JPH11120813A - 車輌架装式クレーン用投光器アタッチメント - Google Patents

車輌架装式クレーン用投光器アタッチメント

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JPH11120813A
JPH11120813A JP28726797A JP28726797A JPH11120813A JP H11120813 A JPH11120813 A JP H11120813A JP 28726797 A JP28726797 A JP 28726797A JP 28726797 A JP28726797 A JP 28726797A JP H11120813 A JPH11120813 A JP H11120813A
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JP
Japan
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cable
boom
tip
lamp unit
casing
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JP28726797A
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English (en)
Inventor
Atsushi Iwasaki
敦 岩崎
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UNIK CHUBU HANBAI KK
Original Assignee
UNIK CHUBU HANBAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーンを投光器として利用するためのオプ
ションを設定する。 【解決手段】 伸縮ブーム2に、その伸縮ブーム2と並
行にケーブルユニット7を外付けし、前記伸縮ブーム2
の先端にランプユニット6を装着する。ランプユニット
6には、前記ケーブルユニット7のケーシング14内に
てU状に折り返し収納されているケーブル群16を介し
て電圧と油圧とが供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌のフレームに
架装されるクレーンを投光器として利用するための車輌
架装式クレーン用投光器アタッチメント(以下単に投光
器アタッチメントという)に関する。
【0002】
【従来の技術】夜間照明用の移動可能な装置としては、
クレーン車のブームをそのまま流用し、ブームの先端に
ランプを取り付けた投光器がある。投光器には、少なく
ともランプに電源を供給するためのケーブル、ランプの
向きを調整するためのアクチュエータに油圧を供給する
配管などのケーブル群を必要とするが、そのケーブル群
は、伸縮ブームの長さに応じて巻き取りドラムの巻き取
り量を調整し、弛ませないよう配慮している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の投光器は、あく
まで照明専用の装置であるため、照明以外の用途は全く
考えられていない。しかしながら大半がクレーン部品の
流用であることを考えれば、クレーンと投光器との両機
能を発揮することが可能な装置の開発は不可能ではな
い。又、ケーブル群を巻き取りドラムを利用して弛ませ
ないようにしているため、巻き取り力が強すぎたり弱す
ぎたりするとケーブル群の巻きむらを招き、パイプ類を
破損させる虞れがあるばかりか、巻き取りドラムが作業
の邪魔になったり美観を損ないやすいことと、そもそも
巻き取りドラム自体が高価であることから、装置全体の
コスアップを招いてしまう欠点があった。そこで望まれ
るのが、既存のクレーンに装着するだけで投光器として
機能し、、而もケーブル群を効率よく配置可能な投光器
アタッチメントである。ところが前記のように巻き取り
ドラムが高価であることがネックになり、これまではク
レーンを必要に応じて投光器として利用したいといった
要望は、実現されるに至っていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、部材の付加及
び交換によりクレーンに投光器の機能を持たせるための
投光器アタッチメントであって、その構成は、伸縮ブー
ムの先端に着脱自在に装着されるランプユニットと、ブ
ームの伸縮量に応じて全長を可変としたケーブルユニッ
トとを含み、ケーブルユニットは、少なくとも伸縮ブー
ムの最短長さを有するケーシングに伸縮ポールを並設
し、その伸縮ポールの先端に一端側が支持されたケーブ
ル群を、伸縮ポール内を通過させてケーシング内に導出
し、そのケーシング内においてU字状に折り返して他端
側がケーシングの先端部で支持されるよう収納し、前記
ケーブル群における各ケーブルの一端側を、伸縮ブーム
の先端に装着したランプユニットに対して接続可能とす
ると共に、他端側をケーシングの基端部まで延設し、伸
縮ブームの下端位置にて車輌に搭載されている電源及び
油圧供給源に対して接続可能としたことにある。そして
前記ランプユニットは、伸縮ブームの先端部に設けられ
た係合溝にランプユニットに設けられた係合ピンを嵌め
込み、且つ、その嵌め込み方向の延長線上にあたる伸縮
ブームの先端部に設けられたピン挿通孔に、ランプユニ
ット側に設けられているロックピンを挿通することによ
って装着可能とすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る投光器アタッチメン
トを、図面に基づいて説明する。図1において、1は伸
縮ブーム2を備えた車輌架装式クレーンであって、クレ
ーン1は、トラック式車輌の運転席と荷台との間に架設
されており、オイルタンク、オイルポンプ、開閉操作バ
ルブなど一式を含んだ油圧ユニットと、伸縮ブーム2の
旋回及び傾斜角度を調整するための油圧シリンダなどを
備えている。前記伸縮ブーム2は三段式のテレスコープ
型で、一段目のブーム2aが一番細く、先端からはプー
リ3を介してフック4付きの巻き上げ式ワイヤー5が垂
下されており、その一段目のブーム2aは二段目のブー
ム2b内に格納され、その二段目のブーム21bは、旋
回台に組み付けられた三段目のブーム2c内に格納され
るように組み付けられている。そして前記伸縮ブーム2
は、内蔵されているシリンダ(図示せず)によって各ブ
ーム2a,2bを突出或いは格納することにより伸縮駆
動される。
【0006】6はランプユニット、7はケーブルユニッ
トであり、ランプユニット6は、図2の(a),(b)
に示すように、アーム8の先端にブランチ9を介して反
射鏡付きの水銀ランプ10,10・・が6灯装備されて
いる。前記ブランチ9は、アーム8の長手方向に対して
側方を向いた状態で首振り自在に枢着されており、ブラ
ンチ9は先端側が三列二段に分岐され、分岐された各枝
杆の先端に一個づつの水銀ランプ10,10・・がそれ
ぞれ照射角度を調整可能に取り付けられている。前記ブ
ランチ9の分岐部際とアーム8の基端部との相互間には
油圧シリンダ11が、そのシリンダ部11aの基端とピ
ストンロッド11bの先端とをそれぞれ枢着せしめ、そ
のシリンダ11の伸縮動作によってブランチ9の突出角
度を調整可能としている。又、前記ブランチ9の分岐部
際の側面には、電源ケーブル接続用の配電ボックス12
が付設されている。そしてその配電ボックス12には電
源ケーブル接続用のコンセントが設けられ、更に、前記
アーム8の基端には、ランプユニット6を伸縮ブーム2
の先端に装着させるための連結部材13が一体に付属さ
れている。
【0007】ケーブルユニット7は、図3に示すよう
に、縮小時の伸縮ブーム2(三段目のブームに相当)長
さに匹敵する長尺のケーシング14内に、テレスコープ
型の伸縮ポール15と、電気系統の電線及び油圧系統の
フレキシブルパイプとを横並びに束ねたケーブル群16
とが内蔵されている。前記伸縮ポール15はケーシング
14の長手側縁に沿って並設され、ケーブル群16は、
伸縮ポール15における第一段目のポール15a先端に
て支持され、伸縮ポール15内を通って第二段目のポー
ル15b基端からケーシング14内に引き出され、ケー
シング14内で上方に折り返えされてケーング14の先
端部分にて支持されている。そして、前記ケーブル群1
6における各ケーブルの一端側は、伸縮ブームの先端に
装着したランプユニット6に対して接続可能に伸縮ポー
ル15aの先端からリード部が引き出されていると共
に、他端側はケーシング14の基端部まで延設され、伸
縮ブーム1の下端位置にて車輌に搭載されている電源及
び油圧ユニットの指定されたポートと接続可能になって
いる。
【0008】このケーブルユニット7は、ポール15
a,15bが引っ張り出されて伸びると、それにつれて
ケーブル群16が伸縮ポール内15a,15bに引き込
まれ、ケーブル群16の折り返しU状部は上方に移動す
る。逆にポール15a,15bが押し込まれて縮むと、
ケーブル群16はケーシング14内に押し戻され、U状
の折り返し部が順に下方へ移動してケーシング14内を
上から下まで占領するよう格納される。そしてこのケー
ブルユニット7は、三段目のブーム2c側面に、ブーム
2と並行配置し、伸縮ポール15の先端とブーム2の先
端とを連結することにより、ポール15aとブーム2a
とが一体的に伸縮動作するよう取り付けられる。
【0009】前記ランプユニット6を伸縮ブーム2の先
端に装着するには、先ず、フック4付きの巻き上げ式ワ
イヤ6を外し、巻き上げ式ワイヤ6の駆動源である油圧
回路との接続を絶って、ブーム2aの先端にユニット連
結用のブラケット17を固着する。ブラケット17は、
図4の(a)に示すように、伸縮ブーム2の長手方向に
延設される両側面板18,18と、それら側面板18,
18の先端縁同士を連結した補強板19とで構成されて
おり、各側面板18,18には、伸縮ブーム2の背側
(折り畳み状態において上になる側)に当たる側縁に係
合凹部20が切り込み形成され、伸縮ブーム2の腹側に
当たる側縁に近い部位には、ピン挿通孔21が穿設され
ている。一方、ランプユニット6に固着されている連結
部材13は、同じく図4の(a)に示すように、前記ブ
ラケット17における側面板18,18の各外側面に密
着して当接する一対の挟持板22,22を備え、その挟
持板22,22間には、背側(ランプの照射方向と反対
側)に当たる側縁に近い部位の係合ピン23が架設さ
れ、各挟持板22,22の腹側縁に近い部位には、それ
ぞれロックピン24,24が設けられている。ロックピ
ン24は、外側より挟持板22を貫通させた先端部が、
スプリング(図示せず)により内方に付勢されており、
基端に設けられているレバー25を、前記ロックピン2
4を囲むように約半周分周設された傾斜カム26の傾斜
面を摺接させながら回動させることによって、スプリン
グ力で内方に突出、或いはスプリング力に抗して外方へ
引き出すことができるようになっている。尚、前記側面
板18,18には、挟持板22,22,を位置決めする
ための規制板27が添設されており、前記ピン装通孔2
1,21(ロックピン24,24も同様)は、左右互い
に伸縮ブーム2の長手方向に対して前後に位相をずらせ
て設けられている。
【0010】そこで、ランプの照射方向を下にして荷台
上に寝かせ、連結部材13のロックピン24を引き出し
た状態としたランプユニット6に対し、縮めた伸縮ブー
ム2を水平に傾けてブラケット17を連結部材13に近
づけ、図4の(b)に示すように、連結部材13の係合
ピン23をブラケット17の係合凹部20に合わせて嵌
め込み、挟持板22を規制板27に対して側縁同士を当
接せしめて連結部材13を位置決めする。連結部材13
を位置決めすることで、ロックピン24とピン挿通孔2
1とが一直線上に並ぶので、図4の(c)に示すよう
に、レバー25を回動してスプリング力によりロックピ
ン24をピン挿通孔21に挿通する。最後にクランプ機
構(図示せず)により補強板19をクランプし、確実に
固定する。
【0011】次にケーブル群16の接続を行う。ケーブ
ル群16は電気系統と油圧系統とが含まれており、電気
系統は、荷台に搭載した発電機28の出力端子に接続
し、先端側は配電ボックス12のジャックに接続する。
油圧系統は、上端を油圧シリンダ11に接続し、基端側
は、油圧ユニットにおけるクレーンのケーブル巻き上げ
用油圧回路に接続する。このようにすれば、ランプユニ
ットの仰角調整用のコントロール機構を別途設けなくて
も、ケーブル巻き上げ用の操作レバーを利用して仰角を
調整できる。
【0012】前述のようにして、図5に示すように、車
輌架装式クレーン1にケーブルユニット7とランプユニ
ット6とからなる投光器アタッチメントを装着すれば、
車輌架装式クレーンにこれまでの投光器と同一の機能を
持たせることができる。而も、ブームを縮小するとケー
ブル群がケーシング内に納まり、垂れ下がることがない
ので、ブームをランプユニットを低い位置にしてもケー
ブル群が邪魔になることがない。そして投光アタッチメ
ントを外せば、本来のクレーン機能を簡単に復活させる
ことができるから、作業現場にて使い分けることも簡単
である。特に、装着する対象が、荷台を備えた車輌架装
式クレーンであるので、荷台に発電機を搭載したり、荷
台上にてランプユニットを着脱しやすいなど、特有のメ
リットがある。
【0013】実施例のランプユニットは、ランプユニッ
トに固着された連結部材の係合ピンを、伸縮ブームの先
端に取り付けたブラケットの係合凹部に係合させ、ロッ
クピンをピン挿通孔に挿通することによって装着する着
脱機構が採用されているが、着脱機構は実施例に限定さ
れず、重ね合わせたプレートやフランジ部をボルトとナ
ットにて締着するなど、周知の着脱構造を採用しても差
し支えなく、ランプの数やその配列、ケーブルの本数、
種類、例えばテレビカメラ接続ケーブルを追加するなど
適宜変更される。
【0014】仰角調整用シリンダを作動させるための油
圧回路は別途設けることもできる。又、巻き上げ式ワイ
ヤを外さずにランプユニットを装着しても構わない。三
段式クレーンの場合は、U字状に折り返したケーブル群
が一段目と二段目のブームを伸ばした長さに匹敵するの
で、ブームを縮小したときにケーブル群をケーシング内
に納めることができるが、それ以上になると収納しきれ
ないくなってしまうので、三段以上の時は基端側から三
段目のブームに別のケーブルユニットを固定して対応す
るか、従来使用されていた巻き取りリールとの併用を検
討するなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更できる。
【0015】
【発明の効果】本発明の投光器アタッチメントによれ
ば、伸縮ブームの先端にランプユニットを装着すると共
に、伸縮ブームと並行にケーブルユニットを外付けする
と、ケーブルユニット内に効率よく収容されたケーブル
群を介して電源と油圧回路とを接続することができ、投
光器として機能する。よって高価な巻き取りドラムを必
要とせず、安価にて本格的な投光機能を持たせることが
できる。又、ランプユニットを係合ピンとロックピンと
を利用して装着する構造とすれば、着脱操作を容易に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る投光器アタッチメントを、車輌
架装式クレーンと共に示した説明図である。
【図2】 ランプユニットの説明図である。
【図3】 ケーブルユニットの説明図である。
【図4】 ランプユニット着脱操作の説明図である。
【図5】 投光器アタッチメントが装着されたクレーン
の説明図である。
【符号の説明】
1・・車輌架装式クレーン、2・・伸縮ブーム、2a,
2b,2c・・ブーム3・・プーリ、4・・フック、5
・・巻き上げ式ワイヤ、6・・ランプユニット、7・・
ケーブルユニット、8・・アーム、9・・ブランチ、1
0・・水銀ランプ、11・・油圧シリンダ、12・・配
電ボックス、13・・連結部材、14・・ケーシング、
15・・伸縮ポール、15a,15b・・ポール、16
・・ケーブル群、17・・ブラケット、18・・側面
板、19・・補強板、20・・係合凹部、21・・ピン
挿通孔、22・・挟持板、23・・係合ピン、24・・
ロックピン、25・・レバー、26・・傾斜カム、27
・・規制板、28・・発電機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮ブームの先端に着脱自在に装着され
    るランプユニットと、ブームの伸縮量に応じて全長を可
    変としたケーブルユニットとを含み、ケーブルユニット
    は、少なくとも伸縮ブームの最短長さを有するケーシン
    グに伸縮ポールを並設し、その伸縮ポールの先端に一端
    側が支持されたケーブル群を、伸縮ポール内を通過させ
    てケーシング内に導出し、そのケーシング内においてU
    字状に折り返して他端側がケーシングの先端部で支持さ
    れるよう収納し、前記ケーブル群における各ケーブルの
    一端側を、伸縮ブームの先端に装着したランプユニット
    に対して接続可能とすると共に、他端側をケーシングの
    基端部まで延設し、伸縮ブームの下端位置にて車輌に搭
    載されている電源及び油圧供給源に対して接続可能とし
    た車輌架装式クレーン用投光器アタッチメント。
  2. 【請求項2】 ランプユニットを、伸縮ブームの先端部
    に設けられた係合溝にランプユニットに設けられた係合
    ピンを嵌め込み、且つ、その嵌め込み方向の延長線上に
    あたる伸縮ブームの先端部に設けられたピン挿通孔に、
    ランプユニット側に設けられているロックピンを挿通す
    ることによって装着可能とした請求項1に記載の車輌架
    装式クレーン用投光器アタッチメント。
JP28726797A 1997-10-20 1997-10-20 車輌架装式クレーン用投光器アタッチメント Pending JPH11120813A (ja)

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