JPH11121960A - 通信機器用装置架 - Google Patents

通信機器用装置架

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JPH11121960A
JPH11121960A JP6721198A JP6721198A JPH11121960A JP H11121960 A JPH11121960 A JP H11121960A JP 6721198 A JP6721198 A JP 6721198A JP 6721198 A JP6721198 A JP 6721198A JP H11121960 A JPH11121960 A JP H11121960A
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guide plate
convection
communication device
convection guide
optical cable
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Masato Konishi
真人 小西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光通信機器等の通信機器が収納さ
れる収納ユニットと放熱ユニットを備える通信機器用装
置架に係わり、特に、放熱ユニット内に、光ケーブル余
長処理具を備えた通信機器用装置架に関し、簡易な機構
で、容易に、対流誘導板を水平状態,または傾斜状態に
回動することを目的とする。 【解決手段】 通信機器が収納される収納ユニットと放
熱ユニットとを、上下方向に交互に積層して配置すると
ともに、放熱ユニット内に対流誘導板を配置し、対流誘
導板を放熱ユニット内で回動自在に傾斜するように、対
流誘導板の前部を放熱ユニットの底部に係止し、対流誘
導板の上面に光ケーブル余長処理具を配置してなる通信
機器用装置架において、対流誘導板の後部を持ち上げた
傾斜状態で、対流誘導板を保持する傾斜保持機構を、放
熱ユニットの側面側に有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信機器等の通
信機器が収納される収納ユニットと放熱ユニットを備え
る通信機器用装置架に係わり、特に、放熱ユニット内
に、光ケーブル余長処理具を備えた通信機器用装置架に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放熱ユニット内に、光ケーブル余
長処理部を備えた通信機器用装置架として、例えば、特
開平8−23179号公報に開示されるものが知られて
いる。図35および図36は、この種の通信機器用装置
架を示すもので、装置架本体1内には、光通信機器等の
通信機器3を収納する収納ユニット5と、放熱ユニット
7とが交互に積層して配置されている。
【0003】放熱ユニット7内には、板金からなる対流
誘導板9が配置されている。この対流誘導板9の前部9
aは、ばね内蔵蝶番11により、放熱ユニット7の底部
7aに蝶着され、前部9aを中心にして、上下方向に回
動自在にされている。対流誘導板9の上面9bには、光
ケーブル13の余長処理を行うための複数の光ケーブル
余長処理具15が取り付けられている。
【0004】放熱ユニット7の前部7bには、取付具1
7を介して、棒状の回転ロック部19が取り付けられて
いる。上述した通信機器用装置架では、以下示すように
して、収納ユニット5に収納される通信機器3に、外部
から導入される光ケーブル13が接続される。すなわ
ち、先ず、ばね内蔵蝶番11のばね力に対抗して、対流
誘導板9が、下方に向けて押圧され、水平状態になるま
で押し下げられる。
【0005】次に、図37に示すように、棒状の回転ロ
ック部19が回動され、この回転ロック部19により、
対流誘導板9が水平状態で保持される。そして、放熱ユ
ニット7内の対流誘導板9の上方に、光ケーブル13の
余長処理を行うための空間が形成される。次に、装置架
本体1の後側から、放熱ユニット7内に光ケーブル13
が導入される。
【0006】導入された光ケーブル13は、対流誘導板
9の光ケーブル余長処理具15により、余長部分が巻回
される。そして、装置架本体1の前側を経由して、光ケ
ーブル13が通信機器3に接続される。この後、回転ロ
ック部19が回動され、対流誘導板9が、ばね内蔵蝶番
11のばね作用により、持ち上げられ、図35に示した
傾斜状態にされる。
【0007】そして、下方に位置する通信機器3から発
生する熱が、対流誘導板9の傾斜に沿って装置架本体1
の後側に排出され、上方の収納ユニット5内の通信機器
を冷却するための空気が、放熱ユニット7の前部7bか
ら取り込まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通信機器用装置架では、ばね内蔵蝶番11
が、常に、対流誘導板9を支持しているため、長期間の
使用により、ばね内蔵蝶番11に内蔵するばねが劣化す
る虞があり、ばね内蔵蝶番11に使用するばねを、強力
にする必要があった。
【0009】この結果、対流誘導板9を押し下げる際
に、強い力が必要になり、作業性が低下するという問題
があった。また、回転ロック部19を回動して、対流誘
導板9を水平状態から解除した際に、強いばね力によ
り、対流誘導板9が急激に傾斜状態になるため、光ケー
ブル13が、対流誘導板9の上面9bと放熱ユニット7
との間に強く挟持され、損傷する虞があった。
【0010】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、簡易な機構で、容易に、対流誘
導板を水平状態,または傾斜状態に回動することができ
る通信機器用装置架を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の通信機器
用装置架は、通信機器が収納される収納ユニットと放熱
ユニットとを、上下方向に交互に積層して配置するとと
もに、前記放熱ユニット内に対流誘導板を配置し、前記
対流誘導板を前記放熱ユニット内で回動自在に傾斜する
ように、前記対流誘導板の前部を前記放熱ユニットの底
部に係止し、前記対流誘導板の上面に光ケーブル余長処
理具を配置してなる通信機器用装置架において、前記対
流誘導板の後部を持ち上げた傾斜状態で、前記対流誘導
板を保持する傾斜保持機構を、前記放熱ユニットの側面
側に有することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の通信機器用装置架は、請求
項1記載の通信機器用装置架において、前記傾斜保持機
構は、放熱ユニット内に前後方向に沿って配置され、支
点部を中心にして上下方向に回動する長尺状の回動部材
と、前記回動部材の前端部と前記放熱ユニットの底部と
を着脱自在に固定する固定機構と、前記回動部材の後端
部と前記対流誘導板の後部とを回動自在に係止する回動
機構とを有していることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の通信機器用装置架は、請求
項2記載の通信機器用装置架において、前記回動部材の
前記後端部と前記対流誘導板の後部とを、滑動自在に係
止してなることを特徴とする。請求項4記載の通信機器
用装置架は、請求項1記載の通信機器用装置架におい
て、前記回動部材の前記支点部と前記放熱ユニットの支
点支持部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とす
る。
【0014】請求項5記載の通信機器用装置架は、請求
項2記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板
の前記前部と前記放熱ユニットの前記底部とを、滑動自
在に係止してなることを特徴とする。請求項6記載の通
信機器用装置架は、請求項2ないし請求項5のいずれか
1項記載の通信機器用装置架において、前記回動部材
を、前記放熱ユニットの両側に配置するとともに、長尺
状の接続部材により、前記回動部材の各前端部を相互に
接続してなることを特徴とする。
【0015】請求項7記載の通信機器用装置架は、請求
項6記載の通信機器用装置架において、前記接続部材
を、断面円形形状の棒部材により形成してなることを特
徴とする。請求項8記載の通信機器用装置架は、請求項
6または請求項7記載の通信機器用装置架において、前
記対流放熱板の前記後部を前記放熱ユニットの上部に向
けて傾斜したときに、前記接続部材と前記対流誘導板と
の間に、所定間隔が形成されるように、前記接続部材と
前記対流誘導板とを配置してなることを特徴とする。
【0016】請求項9記載の通信機器用装置架は、請求
項7記載の通信機器用装置架において、前記棒部材に凹
形状の折曲部を形成するとともに、前記棒部材を前記回
動部材に回動自在に接続してなることを特徴とする。請
求項10記載の通信機器用装置架は、請求項2ないし請
求項9のいずれか1項記載の通信機器用装置架におい
て、前記対流誘導板の前記前部に、光ケーブルを支持す
る支持部材を配置するとともに、前記支持部材に、所定
の曲率半径に湾曲する湾曲部を形成してなることを特徴
とする。
【0017】請求項12記載の通信機器用装置架は、請
求項2ないし請求項11のいずれか1項記載の通信機器
用装置架において、前記対流誘導板の前記前部と前記放
熱ユニットの前記底部との間に、前記対流誘導板を前記
放熱ユニットの前記底部側に回動した際の衝撃を吸収す
る緩衝部材を配置してなることを特徴とする。
【0018】請求項13記載の通信機器用装置架は、請
求項1記載の通信機器用装置架において、前記傾斜保持
機構は、前記対流誘導板の前記後部の両側に配置される
固定部材と、前記固定部材に固定され、前記放熱ユニッ
トの前記側面方向にばね性を有して突出する突出部材
と、前記放熱ユニットの前記側面に形成され、前記突出
部材の先端を係止する係止部とを有していることを特徴
とする。
【0019】請求項14記載の通信機器用装置架は、請
求項13記載の通信機器用装置架において、前記突出部
材に、前記突出部材を前記放熱ユニットの前記側面と反
対側に引き込み、前記係止部との係止を解除する操作部
材を固定してなることを特徴とする。請求項15記載の
通信機器用装置架は、請求項1,請求項13または請求
項14のいずれか1項記載の通信機器用装置架におい
て、前記対流誘導板の前記光ケーブル余長処理具が配置
される位置に、下方に向けて凹む凹部を形成するととも
に、前記凹部の周辺に、内側に向けて傾斜する傾斜部を
形成してなることを特徴とする。
【0020】請求項16記載の通信機器用装置架は、請
求項15記載の通信機器用装置架において、前記対流誘
導板の前記凹部に配置される光ケーブル余長処理具は、
光ケーブルを巻回するケーブル巻回部と、前記ケーブル
巻回部から周囲に向けて延在し、前記対流誘導板の板面
と略同一面上に形成される板状のケーブル保持部とを有
することを特徴とする。
【0021】請求項17記載の通信機器用装置架は、請
求項13ないし請求項16のいずれか1項記載の通信機
器用装置架において、前記放熱ユニットの前記側面に、
前記対流誘導板の前記前部を中心とする円弧状の案内溝
を対向して形成するとともに、前記対流誘導板の前記両
側に、前記案内溝に摺動自在に挿通される案内部材を固
定してなることを特徴とする。
【0022】請求項18記載の通信機器用装置架は、請
求項17記載の通信機器用装置架において、前記案内溝
の下端を、前記対流誘導板の前記前部より高い位置に形
成してなることを特徴とする。請求項19記載の通信機
器用装置架は、請求項17または請求項18記載の通信
機器用装置架において、前記案内部材の周囲に、前記案
内溝内を自在に回転する回転部を形成してなることを特
徴とする。
【0023】(作用)請求項1記載の通信機器用装置架
では、放熱ユニットの側面側に、対流誘導板を傾斜状態
で保持する傾斜保持機構が形成されるため、光ケーブル
が導入される放熱ユニットの前部または後部に、対流誘
導板を保持するための部材を配置する必要がなくなる。
【0024】このため、放熱ユニットの前部または後部
の開口部分を大きくすることが可能になり、放熱ユニッ
ト内に導入される光ケーブルの余長処理が、容易に行わ
れる。請求項2記載の通信機器用装置架では、回動部材
の支点部を中心にして、回動部材が上下方向に回動自在
にされ、この回動部材の後端部が、対流誘導板の後部に
回動自在に係止される。
【0025】そして、放熱ユニット内で光ケーブルの余
長処理がされた後に、回動部材の前端部を押し下げるこ
とにより、回動部材の後端部が、上方に向けて回動さ
れ、同時に、回動機構により後端部に係止される対流誘
導板の後部が、上方に向けて回動され、対流誘導板が傾
斜状態にされる。この後、固定機構により、回動部材の
前端部と放熱ユニットの底部とが固定され、対流誘導板
が傾斜状態に保持される。
【0026】さらに、対流誘導板が傾斜状態に保持され
ている状態から、光ケーブルの余長処理を行う場合に
は、固定機構を解除することにより、対流誘導板が自ら
の重量で回動され、水平状態にされる。
【0027】そして、この状態で光ケーブルの余長処理
が行われた後、上述した手順により、再度、対流誘導板
が傾斜状態に保持される。請求項3記載の通信機器用装
置架では、回動部材の回動に伴い、回動部材の後端部と
対流誘導板の後部とが滑動され、回動部材および対流誘
導板に無理な力が掛かることなく、相互に回動される。
【0028】請求項4記載の通信機器用装置架では、回
動部材の回動に伴い、回動部材の支点部と放熱ユニット
の支持部材とが滑動され、回動部材および対流誘導板に
無理な力が掛かることなく、相互に回動される。請求項
5記載の通信機器用装置架では、回動部材の回動に伴
い、対流誘導板の前部と放熱ユニットの底部とが滑動さ
れ、回動部材および対流誘導板に無理な力が掛かること
なく、相互に回動される。
【0029】請求項6記載の通信機器用装置架では、放
熱ユニットの両側に回動部材が配置され、回動部材の各
前端部が、長尺状の接続部材により接続される。そし
て、接続部材を上下に操作することで、容易に回動部材
が回動され、対流誘導板が水平状態から傾斜状態にされ
る。また、回動部材により、対流誘導板が両側から支持
されるため、対流誘導板が、左右に傾くことなく、安定
して水平状態,または傾斜状態にされる。
【0030】請求項7記載の通信機器用装置架では、接
続部材が棒部材により形成され、放熱ユニットの前面開
口が広く形成される。請求項8記載の通信機器用装置架
では、対流放熱板が傾斜状態にされているときに、接続
部材と対流誘導板の上面との間に所定間隔が形成され、
光ケーブルが接続部材と対流誘導板との間に挟まれて損
傷することが防止される。
【0031】請求項9記載の通信機器用装置架では、回
動部材に回動自在に接続される棒部材に凹形状の折曲部
が形成され、対流放熱板の水平状態,傾斜状態に拘わり
なく、棒部材の折曲部が、常に自重により対流放熱板に
接触されるため、光ケーブルが棒部材と対流誘導板との
間に挟まれることがなくなり、光ケーブルの損傷が確実
に防止される。
【0032】請求項10記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板の前部に、所定の曲率半径の湾曲部を形成し
た支持部材が配置され、湾曲部により、放熱ユニットか
ら収納ユニットに向けて導出される光ケーブルが、所定
の曲率半径に保持される。請求項11記載の通信機器用
装置架では、支持部材の湾曲部の前方に、湾曲部の形状
に対応するカバー部材が、着脱自在に配置され、このカ
バー部材と湾曲部とにより、放熱ユニットから収納ユニ
ットに向けて導出される光ケーブルが、より確実に所定
の曲率半径に保持される。
【0033】請求項12記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板の前部と放熱ユニットの底部との間に、緩衝
部材が配置され、対流誘導板が放熱ユニットの底部側に
回動する際に、対流誘導板の急激な回動が防止され、対
流誘導板上で余長処理されている光ケーブルに急激な力
が加わり、光ケーブルが損傷することが防止される。請
求項13記載の通信機器用装置架では、先ず、放熱ユニ
ットの底部側に沿って、対流誘導板が水平状態になるま
で回動され、対流誘導板上の光ケーブル余長処理具を使
用して、放熱ユニット内に導入される光ケーブルの余長
処理が行われる。
【0034】この際に、対流誘導板の両側の突出部材
は、先端を放熱ユニットの側面に押圧状態で当接されて
いる。光ケーブルの余長処理が行われた後に、対流誘導
板の後部を持ち上げると、突出部材の先端は、放熱ユニ
ットの側面に当接した状態で、側面を摺動する。さら
に、対流誘導板の後部を持ち上げ、突出部材が放熱ユニ
ットの係止部まで移動すると、側面方向に向くばね作用
により、突出部材が係止部に向けて移動し、突出部材の
先端が、自動的に係止部に係止される。
【0035】そして、対流誘導板が、放熱ユニットの側
面に係止され、傾斜状態で保持される。請求項14記載
の通信機器用装置架では、操作部材を放熱ユニットの側
面と反対側に引き込むことにより、容易に、突出部材と
係止穴との係止が解除され、傾斜状態にある対流誘導板
が、自重により水平状態まで回動される。
【0036】請求項15記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板に、周囲に傾斜部を有する凹部が形成され、
この凹部に光ケーブル余長処理具が配置されるため、光
ケーブルを光ケーブル余長処理具に巻回する際に、光ケ
ーブルが凹部の傾斜部に沿って、自重で凹部内に入り込
むことが可能になり、狭い放熱ユニット内においても、
容易に、光ケーブルの余長処理が行われる。
【0037】請求項16記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板の凹部に配置される光ケーブル余長処理具
が、光ケーブルを巻回するケーブル巻回部と、このケー
ブル巻回部から周囲に向けて延在し、対流誘導板の板面
と略同一面上に形成される板状のケーブル保持部とを有
するため、ケーブル保持部により、ケーブル巻回部に巻
回された光ケーブルが、光ケーブル余長処理具から外れ
ることが防止される。
【0038】請求項17記載の通信機器用装置架では、
放熱ユニットの側面に、円弧状の溝部が形成され、この
溝部に摺動自在に挿通される案内部材が、対流誘導板の
側部に固定されるため、放熱誘導板が、水平状態または
傾斜状態に回動される際に、放熱誘導板が両側方向に傾
くことなく、常に均等に回動される。このため、放熱誘
導板を回動する際に、放熱誘導板が放熱ユニットの側面
に引っ掛かることが防止される。
【0039】請求項18記載の通信機器用装置架では、
案内溝の下端が、対流誘導板の前部より高い位置に形成
されるため、放熱ユニットの底部側に沿って、対流誘導
板を水平にして、光ケーブルの余長処理を行う際に、対
流誘導板が僅かに傾斜状態に保持され、下方の収納ユニ
ットに収納される装置から発生する熱を対流誘導板の傾
斜に沿って、外部に逃がすことが可能にされる。
【0040】このため、下方の収納ユニットに熱がこも
ることが防止され、光ケーブルの余長処理を、従来に比
べ、長時間行うことが可能になる。請求項19記載の通
信機器用装置架では、案内部材の周囲に、案内溝内を自
在に回転する回転部が形成されるため、より円滑に、案
内部材が案内溝内に移動され、対流誘導板を水平状態ま
たは傾斜状態にする際に、放熱誘導板が、円滑に回動さ
れる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1ないし図3は、本発明の通
信機器用装置架の第1の実施形態(請求項1,請求項
2,請求項5ないし請求項7に対応する)を示してい
る。図において、装置架本体21には、光通信機器等の
通信機器23を収納する収納ユニット25と、放熱ユニ
ット27とが、上下方向に交互に積層して配置されてい
る。
【0042】放熱ユニット27内には、例えば、板金を
折曲加工した対流誘導板29が、水平状態で配置されて
いる。この対流誘導板29の前部29aは、蝶番31に
より、放熱ユニット27の底部27aに蝶着され、対流
誘導板29は、前部29aを中心にして、上下方向R1
に回動自在にされている。
【0043】対流誘導板29の上面29bには、光ケー
ブル33の余長処理を行うための複数の光ケーブル余長
処理具35が取り付けられている。対流誘導板29の後
部29cには、所定間隔を置いて、光ケーブル33を導
入するための切欠部29dが、複数形成されている。こ
の切欠部29dに隣接した位置には、光ケーブル余長処
理具35が配置されている。
【0044】放熱ユニット27の上部27bには、この
放熱ユニット27を補強し、対流誘導板29の後部29
cが当接される補強板36が取り付けられている。放熱
ユニット27内の両側には、例えば、板金を折曲加工し
た長尺状の回動部材37,37が、放熱ユニット27の
側壁27cに沿って配置されている。この回動部材37
の略中央には、係止穴37aが形成され、この係止穴3
7aが、放熱ユニット27の側壁27cに固定されてい
る支持軸39に固定され、回動部材37が、上下方向R
2に回動自在に固定されている。
【0045】回動部材37の後端部37bには、図4に
示すように、例えば、樹脂からなる可動ローラ41が取
り付けられている。この可動ローラ41は、対流誘導板
29に形成される断面コ字形状の折曲係止板43に、滑
動自在に係止され、回動部材37の後端部37bと対流
誘導板29とが回動自在に係止されている。
【0046】回動部材37の前端部37cには、この前
端部37cを、放熱ユニット27の底部27aに固定す
るための脱落防止構造を備えた首付ねじ45が取り付け
られている。回動部材37,37の各前端部37cに
は、これ等前端部37cを相互に接続する断面円形形状
の接続棒47が固定されている。
【0047】図5は、放熱ユニット27内での回動部材
37および対流誘導板29の回動動作を示している。対
流誘導板29は、蝶番31による蝶着部分を中心とし
て、後部29cが円軌跡C1を描いて回動される。回動
部材37は、係止穴37aを中心として、後端部37b
および前端部37cが、円軌跡C2を描いて回動され
る。
【0048】この実施形態では、相互に異なる円軌跡C
1および円軌跡C2の軌跡の差を吸収するために、回動
部材37の可動ローラ41を、対流誘導板29の折曲係
止板43内で滑動させて、回動部材37と対流誘導板2
9とが、円滑に回動動作するようにしている。そして、
回動部材37を操作しないときには、対流誘導板29が
自重により水平状態にされ、回動部材37の前端部37
cを下側に向けて押し下げることで、対流誘導板29が
傾斜状態にされる。
【0049】図6ないし図8は、回動部材37の首付ね
じ45が、放熱ユニット27の底部27aに固定され、
対流誘導板29が傾斜状態に位置する状態を示してい
る。この状態では、図8に示すように、接続棒47と対
流誘導板29との間に、光ケーブル33が挟持されない
ように、間隔Sが形成されている。上述した通信機器用
装置架では、以下示すようにして、収納ユニット25に
収納される通信機器23に、外部から導入される光ケー
ブル33が接続される。
【0050】すなわち、先ず、図1に示したように、対
流誘導板29が水平状態のときに、装置架本体21の後
側から、放熱ユニット27内に光ケーブル33が導入さ
れる。導入された光ケーブル33は、対流誘導板29の
切欠部29dに導入され、この切欠部29dに隣接する
光ケーブル余長処理具35に係止される。そして、対流
誘導板29上の光ケーブル余長処理具35により、光ケ
ーブル33の余長処理が行われ、光ケーブル33の先端
側は、接続棒47と対流誘導板29との間を通り、放熱
ユニット27の前方に導出される。
【0051】さらに、導出された光ケーブル33は、放
熱ユニット27の上方または下方の収納ユニット25内
の収納されている通信機器23に接続される。次に、接
続棒47が放熱ユニット27の底部27aに向けて押し
下げられ、これに連動して、回動部材37が、係止穴3
7aを中心にして回動される。回動部材37の回動に伴
い、対流誘導板29が回動され、図6に示したように、
対流誘導板29が傾斜状態にされる。
【0052】この際、図8に示したように、接続棒47
と対流誘導板29との間には、所定間隔Sが形成される
ため、接続棒47と対流誘導板29とにより、光ケーブ
ル33が挟み込まれ、損傷することが防止される。ま
た、装置架本体21の後側の光ケーブル33は、対流誘
導板29の切欠部29d内に位置され、対流誘導板29
と補強板36とにより、光ケーブル33が挟み込まれ、
損傷することが防止される。
【0053】この後、回動部材37の首付ねじ45が、
放熱ユニット27の底部27aに固定され、対流誘導板
29が、傾斜状態で保持される。そして、放熱ユニット
27の下方に位置する通信機器23から発生する熱が、
対流誘導板29の傾斜に沿って装置架本体21の後側に
排出され、上方に位置する通信機器23を冷却するため
の空気が、放熱ユニット27の前方から取り込まれる。
【0054】さらに、放熱ユニット27内に、光ケーブ
ル33が導入される場合には、先ず、回動部材37の首
付ねじ45と、放熱ユニット27の底部27aとの固定
が解除される。この解除により、対流誘導板29が自ら
の重量により、蝶番31を中心にして回動し、水平状態
にされる。
【0055】同時に、可動ローラ41が滑動され、回動
部材37が係止穴37aを中心に回動し、図1に示した
状態にされる。そして、放熱ユニット27内の対流誘導
板29の上方に、光ケーブル33の余長処理を行うため
の空間が形成される。以上のように構成された通信機器
用装置架では、回動部材37の係止穴37aを中心にし
て、回動部材37を上下方向に回動自在に配置し、この
回動部材37の後端部37bを、対流誘導板29の後部
29cに回動自在に係止したので、回動部材37の回動
操作により、簡易な機構で、容易に、対流誘導板29を
傾斜状態,または水平状態にすることができる。
【0056】また、回動部材37の前端部37cに、首
付ねじ45を取り付け、前端部37cと放熱ユニット2
7の底部27aとを着脱自在に固定できる構造としたの
で、対流誘導板29の傾斜状態の保持を、容易に行うこ
とができる。そして、回動部材37の後端部37bと対
流誘導板29の後部29cとを、可動ローラ41と折曲
係止板43とにより、滑動自在に係止したので、回動部
材37と対流誘導板29とを、無理な力が掛かることな
く、容易に回動することができる。
【0057】さらに、放熱ユニット27の両側に回動部
材37を配置し、この回動部材37の各前端部37c
を、長尺状の接続棒47により接続したので、接続棒4
7を上下に操作することで、容易に回動部材37を回動
することができる。また、回動部材37により、対流誘
導板29を両側から支持したので、対流誘導板29を左
右に傾けることなく、安定して水平状態,または傾斜状
態にすることができる。
【0058】そして、回動部材37の前端部37cを、
断面円形形状の接続棒47により、相互に接続したの
で、放熱ユニット27の前面開口を広く形成することが
でき、光ケーブル33の余長処理を容易に行うことがで
きる。さらに、対流放熱板29を傾斜状態にしていると
きに、接続棒47と対流誘導板29との間に、所定間隔
が形成されるようにしたので、光ケーブル33が接続棒
47と対流誘導板29との間に挟まれて損傷することを
防止することができる。
【0059】そして、放熱ユニット27の上部27b
に、対流誘導板29の後部29cが当接される補強板3
6を取り付けたので、対流誘導板29を傾斜状態にする
際に、対流誘導板29の後部29cが、上方の収納ユニ
ット25に衝突することを確実に防止することができ
る。また、対流誘導板29の後部29cに光ケーブル3
3を導入するための切欠部29dを形成したので、光ケ
ーブル33が、対流誘導板29と補強板36との間に挟
み込まれ、損傷することを確実に防止することができ
る。
【0060】図9は、本発明の通信機器用装置架の第2
の実施形態(請求項3に対応する)を示している。この
実施形態では、回動部材37の係止穴37aが、長円形
状に形成され、この係止穴37aが、支持軸39に対し
て、回動自在かつ滑動自在に固定されている。
【0061】また、回動部材37の後端部37bと、対
流誘導板29とが、蝶番51により、蝶着されている。
この実施形態の通信機器用装置架においても、第1の実
施形態と同様の効果を得ることができる。図10は、本
発明の通信機器用装置架の第3の実施形態(請求項4に
対応する)を示している。
【0062】この実施形態では、対流誘導板29の前部
29aが、放熱ユニット27の底部27aに固定される
ことなく、滑動自在に配置されている。また、回動部材
37の後端部37bと、対流誘導板29の後部29cと
が、蝶番51により、蝶着されている。この実施形態の
通信機器用装置架においても、第1の実施形態と同様の
効果を得ることができる。
【0063】図11ないし図13は、本発明の通信機器
用装置架の第4の実施形態(請求項8に対応する)を示
している。この実施形態では、接続棒47に、凹形状の
折曲部47aが形成され、また、接続棒47の両端と回
動部材37とが、回動自在に接続されている。そして、
図11に示すように、対流誘導板29が、水平状態にさ
れているときには、接続棒47の折曲部47aが、接続
棒47の自重により、下方に向けて垂下され、接続棒4
7が、対流誘導板29の後部29cに向けて傾斜した状
態で、折曲部47aと対流誘導板29とが接触されてい
る。
【0064】また、図12に示すように、対流誘導板2
9が、水平状態にされているときには、接続棒47の折
曲部47aが対流誘導板29の後部29c側に向けて突
出した状態で、折曲部47aと対流誘導板29とが接触
されている。この実施形態の通信機器用装置架では、図
13に示すように、対流誘導板29が、傾斜状態から水
平状態,あるいは、水平状態から傾斜状態に回動される
ときには、接続棒47が、折曲部47aを対流誘導板2
9に接触した状態で、円滑に回動される。
【0065】そして、対流誘導板29の水平状態または
傾斜状態に係わらず、接続棒47が、常に、対流誘導板
29に接した状態にされ、光ケーブル33が、常に、接
続棒47の上方に位置されている。この実施形態の通信
機器用装置架においても、第1の実施形態と同様の効果
を得ることができるが、この実施形態では、接続棒47
に凹形状の折曲部47aを形成し、この接続棒47を、
回動部材37に回動自在に接続したので、対流放熱板2
9の水平状態,傾斜状態に拘わりなく、接続棒47の折
曲部47aを、常に自重により対流放熱板29に接触さ
せておくことができ、光ケーブル33が接続棒47と対
流誘導板29との間に挟まれて損傷することを、確実に
防止することができる。
【0066】図14は、本発明の通信機器用装置架の第
5の実施形態(請求項9に対応する)を示しており、対
流誘導板29の前部29aには、例えば、樹脂板からな
る光ケーブルガイド53が取り付けられている。この光
ケーブルガイド53には、下方に向けて曲率半径Rが3
0mmの湾曲部53aが形成されている。
【0067】この実施形態では、光ケーブル33が、光
ケーブルガイド53の湾曲部53aの曲面に沿って、放
熱ユニット27から導出され、下方の収納ユニット25
に収納される通信機器23側に接続される。この実施形
態の通信機器用装置架においても、第1の実施形態と同
様の効果を得ることができるが、この実施形態では、対
流誘導板29の前部29aに、所定の曲率半径Rの湾曲
部53aを形成した光ケーブルガイド53を取り付けた
ので、この湾曲部53aにより、放熱ユニット27から
収納ユニット25に向けて導出される光ケーブル33
を、所定の曲率半径Rに保持することができる。
【0068】図15は、本発明の通信機器用装置架の第
6の実施形態(請求項10に対応する)を示しており、
対流誘導板29の前部29aには、前述した第4の実施
形態と同一形状の光ケーブルガイド53が取り付けられ
ている。また、放熱ユニット27の前方には、例えば、
板金からなる前面板55が、着脱自在に固定されてい
る。
【0069】この前面板55の放熱ユニット27側に
は、例えば、樹脂からなり、光ケーブルガイド53の曲
面に対応する形状を備えたガイドカバー57が取り付け
られている。この実施形態では、光ケーブル33が、光
ケーブルガイド53の曲面に沿って導出された後に、前
面板55が放熱ユニット27に固定される。
【0070】そして、光ケーブル33が、光ケーブルガ
イド53とガイドカバー57との間に、緩やかに挟持さ
れ、所定の曲率半径Rに保持される。この実施形態の通
信機器用装置架においても、第5の実施形態と同様の効
果を得ることができるが、この実施形態では、光ケーブ
ルガイド53の湾曲部53aの前方に、湾曲部53aの
形状に対応するガイドカバー57を、着脱自在に配置し
たので、このガイドカバー57と湾曲部53aとによ
り、放熱ユニット27から収納ユニット25に向けて導
出される光ケーブル33を、より確実に所定の曲率半径
Rに保持することができる。
【0071】図16は、本発明の通信機器用装置架の第
7の実施形態(請求項11に対応する)を示しており、
対流誘導板29の前部29aと放熱ユニット27の底部
27aとの間には、例えば、コイルばね59が取り付け
られている。このコイルばね59のばね力は、対流誘導
板が傾斜状態から水平状態にされるときに、対流誘導板
の自重による急激な回動が防止される程度にされてい
る。
【0072】この実施形態の通信機器用装置架において
も、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる
が、この実施形態では、対流誘導板29の前部29aと
放熱ユニット27の底部27aとの間に、コイルばね5
9を配置したので、対流誘導板27を放熱ユニット27
の底部27a側に回動する際に、対流誘導板29の急激
な回動を防止することができ、対流誘導板29上で余長
処理されている光ケーブル33に急激な力が加わり、光
ケーブル33が損傷することを防止することができる。
【0073】なお、上述した第1の実施形態では、回動
部材37の後端部37bに可動ローラ41を取り付け、
回動部材37の後端部37bと対流誘導板29の後部2
9cとを、回動自在かつ滑動自在に係止した例について
述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるもので
なく、例えば、図17,図18,あるいは図19に示す
ように、回動部材37と対流誘導板29とを回動自在か
つ滑動自在に係止しても良い。
【0074】すなわち、図17では、回動部材37の後
端部37bに、長円穴37dが形成され、この長円穴3
7dに、対流誘導板29に固定された係止軸61が係止
されている。また、図18では、回動部材37の後端部
37bに、上方に折曲する折曲端37eが形成され、ま
た、対流誘導板29に、回動部材37の後端部37bの
周囲を覆う形状の係止板63が固定されている。
【0075】そして、図19では、回動部材37の後端
部37bに、斜め上方に折曲する折曲端37fが形成さ
れ、対流誘導板29に、回動部材37の後端部37bを
挿入する係止穴29eが形成されている。さらに、上述
した第1の実施形態では、回動部材37の前端部37c
と放熱ユニット27の底部27aとの固定を、回動部材
37に取り付けた首付ねじ45を用いて行った例につい
て述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるもの
でなく、例えば、図20,図21,図22,あるいは図
23に示すように、回動部材37の前端部37cを対流
誘導板29の前部29aに固定しても良い。
【0076】すなわち、図20では、回動部材37の前
端部37cに、長方形形状の係止穴37gが形成され、
対流誘導板29に、係止穴37gの形状に対応し回動自
在に回動する係止具65が取り付けられている。そし
て、係止具65を回動することで、回動部材37と対流
誘導板29とが、係止または解除される。
【0077】また、図21では、回動部材37の前端部
37cに、断面L字形状に形成され、対流誘導板29の
前部29aに係止される上下方向に回動自在な係止板6
7が取り付けられている。そして、図22では、回動部
材37の前端部37cに、断面L字形状の係止板69が
形成され、対流誘導板29の前部29aに、係止板69
に対応した形状の切欠部29fが形成されている。
【0078】この切欠部29fには、例えば、合成ゴム
71が貼付されており、この合成ゴム71により、係止
板69が圧接状態で切欠部29fに係止される。さら
に、図23では、回動部材37の前端部37cに、一般
に、ボールキャッチと称される係止部材73の係止突起
73aが取り付けられ、対流誘導板29の前部29aに
は、係止部材73の係止受け73bが取り付けられてい
る。
【0079】また、上述した第5の実施形態では、対流
誘導板29の前部29aに、下方に向けて湾曲する光ケ
ーブルガイド53を取り付けて、光ケーブル33を下方
の通信機器23に接続した例について述べたが、本発明
はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、図
24に示すように、対流誘導板29に、上方に向けて湾
曲する光ケーブルガイド53を取り付け、光ケーブル3
3を上方の通信機器23に接続しても良い。
【0080】さらに、上述した第5の実施形態では、光
ケーブルガイド53の曲率半径Rを30mmにして湾曲
した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものでなく、例えば、光ケーブル33の伝送損
失が、所定値以下になる曲率半径Rに湾曲されていれば
良い。また、上述した第6の実施形態では、下方へ向け
て湾曲する光ケーブルガイド53の形状に対応したガイ
ドカバー57を、前面板55に形成した例について述べ
たが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでな
く、例えば、図23に示した上方に向けて湾曲する光ケ
ーブルガイド53の形状に対応したガイドカバー57
を、前面板55に形成しても良い。
【0081】そして、上述した第7の実施形態では、対
流誘導板29の前部29aと放熱ユニット27の底部2
7aとの間に、コイルばね59を配置した例について述
べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでな
く、例えば、発泡ゴム,あるいはスポンジ等の緩衝材を
配置しても良く、対流誘導板29の自重による急激な回
動が防止できるものであれば良い。
【0082】図25および図26は、本発明の通信機器
用装置架の第8の実施形態(請求項1,請求項13ない
し請求項16に対応する)を示している。図において、
装置架本体81には、光通信機器等の通信機器23を収
納する収納ユニット25と、放熱ユニット83とが、上
下方向に交互に積層して配置されている。
【0083】放熱ユニット83内には、例えば、板金を
折曲加工して形成した対流誘導板85が、傾斜状態で配
置されている。この対流誘導板85の前部85aは、蝶
番31により、放熱ユニット83の底部83aに蝶着さ
れ、対流誘導板85は、前部85aを中心にして、上下
方向に回動自在にされている。
【0084】放熱ユニット83の上部83bには、この
放熱ユニット83を補強し、対流誘導板85の後部85
bが当接される補強板84が取り付けられている。対流
誘導板85の後部85bには、後部85bから前部85
aに向けて延在する複数のスリット85cが形成されて
いる。対流誘導板85の後部85bのうち、スリット8
5cの間の部分は、放熱ユニット83の底部83aに向
けて折曲され、ケーブル導入部85dが形成されてい
る。
【0085】ケーブル導入部85dには、装置架本体8
1の後方から導入される光ケーブル33を保持するため
の複数の光ケーブル保持具87が取り付けられている。
また、対流誘導板85の略中央には、放熱ユニット83
の底部83a側に突出する凹部85eが形成されてい
る。凹部85eの周辺には、内側に向けて傾斜する傾斜
部85fが形成されている。
【0086】凹部85eの底面85gには、光ケーブル
33の余長処理を行うための複数の光ケーブル余長処理
具89が取り付けられている。光ケーブル余長処理具8
9は、十字状の板材を折曲して形成されており、光ケー
ブル33を巻回するケーブル巻回部89aと、このケー
ブル巻回部89aの上端から凹部85eの周囲に向けて
延在するケーブル保持部89bとを有している。
【0087】光ケーブル余長処理具89の高さは、凹部
85eの深さと略同一にされており、光ケーブル余長処
理具89のケーブル保持部89bは、対流誘導板85の
板面85hと略同一面上に位置している。また、ケーブ
ル保持部89bの先端と、凹部85eの周囲との間に
は、光ケーブル33を余裕をもって挿通できる程度の間
隙が形成されている。
【0088】対流誘導板85の後部85bには、放熱ユ
ニット83の側面83c側に、この対流誘導板85を、
放熱ユニット83内に傾斜した状態で支持するためのス
トッパー91が固定されている。また、対流誘導板85
の側面83cには、ストッパー91を係止するための係
止穴83dが形成されている。ストッパー91は、図2
7に示すように、このストッパー91を対流誘導板85
に固定する固定部93を有している。
【0089】固定部93の両側には、相互に対向する折
曲部93a,93bが形成されている。折曲部93a,
93bの間には、ボックス部93cが形成されており、
ボックス部93cの内部には、空洞93dが形成されて
いる。固定部93には、空洞93d内から突出し、折曲
部93aを貫通する突出部95が移動自在に固定されて
いる。
【0090】また、固定部93には、空洞93d内から
突出し、折曲部93bを貫通する操作レバー97が移動
自在に固定されている。また、図28に示すように、突
出部95と操作レバー97とは、空洞93d内で相互に
連結されている。空洞93d内には、コイルばね99が
配置されており、このコイルばね99は、操作レバー9
7に挿通されている。
【0091】そして、コイルばね99は、一端を突出部
95に当接し、多端を空洞93dの内壁に当接してい
る。コイルばね99は、突出部95を放熱ユニット83
の側面83cに向けて押圧している。突出部95は、操
作レバー97を操作しない状態では、放熱ユニット83
の側面83cの係止穴83dに係止され、あるいは側面
83cに押圧状態で当接されている。
【0092】また、図29に示すように、操作レバー9
7を放熱ユニット83の側面83cと反対側に向けて引
き込むことにより、突出部95が空洞93d側に移動
し、突出部95と、側面83cの係止穴83dとの係止
が解除される。上述した通信機器用装置架では、以下示
すように、放熱ユニット83内で光ケーブル33の余長
処理が行われる。
【0093】すなわち、先ず、操作レバー97を操作す
ることにより、対流誘導板85の突出部95と放熱ユニ
ット83の係止穴83dとの係止が解除され、図30に
示すように、対流誘導板85が水平状態にされる。次
に、装置架の後方から放熱ユニット83内に光ケーブル
33が導入される。導入された光ケーブル33は、対流
誘導板85のケーブル導入部85dに導入され、光ケー
ブル保持具87に挿通される。
【0094】次に、光ケーブル33は、凹部85eの傾
斜部85fに沿って、凹部85e内に入り込み、光ケー
ブル余長処理具89に巻回される。この際、光ケーブル
余長処理具89のケーブル保持部89bが、対流誘導板
85の板面85hと、略同一面上に位置しているため、
対流誘導板85の上方の光ケーブル33を巻回する空間
には、光ケーブル33の余長処理を妨げるものがない。
【0095】このため、余長処理を行う作業者が特に意
識しなくても、光ケーブル33が傾斜部85fに沿っ
て、自重で凹部85e内に入り込み、容易に余長処理が
行われる。そして、余長処理を行った光ケーブル33の
先端側が、放熱ユニット83の後方から引き出され、収
納ユニット25内の通信機器23に接続される。
【0096】この後に、対流誘導板85の後部85bが
手で持ち上げられ、対流誘導板85が上方に向けて回動
される。回動により、突出部95が、放熱ユニット83
の側面83cの係止穴83dの位置まで移動すると、コ
イルばね99のばね作用により、突出部95の先端が係
止穴83dに挿入され、係止される。
【0097】そして、図25に示したように、対流誘導
板85が、放熱ユニット83内で傾斜状態を保持して、
係止される。一方、通信機器23の増設等により、新た
な光ケーブル33を、放熱ユニット83に導入する場合
には、先ず、操作レバー97を放熱ユニット83の内側
に向けて引き込むことにより、突出部95と係止穴83
dとの係止が解除される。
【0098】突出部95と係止穴83dとの係止が解除
されると、対流誘導板85は、水平状態になるまで、下
方に向けて自重で回動する。そして、新たな光ケーブル
33が放熱ユニット83内に導入され、前述したよう
に、光ケーブル余長処理具89により余長処理された
後、通信機器23に接続される。
【0099】光ケーブル33の余長処理作業の後、再
び、対流誘導板85の後部85bが持ち上げられ、突出
部95と係止穴83dとが係止され、対流誘導板85が
傾斜状態で、放熱ユニット83内に係止される。以上の
ように構成された通信機器用装置架では、放熱ユニット
83の側面83a側に、対流誘導板85を傾斜状態で保
持するストッパー91を固定したので、光ケーブル33
を導入する放熱ユニット83の前部または後部に、対流
誘導板85を保持するための部材を配置する必要がなく
なり、放熱ユニット83の前部または後部の開口部分を
大きくすることができる。
【0100】このため、放熱ユニット83内に導入され
る光ケーブル33の余長処理作業を、従来に比べ容易に
行うことができる。また、対流誘導板85の後部85b
の両側に、固定部93に移動自在に固定され、放熱ユニ
ット83の側面83c方向にばね性を有して突出する突
出部95を配置し、放熱ユニット83の側面83cに、
突出部95を係止する係止穴83dを形成したので、対
流誘導板85を、水平状態から傾斜状態にする際には、
対流誘導板85の後部85bを持ち上げるだけで、突出
部95の先端93aを係止穴83dに係止することがで
き、対流誘導板85を、放熱ユニット83の側面83c
に係止し、容易に、傾斜状態に保持することができる。
【0101】そして、係止穴83dとの係止を解除する
操作レバー97を、突出部95に連結したので、操作レ
バー97を放熱ユニット83の側面83cと反対側に引
き込むことにより、容易に、突出部95と係止穴83d
との係止を解除することができ、傾斜状態にある対流誘
導板85を水平状態まで回動することができる。また、
対流誘導板85に、周囲に傾斜部85fを有する凹部8
5eを形成し、この凹部85eに光ケーブル余長処理具
89を配置したので、光ケーブル33を光ケーブル余長
処理具89に巻回する際に、光ケーブル33が凹部85
eの傾斜部85fに沿って、自重で凹部85e内に入り
込むことができ、狭い放熱ユニット83内においても、
容易に、光ケーブル33の余長処理を行うことができ
る。
【0102】さらに、対流誘導板85の凹部85eに配
置される光ケーブル余長処理具89に、光ケーブル33
を巻回するケーブル巻回部87aと、このケーブル巻回
部87aから周囲に向けて延在し、対流誘導板85の板
面85hと略同一面上に形成される板状のケーブル保持
部89bとを形成したので、このケーブル保持部89b
により、凹部85e内に入り込んだ光ケーブル33が、
光ケーブル余長処理具89から外れることを防止するこ
とができる。
【0103】また、対流誘導板85の後部85bに、ス
リット85cを形成し、後部85bの一部を下方に折曲
してケーブル導入部85dを形成したので、光ケーブル
33が、対流誘導板85の後部85bと補強板84との
間に挟まれて損傷することを防止することができる。そ
して、ケーブル導入部85dを、対流誘導板85の後部
85bを切り欠かずに折曲することで形成したので、下
方の通信機器23から発生し、対流誘導板85に沿って
移動する熱を、上方の収納ユニット25に逃がすことな
く、確実に、放熱ユニット83の後方へ導くことができ
る。
【0104】さらに、光ケーブル33が導入される対流
誘導板85の後部85bを、手で持ち上げることによ
り、対流誘導板85を放熱ユニット83内に傾斜状態で
係止したので、全ての余長処理作業を、放熱ユニット8
3の後方から行うことができる。図31は、本発明の通
信機器用装置架の第9の実施形態(請求項17ないし請
求項19に対応する)を示している。
【0105】この実施形態では、放熱ユニット83の側
面83cに、対流誘導板85の前部85aを中心とする
円弧状の案内溝83eが形成されている。この案内溝8
3eには、対流誘導板85の側部85jに固定される樹
脂等からなる回動ローラー101が摺動自在に係止され
ている。回動ローラー101は、図32および図33に
示すように、案内溝83eに挿通される横断面円形形状
の挿通部101aと、挿通部101aの一端側に形成さ
れ、放熱ユニット83の側面83aに接する鍔部101
bとを有している。
【0106】また、回動ローラー101には、軸長方向
に貫通する貫通穴101cが形成されている。回動ロー
ラー101は、貫通穴101cに挿通されるねじ部材1
03を介して、対流誘導板85に回動自在に固定され
る。そして、回動ローラー101の挿通部が、案内溝8
3eに回動自在に挿通されている。
【0107】案内溝83eの下端83fは、図34に示
すように、対流誘導板85の前部85aより高い位置に
形成されている。そして、対流誘導板85の回動ローラ
ー101が、案内溝83eの下端83fに位置し、対流
誘導板85が水平状態にあるときに、対流誘導板85
は、僅かに後部85bが上方に傾斜する傾斜状態をして
いる。
【0108】このため、光ケーブル33の余長処理を行
っている際にも、下方の装置ユニットの通信機器23か
ら発生する熱を、対流誘導板85の傾斜に沿って、放熱
ユニット83の後方に逃がすことが可能になる。この実
施形態の通信機器用装置架でも上述した第8の実施形態
と同様の効果を得ることができるが、この実施形態で
は、案内溝83e内に自在に回転する回動ローラー10
1を挿通したので、案内溝83e内に回動ローラー10
1を、より円滑に移動することができ、対流誘導板85
の水平状態または傾斜状態にされる際に、対流誘導板8
5を、円滑に回動することができる。
【0109】また、案内溝83eの下端83fを、対流
誘導板85の前部85aより高い位置に形成したので、
対流誘導板85を水平にした状態で、光ケーブル33の
余長処理を行う際に、対流誘導板85を僅かに傾斜状態
に保持することができ、下方の収納ユニット25に収納
される通信機器23から発生する熱を対流誘導板85の
傾斜に沿って、外部に逃がすことができる。
【0110】このため、下方の収納ユニット25に熱が
こもることを防止することができ、光ケーブル33の余
長処理を、従来に比べ、長時間行うことができる。な
お、上述した第8の実施形態では、光ケーブル余長処理
具89を板材を折曲加工して形成した例について述べた
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、
例えば、樹脂等により一体形成しても良い。
【0111】
【発明の効果】請求項1記載の通信機器用装置架では、
放熱ユニットの側面側に、対流誘導板を傾斜状態で保持
する傾斜保持機構を形成したので、光ケーブルを導入す
る放熱ユニットの前部または後部に、対流誘導板を保持
するための部材を配置する必要がなくなるため、放熱ユ
ニットの前部または後部の開口部分を大きくすることが
できる。
【0112】このため、放熱ユニット内に導入される光
ケーブルの余長処理を、容易に行うことができる。請求
項2記載の通信機器用装置架では、回動部材の支点部を
中心にして、回動部材を上下方向に回動自在に配置し、
この回動部材の後端部を、対流誘導板の後部に回動自在
に係止したので、回動部材の回動操作により、簡易な機
構で、容易に、対流誘導板を傾斜状態,または水平状態
にすることができる。
【0113】また、回動部材の前端部に、前端部と放熱
ユニットの底部とを着脱自在に固定する固定機構を備え
たので、この固定機構により、対流誘導板の傾斜状態の
保持を容易に行うことができる。請求項3記載の通信機
器用装置架では、回動部材の後端部と対流誘導板の後部
とを、滑動自在に係止したので、回動部材と対流誘導板
とを、無理な力が掛かることなく、容易に回動すること
ができる。
【0114】請求項4記載の通信機器用装置架では、回
動部材の支点部と放熱ユニットの支持部材とを、滑動自
在に係止したので、回動部材と対流誘導板とを、無理な
力が掛かることなく、容易に回動することができる。請
求項5記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の前部
と放熱ユニットの底部とを、滑動自在に係止したので、
回動部材と対流誘導板とを、無理な力が掛かることな
く、容易に回動することができる。
【0115】請求項6記載の通信機器用装置架では、放
熱ユニットの両側に回動部材を配置し、この回動部材の
各前端部を、長尺状の接続部材により接続したので、接
続部材を上下に操作することで、容易に回動部材を回動
することができる。また、回動部材により、対流誘導板
を両側から支持したので、対流誘導板を左右に傾けるこ
となく、安定して水平状態,または傾斜状態にすること
ができる。
【0116】請求項7記載の通信機器用装置架では、接
続部材を断面円形形状の棒部材により形成したので、放
熱ユニットの前面開口を広く形成することができ、光ケ
ーブルの余長処理を容易に行うことができる。請求項8
記載の通信機器用装置架では、対流放熱板を傾斜状態に
しているときに、接続部材と対流誘導板との間に、所定
間隔が形成されるようにしたので、光ケーブルが接続部
材と対流誘導板との間に挟まれて損傷することを防止す
ることができる。
【0117】請求項9記載の通信機器用装置架では、棒
部材に凹形状の折曲部を形成し、この棒部材を、回動部
材に回動自在に接続したので、対流放熱板の水平状態,
傾斜状態に拘わりなく、棒部材の折曲部を、常に自重に
より対流放熱板に接触させておくことができ、光ケーブ
ルが棒部材と対流誘導板との間に挟まれて損傷すること
を、確実に防止することができる。
【0118】請求項10記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板の前部に、所定の曲率半径の湾曲部を形成し
たので、この湾曲部により、放熱ユニットから収納ユニ
ットに向けて導出される光ケーブルを、所定の曲率半径
に保持することができる。請求項11記載の通信機器用
装置架では、湾曲部の前方に、湾曲部の形状に対応する
カバー部材を、着脱自在に配置したので、このカバー部
材と湾曲部とにより、放熱ユニットから収納ユニットに
向けて導出される光ケーブルを、より確実に所定の曲率
半径に保持することができる。
【0119】請求項12記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板の前部と放熱ユニットの底部との間に、緩衝
部材を配置したので、対流誘導板を放熱ユニットの底部
側に回動する際に、対流誘導板の急激な回動を防止する
ことができ、対流誘導板上で余長処理されている光ケー
ブルに急激な力が加わり、光ケーブルが損傷することを
防止することができる。
【0120】請求項13記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板の後部の両側に配置される固定部材と、固定
部材に固定され放熱ユニットの側面方向にばね性を有し
て突出する突出部材と、この突出部材を、放熱ユニット
の側面に係止する係止部とにより、傾斜保持機構を構成
にしたので、対流誘導板を、水平状態から傾斜状態にす
る際には、対流誘導板の後部を持ち上げるだけで、突出
部材の先端を係止部に係止することができ、対流誘導板
を、放熱ユニットの側面に係止し、容易に、傾斜状態に
保持することができる。
【0121】請求項14記載の通信機器用装置架では、
係止穴との係止を解除する操作部材を、突出部材に固定
したので、操作部材を放熱ユニットの側面と反対側に引
き込むことにより、容易に、突出部材と係止穴との係止
を解除することができ、傾斜状態にある対流誘導板を水
平状態まで回動することができる。請求項15記載の通
信機器用装置架では、対流誘導板に、周囲に傾斜を有す
る凹部を形成し、この凹部に光ケーブル余長処理具を配
置したので、光ケーブルを光ケーブル余長処理具に巻回
する際に、光ケーブルが凹部の傾斜に沿って、自重で凹
部内に入り込むため、狭い放熱ユニット内においても、
容易に、光ケーブルの余長処理を行うことができる。
【0122】請求項16記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板の凹部に配置される光ケーブル余長処理具
に、光ケーブルを巻回するケーブル巻回部と、このケー
ブル巻回部から周囲に向けて延在し、対流誘導板の板面
と略同一面上に形成される板状のケーブル保持部とを形
成したので、ケーブル保持部により、ケーブル巻回部に
巻回した光ケーブルが、光ケーブル余長処理具から外れ
ることを防止することができる。
【0123】請求項17記載の通信機器用装置架では、
放熱ユニットの側面の後部側に、円弧状の溝部を形成
し、この溝部に摺動自在に挿通される案内部材を、対流
誘導板の側部に固定したので、放熱誘導板を、水平状態
または傾斜状態に回動する際に、放熱誘導板が両側方向
に傾くことを防止することができ、常に均等に回動する
ことができる。
【0124】このため、放熱誘導板を回動する際に、放
熱誘導板が放熱ユニットの側面に引っ掛かることを防止
することができる。請求項18記載の通信機器用装置架
では、案内溝の下端を、対流誘導板の前部より高い位置
に形成したので、対流誘導板を水平にした状態で、光ケ
ーブルの余長処理を行う際に、放熱ユニットの底部側に
沿って、対流誘導板を僅かに傾斜状態に保持することが
でき、下方の収納ユニットに収納される装置から発生す
る熱を対流誘導板の傾斜に沿って、外部に逃がすことが
できる。
【0125】このため、下方の収納ユニットに熱がこも
ることを防止することができ、光ケーブルの余長処理
を、従来に比べ、長時間行うことができる。請求項19
記載の通信機器用装置架では、案内部材の周囲に、案内
溝内を自在に回転する回転部を形成したので、より円滑
に、案内部材を案内溝内に移動することができ、対流誘
導板の水平状態または傾斜状態にされる際に、放熱誘導
板を、円滑に回動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信機器用装置架の第1の実施形態を
示す側面図である。
【図2】図1の放熱ユニットを示す斜視図である。
【図3】図1の放熱ユニットを示す正面図である。
【図4】図1の可動ローラの係止状態の詳細を示す斜視
図である。
【図5】対流誘導板と回動部材の回動状態を示す側面図
である。
【図6】対流誘導板を傾斜状態にした状態を示す側面図
である。
【図7】図6の放熱ユニットを示す斜視図である。
【図8】図6の放熱ユニットを示す正面図である。
【図9】本発明の通信機器用装置架の第2の実施形態を
示す斜視図である。
【図10】本発明の通信機器用装置架の第3の実施形態
を示す斜視図である。
【図11】本発明の通信機器用装置架の第4の実施形態
を示す斜視図である。
【図12】図11において、対流誘導板を傾斜状態に保
持している状態を示す斜視図である。
【図13】図11における接続棒の傾斜状態を示す側面
図である。
【図14】本発明の通信機器用装置架の第5の実施形態
を示す側面図である。
【図15】本発明の通信機器用装置架の第6の実施形態
を示す側面図である。
【図16】本発明の通信機器用装置架の第7の実施形態
を示す側面図である。
【図17】回動部材の後端部と対流誘導板の後部とを、
回動自在かつ滑動自在に係止する例を示す斜視図であ
る。
【図18】回動部材の後端部と対流誘導板の後部とを、
回動自在かつ滑動自在に係止する例を示す斜視図であ
る。
【図19】回動部材の後端部と対流誘導板の後部とを、
回動自在かつ滑動自在に係止する例を示す斜視図であ
る。
【図20】回動部材の前端部と対流誘導板の前部とを着
脱自在に固定する例を示す斜視図である。
【図21】回動部材の前端部と対流誘導板の前部とを着
脱自在に固定する例を示す斜視図である。
【図22】回動部材の前端部と対流誘導板の前部とを着
脱自在に固定する例を示す斜視図である。
【図23】回動部材の前端部と対流誘導板の前部とを着
脱自在に固定する例を示す斜視図である。
【図24】対流誘導板に、上方に向けて湾曲する光ケー
ブルガイドを取り付けた例を示す側面図である。
【図25】本発明の通信機器用装置架の第8の実施形態
を示す側面図である。
【図26】図25の放熱ユニットを示す斜視図である。
【図27】ストッパーの詳細を示す斜視図である。
【図28】ストッパーの突出部が放熱ユニットの係止穴
に係止している状態を示す断面図である。
【図29】ストッパーの突出部と放熱ユニットの係止穴
との係止が、解除された状態を示す断面図である。
【図30】放熱ユニット内で光ケーブルの余長処理を行
う状態を示す側面図である。
【図31】本発明の通信機器用装置架の第9の実施形態
を示す側面図である。
【図32】図31の要部の詳細を示す側面図である。
【図33】図31の要部の詳細を示す断面図である。
【図34】対流誘導板が水平状態にあるときの傾斜を示
す側面図である。
【図35】従来の通信機器用装置架を示す側面図であ
る。
【図36】図35の要部の詳細を示す側面図である。
【図37】対流誘導板を水平状態に保持している状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
23 通信機器 25 収納ユニット 27 放熱ユニット 27a 底部 29 対流誘導板 29a 前部 29b 上面 29c 後部 33 光ケーブル 35 光ケーブル余長処理具 37 回動部材(傾斜保持機構) 37a 係止穴(支点部) 37b 後端部 37c 前端部 39 支持軸(支点支持部) 41 可動ローラ(回動機構,傾斜保持機構) 43 折曲係止板(回動機構,傾斜保持機構) 45 首付ねじ(固定機構,傾斜保持機構) 47 接続棒(接続部材,棒部材) 47a 折曲部 53 光ケーブルガイド(支持部材) 53a 湾曲部 57 ガイドカバー(カバー部材) 59 コイルばね(緩衝部材) 83 放熱ユニット 83a 底部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の通信機器
用装置架は、通信機器が収納される収納ユニットと放熱
ユニットとを、上下方向に交互に積層して配置するとと
もに、前記放熱ユニット内に対流誘導板を配置し、前記
対流誘導板を前記放熱ユニット内で回動自在に傾斜する
ように、前記対流誘導板の前部を前記放熱ユニットの底
部に係止し、前記対流誘導板の上面に光ケーブル余長処
理具を配置してなる通信機器用装置架において、前記放
熱ユニット内の側面には、前後方向に沿って配置され、
支点部を中心にして上下方向に回動する長尺状の回動部
材が配置され、この回動部材の後端部と前記対流誘導板
の後部とは、回動機構により回動自在に係止されている
ことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項2記載の通信機器用装置架は、請求
項1記載の通信機器用装置架において、前記回動部材の
前端部は、この前端部と前記放熱ユニットの底部とを着
脱自在に固定する固定機構を有していることを特徴とす
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項13記載の通信機器用装置架は、
信機器が収納される収納ユニットと放熱ユニットとを、
上下方向に交互に積層して配置するとともに、前記放熱
ユニット内に対流誘導板を配置し、前記対流誘導板を前
記放熱ユニット内で回動自在に傾斜するように、前記対
流誘導板の前部を前記放熱ユニットの底部に係止し、前
記対流誘導板の上面に光ケーブル余長処理具を配置して
なる通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記
後部の両側には、前記放熱ユニットの側面方向にばね性
を有して突出する突出部材を設けた固定部材が配置さ
れ、前記放熱ユニットの前記側面には、前記突出部材の
先端を係止する係止部が設けられていることを特徴とす
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(作用)請求項1記載の通信機器用装置架
では、回動部材の支点部を中心にして、回動部材が上下
方向に回動自在にされ、この回動部材の後端部が、対流
誘導板の後部に回動自在に係止される。そして、放熱ユ
ニット内で光ケーブルの余長処理がされた後に、回動部
材の前端部を押し下げることにより、回動部材の後端部
が、上方に向けて回動され、同時に、回動機構により後
端部に係止される対流誘導板の後部が、上方に向けて回
動され、対流誘導板が傾斜状態にされる。また、回動部
材は、放熱ユニットの側面側に配置されるため、光ケー
ブルを導入する放熱ユニットの前部または後部に、対流
誘導板を保持するための部材を配置する必要がなくな
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項2記載の通信機器用装置架では、対
流誘導板が回動機構により傾斜状態にされた後、固定機
構により、回動部材の前端部と放熱ユニットの底部とが
固定され、対流誘導板が傾斜状態に保持される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正内容】
【0111】
【発明の効果】請求項1記載の通信機器用装置架では、
回動部材の支点部を中心にして、回動部材を上下方向に
回動自在に配置し、この回動部材の後端部を、対流誘導
板の後部に回動自在に係止したので、回動部材の回動操
作により、簡易な機構で、容易に、対流誘導板を傾斜状
態、または水平状態にすることができる。また、回動部
材は、放熱ユニットの側面側に配置したので、光ケーブ
ルを導入する放熱ユニットの前部または後部に、対流誘
導板を保持するための部材を配置する必要がなくなるた
め、放熱ユニットの前部または後部の開口部分を大きく
することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】請求項2記載の通信機器用装置架では、回
動部材の前端部に、前端部と放熱ユニットの底部とを着
脱自在に固定する固定機構を備えたので、この固定機構
により、対流誘導板の傾斜状態の保持を容易に行うこと
ができる。請求項3記載の通信機器用装置架では、回動
部材の後端部と対流誘導板の後部とを、滑動自在に係止
したので、回動部材と対流誘導板とを、無理な力が掛か
ることなく、容易に回動することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正内容】
【0120】請求項13記載の通信機器用装置架では、
対流誘導板の後部の両側に、放熱ユニットの側面方向に
ばね性を有して突出する突出部材を設けた固定部材を配
置し、放熱ユニットの側面に、突出部材の先端を係止す
る係止部を設け、放熱ユニットの側面に、突出部材の先
端を係止する係止部を設けたので、対流誘導板を、水平
状態から傾斜状態にする際には、対流誘導板の後部を持
ち上げるだけで、突出部材の先端を係止部に係止するこ
とができ、対流誘導板を、放熱ユニットの側面に係止
し、容易に、傾斜状態に保持することができる。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機器が収納される収納ユニットと放
    熱ユニットとを、上下方向に交互に積層して配置すると
    ともに、前記放熱ユニット内に対流誘導板を配置し、前
    記対流誘導板を前記放熱ユニット内で回動自在に傾斜す
    るように、前記対流誘導板の前部を前記放熱ユニットの
    底部に係止し、前記対流誘導板の上面に光ケーブル余長
    処理具を配置してなる通信機器用装置架において、 前記対流誘導板の後部を持ち上げた傾斜状態で、前記対
    流誘導板を保持する傾斜保持機構を、前記放熱ユニット
    の側面側に有することを特徴とする通信機器用装置架。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信機器用装置架におい
    て、 前記傾斜保持機構は、 放熱ユニット内に前後方向に沿って配置され、支点部を
    中心にして上下方向に回動する長尺状の回動部材と、 前記回動部材の前端部と前記放熱ユニットの底部とを着
    脱自在に固定する固定機構と、 前記回動部材の後端部と前記対流誘導板の後部とを回動
    自在に係止する回動機構と、 を有していることを特徴とする通信機器用装置架。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の通信機器用装置架におい
    て、 前記回動部材の前記後端部と前記対流誘導板の後部と
    を、滑動自在に係止してなることを特徴とする通信機器
    用装置架。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信機器用装置架におい
    て、 前記回動部材の前記支点部と前記放熱ユニットの支点支
    持部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とする通
    信機器用装置架。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の通信機器用装置架におい
    て、 前記対流誘導板の前記前部と前記放熱ユニットの前記底
    部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とする通信
    機器用装置架。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし請求項5のいずれか1項
    記載の通信機器用装置架において、 前記回動部材を、前記放熱ユニットの両側に配置すると
    ともに、長尺状の接続部材により、前記回動部材の各前
    端部を相互に接続してなることを特徴とする通信機器用
    装置架。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の通信機器用装置架におい
    て、 前記接続部材を、断面円形形状の棒部材により形成して
    なることを特徴とする通信機器用装置架。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7記載の通信機器
    用装置架において、 前記対流放熱板の前記後部を前記放熱ユニットの上部に
    向けて傾斜したときに、前記接続部材と前記対流誘導板
    との間に、所定間隔が形成されるように、前記接続部材
    と前記対流誘導板とを配置してなることを特徴とする通
    信機器用装置架。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の通信機器用装置架におい
    て、 前記棒部材に凹形状の折曲部を形成するとともに、前記
    棒部材を前記回動部材に回動自在に接続してなることを
    特徴とする通信機器用装置架。
  10. 【請求項10】 請求項2ないし請求項9のいずれか1
    項記載の通信機器用装置架において、 前記対流誘導板の前記前部に、光ケーブルを支持する支
    持部材を配置するとともに、前記支持部材に、所定の曲
    率半径に湾曲する湾曲部を形成してなることを特徴とす
    る通信機器用装置架。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の通信機器用装置架に
    おいて、 前記支持部材の前記湾曲部の前方に、前記湾曲部の形状
    に対応するカバー部材を、着脱自在に配置してなること
    を特徴とする通信機器用装置架。
  12. 【請求項12】 請求項2ないし請求項11のいずれか
    1項記載の通信機器用装置架において、 前記対流誘導板の前記前部と前記放熱ユニットの前記底
    部との間に、前記対流誘導板を前記放熱ユニットの前記
    底部側に回動した際の衝撃を吸収する緩衝部材を配置し
    てなることを特徴とする通信機器用装置架。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の通信機器用装置架にお
    いて、 前記傾斜保持機構は、 前記対流誘導板の前記後部の両側に配置される固定部材
    と、 前記固定部材に固定され、前記放熱ユニットの前記側面
    方向にばね性を有して突出する突出部材と、 前記放熱ユニットの前記側面に形成され、前記突出部材
    の先端を係止する係止部と、 を有していることを特徴とする通信機器用装置架。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の通信機器用装置架に
    おいて、 前記突出部材に、前記突出部材を前記放熱ユニットの前
    記側面と反対側に引き込み、前記係止部との係止を解除
    する操作部材を固定してなることを特徴とする通信機器
    用装置架。
  15. 【請求項15】 請求項1,請求項13または請求項1
    4のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、 前記対流誘導板の前記光ケーブル余長処理具が配置され
    る位置に、下方に向けて凹む凹部を形成するとともに、
    前記凹部の周辺に、内側に向けて傾斜する傾斜部を形成
    してなることを特徴とする通信機器用装置架。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の通信機器用装置架に
    おいて、 前記対流誘導板の前記凹部に配置される光ケーブル余長
    処理具は、光ケーブルを巻回するケーブル巻回部と、前
    記ケーブル巻回部から周囲に向けて延在し、前記対流誘
    導板の板面と略同一面上に形成される板状のケーブル保
    持部とを有することを特徴とする通信機器用装置架。
  17. 【請求項17】 請求項13ないし請求項16のいずれ
    か1項記載の通信機器用装置架において、 前記放熱ユニットの前記側面に、前記対流誘導板の前記
    前部を中心とする円弧状の案内溝を対向して形成すると
    ともに、前記対流誘導板の前記両側に、前記案内溝に摺
    動自在に挿通される案内部材を固定してなることを特徴
    とする通信機器用装置架。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の通信機器用装置架に
    おいて、 前記案内溝の下端を、前記対流誘導板の前記前部より高
    い位置に形成してなることを特徴とする通信機器用装置
    架。
  19. 【請求項19】 請求項17または請求項18記載の通
    信機器用装置架において、 前記案内部材の周囲に、前記案内溝内を自在に回転する
    回転部を形成してなることを特徴とする通信機器用装置
    架。
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JP2016134401A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 富士電機株式会社 遮蔽板の取付装置

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