JPH11118651A - デジタル圧力計 - Google Patents

デジタル圧力計

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JPH11118651A
JPH11118651A JP28651797A JP28651797A JPH11118651A JP H11118651 A JPH11118651 A JP H11118651A JP 28651797 A JP28651797 A JP 28651797A JP 28651797 A JP28651797 A JP 28651797A JP H11118651 A JPH11118651 A JP H11118651A
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JP
Japan
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data
output
value
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pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP28651797A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Tanabe
修 田辺
Akira Kurosawa
亮 黒沢
Yasuo Ishijima
康男 石嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Control Systems Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Naka Electronics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Naka Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP28651797A priority Critical patent/JPH11118651A/ja
Publication of JPH11118651A publication Critical patent/JPH11118651A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力の安定性のみを実現する為に、強制的に入
力値を蓄積,平均化したデータを出力値としている為、
入力が変動していると平均化する幅が大きくなり出力値
が真値(入力値)に近づくまでに時間を要す。 【解決手段】入力がある特定値以上の変動の場合、入力
値をそのまま出力値として出力し、入力がある特定値以
下の変動の場合、従来の方法と同様に入力値の蓄積,平
均化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工業計測の圧力を主
に測定するデジタル圧力計に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル圧力計は、受圧部センサから得
られるアナログ量をA/Dコンバータにてデジタル量に
変換し、圧力検出値として表示を行う圧力計である。デ
ジタル圧力計は差圧/圧力伝送器(精度0.1% 等)の
校正用測定器であり、高精度(0.03%)を満足しなけ
ればならない。
【0003】しかし、受圧部からのアナログ量は微少な
ため、ノイズ等の外乱により、データが変動しやすい。
高精度化を実現する為には、A/Dコンバータの1回の
サンプリング周期において、データをm回収集し、蓄
積,平均化することで、データの安定性を高めている。
データの収集方法として下記の3通りが考えられる。
【0004】(1)1回のサンプリング周期に、データ
をm回収集して平均化を行う。
【0005】(2)1回のサンプリング周期に、データ
をm回収集し収集データの最大値,最小値を異常値とし
て破棄。残りのデータで平均化を行う。
【0006】(3)1回のサンプリング周期で収集回数
は1回だが、過去n回のサンプリング周期時のデータと
の平均を求める(移動平均の算出)。
【0007】(1),(2)の方法では、収集データが全
て異常値になる可能性が考えられるので、安定性,信頼
性の面から問題がある。(3)の方法が安定性,信頼性
の面から見て、最も有効である。
【0008】従来、一般的に行われていた方法は、より
安定性を保持するため、1回のサンプリング周期で2回
以上データ収集し、平均化した後、過去n回のサンプリ
ング周期時のデータと平均化を行うという(1)から
(3)の方法を組み合わせたやり方であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、過去n回分のサンプリングデータを強制的に平均化
するため、過去n回のサンプリング周期時のデータと最
新のサンプリングデータが安定していない限り、即ち入
力される圧力が変動していると、平均化されるデータと
入力値との差が大きくなり、平均化後の出力値が真値に
近づかない。従って、出力値が真値に近づくまで時間が
かかるという欠点がある。
【0010】また、サンプリング周期毎に数多くデータ
を収集すると収集に時間がかかり、入力と出力にタイム
ラグが生じてしまう。具体的には入力値と出力値を比較
すると約2〜4秒のタイムラグが生じてしまった。
【0011】更に、出力値を元に特定の圧力を印加しよ
うとした場合、入力値とのタイムラグがある為、目的の
値に正確に設定することが困難であった。
【0012】本発明の目的は、上記問題を解決するもの
であり、実際の入力に対する出力の追従性が良く、また
安定性のあるデジタル圧力計を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、入力された圧力をアナログ量に変換
するセンサ部、当該センサ部からのアナログ量をデジタ
ル量に変換するA/Dコンバータ、当該コンバータで得
られたデジタル量を基に圧力値を演算する制御演算部と
演算結果を表示する表示部を備えたデジタル圧力計にお
いて、入力値が所定の既定値以上の変動を行う場合に前
記A/Dコンバータの出力を直接出力とし、入力が所定
の既定値以下の変動を行う場合に入力値の蓄積を行い平
均化したデータを出力値とすることである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、デジタル圧力計の内部ブ
ロック図である。
【0015】圧力測定を行う際に入力される圧力Pは、
受圧部センサ1に導入され、アナログ量としてA/Dコ
ンバータ2に出力される。A/Dコンバータ2は、20
0mSのサンプリング周期毎にデータを収集し、デジタ
ル量に変換、CPU3に出力する。CPU3は内部演算
を行いLCD4にデータを送信する。LCD4はCPU
3からのデータを表示する。
【0016】図2は内部演算フローチャートを示した図
である。まず、最初のステップでサンプリング周期毎に
A/Dコンバータ2からデータを収集し、データXとし
てCPU3内のメモリに記憶する。
【0017】次のステップで、CPU3内のメモリか
ら、前回のサンプリング周期に収集したデータDに特定
の値(圧力計のレンジRの1%の値)を加算したデータ
B、及び減算したデータCと今回収集したデータXを以
下の条件式(イ)によって比較する。
【0018】
【数1】 条件(イ)が成立するか、しないかで次のステップが、
aかbかに分かれる。 a.条件(イ)の場合(入力値の変位量が少ない場合) 前回が条件(イ)を満たしていたか判定する。
【0019】前回、条件(イ)を満たしていなかった場
合、過去n回の収集データは最新の収集データXと同一
と見なし、最新の収集データXを過去n回分蓄積し、収
集データXを検出値として表示する出力値Yにセットし
た後、移動平均実行フラグをセットする。
【0020】一方、前回条件(イ)を満たしていた場
合、即ち移動平均実行フラグが既にセットされていた場
合、過去n回の収集データと最新の収集データXとの積
算,平均化を行い、検出値として表示する出力値Yを算
出する。
【0021】b.条件(イ)以外の場合(入力値の変位
量が大きい場合) 移動平均実行フラグをクリアし、データXをそのまま出
力値Yとして直接データ出力する様に判定する。
【0022】最後のステップで、データXに前述の特定
値(圧力レンジの1%の値)を加算及び減算して、デー
タB,データCを新たに更新し、CPU3内のメモリに
記憶する。
【0023】このような処理を行うことにより、本発明
では、入力値の変動が大きい場合に演算量を減少させる
ことができ、追従性の良い出力(表示)を行うことが可
能になる。また、入力値の変動が少ない場合には、過去
n回分のデータと平均化を行うために、安定性の良い出
力(表示)を行えるものである。
【0024】本圧力計の場合、演算は16進数で行う
為、蓄積するデータ数を2e 個にすれば、平均値の算出
は単純にe回のビットシフトを行うことで算出出来る。
また、データ収集から演算出力するまで約400mSを
要すため、遅延時間を考えるとnを数多くすることはで
きない。そのため、移動平均の回数は4回とし、n=3
に設定した。
【0025】図3に0−100%印加のステップ応答を
行った際の、従来の方法と本発明の方法で行った時の表
示データの推移と時間を示す。
【0026】A/Dコンバータ2のサンプリングのタイ
ミングとステップ応答開始のタイミングにより表示デー
タの推移は異なる。ただし、どのタイミングで行って
も、入力値=出力値(表示)に到達する時間は同一であ
る。図3では、ステップ応答開始直後にA/Dコンバー
タ2のサンプリングを開始した場合を示している。他の
場合として、A/Dコンバータ2のサンプリングとサン
プリングとの間、即ちサンプリングデータをCPU3に
て演算,出力する間にステップ応答を開始した場合があ
る。
【0027】従来の方法では、移動平均回数を4回(過
去3回+最新データ1回=4回)と設定しているため、
各データの25%データの積算値が出力値として出力
(表示)される。結果として、サンプリングデータが10
0%を指示してから4周期目(1.2S後)に入力=出力
の関係が成立する。
【0028】従来の方法に対し、本発明の方法は、特定
の値(±1%)以上の変動の場合は、移動平均を行わな
いため、サンプリングデータが100%を指示した周期
に入力=出力の関係が成立する。また、出力(表示)が
100%になった後は入力は安定しているので、本発
明,従来の方法とも移動平均による平均化を行う。
【0029】
【発明の効果】データ変動時の入力値=出力値(表示)
となるまでの時間が約1.5 秒から約0.5 秒と短縮さ
れ、また入力安定時はデータの平均化を行うことで安定
性を保つ。また、表示データの高速性,安定性が得られ
ることで、圧力の任意設定が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるデジタル圧力計の内部ブ
ロック図。
【図2】演算フローチャート。
【図3】本発明と従来の方法の時間的データの推移を示
す特性図。
【符号の説明】
1…受圧部センサ、2…A/Dコンバータ、3…CP
U、4…LCD。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石嶋 康男 茨城県東茨城郡内原町三湯字訳山500番地 日立那珂エレクトロニクス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された圧力をアナログ量に変換するセ
    ンサ部、当該センサ部からのアナログ量をデジタル量に
    変換するA/Dコンバータ、当該コンバータで得られた
    デジタル量を基に圧力値を演算する制御演算部と演算結
    果を表示する表示部を備えたデジタル圧力計において、
    圧力入力値が、ある特定値以下の変動を行う場合は、前
    記A/Dコンバータからの出力値を蓄積,平均化し高精
    度に出力値とする。一方、ある特定値以上の変動を行う
    場合は、出力値の蓄積,平均化は行わず、A/Dコンバ
    ータからの出力を直接出力し、高速化することを特徴と
    するデジタル圧力計。
JP28651797A 1997-10-20 1997-10-20 デジタル圧力計 Pending JPH11118651A (ja)

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JP28651797A JPH11118651A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 デジタル圧力計

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JPH11118651A true JPH11118651A (ja) 1999-04-30

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ID=17705441

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005207965A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Yazaki Corp ガス遮断方法およびガス遮断装置
JP2009294180A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Yamatake Corp 移動平均値算出装置および移動平均値算出方法
EP2144151A2 (en) 2008-07-11 2010-01-13 Nintendo Co., Limited Storage medium storing digital data correction program and digital data correction apparatus

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US9369143B2 (en) 2008-07-11 2016-06-14 Nintendo Co., Ltd. Storage medium storing digital data correction program and digital data correction apparatus

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