JPH1112217A - ブタン誘導体 - Google Patents

ブタン誘導体

Info

Publication number
JPH1112217A
JPH1112217A JP16108697A JP16108697A JPH1112217A JP H1112217 A JPH1112217 A JP H1112217A JP 16108697 A JP16108697 A JP 16108697A JP 16108697 A JP16108697 A JP 16108697A JP H1112217 A JPH1112217 A JP H1112217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
reaction
mol
compound
butanone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16108697A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobunori Yoshiyama
寅仙 吉山
Yoshimi Yamada
好美 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP16108697A priority Critical patent/JPH1112217A/ja
Publication of JPH1112217A publication Critical patent/JPH1112217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】農薬、医薬等の合成中間体として有用な化合物
の提供 【解決手段】3−(4−エトキシフェニル)−2−ブタ
ノンは、農薬、医薬などの製造中間体として極めて有用
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬、医薬等の合
成中間体として有用な3−(4−エトキシフェニル)−
2−ブタノンに関する。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般式
化1
【化1】 (式中、Xは水素原子またはフッ素原子を表す。)で示
される化合物等が優れた殺虫活性を示すことが知られ、
また、その具体的な製造法として、下記 化2に示され
るような方法が知られている(特開昭62−5928号
公報)。
【化2】 しかしながら、該製造法は、発火性のある試剤、高価な
試剤、工業的に取り扱いの困難な試剤を要する等、工業
的規模での製造法としては、充分とは言い難く、一般式
化1で示される化合物の工業的にも有利な製造法の開
発が切望されている。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、3−(4−エトキシフ
ェニル)−2−ブタノンを製造中間体として経由するこ
とにより、上述のような問題点が解消し得ることを見出
し本発明に至った。即ち、本発明は3−(4−エトキシ
フェニル)−2−ブタノンを提供するものである。
【0002】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。3−(4−エトキシフェニル)−2−ブタノン
は、一般式 化3
【化3】 (X2は塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表
す。)で示される化合物の炭化水素系溶液に一般式 化
【化4】 (式中、X1は塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を
表す。)で示されるグリニヤ−ル試薬のエ−テル系溶液
を滴下するか、炭化水素系溶媒に一般式 化3で示され
る化合物の炭化水素系溶液と一般式 化4で示されるグ
リニヤ−ル試薬のエ−テル系溶液を併注滴下する方式に
よる反応により得ることができる。該反応において、炭
化水素系溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類があげられ、エーテル系溶媒とし
ては、ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン等があげ
られる。エーテル系溶媒と炭化水素系溶媒の容積比は、
1:1〜1:10の割合である。反応に供される試剤の
量は、一般式 化4で示されるグリニヤ−ル試薬1モル
に対し、一般式 化3で示される化合物は、通常0.8
〜2.0モルの割合、好ましくは、0.95〜1.2モ
ルの割合である。反応温度の範囲は、グリニヤ−ル試薬
の滴下中は通常0℃〜10℃であり、グリニヤ−ル試薬
の滴下終了後は、通常30℃〜130℃であり、好まし
くは、30℃〜110℃である。反応時間の範囲はグリ
ニヤ−ル試薬の滴下終了後、通常2〜6時間である。反
応終了後の反応溶液は、希塩酸等の希酸性水に注加し、
有機溶媒抽出、濃縮、などの通常の後処理操作を行うこ
とにより、3−(4−エトキシフェニル)−2−ブタノ
ンを得ることができる。また、該化合物は、必要に応じ
て、蒸留、クロマトグラフィ−等の手段により精製する
こともできる。なお、一般式 化4で示されるグリニヤ
−ル試薬は公知の方法に準じて調製することができる。
(後記参考例2参照) また、一般式 化3で示される化合物は市販のものを用
いるか、または、対応する市販のケトン化合物から、公
知の方法に準じてハロゲン化して製造することができ
る。(例えば、塩素化はJ.Org.Chem.198
5、50、1599.:臭素化はTetrahedro
n Letters.1984、25、3369.:ヨ
ウ素化はSynthesis.1986、678.参
照)
【0003】上記製造法に於いて使用し得る、一般式
化4で示されるグリニヤ−ル試薬としては、4−エトキ
シフェニルマグネシウムクロリド、4−エトキシフェニ
ルマグネシウムブロミド及び4−エトキシフェニルマグ
ネシウムアイオダイドが挙げられ、また、一般式 化3
で示される化合物としては、3−クロロ−2−ブタノ
ン、3−ブロモ−2−ブタノン及び3−ヨ−ド−2−ブ
タノンを挙げることができる。
【0004】3−(4−エトキシフェニル)−2−ブタ
ノンは、例えば、以下に示す方法により、一般式 化1
で示される化合物に導くことができる。先ず、3−(4
−エトキシフェニル)−2−ブタノンと、一般式 化5
【化5】 (式中、Xは前記と同じ意味を表わす。)で示される化
合物とを、溶媒中、相間移動触媒及びアルカリ金属水酸
化物の存在下に反応させることにより、一般式 化6
【化6】 (式中、Xは前記と同じ意味を表す。)で示される化合
物に導く。該反応の反応温度の範囲は通常0℃〜120
℃であり、好ましくは10℃〜60℃である。反応時間
の範囲は通常0.5時間〜約72時間である。反応に供
される試剤の量は、3−(4−エトキシフェニル)−2
−ブタノン1モルに対し、一般式 化5で示される化合
物は、通常0.5〜10モルの割合、好ましくは1〜
1.5モルの割合であり、アルカリ金属水酸化物は通常
1〜20モルの割合、好ましくは1.5〜10モルの割
合であり、相間移動触媒は通常0.001〜0.5モル
の割合、好ましくは0.01〜0.1モルの割合であ
る。アルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム
または水酸化カリウムがあげられる。アルカリ金属水酸
化物は水溶液、フレークまたは粉末で用いることができ
るが、フレークまたは粉末で用いることが好ましい。相
間移動触媒としては、例えば、塩素化テトラn−ブチル
アンモニウム、臭素化テトラn−ブチルアンモニウム、
よう素化テトラn−ブチルアンモニウム、水酸化N−ベ
ンジルトリメチルアンモニウム、硫酸水素テトラn−ブ
チルアンモニウム、塩素化ベンジルトリエチルアンモニ
ウム等の四級アンモニウム塩、トリス[2−(2−メト
キシエトキシ)エチル]アミン等の三級アミンがあげら
れる。溶媒としては、トルエン、キシレン、モノクロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタン等
の脂肪族炭化水素類、または、それらの混合物があげら
れる。反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮など
の通常の後処理操作を行うことにより、一般式 化6で
示される化合物を得ることができる。また、該化合物
は、必要に応じて、カラムクロマトグラフィー等の手段
により精製することもできる。
【0005】次いで、一般式 化6で示される化合物
と、オキシ塩化リン、塩化カルボニル、塩化オキサリ
ル、五塩化リン、ピロリン酸クロリド及び三塩化リンか
らなる群から選ばれる塩素化合物とN,N−ジメチルホ
ルムアミド及びN−メチルホルムアニリドからなる群よ
り選ばれるアミド化合物とを作用させた後、該反応によ
る生成物を加水分解処理することにより、一般式 化7
【化7】 (式中、Xは前記と同じ意味をあらわす。)で示される
化合物に導く。該反応は、系内において、N,N−ジメ
チルホルムアミドまたはN−メチルホルムアニリドと上
記塩素化合物とが反応し、該反応物が一般式 化6で示
される化合物と反応することにより進行する。該反応の
形態としては、予め、該反応物を調製し、これと一般式
化6で示される化合物とを作用させる方法、または、
各反応試剤を混合し、系内で上記反応物を生成させ、こ
れと一般式 化6で示される化合物とを作用させる方法
があげられ、目的に応じ何れかの方法を採用すればよ
い。該反応において、反応溶媒としてジクロロメタン、
1、2―ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、トルエン、モノクロロベンゼン等の芳香族炭化水素
系溶媒等を用いることもできるが、通常は、反応試剤で
あるN,N−ジメチルホルムアミドまたはN−メチルホ
ルムアニリドを過剰量使用し、これを溶媒として使用す
ることにより行われる。反応に供される試剤の量は、一
般式 化6で示される化合物1モルに対し、塩素化合物
の量は、2〜50モルの割合、好ましくは2.5〜10
モルの割合であり、N,N−ジメチルホルムアミドまた
はN−メチルホルムアニリドは1〜500モルの割合、
好ましくは10〜200モルの割合である。反応の温度
の範囲は、通常5℃〜100℃であり、好ましくは15
℃〜70℃であり、より好ましくは15℃〜35℃であ
る。反応時間の範囲は、通常1時間〜200時間であ
る。塩素化合物としては三塩化リンが好ましい。加水分
解処理は、前記反応によって得られた反応液を、水に注
加するか、水に注加した後、塩基もしくはその水溶液で
中和するか、または、塩基の水溶液に直接注加すること
により行われる。水の量は、反応に使用した酸クロリド
と等モル以上であればよく、通常、過剰量が用いられ
る。反応温度の範囲は通常0℃〜50℃であり、好まし
くは0℃〜30℃の範囲である。該加水分解処理後の反
応液の水素イオン濃度の範囲は、通常、pH1〜pH1
0であり、好ましくはpH2〜pH8の範囲である。な
お、反応液を水に注加した後、塩基またはその水溶液で
中和する場合は、用いられる塩基としては、酢酸カリウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸リチウム、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸リチウム、炭酸水素カリウム、炭酸
水素ナトリウム、水酸化カリウム,水酸化ナトリウムま
たは水酸化リチウムが挙げられる。また、反応液を塩基
の水溶液中に直接注加する場合は、塩基としては、酢酸
カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸リチウム、炭酸水素カ
リウムまたは炭酸水素ナトリウムを用いるのが好まし
い。加水分解終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮な
どの通常の後処理操作を行うことにより一般式 化7で
示される化合物を得ることができる。
【0006】このようにして得られた一般式 化7で示
される化合物は、そのまま、あるいは必要に応じて精製
し、これを、溶媒中、アルカリ金属水酸化物と反応させ
ることにより、前記、一般式 化1で示される化合物に
導くことができる。該反応の反応時間の範囲は、通常1
0分〜72時間であり、反応温度の範囲は、通常5℃〜
150℃、好ましくは15℃〜100℃である。反応に
供されるアルカリ金属水酸化物の量は、一般式 化7で
示される化合物1モルに対して通常1〜20モルの割
合、好ましくは1〜10モルの割合である。アルカリ金
属水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等があげられる。溶媒としては、含水エタノール等の
含水アルコール類、含水ジオキサン、含水テトラヒドロ
フラン等の含水エーテル類、またはこれらの混合物等が
あげられる。反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮などの通常の後処理操作を行うことにより、一般式
化1で示される化合物を得ることができる。該化合物は
必要に応じてカラムクロマトグラフィーに付すか、また
は、活性炭、活性白土、活性アルミナ、シリカゲル等の
吸着剤で処理することにより精製することができる。
【0007】尚、一般式 化7で示される化合物を精製
する場合は、カラムクロマトグラフィーによる方法等の
他、該化合物を重亜硫酸塩付加体に誘導して、その付加
体を低極性有機溶媒で洗浄する方法をとることもでき
る。一般式 化7で示される化合物の重亜硫酸塩付加体
は、該化合物と重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム
等とを、例えば含水エタノール等の含水アルコール溶液
中で反応させることにより容易に得られる。次いで該反
応液にヘキサン、ヘプタン等の低極性有機溶媒を加え、
攪拌、分液等の洗浄操作を施すことにより、重亜硫酸塩
付加体を精製することができ、該付加体に酸または塩基
を作用させることにより、精製された一般式 化7で示
される化合物が得られる。このようにして得られる精製
された重亜硫酸塩付加体、または、その含水アルコール
溶液は、そのまま上記反応の反応原料として供すること
もできる。
【0008】
【実施例】以下、実施例をあげて、3−(4−エトキシ
フェニル)−2−ブタノンの製造例を示す。 製造例1 窒素気流下、氷冷下に、トルエン100ml中に、4−
エトキシフェニルマグネシウムブロミド1.45mol
/lのテトラヒドロフラン溶液55mlと3−クロロ−
2−ブタノン8.48g(0.0796モル)のトルエ
ン溶液160mlとを併注滴下した。次いで、95℃で
4時間攪拌を続行した後、室温まで冷却し、これに5%
塩酸水100gを加えた。有機層を分液した後、さらに
水層をトルエン75mlで2回抽出した。有機層を合わ
せ、飽和食塩水100gで洗浄分液後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧濃縮した。この残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−
(4−エトキシフェニル)−2−ブタノン11.7g
(収率76.2%)を得た。
【0009】製造例2 窒素気流下、氷冷下に、トルエン120ml中に、4−
エトキシフェニルマグネシウムクロリド2.81mol
/lのテトラヒドロフラン溶液20mlと3−クロロ−
2−ブタノン5.99g(0.0562モル)のトルエ
ン溶液60mlとを併注滴下した。次いで、95℃で3
時間攪拌を続行した後、室温まで冷却し、これに5%塩
酸水100gを加えた。有機層を分液した後、さらに水
層をトルエン75mlで2回抽出した。有機層を合わ
せ、飽和食塩水100gで洗浄分液後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧濃縮した。この残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−
(4−エトキシフェニル)−2−ブタノン5.84g
(収率59.4%)を得た。
【0010】参考例1 3−(4−エトキシフェニル)−6−(4−フルオロ−
3−フェノキシフェニル)−3−メチル−1−ヘキシン
(特開昭62−5928号公報に記載の化合物の製造例 (1)3−(4−エトキシフェニル)−6−(4−フル
オロ−3−フェノキシフェニル)−3−メチルヘキサン
−2−オン)の製造 3−(4−エトキシフェニル)−2−ブタノン88.2
g(0.459モル)と3−(4−フルオロ−3−フェ
ノキシ)フェニルプロピルブロミド165.9(0.5
36モル)をn−ヘプタン364gに溶解し、臭素化テ
トラn−ブチルアンモニウム4.6g(0.014モ
ル)と粉末状の水酸化カリウム127.3g(純度96
%,2.178モル)を加えて、窒素気流下、20〜3
0℃で48時間強攪拌した。反応混合物に水454gと
モノクロロベンゼン271gを加え分液し、有機層を希
塩酸500g、飽和重曹水450g、水560gで順次
洗浄して、減圧下、溶媒を留去し、3−(4−エトキシ
フェニル)−6−(4−フルオロ−3−フェノキシフェ
ニル)−3−メチルヘキサン−2−オンを含む粗生成物
200.2g[3−(4−エトキシフェニル)−2−ブ
タノンからの純収率79%]を得た。 1 H−NMR(CDCl3 /TMS)δ値(ppm) 7.3〜6.8(m,12H),4.0(q,2H),
2.5〜2.6(m,2H),1.9〜1.8(m,5
H),1.5〜1.2(m,8H)
【0011】(2)3−クロロ−4−(4−エトキシフ
ェニル)−7−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニ
ル)−4−メチル−2−ヘプテナールの製造 上記の3−(4−エトキシフェニル)−6−(4−フル
オロ−3−フェノキシフェニル)−3−メチルヘキサン
−2−オンの粗生成物10g(0.0180モル)を乾
燥N,N−ジメチルホルムアミド80.0g(0.59
2モル)に溶解し、窒素気流下、この溶液に三塩化リン
12.4g(0.0903モル)を20〜30℃で80
分かけて滴下した。滴下終了後、25℃で27時間反応
させた後、反応液を80gの氷水中に注加し、20%酢
酸ナトリウム水溶液120gで約pH5に調整し、ジエ
チルエーテル50gで3回抽出した。ジエチルエーテル
層を合わせて、100gの水で2回洗浄した後、減圧
下、溶媒を留去し、3−クロロ−4−(4−エトキシフ
ェニル)−7−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニ
ル)−4−メチル−2−ヘプテナールの粗生成物10.
2g(純収率83%)を得た。 1 H−NMR(CDCl3 /TMS)δ値(ppm) 10.3(d,1H),7.3〜6.8(m,12
H),6.2(d,1H),4.1(q,2H),2.
5〜2.6(m,2H),2.1〜1.8(m,2
H),1.6〜1.4(m,11H)
【0012】(3)3−(4−エトキシフェニル)−6
−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)−3−メ
チル−1−ヘキシンの製造 上記の3−クロロ−4−(4−エトキシフェニル)−7
−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)−4−メ
チル−2−ヘプテナールの粗生成物1.00g(純分
0.0015モル)とn−ヘプタン2.0gの混合物
に、窒素気流下、エタノール/水=1/1(w/w)
2.0gに溶解させた亜硫酸水素ナトリウム0.33g
を室温にて滴下し、室温にてさらに15分攪拌した。こ
の混合物を静置、分液し、下層をn−ヘプタン1.0g
で2回洗浄した後、水酸化カリウム(純度96%)0.
60g(0.0103モル)を加え、還流温度(約77
℃)で2時間反応させた。反応液を冷却後、n−ヘプタ
ン3gと水3gを加え分液し、水層をさらにn−ヘプタ
ン3gで3回抽出した。n−ヘプタン層を合わせて、水
6gで3回洗浄し、減圧下、溶媒を留去して、3−(4
−エトキシフェニル)−6−(4−フルオロ−3−フェ
ノキシフェニル)−3−メチル−1−ヘキシンを含む粗
生成物0.57g(GC純度79%、収率74%)を得
た。 1 H−NMR(CDCl3 /TMS)δ値(ppm)
7.4〜6.8(m,12H),4.0(q,2H),
2.5(brm,2H),2.3(s,1H),1.8
〜1.4(m,10H)
【0013】
【発明の効果】本発明にかかる3−(4−エトキシフェ
ニル)−2−ブタノンは、農薬、医薬などの製造中間体
として極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3−(4−エトキシフェニル)−2−ブタ
    ノン
JP16108697A 1997-06-18 1997-06-18 ブタン誘導体 Pending JPH1112217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16108697A JPH1112217A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 ブタン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16108697A JPH1112217A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 ブタン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1112217A true JPH1112217A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15728356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16108697A Pending JPH1112217A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 ブタン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1112217A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7750167B2 (en) Process for the preparation of asenapine and intermediate products used in said process
JPH1112217A (ja) ブタン誘導体
JP2006265133A (ja) 4−メチル−3−トリフルオロメチル安息香酸の製造方法
JPS6357580A (ja) 2,3−ジヒドロフラン誘導体及びその製造方法、並びにテトラヒドロフランの製造における中間生成物としての使用
US9272966B2 (en) Method for preparing optically active 1-bromo-1[3,5-bis(trifluoromethyl)phenyl]ethane
JP4258658B2 (ja) アセチレン化合物の製造方法
JPH1112218A (ja) α−アルキル−ベンジルメチルケトン誘導体の製造法
JP2586950B2 (ja) p‐又はm‐tert―ブトキシベンズアルデヒドの製造法
JP2000212104A (ja) ビス(トリフルオロメチル)モノブロモベンゼンの製造方法
JP4648546B2 (ja) 反応活性な基を有する新規なナフタレン化合物及びそれらの製造方法
JP4393839B2 (ja) 1,3−ジ−ハロ置換されたベンゼン誘導体の製造
JP2001322950A (ja) 2−アルキレンアダマンタンの製造方法
JP4041922B2 (ja) ピラゾールカルボン酸エステル誘導体の製造法
JP2016169192A (ja) 7−オクテニルハライドの製造方法
JP3787821B2 (ja) ベンズアミドキシム化合物の製造方法
EP0197428B1 (en) A method for producing cyclopropanecarboxylic acid derivatives
CN116640064A (zh) 一种4’-氯-2-氨基联苯的合成方法
JP2003335728A (ja) 4−メチルシクロペンテノン誘導体の製造方法。
JP2002284755A (ja) 新規な含フッ素アントラセン化合物及びそれらの製造方法
JP2021127332A (ja) 5−ブロモ−2−アルキル安息香酸の製造方法
JP2000007605A (ja) インダニル誘導体
JP4839678B2 (ja) ジハロゲン化ビアリール誘導体の製造方法
JPH0249293B2 (ja)
JPS5890531A (ja) 5−(2−ハロ−4−トリフルオロメチルフエノキシ)−2−ニトロ安息香酸、その塩、そのエステルおよびそのアミドの製造方法
JPH04356439A (ja) ジフルオロメトキシフェニルアルキルケトン類の製造方法