JPH0395421A - 重量検知器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、秤などの重量検知器に関するものであり、過
渡状態にある被計量物の重量値を正確に検知することの
できる重量検知器に関するものである。

従来の技術 従来、この種の重量検知器は、複雑な処理をし、被計量
物の重量値を得ていた。即ち、被計量物を載置したとき
に発生ずる検出器の振動変位から、変位速度の絶対値を
、各変位点毎に積算し、その最大値をもって重量値とし
ていた。また、一方被計量物の供給が完了したと予想し
、重量値の最大値および最小値から基準値を算出し、重
量値を、その基準値と比較することにより、始点および
終点を求め、その区間内で平均処理し、重量値を求めて
いた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このように複雑な処理をするため、計測
時間が長かったり、非常に多くのデータメモリが必要で
あったり、重量値が不正確になったりずるなどの課題が
あった。

本発明は、このような課題を除去した、少ないデータメ
モリで、より短時間に正確な重量値の得られる重量検知
器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明の重量検知器は、重量センサーで得られる被計量
物の重量値を、重量検知器の整数倍の時間で順次平均化
し被計量物の重量値とする構成を備えたものである。

作用 本発明の重量検知器は、上記した構或によるため、被計
量物が載置されたとぎに発生ずる衝撃振動は、重量検知
器の固有振動数で振動するため、固有振動周期で時間平
均することにより、検知重量値が極めて短時間に安定化
することになる。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図において、１は被計量物２を載置するための受皿
、３は受皿に固定された荷重伝達棒、４ａ，４ｂは、受
皿１に載置された被計量物２の重量を、重量センサー５
に正確に伝えるための、支柱６に固定された平行運動金
具。重量センサー５は静電容量型重量センサーを示し、
６は絶縁性ダイアフラム７上の中央部に固定された荷重
点、８ａ，８ｂはダイアフラム７と、基仮９の内側に設
けられた電極、１０は、７および９を適当な間隔に保持
するためのスペーサを示す。荷重伝達棒３により、荷重
点６に荷重が伝えられると、ダイアフラム７が屈曲し、
電極８ａ，８ｂ間の静電容量値が変化する。被計量物の
重量値は、第２図に示すブロソク図により求める。第２
図において、重量センザー５の静電容量値の変化は、ｃ
−ｆ変換回路ｌ１で周波数の変化に変換される。この周
波数は、１２のパルスカウンターで計数され、演算部１
３で演算処理され、表示部１４で重量値が表示される。

１５のゲートは、パルスカウンター１２の計数時間を制
御する。

第３図に、振動周期ｔで順次時間平均した場合の計量値
の流れ図を示す。パルス・カウンタは、時間ｔ内６こ、
５回計数する場合を示す。第３図の流れ図は、第２図の
演算部ｌ３の処理内容を示す。

即ち、計量が開始１６されると、初期化１７で、メモリ
ーＰ，〜Ｐ５およびＳＰが初期化される。データ読取り
１日において、カウンク１２の値を、順次メモリＰ＋Ｉ
：＋−１〜４）に入力ずる。尚、カウンタ１２はゲート
１５に制御され、１／５Ｃ時間ごとに、ｃ−ｆ変換回路
１１の出力を読取る。メモリＰ，のデータは、１９でＳ
Ｐに加算される。２０で１−４を越ると、２ｌで第５の
データＰ，を読取り、２２でＳＰに加算する。Ｐ，を加
算することにより、振動周期ｔ時間内の積算値が得られ
たことになる。２３において、この積算値を、あらかし
め設定された方法により、重量値に変換され、２４で重
量値として表示される。２５において、積算値ＳＰから
、最も古いデータＰ１を減算し、初期化する。２６にお
いて、メモリーを順次入れ換え、２７で最も新しいデー
タＰ，を初期化し、２８の計量終了の判定をし、１００
　（２１）へ戻り、順次繰返す。

実測例を第４図に示す。同図は、１ｋｇの被計量物を受
皿に落下載置したときの重！ｔ｛ｔＩの時間変化を示す
。破線２９は重量値の直接表示値、実線３０は、第３図
で説明した順次平均した重量表示値を示す。

直接表示値の破線２９はおよそ−１．５ｋｇから＋４．
５ｋｇまで大きく変動し、その変動が２．５秒程度まで
残留しているが、本発明の順次平均化処理を実施すると
、変動幅は、およそＯｋｇから＋２．０ｋｇと大幅に減
少し、且つ、その変動も１〜１．５程度以内に減少して
いる。第５図６こ、第４図の拡大図を示ず。同図より、
例えば、±１０％（０．９〜１．Ｏｋｇ以内）に達する
時間は、直接の表示値であれば、約１．６秒必要である
が、木発明の順次平均化処理によれば、０．８秒以下で
達威ずることが出来た。

尚、パルス・カウンタのゲー１・時間、あるいは計数開
始時間などが、外部より、可変可能にしておくと、Ｍ量
検知器の受皿などを変更し、固有振動周期が変化した場
合でも、前記ゲート時間を調節し、対応ずることが出来
る。

発明の効果 以上のように本発明の重量検知器によれば、次の効果が
得られる。

（１）重量検知器の固有振動周期の整数倍の時間で、順
次平均化するという簡単な処理をすることにより、重量
値が早く安定化するという効果がある。

（２）振動変位の変位速度を求めたり、あるいは、重量
値の最大値、最小値などとの比較をする必要がないため
、演箕処理時間が短く、且つ、データメモリ数も少なく
てすむという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における重量検知器の構或図
、第２図は同ブロック図、第３図（ａ）．　（ｂ）は同
演算部内の処理プロセスを示す流れ図、第４図、第５図
は同重量値の時間変化を示す図である。 １・・・・・・受皿、２・・・・・・被計量物、５・・
・・・・重量センサー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被計量物の重量を得る重量センサーと、前記重量
   センサーの固有振動周期の整数倍の時間で順次平均化し
   、被計量物の重量値を求める制御手段を備えた重量検知
   器。
2. （２）前記重量センサーが静電容量型重量センサーで構
   成され、被計量物の重量値を周波数として検知する特許
   請求の範囲第１項記載の重量検知器。