置に停止させる停止手段と、 前記この停止手段による前記光透過性原稿の停止に応答
    して、前記駆動手段の駆動力の伝達を抑制する抑制手段
    と、 を備えてなることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の原稿搬送装置において、 前記画像入力装置側に向けて移動する前記搬送部材が所
    定位置に到達したことを検知する送出位置検知手段と、 前記送出位置検知手段による検知から所定時間が経過し
    た後に、前記駆動手段の駆動を停止する制御手段と、 を備えてなることを特徴とする原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の原稿搬送装置において、 前記送出位置検知手段は、前記搬送部材の駆動通路脇に
    配置されるスイッチ部材であることを特徴とする原稿搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の原稿搬送装置の制御手順
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
    て、 前記搬送部材を駆動する駆動手順と、 前記画像入力装置側に向けて駆動される前記搬送部材が
    所定位置に到達したことを検知する送出位置検知手順
    と、 前記送出位置検知手順による検知の後、所定時間を計測
    する計測手順と、 前記計測手順による所定時間の計測の後、前記駆動手段
    の駆動を停止する停止手順と、 を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録
    していることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
JP9285534A 1997-10-17 1997-10-17 原稿搬送装置およびこの原稿搬送装置の制御手順を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH11122419A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012215845A1 (de) * 2012-09-06 2014-03-06 Bundesdruckerei Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Dokumentenerfassung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012215845A1 (de) * 2012-09-06 2014-03-06 Bundesdruckerei Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Dokumentenerfassung
DE102012215845B4 (de) 2012-09-06 2023-05-04 Bundesdruckerei Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Dokumentenerfassung

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