JP2530733B2 - 電子式秤量器 - Google Patents
電子式秤量器Info
- Publication number
- JP2530733B2 JP2530733B2 JP1324497A JP32449789A JP2530733B2 JP 2530733 B2 JP2530733 B2 JP 2530733B2 JP 1324497 A JP1324497 A JP 1324497A JP 32449789 A JP32449789 A JP 32449789A JP 2530733 B2 JP2530733 B2 JP 2530733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- converter
- frequency
- pulse signal
- weighing machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
- Measurement Of Force In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子式秤量器に関するものである。
(従来の技術) 電子式秤量器は、歪ゲージ式や静電容量式の荷重検出
手段からの出力電圧を、V/F変換器でその電圧に応じた
周波数のパルス信号に変換し、さらにマイクロコンピュ
ータ等の演算処理装置でこのパルス信号の周波数を計測
して荷重を求め、この荷重値を表示装置で表示するよう
になっている。
手段からの出力電圧を、V/F変換器でその電圧に応じた
周波数のパルス信号に変換し、さらにマイクロコンピュ
ータ等の演算処理装置でこのパルス信号の周波数を計測
して荷重を求め、この荷重値を表示装置で表示するよう
になっている。
前記V/F変換器から出力されるパルス信号の周波数の
計測は、従来、一定時間のパルス数を直接計数する方法
と、パルスの波長を計測してこの波長から周波数を求め
る方法がある。通常、秤量器の表示装置では、長くとも
0.5秒に1回は表示を改める必要があるため、この計測
は0.2秒以内に完了する必要がある。
計測は、従来、一定時間のパルス数を直接計数する方法
と、パルスの波長を計測してこの波長から周波数を求め
る方法がある。通常、秤量器の表示装置では、長くとも
0.5秒に1回は表示を改める必要があるため、この計測
は0.2秒以内に完了する必要がある。
(発明が解決しようとする課題) 要求精度が0.1gで、1500gまで秤量可能な家庭用の小
型秤量器に前者の方法を採用する場合、0.2秒間で1500/
0.1=15000のパルスを計測しなければならないため、V/
F変換器の出力周波数は最低でも15000/0.2=75KHzが必
要である。実際には、秤量0gであってもV/F変換器の出
力は0Hzではないため、これを仮に25KHzとすると、最大
25KHz+7.5KHz=100KHzの周波数のパルス出力を信号を
出力できなければならない。このように、V/F変換器の
出力パルス信号の周波数が高くなるほど、V/F変換器の
前段の増幅回路での増幅度を大きくしなければならない
が、増幅回路のゼロドリフトが大きく影響するため、ゼ
ロドリフトの非常に小さい増幅回路を設ける必要があ
り、高価になるという問題がある。また、V/F変換器の
発振回路も周波数が高くなるほど、入力信号電圧と出力
周波数との間の直線性が得られにくくなるという問題が
ある。
型秤量器に前者の方法を採用する場合、0.2秒間で1500/
0.1=15000のパルスを計測しなければならないため、V/
F変換器の出力周波数は最低でも15000/0.2=75KHzが必
要である。実際には、秤量0gであってもV/F変換器の出
力は0Hzではないため、これを仮に25KHzとすると、最大
25KHz+7.5KHz=100KHzの周波数のパルス出力を信号を
出力できなければならない。このように、V/F変換器の
出力パルス信号の周波数が高くなるほど、V/F変換器の
前段の増幅回路での増幅度を大きくしなければならない
が、増幅回路のゼロドリフトが大きく影響するため、ゼ
ロドリフトの非常に小さい増幅回路を設ける必要があ
り、高価になるという問題がある。また、V/F変換器の
発振回路も周波数が高くなるほど、入力信号電圧と出力
周波数との間の直線性が得られにくくなるという問題が
ある。
一方、パルス信号の波長からその周波数を求める後者
の方法を採用する場合、通常4MHzのクロックを4分周し
た1MHzの信号で計測すると最少単位計測時間は1μsと
なるので、前記精度を確保するには、波長τは最低1500
/0.1×1μs=15msとなり、67Hzという低周波出力とし
なければならない。これでは、容量が大きく、しかも漏
れ電流の少ないキャパシタを採用しなければならず、高
価になるという問題が生じる。
の方法を採用する場合、通常4MHzのクロックを4分周し
た1MHzの信号で計測すると最少単位計測時間は1μsと
なるので、前記精度を確保するには、波長τは最低1500
/0.1×1μs=15msとなり、67Hzという低周波出力とし
なければならない。これでは、容量が大きく、しかも漏
れ電流の少ないキャパシタを採用しなければならず、高
価になるという問題が生じる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、安価
な数KHzのV/F変換器を使用して精度よく秤量することが
できる電子式秤量器を提供することを目的とする。
な数KHzのV/F変換器を使用して精度よく秤量することが
できる電子式秤量器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明は、被秤量物の荷重
に応じた直流電圧を出力する荷重検出手段と、該荷重検
出手段からの出力電圧をこれに応じた周波数のパルス信
号に変換するV/F変換器と、該V/F変換器からのパルス信
号の所定個数のパルスの時間間隔を計測し、この計測時
間の逆数から当該パルス信号の周波数を求めて荷重を算
定し、これを表示する演算処理装置とを備えたものであ
る。
に応じた直流電圧を出力する荷重検出手段と、該荷重検
出手段からの出力電圧をこれに応じた周波数のパルス信
号に変換するV/F変換器と、該V/F変換器からのパルス信
号の所定個数のパルスの時間間隔を計測し、この計測時
間の逆数から当該パルス信号の周波数を求めて荷重を算
定し、これを表示する演算処理装置とを備えたものであ
る。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を添付図面に従って説明す
る。
る。
第1図は、本発明に係る電子式秤量器の回路図を示
し、図において、1は電源となる電池、2は図示しない
秤量器本体の弾性起歪体に貼着された4個の歪ゲージで
ブリッジ回路を構成した荷重検出手段、3は前記荷重検
出手段2の出力電圧を増幅する増幅回路、4は前記増幅
回路3で増幅された直流電流を周波数に変換するV/F変
換回路で、前記増幅回路3とともにV/F変換器5を構成
する。6は演算処理装置を構成するマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンという。)、7は2KHzの原発振器、
8は電源スイッチ、9は荷重値を表示する表示装置であ
る。
し、図において、1は電源となる電池、2は図示しない
秤量器本体の弾性起歪体に貼着された4個の歪ゲージで
ブリッジ回路を構成した荷重検出手段、3は前記荷重検
出手段2の出力電圧を増幅する増幅回路、4は前記増幅
回路3で増幅された直流電流を周波数に変換するV/F変
換回路で、前記増幅回路3とともにV/F変換器5を構成
する。6は演算処理装置を構成するマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンという。)、7は2KHzの原発振器、
8は電源スイッチ、9は荷重値を表示する表示装置であ
る。
電池1は、トランジスタQを介して荷重検出手段2、
増幅回路3、V/F変換回路4及びマイコン6に電流を供
給するようになっている。
増幅回路3、V/F変換回路4及びマイコン6に電流を供
給するようになっている。
前記V/F変換器5は、荷重0gで5kHz、荷重1500gで6.5K
Hz、その間は直線的に変化する周波数のパルス信号を出
力するようになっている。
Hz、その間は直線的に変化する周波数のパルス信号を出
力するようになっている。
前記マイコン6は、原発振器7からの2MHzのクロック
信号を分周回路10で4分周した基本信号をカウントする
内部カウンタ11と、V/F変換器5からのパルス信号の立
ち上がりを検出するイベントカウンタ12とを備え、内蔵
されたプログラムに従ってV/F変換器5からのパルス信
号の周波数を求め、荷重を算定してその荷重値を表示装
置9に出力するようになっている。
信号を分周回路10で4分周した基本信号をカウントする
内部カウンタ11と、V/F変換器5からのパルス信号の立
ち上がりを検出するイベントカウンタ12とを備え、内蔵
されたプログラムに従ってV/F変換器5からのパルス信
号の周波数を求め、荷重を算定してその荷重値を表示装
置9に出力するようになっている。
すなわち、第2図に示すように、通電時にステップS1
01でゼロ点を調節した後、ステップS102でイベントカウ
ンタ12をセットし、ステップS103で計測開始時期である
6個目のパルスを検出すれば、ステップS104で内部カウ
ンタ11をセットする。そして、ステップS105で計測終了
時期である1000個目のパルスを検出すれば、ステップS1
06で内部カウンタ11のカウント値nを取り込み、ステッ
プS107でこれを周波数nに換算した後、ステップS108で
荷重wを算出して、ステップ109でその荷重値を出力
し、ステップS102に戻って以上のステップを繰り返すよ
うになっている。
01でゼロ点を調節した後、ステップS102でイベントカウ
ンタ12をセットし、ステップS103で計測開始時期である
6個目のパルスを検出すれば、ステップS104で内部カウ
ンタ11をセットする。そして、ステップS105で計測終了
時期である1000個目のパルスを検出すれば、ステップS1
06で内部カウンタ11のカウント値nを取り込み、ステッ
プS107でこれを周波数nに換算した後、ステップS108で
荷重wを算出して、ステップ109でその荷重値を出力
し、ステップS102に戻って以上のステップを繰り返すよ
うになっている。
V/F変換器5から出力されるパルス信号は、前記のよ
うに、荷重0gで5KHz、1500gで6.5KHzであるから、その
周期はそれぞれ200μs、154μsであり、パルス1000個
分の時間間隔は荷重0gで200ms、荷重1500gで約154msで
ある。このパルス1000個分の時間間隔は、その間に、原
発振器7からの2MHzのクロックを4分周した500KHz(周
期2μs)の基本信号を内部カウンタ11を増加すること
により計数する。この計数値nは荷重0gで1000、荷重15
00gで76923となる。この計数値nを下記式により周波
数に変換すると、荷重0gで80000、荷重1500gで104000で
ある。
うに、荷重0gで5KHz、1500gで6.5KHzであるから、その
周期はそれぞれ200μs、154μsであり、パルス1000個
分の時間間隔は荷重0gで200ms、荷重1500gで約154msで
ある。このパルス1000個分の時間間隔は、その間に、原
発振器7からの2MHzのクロックを4分周した500KHz(周
期2μs)の基本信号を内部カウンタ11を増加すること
により計数する。この計数値nは荷重0gで1000、荷重15
00gで76923となる。この計数値nを下記式により周波
数に変換すると、荷重0gで80000、荷重1500gで104000で
ある。
m=8×109/n … 従って、未知の被秤量物の荷重は、下記式で算出す
ることができる。
ることができる。
w=(m−80000)×1500/2400 … 従って、この秤量器の精度は単位当たり0.0625とな
り、要求精度0.1gを満足する。
り、要求精度0.1gを満足する。
また、計数値nに基本信号1の誤差が生じて、例えば
荷重0gでn=100001あるいは99999等となった場合、m
=79999あるいは80000となる。同様に、荷重1500gでn
=76922あるいは76924等となった場合、m=104001ある
いは103998となる。従って、換算周波数mは荷重0g付近
で最大1、荷重1500g付近では最大2の誤差を生じる
が、これはそれぞれ0.0625g、0.125gに相当し、計測単
位と同程度の実用上十分な精度である。
荷重0gでn=100001あるいは99999等となった場合、m
=79999あるいは80000となる。同様に、荷重1500gでn
=76922あるいは76924等となった場合、m=104001ある
いは103998となる。従って、換算周波数mは荷重0g付近
で最大1、荷重1500g付近では最大2の誤差を生じる
が、これはそれぞれ0.0625g、0.125gに相当し、計測単
位と同程度の実用上十分な精度である。
以上の構成からなる電子式秤量器では、電源スイッチ
8をオンすると、トランジスタQがオンして荷重検出手
段2,V/F変換器5及びマイコン6が作動し始め、マイコ
ン6によりトランジスタQがオン状態に保持されるとと
もに、電源オン時の検出重量の絶対値が「0g」とされ、
ゼロ点調節が行なわれる。
8をオンすると、トランジスタQがオンして荷重検出手
段2,V/F変換器5及びマイコン6が作動し始め、マイコ
ン6によりトランジスタQがオン状態に保持されるとと
もに、電源オン時の検出重量の絶対値が「0g」とされ、
ゼロ点調節が行なわれる。
次に、図示しない起歪体に取り付けられた秤量皿に被
秤量物を載置すると、起歪体が変位して歪ゲージが歪
み、ブリッジ回路の平衡が崩れる結果、被秤量物の重量
に応じた微少電圧が発生する。この微少電圧はV/F変換
器5の増幅回路3で増幅され、V/F変換回路4で5KHz〜
6.5KHzの間の周波数パルス信号に変換される。そして、
マイコン6によりV/F変換器5からの1000個分のパルス
の時間間隔が計数され、これに基づいて周波数m,荷重w
が求められ、この荷重値が表示装置9に出力される。こ
れにより、表示装置9には被秤量物の荷重値が表示され
る。
秤量物を載置すると、起歪体が変位して歪ゲージが歪
み、ブリッジ回路の平衡が崩れる結果、被秤量物の重量
に応じた微少電圧が発生する。この微少電圧はV/F変換
器5の増幅回路3で増幅され、V/F変換回路4で5KHz〜
6.5KHzの間の周波数パルス信号に変換される。そして、
マイコン6によりV/F変換器5からの1000個分のパルス
の時間間隔が計数され、これに基づいて周波数m,荷重w
が求められ、この荷重値が表示装置9に出力される。こ
れにより、表示装置9には被秤量物の荷重値が表示され
る。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、V/
F変換器からのパルス信号の所定個数分のパルスの時間
間隔を計測することによって当該パルス信号の周波数を
求めるものであるから、数KHzの出力のV/F変換器を使用
することができ、安価であるうえ、ほぼ計測単位と同様
の精度が得られるという効果を有している。
F変換器からのパルス信号の所定個数分のパルスの時間
間隔を計測することによって当該パルス信号の周波数を
求めるものであるから、数KHzの出力のV/F変換器を使用
することができ、安価であるうえ、ほぼ計測単位と同様
の精度が得られるという効果を有している。
第1図は本発明に係る電子式秤量器の回路図、第2図は
マイクロコンピュータのフローチャートである。 2……荷重検出手段、5……V/F変換器、 6……演算処理装置、9……表示装置。
マイクロコンピュータのフローチャートである。 2……荷重検出手段、5……V/F変換器、 6……演算処理装置、9……表示装置。
Claims (1)
- 【請求項1】被秤量物の荷重に応じた直流電圧を出力す
る荷重検出手段と、該荷重検出手段からの出力電圧をこ
れに応じた周波数のパルス信号に変換するV/F変換器
と、該V/F変換器からのパルス信号の所定個数のパルス
の時間間隔を計測し、この計測時間の逆数から当該パル
ス信号の周波数を求めて荷重を算定し、これを表示する
演算処理装置とを備えたことを特徴とする電子式秤量
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1324497A JP2530733B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | 電子式秤量器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1324497A JP2530733B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | 電子式秤量器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03181823A JPH03181823A (ja) | 1991-08-07 |
JP2530733B2 true JP2530733B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=18166466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1324497A Expired - Lifetime JP2530733B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | 電子式秤量器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530733B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-12 JP JP1324497A patent/JP2530733B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03181823A (ja) | 1991-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0303442B1 (en) | Multi-frequency capacitance sensor | |
JP2530733B2 (ja) | 電子式秤量器 | |
JPH0752591Y2 (ja) | 振動式力センサによる計量装置 | |
JP2562876B2 (ja) | 計量装置 | |
US3939689A (en) | Method and apparatus for distinguishing aperiodic noise input signals from periodic input signals during measurement | |
JP2004093416A (ja) | 電圧・電流計測装置 | |
JPS5927849B2 (ja) | デジタル表示秤の制御回路 | |
JPS6349699Y2 (ja) | ||
CN211262418U (zh) | 一种电子秤电路 | |
JPS6331024Y2 (ja) | ||
JP2697911B2 (ja) | 歩数計 | |
JPS5828190Y2 (ja) | 電子式体重計 | |
JP2504753B2 (ja) | 電子温度計 | |
CN214122704U (zh) | 一种瞬时日差测量装置 | |
JP3120883B2 (ja) | 計数秤 | |
JPS5895230A (ja) | 電子式温度測定方法及び装置 | |
JPH02253130A (ja) | ロードセル秤 | |
US11808617B2 (en) | Measurement circuit for a body weight measuring apparatus for measuring body weight distribution | |
JPH0222525A (ja) | 電子秤 | |
JPH035990Y2 (ja) | ||
JP2719815B2 (ja) | アナログ出力型計測器 | |
US4383432A (en) | Clock escapement monitor | |
JPS61225619A (ja) | 電子計数はかり | |
JPH06324096A (ja) | ユニバーサルカウンタ | |
JP3482975B2 (ja) | ひずみ計測用増幅器 |