JPH11117644A - 建物用シャッターおよびその清掃方法 - Google Patents

建物用シャッターおよびその清掃方法

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JPH11117644A
JPH11117644A JP28527297A JP28527297A JPH11117644A JP H11117644 A JPH11117644 A JP H11117644A JP 28527297 A JP28527297 A JP 28527297A JP 28527297 A JP28527297 A JP 28527297A JP H11117644 A JPH11117644 A JP H11117644A
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JP
Japan
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shutter curtain
shutter
building
guide rail
opening
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JP28527297A
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English (en)
Inventor
Toru Uetake
徹 植竹
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Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターカーテンの室外側の面を建物の室
内側から清掃できる建物用シャッターおよびその清掃方
法を提供すること。 【解決手段】 シャッターカーテン8の開閉動作を案内
する左右のガイドレール8に蓋部材11で開閉されるシ
ャッターカーテン取り出し口10を設け、シャッターカ
ーテン8の左右端部8Aを最下部からこの取り出し口1
0より取り出し、裏返しにされてガイドレール4から全
部抜き出され、シャッターボックス3内の巻き取り部に
連結部材である吊り元部材16で連結されているシャッ
ターカーテン8を、シャッターボックス3に設けた支持
部材で吊り下げ支持して建物室内から清掃作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口部をシ
ャッターカーテンで開閉する建物用シャッター、および
このシャッターカーテンの室外側の面を清掃するための
方法に関する。
【0002】
【背景技術】建物の窓等の開口部には、多数のスラット
の連設で形成されたシャッターカーテンでこの開口部を
開閉する建物用シャッターが設けられる。この建物用シ
ャッターは、巻き取り部に巻き取られているとともに、
この巻き取り部から繰り出し自在となっているシャッタ
ーカーテンと、このシャッターカーテンの開閉動作であ
る上下動を案内する左右のガイドレールとを含んで構成
されている。
【0003】シャッターカーテンの室外側の面を清掃
し、この面に付着した汚れを除去できるようにするた
め、従来、巻き取り部が収納されているシャッターボッ
クスの内部に、シャッターカーテンの室外側の面に接触
するブラシを設け、シャッターボックスの内部の巻き取
り部にシャッターカーテンが巻き取られるとき、また巻
き取り部から繰り出されるときにこのブラシでシャッタ
ーカーテンの室外側の面を清掃するようにしていた。し
かし、シャッターカーテンは多数のスラットの連設で形
成されていてその表面には凹凸があり、特にスラット同
士の連結部であるカール部の箇所は大きな凹凸部になっ
ていて細部までブラシできれいに清掃することは困難で
あり、また、ブラシは磨耗するため、定期的に交換しな
ければならなかった。
【0004】このため、従来、シャッターカーテンの室
外側の面を清掃するため、シャッターカーテンを全閉に
した後、作業者が室外に出て、手作業によりシャッター
カーテンの室外側の面を清掃することが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような手作業によ
るシャッターカーテンの室外側の面の清掃は、建物用シ
ャッターが建物の1階の開口部に設けられているときに
は容易に行えるが、建物用シャッターが建物の2階等の
上階に形成されている窓等の開口部に設けられていると
きには、作業者は梯子等を使用してその上階まで登らな
ければならず、その清掃作業が面倒になるという問題が
あった。
【0006】特に、近年3階建て住宅の建設が認めら
れ、住宅の高層化が進んでいるため、このような建物に
対処できる建物用シャッターの出現が望まれている。
【0007】本発明の目的は、シャッターカーテンの室
外側の面を建物の室内側から清掃できるようになる建物
用シャッター、およびその清掃方法を提供するところに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物用シャ
ッターは、巻き取り部に巻き取られてこの巻き取り部か
ら繰り出し自在となっているとともに、建物の開口部を
開閉するシャッターカーテンと、このシャッターカーテ
ンの左右端部が挿入されてシャッターカーテンの開閉動
作を案内する左右のガイドレールと、これらのガイドレ
ールに形成され、シャッターカーテンの左右端部が取り
出し自在となっているシャッターカーテン取り出し口
と、不動部材に設けられ、ガイドレールから全部または
ほぼ全部抜き出されて裏返しにされたシャッターカーテ
ンを支持する支持部材とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0009】また、この建物用シャッターによって実施
する本発明に係る建物用シャッターの清掃方法は、巻き
取り部に巻き取られているシャッターカーテンをこの巻
き取り部から左右のガイドレールで案内しながら繰り出
し、これらのガイドレールに挿入されているシャッター
カーテンの左右端部をガイドレールに形成されているシ
ャッターカーテン取り出し口から取り出してシャッター
カーテンの全部またはほぼ全部をガイドレールから抜き
出すとともに、裏返しにしたシャッターカーテンを不動
部材に設けた支持部材で支持させ、このシャッターカー
テンを、このシャッターカーテンにより開閉される開口
部を有する建物の室内側から清掃することを特徴とする
ものである。
【0010】本発明において、シャッターカーテンを不
動部材に設けられている支持部材で支持したときには、
シャッターカーテンは裏返しになっているため、シャッ
ターカーテンの室外側の面を建物の室内側から清掃する
ことができることになる。
【0011】このようにシャッターカーテンの室外側の
面を建物の室内側から清掃できることになる本発明は、
建物用シャッターが建物の2階や3階等の上階に形成さ
れている窓等の開口部に設けられているものであるとき
にその効果は特に顕著となるが、本発明は、1階の開口
部に設けられる建物用シャッターにも適用できる。
【0012】本発明は、前記巻き取り部から繰り出され
たシャッターカーテンが下降することにより建物の開口
部を閉じるようになっている建物用シャッターに適用で
きるとともに、巻き取り部から繰り出されたシャッター
カーテンが上昇することにより建物の開口部を閉じるよ
うになっている建物用シャッターにも適用できる。すな
わち、本発明は、前記巻き取り部が建物の開口部の上部
に配置されている建物用シャッターと、開口部の下部に
配置されている建物用シャッターとの両方に適用可能で
ある。
【0013】また、本発明は、建物の開口部の上下両方
に巻き取り部があり、これらの巻き取り部から繰り出さ
れたシャッターカーテンの先端同士が開口部の上下の途
中で当接するようになっている建物用シャッターにも適
用できる。
【0014】以上のように本発明が、建物の開口部の上
部に配置された巻き取り部から繰り出し下降されたシャ
ッターカーテンにより開口部の全部または一部が閉じら
れるようになっている建物用シャッターに適用される場
合には、ガイドレールからシャッターカーテンの全部ま
たはほぼ全部を抜き出し、このシャッターカーテンの先
端である下端を上向きにしてシャッターカーテンを前記
支持部材で支持させることにより、シャッターカーテン
を裏返しとする。
【0015】一方、本発明が、建物の開口部の下部に配
置された巻き取り部から繰り出し上昇されたシャッター
カーテンにより開口部の全部または一部が閉じられるよ
うになっている建物用シャッターに適用される場合に
は、ガイドレールからシャッターカーテンの全部を抜き
出し、このシャッターカーテンの後端である下端を上向
きにしてシャッターカーテンを前記支持部材で支持させ
ることにより、シャッターカーテンを裏返しとする。
【0016】裏返しにされたシャッターカーテンを支持
するための支持部材は不動部材に設ければよく、この不
動部材は、例えば、シャッターボックスでもよく、また
ガイドレールでもよく、さらには、建物の開口部に配置
されているサッシや庇を含めた建物自体でもよい。
【0017】また、ガイドレールに形成されているシャ
ッターカーテン取り出し口からシャッターカーテンの左
右端部が取り出されてシャッターカーテンの全部または
ほぼ全部がガイドレールから抜き出されたとき、シャッ
ターカーテンが前記巻き取り部から分離していてもよい
が、シャッターカーテンが巻き取り部に連結部材を介し
て連結されていることがより好ましい。
【0018】このようにシャッターカーテンの全部また
はほぼ全部をガイドレールから抜き出したときに、シャ
ッターカーテンと巻き取り部とが連結部材で連結されて
いると、シャッターカーテンを前記支持部材に支持させ
るなどの作業時におけるシャッターカーテンの取り扱い
性が良好になるとともに、清掃作業終了後にシャッター
カーテンを巻き取り部に直ちに巻き取らせることができ
るようになる。
【0019】ガイドレールに設けるシャッターカーテン
取り出し口は常時開口しているものでもよいが、雨水、
塵埃等の侵入を防止できるようにするため、この取り出
し口はガイドレールに設けた蓋部材で開閉自在とし、シ
ャッターカーテンの清掃時に開口できるようにすること
がより好ましい。
【0020】シャッターカーテン取り出し口を開閉する
蓋部材の形状やガイドレールに対する取り付け構造等は
任意のものでよいが、シャッターカーテン取り出し口に
対して取り付け、取り外し自在となった蓋部材よりも、
このガイドレールにヒンジで回動自在に連結された蓋部
材とすることが好ましい。
【0021】このように蓋部材をヒンジでガイドレール
に回動自在に取り付けておくと、ガイドレールに蓋部材
を常時連結しておくことができて蓋部材の紛失をなくす
ことができるとともに、左右のガイドレールで案内され
ながら移動してきたシャッターカーテンの左右端部をシ
ャッターカーテン取り出し口から取り出すときには、シ
ャッターカーテンの水切り部材等の先端部材がこの取り
出し口の位置に達したときに、この先端部材を室外側に
押すことによって蓋部材をヒンジを中心に回動させるだ
けでシャッターカーテンの左右端部をシャッター取り出
し口から取り出すことができるようになり、シャッター
カーテンの清掃作業時に行わなければならないシャッタ
ーカーテン取り出し口からのシャッターカーテン左右端
部の取り出し作業を簡単に行えるようになる。
【0022】また、蓋部材は前記ヒンジを中心に常時回
動自在やシャッターカーテン取り出し口に嵌合等されて
いてガイドレールから常時取り外し自在になっていても
よいが、シャッターカーテンの清掃作業時以外はシャッ
ターカーテン取り出し口を蓋部材で確実に塞いでおくこ
とができ、シャッターカーテンの清掃作業を行うときだ
けシャッターカーテン取り出し口を開口できるようにす
るため、蓋部材をガイドレールにビスで結合することが
好ましい。
【0023】ビスを使用したガイドレールへの蓋部材の
結合構造は任意なものでよいが、好ましくは、シャッタ
ーカーテンの左右端部が挿入されるガイドレールのガイ
ド溝からガイドレールの内部に挿入されたビスにより、
蓋部材をガイドレールに結合する構造とする。
【0024】このような蓋部材の結合構造を採用した場
合には、ビスを取り外してシャッターカーテン取り出し
口を開口するためには、ビスを回転させるドライバー等
の工具をガイドレールのガイド溝に挿入しなければなら
なくなるため、シャッターカーテンで建物の開口部が全
閉になっていてガイド溝がシャッターカーテンの左右端
部で塞がれているときにはビスの取り外し作業を行えな
いことになり、このため防犯上有効となる。
【0025】シャッターカーテン取り出し口はガイドレ
ールの一部に設けられた上下寸法の小さなものでもよ
く、また、ガイドレールの全長またはほぼ全長に亘って
設けられた上下寸法の大きなものでもよい。
【0026】また、シャッターカーテンを巻き取り、繰
り出す前記巻き取り部は外部に露出していてもよく、ま
た、収納空間の内部に収納されていて外部に露出してい
なくてもよい。巻き取り部を内部に収納するものは、シ
ャッターボックスでもよく、建物の軒天や庇、さらには
建物の天井等でもよい。
【0027】以上の本発明は、手動式建物用シャッター
と自動式建物用シャッターの両方に適用できる。
【0028】また、本発明は、シャッターカーテンが複
数のスラットで形成された建物用シャッターだけではな
く、複数のパネルで形成された建物用シャッターや、シ
ートで形成された建物用シャッター、リンクで連結され
ている複数のパイプで形成された建物用シャッター等に
も適用できる。
【0029】また、本発明は概ね窓に設ける窓シャッタ
ーに有効であるが、これ以外の建物用シャッターにも適
用可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る建物用
シャッター1の全体正面図で、図2は、図1のII−II線
断面図、図3は、図1のIII−III線断面図である。図1
に示されているように、建物用シャッター1は、建物の
窓等の開口部2の上部に取り付けられたシャッターボッ
クス3と、開口部2の左右両側に垂直に延設されたガイ
ドレール4とを有する。シャッターボックス3の内部に
は巻き取り部5が配置されており、この巻き取り部5に
は、最下部部材が水切り部材6になっていてその上に多
数のスラット7が順次連設されて形成されたシャッター
カーテン8が巻き取られ、図2に示されている通り、こ
のシャッターカーテン8の左右の端部8Aはガイドレー
ル4のガイド溝4Aに摺動自在に挿入されているため、
シャッターカーテン8は左右のガイドレール4で案内さ
れながら上下動自在になっており、この上下動により開
口部2はシャッターカーテン8で開閉される。
【0031】この実施形態では、ガイドレール4のガイ
ド溝4Aには2個のモヘア部材9A,9Bが対向して組
み込まれており、これらのモヘア部材9A,9Bはシャ
ッターカーテン8の端部8Aの室外側の面と室内側の面
とに接触し、この接触状態を維持しながらシャッターカ
ーテン8は開閉動作である上下動を行うため、シャッタ
ーカーテン8は傷がつかずにガイドレール4で案内され
て移動するようになっている。
【0032】この実施形態に係る建物用シャッター1は
手動式であり、全開になっているシャッターカーテン8
を手等で押し下げることにより、シャッターカーテン8
はシャッターボックス3から繰り出されて下降し、この
とき、巻き取り部5に組み込まれているリターンスプリ
ングにばね力が蓄圧されるため、全閉となったシャッタ
ーカーテン8を軽く押し上げるだけでシャッターカーテ
ン8はリターンスプリングに蓄圧されたばね力で上昇
し、そして巻き取り部5に巻き取られてシャッターボッ
クス3に格納される。
【0033】図1に示されているように、左右のガイド
レール4の長手方向途中の表面にはシャッターカーテン
取り出し口10が形成され、この取り出し口10はガイ
ドレール4に設けられて蓋部材11で通常時塞がれてい
る。図4は、この蓋部材11の部分の拡大図であり、図
5は、図4のV−V線断面図である。蓋部材11は裏側の
上端においてガイドレール4の内面にヒンジ12で連結
され、このため、蓋部材11はヒンジ12を中心に上向
きに回動自在であり、この上向きに蓋部材11が回動し
たとき、ガイドレール4のガイド溝4Aを含む取り出し
口10が開口するようになっている。
【0034】図3、図4に示されているように、蓋部材
11の下部裏側には後方へ延びる突片11Aが設けられ
ており、蓋部材11を下向きに回動させて取り出し口1
0を塞いだ後、この突片11Aにビス13を挿通すると
ともに、このビス13をガイドレール4の内側面に固設
されているナット14に螺入することにより、蓋部材1
1はガイドレール4に結合される。ビス13の突片11
Aへの挿通とナット14への螺入との作業は、先端に磁
石が設けられたドライバーにビス13を吸着させた後、
図3で示す蓋部材11が表面側を塞いでいるガイドレー
ル4のガイド溝4Aからビス13をガイドレール4の内
部に挿入し、引き続いてビス13をガイドレール4内の
隔壁4Bの孔4Cに通すことにより行うことができ、こ
の後、ビス13を突片11Aに挿通してナット14に螺
入する。
【0035】これによって蓋部材11はビス13でガイ
ドレール4に回動不能に結合されることになり、蓋部材
11をヒンジ12を中心に上向きに回動可能とするため
にビス13を取り外すときには、以上と逆の作業を行え
ばよい。
【0036】蓋部材11をビス13でガイドレール4に
結合したときには、シャッターカーテン取り出し口10
の表面側は塞がれてガイドレール4のガイド溝4Aは上
下に連続するため、ガイド溝4Aに端部8Aが挿入され
たシャッターカーテン8は所定通りガイドレール4に案
内されて開閉動作できるようになる。図3に示されてい
る通り、蓋部材11の裏面にもガイドレール4に設けら
れた前記モヘア部材9Aと上下に連続するモヘア部材9
A’が設けられているため、シャッターカーテン8の端
部8Aが蓋部材11の箇所を通るときにも、シャッター
カーテン8に傷がつくことはない。
【0037】以上の説明から理解できるように、全開の
シャッターカーテン8を左右のガイドレール4に沿って
下降させるとともに、ビス13を取り外した蓋部材11
を図6のように上向きに回動させてシャッターカーテン
取り出し口10を開口させると、図7のようにそれぞれ
の取り出し口10からシャッターカーテン8の左右端部
8Aを最下部より取り出すことできる。
【0038】不動部材である前記シャッターボックス3
の下面には、図6〜図10に示すように、シャッターカ
ーテン8の最下部部材である水切り部材6を上向きに係
止させてシャッターカーテン8を吊り下げ状態で支持す
るための支持部材15が設けられている。この支持部材
15は、図12で示されているように、隙間Sを開けて
互いに対向する2個のL字状部材15A,15Bからな
る。また、シャッターカーテン8の水切り部材6は水平
部6Aを有し、水切り部材6を傾けることにより斜めと
したこの水平部6Aを隙間Sに挿入し、この後、水平部
6Aを水平に戻すことにより、水平部6Aが2個のL字
状部材15A,15Bの水平延出部に載ってシャッター
カーテン8は支持部材15に吊り下げ支持されるように
なっている。支持部材15によるシャッターカーテン8
の支持を解除するためには、以上とは逆の作業を行えば
よい。
【0039】シャッターカーテン取り出し口10から端
部8Aを取り出すことができるシャッターカーテン8
は、そのまま全部をガイドレール4から抜き出すことが
できる。図9〜図11にはこの状態が示されており、ガ
イドレール4から全部が抜き出されたシャッターカーテ
ン8には、シャッターボックス3の内部に配置されてい
る図1の巻き取り部5まで延びる連結部材である吊り元
部材16が連結されている。すなわち、シャッターカー
テン8と巻き取り部5とを連結する吊り元部材16は、
ガイドレール4からシャッターカーテン8の全部が抜き
出されても巻き取り部5にシャッターカーテン8を連結
している長寸のものである。
【0040】この吊り元部材16は、図11に示されて
いるように、左右のガイドレール4の内側に2本あり、
それぞれの吊り元部材16は、図12と図13に示され
ている細長部材17と基部材18とからなる。上端が巻
き取り部5に結合されている細長部材17の下端のルー
プ部17Aは基部材18の孔18Aに挿通され、基部材
18の端部のカール部18Bがシャッターカーテン8の
最上部のスラット7のカール部7Aに係合することによ
り、細長部材17と基部材18との連結、基部材18と
シャッターカーテン8との連結がなされている。
【0041】シャッターカーテン8の室外側の面を清掃
するときは、以下の通り行う。まず、シャッターカーテ
ン8を全開または少なくとも蓋部材11の上部まで上昇
させ、次いで図3のガイド溝4Aからガイドレール4の
内部に挿入したドライバーでビス13を取り外し、これ
により蓋部材11をヒンジ12を中心に上向きに回動可
能とする。この後、シャッターカーテン8をガイドレー
ル4に案内させてシャッターボックス3から徐々に繰り
出し、シャッターカーテン8の端部8Aの最下部が蓋部
材11の箇所に達したとき、シャッターカーテン8の最
下部を室外側に押し、これにより蓋部材11をヒンジ1
2を中心に上向きに回動させてシャッターカーテン取り
出し口10を開口させ、そのままこの取り出し口10か
ら端部8Aの最下部をガイドレール4の外部に押し出
し、これ以後、取り出し口10から端部8Aを連続的に
取り出す。この状態が図6、図7に示されている。
【0042】引き続きガイドレール4からのシャッター
カーテン8の抜き取りを行い、この抜き取り量が所定長
さになったとき、シャッターカーテン8を図8のように
上向きに反転させて裏返しとし、これによりシャッター
カーテン8の先端の水切り部材6を前記支持部材15に
支持させ、そしてこれ以後もガイドレール4からのシャ
ッターカーテン8の抜き出しを行い、図9と図11に示
すようにシャッターカーテン8の全部をガイドレール4
から抜き取る。このときには、シャッターカーテン8の
全部は裏返しになって支持部材15に吊り下げ支持され
ている。
【0043】この後、シャッターカーテン8を清掃する
者は建物の室内側からシャッターカーテン8の清掃作業
を行い、この室内側から清掃作業が行われるシャッター
カーテン8の面は、室外側の面である。なお、この清掃
作業時に吊り下げ支持されているシャッターカーテン8
が揺動する場合には、図10で示すように、2本の吊り
元部材16に棒状部材19を通し、この棒状部材19を
建物用シャッターが設けられた建物の開口部を横断させ
て係止状態とすることにより、シャッターカーテン8の
揺動を抑える。
【0044】シャッターカーテン8の清掃作業が終了し
たときは、吊り元部材16を軽く押し上げる。この吊り
元部材16の上端が結合されている巻き取り部5には、
シャッターカーテン8が下降するときにばね力が蓄圧さ
れるリターンスプリングが設けられているため、軽い押
し上げで吊り元部材16は巻き取り部5に巻き取られ
る。このため、シャッターカーテン8の水切り部材6を
支持部材15から取り外すと、シャッターカーテン8も
巻き取り部5に巻き取られて上昇し、この途中でシャッ
ターカーテン8の端部8Aの最下部は取り出し口10を
通過し、この通過後、蓋部材11は自重でヒンジ12を
中心に下向きに回動し、そしてシャッターカーテン8は
ガイドレール4に案内されて全開位置まで上昇する。
【0045】この後、図3のガイド溝4Aからドライバ
ーを使用してビス13をガイドレール4の内部に挿入
し、このビス13で取り出し口10を塞いでいる蓋部材
11をガイドレール4に結合する。
【0046】以上において、取り出し口10からシャッ
ターカーテン8の端部8Aが抜き出るときや、取り出し
口10にこの端部8Aが入るときには、端部8Aは蓋部
材11に対して摺動することになるが、この蓋部材11
には図3で示す柔軟部材であるモヘア部材9A’が設け
られているため、端部8Aに傷がつくことはない。
【0047】以上説明した本実施形態によると、建物用
シャッターが建物の2階や3階の上階に取り付けられて
いても、シャッターカーテン8の室外側の面を建物の室
内側から清掃できるようになり、この清掃作業の容易化
を達成できるようになる。
【0048】また、シャッターカーテン8の全部をガイ
ドレール4から抜き出しても、シャッターカーテン8は
連結部材である吊り元部材16で巻き取り部5に連結さ
れているため、ガイドレール4からの抜き出し後に水切
り部材6を支持部材15に支持させる作業を行っても、
シャッターカーテン8の取り扱いが容易となり、また、
シャッターカーテン8の清掃作業終了後にシャッターカ
ーテン8を巻き取り部5に直ちに巻き取らせることがで
きるようになる。
【0049】また、ガイドレール4に形成したシャッタ
ーカーテン取り出し口10は通常時は蓋部材11で塞が
れているため、ガイドレール4の内部に雨水や塵埃が侵
入することはない。
【0050】また、蓋部部材11はヒンジ12でガイド
レール4に常時連結されているため、蓋部材をガイドレ
ールに対して取り外し自在とした場合と異なり、蓋部材
11が紛失することはない。また、蓋部材11の上端が
ガイドレール4にヒンジ12で連結されているため、蓋
部材11が上向きに回動することにより取り出し口10
は開口する構造になっており、このため、取り出し口1
0の位置に達したシャッターカーテン8の端部8Aの最
下部を取り出し口10から取り出すときには、シャッタ
ーカーテン8の最下部を室外側に押すだけで蓋部材11
が上向きに回動して取り出し口10を開口させることが
でき、取り出し口10からシャッターカーテン8の端部
8Aの取り出す作業を容易に行える。
【0051】さらに、蓋部材11をガイドレール4に結
合するビス13は、シャッターカーテン8の左右端部8
Aが挿入されるガイドレール4のガイド溝4Aからガイ
ドレール4の内部に挿入され、そして抜き取られる構造
になっているため、シャッターカーテン8が全閉になっ
ていて蓋部材11の箇所のガイド溝4Aにシャッターカ
ーテン8の端部8Aが入っているときには、このビス1
3を取り外すことはできず、このため、蓋部材11を開
けて取り出し口10からシャッターカーテン8を破壊す
るなどを行うことはできず、したがって防犯上有効であ
る。
【0052】また、図7のように、取り出し口10から
シャッターカーテン8の最下部部材やその上のスラット
が取り出されたとき、これらの部材が損傷していて修理
や交換することが必要になっている場合には、このとき
これらの修理、交換作業を行える。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、シャッターカーテンの
室外側の面を建物の室内側から清掃できるようになると
いう効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る建物用シャッターの
全体を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1の蓋部材の箇所の拡大図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】蓋部材が開いてシャッターカーテン取り出し口
が開口したときを示す建物用シャッターの側面図であ
る。
【図7】図6の次ぎの作業工程を示し、シャッターカー
テン取り出し口からシャッターカーテンの下部が取り出
された状態を示す建物用シャッターの側面図である。
【図8】図7の次ぎの作業工程を示す建物用シャッター
の側面図である。
【図9】図8の次ぎの作業工程を示す建物用シャッター
の側面図である。
【図10】シャッターカーテンの清掃時にシャッターカ
ーテンが揺動しないようにする場合を示す建物用シャッ
ターの側面図である。
【図11】図9のときの建物用シャッターの斜視図であ
る。
【図12】シャッターカーテン8を裏返しにして支持部
材で支持したときを示す一部省略の縦断面図である。
【図13】図12で示された連結部材である吊り元部材
の要部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 建物用シャッター 2 建物の開口部 3 シャッターボックス 4 ガイドレール 5 巻き取り部 8 シャッターカーテン 10 シャッターカーテン取り出し口 11 蓋部材 12 ヒンジ 13 ビス 15 支持部材 16 連結部材である吊り元部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き取り部に巻き取られてこの巻き取り
    部から繰り出し自在となっているとともに、建物の開口
    部を開閉するシャッターカーテンと、このシャッターカ
    ーテンの左右端部が挿入されてシャッターカーテンの開
    閉動作を案内する左右のガイドレールと、これらのガイ
    ドレールに形成され、前記シャッターカーテンの左右端
    部が取り出し自在となっているシャッターカーテン取り
    出し口と、不動部材に設けられ、前記ガイドレールから
    全部またはほぼ全部抜き出されて裏返しにされた前記シ
    ャッターカーテンを支持する支持部材とを備えているこ
    とを特徴とする建物用シャッター。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物用シャッターにお
    いて、前記シャッターカーテンの全部またはほぼ全部が
    前記ガイドレールから抜き出されたときにこのシャッタ
    ーカーテンと前記巻き取り部とを連結する連結部材を備
    えていることを特徴とする建物用シャッター。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の建物用シャッ
    ターにおいて、前記ガイドレールには前記シャッターカ
    ーテン取り出し口を開閉する蓋部材が設けられ、この蓋
    部材は前記ガイドレールにヒンジで回動自在に連結され
    ていることを特徴とする建物用シャッター。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の建物用
    シャッターにおいて、前記ガイドレールには前記シャッ
    ターカーテン取り出し口を開閉する蓋部材が設けられ、
    この蓋部材は前記ガイドレールにビスで結合され、この
    ビスは、前記シャッターカーテンの左右端部が挿入され
    る前記ガイドレールのガイド溝からこのガイドレールの
    内部に挿入されて前記蓋部材を前記ガイドレールに結合
    していることを特徴とする建物用シャッター。
  5. 【請求項5】 巻き取り部に巻き取られているシャッタ
    ーカーテンをこの巻き取り部から左右のガイドレールで
    案内しながら繰り出し、これらのガイドレールに挿入さ
    れている前記シャッターカーテンの左右端部を前記ガイ
    ドレールに形成されているシャッターカーテン取り出し
    口から取り出してシャッターカーテンの全部またはほぼ
    全部を前記ガイドレールから抜き出すとともに、裏返し
    にした前記シャッターカーテンを不動部材に設けた支持
    部材で支持させ、このシャッターカーテンを、このシャ
    ッターカーテンにより開閉される開口部を有する建物の
    室内側から清掃することを特徴とする建物用シャッター
    の清掃方法。
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