JPH1111821A - 中間階免震ビルのエレベータ支持構造 - Google Patents

中間階免震ビルのエレベータ支持構造

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JPH1111821A
JPH1111821A JP16771197A JP16771197A JPH1111821A JP H1111821 A JPH1111821 A JP H1111821A JP 16771197 A JP16771197 A JP 16771197A JP 16771197 A JP16771197 A JP 16771197A JP H1111821 A JPH1111821 A JP H1111821A
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JP
Japan
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elevator
seismic isolation
building
floor
isolation layer
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Withdrawn
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JP16771197A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Fukuchi
一彦 福地
Yoshiaki Yanagi
義明 柳
Yoshihisa Kitamura
佳久 北村
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH1111821A publication Critical patent/JPH1111821A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/028Guideways; Guides with earthquake protection devices

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  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間階免震ビルにおいて、免震層を貫通する
エレベータの断面積を小さくしてコスト低減や敷地の有
効活用を図る。 【解決手段】 中間階に設けられた免震層1を挟んで上
下の躯体2,3が分けて構築され、上階躯体2から、免
震層1を縦断してエレベータ11が貫通されている。エ
レベータ11は、上階躯体2に吊り下げられたエレベー
タシャフト10とこのエレベータシャフト10内を昇降
するケージ4とからなる。エレベータシャフト10の底
部と下階躯体3のエレベータピット12との間に積層ゴ
ム等からなる緩衝部材15を介在させ、この緩衝部材1
5でエレベータシャフト10の荷重を受ける。エレベー
タ11全体の断面積を減少できるに伴ってエレベータ1
1の周囲の寸法を小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間階に免震層が
設けられたビルにおけるエレベータ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルの免震構造としては、免震装置を躯
体最下層の床下に設置するのが一般的であった。しかし
ながらこの構造では、地下を有するビルの場合は周囲に
ドライエリアを必要とすることから、壁厚がきわめて厚
くなって非経済的であるとともに、敷地の有効活用が阻
害されるといった難点があった。このため、地下を有す
るビルの場合、免震装置を中間階に設ける構造、いわゆ
る中間階免震構造が多く採用されてきている。また、地
下の無いビルであっても、免震装置を設置する免震ピッ
トが不要となって経済的であるという点から、中間階免
震構造の採用が広まっている。
【0003】ところで、上記中間階免震構造において
は、地震が起こった際、免震層には最大で50cm程度
とされる大きな水平変位が生じる。このため、免震層を
縦断させてエレベータを貫通させることができないとい
う課題があったが、図3に示すような構造を適用して課
題を克服している。すなわち、このビルの躯体は、免震
層1を間に挟んで上階側の躯体2と下階側の躯体3とに
分かれており、下階側のケージ4の昇降路を形成するエ
レベータシャフト5は、上階躯体2に吊り下げられて支
持され、免震層1を縦断して貫通している。ケージ4と
エレベータシャフト5により、エレベータ6が構成され
ている。この中間階免震構造では、地震が起こると下階
躯体3は直接その振動を受けるが、上階躯体2は免震層
1により振動が緩衝される。エレベータシャフト5と下
階躯体3との間には、下階躯体3が地震によって大きく
水平変位してもエレベータシャフト5に衝突しないよう
十分な間隔があけられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構造で
は、下階躯体3の階数が多くなる、つまり多層になれば
なるほど、エレベータシャフト5の吊り下げ寸法が長大
化する。こうなると、エレベータシャフト5が大型化
し、なおかつエレベータシャフト5の下階躯体3に対す
る相対的な振れ寸法も増大するので、下階躯体3におけ
るエレベータ6の周囲の寸法(図3のH3 で示す空間寸
法)を大きくとる必要が生じ、その結果、敷地の有効活
用が阻害される。また、エレベータシャフト5を吊り下
げるための設備も大型化し、コストの高騰を招くことに
なる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、中間階免震ビルにおいて、下階躯体におけるエレ
ベータの周囲の寸法が小さくなり、これに伴ってコスト
の低減や敷地の有効活用が図られるエレベータ支持構造
の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、請求項1に記載の発
明は、ビルを構成する躯体の中間階に免震層が設けら
れ、躯体における免震層よりも上階の部分から、免震層
を縦断してエレベータガイドが貫通され、該エレベータ
ガイドに沿ってケージが昇降するよう設けられた中間階
免震ビルのエレベータ支持構造であって、前記エレベー
タガイドが、前記躯体における前記免震層よりも下階の
部分に、緩衝部材を介して支持されていることを特徴と
している。また、請求項2に記載の発明では、前記緩衝
部材が、前記エレベータガイドの底部と前記躯体との間
に介在されていることを特徴としている。また、請求項
3に記載の発明は、ビルを構成する躯体の中間階に免震
層が設けられ、躯体における免震層よりも上階の部分か
ら、免震層を縦断してエレベータガイドが貫通され、該
エレベータガイドに沿ってケージが昇降するよう設けら
れた中間階免震ビルのエレベータ支持構造であって、前
記躯体における前記免震層よりも上階の部分から、前記
エレベータガイドを支持するフレームが前記免震層を縦
断して貫通されていることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、一実施形態に係るエレベ
ータ支持構造が適用された中間階免震ビルの一部断面を
示している。このビルを構成する躯体は、免震層を間に
挟んで上階側の躯体2と下階側の躯体3とに分かれてい
る。この場合、下階躯体3は4階分を構成し、上階躯体
2は、図では省略されているが下階躯体3よりも多層と
なっている。符号4はケージ、10はケージ4の昇降路
を形成するエレベータシャフト(エレベータガイド)で
あり、両者でエレベータ11が構成されている。エレベ
ータシャフト10は上階躯体2に吊り下げられて支持さ
れ、免震層1を縦断して貫通し、下階躯体3の底部に形
成されたエレベータピット12内に達している。エレベ
ータシャフト10と下階躯体3との間には、下階躯体3
が地震によって大きく水平変位してもエレベータシャフ
ト10に衝突しないよう十分な間隔があけられている。
【0008】上階躯体2およびエレベータシャフト10
には、エレベータホール13のフロア13aからケージ
4に対して出入りするための開口10aが形成されてい
る。下階においては、エレベータシャフト10と下階躯
体3のフロア13aとの間には間隔があるため、エレベ
ータシャフト10の開口10aの底縁には、フロア13
aにかかる踏板14が固定されている。この踏板14
は、フロア13aには固定されておらず載せられている
だけであり、これによって、エレベータシャフト10と
下階躯体3との上下および水平方向の相対変位が許容さ
れるようになっている。そして、本実施形態において
は、エレベータピット12とエレベータシャフト10の
底面との間に、緩衝部材15が介在され、エレベータシ
ャフトは、その荷重の一部あるいはほとんどが、緩衝部
材15を介して下階躯体3に支持されている。緩衝部材
15としては、積層ゴムや、すべり支承材等が好適であ
る。
【0009】上記中間階免震ビルでは、地震が起こると
下階躯体3は直接その振動を受けるが、上階躯体2は免
震層1によって振動が緩衝される。地震による下階躯体
3の水平変位は、緩衝部材15によりエレベータシャフ
ト10に伝わりにくく、エレベータシャフト10は上階
躯体2とほぼ同様にして振動が緩衝される。ここにおい
て、エレベータシャフト10は緩衝部材15を介して下
階躯体3に支持されているので、エレベータシャフト1
0を吊り下げる設備の小型化が可能になる。また、エレ
ベータシャフト10の断面積を小さくできるとともに、
エレベータシャフト10の下階躯体3に対する相対的な
振れ寸法が低減する。これらの結果、下階躯体3におけ
るエレベータ11の周囲の寸法(図1のH1 で示す空間
寸法)を小さくすることができ、敷地を有効活用でき
る。また、エレベータシャフト10を吊り下げる設備を
小型化できることから、コストの低減が図られる。
【0010】なお、上記一実施形態では、緩衝部材15
は、エレベータシャフト10の底面とエレベータピット
12の間に介在されているが、設置個所はここに限られ
ず、例えば、エレベータシャフト10の外側面と下階躯
体3の内側面との間に介在させてもよい。しかしなが
ら、エレベータシャフト10の荷重が十分に支持され得
る点で、上記のようにエレベータシャフト10の底面と
エレベータピット12の間に介在されている形態が最も
好ましい。
【0011】図2は、本発明の他の実施形態を示してお
り、図1と同一の構成要素には同一の符号を付してあ
る。この場合、上記エレベータシャフト10に代わりケ
ージ4をガイドするガイドレール(エレベータガイド)
20が設けられ、ケージ4とガイドレール20とでエレ
ベータ21が構成されている。ガイドレール20は、上
階躯体2に吊り下げられて支持され、免震層1を縦断し
て貫通し、下階躯体3のエレベータピット12内に達し
ている。そして、本実施形態においては、ガイドレール
20が、鉄骨造からなるフレーム22で支持されてい
る。このフレーム22は、その上端部が上階躯体2に吊
り下げられて支持されており、ガイドレール20に沿っ
て、免震層1を縦断して貫通し、下階躯体3の底部に形
成されたエレベータピット12内に達している。
【0012】この実施形態によれば、下階においてケー
ジ4の昇降を導くガイドレール20が、上階躯体2に吊
り下げられた鉄骨造のフレーム22に支持されているの
で、フレーム22を含めたケージ4の昇降路の断面積を
小さくできる。したがって、上記一実施形態と同様に、
下階躯体3におけるエレベータ22の周囲の寸法(図2
のH2 で示す空間寸法)が小さくなり、敷地を有効活用
できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エレベータガイドが免震層よりも下階側の躯体に緩衝部
材を介して支持されているから、エレベータガイドの支
持設備の小型化およびエレベータガイドの断面積の減少
が可能となり、その結果、下階側の躯体におけるエレベ
ータ周囲の寸法が減少して敷地を有効活用できるととも
に、コストの低減が図られる。また、緩衝部材がエレベ
ータガイドの底部と躯体の間に介在されているから、エ
レベータガイドの荷重は緩衝部材で十分に支持され、も
って上記効果が十分に発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るエレベータ支持構
造が適用された中間階免震ビルを示す側断面図である。
【図2】 本発明の他の実施形態に係るエレベータ支持
構造が適用された中間階免震ビルを示す側断面図であ
る。
【図3】 従来のエレベータ支持構造が適用された中間
階免震ビルを示す側断面図である。
【符号の説明】
1…免震層 2…上階躯体 3…下階躯体 4…ケージ 10…エレベータシャフト(エレベータガイド) 15…緩衝部材 20…ガイドレール(エレベータガイド) 22…フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルを構成する躯体の中間階に免震層が
    設けられ、躯体における免震層よりも上階の部分から、
    免震層を縦断してエレベータガイドが貫通され、該エレ
    ベータガイドに沿ってケージが昇降するよう設けられた
    中間階免震ビルのエレベータ支持構造であって、 前記エレベータガイドは、前記躯体における前記免震層
    よりも下階の部分に、緩衝部材を介して支持されている
    ことを特徴とする中間階免震ビルのエレベータ支持構
    造。
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材は、前記エレベータガイド
    の底部と前記躯体との間に介在されていることを特徴と
    する請求項1に記載の中間階免震ビルのエレベータ支持
    構造。
  3. 【請求項3】 ビルを構成する躯体の中間階に免震層が
    設けられ、躯体における免震層よりも上階の部分から、
    免震層を縦断してエレベータガイドが貫通され、該エレ
    ベータガイドに沿ってケージが昇降するよう設けられた
    中間階免震ビルのエレベータ支持構造であって、 前記躯体における前記免震層よりも上階の部分から、前
    記エレベータガイドを支持するフレームが前記免震層を
    縦断して貫通されていることを特徴とする中間階免震ビ
    ルのエレベータ支持構造。
JP16771197A 1997-06-24 1997-06-24 中間階免震ビルのエレベータ支持構造 Withdrawn JPH1111821A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009298531A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Shimizu Corp エレベータシャフトの制震構造
JP2010030735A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Kajima Corp 免震建物のエレベータシャフトの構築方法
CN113513098A (zh) * 2021-04-28 2021-10-19 北方工程设计研究院有限公司 一种老旧小区多层建筑加装外挂式电梯专用防震结构

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JP2009298531A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Shimizu Corp エレベータシャフトの制震構造
JP2010030735A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Kajima Corp 免震建物のエレベータシャフトの構築方法
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907