JPH11122098A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH11122098A
JPH11122098A JP9280925A JP28092597A JPH11122098A JP H11122098 A JPH11122098 A JP H11122098A JP 9280925 A JP9280925 A JP 9280925A JP 28092597 A JP28092597 A JP 28092597A JP H11122098 A JPH11122098 A JP H11122098A
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文靖 宇都宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振回路最低駆動電圧より低い電圧を発振回
路最低駆動電圧以上に昇圧し、システム全体の電力効率
を上げる。 【解決手段】 電圧が時間により変動する発電機2と、
発電機2の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路
3を駆動させる発振回路4で構成する。そして、発電機
の電圧が時間により変化して発振回路最低駆動電圧を越
えたとき、発振回路4は発振開始の電力を発電機から得
る。発振を開始した発振回路4は、昇圧回路3を駆動
し、発電機から発生した出力電圧を昇圧する。発振開始
後の発振回路4は昇圧回路3で昇圧された電力を用いて
発振を継続するので、発電機2の電圧が時間により変化
して、発振回路最低駆動電圧より低い電圧になっても発
振回路最低駆動電圧以上の電圧に昇圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電した電力の電
圧が時間的に変動する発電機または電圧が時間的に変動
する電源の電力を用いて駆動する電子機器、特に携帯電
子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器は、発電した電力の電圧
が時間的に変動する発電機、または電圧が時間的に変動
する電源を有していた。該電子機器では、電子機器駆動
回路の動作を継続させるために、発電機または電源の電
圧は、時間的に変化しても電子機器駆動回路の最低駆動
電圧を下回らないように、発電機または電源の電力供給
能力を設定していた。
【0003】また、従来の電子機器は、発電した電力の
電圧が時間的に変動する発電機または電圧が時間的に変
動する電源と、発電した電力または電源の電力を昇圧す
る昇圧回路と、昇圧回路を駆動する発振回路を有してい
た。すなわち、発電した電力の電圧が時間的に変化する
発電機または電圧が時間的に変化する電源により発振回
路を駆動し、発振回路の出力パルスで昇圧回路を駆動
し、供給する電力の電圧が時間的に変化する発電機の電
力または電源の電力を昇圧回路で昇圧して、電子機器駆
動回路を駆動していた。そのため、電子機器駆動回路の
動作を継続させるために、発電機または電源の電圧は、
時間的に変化しても発振回路の最低駆動電圧を下回らな
いように、発電機または電源の電力供給能力を設定して
いた。
【0004】また、従来の電子機器は、発電した電力の
電圧が時間的に変動する発電機、または電圧が時間的に
変動する電源と、該発電した電力または該電源の電力を
昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路を駆動する発振回路
と、昇圧された電力を蓄電し、電子機器駆動回路に電力
を供給する蓄電器を有していた。該電子機器では、蓄電
器に蓄えられた電力を用いて発振回路を駆動し、発振回
路の出力パルスで昇圧回路を駆動し、供給する電力の電
圧が時間的に変化する発電機、または電源の電力を昇圧
回路で昇圧し、蓄電器に昇圧した電力を蓄えて、蓄電器
の電力で電子機器駆動回路を駆動していた。そのため、
電子機器駆動回路の動作を継続させるために、蓄電器の
電力が空にならず、かつ、蓄電器の電圧が発振回路の最
低駆動電圧を下回らないように、常に蓄電器に充電され
ていた。
【0005】ここで、従来の技術として発電機に熱電変
換素子を用いた電子機器を例に挙げる。熱電変換素子
は、P型熱電材料エレメントとN型熱電材料エレメント
が二枚の基板に挟まれ、基板上でP型熱電材料エレメン
トとN型熱電材料エレメントが金属等の導電性物質を介
してPN接合され、複数個直列に接続されている。熱電
変換素子は、上記二枚の基板間に温度差をつけることで
起電力を生じ、発電を行う。熱電材料エレメントの1本
の発電量は、約200μV/℃であるから、仮に1.5
Vで駆動する回路を直接熱電変換素子で駆動するには、
基板間温度差=2℃として、PN接合が最低1875対
必要となる。さらに、熱電変換素子は、周囲の温度に影
響されるため、発電マージンを大きくとり、PN接合対
を増やしていた。このため、熱電変換素子を用いた電子
機器は、熱電変換素子の部分が大型化するとともに、熱
の流動経路も多くなるので大きな放熱板を必要とした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子機器におい
ては、電子機器駆動回路の動作を継続させるために、発
電機または電源の電圧は、時間的に変化しても電子機器
駆動回路の最低駆動電圧を下回らないように、発電機ま
たは電源の電力供給能力を設定していた。そのため、発
電機または電源の電圧が、電子機器駆動回路の最低駆動
電圧より越えた部分の電力は無駄となっている。そのた
め、システム全体の効率は、劣ったものになっていた。
また、発電機または電源が電子機器駆動回路の最低駆動
電圧を下回らないように電力供給能力が設定されている
ため、発電機または電源が大型化してしまう。特に、携
帯機器に上記の電子機器を用いる場合、発電機または電
源が大型化してしまうのが問題であった。
【0007】さらに従来の電子機器は、発電機または電
源の電力で発振回路を駆動し、発振回路からのパルス信
号で昇圧回路を駆動していた。そのため、発電機または
電源の電圧が発振回路の最低駆動電圧を僅かに下回った
だけで、発振回路が停止し、昇圧回路が停止して、シス
テム全体が停止してしまう。この時、発電機または電源
は発振回路の最低駆動電圧をわずかに下回った電力を昇
圧回路に供給しているにもかかわらず、システムが停止
しているので、システム全体の効率は非常に悪いもので
あった。そこで、電子機器駆動回路に電力を供給し続け
るために、発電機または電源の電圧が時間的に変化して
も発振回路の最低駆動電圧を下回らないようにする必要
がある。しかし、逆に、発電機または電源の電圧が発振
回路の最低駆動電圧を大きく上回った時、昇圧後の電圧
は電子機器駆動回路に必要な電圧を大きく越え、必要以
上の電力は、熱などの無駄なエネルギーになっていた。
さらに、発電機または電源は発振回路の最低駆動電圧を
下回らないように電力供給能力が設定されているため、
発電機または電源が大型化してしまうという課題があっ
た。
【0008】また、従来の電子機器では、蓄電器に蓄え
られた電力を用いて発振回路を駆動し、発電機または電
源の出力電力を昇圧して、蓄電器に蓄え、蓄電器の電力
で電子機器駆動回路を駆動していた。そこで、電子機器
駆動回路の動作を継続させるために、蓄電器の電力が空
にならず、かつ、蓄電器の電圧が発振回路の最低駆動電
圧を下回らないように、常に蓄電器に充電しなければな
らない。よって、電子機器駆動回路で消費される電力以
上に充電していかなければ、蓄電器は空になってしまう
ので、発電機、または電源は大きな電力供給能力を必要
とする。また、蓄電器の電圧が発振回路の最低駆動電圧
を下回ってしまうと、システム全体が停止してしまうと
いう課題があった。
【0009】例えば、上記の電子機器の発電機として熱
電変換素子を用いた場合を考えると、熱電変換素子の出
力電圧が、常に電子機器駆動回路または発振回路の最低
駆動電圧を上回るように、熱電材料エレメントを直列に
接続しなければならない。さらに、熱電変換素子は温度
差で発電し、周囲の温度に大きく影響されるため、より
多くの熱電材料エレメントを直列に接続しなければなら
ない。このため、熱電変換素子はより大型なものとなっ
てしまうと同時に、熱の流動経路も多くなるのでより大
きな放熱板を必要とする。よって、上記のような電子機
器では、携帯機器に適用することが困難であった。
【0010】そこで、本発明の目的は、発振回路の最低
駆動電圧より低い電圧を発振回路最低駆動電圧以上に昇
圧し、システム全体の電力効率の良い電子機器を得るこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器1は、
発電した電力の電圧が時間により変動する発電機、また
は、電圧が時間により変動する電源2と、前記発電機ま
たは電源2の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、前記昇
圧回路3を駆動させる発振回路4から構成される。そし
て、発振回路4を動作させ、発振回路4の出力パルスで
昇圧回路3を駆動することにより、発電機または電源2
から発生した電圧を昇圧する。この時、本発明の電子機
器1は、発電機または電源2の電圧が時間により変化し
て、発振回路の最低駆動電圧より低い電圧になっても発
振回路の最低駆動電圧以上の電圧に昇圧する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、発電し
た電力の電圧が時間により変動する発電機、または電圧
が時間により変動する電源2と、前記発電機または電源
2の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、前記昇圧回路3
を駆動させる発振回路4で構成する。そして、発振回路
4を動作させ、発振回路4の出力パルスで昇圧回路3を
駆動することにより、発電機または電源2から発生した
出力電圧を昇圧する。この時、本発明の電子機器1は、
発電機または電源2の電圧が時間により変化して、発振
回路最低駆動電圧より低い電圧になっても、発振回路最
低駆動電圧以上の電圧、または、電子機器駆動回路11
3の駆動電圧以上に昇圧する。これにより、発電機また
は電源2の出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以上に
保つ必要がなくなり、発電機または電源2の大きさを小
型化することができる。発電機または電源2を小型化で
きることによって、携帯機器への応用が高まる。また、
従来の電子機器では昇圧しない、発振回路最低駆動電圧
以下の電圧を昇圧することができるので、システム全体
の電力効率が向上する効果がある。
【0013】また、本発明の別の実施の形態では、発電
した電力の電圧が時間により変動する発電機または電圧
が時間により変動する電源2と、発電機または電源2の
出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動さ
せる発振回路4で構成する。そして、発電機または電源
2の電圧が時間により変化して発振回路最低駆動電圧を
越えたとき、発振回路4は発振開始のための電力を発電
機または電源2から得る。発振を開始した発振回路4
は、昇圧回路3を駆動し、発電機または電源2から発生
した出力電圧を昇圧する。この時、本発明の電子機器1
は、発電機または電源2の電圧が時間により変化して、
発振回路最低駆動電圧より低い電圧になっても発振回路
最低駆動電圧以上の電圧、または電子機器駆動回路11
3の駆動電圧以上に昇圧する。これにより、発電機また
は電源2の出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以上に
保つ必要がなくなり、一度、発振回路最低駆動電圧を越
えれば、昇圧回路3を駆動させることができるので、発
電機または電源2の大きさを小型化することができる。
発電機または電源2を小型化できることによって、携帯
機器への応用が高まる。また、従来の電子機器では昇圧
しない、発振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇圧するこ
とができるので、システム全体の電力効率が向上する効
果がある。
【0014】また、本発明の別の実施の形態では、発電
した電力の電圧が時間により変動する発電機または電圧
が時間により変動する電源2と、発電機または電源2の
出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動さ
せる発振回路4で構成する。そして、発電機または電源
2の電圧が時間により変化して発振回路最低駆動電圧を
越えたとき、発振回路4は発振開始のための電力を発電
機または電源2から得る。発振を開始した発振回路4
は、昇圧回路3を駆動し、発電機または電源2から発生
した出力電圧を昇圧する。発振開始後の発振回路4は昇
圧回路3で昇圧された電力を用いて発振を継続する。こ
の時、本発明の電子機器1は、発電機または電源2の電
圧が時間により変化して、発振回路最低駆動電圧より低
い電圧になっても発振回路最低駆動電圧以上の電圧、ま
たは電子機器駆動回路113の駆動電圧以上に昇圧す
る。これにより、発電機または電源2の出力電圧を常に
発振回路最低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、発電
機または電源2の大きさを小型化することができる。発
電機または電源2を小型化できることによって、携帯機
器への応用が高まる。また、一度、発電機または電源2
の出力電圧が発振回路最低駆動電圧を越えれば、発振回
路4が動作を始め、昇圧を行い、昇圧された電力を用い
て発振回路4を駆動するので、他の電力供給源なしに電
子機器駆動回路113を駆動し続けることが可能とな
る。さらに、従来の電子機器では昇圧しない発振回路最
低駆動電圧以下の電圧を昇圧することができるので、シ
ステム全体の電力効率が向上する効果がある。
【0015】また、本発明の別の実施の形態では、発電
した電力の電圧が時間により変動する発電機、または電
圧が時間により変動する電源2と、発電機または電源2
の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動
させる発振回路4と、発電機または電源とは別に具備さ
れた電力供給源101で構成する。そして、発振回路4
は発振開始のための電力を、電力供給源101から得
る。発振を開始した発振回路4は、昇圧回路3を駆動
し、発電機または電源2から発生した出力電圧を昇圧す
る。この時、本発明の電子機器1は、発電機または電源
2の電圧が時間により変化して、発振回路最低駆動電圧
より低い電圧になっても発振回路最低駆動電圧以上の電
圧、または電子機器駆動回路113の駆動電圧以上に昇
圧する。これにより、発電機または電源2の出力電圧を
常に発振回路最低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、
さらに、発電機または電源2が時間的変化で発振回路最
低駆動電圧を越えることができなくても、本発明の電子
機器1は動作を続けることができるので、発電機または
電源2の大きさを小型化することができる。発電機また
は電源2を小型化できることによって、携帯機器への応
用が高まる。また、従来の電子機器では昇圧しない、発
振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇圧することができる
ので、システム全体の電力効率が向上する効果がある。
【0016】また、本発明の別の実施の形態では、発電
した電力の電圧が時間により変動する発電機、または電
圧が時間により変動する電源2と、発電機または電源2
の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動
させる発振回路4と、発電機または電源とは別に具備さ
れた電力供給源101で構成する。そして、発振回路4
は発振開始のための電力を、電力供給源101から得
る。発振を開始した発振回路4は、昇圧回路3を駆動
し、発電機または電源2から発生した出力電圧を昇圧す
る。発振開始後の発振回路4は昇圧回路3で昇圧された
電力を用いて発振を継続する。この時、本発明の電子機
器1は、発電機または電源2の電圧が時間により変化し
て、発振回路最低駆動電圧より低い電圧になっても発振
回路最低駆動電圧以上の電圧、または電子機器駆動回路
113の駆動電圧以上に昇圧する。これにより、発電機
または電源2の出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以
上に保つ必要がなくなり、さらに、発電機または電源2
が時間的変化で発振回路最低駆動電圧を越えることがで
きなくても、本発明の電子機器1は動作を続けることが
できるので、発電機または電源2の大きさを小型化する
ことができる。発電機または電源2を小型化できること
によって、携帯機器への応用が高まる。また、一度、発
電機または電源2とは別に具備された電力供給源101
の出力電圧が発振回路最低駆動電圧を越えれば、発振回
路4が動作を始め、昇圧を行い、昇圧された電力を用い
て発振回路4を駆動するので、他の電力供給源なしに電
子機器駆動回路113を駆動し続けることが可能とな
る。さらに、発電機または電源2とは別に具備された電
力供給源101は、常に発振回路4に電力を供給する必
要がないので、小型化することが可能である。また、従
来の電子機器では昇圧しない発振回路最低駆動電圧以下
の電圧を昇圧することができるので、システム全体の電
力効率が向上する効果がある。
【0017】また、本発明の別の実施の形態では、発電
した電力の電圧が時間により変動する発電機、または電
圧が時間により変動する電源2と、発電機または電源2
の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動
させる発振回路4と、発電機または電源で発電した電力
と昇圧回路3で昇圧された電力を整流するショットキー
ダイオード91と、昇圧回路3で昇圧された電圧値に応
じて電子機器駆動回路113、蓄電器112、または蓄
電器112から電子機器駆動回路113に電力を振り分
ける制御回路111と、昇圧された電力を蓄電し電子機
器駆動回路113に電力を供給する蓄電器112と、昇
圧回路3で昇圧された電力あるいは蓄電器112に蓄え
られた電力を用いて動作する電子機器駆動回路113、
で構成する。そして、発振回路4は発振開始のための電
力を、発電機または電源2の電圧が時間により変化して
発振回路最低駆動電圧を越えたときに得る、あるいは、
蓄電器112から得る。発振を開始した発振回路4は、
昇圧回路3を駆動し、発電機または電源2から発生した
出力電圧を昇圧する。発振開始後の発振回路4は昇圧回
路3で昇圧された電力を用いて発振を継続する。この
時、本発明の電子機器1は、発電機または電源2の電圧
が時間により変化して、発振回路最低駆動電圧より低い
電圧になっても発振回路最低駆動電圧以上の電圧、また
は電子機器駆動回路113の駆動電圧以上に昇圧する。
これにより、発電機または電源2の出力電圧を常に発振
回路最低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、発電機ま
たは電源2の大きさを小型化することができる。発電機
または電源2を小型化できることによって、携帯機器へ
の応用が高まる。また、発電機または電源2の出力電圧
が一度発振回路最低駆動電圧を越えれば、発振回路4が
動作を始め、昇圧を行い、昇圧された電力を用いて発振
回路4を駆動するので、他の電力供給源なしに電子機器
駆動回路113を駆動し続けることが可能となる。さら
に、従来の電子機器では昇圧しない、発振回路最低駆動
電圧以下の電圧を昇圧することができるので、システム
全体の電力効率が向上する効果がある。また、蓄電器1
12に電力が充電されていないときに蓄電器112に充
電をしようとすると、内部抵抗の大きい発電機や電源の
場合、発電機または電源2の出力電圧がドロップしてし
まい、蓄電器112への充電時間が非常に多くかかって
しまう。しかし、本発明の電子機器1では、昇圧回路3
で昇圧された電圧の値に応じて、昇圧後の電力を蓄電器
112や電子機器駆動回路113に振り分けるので、発
電機や電源から供給された電力を効率よく消費すること
ができるという効果がある。
【0018】また、本発明の別の実施の形態では、P型
熱電材料エレメント123とN型熱電材料エレメント1
24が二枚の基板に挟まれ、基板上でP型熱電材料エレ
メント123とN型熱電材料エレメント124が金属等
の導電性物質を介してPN接合され、複数個直列に接続
されている熱電変換素子142と、熱電変換素子142
の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動
させる発振回路4と、発電機または前記電源で発電した
電力と昇圧回路3で昇圧された電力を整流するショット
キーダイオード91と、昇圧回路3で昇圧された電圧値
に応じて電子機器駆動回路113、蓄電器112、また
は蓄電器112から電子機器駆動回路113に電力を振
り分ける制御回路111と、昇圧された電力を蓄電し、
電子機器駆動回路113に電力を供給する蓄電器112
と、昇圧回路3で昇圧された電力、あるいは、前記蓄電
器112に蓄えられた電力を用いて動作する電子機器駆
動回路113で構成する。そして、発振回路4は発振開
始のための電力を、熱電変換素子142の電圧が時間に
より変化して発振回路最低駆動電圧を越えたときに得
る、あるいは、蓄電器112から得る。発振を開始した
発振回路4は、昇圧回路3を駆動し、発電機または電源
2から発生した出力電圧を昇圧する。発振開始後の発振
回路4は昇圧回路3で昇圧された電力を用いて発振を継
続する。この時、本発明の電子機器1は、熱電変換素子
142の電圧が時間により変化して、発振回路最低駆動
電圧より低い電圧になっても発振回路最低駆動電圧以上
の電圧、または電子機器駆動回路113の駆動電圧以上
に昇圧する。これにより、電子機器1を駆動し続ける場
合、熱電変換素子142の出力電圧を常に発振回路最低
駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、熱電変換素子14
2の大きさを小型化することができる。発電機または電
源2を小型化できることによって、携帯機器への応用が
高まる。また、一度、熱電変換素子142の出力電圧が
発振回路最低駆動電圧を越えれば、発振回路4が動作を
始め、昇圧を行い、昇圧された電力を用いて発振回路4
を駆動するので、他の電力供給源なしに電子機器駆動回
路113を駆動し続けることが可能となる。特に熱電変
換素子142は、温度差ができた瞬間の出力電圧が、時
間的に経過した定常状態の発電電圧の数倍出力されるの
で、本発明の電子機器1に非常に良く適応できる。さら
に、従来の電子機器では昇圧しない発振回路最低駆動電
圧以下の電圧を昇圧することができるので、システム全
体の電力効率が向上する効果がある。また、蓄電器11
2に電力が充電されていないときに蓄電器112に充電
をしようとすると、内部抵抗の大きい発電機や電源の場
合、発電機または電源2の出力電圧がドロップしてしま
い、蓄電器112への充電時間が非常に多くかかってし
まう。しかし、本発明の電子機器1では、昇圧回路3で
昇圧された電圧の値に応じて、昇圧後の電力を蓄電器1
12や電子機器駆動回路113に振り分けるので、前記
熱電変換素子142から供給された電力を効率よく消費
することができるという効果がある。
【0019】また、本発明の別の実施の形態では、発電
した電力の電圧が時間により変動する発電機、または電
圧が時間により変動する電源2と、発電機または電源2
の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動
させる発振回路4と、発電機または電源で発電した電力
と昇圧回路3で昇圧された電力を整流するショットキー
ダイオード91と、昇圧回路3で昇圧された電圧値に応
じて時計ムーブメント153、蓄電器112、または蓄
電器112から時計ムーブメント153に電力を振り分
ける制御回路111と、昇圧された電力を蓄電し、時計
ムーブメント153に電力を供給する蓄電器112と、
昇圧回路3で昇圧された電力あるいは蓄電器112に蓄
えられた電力を用いて動作する時計表示機能を有する時
計ムーブメント153で構成する。そして、発振回路4
は発振開始のための電力を、発電機または電源2の電圧
が時間により変化して発振回路最低駆動電圧を越えたと
きに得る、あるいは、蓄電器112から得る。発振を開
始した発振回路4は、昇圧回路3を駆動し、発電機また
は電源2から発生した出力電圧を昇圧する。発振開始後
の発振回路4は昇圧回路3で昇圧された電力を用いて発
振を継続する。この時、本発明の電子機器1は、発電機
または電源2の電圧が時間により変化して、発振回路最
低駆動電圧より低い電圧になっても発振回路最低駆動電
圧以上の電圧、または時計ムーブメント153の駆動電
圧以上に昇圧する。これにより、発電機または電源2の
出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以上に保つ必要が
なくなり、発電機または電源2の大きさを小型化するこ
とができる。発電機または電源2を小型化できることに
よって、特に携帯時計機器への応用が高い。また、一
度、発電機または電源2の出力電圧が発振回路最低駆動
電圧を越えれば、発振回路4が動作を始め、昇圧を行
い、昇圧された電力を用いて発振回路4を駆動するの
で、他の電力供給源なしに時計ムーブメント153を駆
動し続けることが可能となる。さらに、従来の電子機器
では昇圧しない、発振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇
圧することができるので、システム全体の電力効率が向
上する効果がある。また、蓄電器112に電力が充電さ
れていないときに蓄電器112に充電をしようとする
と、内部抵抗の大きい発電機や電源の場合、発電機また
は電源2の出力電圧がドロップしてしまい、蓄電器11
2への充電時間が非常に多くかかってしまう。しかし、
本発明の電子機器1では、昇圧回路3で昇圧された電圧
の値に応じて、昇圧後の電力を蓄電器112や時計ムー
ブメント153に振り分けるので、発電機や電源から供
給された電力を効率よく消費することができるという効
果がある。
【0020】
【実施例】 (実施例1)以下に本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の実施例1の構成を示すブロック
図である。本実施例の電子機器1の構成は、発電した電
力の電圧が時間により変動する発電機、または電圧が時
間により変動する電源2と、発電機または電源2の出力
電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動させる
発振回路4で構成する。
【0021】各回路の接続は、発電機または電源2の出
力端子と昇圧回路3の起電圧入力端子34を接続する。
昇圧回路3のパルス信号入力端子36と発振回路4のパ
ルス信号出力端子24を接続する。そして、昇圧回路3
の昇圧電圧出力端子5から昇圧された電力を取り出す。
図2に本実施例の発振回路4の回路図を示す。インバー
タ回路11の出力が、インバータ回路12の入力と、コ
ンデンサ19の第1の電極とインバータ回路15の入力
に接続され、インバータ回路12の出力が、インバータ
回路13の入力とコンデンサ20の第1の電極に接続さ
れ、インバータ回路13の出力が、インバータ回路1
1、14の入力とコンデンサ21の第1の電極に接続さ
れる。2入力NAND回路16は、インバータ回路14
の出力と2入力NAND回路16の第1入力を接続し、
インバータ回路15の出力と2入力NAND回路16の
第2入力を接続する。2入力NAND回路16の出力
が、インバータ回路17の入力に接続され、インバータ
回路17の出力がインバータ回路18の入力に接続され
る。インバータ回路18の出力は、パルス信号P1を出
力するパルス信号出力端子24に接続され、コンデンサ
19、20、21の第2の電極は、発電機または電源2
の低電位側電極であるGND端子23と接続する。ここ
で、各インバータ回路と2入力NAND回路16の電源
は、発振回路電源端子22と接続され、各インバータ回
路と2入力NAND回路16の接地端子は前記GND端
子23と接続する。上記構成を採ることで、デューティ
約67%のパルス信号を得る。また、本発明の発振回路
4では、インバータ回路内のNチャネル型トランジス
タ、Pチャネル型トランジスタのしきい値電圧を、例え
ば、それぞれ0.3Vとすると、発振回路最低駆動電圧
は0.7Vとなる。
【0022】また、図3に本実施例の昇圧回路3の回路
図を示す。この回路はコイルを用いた昇圧回路3であ
る。発電機または電源2の電圧を入力する起電圧入力端
子34と昇圧用コイル31の片側電極が接続され、昇圧
用コイル31のもう一方の電極は、Nチャネル型MOS
トランジスタ32のドレインとショットキーダイオード
33のP型の電極に接続され、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ32のソースは、前記発電機または電源2の低
電位側電極であるGND端子35と接続する。Nチャネ
ル型MOSトランジスタ32のゲートは、発振回路4の
パルス信号出力端子24と接続されたパルス信号入力端
子36と接続され、ショットキーダイオード33のN型
の電極は昇圧電圧出力端子5と接続する。上記構成を採
ることで、発振回路4からのパルス信号を利用して、発
電機または電源2の出力電圧を昇圧する。ここで、本発
明の昇圧回路3を発振回路4と同一のプロセスで作製し
た場合、例えば、発振回路4のN、Pチャネル型トラン
ジスタのしきい値電圧を0.3Vとすると、昇圧回路3
内のNチャネル型MOSトランジスタ32のしきい値電
圧も0.3Vとなる。この時、発振回路4の発振回路最
低駆動電圧は0.7Vとなる。しかし、本昇圧回路3
は、コイルの一方とトランジスタのドレインを接続した
トランジスタがNチャネル型のため、前記起電圧入力端
子34の電圧が0.1Vでも、昇圧することが可能であ
り、発振回路4の出力パルス信号が1〜5kHz、デュ
ーティ67%の場合、起電圧入力端子34の電圧が0.
1Vのものを1.5Vに昇圧する。
【0023】また、昇圧回路3にコンデンサのスイッチ
ングで昇圧するスイッチドキャパシタ方式を用いること
もできる。ここに、スイッチドキャパシタ方式の昇圧回
路について説明する。図4にスイッチドキャパシタ方式
の昇圧回路ブロック図を示す。この昇圧回路3は、第1
昇圧回路、第2昇圧回路、第3昇圧回路、第4昇圧回
路、インバータ回路、平滑コンデンサで構成されてい
る。各要素の接続は、昇圧回路3の起電圧入力端子34
と第1昇圧回路42の入力端子を接続する。第1昇圧回
路42の出力端子を、一方の電極をGND端子に接続し
た平滑コンデンサ46のもう一方の電極と第2昇圧回路
43の入力端子に接続する。第2昇圧回路43の出力端
子を、一方の電極をGND端子に接続した平滑コンデン
サ47のもう一方の電極と第3昇圧回路44の入力端子
に接続する。第3昇圧回路44の出力端子を、一方の電
極をGND端子に接続した平滑コンデンサ48のもう一
方の電極と第4昇圧回路45の入力端子に接続する。第
4昇圧回路45の出力端子が昇圧回路3の昇圧電圧出力
端子5となる。また、発振回路4からのパルス信号を入
力するパルス信号入力端子36を、インバータ回路41
の入力端子と第1昇圧回路42から第4昇圧回路45そ
れぞれの第1パルス信号入力端子61、71、81に接
続する。インバータ回路41の出力端子は、第1昇圧回
路42から第4昇圧回路45それぞれの第2パルス信号
入力端子62、72、82に接続する。
【0024】本昇圧回路3の動作は、発振回路4からの
パルス信号を第1昇圧回路42から第4昇圧回路45の
第1パルス信号入力端子61、71、81と第2パルス
信号入力端子62、72、82に入力して回路を駆動
し、先ず起電圧入力端子34に入力された電圧を第1昇
圧回路42で約2倍に昇圧し、第2昇圧回路43で約2
倍に、第3昇圧回路44で約2倍に、第4昇圧回路45
で約2倍に、トータル約16倍に昇圧する。
【0025】次に、スイッチドキャパシタ方式の昇圧回
路3で用いられる発振回路4について説明する。図5に
発振回路図を示す。インバータ回路51の出力が、イン
バータ回路52の入力と、コンデンサ56の第1の電極
に接続され、インバータ回路52の出力が、インバータ
回路53の入力とコンデンサ57の第1の電極に接続さ
れ、インバータ回路53の出力が、インバータ回路5
1、54の入力とコンデンサ58の第1の電極に接続さ
れる。インバータ回路54の出力が、インバータ回路5
5の入力に接続され、インバータ回路55の出力がパル
ス信号P1を出力するパルス信号出力端子24に接続さ
れ、コンデンサ56、57、58の第2の電極は、発電
機または電源2の低電位側電極であるGND端子23と
接続する。ここで、各インバータ回路の電源は、発振回
路電源端子22と接続され、各インバータ回路の接地端
子はGND端子23と接続する。上記構成を採ること
で、デューティ約50%のパルス信号を得る。また、本
発明の発振回路4では、インバータ回路内のNチャネル
型トランジスタ、Pチャネル型トランジスタのしきい値
電圧を、例えば、それぞれ0.3Vとすると、発振回路
最低駆動電圧は0.7Vとなる。
【0026】次に、第1昇圧回路から第4昇圧回路の回
路図と動作について説明する。図6に第1昇圧回路の回
路図を示す。昇圧回路3の起電圧入力端子34を、Nチ
ャネル型MOSトランジスタ63のドレインと、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ64のソースに接続し、第1
パルス信号入力端子61を、Nチャネル型MOSトラン
ジスタ64とNチャネル型MOSトランジスタ65のゲ
ートに接続し、第2パルス信号入力端子62を、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ63と66のゲートと接続
し、Nチャネル型MOSトランジスタ63のソースを、
Nチャネル型MOSトランジスタ65のドレインとコン
デンサ67の第2電極に接続し、コンデンサ67の第1
電極を、Nチャネル型MOSトランジスタ64のドレイ
ンとNチャネル型MOSトランジスタ66のソースに接
続し、昇圧電圧を出力する出力端子68を、Nチャネル
型MOSトランジスタ66のドレインに接続し、GND
端子69を、Nチャネル型MOSトランジスタ65のソ
ースに接続する。
【0027】動作原理は、先ず、第1パルス信号入力端
子61から入力される第1パルス信号が、“High”
の時、第2パルス信号入力端子62から入力される第2
パルス信号は、“Low”となり、Nチャネル型MOS
トランジスタ64と65がオンし、Nチャネル型MOS
トランジスタ63と66がオフするので、コンデンサ6
7の第1電極は、Nチャネル型MOSトランジスタ64
を介して起電圧入力端子34に供給された電圧が供給さ
れるので、ある電圧Vaまで上昇し、コンデンサ67の
第2電極は、Nチャネル型MOSトランジスタ65を介
してGNDの電圧が供給されるので、“Low”にな
る。次に、第1パルス信号入力端子61から入力される
第1パルス信号が、“Low”の時、第2パルス信号入
力端子62から入力される第2パルス信号は、“Hig
h”となり、Nチャネル型MOSトランジスタ64と6
5がオフし、Nチャネル型MOSトランジスタ63と6
6がオンするので、コンデンサ67の第2電極は、Nチ
ャネル型MOSトランジスタ63を介して起電圧入力端
子34に供給された電圧が供給されるので、ある電圧V
bまで上昇する。したがって、コンデンサ67の第1電
極は、VaとVbをプラスした電圧まで上昇し、該電圧
は、Nチャネル型MOSトランジスタ66を介して、出
力端子68に供給されるので、出力端子68の電圧はあ
る電圧Vcまで上昇する。
【0028】ここで、Va、Vb、Vcの値は、Nチャ
ネル型MOSトランジスタがオンしたときにソース・ド
レイン間に流すことが可能な最大電圧値と関係がある。
Nチャネル型MOSトランジスタは、ソース・ドレイン
間を流れる電圧が、最大電圧値以下であれば、どんな小
さい電圧でも流すことができるが、ソース・ドレイン間
を流れる電圧が最大電圧値より高い場合は、どんなに大
きな電圧でも、最大電圧値までしか流すことができな
い。つまり、Vaは、起電圧入力端子34から供給され
る電圧が、Nチャネル型MOSトランジスタ64の最大
電圧値以下のときは、起電圧入力端子34から供給され
る電圧とVaは同じになるが、起電圧入力端子34から
供給される電圧が、Nチャネル型MOSトランジスタ6
4の最大電圧値より高いときは、VaはNチャネル型M
OSトランジスタ64の最大電圧値となる。また、Vb
は、起電圧入力端子34から供給される電圧が、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ63の最大電圧値以下のとき
は、起電圧入力端子34から供給される電圧とVbは同
じになるが、起電圧入力端子34から供給される電圧
が、Nチャネル型MOSトランジスタ63の最大電圧値
より高いときは、VbはNチャネル型MOSトランジス
タ63の最大電圧値となる。また、コンデンサ67の第
1電極に発生するVaとVbをプラスした値が、Nチャ
ネル型MOSトランジスタ66の最大電圧値以下のとき
は、VcはVaとVbをプラスした値と同じ電圧とな
り、VaとVbをプラスした値がNチャネル型MOSト
ランジスタ66の最大電圧値より高いときは、VcはN
チャネル型MOSトランジスタ66の最大電圧値とな
る。なお、上記した各Nチャネル型MOSトランジスタ
の最大電圧値とは、各Nチャネル型MOSトランジスタ
がオンしているときに、各Nチャネル型MOSトランジ
スタのゲートに入力される各パルス信号の“High”
の電圧、つまり、Nチャネル型トランジスタにかかる電
圧からしき位置電圧分をマイナスした値である。
【0029】上記の構成にしたことで、第1昇圧回路4
2は、昇圧入力電圧が低い電圧を効率よく昇圧する特徴
を有する。特に、起電圧入力端子の電圧がMOSトラン
ジスタのしきい値電圧より低い場合に有効な手段であ
る。なお、第1昇圧回路42は、第1昇圧回路42のオ
ンしているMOSトランジスタがオフすると同時に、オ
フしていたMOSトランジスタがオンする構成である
が、オンしているMOSトランジスタをオフしてから、
その後、オフしているMOSトランジスタをオンする構
成とすることで、貫通電流をなくすことができ、昇圧効
率を向上させることができる。
【0030】図7に第2昇圧回路の回路図を示す。接続
は、第1昇圧回路42の出力端子68と接続された第2
昇圧回路43の入力端子70を、Nチャネル型MOSト
ランジスタ73のドレインと、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ74のソースに接続し、第1パルス信号入力端
子71を、Nチャネル型MOSトランジスタ74と75
と76のゲートに接続し、第2パルス信号入力端子72
を、Nチャネル型MOSトランジスタ73のゲートと接
続し、Nチャネル型MOSトランジスタ73のソース
を、Nチャネル型MOSトランジスタ75のドレインと
コンデンサ77の第2電極に接続し、コンデンサ77の
第1電極を、Nチャネル型MOSトランジスタ74のド
レインとPチャネル型MOSトランジスタ76のドレイ
ンに接続し、昇圧電圧を出力する出力端子78を、Pチ
ャネル型MOSトランジスタ76の基板接地されたソー
スに接続し、GND端子79を、Nチャネル型MOSト
ランジスタ75のソースに接続する。
【0031】動作原理は、先ず、第1パルス信号入力端
子71から入力される第1パルス信号が、“High”
の時、第2パルス信号入力端子72から入力される第2
パルス信号は、“Low”となり、Nチャネル型MOS
トランジスタ74と75がオンし、Nチャネル型MOS
トランジスタ73とPチャネル型トランジスタ76がオ
フするので、コンデンサ77の第1電極は、Nチャネル
型MOSトランジスタ74を介して、入力端子70に供
給された電圧が供給されるので、ある電圧Va1まで上
昇し、コンデンサ77の第2電極は、Nチャネル型MO
Sトランジスタ75を介してGNDの電圧が供給される
ので、“Low”になる。次に、第1パルス信号入力端
子71から入力される第1パルス信号が、“Low”の
時、第2パルス信号入力端子72から入力される第2パ
ルス信号は、“High”となり、Nチャネル型MOS
トランジスタ74と75がオフし、Nチャネル型MOS
トランジスタ73とPチャネル型トランジスタ76がオ
ンするので、コンデンサ77の第2電極は、Nチャネル
型MOSトランジスタ73を介して入力端子70に供給
された電圧が供給され、ある電圧Vb1まで上昇する。
したがって、コンデンサ77の第1電極は、Va1とV
b1をプラスした電圧まで上昇し、該電圧は、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ76を介して、出力端子78に
供給されるので、出力端子78の電圧はある電圧Vc1
まで上昇する。
【0032】ここで、Pチャネル型MOSトランジスタ
76は、コンデンサ77の第1電極の電圧が、ソース・
ドレイン間を流すことができる最低電圧より低い場合、
2つのモードがある。コンデンサ77の第1電極の電圧
が、Pチャネル型MOSトランジスタのドレインから基
板方向に順方向に流れる0.6V未満のとき、出力端子
78には電圧を送ることはできないが、コンデンサ77
の第1電極の電圧が0.6V以上、ソース・ドレイン間
を流すことができる最低電圧以下のとき、「コンデンサ
77の第1電極の電圧」−0.6Vの電圧が出力端子7
8に供給される。一方、コンデンサ77の第1電極の電
圧がPチャネル型MOSトランジスタ76のソース・ド
レイン間を流すことができる最低電圧以上であれば、コ
ンデンサ77の第1電極の電圧がどんなに高い電圧でも
出力端子78に供給することができる。
【0033】なお、Pチャネル型MOSトランジスタの
ソース・ドレイン間に流すことができる最低電圧とは、
該トランジスタのゲートの電圧から該トランジスタのし
きい値電圧をマイナスした値である。従って、図7のP
チャネル型MOSトランジスタ76の最低電圧は、Pチ
ャネル型MOSトランジスタ76のゲートの“Low”
の電圧からしきい値電圧をマイナスした値、つまり、G
ND電位からしきい値電圧をマイナスした値であるの
で、しきい値電圧の絶対値となる。上記の構成にしたこ
とで、第2昇圧回路42は、入力端子の電圧がPチャネ
ル型MOSトランジスタの最低電圧以上の場合、効率よ
く昇圧する特徴を有する。なお、第2昇圧回路43は、
第2昇圧回路43のオンしているMOSトランジスタが
オフすると同時に、オフしていたMOSトランジスタが
オンする構成であるが、オンしているMOSトランジス
タをオフしてから、その後、オフしているMOSトラン
ジスタをオンする構成とすることで、貫通電流をなくす
ことができ、昇圧効率を向上させることができる。
【0034】図8に第3、第4昇圧回路の回路図を示
す。接続は、第2昇圧回路43の出力端子78、あるい
は第3昇圧回路の出力端子88と接続された第3、第4
昇圧回路44、45の入力端子80を、Pチャネル型M
OSトランジスタ83の基板接地されたソースと、Pチ
ャネル型MOSトランジスタ84のドレインに接続し、
第1パルス信号入力端子81を、Pチャネル型MOSト
ランジスタ83、86とNチャネル型MOSトランジス
タ85のゲートに接続し、第2パルス信号入力端子82
を、Pチャネル型MOSトランジスタ84のゲートと接
続し、Pチャネル型MOSトランジスタ83のドレイン
を、Nチャネル型MOSトランジスタ85のドレインと
コンデンサ87の第2電極に接続し、コンデンサ87の
第1電極を、Pチャネル型MOSトランジスタ84の基
板接地されたソースとPチャネル型MOSトランジスタ
86のドレインに接続し、昇圧電圧を出力する出力端子
88を、Pチャネル型MOSトランジスタ86の基板接
地されたソースに接続し、GND端子89を、Nチャネ
ル型MOSトランジスタ85のソースに接続する。
【0035】動作原理は、先ず、第1パルス信号入力端
子81から入力される第1パルス信号が、“High”
の時、第2パルス信号入力端子82から入力される第2
パルス信号は、“Low”となり、Nチャネル型MOS
トランジスタ85とPチャネル型MOSトランジスタ8
4がオンし、Pチャネル型MOSトランジスタ83と8
6がオフする。コンデンサ87の第1電極は、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ84を介して、入力端子80に
供給された電圧が供給されるので、ある電圧Va2まで
上昇し、コンデンサ87の第2電極は、Nチャネル型M
OSトランジスタ85を介してGNDの電圧が供給され
るので、“Low”になる。次に、第1パルス信号入力
端子81から入力される第1パルス信号が、“Low”
の時、第2パルス信号入力端子82から入力される第2
パルス信号は、“High”となり、Nチャネル型MO
Sトランジスタ85とPチャネル型MOSトランジスタ
84がオフし、Pチャネル型MOSトランジスタ83と
86がオンするので、コンデンサ87の第2電極は、P
チャネル型MOSトランジスタ83を介して入力端子8
0に供給された電圧が供給され、ある電圧Vb2まで上
昇する。したがって、コンデンサ87の第1電極は、V
a2とVb2をプラスした電圧まで上昇し、該電圧は、
Pチャネル型MOSトランジスタ86を介して、出力端
子88に供給されるので、出力端子88の電圧はある電
圧Vc2まで上昇する。
【0036】ここで、上述したように、コンデンサ87
の第1電極の電圧が、Pチャネル型MOSトランジスタ
のソース・ドレイン間を流すことができる最低電圧より
低い場合は、効率よく昇圧することはできないが、最低
電圧より高い場合は、コンデンサ87の第1電極の電圧
がどんなに高い電圧でも出力端子88に電圧を供給する
ことができる。なお、第3、4昇圧回路44、45は、
第3、4昇圧回路44、45のオンしているMOSトラ
ンジスタがオフすると同時に、オフしていたMOSトラ
ンジスタがオンする構成であるが、オンしているMOS
トランジスタをオフしてから、その後、オフしているM
OSトランジスタをオンする構成とすることで、貫通電
流をなくすことができ、昇圧効率を向上させることがで
きる。
【0037】よって、図4に示す昇圧回路3は、上記し
た特徴を示す第1から第4昇圧回路から構成され、第1
昇圧回路が昇圧した電圧を第2昇圧回路が昇圧し、第2
昇圧回路が昇圧した電圧を第3昇圧回路が昇圧し、第3
昇圧回路が昇圧した電圧を第4昇圧回路が昇圧する。こ
のような構成にすると同時に、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタとPチャネル型MOSトランジスタの特徴に応
じて、用いる個所を変えることで、起電圧入力端子34
の電圧が発振回路4の最低駆動電圧以下の電圧を、第1
昇圧回路42で昇圧し、第2、3、4昇圧回路で大きく
昇圧することが可能となる。
【0038】次に、本実施例の電子機器の動作原理につ
いて説明する。動作原理は、まず始めに、発振回路4の
発振回路電源端子22に電圧を印加して、発振回路4を
動作させ、目的の周波数のパルス信号をパルス信号出力
端子24に出力する。このパルス信号を昇圧回路3のパ
ルス信号入力端子36に入力し、昇圧を行う。昇圧回路
3は、起電圧入力端子34から入力された発電機または
電源2の電圧を、パルス信号の周波数、デューティに応
じて昇圧し、昇圧電圧出力端子5に出力する。ここで、
上述したように、図3や図4に示すような回路を用いる
ことで、発振回路最低駆動電圧より低い電圧が昇圧回路
3の起電圧入力端子34に入力されても、電子機器内の
全回路が動作可能な電圧まで昇圧することができる。こ
の昇圧された電力を用いて電子機器1が動作する。
【0039】以上のことにより、発電機または電源2の
出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以上に保つ必要が
なくなり、発電機または電源2の大きさを小型化するこ
とができる。発電機または電源2を小型化できることに
よって、携帯機器への応用が高まる。また、従来の電子
機器では昇圧しない、発振回路最低駆動電圧以下の電圧
を昇圧することができるので、システム全体の電力効率
が向上する効果がある。
【0040】(実施例2)図14は本発明の実施例2の
構成を示すブロック図である。
【0041】本実施例の電子機器1の構成は、発電した
電力の電圧が時間により変動する発電機、または電圧が
時間により変動する電源2と、発電機または電源2の出
力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動させ
る発振回路4と、発電機または電源2の電力と昇圧回路
3出力後の電力を整流するショットキーダイオード91
で構成する。
【0042】各回路の接続は、発電機または電源2の出
力端子と昇圧回路3の起電圧入力端子34を接続し、シ
ョットキーダイオード91のP型の電極と発電機または
電源2の出力端子を接続し、ショットキーダイオード9
1のN型の電極と発振回路4の発振回路電源端子22を
接続し、昇圧回路3のパルス信号入力端子36と発振回
路4のパルス信号出力端子24を接続し、昇圧回路3の
昇圧電圧出力端子5と発振回路4の発振回路電源端子2
2を接続する。そして、昇圧回路3の昇圧電圧出力端子
5から昇圧された電力を取り出す。
【0043】本実施例の発振回路4、昇圧回路3は、実
施例1で述べた図2、5の発振回路4、図3、4の昇圧
回路3と同様である。本実施例の動作原理は、発電機ま
たは電源2の出力電圧が出力されていない状態(出力電
圧=0V)から時間的に変化して発振回路最低駆動電圧
を超えた時、ショットキーダイオード91を通して、発
振回路4の発振回路電源端子22に発電機または電源2
の電圧が入力され、発振回路4を駆動し、発振が開始さ
れる。発振が開始された発振回路4は、パルス信号出力
端子24にパルス信号を出力し、昇圧回路3のパルス信
号入力端子36に信号を入力する。昇圧回路3はパルス
信号をNチャネル型MOSトランジスタ32のゲートに
受けて、発電機または電源2の出力電圧の昇圧を開始す
る。この時、昇圧回路3の昇圧電圧出力端子5と発振回
路4の発振回路電源端子22が接続されているため、昇
圧された電圧が発振回路4の電源となる。発電機または
電源2の出力端子と発振回路電源端子22の間にはショ
ットキーダイオード91が接続されているため、一旦、
発振回路4が動作して昇圧が開始されると、発振回路4
は昇圧回路3で昇圧した電圧を電源として使う。このた
め、発電機または電源2の電圧が、一旦発振回路最低駆
動電圧を越えれば、時間により変化して発振回路最低駆
動電圧を下回っても、昇圧を続けることができ、電子機
器1を駆動し続ける。
【0044】従来、発電機または電源2の出力電圧で発
振回路4を駆動していた場合は、常に発電機または電源
2の出力電圧が発振回路最低駆動電圧を下回らないよう
に、出力に大きなマージンを必要とした。このため、発
電機または電源2が大型化していた。しかし、本発明で
は、上記の実施例のような構成を採用したため、発電機
または電源2の出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以
上に保つ必要がなくなり、発電機または電源2の大きさ
を小型化することができる。発電機または電源2を小型
化できることによって、携帯機器への応用が高まる。ま
た、一度、発電機または電源2の出力電圧が発振回路最
低駆動電圧を越えれば、発振回路4が動作を始め、昇圧
を行い、昇圧された電力を用いて発振回路4を駆動する
ので、他の電力供給源なしに電子機器駆動回路113を
駆動し続けることが可能となる。さらに、従来の電子機
器では昇圧しない、発振回路最低駆動電圧以下の電圧を
昇圧することができるので、システム全体の電力効率が
向上する効果がある。
【0045】(実施例3)図15は本発明の実施例3の
構成を示すブロック図である。本実施例の電子機器1の
構成は、発電した電力の電圧が時間により変動する発電
機、または電圧が時間により変動する電源2と、発電機
または電源2の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧
回路3を駆動させる発振回路4と、発電機または電源2
の電力と昇圧回路3出力後の電力を整流するショットキ
ーダイオード102と、発電機または電源とは別に具備
された電力供給源101で構成する。
【0046】各回路の接続は、発電機または電源2の出
力端子と昇圧回路3の起電圧入力端子34を接続し、昇
圧回路3のパルス信号入力端子36と発振回路4のパル
ス信号出力端子24を接続し、ショットキーダイオード
102のP型の電極と電力供給源101の出力端子を接
続し、ショットキーダイオード102のN型の電極と発
振回路4の発振回路電源端子22を接続し、昇圧回路3
の昇圧電圧出力端子5と発振回路4の発振回路電源端子
22を接続する。そして、昇圧回路3の昇圧電圧出力端
子5から昇圧された電力を取り出す。
【0047】本実施例の発振回路4、昇圧回路3は、実
施例1で述べた図2、5の発振回路4、図3、4の昇圧
回路3と同様である。本実施例の動作原理は、まず、発
電機または電源2とは別に具備された電力供給源101
から発振回路最低駆動電圧を超えた電圧を、ショットキ
ーダイオード102を通して発振回路4の発振回路電源
端子22に入力し、その電力供給源101からの電圧で
発振回路4を駆動し、発振が開始される。発振が開始さ
れた発振回路4は、パルス信号出力端子24にパルス信
号を出力し、昇圧回路3のパルス信号入力端子36に信
号を入力する。昇圧回路3は前記パルス信号をNチャネ
ル型MOSトランジスタ32のゲートに受けて、発電機
または電源2の出力電圧の昇圧を開始する。この時、昇
圧回路3の昇圧電圧出力端子5と発振回路4の発振回路
電源端子22が接続されているため、昇圧された電圧が
発振回路4の電源となる。このため、一旦、発振回路4
が動作して昇圧が開始されると、発振回路4は昇圧回路
3で昇圧した電圧を電源として使い、電力供給源101
から電力を供給する必要はなくなる。よって、発電機ま
たは電源2の電圧が、時間により変化して発振回路最低
駆動電圧を下回っても、昇圧を続けることができ、電子
機器1を駆動し続ける。これにより、発電機または電源
2の出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以上に保つ必
要がなくなり、さらに、発電機または電源2が時間的変
化で発振回路最低駆動電圧を越えることができなくて
も、本発明の電子機器1は動作を続けることができるの
で、発電機または電源2の大きさを小型化することがで
きる。発電機または電源2を小型化できることによっ
て、携帯機器への応用が高まる。また、一度、発電機ま
たは電源2とは別に具備された電力供給源101の出力
電圧が発振回路最低駆動電圧を越えれば、発振回路4が
動作を始め、昇圧を行い、昇圧された電力を用いて発振
回路4を駆動するので、他の電力供給源なしに電子機器
駆動回路113を駆動し続けることが可能となる。さら
に、発電機または電源2とは別に具備された電力供給源
は、常に発振回路4に電力を供給する必要がないので、
小型化することが可能である。また、従来の電子機器で
は昇圧しない、発振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇圧
することができるので、システム全体の電力効率が向上
する効果がある。
【0048】(実施例4)図11は本発明の実施例4の
構成を示すブロック図である。本実施例の電子機器1の
構成は、発電した電力の電圧が時間により変動する発電
機、または電圧が時間により変動する電源2と、発電機
または電源2の出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧
回路3を駆動させる発振回路4と、発電機または電源で
発電した電力と昇圧回路3で昇圧された電力を整流する
ショットキーダイオード91と、昇圧回路3で昇圧され
た電圧値に応じて電子機器駆動回路113、蓄電器11
2、または蓄電器112から電子機器駆動回路113に
電力を振り分ける制御回路111と、昇圧された電力を
蓄電し、電子機器駆動回路113に電力を供給する蓄電
器112と、昇圧回路3で昇圧された電力、あるいは、
蓄電器112に蓄えられた電力を用いて動作する電子機
器駆動回路113で構成する。
【0049】各回路の接続は、発電機または電源2の出
力端子と昇圧回路3の起電圧入力端子34を接続し、シ
ョットキーダイオード91のP型の電極と発電機または
電源2の出力端子を接続し、ショットキーダイオード9
1のN型の電極と発振回路4の発振回路電源端子22を
接続し、昇圧回路3のパルス信号入力端子36と発振回
路4のパルス信号出力端子24を接続し、昇圧回路3の
昇圧電圧出力端子5と発振回路4の発振回路電源端子2
2を接続する。そして、昇圧回路3の昇圧電圧出力端子
5と制御回路111入力端子を接続し、制御回路111
蓄電端子と蓄電器112入力端子を接続し、制御回路1
11出力端子と電子機器駆動回路113の電源端子を接
続する。ここで、発電機または電源2の出力端子の電圧
をVp、昇圧回路3の昇圧電圧出力端子5の電圧をVp
p、電子機器駆動回路113の電源端子の電圧をVi
c、蓄電器112の入力端子の電圧をVcaとする。以
降の説明では、上記記号を用いて説明する。
【0050】本実施例の動作原理は、発電機または電源
2の出力電圧Vpが出力されていない状態(出力電圧=
0V)から時間的に変化して発振回路最低駆動電圧を超
えた時、ショットキーダイオード91を通して、発振回
路4の発振回路電源端子22に発電機または電源2の出
力電圧Vpが入力され、発振回路4を駆動し、発振が開
始される。発振が開始された発振回路4は、パルス信号
出力端子24にパルス信号を出力し、昇圧回路3のパル
ス信号入力端子36に信号を入力する。昇圧回路3はパ
ルス信号をNチャネル型MOSトランジスタ32のゲー
トに受けて、発電機または電源2の出力電圧の昇圧を開
始する。この時、昇圧回路3の昇圧電圧出力端子5と発
振回路4の発振回路電源端子22が接続されているた
め、昇圧された電圧が発振回路4の電源となる。ここ
で、発電機または電源2の出力端子と発振回路電源端子
22の間にはショットキーダイオード91が接続されて
いるため、一旦、発振回路4が動作して昇圧が開始され
ると、発振回路4は昇圧回路3で昇圧した電圧を電源と
して使う。このため、発電機または電源2の電圧が、一
旦発振回路最低駆動電圧を越えれば、時間により変化し
て発振回路最低駆動電圧を下回っても、昇圧を続けるこ
とができる。また、このシステムでは、蓄電器112の
電圧を発振回路4の発振開始電圧に使うことも可能であ
る。つまり、制御回路111を通して発振回路電源端子
22に電圧を供給し、発振を開始させる。一旦、発振回
路4が動作して昇圧が開始されると、後は上記動作と同
じように、昇圧された電圧が発振回路4の電源となる。
昇圧された電圧Vppを受ける制御回路111は、昇圧
された電圧Vppの値により、電子機器駆動回路113
や蓄電器112に電力を振り分ける。昇圧された電圧V
ppが、電子機器駆動回路113を駆動するのに丁度必
要な電圧の場合、制御回路111は昇圧回路3で昇圧さ
れた電力を電子機器駆動回路113に供給する。そし
て、昇圧された電圧Vppが、電子機器駆動回路113
を駆動するのに充分の電圧であった場合、制御回路11
1は昇圧された電力を電子機器駆動回路113と蓄電器
112の両方に供給する。そして、昇圧された電圧Vp
pが、電子機器駆動回路113を駆動することができな
い電圧の場合、制御回路111は蓄電器112から電子
機器駆動回路113に電力を供給する。この動作によ
り、昇圧された電圧が下がって電子機器駆動回路113
を駆動することができなくても、蓄電器112からの電
力で動作することができるので、電子機器駆動回路11
3を駆動させ続けることが可能となる。
【0051】以上のような構成としたため、発電機また
は電源2の出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以上に
保つ必要がなくなり、発電機または電源2の大きさを小
型化することができる。発電機または電源2を小型化で
きることによって、携帯機器への応用が高まる。また、
一度、発電機または電源2の出力電圧が発振回路最低駆
動電圧を越えれば、発振回路4が動作を始め、昇圧を行
い、昇圧された電力を用いて発振回路4を駆動するの
で、他の電力供給源なしに電子機器駆動回路113を駆
動し続けることが可能となる。さらに、従来の電子機器
では昇圧しない、発振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇
圧することができるので、システム全体の電力効率が向
上する効果がある。また、蓄電器112に電力が充電さ
れていないときに蓄電器112に充電をしようとする
と、内部抵抗の大きい発電機や電源の場合、発電機また
は電源2の出力電圧がドロップしてしまい、蓄電器11
2への充電時間が非常に多くかかってしまう。しかし、
本発明の電子機器1では、昇圧回路3で昇圧された電圧
の値に応じて、昇圧後の電力を蓄電器112や電子機器
駆動回路113に振り分けるので、電子機器駆動回路1
13は昇圧された電圧Vppが電子機器駆動回路113
の駆動可能電圧以上であれば、すぐに動作することが可
能であり、発電機や電源から供給された電力を効率よく
消費することができるという効果がある。
【0052】(実施例5)本発明の実施例5では、発電
機または電源2が、熱電変換素子142で構成される。
図12の熱電変換素子142の上面図と側面図に示すよ
うに、P型熱電材料エレメント123とN型熱電材料エ
レメント124が二枚の基板121と122に挟まれ、
基板上でP型熱電材料エレメント123とN型熱電材料
エレメント124が金属等の導電性物質125、126
を介してPN接合され、複数個直列に、P、N、P、N
というように接続されている。熱電変換素子142はP
N接合部とPN接合部の間に温度差を与えると、温度差
に応じた電位差を生じ、PN接合を増やすことで高い発
生電圧を得る。そこで、基板121と基板122の間に
温度差を与えると熱電変換素子142の電極127と1
28の間に電位差を生じる。本発明では、基板121を
高温側、基板122を低温側にして発電させた。図13
に熱電変換素子142の基板121と122に温度差を
与えた時、生じた起電圧の時間変化を示したものであ
る。この測定結果より、熱電変換素子142の基板間に
温度差が与えられた直後は急激に電圧が上がっていく
が、あるピークを過ぎると電圧が下がっていき、ある値
で飽和する。これは、基板間に温度差が与えられた直後
は、与えられた温度差がそのまま熱電変換素子142に
かかるため、大きな電圧を発生させることができるが、
時間が経つと、基板121から基板122にP、N型熱
電材料エレメント123、124を通して熱が伝わるた
め、基板121と基板122の間の温度差が小さくなっ
ていく。そのため、発生する電圧も小さくなる。この現
象は、熱電変換素子142を用いる上で、避けることの
できない問題である。そのため、従来は、熱電変換素子
142の出力電圧が、飽和した状態でも常に電子機器駆
動回路113または発振回路4の最低駆動電圧以上にな
るように、熱電材料エレメントを直列に接続しなければ
ならない。
【0053】さらに、熱電変換素子142は温度差で発
電し、周囲の温度に大きく影響されるため、より多くの
熱電材料エレメントを直列に接続しなければならない。
このため、熱電変換素子142はより大型なものとなっ
てしまうと同時に、熱の流動経路も多くなるのでより大
きな放熱板を基板122に必要とする。しかし、本発明
の電子機器1では、熱電変換素子142の出力電圧が出
力されていない状態(出力電圧=0V)から時間的に変
化して発振回路最低駆動電圧を超えた時、ショットキー
ダイオード91を通して、発振回路4の発振回路電源端
子22に発電機または電源2の電圧が入力され、発振回
路4を駆動し、発振が開始される。発振が開始された発
振回路4は、パルス信号出力端子24にパルス信号を出
力し、昇圧回路3のパルス信号入力端子36に信号を入
力する。昇圧回路3はパルス信号をNチャネル型MOS
トランジスタ32のゲートに受けて、発電機または電源
2の出力電圧の昇圧を開始する。この時、昇圧回路3の
昇圧電圧出力端子5と発振回路4の発振回路電源端子2
2が接続されているため、昇圧された電圧が発振回路4
の電源となる。発電機または電源2の出力端子と発振回
路電源端子22の間にはショットキーダイオード91が
接続されているため、一旦、発振回路4が動作して昇圧
が開始されると、発振回路4は昇圧回路3で昇圧した電
圧を電源として使う。このため、熱電変換素子142の
出力電圧が、一旦発振回路最低駆動電圧を越えれば、時
間により変化して発振回路最低駆動電圧を下回っても、
昇圧を続けることができ、電子機器1を駆動し続ける。
よって、図13に示した熱電変換素子142の出力電圧
のピーク値が、発振回路最低駆動電圧以上であれば、熱
電変換素子142の出力電圧が飽和状態でも昇圧を行
い、電子機器1を駆動し続ける。この発明により、従来
より熱電変換素子142の大きさを小型化することがで
きる。
【0054】(実施例6)実施例5を腕時計に用いた場
合について説明する。尚、本実施例を他の時刻表示機能
を有する電子機器1に用いた場合も同様である。実施例
5を腕時計に用いた場合の構成は、熱電変換素子142
と、熱電変換素子142の出力電圧を昇圧する昇圧回路
3と、昇圧回路3を駆動させる発振回路4と、熱電変換
素子142で発電した電力と昇圧回路3で昇圧された電
力を整流するショットキーダイオード91と、昇圧回路
3で昇圧された電圧値に応じて時計ムーブメント15
3、蓄電器112、または蓄電器112から時計ムーブ
メント153に電力を振り分ける制御回路111と、昇
圧された電力を蓄電し、時計ムーブメント153に電力
を供給する蓄電器112と、昇圧回路3で昇圧された電
力、あるいは、蓄電器112に蓄えられた電力を用いて
動作する時計ムーブメント153で構成する。以上の構
成の接続は、実施例4で説明した接続と同様である。
【0055】図14は腕時計に熱電変換素子142を組
み込んだ場合の断面図である。腕時計は、金属等の熱伝
導のよい材料で作られたケース141、裏ブタ151、
腕の体表温度をケース141に伝えるのを防ぐプラスチ
ック部材152、時計ムーブメント153、文字板14
3、文字板143上の表面ガラス154、そして熱電変
換素子142から構成される。本実施例で用いられる回
路は、時計ムーブメント153内に作られる。裏ブタ1
51と熱電変換素子142の基板121を接触させ、腕
の体表熱を熱電変換素子142の基板121に伝える。
熱電変換素子142のもう一方の基板122は、時計ケ
ース141と接触させ、外気の熱を伝える放熱板の役割
を果たす。プラスチック部材152は、腕の体表熱で暖
められた裏ブタ151の熱が、時計ケース141に伝わ
らないようにするための断熱材である。上記のような構
成の腕時計を腕に装着することで、熱電変換素子142
の基板間に温度差を生じ、電圧を発生する。ここで、熱
電変換素子142の基板間に効率よく温度差を与えるに
は、基板上下の熱容量に差を持たせることで行う。つま
り、裏ブタ151と熱電変換素子の基板121の合計熱
容量より熱電変換素子の基板122とケース141の合
計熱容量を大きくすることで、基板121の熱が熱電材
料エレメントを伝わって基板122に伝わり、基板間の
温度差がなくなって飽和に達するのを防ぎ、熱電変換素
子142の基板間に効率よく温度差を与える。また、図
15は熱電変換素子142のPN接合を複数個直列に接
続した素子を1モジュールとして腕時計内部に12個直列
に接続してならべた上面透視図である。このようになら
べて接続することで、熱電変換素子142の出力電圧を
かせぐ。
【0056】本実施例の腕時計では、熱電変換素子14
2がPN接合50対のモジュールを12対直列に接続
し、発振回路4、昇圧回路3内のトランジスタのしきい
値電圧を0.3Vとした。これらの値は、時計の大き
さ、時計の吸発熱量により変えていかなければならな
い。熱電変換素子142は、熱電材料エレメントの1本
の発電量が約200μV/℃であるから、1.5Vで駆
動する時計ムーブメント153を直接熱電変換素子14
2で駆動するには、基板間温度差=2℃として、PN接
合が最低18125対必要となる。しかし、約2000
対の素子を腕時計の中に納めるのは技術的に難しい。そ
のため、PN接合対を少なくして昇圧して1.5Vを稼
ぐ方法になるが、その方法でも、熱電変換素子142か
ら発生される定常状態の電圧は、昇圧回路3を駆動する
発振回路4の最低駆動電圧を越えなければならなかっ
た。これに対し、本実施例では、図13に示す熱電変換
素子142の特性を利用しているので、腕時計を腕に装
着した直後の発電電圧が発振回路最低駆動電圧を越えれ
ば、定常状態の発電電圧が発振回路最低駆動電圧を下回
っても昇圧が可能である。本実施例では、腕に装着した
直後の電圧が2V前後、定常状態で約0.5Vの発電力
である。また、発振回路4は、トランジスタのしきい値
電圧が0.3Vの時、発振回路最低駆動電圧が約0.7
Vとなる。
【0057】本実施例の動作原理は、熱電変換素子14
2の出力電圧が出力されていない状態(出力電圧=0
V)から、腕に装着して熱電変換素子142の出力電圧
が発振回路最低駆動電圧を超えた時、ショットキーダイ
オード141を通して、発振回路4の発振回路電源端子
22に出力電圧が入力され、発振回路4を駆動し、発振
が開始される。発振が開始された発振回路4は、パルス
信号出力端子24にパルス信号を出力し、昇圧回路3の
パルス信号入力端子36に信号を入力する。昇圧回路3
はパルス信号をNチャネル型MOSトランジスタ32の
ゲートに受けて、熱電変換素子142の出力電圧の昇圧
を開始する。この時、昇圧回路3の昇圧電圧出力端子5
と発振回路4の発振回路電源端子22が接続されている
ため、昇圧された電圧が発振回路4の電源となる。熱電
変換素子142の出力端子と発振回路電源端子22の間
にはショットキーダイオード141が接続されているた
め、一旦、発振回路4が動作して昇圧が開始されると、
発振回路4は昇圧回路3で昇圧した電圧を電源として使
う。このため、熱電変換素子142の出力電圧が、一旦
発振回路最低駆動電圧を越えれば、定常状態で発振回路
最低駆動電圧を下回っても、昇圧を続けることができ
る。また、このシステムでは、蓄電器112の電圧を発
振回路4の発振開始電圧に使うことも可能である。つま
り、制御回路111を通して発振回路電源端子22に電
圧を供給し、発振を開始させる。一旦、発振回路4が動
作して昇圧が開始されると、後は上記動作と同じよう
に、昇圧された電圧が発振回路4の電源となる。昇圧さ
れた電圧Vppを受ける制御回路111は、昇圧された
電圧Vppの値により、時計ムーブメント153や蓄電
器112に電力を振り分ける。昇圧された電圧Vpp
が、時計ムーブメント153を駆動するのに丁度必要な
電圧1.2から1.5Vの場合、制御回路111は昇圧
回路3で昇圧された電力を時計ムーブメント153に供
給する。そして、昇圧された電圧Vppが、時計ムーブ
メント153を駆動するのに充分の電圧1.5V以上で
あった場合、制御回路111は昇圧された電力を時計ム
ーブメント153と蓄電器112の両方に供給する。そ
して、昇圧された電圧Vppが、時計ムーブメント15
3を駆動することができない電圧1.2V以下の場合、
制御回路111は蓄電器112から時計ムーブメント1
53に電力を供給する。この動作により、昇圧された電
圧が下がって時計ムーブメント153を駆動することが
できなくても、蓄電器112からの電力で動作すること
ができるので、時計ムーブメント153を駆動させ続け
ることが可能となる。
【0058】以上の構成としたことにより、熱電変換素
子142の出力電圧を常に発振回路最低駆動電圧以上に
保つ必要がなくなり、熱電変換素子142の大きさを小
型化することができる。熱電変換素子142を小型化で
きることによって、特に携帯時計機器への応用が高い。
また、一度、熱電変換素子の出力電圧が発振回路最低駆
動電圧を越えれば、発振回路4が動作を始め、昇圧を行
い、昇圧された電力を用いて発振回路4を駆動するの
で、他の電力供給源なしに時計ムーブメント153を駆
動し続けることが可能となる。さらに、従来の電子機器
では昇圧しない、発振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇
圧することができるので、システム全体の電力効率が向
上する効果がある。また、蓄電器112に電力が充電さ
れていないときに蓄電器112に充電をしようとする
と、素子を直列接続した内部抵抗の大きい熱電変換素子
142は、熱電変換素子142の出力電圧がドロップし
てしまい、蓄電器112への充電時間が非常に多くかか
ってしまう。しかし、本発明の電子機器1では、昇圧回
路3で昇圧された電圧の値に応じて、昇圧後の電力を蓄
電器112や時計ムーブメント153に振り分けるの
で、熱電変換素子142から供給された電力を効率よく
消費することができるという効果がある。
【0059】
【発明の効果】本発明では、発電した電力の電圧が時間
により変動する発電機、または電圧が時間により変動す
る電源と、発電機または電源2の出力電圧を昇圧する昇
圧回路3と、昇圧回路3を駆動させる発振回路4で構成
するため、発電機または電源2の出力電圧を常に発振回
路最低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、発電機また
は電源2の大きさを小型化することができる。発電機ま
たは電源2を小型化できることによって、携帯機器への
応用が高まる。また、従来の電子機器では昇圧しない、
発振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇圧することができ
るので、システム全体の電力効率が向上する効果があ
る。
【0060】また、本発明では、発電した電力の電圧が
時間により変動する発電機、または電圧が時間により変
動する電源と、発電機または電源2の出力電圧を昇圧す
る昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動させる発振回路4で
構成するため、発電機または電源2の出力電圧を常に発
振回路最低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、一度、
発振回路最低駆動電圧を越えれば、昇圧回路3を駆動さ
せることができるので、発電機または電源2の大きさを
小型化することができる。発電機または電源2を小型化
できることによって、携帯機器への応用が高まる。ま
た、従来の電子機器では昇圧しない、発振回路最低駆動
電圧以下の電圧を昇圧することができるので、システム
全体の電力効率が向上する効果がある。
【0061】また、本発明では、発電した電力の電圧が
時間により変動する発電機、または電圧が時間により変
動する電源と、発電機または電源2の出力電圧を昇圧す
る昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動させる発振回路4で
構成するため、発電機または電源2の出力電圧を常に発
振回路最低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、発電機
または電源2の大きさを小型化することができる。発電
機または電源2を小型化できることによって、携帯機器
への応用が高まる。また、一度、発電機または電源2の
出力電圧が発振回路最低駆動電圧を越えれば、発振回路
4が動作を始め、昇圧を行い、昇圧された電力を用いて
発振回路4を駆動するので、他の電力供給源なしに電子
機器駆動回路113を駆動し続けることが可能となる。
さらに、従来の電子機器では昇圧しない、発振回路最低
駆動電圧以下の電圧を昇圧することができるので、シス
テム全体の電力効率が向上する効果がある。
【0062】また、本発明では、発電した電力の電圧が
時間により変動する発電機、または電圧が時間により変
動する電源と、発電機または電源2の出力電圧を昇圧す
る昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動させる発振回路4
と、発電機または電源とは別に具備された電力供給源1
51で構成するため、発電機または電源2の出力電圧を
常に発振回路最低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、
さらに、発電機または電源2が時間的変化で発振回路最
低駆動電圧を越えることができなくても、本発明の電子
機器1は動作を続けることができるので、発電機または
電源2の大きさを小型化することができる。発電機また
は電源2を小型化できることによって、携帯機器への応
用が高まる。また、従来の電子機器では昇圧しない、発
振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇圧することができる
ので、システム全体の電力効率が向上する効果がある。
【0063】また、本発明では、発電した電力の電圧が
時間により変動する発電機、または電圧が時間により変
動する電源と、発電機または電源2の出力電圧を昇圧す
る昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動させる発振回路4
と、発電機または電源とは別に具備された電力供給源1
51で構成するため、発電機または電源2の出力電圧を
常に発振回路最低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、
さらに、発電機または電源2が時間的変化で発振回路最
低駆動電圧を越えることができなくても、本発明の電子
機器1は動作を続けることができるので、発電機または
電源2の大きさを小型化することができる。発電機また
は電源2を小型化できることによって、携帯機器への応
用が高まる。また、一度、発電機または電源2とは別に
具備された電力供給源151の出力電圧が発振回路最低
駆動電圧を越えれば、発振回路4が動作を始め、昇圧を
行い、昇圧された電力を用いて発振回路4を駆動するの
で、他の電力供給源なしに電子機器駆動回路113を駆
動し続けることが可能となる。さらに、発電機または電
源2とは別に具備された電力供給源151は、常に発振
回路4に電力を供給する必要がないので、小型化するこ
とが可能である。また、従来の電子機器では昇圧しな
い、発振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇圧することが
できるので、システム全体の電力効率が向上する効果が
ある。
【0064】また、本発明では、発電した電力の電圧が
時間により変動する発電機、または電圧が時間により変
動する電源と、発電機または電源2の出力電圧を昇圧す
る昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動させる発振回路4
と、発電機または電源で発電した電力と昇圧回路3で昇
圧された電力を整流するショットキーダイオード141
と、昇圧回路3で昇圧された電圧値に応じて電子機器駆
動回路113、蓄電器112、または蓄電器112から
電子機器駆動回路113に電力を振り分ける制御回路1
11と、昇圧された電力を蓄電し、電子機器駆動回路1
13に電力を供給する蓄電器112と、昇圧回路3で昇
圧された電力、あるいは、蓄電器112に蓄えられた電
力を用いて動作する電子機器駆動回路113で構成する
ため、発電機または電源2の出力電圧を常に発振回路最
低駆動電圧以上に保つ必要がなくなり、発電機または電
源2の大きさを小型化することができる。発電機または
電源2を小型化できることによって、携帯機器への応用
が高まる。また、一度、発電機または電源2の出力電圧
が発振回路最低駆動電圧を越えれば、発振回路4が動作
を始め、昇圧を行い、昇圧された電力を用いて発振回路
4を駆動するので、他の電力供給源なしに電子機器駆動
回路113を駆動し続けることが可能となる。さらに、
従来の電子機器では昇圧しない、発振回路最低駆動電圧
以下の電圧を昇圧することができるので、システム全体
の電力効率が向上する効果がある。また、蓄電器112
に電力が充電されていないときに蓄電器112に充電を
しようとすると、内部抵抗の大きい発電機や電源の場
合、発電機または電源2の出力電圧がドロップしてしま
い、蓄電器112への充電時間が非常に多くかかってし
まう。しかし、本発明の電子機器1では、昇圧回路3で
昇圧された電圧の値に応じて、昇圧後の電力を蓄電器1
12や電子機器駆動回路113に振り分けるので、発電
機や電源から供給された電力を効率よく消費することが
できるという効果がある。
【0065】また、本発明では、P型熱電材料エレメン
ト123とN型熱電材料エレメント124が二枚の基板
に挟まれ、基板上でP型熱電材料エレメント123とN
型熱電材料エレメント124が金属等の導電性物質12
5、126を介してPN接合され、複数個直列に接続さ
れている熱電変換素子142と、熱電変換素子142の
出力電圧を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動さ
せる発振回路4と、発電機または電源で発電した電力と
昇圧回路3で昇圧された電力を整流するショットキーダ
イオード141と、昇圧回路3で昇圧された電圧値に応
じて電子機器駆動回路113、蓄電器112、または蓄
電器112から電子機器駆動回路113に電力を振り分
ける制御回路111と、昇圧された電力を蓄電し、電子
機器駆動回路113に電力を供給する蓄電器112と、
昇圧回路3で昇圧された電力、あるいは、蓄電器112
に蓄えられた電力を用いて動作する電子機器駆動回路1
13で構成するため、電子機器1を駆動し続ける場合、
熱電変換素子142の出力電圧を常に発振回路最低駆動
電圧以上に保つ必要がなくなり、熱電変換素子142の
大きさを小型化することができる。発電機または電源2
を小型化できることによって、携帯機器への応用が高ま
る。また、一度、熱電変換素子142の出力電圧が発振
回路最低駆動電圧を越えれば、発振回路4が動作を始
め、昇圧を行い、昇圧された電力を用いて発振回路4を
駆動するので、他の電力供給源なしに電子機器駆動回路
113を駆動し続けることが可能となる。特に熱電変換
素子142は、温度差ができた瞬間の出力電圧が、時間
的に経過した定常状態の発電電圧の数倍出力されるの
で、本発明の電子機器1に非常に良く適応できる。さら
に、従来の電子機器では昇圧しない、発振回路最低駆動
電圧以下の電圧を昇圧することができるので、システム
全体の電力効率が向上する効果がある。また、蓄電器1
12に電力が充電されていないときに蓄電器112に充
電をしようとすると、内部抵抗の大きい発電機や電源の
場合、発電機または電源2の出力電圧がドロップしてし
まい、蓄電器112への充電時間が非常に多くかかって
しまう。しかし、本発明の電子機器1では、昇圧回路3
で昇圧された電圧の値に応じて、昇圧後の電力を蓄電器
112や電子機器駆動回路113に振り分けるので、熱
電変換素子142から供給された電力を効率よく消費す
ることができるという効果がある。
【0066】また、本発明では、発電した電力の電圧が
時間により変動する発電機、または電圧が時間により変
動する電源と、発電機または電源2の出力電圧を昇圧す
る昇圧回路3と、昇圧回路3を駆動させる発振回路4
と、発電機または電源で発電した電力と昇圧回路3で昇
圧された電力を整流するショットキーダイオード141
と、昇圧回路3で昇圧された電圧値に応じて時計ムーブ
メント153、蓄電器112、または蓄電器112から
時計ムーブメント153に電力を振り分ける制御回路1
11と、昇圧された電力を蓄電し、時計ムーブメント1
53に電力を供給する蓄電器112と、昇圧回路3で昇
圧された電力、あるいは、蓄電器112に蓄えられた電
力を用いて動作する時計表示機能を有する時計ムーブメ
ント153で構成するため、発電機または電源2の出力
電圧を常に発振回路最低駆動電圧以上に保つ必要がなく
なり、発電機または電源2の大きさを小型化することが
できる。発電機または電源2を小型化できることによっ
て、特に携帯時計機器への応用が高い。また、一度、発
電機または電源2の出力電圧が発振回路最低駆動電圧を
越えれば、発振回路4が動作を始め、昇圧を行い、昇圧
された電力を用いて発振回路4を駆動するので、他の電
力供給源なしに時計ムーブメント153を駆動し続ける
ことが可能となる。さらに、従来の電子機器では昇圧し
ない、発振回路最低駆動電圧以下の電圧を昇圧すること
ができるので、システム全体の電力効率が向上する効果
がある。また、蓄電器112に電力が充電されていない
ときに蓄電器112に充電をしようとすると、内部抵抗
の大きい発電機や電源の場合、発電機または電源2の出
力電圧がドロップしてしまい、蓄電器112への充電時
間が非常に多くかかってしまう。しかし、本発明の電子
機器1では、昇圧回路3で昇圧された電圧の値に応じ
て、昇圧後の電力を蓄電器112や時計ムーブメント1
53に振り分けるので、発電機や電源から供給された電
力を効率よく消費することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の第1実施例のシステムブロ
ック図である。
【図2】本発明の電子機器のコイル昇圧で用いられる発
振回路の回路図である。
【図3】本発明の電子機器のコイル昇圧方式の昇圧回路
図である。
【図4】本発明の電子機器のスイッチドキャパシタ方式
の昇圧回路ブロック図である。
【図5】本発明の電子機器のスイッチドキャパシタ方式
昇圧で用いられる発振回路の回路図である。
【図6】本発明の電子機器のスイッチドキャパシタ方式
の第1昇圧回路の回路図である。
【図7】本発明の電子機器のスイッチドキャパシタ方式
の第2昇圧回路の回路図である。
【図8】本発明の電子機器のスイッチドキャパシタ方式
の第3、4昇圧回路の回路図である。
【図9】本発明の電子機器の第2実施例のシステムブロ
ック図である。
【図10】本発明の電子機器の第3実施例のシステムブ
ロック図である。
【図11】本発明の電子機器の第4実施例のシステムブ
ロック図である。
【図12】熱電変換素子の上面透視図及び断面図であ
る。
【図13】熱電変換素子の時間変化による出力電圧特性
である。
【図14】本発明の電子機器で、熱電変換素子を腕時計
に配置した時の上面透視図である。
【図15】本発明の電子機器で、熱電変換素子を腕時計
に配置した時の断面図である。
【符号の説明】
1 電子機器 2 発電機または電源 3 昇圧回路 4 発振回路 5 昇圧電圧出力端子 13、14、15、17、18、41 インバータ回路 19、20、21、46、47、48 コンデンサ 16 2入力NAND回路 22 発振回路電源端子 23、35 GND端子 24 パルス信号出力端子 31 昇圧用コイル 32 Nチャネル型MOSトランジスタ 33、91、102 ショットキーダイオード 34 起電圧入力端子 35 パルス信号入力端子 42 第1昇圧回路 43 第2昇圧回路 44 第3昇圧回路 45 第4昇圧回路 51、52、53、54、55 インバータ回路 56、57、58 コンデンサ 61、71、81 第1パルス信号入力端子 62、72、82 第2パルス信号入力端子 63、64、65、66 Nチャネル型MOSトランジ
スタ 67、77、87 コンデンサ 68、78、88 出力端子 69、79、89 GND端子 70、80 入力端子 73、74、75、85 Nチャネル型MOSトランジ
スタ 76、83、84、86 Pチャネル型MOSトランジ
スタ 101 電力供給源 111 制御回路 112 蓄電器 113 電子機器駆動回路 121、122 基板 123 P型熱電材料エレメント 124 N型熱電材料エレメント 125、126 導電性物質 127、128 熱電変換素子の電極 141 ケース 142 熱電変換素子 143 文字板 151 裏ブタ 152 プラスチック部材 153 時計ムーブメント 154 表面ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇都宮 文靖 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株 式会社エスアイアイ・アールディセンター 内 (72)発明者 岸 松雄 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株 式会社エスアイアイ・アールディセンター 内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電した電力の電圧が時間により変動す
    る発電機、または、電圧が時間により変動する電源を有
    する給電装置と、 前記給電装置からの電圧を昇圧する昇圧回路と、 前記昇圧回路を駆動させる発振回路と、を備えるととも
    に、 前記給電装置で発生した前記発振回路の最低駆動電圧よ
    り低い電圧を、前記発振回路の最低駆動電圧以上の電圧
    に昇圧することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記発振回路の発振開始を前記給電装置
    の電圧で行う回路を有することを特徴とする請求項1記
    載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記発振回路の発振開始を前記給電装置
    の電圧で行い、発振開始後の発振を昇圧回路で昇圧され
    た電圧で行なう回路を有することを特徴とする請求項2
    記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記発振回路の発振開始を、前記給電装
    置とは別に具備された電力供給源により発振する回路を
    有することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記発振回路の発振開始を、前記電力供
    給源で行い、発振開始後の発振を昇圧回路で昇圧された
    電圧で行なう回路を有する請求項4記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 発電した電力の電圧が時間により変動す
    る発電機または電圧が時間により変動する電源を有する
    給電装置と、 前記給電装置の電圧を昇圧する昇圧回路と、 前記昇圧回路を駆動させる発振回路と、 前記給電装置で発電した電力と前記昇圧回路で昇圧され
    た電力を整流するショットキーダイオードと、 前記昇圧回路で昇圧された電圧値に応じて電子機器駆動
    回路、蓄電器、または蓄電器から電子機器駆動回路に電
    力を振り分ける制御回路と、昇圧された電力を蓄電し、
    電子機器駆動回路に電力を供給する蓄電器と、 前記昇圧回路で昇圧された電力、あるいは、前記蓄電器
    に蓄えられた電力を用いて動作する電子機器駆動回路
    と、を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 前記給電装置が、 P型熱電材料エレメ
    ントとN型熱電材料エレメントが二枚の基板に挟まれ、
    基板上でP型熱電材料エレメントとN型熱電材料エレメ
    ントが金属等の導電性物質を介してPN接合され、複数
    個直列に接続されている熱電変換素子であることを特徴
    とする請求項1から6記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 前記電子機器駆動回路が時刻表示機能を
    有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載
    の電子機器。
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