JPH11122119A - エラー訂正回路及び電子機器 - Google Patents

エラー訂正回路及び電子機器

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JPH11122119A
JPH11122119A JP29629997A JP29629997A JPH11122119A JP H11122119 A JPH11122119 A JP H11122119A JP 29629997 A JP29629997 A JP 29629997A JP 29629997 A JP29629997 A JP 29629997A JP H11122119 A JPH11122119 A JP H11122119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い訂正能力を確保しながら高速なエラー訂
正が可能なエラー訂正回路及びこれを用いた電子機器を
提供すること。 【解決手段】 内符号PIと外符号PO組み合わせた積
符号によりブロックのエラー訂正を行う。PIによりブ
ロックの各行を復号するPI復号器とPOによりブロッ
クの各列を復号するPO復号器を含む。ブロックのすべ
ての行のPI復号においてエラーが残らず且つブロック
に行脱落がないと判断した場合に、PO復号器によるP
O復号を省略する。例えばブロックの少なくとも1列の
PO復号においてエラーがない場合に行脱落がないと判
断する。行脱落情報に基づいて行脱落の存否を判断して
もよい。PIによりブロックの各列を復号しPOにより
ブロックの各行を復号する場合にも本発明は適用可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内符号と外符号を
組み合わせた積符号によりエラー訂正を行うエラー訂正
回路及びこれを用いた電子機器に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】マルチメ
ディア時代の到来に伴い、高品質の画像データ、音デー
タ等を記憶可能な大容量の光ディスクに対する要望が高
まっている。このような背景の下で、近年、CD(Comp
act Disc)に変わる光ディスクとしてDVD(Digital
VideoDisc、Digital Versatile Disc)と呼ばれるもの
が脚光を浴びつつある。
【0003】このDVDの規格においては、RSPC
(Reed-Solomon Product Code、リードソロモン積符
号)と呼ばれるエラー訂正手法が採用されている。そし
てDVDにおけるECC(Error Correction Code)の
ブロックは32kバイトを1単位とする大きなブロック
となっている。従って、ECCブロックを用いてRSP
Cのエラー訂正を行うことで、低い冗長度で高い訂正能
力を確保できるようになる。例えば消失訂正を行えば、
外符号POにより16個までのエラー訂正(16重消失
訂正)が可能であり、これによりECCブロックの16
行に相当するデータがすべてエラーとなっていても回復
できるようになる。
【0004】しかしながら、このようなエラー訂正を実
現する回路に対しては、訂正能力の向上のみならず、エ
ラー訂正処理の高速化を図ることが要求されている。即
ちエラー訂正における無駄な処理を省き、高い訂正能力
を確保しながら如何にして高速にエラー訂正できるかが
大きな技術的課題となっている。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、高
い訂正能力を確保しながら高速なエラー訂正が可能なエ
ラー訂正回路及びこれを用いた電子機器を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るエラー訂正回路は、N行M列からなるブ
ロックの各行に付加されている内符号PIと前記ブロッ
クの各列に付加されている外符号POとを組み合わせた
積符号により前記ブロックのエラー訂正を行うエラー訂
正回路であって、前記内符号PIにより前記ブロックの
各行をPI復号するPI復号器と、前記外符号POによ
り前記ブロックの各列をPO復号するPO復号器と、前
記ブロックのすべての行のPI復号においてエラーが残
らず且つ前記ブロックに行脱落がないと判断した場合
に、前記PO復号器によるPO復号を省略させる制御手
段とを含むことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、内符号PIと外符号PO
を組み合わせた積符号によりエラー訂正が行われる。そ
してPI復号においてエラーが残らず且つブロックに行
脱落がない場合に、PO復号が省略される。このように
PO復号を省略することで無駄な処理を省くことができ
エラー訂正処理の高速化を図れる。一方、PI復号にお
いてエラーが残らない場合においても、ブロックに行脱
落がある場合にはPO復号を省略しないことで、高いエ
ラー訂正能力を確保することが可能となる。
【0008】また本発明は、前記制御手段が、前記ブロ
ックの少なくとも1列のPO復号においてエラーがない
場合に、前記行脱落がないと判断することを特徴とす
る。このようにすることで、非常に簡易な処理で行脱落
があるか否かを判断できるようになる。
【0009】また本発明は、前記PI復号器が、エラー
訂正が不能であった場合に有効となり、エラーがない又
はエラーがあったが正しく訂正された場合に非有効とな
るPIポインタを、前記ブロックの各行毎に作成し、前
記制御手段が、前記ブロックのすべての行について前記
PIポインタが非有効である場合に、前記ブロックの少
なくとも1列について前記PO復号器にPO復号させ、
前記少なくとも1列のPO復号においてエラーがない場
合に、前記PO復号器に他の列についてのPO復号を省
略させることを特徴とする。このようにすることで、P
Iポインタの有効利用を図ることが可能となる。
【0010】また本発明は、前記制御手段が、行脱落情
報に基づいて、前記行脱落があるか否かを判断すること
を特徴とする。このような行脱落情報としては、エラー
訂正回路の前段に配置される復調回路等からの情報を用
いることが望ましい。このような行脱落情報を用いるこ
とで、行脱落がある場合の処理を簡易化できる。
【0011】また本発明は、N行M列からなるブロック
の各列に付加されている内符号PIと前記ブロックの各
行に付加されている外符号POとを組み合わせた積符号
により前記ブロックのエラー訂正を行うエラー訂正回路
であって、前記内符号PIにより前記ブロックの各列を
PI復号するPI復号器と、前記外符号POにより前記
ブロックの各行をPO復号するPO復号器と、前記ブロ
ックのすべての列のPI復号においてエラーが残らず且
つ前記ブロックに列脱落がないと判断した場合に、前記
PO復号器によるPO復号を省略させる制御手段とを含
むことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、ブロックの各列にPIが
付加され、各行にPOが付加されている場合にも、高い
訂正能力を確保しながらエラー訂正処理を高速化するこ
と可能となる。
【0013】また本発明に係る電子機器は、上記のいず
れかのエラー訂正回路と、前記エラー訂正回路の訂正対
象となるデータを記憶する情報記録媒体にアクセスする
ためのアクセス手段と、前記エラー訂正回路により訂正
されたデータに基づき画像又は音を出力するための手段
とを含むことを特徴とする。本発明によれば、情報記録
媒体から読み出されたデータに対するエラー訂正処理を
高速化できる。これにより電子機器内部で行われる処理
の高速化等を図れ、電子機器の快適な操作環境等をユー
ザーに提供できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を用いて詳細に説明する。
【0015】(実施形態1) 1.システム構成 図1に本実施形態のエラー訂正回路110を含む信号処
理回路100の機能ブロック図の一例を示す。
【0016】ここで復調回路102は、DVDから読み
出したデータの復調処理を行うものである。
【0017】エラー訂正回路110は、後述する手法に
よりPI復号及びPO復号を行うものであり、PI復号
器112、PO復号器114、及びこれらを制御する制
御部116を含む。
【0018】デスクランブル回路120は、符号時にス
クランブルされたデータをデスクランブルするものであ
る。符号時にスクランブルすることで、0が連続して続
くデータや1が連続して続くデータがDVDに記録され
ることを防止できる。
【0019】DVDEDC回路130は、エラー訂正回
路110によるエラー訂正後のデータのエラー検出を行
うものである。このエラー検出を行うことによりエラー
訂正回路110により誤訂正が行われても場合にも、こ
れに対処できるようになる。
【0020】RAM140は、データRAM142とポ
インタRAM144を含む。そしてエラー訂正回路11
0のエラー訂正の結果得られたエラーポインタはポイン
タRAM144に記憶される。
【0021】図2に、図1の復調回路102の機能ブロ
ック図の一例を示す。
【0022】復調回路102は、データスライサ10
3、PLL104、同期検出・保護回路105、デモジ
ュレータ106、DVDデコーダ107を含む。ここで
データスライサ103は、DVDなどの情報記録媒体か
ら読み出されたアナログのデータを、0、1の2値のデ
ータに変換するためのものである。またPLL104
は、DVDから読み出されたデータから同期クロックを
抽出するためのものである。また同期検出・保護回路1
05は、同期信号を検出すると共に同期を保護するため
のものである。またデモジュレータ106は8/16復
調を行うためのものである。またDVDデコーダ107
は、読み出されたデータを所定のフォーマットに変換す
る処理等を行うためのものである。 2.ECCブロック、レコーディングセクタ及び物理セ
クタ 図3(A)に、DVDで規格化されているECCブロッ
クの構造を示す。このECCブロックにより、図3
(B)に示すような内符号PI、外符号POを用いた積
符号(リードソロモン積符号)のエラー訂正が可能とな
る。そして図3(A)に示すように、内符号PIは、符
号長182バイト、情報シンボル数172バイト、検査
シンボル数10バイトの符号となっている。また外符号
POは、符号長208バイト、情報シンボル数192バ
イト、検査シンボル数16バイトの符号となっている。
従って、PIを用いることで5重エラー訂正(5個のエ
ラー位置と5個のエラー値)までが可能となる。またP
Oを用いることで8重エラー訂正(8個のエラー位置と
8個のエラー値)あるいは16重消失訂正(16個のエ
ラー値)までが可能となる。16重消失訂正を行えば、
最大16行に相当する2912バイトのデータがすべて
失われても回復可能となり、バーストエラーに対して高
い訂正能力を確保することが可能となる。
【0023】図3(A)のECCブロックは、符号時に
図4(A)に示すようにインターリブされてDVDに記
録される。即ちECCブロックの12行分のデータ(図
4(A)のE1参照)を含む各レコーディングセクタ
(E2参照)の最終行(E3参照)に対して、外符号P
Oを1行ずつ割り振る。そして1レコーディングセクタ
当たり13行としてDVDにデータを記録する。このよ
うに符号時にインターリーブすることで、ディスク上の
傷などの欠陥に対して対処できるようになる。
【0024】なお図4(A)において、IDは、各レコ
ーディングセクタを識別するためのデータである。また
IECはIDのエラー検出用パリティであり、RSVは
将来のためのリザーブバイトである。またEDCは、レ
コーディングセクタ全体のエラー検出用パリティであ
る。
【0025】図4(B)に、DVDに記録される物理セ
クタの構成を示す。1つの物理セクタ(182バイト×
13)のデータは91バイト毎に区切られ、先頭にシン
クコードSY0〜SY7が付加される。そして1つの物
理セクタは26個のシンクフレームにより構成される。
これらのシンクコードSY0〜SY7は、シンクフレー
ムの先頭を検出するために設けられている。
【0026】復号時においては、図4(B)の構成でD
VDに記録されているデータが図2の復調回路102に
より読み出される。そして同期検出・保護回路105
が、図4(B)のシンクコードSY0〜SY7を用いて
シンクフレームの先頭を検出する。またDVDデコーダ
107が、読み出されたデータを図4(A)に示すよう
なフォーマットに変換する。そしてこのフォーマット変
換後のデータが図1のエラー訂正回路110に入力され
る。そして入力されたデータは、制御部116の制御の
下で、PI復号器112、PO復号器114によりPI
復号、PO復号される。 3.符号化 本実施形態による復号化について説明する前に、DVD
におけるRSPC(リードソロモン積符号)の符号化に
ついてまず説明する。
【0027】符号時には、まず対象となるデータに外符
号POを付加する。即ち、 GP0(X)|FO(X) (5) が成り立つようなPO(B192,m,B193,m,・・・B207,
m)を求め付加する。即ちGPO(X)がFO(X)で
割り切れるようなPOを付加する。ここで、 FO(X)=B0,mX207+B1,mX206+・・・+B206,mX+B207,m (6) GPO(X)=(X+1)(X+α)・・・(X+α15) (7) である。例えば図3(A)の1列目(m=0)では、F
0(X)=B0,0X207+B1,0X206+・・・+B206,0X+
B207,0 が、GPO(X)で割り切れるようなPO(B
192,0,B193,0,・・・B207,0)が付加される。
【0028】次に内符号PIを付加する。即ち、 GPI(X)|FI(X) (8) FI(X)=Bn,0X181+Bn,1X180+・・・+Bn,180X+Bn,181 (9) GPI(X)=(X+1)(X+α)・・・(X+α9) (10) となるようなPI(Bn,172,Bn,172,・・・Bn,181)を
求め付加する。例えば図3(A)の1行目(n=0)で
は、F0(X)=B0,0X181+B0,1X180+・・・+B0,1
80X+B0,181 が、GPI(X)で割り切れるようなP
I(B0,172,B0,172,・・・B0,181)が付加される。 4.PI復号 次に図1のPI復号器112が行うPI復号について簡
単に説明する。
【0029】本実施形態ではPI復号器112において
2重エラー訂正を行っている。図5にPI復号器112
の動作を説明するためのフローチャートを示す。図5に
示すように本実施形態では以下に示す判断基準にしたが
ってPIによるエラー訂正を行っている。
【0030】(A1)シンドロームS0〜S9がすべて0
の場合にはエラー無しと判断し、PIポインタを0に設
定する(ステップSP1〜SP3)。
【0031】なおこのPIポインタは図1のポインタR
AM144に記憶される。
【0032】(A2)S0〜S9がすべて0ではなく且つ
A=B=C=0の場合にはエラーが1個と判断し、1エ
ラー訂正を行うと共にPIポインタを0に設定する(S
P4〜SP7)。
【0033】なお本実施形態では、A=S0S2+S1S
1、B=S0S3+S1S2、C=S1S3+S2S2と定義し
ている。
【0034】(A3)A、B、Cがすべて0でない場合
にはエラーが2個と判断し、2エラー訂正を行うととも
にPIポインタを0に設定する(SP8〜SP11)。
【0035】(A4)上記(A1)、(A2)、(A
3)のどれにも当てはまらない場合には、エラーが3個
以上と判断し、PIポインタを1に設定する(SP12〜
SP14)。 5.PO復号 次に図1のPO復号器114が行うPO復号について説
明する。
【0036】本実施形態ではPO復号器114におい
て、まず2重エラー訂正を試み、この2重エラー訂正に
よりエラーが3個以上と判定された場合に、16重消失
訂正を行う。図6、図7にPO復号器114の動作を説
明するためのフローチャートを示す。図6、図7に示す
ように本実施形態では以下に示す判断基準にしたがって
POによるエラー訂正を行っている。
【0037】(B1)シンドロームS0〜S15がすべて
0の場合にはエラー無しと判断し、POポインタを0に
設定する(TP1〜TP3)。
【0038】(B2)S0〜S15がすべて0ではなく且
つA=B=C=0の場合にはエラーが1個と判断し、1
エラー訂正を行うと共にPOポインタを0に設定する
(TP4〜TP7)。
【0039】(B3)A、B、Cがすべて0でない場合
にはエラーが2個と判断し、2エラー訂正を行うととも
にPOポインタを0に設定する(TP8〜TP11)。
【0040】(B4)上記(B1)、(B2)、(B
3)のどれにも当てはまらない場合には、エラーが3個
以上の可能性があると判断する(TP12、TP13)。そ
して図7のフローチャートに示すように、図1のポイン
タRAM144に格納されているPIポインタをチェッ
クする(TP14)。
【0041】図8に示すように、PIポインタを参照す
ることで、PI復号により訂正しきれなかったエラーの
個数やエラーの位置を知ることができる。そしてPIポ
インタに基づいてエラーが17個以上であると判断され
た場合には、POポインタを1に設定する(TP15、T
P16)。このようにPOポインタが1に設定された場合
には、DVDからデータを再度読み出す等の処理が行わ
れることになる。
【0042】一方、16個以下であると判断された場合
には、PIポインタにより特定されるエラー位置に基づ
いて16重消失訂正を行い、POポインタを0に設定す
る(TP17、TP18)。
【0043】なお16重消失訂正における16個のエラ
ー値を求めるための16元連立方程式を以下に示す。 S0= ε1+ ε2+・・・+ ε16 S1= αi1ε1+ αi2ε2+・・・+ αi16ε16 S2= α2i1ε1+ α2i2ε2+・・・+ α2i16ε16 (11) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ S15=α15i1ε1+α15i2ε2+・・・+α15i16ε16 ここでシンドロームS0〜S15は既知であり、ε1〜ε1
6に係る係数αi1〜α15i16(i1〜i16)も既知である。
そして式が16個あるため16個の未知数ε1〜ε16を
求めることができる。なおαは有限体(ガロア体)の原
始元であり、S0〜S15及びαi1〜α15i16は有限体の元
になっている。 6.本実施形態の特徴 さてエラー訂正回路110(図1参照)の処理の高速化
を図るためには、エラー訂正における無駄な処理を省く
ことが肝要である。
【0044】そこで本発明者は、ECCブロック(図3
(A)参照)のすべての行についてのPIポインタが0
である場合にはPO復号を省略するという手法を採用し
ている。ECCブロックのすべての行のPIポインタが
0であるということは、PI復号による誤訂正がない限
り、そのECCブロックについてはエラーがないと考え
られるからである。このような場合に上記手法を採用し
PO復号を省略すれば、処理を大幅に高速化できる。
【0045】しかしながら、このような上記手法を採用
した場合に、以下のような問題が発生することが判明し
た。
【0046】例えば図9(A)に示すように行脱落があ
った場合を考える。この場合、実際には3行目及び4行
目が脱落しているが、5行目のデータが3行目、6行目
のデータが4行目とみなされてしまうため、PI復号に
おいてはエラーを検出できない。従って、すべてのPI
ポインタが0である場合にPO復号を省略するという上
記手法を採用すると、実際には行脱落というエラーが存
在するにもかかわらず、このエラーを見逃してしまう可
能性がある。
【0047】DVDから安定してデータを読み出してい
る際には、このような行脱落はあまり生じない。しかし
ながら、例えばDVDを早送りして読み出し場所が遠く
離れた場所に飛んだ場合等においては、このような行脱
落が生じる可能性がある。そしてこのような行脱落のエ
ラーを見逃してしまうと、高い訂正能力を確保できない
ことになる。
【0048】そこで本実施形態では、ECCブロックの
すべての行のPI復号においてエラーが残らず且つEC
Cブロックに行脱落がないと判断した場合に、PO復号
を省略するようにしている。即ちPO復号を省略する条
件として、行脱落がないという条件を新たに付加してい
る。このようにすることで、図9(A)のような場合に
も、PO復号が行われることになり、高い訂正能力を確
保できるようになる。
【0049】より具体的には、以下のような処理を行っ
ている。即ち図9(B)に示すように、ECCブロック
のすべての行のPIポインタが0であった場合には、次
に、1列のPO復号を行う(少なくとも1列をPO復号
すればよく、2列以上でもよい)。行脱落がある場合に
は、この1列のPO復号によりエラーを検出できる。行
脱落があると上式(5)が成り立たなくなるからであ
る。これにより高い訂正能力を確保できる。一方、行脱
落がない場合には、他の列についてPO復号を省略でき
る。これにより無駄な処理を省き、エラー訂正を高速化
できるようになる。
【0050】図10に、本実施形態の動作を説明するた
めのフローチャートを示す。
【0051】まず図1のポインタRAM144に格納さ
れているPIポインタをチェックする(ステップUP
1)。そしてECCブロックのすべての行のPIポイン
タが0か否かを調べる(ステップUP2)。そしてPI
ポインタが1となるものが1つでもあったら、制御部1
16(図1参照)の制御の下でPO復号器114が、E
CCブロックの全列についてPO復号を行う(ステップ
UP3)。ECCブロックの1つの行にでも、PI復号
により訂正しきれなかったエラーがあるならば、このエ
ラーをPO復号により訂正する必要があるからである。
【0052】ECCブロックのすべての行のPIポイン
タが0であった場合には、制御部116の制御の下でP
O復号器114が、ECCブロックの例えば1列につい
てPO復号を行う(ステップUP4)。このPO復号に
より行脱落があるか否かを判断できる。そしてこの1列
のPO復号によりエラーが検出された場合には、行脱落
が存在すると考えられるので、制御部116の制御の下
でPO復号器114が、ECCブロックの他の列につい
てのPO復号を行う(ステップUP3)。一方、この1
列のPO復号によりエラーが検出されなかった場合に
は、行脱落は存在しないと考えられるので、他の列のP
O復号を省略する。
【0053】以上のように本実施形態によれば、行脱落
が見逃されるのを防止できるため高い訂正能力を確保で
きると共に、所与の条件が成立した場合にPO復号を省
略できるためエラー訂正処理の高速化を図れるようにな
る。
【0054】なお1列のPO復号を行う場合には、2重
エラー訂正を行えば十分である(図6のステップTP
1、TP2)。またPO復号を省略する場合には、図6の
2重エラー訂正及び図7の16重消失訂正の両方を省略
するようにしてもよいし、16重消失訂正のみを省略す
るようにしてもよい。 (実施形態2)実施形態2は、行脱落情報に基づいて行
脱落があるか否かを判断する実施形態である。
【0055】実施形態1では、1行のPO復号を行うこ
とで行脱落があるか否かを判断していたが、行脱落情報
に基づいて行脱落があるか否かを判断することもでき
る。このような行脱落情報としては、図4(A)に示す
IDや、図4(B)に示すシンクコードSY0〜SY7
を使用することができる。
【0056】即ち図2の同期検出・保護回路105がシ
ンクコードSY0〜SY7を調べることで、1つのレコ
ーディングセクタ内で、どのシンクフレームが脱落して
いるかを検出することができる。そして図2に示すよう
に、同期検出・保護回路105は、どのシンクフレーム
が脱落しているかを示す情報であるシンクフレーム脱落
情報を出力する。
【0057】一方、どのシンクフレームが脱落している
かが検出されても、そのシンクフレームがどのレコーデ
ィングセクタに属しているかがわからないと、脱落して
いる行を特定できない。そこで、図4(A)に示すID
を使用することで、そのシンクフレームが属しているレ
コーディングセクタを特定する。
【0058】即ち図2に示すように、シンクフレーム脱
落情報及びIDが、どの行が脱落をしているかを示す情
報である行脱落情報として、復調回路102からエラー
訂正回路110に出力される。そしてエラー訂正回路1
10内の制御部116がこの行脱落情報を受け、行脱落
があるか否かを判断することになる。
【0059】図11に、実施形態2の動作を説明するた
めのフローチャートを示す。
【0060】まずPIポインタ及び上記の行脱落情報を
チェックする(ステップVP1、VP2)。そしてECC
ブロックのすべての行のPIポインタが0であり且つ行
脱落がないという条件が成り立つか否かを、PIポイン
タ及び行脱落情報に基づいて判断する(ステップVP
3)。
【0061】そして、上記条件が成り立たない場合、即
ちPIポインタが1であるものがある、あるいは、行脱
落がある場合には、ECCブロックの全列についてPO
復号を行う(ステップVP4)。一方、上記条件が成り
立った場合には、PO復号を省略する。
【0062】以上のように本実施形態によれば、行脱落
情報を有効利用することで、高い訂正能力を確保しなが
らエラー訂正処理の高速化を図れるようになる。 (実施形態3)実施形態3は、実施形態1、2のエラー
訂正回路を含む電子機器に関する実施例であり、図12
にその内部機能ブロック図の一例を示す。
【0063】DVDなどの情報記録媒体300に記憶さ
れるデータは、アクセス部302により読み出される。
このアクセス部302は、DVDを回転させるためのモ
ータや、DVDのデータを読み出すための光学系などを
含む。なお情報記録媒体300が書き込み可能なDVD
−RAM等である場合には、アクセス部302は書き込
み手段としても機能する。
【0064】アクセス部302により読み出されたデー
タは信号処理回路100に入力される。この信号処理回
路100は、実施形態1、2で説明した復調回路10
2、エラー訂正回路110、デスクランブル回路12
0、DVDEDC回路120などを含む。
【0065】信号処理回路100は、バス312を介し
てCPU310に接続される。このCPU310は、電
子機器全体の制御等を行うものである。
【0066】入力部314は、電子機器にデータを入力
するためのものであり、例えばリモコンやキーボードが
これに相当する。またメモリ316は、処理データ等を
記憶するためのものであり、D/A変換器322は、信
号処理回路100からのデジタルデータをアナログデー
タに変換するためのものである。更に画像出力部31
8、音出力部320は、信号処理回路100からのデー
タに基づく画像や音を出力するためのものである。
【0067】図13(A)に、電子機器の1つであるカ
ーナビゲーションシステムの外観図の例を示す。カーナ
ビゲーションシステムの操作はリモコン350(入力
部)を用いて行われる。地図データや音声データはDV
D352(情報記録媒体)に記録されている。このナビ
ゲーションシステムにより生成された画像や音はディス
プレイ354(画像出力部)や図示しないスピーカ(音
出力部)により外部に出力される。
【0068】図13(B)に、電子機器の1つであるパ
ーソナルコンピュータの外観図の例を示す。パーソナル
コンピュータへのデータ入力はキーボード360(入力
部)を用いて行われる。画像や音などの各種データはD
VD362(情報記録媒体)に記録されている。このパ
ーソナルコンピュータより生成された画像や音はディス
プレイ364(画像出力部)やスピーカ366(音出力
部)により外部に出力される。
【0069】なお本発明のエラー訂正回路を適用できる
電子機器としては、上記以外にも例えば、電子ブック、
オーディオ機器、ゲーム装置、電子手帳など種々のもの
を考えることができる。
【0070】なお、本発明は上記実施形態1、2、3に
限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々
の変形実施が可能である。
【0071】例えば本実施形態では、1列のPO復号を
行ったり、行脱落情報に基づいて、行脱落があるか否か
を判断したが、本発明における行脱落の判断はこれに限
らず、種々の変形実施が可能である。
【0072】また本実施形態では、ブロックの行に内符
号PIが付加され、列に外符号POが付加される場合に
ついて説明した。しかしながら、本発明は、図14
(A)に示すように、ブロックの列に内符号PIが付加
され、行に外符号POが付加される場合にも適用でき
る。この場合には、図14(B)に示すように、すべて
の列のPI復号においてエラーが残らず且つ列脱落がな
いと判断した場合に、PO復号を省略するようにする。
この場合、例えば少なくとも1行のPO復号を行った
り、列脱落情報に基づいて、列脱落があるか否かを判断
することになる。
【0073】またPI復号、PO復号での処理も、図
5、図6、図7で説明したものに限らず種々の変形実施
が可能である。例えばPO復号時に消失訂正を行わず
に、PI復号時に5重エラー訂正を行いPO復号時に8
重エラー訂正を行うようにしてもよい。
【0074】また本発明は、DVDにおけるエラー訂正
のみならず、種々のエラー訂正に適用可能である。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】エラー訂正回路を含む信号処理回路の構成例を
示す機能ブロック図である。
【図2】復調回路の構成例を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】図3(A)、(B)は、ECCブロックについ
て説明するための図である。
【図4】図4(A)、(B)は、各種のデータフォーマ
ットについて説明するための図である。
【図5】PI復号時の動作について説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】PO復号時の動作について説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】PO復号時の動作について説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】PIポインタによるエラー位置の特定について
説明するための図である。
【図9】図9(A)、(B)は、実施形態1の原理につ
いて説明するための図である。
【図10】実施形態1の動作について説明するためのフ
ローチャートである。
【図11】実施形態2の動作について説明するためのフ
ローチャートである。
【図12】実施形態3に係る電子機器の機能ブロック図
の一例である。
【図13】図13(A)、(B)は、実施形態3に係る
電子機器の外観図の一例である。
【図14】図14(A)、(B)は、ブロックの列をP
Iで行をPOで復号する場合の本発明の適用例について
説明するための図である。
【符号の説明】
100 信号処理回路 102 復調回路 103 データスライサ 104 PLL 105 同期検出・保護回路 106 デモジュレータ 107 DVDデコーダ 110 エラー訂正回路 112 PI復号器 114 PO復号器 116 制御部 120 デスクランブル回路 130 DVDEDC回路 140 RAM 142 データRAM 144 ポインタRAM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N行M列からなるブロックの各行に付加
    されている内符号PIと前記ブロックの各列に付加され
    ている外符号POとを組み合わせた積符号により前記ブ
    ロックのエラー訂正を行うエラー訂正回路であって、 前記内符号PIにより前記ブロックの各行をPI復号す
    るPI復号器と、 前記外符号POにより前記ブロックの各列をPO復号す
    るPO復号器と、 前記ブロックのすべての行のPI復号においてエラーが
    残らず且つ前記ブロックに行脱落がないと判断した場合
    に、前記PO復号器によるPO復号を省略させる制御手
    段とを含むことを特徴とするエラー訂正回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段が、 前記ブロックの少なくとも1列のPO復号においてエラ
    ーがない場合に、前記行脱落がないと判断することを特
    徴とするエラー訂正回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記PI復号器が、 エラー訂正が不能であった場合に有効となり、エラーが
    ない又はエラーがあったが正しく訂正された場合に非有
    効となるPIポインタを、前記ブロックの各行毎に作成
    し、 前記制御手段が、 前記ブロックのすべての行について前記PIポインタが
    非有効である場合に、前記ブロックの少なくとも1列に
    ついて前記PO復号器にPO復号させ、 前記少なくとも1列のPO復号においてエラーがない場
    合に、前記PO復号器に他の列についてのPO復号を省
    略させることを特徴とするエラー訂正回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記制御手段が、 行脱落情報に基づいて、前記行脱落があるか否かを判断
    することを特徴とするエラー訂正回路。
  5. 【請求項5】 N行M列からなるブロックの各列に付加
    されている内符号PIと前記ブロックの各行に付加され
    ている外符号POとを組み合わせた積符号により前記ブ
    ロックのエラー訂正を行うエラー訂正回路であって、 前記内符号PIにより前記ブロックの各列をPI復号す
    るPI復号器と、 前記外符号POにより前記ブロックの各行をPO復号す
    るPO復号器と、 前記ブロックのすべての列のPI復号においてエラーが
    残らず且つ前記ブロックに列脱落がないと判断した場合
    に、前記PO復号器によるPO復号を省略させる制御手
    段とを含むことを特徴とするエラー訂正回路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかのエラー訂正
    回路と、 前記エラー訂正回路の訂正対象となるデータを記憶する
    情報記録媒体にアクセスするためのアクセス手段と、 前記エラー訂正回路により訂正されたデータに基づき画
    像又は音を出力するための手段とを含むことを特徴とす
    る電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1312696C (zh) * 2003-06-18 2007-04-25 凌阳科技股份有限公司 区块码错误校正装置及方法

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