JPH1111966A - スクライブ装置及びスクライブ方法 - Google Patents

スクライブ装置及びスクライブ方法

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JPH1111966A
JPH1111966A JP9164394A JP16439497A JPH1111966A JP H1111966 A JPH1111966 A JP H1111966A JP 9164394 A JP9164394 A JP 9164394A JP 16439497 A JP16439497 A JP 16439497A JP H1111966 A JPH1111966 A JP H1111966A
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JP9164394A
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Yasushi Morikita
北 安 司 森
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Toshiba Corp
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    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でスクライブ時のガラス屑の飛散
を防止し、基板にガラス屑が付着することを防ぐととも
に、作業環境を改善することができるスクライブ装置及
びスクライブ方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板の両側に送風手段と吸引手段とを対
向して配置することにより、基板上に横向の気流を形成
し、さらに、基板の周囲にも吸引手段を設けることによ
り、基板の周囲に下向きの気流も形成することにより、
スクライブ時に発生するガラス屑などの粉塵をこれらの
気流に沿って吸引し、これらの粉塵が基板に付着したり
周囲に飛散することを抑制することができる。また、こ
の前記送風手段は、帯電防止のための除電機構を備える
ことが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクライブ装置及
びスクライブ方法に関する。さらに詳しくは、本発明
は、液晶表示装置などに用いるガラス基板などを、スク
ライブ時に発生するガラス屑などの粉塵を基板に付着し
たり周囲に飛散させることなく切断することのできる基
板スクライブ装置及びスクライブ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置などにおいて用いられてい
るガラスや石英製の板材部品は、1枚の大きな基板から
複数の板材部品を切り出すことにより得られる。例え
ば、ガラス基板を用いる場合について説明すると、1枚
の大きなガラス板に複数の所定のパターンを形成し、し
かる後に各基板が切り出される。
【0003】この基板の切り出し工程においては、スク
ライブ法が広く用いられている。スクライブ法とは、ガ
ラス板の表面層をカッターで切り込むことによって、ガ
ラス板にクラック、すなわち亀裂を生じさせ、このクラ
ックに衝撃を与えることにより亀裂を進行させて、分断
する方法である。
【0004】図7は、従来のスクライブ装置の構成を例
示する概略斜視図である。すなわち、スクライブ装置1
00は、本体ボディ102上にスクライブ・テーブル1
04が設けられ、ガラス板などのスクライブ対象物をセ
ットできるようにされている。また、スクライブ・テー
ブル104の上方には、スクライブ・ヘッド106が移
動可能に設けられ、その尖端にはカッターが取り付けら
れている。
【0005】このように、従来用いられているスクライ
ブ装置は、独立した単体の装置である。作業者は、スク
ライブに際して、まず、ガラス板などの対象物(a)を
スクライブ・テーブル104上に設置する。そして、テ
レビ・カメラ110により撮影した映像をディスプレイ
112によってモニタしながら、ガラス板(a)の位置
合わせを行う。
【0006】次に、スクライブ・ヘッド106の尖端の
カッターを回転させ、スクライブ・ヘッドを移動させな
がら、ガラス板(a)にクラックを入れていく。この際
に、ガラス屑が飛散しやすい。そこで、エアー・ノズル
108からエアー・ブローを行ない、ガラス屑がカッタ
ーの回転軸に噛み込むのを防ぐ。スクライブが終わる
と、作業者は、切断されたガラス基板を取り出し、ステ
ージを清掃して、一連の作業を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスクラ
イブ装置によりガラス板の切断を行う場合に、スクライ
ブ時に発生するガラス屑は、エアー・ブローされて飛散
する。そして、ガラス基板上に付着することも多かっ
た。このようなガラス屑を放置するとガラスの性質上、
基板に固着して除去することが困難となる。このような
ガラス屑は、光を屈折・散乱するために、液晶表示装置
の表示不良の原因となり、製造歩留まりを低下させる。
【0008】また、従来のスクライブ装置においては、
スクライブ時に発生するガラス屑は、エアー・ブローさ
れて作業空間に舞い上がる。従って、作業者は、このよ
うなガラス屑の浮遊する劣悪な環境において作業を実施
しなければならなかった。
【0009】特に、ガラス屑によるカッターの回転軸の
噛み込みを防ぐためには、エアー・ブローを強く行うこ
とが必要とされるために、ガラス屑の飛散がさらに助長
されることとなる。このために、作業者は、スクライブ
工程において、防塵マスクと防塵メガネとを着用するこ
とが義務づけられている。しかし、これらの保護具の着
用は、作業効率を低下させる。また、特に防塵マスク
は、いわゆる「使い捨て」にする場合が多いので、製品
のコストを上昇させる一因となっていた。
【0010】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
ある。すなわち、本発明は簡易な構成でスクライブ時の
ガラス屑の飛散を防止し、基板にガラス屑が付着するこ
とを防ぐとともに、作業環境を改善することができるス
クライブ装置及びスクライブ方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明による
装置は、スクライブ装置の基板の両側に送風手段と吸引
手段とを対向して配置することにより、基板上に横向の
気流を形成し、さらに、基板の周囲にも吸引手段を設け
ることにより、基板の周囲に下向きの気流も形成するこ
とにより、スクライブ時に発生するガラス屑などの粉塵
をこれらの気流に沿って吸引し、これらの粉塵が基板に
付着したり周囲に飛散することを抑制することができ
る。
【0012】また、この前記送風手段は、前記基板及び
前記粉塵に帯電した静電気をイオン化した気体分子を照
射することにより除去するためのイオン化装置を備える
ことにより、粉塵の帯電を除去して粉塵が基板に付着す
ることを抑制するとともに、基板自体の帯電も除去する
ことによって基板を用いて組み立てた製品の静電気によ
る不良を防止することができる。
【0013】また、本発明による方法は、基板の一方の
脇から前記基板の基板面に対して略水平方向に送風する
とともに、前記基板の他方の脇において前記送風を吸引
することにより前記基板の基板面と略平行な気流を形成
し、さらに、前記スクライブ・テーブルの周囲において
前記送風を下向きに吸引して前記基板の周囲に下向きの
気流を形成し、前記カッターによる前記スクライブの際
に発生する粉塵を前記略平行な気流或いは前記下向きの
気流に沿って吸引して飛散を抑制するようにしたたこと
を特徴とするものとして構成される。
【0014】さらに、この方法において、気体分子をイ
オン化して送風することにより、前記基板及び前記粉塵
に帯電した静電気を除去することにより、粉塵の帯電を
除去して粉塵が基板に付着することを抑制するととも
に、基板自体の帯電も除去することによって基板を用い
て組み立てた製品の静電気による不良を防止することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、既存のスクライブ装置
に容易に付設することができ、スクライブ・テーブル上
に設置されている基板をエアー・ブローすることができ
るように、テーブルの片側側面にエアー・ブロー装置を
設置する。このエアー・ブロー装置は、静電気を中和す
る除電機能を備えていることが望ましい。さらに、この
エアー・ブローを集中的に排気するための排気ダクトを
エアー・ブローと対向する他方側面と、テーブルの下と
に設ける。このようにして、基板上に気流を形成するこ
とにより、エアー・ノズルからのブローにより飛散した
ガラス屑を排気ダクト内に集中排気して、基板表面にガ
ラス屑が付着することを防ぐことができる。
【0016】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明によるスクライブ装置
の構成を表す概略斜視図である。すなわち、スクライブ
装置10は、本体ボディ12上にスクライブ・テーブル
14が設けられ、ガラス板や石英板などのスクライブ対
象物をセットできるようにされている。また、スクライ
ブ・テーブル14の上方には、スクライブ・ヘッド16
が移動可能に設けられ、その尖端にはカッターが取り付
けられている。また、テレビ・カメラ20とモニタ用の
ディスプレイ22とが設けられている。
【0017】本発明において特徴的なことは、除電機能
が付いたエアー・ブロー装置30、テーブル側面吸気ボ
ックス34及びテーブル下排気チャンバ36が設けられ
ている点である。
【0018】図2は、エアー・ブロー装置30の取り付
け部を表す概略斜視組立図である。本発明においては、
例えば、同図に示したような取り付け台32をスクライ
ブ装置の本体ボディ12に固定し、その上にエアー・ブ
ロー装置30を設置することができる。エアー・ブロー
装置30は、スクライブ装置に合わせて特別に設計した
ものでも良く、または、送風量や送風口の形状寸法が適
切であれば他の用途に使用するものを流用しても良い。
【0019】また、ガラス屑などの粉塵が帯電して静電
気によりガラス基板に付着することを防ぐために、静電
気を除去する除電機能付きのエアー・ブロー装置を用い
ることが望ましい。除電の方法としては、例えば、エア
ー・ブロー装置内に針状の電極を設け、この電極に高電
圧を印加することによって気体分子をイオン化させて送
風する方法が挙げられる。このような方法によりイオン
化した場合には、送風される気体中に、正イオンと負イ
オンとがそれぞれほぼ同数含まれている。これらの正イ
オンと負イオンとは、スクライブ時に発生する粉塵や基
板自体に帯電している負電荷または正電荷にそれぞれ作
用して、電荷を中和させる。従って、このようなイオン
化機構を備えたエアー・ブロー装置を用いることによっ
て、粉塵が静電気によって基板に付着することを防止す
ることができる。さらに、基板自体が静電気を帯電する
ことも防ぐことができ、この基板を用いて組み立てた液
晶表示装置などの静電気による不良や故障を防止するこ
ともできる。
【0020】図3は、吸気ボックス34の取り付け部を
表す概略斜視組立図である。この吸気ボックス34は、
エアー・ブロー装置により送られてくるガラス屑を気流
とともに吸気する役割を有する。このために、吸気ボッ
クス34は、スクライブ・テーブル14を挟んでエアー
・ブロー装置30と対向して配置される。吸気ボックス
は、吸気口34aを有し、また、側面で排気管(b)に
接続されている。この排気管(b)は、例えば工場幹排
気ラインに接続して吸引排気することができる。或い
は、排気管(b)は、独立した図示しない排気装置に接
続され、吸引排気されるようにしても良い。
【0021】排気管(b)と吸気ボックス34との間に
は、ダンパ40が接続され、エアー・ブロー装置30の
送風量と、排気管(b)との排気量とのバランスを調節
できるようにされている。また、このように、ガラス屑
が混入した送気を吸入すると、吸入ボックス34内にガ
ラス屑が溜まるので、例えば、吸気ボックス34の背面
板34bをねじ止めとして脱着可能とし、ボックスの内
部を簡単に清掃できる構造とすることが望ましい。
【0022】図4は、テーブル下の排気チャンバ36の
取り付け部を表す概略斜視組立図である。この排気チャ
ンバ36は、スクライブ・テーブルの周囲に下向きの気
流を形成し、ガラス屑の巻き上げを防止する役割を有す
る。すなわち、同図に示したように、排気チャンバ36
は、パンチング孔が設けられた蓋38で塞がれ、パンチ
ング孔を介して吸気することにより、下向きの気流を形
成するようにされている。この場合にも、吸気したガラ
ス屑を除去できるように、蓋38は、例えばねじ止めな
どの方法により排気チャンバ36に対して取り外し可能
とすることが望ましい。そして排気チャンバ36は、前
述した吸気ボックス34の場合と同様に、吸気量調節用
のダンパ42を介して、排気管(b)に接続される。排
気管(b)に接続される排気の手段は、例えば工場幹排
気ラインや図示しない排気装置とすることができる。
【0023】図5及び図6は、実際のスクライブ作業時
の気流とガラス屑の流れを表す説明図である。すなわ
ち、図5は、その概略斜視説明図であり、図6は、その
概略断面説明図である。これらの図に示したように、ス
クライブ時に発生するガラス屑は、エアー・ブロー装置
30からの送風によって吸気ボックス34側に吹き飛ば
され、その吸気口34a或いはテーブル14下の排気チ
ャンバ36に吸い込まれる。また、エアー・ブロー装置
30からの送風は、除電効果を有するので、ガラス屑に
帯電した静電気は除去される。この結果として、ガラス
屑は基板(a)に付着しにくくなり、また、仮に付着し
ても容易に除去することができるようになる。
【0024】さらに、エアー・ブロー装置30の送風の
除電効果により、基板(a)の静電気の帯電も除去する
ことができる。すなわち、従来は、例えばガラス基板
(a)が帯電することにより、その基板を用いて製造し
た液晶表示装置などの製品が不良品となる場合があっ
た。しかし、本発明によれば、基板(a)の静電気に起
因して従来生じていた製品の不良が解消され、製造歩留
まりが改善されると共に、製品の信頼性も向上する。
【0025】スクライブ・テーブル14の周囲で、ガラ
ス屑を除去するために、効果的な横向き及び下向きの気
流を形成するためには、エアー・ブロー装置30の送風
量が吸気ボックス34と排気チャンバ36との排気量の
和を越えないように、それぞれのダンパ40、42を調
節することが望ましい。
【0026】スクライブ作業が終了して基板(a)を取
り除いたら、テーブル14の上をブラシなどで清掃し、
ガラス屑をテーブル14の脇の吸気ボックス34或いは
排気チャンバ36に吸引させることができる。
【0027】そして、吸気ボックス34や排気チャンバ
36の内部に溜まったガラス屑は、定期メンテナンス時
に、それぞれ側面板34b、蓋38を取り外して、除去
清掃することができる。
【0028】以上、説明した装置によって、スクライブ
により発生するガラス屑などの粉塵或いはダストがスク
ライブ装置の内部や周囲の作業空間に飛散することを防
止するとができる。そして、これらのガラス屑などが基
板に付着することを防止するとともに、一端付着したガ
ラス屑も、除電されているので除去することが容易とな
る。
【0029】以上の説明は、本発明の実施形態の一例を
示すものに過ぎない。すなわち、本発明によるスクライ
ブ装置は、ガラスや石英だけでなく、その他の種々の材
料のスクライブに用いて好適である。例えば、シリコン
やガリウム砒素などの各種半導体材料、サファイアや窒
化ボロンなどのセラミクス、その他各種誘電体材料など
についても同様に用いることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に説明する効果を奏する。
【0031】まず、本発明によれば、基板のスクライブ
に伴って発生するガラス屑が基板に付着することを防ぐ
ことができる。さらに、仮に基板に付着した場合でも容
易に除去することができるようになる。その結果として
液晶表示装置などの製品の不良が低減する。
【0032】また、本発明によれば、基板自身の静電気
の帯電も除去することができる。従って、静電気に起因
して従来生じていた製品の不良が解消され、製造歩留ま
りが改善されると共に、製品の信頼性も向上する。
【0033】また、本発明によれば、スクライブに伴っ
て発生するガラス屑が作業空間に飛散することを防止す
ることができる。その結果として作業環境が改善され
る。さらに、防塵マスクや防塵メガネの着用が不要とな
り、作業効率が改善される。また、従来使い捨てにされ
ていた防塵マスクが不要となり、製造コストを低減する
ことができる。
【0034】さらに、本発明によれば、既存のスクライ
ブ装置に簡易に取り付けることが可能であり、多大な投
資を必要とせずに前述したような種々の効果をあげるこ
とができる。
【0035】すなわち、本発明によれば、簡易な構成
で、スクライブ作業時の粉塵の飛散を防止し、同時に基
板の帯電も除去することが可能となるスクライブ装置を
提供することができるようになり、産業上のメリットは
多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスクライブ装置の構成を表す概略
斜視図である。
【図2】エアー・ブロー装置30の取り付け部を表す概
略斜視組立図である。
【図3】吸気ボックス34の取り付け部を表す概略斜視
組立図である。
【図4】テーブル下の排気チャンバ36の取り付け部を
表す概略斜視組立図である。
【図5】実際のスクライブ作業時の気流とガラス屑の流
れを表す概略斜視説明図である。
【図6】実際のスクライブ作業時の気流とガラス屑の流
れを表す概略断面説明図である。
【図7】従来のスクライブ装置の構成を例示する概略斜
視図である。
【符号の説明】
10、100 スクライブ装置 12、102 本体ボディ 14、104 スクライブ・テーブル 16、106 スクライブ・ヘッド 18、108 エアー・ノズル 20、110 テレビ・カメラ 22、112 ディスプレイ 30 エアー・ブロー装置 32 台 34 吸気ボックス 34a 吸気口 34b 背面板 36 排気チャンバ 38 蓋 40 ダンパ (a) 基板 (b) 排気管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクライブ・テーブル上に設置された基板
    を、カッターによりスクライブすることにより、液晶表
    示装置の部品としてのガラス基板を得るためのスクライ
    ブ装置において、 前記基板に帯電した静電気及び前記カッターによりスク
    ライブする際に発生する粉塵に帯電した静電気を除去す
    るために、イオン化した気体分子を送風可能とした送風
    手段により前記基板の一方の側面方向から送風し、前記
    基板の他方の側面および前記基板の周囲において吸気す
    ることにより、前記基板上において前記基板面に対して
    略平行方向に流れる気流を形成するとともに、前記基板
    の周囲に吸引される下向きの気流を形成して、前記カッ
    ターによる前記粉塵を吸引することにより、前記粉塵の
    前記基板への付着や周囲への飛散を抑制するようにした
    ことを特徴とするスクライブ装置。
  2. 【請求項2】スクライブ・テーブル上に設置された基板
    を、カッターによりスクライブするスクライブ装置にお
    いて、 前記基板の一方の側面方向から送風し、前記基板の他方
    の側面および前記基板の周囲において吸気することによ
    り、前記基板上において前記基板面に対して略平行方向
    に流れる気流を形成するとともに、前記基板の周囲に吸
    引される下向きの気流を形成して、前記カッターによる
    前記スクライブの際に発生する粉塵を吸引することによ
    り、前記粉塵の前記基板への付着や周囲への飛散を抑制
    するようにしたことを特徴とするスクライブ装置。
  3. 【請求項3】スクライブ・テーブル上に設置された基板
    を、カッターによりスクライブするスクライブ装置にお
    いて、 前記基板の一方の脇に配置され前記基板の基板面と略垂
    直な開口の送風口を有し、前記基板の基板面に対して略
    水平方向に送風する送風手段と、 前記送風手段と対向して前記基板の他方の脇に配置され
    前記基板の基板面と略垂直な開口の吸気口を有し、前記
    送風手段から供給される送風を吸引して前記基板の基板
    面と略平行な気流を形成する第1の吸引手段と、 前記スクライブ・テーブルの周囲に配置され前記基板の
    基板面と略平行な開口の吸気口を有し、前記送風手段か
    ら供給される送風を吸引して前記基板の周囲に下向きの
    気流を形成する第2の吸引手段と、 を備え、前記カッターによる前記スクライブの際に発生
    する粉塵を前記第1或いは前記第2の吸引手段により吸
    引することにより、前記粉塵の前記基板への付着や周囲
    への飛散を抑制するようにしたことを特徴とするスクラ
    イブ装置。
  4. 【請求項4】前記送風手段は、前記基板及び前記粉塵に
    帯電した静電気をイオン化した気体分子を照射すること
    により除去するためのイオン化装置を備えたことを特徴
    とする請求項2または3に記載のスクライブ装置。
  5. 【請求項5】スクライブ・テーブル上に設置された基板
    を、カッターによりスクライブすることにより液晶表示
    装置の部品としてのガラス基板を得るためのスクライブ
    方法において、 前記基板の一方の脇から前記基板の基板面に対して略水
    平方向に送風するとともに、前記基板の他方の脇におい
    て前記送風を吸引することにより前記基板の基板面と略
    平行な気流を形成し、 さらに、前記スクライブ・テーブルの周囲において前記
    送風を下向きに吸引して前記基板の周囲に下向きの気流
    を形成し、 前記カッターによる前記スクライブの際に発生する粉塵
    を前記略平行な気流或いは前記下向きの気流に沿って吸
    引して、前記粉塵の前記基板への付着や周囲への飛散を
    抑制するようにしたことを特徴とするスクライブ方法。
  6. 【請求項6】気体分子をイオン化して送風することによ
    り、前記基板及び前記粉塵に帯電した静電気を除去する
    ことを特徴とする請求項5記載のスクライブ方法。
JP9164394A 1997-06-20 1997-06-20 スクライブ装置及びスクライブ方法 Pending JPH1111966A (ja)

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