JPH11121508A - ワークの熱圧着装置および熱圧着方法 - Google Patents

ワークの熱圧着装置および熱圧着方法

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JPH11121508A
JPH11121508A JP27682497A JP27682497A JPH11121508A JP H11121508 A JPH11121508 A JP H11121508A JP 27682497 A JP27682497 A JP 27682497A JP 27682497 A JP27682497 A JP 27682497A JP H11121508 A JPH11121508 A JP H11121508A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PIDパラメータの設定時間を短縮し、パラ
メータ設定時のヒータの破損が生じないワークの熱圧着
装置および熱圧着方法を提供すること。 【解決手段】 ヒータ13への給電をヒータ制御部30
によりPID制御して圧着時の温度制御を行う熱圧着装
置において、給電部や温度検出部を含むヒータを同定す
る伝達関数を実際の昇温データに基づいて伝達関数計算
部24により求めておく。所定の加熱プロファイルを実
現するPIDパラメータを設定するに際し、温度変化を
伝達関数を用いてシミュレーション部25により演算
し、この演算結果を加熱プロファイルと共に表示部27
にグラフィック表示する。これにより、ヒータ13に実
際に給電してヒータ13を昇温させることなくヒータ1
3の温度変化のシミュレーションを行って、少ない試行
回数で適切なPIDパラメータの設定を迅速に行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品などのワ
ークを熱圧着するワークの熱圧着装置および熱圧着方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品などのワークを基板にボンディ
ングする方法として、熱圧着による方法が知られてい
る。この方法は、熱圧着ツールにワークを保持させて基
板表面に押圧するとともに、ワークを加熱することによ
りワークを基板に半田付けや樹脂接着剤により接着する
ものである。ここで、加熱は熱圧着ツールに内蔵された
ヒータにより行われるが、良好な圧着品質を得るために
は、熱圧着過程でのワークの温度を所定の経時温度変化
パターン、すなわち加熱プロファイルにしたがって制御
する必要がある。
【0003】従来より、ヒータの温度制御には一般にP
ID制御やPI制御が用いられる。PID制御では、P
(比例)、I(積分)、D(微分)の各要素に対応した
制御パラメータ(PIDパラメータ)が設定され、ヒー
タの温度制御においては加熱プロファイルに従って各P
IDパラメータが設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のワ
ークの熱圧着装置では、PIDパラメータを設定するに
際し、実際にヒータを駆動して加熱し、実際の温度上昇
を温度検出手段により検出しながら試行錯誤により適切
なPIDパラメータを求めることが行われていた。この
ためPIDパラメータ設定に長時間の試行錯誤による作
業と手間を要し、また試行時の不適切なパラメータ設定
によりヒータが過熱して焼損することがあるなどの問題
点があった。
【0005】そこで本発明は、PIDパラメータの設定
作業を容易にして設定時間を短縮し、PIDパラメータ
設定時のヒータの焼損が生じないワークの熱圧着装置お
よび熱圧着方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のワークの
熱圧着装置は、熱圧着ツールを介してワークを加熱する
ヒータと、加熱プロファイルに従ってヒータの加熱を制
御するヒータ制御部と、前記ヒータを含む制御系の特性
を同定する伝達関数を記憶する記憶部と、前記加熱プロ
ファイルに基づいて温度指令を与えた場合の熱圧着ツー
ルの温度変化を前記伝達関数を用いて演算するシミュレ
ーション部と、このシミュレーション部による演算結果
を前記加熱プロファイルと共にグラフィック表示する出
力手段とを備えた。
【0007】請求項2記載のワークの熱圧着方法は、ヒ
ータ制御部によりヒータをPID制御し、このヒータに
より熱圧着ツールを介してワークを加熱することにより
ワークを熱圧着する熱圧着方法であって、前記ヒータを
含む制御系の特性を同定する伝達関数を計算する工程
と、この伝達関数を記憶部に記憶させる工程と、前記熱
圧着ツールの温度変化を前記伝達関数を用いてシミュレ
ーション部により演算する工程と、この演算結果を加熱
プロファイルと共にグラフィック表示する工程と、この
グラフィック表示に基いてヒータ制御部のPIDパラメ
ータを設定する工程とを含む。
【0008】本発明によれば、ヒータを含む制御系の特
性を同定する伝達関数を求めておき、熱圧着ツールの温
度変化をこの伝達関数を用いてシミュレーション部によ
り演算し、この演算結果を加熱プロファイルと共にグラ
フィック表示することにより、シミュレーション結果を
視覚的に把握してヒータ温度制御のPIDパラメータの
設定を容易にかつ効率よく行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のワー
クの熱圧着装置の斜視図、図2は同ワークの熱圧着装置
の熱圧着ヘッドの正面図、図3は同ワークの熱圧着装置
の制御系の構成を示すブロック図、図4は同ワークの熱
圧着装置のヒータ制御部の構成を示すブロック図、図5
は同ワークの熱圧着装置のシミュレーション部のブロッ
ク図、図6は同ワークの熱圧着装置のワークの温度変化
を示すグラフ、図7は同ワークの熱圧着装置の表示部の
メニュー画面、図8は同ワークの熱圧着装置のシミュレ
ーション結果を示す画面、図9は同ワークの熱圧着装置
の全体操作を示すフロー図、図10は同ワークの熱圧着
装置の伝達関数設定処理のフロー図、図11は同ワーク
の熱圧着装置のPIDパラメータ設定処理のフロー図で
ある。
【0010】まず図1を参照してワークの熱圧着装置の
構造を説明する。図1において、基台1上には可動テー
ブル2が配設されている。可動テーブル2はX軸モータ
3およびY軸モータ4を備えている。可動テーブル2上
には基板5およびワークである電子部品6の供給部7が
配設されている。
【0011】基台1上にはフレーム8が立設されてい
る。フレーム8の上部には熱圧着ヘッドの昇降テーブル
9が装着されている。昇降テーブル9の下端部には熱圧
着ヘッド11が装着されている。昇降テーブル9が駆動
すると熱圧着ヘッド11は上下動し、熱圧着ヘッド11
の先端に装着された熱圧着ツール12により電子部品6
を真空吸着する。熱圧着ヘッド11の上下動と、可動テ
ーブル2の水平移動を組み合わせることにより、熱圧着
ヘッド11は供給部7より電子部品6を真空吸着してピ
ックアップし、電子部品6を基板5上に押圧して熱圧着
する。
【0012】次に図2を参照して熱圧着ヘッドについて
説明する。昇降テーブル9の先端の熱圧着ヘッド11
は、ヒータ13を内蔵している。ヒータ13は熱圧着ツ
ール12に真空吸着されて保持された電子部品6を加熱
する。熱圧着ツール12には温度センサ14が備えられ
ており、温度センサ14はヒータ13により加熱された
熱圧着ツール12の温度を計測することにより、熱圧着
ツール12に保持された電子部品6の温度を間接的に計
測する。
【0013】次に図3を参照してワークの熱圧着装置の
制御系の構成を説明する。図3において、制御部20は
ワークの熱圧着装置全体の動作を制御する。PIDパラ
メータ記憶部21は、PID制御に用いられるP、I、
D各要素の制御パラメータを記憶する。加熱プロファイ
ル記憶部22は、ワークの種類に応じて設定される温度
の経時変化パターン、すなわち加熱プロファイルを記憶
する。測定温度記憶部23は、ヒータ系の伝達関数を計
算するための昇温データ採取時の測定温度を記憶する。
伝達関数計算部24は、前記昇温データに基いてヒータ
系の伝達関数を計算する。シミュレーション部25は伝
達関数計算部24によって計算された伝達関数を記憶
し、伝達関数によってモデル化されたヒータを含む制御
系のシミュレーションを行う。したがって、シミュレー
ション部25は、伝達関数を記憶する記憶部ともなって
いる。
【0014】26は各部のデータや信号の授受を行うイ
ンターフェイスである。表示部27は、加熱プロファイ
ルやシミュレーションの結果をグラフィック表示する。
したがって、表示部27は出力手段となっている。操作
部28はキーボードなどであり、操作指示やPIDパラ
メータなどを入力する。ヒータ制御部30は、ヒータ1
3の駆動を制御する。ヒータ13の温度は熱圧着ツール
12に装着された温度センサ14によって検出され、ヒ
ータ制御部30にフィードバックされる。
【0015】次に図4を参照してヒータ制御部30につ
いて説明する。図4において、破線で囲まれた範囲がヒ
ータ制御部30である。給電部32はヒータ13に発熱
用の電力(h)を供給する。ヒータ13により加熱され
た熱圧着ツール12の温度(以下、「ヒータ温度」と略
記する)は、温度センサ14によってフィードバックさ
れる。ヒータ温度はアンプ33によって増幅されA/D
変換部34によってデジタル信号に変換され、加熱プロ
ファイルによって定められた指令温度(b)との差、す
なわち偏差(f)としてPID制御部35にフィードバ
ック信号(e)としてフィードバックされる。またフィ
ードバック信号(e)は、昇温データ(c)としてイン
ターフェイス26を介して測定温度記憶部23へ送られ
る。
【0016】PID制御部35は、指令温度(b)とフ
ィードバック信号(e)の偏差(f)に基いてPID制
御により給電部32に対して操作量(g)を出力する。
これにより、ヒータ温度は加熱プロファイルに従って制
御される。PID制御部35のPIDパラメータは、制
御部20からインターフェイス26を介して送られてく
るデータ(a)によって設定される。切換スイッチ36
は、制御部20よりの指令をPID制御部35を介さず
に直接給電部32に伝達するためのスイッチであり、制
御部20からの切り換え信号(d)によってON/OF
Fが切り換わる。このスイッチ36は、後述するように
伝達関数を求めるための昇温データ採取時に用いられ
る。
【0017】ここで、図4にて鎖線枠で囲まれた範囲
(符号37を付している)はPID制御部35から操作
量が与えられることにより、ヒータ温度のデータをフィ
ードバック出力するヒータ系37とみなすことができ
る。ここでPID制御部35の伝達関数はPID制御伝
達関数として既知のものであり、伝達関数中のPIDパ
ラメータを定めることにより、その特性が同定される。
従って、ヒータ系37の特性を同定する伝達関数G
(s)を求めることにより、ヒータ13を含む制御系全
体の特性が同定される。即ち、ヒータ系37の伝達関数
G(s)が求まれば、PID制御部35のPIDパラメ
ータをシミュレーションパラメータとして、ヒータ温度
の経時変化をシミュレーションによって近似的に推定す
ることができる。
【0018】図5は、このシミュレーションのモデルを
示しており、35’はPID制御部35を伝達関数を用
いて表したシミュレーションのモデルであり、G(s)
37’は前述のヒータ系37を伝達関数G(s)を用い
て表したモデルである。一般にヒータの伝達関数G
(s)としては、(数1)で表されるような、1次おく
れ要素とむだ時間要素を合成した形の伝達関数が用いら
れる。
【0019】
【数1】
【0020】(数1)に示すように、一般的にヒータの
伝達関数G(s)は、むだ時間+1次おくれ系とされ、
時定数T、むだ時間τ、比例ゲインKの3つの定数によ
って近似される。この伝達関数G(s)を用いた近似モ
デルによるステップ応答は、図6に示すグラフによって
表される。図6は、所定パターンの操作量が与えられた
ときのヒータ温度のグラフに相当し、図6に示すT、
τ、Kが伝達関数G(s)の時定数T、むだ時間τ、比
例ゲインKに対応している。したがって、これらの定数
が求まれば伝達関数G(s)を特定することができる。
これらの定数は、給電部32に所定パターンの操作量を
与えたときのヒータの温度変化を検出して昇温データを
採取することにより求められる。すなわち、所定パター
ンに従ってヒータ13に給電し、そのときのヒータ温度
の変化を計測することによりヒータ系の伝達関数G
(s)を求めることができる。
【0021】次に図7、図8を参照して表示部27につ
いて説明する。図7において、図面40にはメニュー画
面が表示されており、この画面40上にて選択メニュー
として「伝達関数設定」41、「PID設定」42、
「ボンディング作業」43および「終了」44を選択す
ることができる。図8はシミュレーション時の画面を示
しており、画面40’上には、シミュレーション結果を
示すグラフィック画面45、「保存」46、「標準設
定」47、「設定呼出」48および「終了」49の選択
用のアイコンが設けられている。グラフィック画面45
には、加熱プロファイルを示す折れ線b、シミュレーシ
ョン結果を示す温度グラフc,dが表示される。またグ
ラフィック画面45とともに45aに示すPIDパラメ
ータ(表示されたグラフc,dに対応するもの)が表示
される。
【0022】このワークの熱圧着装置は上記のような構
成より成り、次に動作を図9〜図11のフローに沿って
説明する。まず図9において、圧着装置を起動すること
により、表示部27にメニュー画面が表示される(ST
1)。次にメニュー画面上で入力する(ST2)ことに
より、ST3にて、「伝達関数設定」(ST3a)、
「PID設定」(ST3b)、「ボンディング作業」
(ST3c)、および「終了」(ST3d)のいずれか
が選択される。これによりST4にて、ST3での選択
に応じてそれぞれ伝達関数設定処理(ST4a)、PI
Dパラメータ設定処理(ST4b)、ボンディング作業
処理(ST4c)、および終了処理(ST4d)が行わ
れる。
【0023】次にST3にて伝達関数設定処理を選択し
た場合の処理フローについて、図10を参照して説明す
る。まず切換スイッチ36を切換えてPID制御をOF
Fにする。これにより、制御部20からの給電部32へ
の指令はPID制御部35を介さずに直接給電部32へ
伝達される。次いで、制御部20から所定の操作量が給
電部32に与えられることによりヒータ13に給電が開
始され(ST12)、ヒータ13は発熱し昇温する。こ
の昇温過程のヒータ温度は温度センサ14によって測定
され(ST13)、測定された昇温データは測定温度記
憶部23へ送られ記憶される。
【0024】次に伝達関数を求めるのに必要十分な昇温
データを得るための所定時間が経過したか否かが判断さ
れ(ST15)、所定時間が経過したならば給電が停止
される(ST16)。次に測定温度記憶部23より昇温
データが伝達関数計算部24へ送られ、ここで伝達関数
G(s)の各定数が算出される。次いで、このデータは
シミュレーション部25に送られ、前記伝達関数G
(s)が設定され記憶される。
【0025】次に図11を参照して、PIDパラメータ
設定処理について説明する。「PID設定」を選択する
と、まずPID設定画面が表示され(ST21)、加熱
プロファイル記憶部22より加熱プロファイルのデータ
が読み取られ(ST22)、グラフィック画面上に加熱
プロファイルが表示される。この後、現時点でPIDパ
ラメータ記憶部22に記憶されているPIDパラメータ
に基いてシミュレーションが実行され(ST23)、シ
ミュレーション結果がグラフィック画面上に表示される
(ST24)。ここで、新たな操作入力があるか否かが
判断され(ST25)、操作入力があったならば、以下
に説明するステップへ進む。
【0026】画面に表示されたシミュレーション結果が
加熱プロファイルと十分な一致を示していない場合に
は、PIDパラメータの修正を行う(ST26)。これ
によりST23に戻り、修正されたPIDパラメータに
基いて再びシミュレーションが行われ、新たなシミュレ
ーション結果がグラフィック表示される。そして、シミ
ュレーション結果のグラフが、加熱プロファイルと満足
のゆく一致を示すようになるまでPIDパラメータの修
正を繰り返す。このとき、シミュレーション結果が同一
画面上で加熱プロファイルのグラフ上に重ねて表示され
るため、PIDパラメータの変更がシミュレーション結
果に及ぼす影響や、シミュレーション結果と加熱プロフ
ァイルの一致の度合いを視覚的に把握することができ、
したがって、パラメータ設定作業を容易にし、試行回数
を減少させて最適なPIDパラメータを効率よく設定す
ることができる。
【0027】既に標準設定されたPIDパラメータを適
用する場合には、、標準設定の選択を行う(ST2
7)。これにより、ヒータ制御部30のPIDパラメー
タは標準パラメータに設定され、ST23に戻って標準
のPIDパラメータに基いてシミュレーションが実行さ
れる。また、以前に設定されたPIDパラメータを検索
して適用する場合には、「設定呼出」を選択する(ST
29)ことにより、登録されたPIDパラメータの選択
名のリストが表示される(ST30)。この中から適切
な設定を選択すると(ST31)、ヒータ制御部30の
PIDパラメータはリストより選択されたPIDパラメ
ータに設定され(ST32)、このPIDパラメータに
基いて再シミュレーションが実行される。
【0028】シミュレーションの結果を保存する場合に
は、「保存」を選択すると(ST33)、現時点でシミ
ュレーションが行われたPIDパラメータがPIDパラ
メータ記憶部21に記憶されるとともに、ヒータ制御部
30のPIDパラメータとして設定され、上記と同様に
これらのPIDパラメータに基いて再シミュレーション
が実行される。また、「終了」を入力することにより
(ST36)、PIDパラメータ設定処理を終了する。
【0029】上記説明のように、給電部32やフィード
バック系を含めたヒータ系をモデル化して伝達関数G
(s)でおきかえ、このモデルをPID制御部35のモ
デルと組み合わせてヒータ温度のシミュレーションを行
うことにより、ヒータ13に実際に給電することなくヒ
ータ温度の経時変化を推定することができる。この場
合、ヒータ13に給電する必要がないので、試行時の不
適切なパラメータ設定によってヒータを過熱・焼損する
ことがない。
【0030】このようにして、対象電子部品6に対応し
た加熱プロファイルに基いて適切なPIDパラメータが
設定されたならば、「ボンディング作業」(ST3c)
を選択する。これにより、ボンディング作業処理(ST
4c)に移行し、熱圧着ヘッド11は供給部7より電子
部品6をピックアップし、基板5上に搭載する。その
後、熱圧着ヘッド11は電子部品6を所定荷重にて所定
時間基板5上に押圧する。このとき、電子部品6を加熱
する熱圧着ツール12は、電子部品6に対応した加熱プ
ロファイルに従って温度が制御されるので、良好な熱圧
着を行うことができる。なお、本実施の形態ではPID
制御を例にとって説明したが、これに限定されず他のヒ
ータ制御方法を用いる場合でも本発明を適用することが
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ヒータを含む制御系を
同定する伝達関数を求めておき、ワークの温度変化をこ
の伝達関数を用いてシミュレーション部により演算し、
この演算結果を加熱プロファイルと共にグラフィック表
示するようにしたので、ヒータに実際に給電してヒータ
を昇温させることなくヒータ温度のシミュレーションを
行なって、ヒータ温度の経時変化を推定することができ
る。このとき、ヒータは昇温しないので、試行時の不適
切なパラメータ設定によってヒータを過熱・焼損するこ
とがない。また、シミュレーション結果が加熱プロファ
イルのグラフ上に重ねて表示されるので、PIDパラメ
ータの変更がシミュレーション結果に及ぼす影響や、シ
ミュレーション結果と加熱プロファイルの一致の度合い
を視覚的に把握することができ、したがって試行回数を
減少させて最適なPIDパラメータを効率よく設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
斜視図
【図2】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
熱圧着ヘッドの正面図
【図3】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
制御系の構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
ヒータ制御部の構成を示すブロック図
【図5】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
シミュレーション部のブロック図
【図6】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
ワークの温度変化を示すグラフ
【図7】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
表示部のメニュー画面を示す図
【図8】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
シミュレーション結果の画面を示す図
【図9】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
全体操作を示すフロー図
【図10】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の伝達関数設定処理のフロー図
【図11】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
のPIDパラメータ設定処理のフロー図
【符号の説明】
6 電子部品 11 圧着ヘッド 12 熱圧着ツール 13 ヒータ 14 温度センサ 20 制御部 25 シミュレーション部 27 モニター 30 ヒータ制御部 32 給電部 35 PID制御部 37 ヒータ系

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱圧着ツールを介してワークを加熱するヒ
    ータと、加熱プロファイルに従ってヒータの加熱を制御
    するヒータ制御部と、前記ヒータを含む制御系の特性を
    同定する伝達関数を記憶する記憶部と、前記加熱プロフ
    ァイルに基づいて温度指令を与えた場合の熱圧着ツール
    の温度変化を前記伝達関数を用いて演算するシミュレー
    ション部と、このシミュレーション部による演算結果を
    前記加熱プロファイルと共にグラフィック表示する出力
    手段とを備えたことを特徴とするワークの熱圧着装置。
  2. 【請求項2】ヒータ制御部によりヒータを制御し、この
    ヒータにより熱圧着ツールを介してワークを加熱するこ
    とによりワークを熱圧着する熱圧着方法であって、前記
    ヒータを含む制御系の特性を同定する伝達関数を計算す
    る工程と、この伝達関数を記憶部に記憶させる工程と、
    前記熱圧着ツールの温度変化を前記伝達関数を用いてシ
    ミュレーション部により演算する工程と、この演算結果
    を加熱プロファイルと共にグラフィック表示する工程
    と、このグラフィック表示に基づいてヒータ制御部の制
    御パラメータを設定する工程とを含むことを特徴とする
    ワークの熱圧着方法。
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