JPH1112161A - 口腔内速崩壊性製剤の製法 - Google Patents

口腔内速崩壊性製剤の製法

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JPH1112161A
JPH1112161A JP16239097A JP16239097A JPH1112161A JP H1112161 A JPH1112161 A JP H1112161A JP 16239097 A JP16239097 A JP 16239097A JP 16239097 A JP16239097 A JP 16239097A JP H1112161 A JPH1112161 A JP H1112161A
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欣吾 中島
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義之 鯉田
Tomoyuki Uehara
朋之 上原
Masaaki Sugimoto
昌陽 杉本
Hiroko Sakagami
裕子 坂上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製剤強度の優れた口腔内速崩壊性製剤を、通
常の圧縮成型機を用い、少ない製造工程で製造する。 【解決手段】 薬物、水溶性賦形剤および非晶質糖類を
圧縮成型後、エージングすることにより、製剤強度の優
れた口腔内速崩壊性製剤が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔内速崩壊性製
剤の製法および該製法により得られる口腔内速崩壊性製
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高齢者や小児は嚥下能力が低
く、錠剤など成型製剤の服用が困難である。しかしなが
ら成型製剤は、散剤や顆粒剤に比べ、利用者にとって非
常に扱い易いため、服用後、速やかに口腔内で崩壊し、
高齢者や小児にも容易に服用できる成型製剤の開発が望
まれている。
【0003】単に崩壊の速い製剤であれば、薬物処方成
分を低圧力で圧縮成型することにより容易に得られる
が、このような製剤は、非常に製剤強度が低く、製剤の
包装工程や流通過程さらには利用者の服用時における包
装からの製剤の取り出し時などにおいて、その形状を保
持できず崩壊してしまう。従って、口腔内速崩壊性製剤
においては、優れた口腔内速崩壊性と共に、ある程度の
製剤強度を兼ね備えている必要がある。このような問題
点を解決した製剤の製法として、(1)薬物、糖類、糖
類の粒子表面が湿る程度の水分を含む混合物を打錠し、
乾燥させる方法(特開平5−271054)、(2)薬
物、水溶性結合剤、水溶性賦形剤を含む混合物を低圧力
で打錠後、加湿し、乾燥させる方法(特開平8−291
051)、が知られている。
【0004】しかしながら、(1)の方法は、湿潤した
混合物を打錠するため、通常の打錠機を用いるのは困難
であり、(2)の方法は、製造時の工程数が多い(打錠
後、加湿、乾燥)、などの問題があり、さらに、
(1)、(2)の方法は共に、水に不安定な薬物に適用
することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製剤
強度の優れた口腔内速崩壊性製剤を、通常の圧縮成型機
を用い、少ない製造工程で製造することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、マンニトールなどの水溶性賦形剤および噴霧乾
燥や凍結乾燥などの手段で非晶質化した白糖との混合物
を低圧力で圧縮成型し、これを一晩放置しておくと、全
く意外にも、製剤の速崩壊性は維持したまま、製剤強度
が圧縮成型直後に比べ格段に上昇することを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、薬物、水溶性賦形剤お
よび非晶質糖類を圧縮成型後、エージングすることを特
徴とする口腔内速崩壊性製剤の製法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる薬物として
は、経口投与可能な薬物であれば特に限定されず、例え
ば化学療法剤、抗生物質、呼吸促進剤、鎮咳去たん剤、
抗悪性腫瘍剤、自律神経用薬剤、精神神経用薬剤、局所
麻酔剤、筋弛緩剤、消化器官用薬剤、抗ヒスタミン剤、
中毒治療剤、催眠鎮静剤、抗てんかん剤、解熱鎮痛消炎
剤、強心剤、不整脈治療剤、利尿剤、血管拡張剤、抗脂
血剤、滋養強壮剤、抗凝血剤、肝臓用薬剤、血糖降下
剤、血圧降下剤など種々の薬物があげられる。
【0009】製剤中の薬物の配合量は、薬物の種類によ
っても異なるが、通常0.1〜50重量%、好ましくは
0.5〜30重量%、さらに好ましくは1〜20重量%
である。
【0010】本発明に用いられる水溶性賦形剤として
は、非晶質糖類と共に圧縮成型後、エージングすると成
型物の硬度がエージング前よりも上昇するような物質で
あればいかなるものであってもよいが、このような物質
としては、例えば、マンニトール、キシリトール、ソル
ビトール、エリスリトールなどの糖アルコール、白糖、
乳糖などの糖類があげられ、とりわけマンニトール、乳
糖が好ましい。これらの水溶性賦形剤は1種のみならず
2種以上を混合して用いてもよい。
【0011】また、非晶質糖類としては、グルコース、
フルクトース、マルトース、白糖、乳糖などの単糖類も
しくは少糖類を、噴霧乾燥法や凍結乾燥法などの既知の
手段により非晶質化して用いればよく、とりわけ白糖、
マルトースが好ましい。これら糖類が非晶質化している
かどうかは、熱分析、X線回折などによって容易に確認
できる。これら非晶質糖類は1種のみならず2種以上を
混合して用いてもよい。
【0012】水溶性賦形剤と非晶質糖類との好ましい組
み合わせとしては、水溶性賦形剤としてマンニトールと
非晶質糖類として白糖との組み合わせ、水溶性賦形剤と
して乳糖と非晶質糖類としてマルトースとの組み合わせ
などがあげられる。
【0013】製剤中の水溶性賦形剤と非晶質糖類の配合
量は、水溶性賦形剤と非晶質糖類両者合わせて通常50
〜99.9重量%、好ましくは60〜99.9重量%、
さらに好ましくは80〜99重量%である。
【0014】水溶性賦形剤と非晶質糖類との配合比率
は、水溶性賦形剤1重量部に対して、非晶質糖類を0.
01〜100重量部配合すればよく、この配合比率を変
化させることによりエージングによる製剤強度の上昇率
(エージング後の製剤強度/エージング前の製剤強度)
を変化させることができる。例えば、水溶性賦形剤とし
てマンニトール、非晶質糖類として白糖を用いた場合に
は、マンニトール1重量部に対し非晶質白糖を1重量部
配合したときに、エージングによる製剤強度の上昇率は
最大となり、これよりも非晶質白糖の比率を高くするに
従い、或いは低くするに従い、製剤強度の上昇率は小さ
くなる。従って、試みに種々の配合比率で製剤を調製
し、用いる薬物の種類、目的とする製剤の崩壊性もしく
は強度に応じて適宜その配合比率を選択すればよい。
【0015】以下、上記成分、すなわち薬物、水溶性賦
形剤および非晶質糖類の3成分を、本発明の処方成分と
称す。
【0016】本発明の処方成分中には、薬物、水溶性賦
形剤、非晶質糖類以外に、製剤技術の分野で汎用される
各種製剤添加物が配合されていてもよい。かかる製剤添
加物としては、例えばクエン酸カルシウム、リン酸カル
シウム、結晶セルロースなどの賦形剤、トウモロコシデ
ンプン、馬鈴薯デンプン、カルボキシメチルスターチナ
トリウム、部分アルファ化デンプン、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース、
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、架橋カルボキ
シメチルセルロースナトリウムなどの崩壊剤、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコー
ル、デキストリン、アルファー化デンプンなどの結合
剤、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、タルク、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素などの
滑沢剤、更にはリン脂質、グリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ショ糖脂肪酸エステルなどの界面活性
剤、或いはオレンジ、ストロベリーなどの香料、三二酸
化鉄、黄色三二酸化鉄、食用黄色5号、食用黄色4号、
アルミニウムキレートなどの着色剤、サッカリン、アス
パルテームなどの甘味剤、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、コハク酸、酒石酸、フマル酸、グルタミン酸などの
矯味剤、シクロデキストリン、アルギニン、リジン、ト
リスアミノメタンなどの溶解補助剤があげられる。
【0017】本発明の処方成分は、薬物、水溶性賦形
剤、非晶質糖類および必要に応じ添加してもよい製剤添
加物を単に混合したものでもよいが、流動性、圧縮成型
性などを改善するため上記成分の一部もしくは全てを造
粒顆粒として含んでいてもよい。一例として、薬物を適
当な結合剤を用いて造粒したのち、得られた顆粒を水溶
性賦形剤および非晶質糖類と混合したものなどがあげら
れる。造粒は、既知の方法、例えば撹拌造粒、押し出し
造粒、流動層造粒、転動流動層造粒などの湿式造粒の
他、白糖、結晶セルロースなどの不活性な担体上に薬物
を被覆していくレイヤリング造粒、加熱により溶融する
ワックス類を用いる加熱溶融造粒、乾式圧縮造粒などに
より実施すればよい。
【0018】また、非晶質糖類は、必ずしも前記噴霧乾
燥法や凍結乾燥法で非晶質化したのち混合しなければな
らないわけではない。撹拌造粒機、流動層造粒機など通
常の造粒機を用い、薬物と水溶性賦形剤との混合物に糖
類の水溶液を結合剤として添加あるいは噴霧して湿式造
粒し、得られた顆粒中で糖類が非晶質状態となるような
処理、例えば加熱乾燥などを施したものであっても、本
発明において好適に用いることができる。要するに、処
方成分中の糖類は、圧縮成型前に非晶質状態となってい
ればよく、非晶質化させる手段や時期は特に限定されな
い。
【0019】本発明の処方成分の圧縮成型には、ロータ
リー式錠剤機などの通常用いられる圧縮成型機を用いれ
ばよい。圧縮成型の際の圧縮圧力は、圧縮後、成型物の
圧縮成型機からの排出、次のエージング工程に移行する
際の運搬などで崩壊してしまうことなく、かつ口腔内で
は速やかに崩壊しうる程度の低圧力で行うことが好まし
く、このような圧力としては、例えば、10〜800k
g/杵、好ましくは10〜500kg/杵、さらに好ま
しくは20〜500kg/杵である。
【0020】エージングとは、それによって成型物の製
剤強度が上昇するような条件下に一定時間放置すること
を意味し、その条件とは、例えば温度10〜40℃、湿
度0〜75%RHの大気雰囲気下などがあげられる。
【0021】一般に、エージングによる製剤強度の上昇
率は、エージング時間が長いほど大きいが、ある一定時
間を過ぎるとそれ以上製剤強度が上がらなくなる。した
がって、エージングを開始してから経時的に製剤強度を
測定し、製剤強度の上昇がほぼ停止した時間をエージン
グ時間とすればよく、あるいは所望の製剤強度に達した
時間をエージング時間としてもよい。好ましいエージン
グ時間は、用いる薬物、水溶性賦形剤、非晶質糖類、圧
縮圧力、製剤の形状や大きさなどによっても異なるが、
例えば3〜72時間、好ましくは5〜30時間、より好
ましくは10〜20時間である。
【0022】温度約25℃、湿度約30%RH下の約1
5時間のエージングによる効果を具体的に例示するなら
ば、薬物の種類や配合量によっても異なるが、水溶性賦
形剤/非晶質糖類の組み合わせとして、マンニトール/
白糖を4:1の重量比で用いた場合には、直径10m
m、重量200mg、硬度約1kgの錠剤が、前記条件
のエージングにより硬度約3.5kgになり、マンニト
ール/マルトースを4:1の重量比で用いた場合には、
直径10mm、重量200mg、硬度約1kgの錠剤
が、前記条件のエージングにより硬度約4.5kgにな
り、マンニトール/乳糖を4:1の重量比で用いた場合
には、直径10mm、重量200mg、硬度約2.5k
gの錠剤が、前記条件のエージングにより硬度約3.5
kgになり、ソルビトール/白糖を4:1の重量比で用
いた場合には、直径10mm、重量200mg、硬度約
1kgの錠剤が、前記条件のエージングにより硬度約
4.5kgになり、乳糖/白糖を4:1の重量比で用い
た場合には、直径10mm、重量200mg、硬度約
0.5kgの錠剤が、前記条件のエージングにより硬度
約5.5kgになり、エリスリトール/白糖を4:1の
重量比で用いた場合には、直径10mm、重量200m
g、硬度約0.5kgの錠剤が、前記条件のエージング
により硬度約5.5kgになり、ソルビトール/マルト
ースを5:1の重量比で用いた場合には、直径10m
m、重量250mg、硬度約0.5kgの錠剤が、前記
条件のエージングにより硬度約5kgになり、乳糖/グ
ルコースを18:1の重量比で用いた場合には、直径1
0mm、重量200mg、硬度約0.5kgの錠剤が、
前記条件のエージングにより硬度約3kgになる。
【0023】エージングによる硬度上昇は、エージング
中に非晶質糖類が大気中或いは成型物中の水分を吸収し
たのち、結晶化して水分を放出する際(アグリカルチュ
ラルアンド フード ケミストリー、AGRICULT
URAL AND FOOD CHEMISTRY、第
4巻、72−81頁、1956年)、水溶性賦形剤が何
らかの形で関与して生じるものと思われる。従って、成
型物と大気との間で水分の移動が起こり難い極端に狭い
密閉空間(例えば、錠剤瓶に成型物を詰め込んで密封し
た状態など)よりも、比較的広い空間の確保された大気
雰囲気下でエージングすることがより好ましい。
【0024】また、本発明の処方成分を圧縮成型する
際、圧縮成型機器、例えば錠剤機の杵や臼に処方成分の
一部が付着してしまい、連続的な操作が困難な場合に
は、圧縮成型製剤の製造時に通常行われているように、
圧縮成型する処方成分中にステアリン酸アルカリ土類金
属塩などの滑沢剤を添加してやることにより解決できる
が、このような滑沢剤は成型製剤の崩壊を遅延させるた
め、口腔内速崩壊性製剤の製造において使用することは
好ましくない。
【0025】そこで、滑沢剤を添加することなく上記問
題を解決するために、まず滑沢剤と流動化剤との混合物
を圧縮成型機で成型し(以下、一次成型)、一次成型に
よる成型物を排出したのち、滑沢剤の付着した該圧縮成
型機で本発明の処方成分を成型(以下、二次成型)する
ことが好ましい。
【0026】一次成型において使用される滑沢剤として
は、ステアリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸また
はそのアルカリ土類金属塩、軽質無水ケイ酸、合成ケイ
酸アルミニウム、含水二酸化ケイ素、タルクなどのケイ
素化合物、コムギデンプン、コメデンプン、トウモロコ
シデンプンなどのデンプン類、ショ糖脂肪酸エステルな
どがあげられる。なかでも、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウムなどのステアリン酸アルカ
リ土類金属塩が好ましい。
【0027】また、滑沢剤と混合する流動化剤として
は、経口投与用製剤に通常用いられる製剤添加物であっ
て流動性に優れた粉体であれば特に制限されない。流動
性に優れた粉体とは、例えば、注入法により測定した安
息角が60゜以下、好ましくは40゜以下の粉体を意味
し、このような粉体であれば、製剤添加物そのままであ
っても、粉砕、造粒したものであっても、さらにはこれ
らを混合したものであってもよい。滑沢剤との混合性の
面からは、該流動化剤の粒度は、粒子径が5〜2000
μmの範囲内であることが好ましく、さらに好ましくは
50〜750μmの範囲内である。また、圧縮成型性に
優れたものであることがより好ましい。
【0028】上記条件を満たすものであれば、いかなる
製剤添加物であっても流動化剤として好適に用いること
ができるが、製剤添加物をそのままで用いることができ
れば、粉砕や造粒などの操作が必要なく、とくに好まし
い。このような製剤添加物としては、例えば、結晶セル
ロース、乳糖、白糖、マンニトール、リン酸カルシウ
ム、クエン酸カルシウムなどがあげられ、これらは入手
容易であり、流動性、圧縮成型性、滑沢剤との混合性に
優れており、中でも結晶セルロース、乳糖が最も好まし
い。
【0029】また、そのままでは流動性、滑沢剤との混
合性、圧縮成型性などに問題がある場合であっても、粉
砕または造粒することによりそれらは改善することが可
能である。
【0030】粉砕は、ジェットミル、ハンマーミル、ボ
ールミル、振動ボールミル、ピンミルなどを用いて、常
法により実施することができる。
【0031】造粒も既知の方法、例えば撹拌造粒、押し
出し造粒、流動層造粒、転動流動層造粒などの湿式造
粒、ローラーコンパクター及びロールグラニュレーター
などによる乾式圧縮造粒などにより好適に実施すること
ができる。また、造粒に際しては、必要に応じポリビニ
ルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、デキストリンなどの結
合剤を添加してもよい。
【0032】一次成型において、滑沢剤と流動化剤との
比率は、圧縮成型機の種類、滑沢剤、流動化剤の種類、
二次成型する処方成分の性質などによって変動するが、
滑沢剤の流動性を改善し成型機への供給を良好にするこ
と、成型後の成型物排出が容易であること、かつ成型物
排出後の成型機内部の表面、例えば打錠機であれば臼、
杵などの表面に二次成型物が付着せず、効率的に成型し
うる程度に滑沢剤が付着するような比率であればよく、
特に限定されない。
【0033】かかる比率は当業者であれば、実際に適宜
試みに成型し、一次成型物、二次成型物及び成型機の状
態を確認すればよく、容易に決定することができるが、
一例をあげるとすれば、例えば滑沢剤1重量部に対し流
動化剤が約2〜20重量部の範囲内が好ましく、さらに
好ましくは約2〜10重量部の範囲内である。
【0034】一次成型の圧縮圧力は、成型機の内部表
面、例えば錠剤機の杵や臼表面に二次成型物の付着を防
止できる程度に滑沢剤が残留し、かつ一次成型物の排出
に困難をきたさない範囲の圧力であればよい。該圧力の
例を打錠機を例にとってより具体的に説明するとすれ
ば、例えば約0.01〜5000kg/杵、好ましくは
約0.1〜4000kg/杵、より好ましくは約1〜3
000kg/杵、とりわけ好ましくは約5〜2000k
g/杵であり、約10〜1000kg/杵が最も好まし
い。
【0035】なお、本方法においては、一次成型という
表現は使用しているが、一次成型物は必ずしも排出した
のち、明確な形状を維持するようなものである必要はな
く、成型機の内部表面に上記したように滑沢剤が二次成
型容易なように残留する限り、排出と同時に崩壊するよ
うなものであってもよい。
【0036】かくして一次成型された成型物は排出さ
れ、二次成型が行われる。二次成型する本発明の処方成
分中には、既に述べたとおり、一次成型により滑沢剤が
成型機の内部表面に残留しているので、滑沢剤を添加す
る必要がない。しかしながら、二次成型物の崩壊性に支
障をきたさない程度であれば、処方成分中に滑沢剤を含
んでいてもより効率的に成型できるので、何ら支障がな
い。
【0037】二次成型には、本発明の処方成分を圧縮す
るのであるから、この際の圧縮圧力は、二次圧縮後、二
次成型物の圧縮成型機からの排出、次のエージング工程
に移行する際の運搬などで崩壊してしまうことなく、か
つ口腔内では速やかに崩壊しうる程度の低圧力で行えば
よく、このような圧力は前述した通りである。
【0038】上記方法で圧縮成型を行う場合、一次およ
び二次成型を交互に連続して行うことが最も効果的であ
ることから、打錠機を用いる場合には、通常の打錠機よ
りも多層錠剤機(例えば、畑鐵工所の積層打錠機、菊水
製作所の三層回転式錠剤機など)及び複式錠剤機(例え
ば、畑鐵工所の複式打錠機、菊水製作所の複式高速回転
式粉末成型機など)などを用いた方が効率的である。
【0039】複式錠剤機を用いる場合には、一方の圧縮
部位(以下、圧縮部位Aと称す)に滑沢剤と流動化剤と
の混合物を供給し、もう一方の圧縮部位(以下、圧縮部
位Bと称す)に本発明の処方成分を供給して操作すれば
よい。圧縮部位Aに供給された滑沢剤と流動化剤との混
合物は、圧縮成型され(一次成型)、この際臼と杵の表
面に滑沢剤が付着する。一次成型物は直ちに排出され回
収される。続いて滑沢剤が付着した臼中に本発明の処方
成分が供給され、圧縮部位Bにおいて圧縮成型される
(二次成型)。二次成型物、すなわち目的成型物は直ち
に排出され回収される。そして、再び圧縮部位Aに滑沢
剤と流動化剤との混合物が供給され、上記のサイクルが
繰り返される。
【0040】多層錠剤機として三層錠剤機を用いる場合
には、予備圧縮部位2カ所、主圧縮部位1カ所の3カ所
ある圧縮部位のうち、2カ所の予備圧縮部位のいづれか
1カ所に滑沢剤と流動化剤との混合物を供給し、主圧縮
部位に本発明の処方成分を供給して操作すればよい。例
えば、第一の予備圧縮部位に滑沢剤と流動化剤との混合
物を供給し、第二の予備圧縮部位には何も供給せず、主
圧縮部位に本発明の処方成分を供給した場合について以
下に説明する。第1の予備圧縮部位に供給された滑沢剤
と流動化剤との混合物は、圧縮成型され(一次成型)、
この際臼と杵の表面に滑沢剤が付着する。一次成型物は
直ちに排出され回収される。続く第二の予備圧縮部位で
は何も供給されず、主圧縮部位で本発明の処方成分が供
給され、圧縮成型される(二次成型)。二次成型物、す
なわち目的成型物は直ちに排出され回収される。そし
て、再び第一の予備圧縮部位に滑沢剤と流動化剤との混
合物が供給され、上記のサイクルが繰り返される。
【0041】上記方法を用いれば、同じ杵と臼で常に滑
沢剤と流動化剤との混合物と本発明の処方成分が交互に
打錠されるので、常に滑沢剤の付着した杵と臼で処方成
分が打錠され、処方成分中に滑沢剤を添加しなくても打
錠障害を起こすことなく連続打錠が可能である。
【0042】回収した一次成型物、すなわち滑沢剤と流
動化剤との混合物の圧縮成型物は、そのまま廃棄しても
よいが、粉砕して再利用した方が経済的にも好ましい。
【0043】本発明の方法により得られた口腔内速崩壊
性製剤は、さらに、それが有する強度、溶解性に悪影響
を与えない程度に、一般に被覆製剤の製造において用い
られるコーティング法によって被覆されていてもよい。
【0044】以下、実験例および実施例によって、更に
本発明を詳細に説明する。
【0045】
【実施例】
試験例1 白糖、マルトース、乳糖の各種糖類の10%(w/w)
水溶液を、凍結乾燥機(共和真空技術製)を用いて凍結
乾燥し、或いはパルビスミニスプレーGS31(ヤマト
科学社製)を用いて噴霧乾燥し、各種非晶質糖類を調製
した。ソルビトール、乳糖、エリスリトール、マンニト
ールの各種水溶性賦形剤8重量部と各非晶質糖類2重量
部とを混合し、この混合物をF−9打錠機(菊水製作所
製、杵サイズ:10mm)を用い打錠した。得られた錠
剤を、25℃、40%RH下で15時間エージングし、
エージング前後の錠剤硬度およびエージング後の口腔内
崩壊時間を測定した。その結果を表1に示した。
【0046】
【表1】
【0047】水溶性賦形剤として、ソルビトール、乳
糖、エリスリトール、マンニトールのいづれを用いた場
合においても、また、非晶質糖類として、白糖、マルト
ース、乳糖のいづれを用いた場合においても、エージン
グにより錠剤硬度は有意に上昇し、かつエージング後の
錠剤は優れた口腔内崩壊性を有していた。
【0048】試験例2 10%(w/v)白糖水溶液をパルビスミニスプレーG
S31(ヤマト科学社製)を用いて噴霧乾燥し、非晶質
白糖を調製した。非晶質白糖とマンニトールを図1に示
した種々の混合比で混合し、この混合物をF−9打錠機
(菊水製作所製、杵サイズ:10mm)を用い、200
mg/錠、硬度が1kgになるように打錠した。得られ
た錠剤を、25℃、20%RH下で10時間エージング
し、エージング後の錠剤硬度を測定した。その結果を図
1に示した。
【0049】水溶性賦形剤と非晶質糖類の混合比を変化
させることにより、エージングによる錠剤硬度の上昇率
を変化させることができることが判った。
【0050】実施例1 10%(w/v)白糖水溶液をパルビスミニスプレーG
S31(ヤマト科学社製)を用いて噴霧乾燥し、非晶質
白糖を調製した。非晶質白糖10重量部、塩酸イミダプ
リル5重量部、マンニトール185重量部を混合し、こ
れをF−9打錠機(菊水製作所製、杵サイズ:10m
m)を用い、200mg/錠、打錠圧75kg/杵で打
錠し、硬度0.5kgの錠剤を得た。この錠剤を、23
℃、37%RH下で20時間エージングし、硬度3kg
の口腔内速崩壊性錠を得た。この口腔内速崩壊性錠はP
TP包装から取り出すのに充分な製剤強度を有してお
り、口腔内崩壊時間は約5秒であった。
【0051】実施例2 5%(w/v)白糖水溶液を凍結乾燥機(共和真空技術
製)を用いて凍結乾燥し、非晶質白糖を調製した。非晶
質白糖40重量部、塩酸イミダプリル10重量部、マン
ニトール150重量部を混合し、これをF−9打錠機
(菊水製作所製、杵サイズ:10mm)を用い、200
mg/錠、打錠圧50kg/杵で打錠し、硬度1kgの
錠剤を得た。この錠剤を、23℃、35%RH下で20
時間エージングし、硬度4kgの口腔内速崩壊性錠を得
た。この口腔内速崩壊性錠はPTP包装から取り出すの
に充分な製剤強度を有しており、口腔内崩壊時間は約1
0秒であった。
【0052】実施例3 5%(w/v)マルトース水溶液を凍結乾燥機(共和真
空技術製)を用いて凍結乾燥し、非晶質マルトースを調
製した。非晶質マルトース40重量部、フマル酸ビソプ
ロロール10重量部、ソルビトール200重量部を混合
し、これをF−9打錠機(菊水製作所製、杵サイズ:1
0mm)を用い、250mg/錠、打錠圧60kg/杵
で打錠し、硬度0.5kgの錠剤を得た。この錠剤を、
23℃、35%RH下で20時間エージングし、硬度4
kgの口腔内速崩壊性錠を得た。この口腔内速崩壊性錠
はPTP包装から取り出すのに充分な製剤強度を有して
おり、口腔内崩壊時間は約10秒であった。
【0053】実施例4 10%(w/v)乳糖水溶液を凍結乾燥機(共和真空技
術製)を用いて凍結乾燥し、非晶質乳糖を調製した。非
晶質乳糖40重量部、マレイン酸トリメブチン10重量
部、マンニトール150重量部を混合し、これをF−9
打錠機(菊水製作所製、杵サイズ:10mm)を用い、
200mg/錠、打錠圧130kg/杵で打錠し、硬度
1.5kgの錠剤を得た。この錠剤を、22℃、33%
RH下で15時間エージングし、硬度3kgの口腔内速
崩壊性錠を得た。この口腔内速崩壊性錠はPTP包装か
ら取り出すのに充分な製剤強度を有しており、口腔内崩
壊時間は約20秒であった。
【0054】実施例5 塩酸イミダプリル5重量部、エリスリトール185重量
部を混合し、これを流動層造粒機(マルチプレックスM
P−01、パウレック社製)を用いて流動下に品温を2
5℃前後に保ちながら白糖10重量部を10%(w/
w)水溶液で噴霧して造粒後、引き続き流動層中で品温
が40℃に達するまで温風を吹き込み乾燥させて造粒顆
粒を得た。また、滑沢剤としてステアリン酸マグネシウ
ム15重量部と流動化剤として結晶セルロース85重量
部を混合し、滑沢剤と流動化剤の混合物を調製した。三
層錠剤機(菊水製作所製、杵サイズ:直径10mm)を
用い、第1の予備圧縮部位に滑沢剤と流動化剤との混合
物を供給し(一次成型)、第2の予備圧縮部位には何も
供給せず、主圧縮部位に上記顆粒を供給(二次成型)
し、連続打錠した。一次成型物は200mg/錠、硬度
が1kgになるよう打錠し、二次成型物は200mg/
錠、硬度が1.5kgになるよう打錠した。得られた二
次成型物を、22℃、35%RH下で15時間エージン
グし、硬度4kgの口腔内速崩壊性錠を得た。この口腔
内速崩壊性錠はPTP包装から取り出すのに充分な製剤
強度を有しており、口腔内崩壊時間は約20秒であっ
た。
【0055】実施例6 フマル酸ビソプロロール10重量部、乳糖180重量部
を混合し、これを流動層造粒機(マルチプレックスMP
−01、パウレック社製)を用いて流動下に品温を25
℃前後に保ちながらグルコース10重量部を10%(w
/w)水溶液で噴霧して造粒後、引き続き流動層中で品
温が40℃に達するまで温風を吹き込み乾燥させて造粒
顆粒を得た。また、滑沢剤としてステアリン酸マグネシ
ウム15重量部と流動化剤として乳糖85重量部を混合
し、滑沢剤と流動化剤の混合物を調製した。三層錠剤機
(菊水製作所製、杵サイズ:直径10mm)を用い、第
1の予備圧縮部位に滑沢剤と流動化剤との混合物を供給
し(一次成型)、第2の予備圧縮部位には何も供給せ
ず、主圧縮部位に上記顆粒を供給(二次成型)し、連続
打錠した。一次成型物は150mg/錠、硬度が2kg
になるよう打錠し、二次成型物は200mg/錠、硬度
が0.5kgになるよう打錠した。得られた二次成型物
を、22℃、37%RH下で20時間エージングし、硬
度4kgの口腔内速崩壊性錠を得た。この口腔内速崩壊
性錠はPTP包装から取り出すのに充分な製剤強度を有
しており、口腔内崩壊時間は約20秒であった。
【0056】
【発明の効果】本発明の方法によれば、製剤強度の優れ
た口腔内速崩壊性製剤を、通常の圧縮成型機を用いて、
少ない製造工程で得ることができる。
【0057】また、本発明の方法において、実施の形態
によっては、全く水を使用しないため(例えば、予め糖
類を非晶質化した後、薬物、水溶性賦形剤と混合した場
合)、水に不安定な薬物であっても製剤化が可能であ
る。
【0058】さらに、本発明の方法は、低圧力での圧縮
成型後に、製剤強度を上昇させるため、口腔内速崩壊性
製剤に限らず、圧力により失活し易い薬物、圧力により
生菌の生存率が低下してしまうような乳酸菌などの腸内
有用細菌の成型製剤への製剤化にも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 種々の混合比率のマンニトール(水溶性賦形
剤)と非晶質白糖の混合物を、硬度が1kgになるよう
打錠し、得られた錠剤をエージングした際のエージング
後の錠剤硬度を示した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬物、水溶性賦形剤および非晶質糖類を
    圧縮成型後、エージングすることを特徴とする口腔内速
    崩壊性製剤の製法。
  2. 【請求項2】 滑沢剤と流動化剤との混合物を圧縮成型
    機で成型し、成型物を排出したのち、該圧縮成型機に薬
    物、水溶性賦形剤および非晶質糖類を供給して成型し、
    得られた成型物をエージングすることを特徴とする口腔
    内速崩壊性製剤の製法。
  3. 【請求項3】 水溶性賦形剤がマンニトール、キシリト
    ール、エリスリトール、ソルビトール、白糖および乳糖
    から選ばれる1種または2種以上である請求項1または
    2記載の製法。
  4. 【請求項4】 非晶質糖類がグルコース、フルクトー
    ス、マルトース、白糖および乳糖から選ばれる1種また
    は2種以上である請求項1、2または3記載の製法。
  5. 【請求項5】 薬物、水溶性賦形剤および非晶質糖類の
    圧縮成型時の圧力が10〜800kg/杵である請求項
    1、2、3または4記載の製法。
  6. 【請求項6】 エージング時間が3〜72時間である請
    求項1、2、3、4、または5記載の製法。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    の製法により得られる口腔内速崩壊性製剤。
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