JPH11116666A - ポリグリコール酸の製造方法 - Google Patents

ポリグリコール酸の製造方法

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JPH11116666A
JPH11116666A JP29633397A JP29633397A JPH11116666A JP H11116666 A JPH11116666 A JP H11116666A JP 29633397 A JP29633397 A JP 29633397A JP 29633397 A JP29633397 A JP 29633397A JP H11116666 A JPH11116666 A JP H11116666A
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acid
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Mitsuru Hoshino
満 星野
Kazuyuki Yamane
和行 山根
Michitomo Kawakami
進盟 川上
Yasushi Okada
康 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融成形性と機械的物性に優れた高分子量の
ポリグリコール酸を経済的に得ることができる製造方法
を提供すること。 【解決手段】 (1)グリコール酸アルキルエステルを
重縮合して結晶性のプレポリマーを生成させ、次いで、
(2)得られたプレポリマーを、該プレポリマーのガラ
ス転移温度より高くかつ融点より低い温度に加熱して、
固相重合させるポリグリコール酸の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリグリコール酸
の製造方法に関し、さらに詳しくは、溶融成形性と機械
的物性に優れたポリグリコール酸を製造する方法に関す
る。本発明の製造方法により得られるポリグリコール酸
は、高分子量のポリマーで、生分解性を有しており、例
えば、医療用材料や汎用樹脂の代替物などとして有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】ポリグリコール酸は、自然環境下で分解
され、最終的には微生物によって水と炭酸ガスになると
いう生分解性を有している。このため、ポリグリコール
酸は、医療用材料や汎用樹脂代替等の分野で注目されて
いるポリマーである。特に環境問題がクローズアップさ
れている現在、こうした特性を有するポリマーは、時代
のニーズに合致したものといえる。しかしながら、高分
子量のポリグリコール酸を経済的に製造することが困難
であるという問題があった。従来、ポリグリコール酸の
製造方法として、グリコール酸の環状二量体を合成した
後、該環状二量体を触媒(例えば、オクタン酸錫など)
の存在下に開環溶融重合する方法が知られている。この
方法によれば、高分子量のポリグリコール酸が得られる
ものの、反応工程が複雑であり、コストが嵩むという問
題があった。
【0003】特開平6−65360号公報には、実質的
に水の非存在下で、ヒドロキシカルボン酸類またはその
オリゴマーを、有機溶媒を含む反応混合物中で脱水重縮
合反応することにより、重量平均分子量が15,000
以上であるポリヒドロキシカルボン酸を製造する方法が
記載されている。しかしながら、この方法では、有機溶
媒を使用するため、有機溶媒の脱水乾燥、回収などの装
置が必要となる。しかも、該公報の実施例には、ポリ乳
酸に関しては、重量平均分子量が15万以上のポリマー
が得られたことが記載されているが、ポリグリコール酸
の製造例は示されていない。また、ポリグリコール酸
は、クロロホルムや塩化メチレンに溶解しないため、該
公報に記載の平均分子量測定法(クロロホルム溶液中で
のゲルパーミエーションクロマトグラフィー)や、塩化
メチレン溶液によるウベローデ型粘度計を用いた対数粘
度の測定方法は、ポリグリコール酸には適用できない。
したがって、該公報の開示内容からは、前記方法により
高分子量のポリグリコール酸が得られると断言すること
はできない。
【0004】特開平7−173264号には、ヒドロキ
シカルボン酸エステル類またはその混合物、あるいはそ
のオリゴマーを触媒の存在下縮合反応し、重量平均分子
量が約15,000以上であるポリヒドロキシカルボン
酸を製造する方法が開示されている。しかし、該公報に
は、その方法により得られるポリマーの重量平均分子量
は約15,000〜100,000程度と低いことが記
載されている。したがって、該公報に記載された製造方
法では、充分な機械的物性を有する高分子量のポリマー
を得ることができない。
【0005】従来、短時間で高分子量のポリグリコール
酸を得る方法として、縮重合反応によりある程度分子量
の上がった時点で、結合剤と反応させることにより、鎖
延長する方法が知られている。例えば、特開昭62−2
80220号公報には、低分子量のポリラクチド、ポリ
グリコリドまたはそれらの共重合体を、ジクロリド化合
物または塩化チオニルから選ばれた酸塩化物と反応させ
た後、溶融重縮合反応を行わせるか、またはアミン化合
物を添加反応させることにより、高分子量ポリラクチ
ド、ポリグリコリドまたはそれらの共重合体を製造する
方法が記載されている。しかし、該公報の実施例には、
数平均分子量が2万に満たないポリマーしか得られてい
ないことが示されている。したがって、この方法によれ
ば、充分な機械物性を示す高分子量のポリグリコール酸
を得ることができない。
【0006】特開平1−156319号公報には、グリ
コール酸及び/または乳酸を重縮合して脂肪族ポリエス
テルを製造する際、エチレングリコールや1,2−プロ
ピレングリコールなどのグリコールを添加する製造方法
が開示されている。しかしながら、この方法では、生成
ポリマー中に望ましくない異種構造が導入されるという
問題点がある。すなわち、特表平6−501268号公
報に記載されているように、工業的等級の70%グリコ
ール酸水溶液の典型的な試料の成分は、以下に示すとお
りである。 グリコール酸・・・・・・62.4重量% グリコール酸二量体・・・・8.8重量% ジグリコール酸・・・・・・2.2重量% メトキシ酢酸・・・・・・・2.2重量% 蟻酸・・・・・・・・・・・0.24重量%
【0007】不純物のジグリコール酸、メトキシ酢酸、
及び蟻酸の存在は、ポリグリコール酸中に異種構造を導
入するばかりでなく、反応系のカルボキシル基をヒドロ
キシル基より過剰にしてしまう。特開平1−15631
9号公報に記載の発明において、重縮合時にグリコール
を添加するのは、この不足のヒドロキシル基をグリコー
ルにより補うためであると推定される。しかし、この方
法により合成されたポリグリコール酸は、グリコール酸
の結合単位以外の異種結合を相当量含んだ構造とならざ
るを得ない。一方、グリコール酸は、蒸留などの汎用の
精製方法では単離・精製が難しいことから、高純度物を
得るには、操作が煩雑である上、収率が低くなるという
問題がある。したがって、高純度のポリグリコール酸
は、非常に高価であり、工業的利用はかなり限定され
る。
【0008】このように、従来のポリグリコール酸の製
造方法は、結合剤を使用する方法を含め、いずれも一長
一短がある。一般に、ポリグリコール酸をフィルムや成
形品の用途に適用する場合、充分な機械的強度を発揮す
るには、ポリグリコール酸の重量平均分子量が150,
000以上、用途によっては200,000以上である
ことが望ましい。また、溶融成形性や物性上の観点か
ら、結合剤成分の含有量の少ないポリグリコール酸が好
ましい。しかしながら、溶融成形性と機械的物性に優れ
たポリグリコール酸を簡単な操作で経済的に得ることが
でき、工業的にも充分に適した製造方法は、いまだ提案
されていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、溶融
成形性と機械的物性に優れた高分子量のポリグリコール
酸を経済的に得ることができる製造方法を提供すること
にある。本発明者らは、前記従来技術の問題点を克服す
るために鋭意研究した結果、グリコール酸アルキルエス
テルを原料として使用し、先ず、重縮合によりグリコー
ル酸プレポリマーを生成させ、次いで、該プレポリマー
をそのガラス転移温度より高くかつ融点より低い温度で
固相重合を行うことにより、高分子量のポリグリコール
酸の得られることを見いだした。本発明の製造方法によ
れば、重量平均分子量が150,000以上の高分子量
ポリグリコール酸を比較的低コストで得ることができ、
しかも望ましくない異種構造の導入の問題が少ない。本
発明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、(1)グリコール酸アルキルエステルを重縮合して
結晶性のプレポリマーを生成させ、次いで、(2)得ら
れたプレポリマーを、該プレポリマーのガラス転移温度
より高くかつ融点より低い温度に加熱して、固相重合さ
せるポリグリコール酸の製造方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
(プレポリマー)本発明では、出発原料として、ポリグ
リコール酸アルキルエステルを使用し、先ず、工程
(1)において、脱アルコールを伴うポリグリコール酸
アルキルエステルの重縮合により、ポリグリコール酸プ
レポリマー(以下、単にプレポリマーと呼ぶ)を生成さ
せる。本発明の製造方法では、グリコール酸アルキルエ
ステルの重縮合により、結晶性で比較的低分子量のプレ
ポリマーを生成させる。プレポリマーが結晶性でない
と、固相反応中に溶融状態となり、副反応が発生しやす
い。プレポリマーの重量平均分子量は、通常、5,00
0以上、150,000未満であり、好ましくは8,0
00〜100,000の範囲内である。プレポリマーの
重量平均分子量が低すぎると、固相重合によって高分子
量のポリグリコール酸を得るのに長時間を要し、経済的
ではない。一方、グリコール酸アルキルエステルの重縮
合によって、重量平均分子量が150,000以上のポ
リマーを得ることは困難である。
【0012】プレポリマーのガラス転移温度は、20〜
50℃の範囲が好ましい。プレポリマーが適度のガラス
転移温度を有し、結晶性であることにより、固相重合を
容易に行うことができる。プレポリマーの融点は、18
0〜230℃の範囲であることが好ましい。プレポリマ
ーの融点が低すぎると、固相重合温度を高く設定して反
応時間を短縮することが困難となる。プレポリマーは、
融解エンタルピー量で調べた場合に、少なくとも10%
の結晶化度を有していることが好ましい。プレポリマー
の結晶化度が低すぎると、固相重合が困難となり、副反
応も起こりやすい。
【0013】(プレポリマーの合成)原料のグリコール
酸アルキルエステルとしては、特に限定されないが、ア
ルキル基の炭素原子数が1〜4のものが好ましく、その
具体例として、グリコール酸メチル、グリコール酸エチ
ル、グリコール酸n−プロピル、グリコール酸イソプロ
ピル、グリコール酸n−ブチル、グリコール酸イソブチ
ル、グリコール酸t−ブチルなどを挙げることができ
る。これらを単独で、あるいは2種以上を組み合せて使
用することができる。これらの中でも、グリコール酸メ
チルやグリコール酸エチルが、脱アルコール性が容易で
あるため、特に好ましい。グリコール酸アルキルエステ
ルは、蒸留等による単離が可能なため、高純度のものが
比較的容易に得られる。グリコール酸アルキルエステル
の純度は、特に限定されないが、高分子量体を得たい場
合は、重合を停止させるような不純物となる低分子化合
物、例えば、メトキシ酢酸エチル、ジグリコール酸メチ
ル等の含有量を1質量%以下、好ましくは0.3質量%
以下、さらに好ましくは0.1質量%以下にすることが
望ましい。これらの不純物の含有量が多すぎると、高分
子量化が難しくなる。
【0014】プレポリマーの原料には、グリコール酸ア
ルキルエステルの他に、コモノマーとして、プレポリマ
ーの結晶性を阻害しない範囲内で、例えば、シュウ酸エ
チレン、ラクチド、ラクトン類(例えば、β−プロピオ
ラクトン、β−ブチロラクトン、ピバロラクトン、γ−
ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ
−バレロラクトン、ε−カプロラクトン)、トリメチレ
ンカーボネート、及び1,3−ジオキサンなどの環状モ
ノマー;乳酸、グリコール酸、3−ヒドロキシプロパン
酸、3−ヒドロキシブタン酸、4−ヒドロキシブタン
酸、6−ヒドロキシカプロン酸などのヒドロキシカルボ
ン酸またはそのアルキルエステル;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオールな
どの脂肪族ジオールと、コハク酸、アジピン酸等の脂肪
族ジカルボン酸またはそのアルキルエステルとの実質的
に等モルの混合物;またはこれらの2種以上を加えるこ
とができる。
【0015】グリコール酸アルキルエステルの重縮合反
応には、触媒の使用は必須ではないが、反応速度を速め
る目的で触媒を添加することができる。触媒としては、
例えば、塩化第一錫、塩化第二錫、硫酸第一錫、酸化第
一錫、酸化第二錫、テトラフェニル錫、オクタン酸第一
錫、酢酸第一錫、酢酸第二錫などの錫系触媒;四塩化チ
タン、チタン酸イソプロピオネート、チタン酸ブチルな
どのチタン系触媒;金属ゲルマニウム、四塩化ゲルマニ
ウム、酸化ゲルマニウムなどのゲルマニウム系触媒;酸
化亜鉛、三酸化アンチモン、酸化鉛、酸化アルミニウ
ム、酸化鉄などの金属酸化物系触媒;等が挙げられる。
これらの触媒は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を
組み合わせて使用することができる。
【0016】重縮合の際に触媒を用いる場合は、触媒
を、その金属原子を基準として、単量体1モルに対し、
好ましくは1×10-5〜1×10-2当量、より好ましく
は3×10-5〜5×10-2当量の割合で添加する。触媒
の添加量が少なすぎると、重合時間の短縮効果が小さく
なり、工業的にみて経済的でない。触媒の添加量が多す
ぎると、生成ポリマーが着色する傾向を示すため、商品
価値を損なうおそれがある。触媒は、そのままで、ある
いは適当な液体に溶解ないしは分散して、反応系に添加
する。触媒の添加は、一括でも分割でもよい。触媒は、
実質的に重縮合反応が完結するまでの間であれば、いず
れの時期に反応系に添加してもよい。
【0017】これらの触媒を使用する場合は、着色防止
剤としてリン化合物を添加することができる。リン化合
物としては、例えば、リン酸、リン酸トリメチル、リン
酸トリエチル、リン酸トリフェニル、ポリリン酸モノエ
チルエステル、ポリリン酸ジエチルエステル、ピロリン
酸、ピロリン酸トリエチル、ピロリン酸ヘキサメチルア
ミド、亜リン酸、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリフ
ェニル等を挙げることができる。これらのリン化合物
は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて
使用することができる。リン化合物は、リン原子を基準
として、触媒の金属原子1当量に対し、好ましくは0.
1〜10当量、より好ましくは0.3〜3当量の割合で
添加する。リン化合物の添加量が少なすぎると、着色防
止効果が小さく、多すぎると、重縮合反応が遅くなるこ
とがある。リン化合物は、そのままで、あるいは適当な
液体に溶解ないしは分散して反応系に添加する。リン化
合物の添加は、一括でも分割でもよい。リン化合物は、
実質的に重縮合反応が完結するまでの間であれば、いず
れの時期に反応系に添加してもよい。
【0018】グリコール酸アルキルエステルを脱アルコ
ール重縮合反応する際、脱アルコール反応を容易にさせ
るため、反応系に窒素ガス等の不活性ガスを流し続けた
り、反応系を減圧にしたりしてもよい。グリコール酸ア
ルキルエステルの脱アルコール重縮合反応は、一般に、
80〜230℃の温度範囲で行われる。重縮合温度は、
好ましくは100〜220℃、さらに好ましくは130
〜210℃である。この温度が低すぎると、重縮合反応
が著しく遅くなり、高すぎると、生成プレポリマーの熱
安定性が損なわれ、着色しやすくなる。重縮合温度は、
反応中一定である必要はなく、グリコール酸アルキルエ
ステルの高分子量への転化とともに、徐々に昇温してい
くような変温条件でも構わない。
【0019】グリコール酸エステルの脱アルコール重縮
合反応は、所定の分子量に達したときを反応の終点とす
る。プレポリマーが比較的低分子量の場合は、重縮合反
応終了時には液状であり、冷却により結晶固化する。プ
レポリマーが比較的高分子量の場合は、固化した段階で
反応の終点とする。反応の終点後、そのまま固相重合を
行っても構わないが、総表面積を拡大させるため、粉砕
等の処置により、粒状化させたのち固相重合を行った方
が効果的である。
【0020】(固相重合)本発明では、前記方法で得ら
れたプレポリマーを、該プレポリマーのガラス転移温度
より高くかつ融点より低い温度に加熱して、固相重合さ
せることにより、高分子量のポリグリコール酸を製造す
る。固相重合は、通常、不活性ガス雰囲気下または減圧
下または不活性溶媒下に行う。固相重合を行うに当り、
プレポリマーの形状は、塊状、ペレット、粒状、粉末等
のいずれでもよく、特に限定されない。プレポリマー
を、粉砕等により細粒にしておくと、表面積が増え、反
応を促進することができるので、好ましい。
【0021】固相重合は、文字どおりプレポリマーを固
体状態に保持して重合反応を行う。したがって、プレポ
リマーの融点によって、固相重合における反応温度の上
限値が決定される。固相重合の反応温度は、通常、プレ
ポリマーの融点の5℃以下、好ましくは10℃以下であ
る。プレポリマーの融点近くで固相重合を行うと、副反
応がおきやすく、分子量低下、ガス発生、着色などの好
ましくない現象が生じやすい。プレポリマーの融点以上
での反応は、プレポリマーが溶融するため、もはや固相
重合とは呼ばれず、副反応が非常に起こりやすく、高分
子量化が困難となる。反応速度を高める上で、固相重合
の反応温度を好ましくは100〜230℃、より好まし
くは150〜220℃の範囲内とすることが望ましい。
【0022】固相重合反応中、分子量の増加や、アニー
ル効果により融点が上昇する場合、固相重合反応温度を
段階的に上げていくことができる。しかし、その場合で
も、反応温度は、その時点におけるプレポリマーの融点
より低い温度、好ましくは融点の5℃以下、より好まし
くは融点の10℃以下に制御する。固相重合は、通常、
窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気下、減圧下、
または流動パラフィンのような不活性溶媒下で、プレ
ポリマーを所定の温度に加熱することにより行われる。
これによって、望ましくない副反応を避けて、高分子量
化することが容易となる。
【0023】固相重合は、触媒なしでも行うことができ
るが、必要であれば触媒を添加することができる。触媒
としては、例えば、塩化第一錫、塩化第二錫、硫酸第一
錫、酸化第一錫、酸化第二錫、テトラフェニル錫、オク
タン酸第一錫、酢酸第一錫、酢酸第二錫などの錫系触
媒;四塩化チタン、チタン酸イソプロピオネート、チタ
ン酸ブチルなどのチタン系触媒;金属ゲルマニウム、四
塩化ゲルマニウム、酸化ゲルマニウムなどのゲルマニウ
ム系触媒;酸化亜鉛、三酸化アンチモン、酸化鉛、酸化
アルミニウム、酸化鉄などの金属酸化物系触媒;等が挙
げられる。これらの固相重合触媒は、それぞれ単独で、
あるいは2種以上を組み合わせて使用することができ
る。
【0024】固相重合触媒を用いる際は、触媒を、プレ
ポリマー100重量部に対し、好ましくは0.001〜
2重量部、より好ましくは0.005〜0.5重量部の
割合で添加する。触媒の添加量が少なすぎると、添加効
果が小さく、重合時間を充分に短くすることが難しい。
触媒の添加量が多すぎると、生成ポリマーの着色が大き
くなり、商品価値を損なうおそれがある。触媒は、その
ままで、あるいは適当な液体に溶解ないしは混合して、
反応系に添加する。触媒の添加は、一括でも分割でもよ
い。触媒は、実質的に固相重合反応が完結するまでの間
であれば、いずれの時期に反応系に添加してもよい。
【0025】固相重合触媒を使用する場合は、着色防止
剤としてリン化合物を用いることができる。リン化合物
としては、リン酸、リン酸トリメチル、リン酸トリエチ
ル、リン酸トリフェニル、ポリリン酸モノエチルエステ
ル、ポリリン酸ジエチルエステル、ピロリン酸、ピロリ
ン酸トリエチル、ピロリン酸ヘキサメチルアミド、亜リ
ン酸、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリフェニル等を
挙げることができる。これらのリン化合物は、それぞれ
単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。リン化合物は、リン原子を基準として、触媒
の金属原子1当量に対し、好ましくは0.1〜10当
量、より好ましくは0.3〜3当量の割合で添加する。
この添加量が少なすぎると、着色防止効果が小さく、多
すぎると、反応が遅くなる。リン化合物は、そのまま
で、あるいは適当な液体に溶解ないしは分散して反応系
に添加することができる。リン化合物の添加は、一括で
も分割でもよい。リン化合物は、実質的に固相重合反応
が完結するまでの間であれば、いずれの時期に反応系に
添加してもよい。
【0026】固相重合により、重量平均分子量が15
0,000以上の高分子量のポリグリコール酸を得るこ
とができる。ポリグリコール酸は、フィルム用途、各種
成形品用途として安定して充分な機械物性を発揮するに
は、充分に高分子量であることが求められる。固相重合
により得られるポリグリコール酸の重量平均分子量は、
200,000以上であることが好ましい。
【0027】
【実施例】以下に、合成例、実施例、及び比較例を挙げ
て、本発明について、より具体的に説明する。なお、物
性等の測定法は、次のとおりである。
【0028】(1)重量平均分子量 重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィー(GPC)分析装置を用い、以下の条件で求め
た。HFIP(ヘキサフルオロイソプロパノール)を溶
媒とし、40℃、1ml/分で、カラム(HFIP−L
G+HFIP−806M×2本:SHODEX)を通
し、分子量82.7万、10.1万、3.4万、1.0
万、0.2万の分子量既知のPMMA(ポリメタクリル
酸メチル)標準物質のRI検出による、溶出時間から求
めた検量線を予め作成し、その溶出時間から、重量平均
分子量を計算した。
【0029】(2)融点 融点は、DSC(示差走査熱量計)を用い、以下の条件
で求めた。約10mgの試料をアルミパンに詰め、メト
ラー社製DSC25を用い、50ml/分の窒素雰囲気
下、30℃から10℃/分の速度で260℃まで昇温
し、吸熱ピークの温度を融点として求めた。
【0030】(3)原料の純度 グリコール酸アルキルエステル中の重合を停止させるよ
うな不純物となる低分子化合物の含有量は、ガスクロマ
トグラフィーにて定量分析した。合成例1〜3で使用し
たグリコール酸メチル中の不純物の含有量は、ガスクロ
マトグラフィーの検出限界以下の0.01質量%未満で
あった。合成例4では、関東化学工業株式会社製特級試
薬のグリコール酸をそのまま用いた。
【0031】(4)プレポリマーの結晶化度 プレポリマーの結晶化度は、以下の方法に従って、DS
Cを用い、融解エンタルピー量から求めた。アルミパン
に約10mgのプレポリマーを詰め、メトラー社製DS
C25を用い、50ml/分の窒素雰囲気下、30℃か
ら10℃/分の速度で260℃まで昇温し、結晶融解部
の融解エンタルピーを求めた。Journal of
Applied Polymer Science,V
ol.26,1727−1734(1981)に報告さ
れているポリグリコール酸の結晶部の融解エンタルピー
量206.5J/gを基に、得られたプレポリマーの融
解エンタルピー量(単位J/g)から以下の計算式にて
結晶化度を求めた。 結晶化度(%)=〔プレポリマーの融解エンタルピー/
206.5〕×100
【0032】[合成例1]グリコール酸メチル500g
と塩化第二錫0.1gを1Lのチタン製オートクレーブ
に仕込み、130℃から150℃まで徐々に昇温しなが
ら加熱し、重縮合反応により生成したメタノールを除去
した。3時間反応後、180℃に昇温し、2時間50m
bar(5kPa)の減圧下にて、さらに脱アルコール
重縮合反応を続けた。室温に冷却後、265gの白色の
固体を取り出した。このようにして得られたプレポリマ
ーは、結晶化度が52%、重量平均分子量が6.2万、
融点が207℃であった。
【0033】[合成例2]グリコール酸メチル500g
と塩化第二錫0.1gを1Lのチタン製オートクレーブ
に仕込み、130℃に加熱し、重縮合反応により生成し
たメタノールを除去した。3時間反応後、180℃に昇
温し、5時間1L/分の流量で乾燥窒素を流し込み、脱
アルコール重縮合反応を続けた。室温に冷却後、248
gの白色の固体を取り出した。このようにして得られた
プレポリマーは、結晶化度が49%、重量平均分子量が
1.0万、融点が195℃であった。
【0034】[合成例3]グリコール酸メチル500
g、三酸化アンチモン1.0g、及び亜リン酸トリフェ
ニル1.0gを1Lのチタン製オートクレーブに仕込
み、150℃に加熱しながら、重縮合反応により生成し
たメタノールを除去した。3時間反応後、200℃に昇
温し、5mbar(5kPa)の減圧下にて、さらに脱
アルコール重縮合反応を続けた。反応物が固化し始めた
ら攪拌をとめて、反応物が完全に固化するまで反応を行
った。このようにして得られたプレポリマーは、結晶化
度が56%、重量平均分子量が1.6万、融点が215
℃であった。
【0035】[合成例4]グリコール酸メチル500g
をグリコール酸422gに変えた他は、合成例3と同様
にして脱水重縮合反応を行った。得られたプレポリマー
は、結晶化度が44%、重量平均分子量が3.7万、融
点が214℃であった。
【0036】[実施例1]合成例1で得られたプレポリ
マーを乳鉢で粉砕した後、その20gを茄子型フラスコ
に仕込み、0.1mbar(0.1kPa)の減圧下、
200℃で2時間、215℃で38時間、固相重合を行
った。反応後に得られたポリマーは、重量平均分子量が
26.8万で、融点が228℃であった。
【0037】[実施例2]合成例2で得られたプレポリ
マーを乳鉢で粉砕した後、その20gを茄子型フラスコ
に仕込み、100ml/分で乾燥窒素ガスを流しなが
ら、200℃で1時間、210℃で1時間、220℃で
18時間、225℃で10時間、固相重合を行った。反
応後に得られたポリマーは、重量平均分子量が45.1
万で、融点が236℃であった。
【0038】[実施例3]合成例2で得られたプレポリ
マーを乳鉢で粉砕した後、その20gと流動パラフィン
50gとを茄子型フラスコに仕込み、攪拌しながら、1
90℃で1時間、210℃で4時間加熱し、固相重合を
行った。生成ポリマーを濾別後、ヘキサンで洗浄、乾燥
した。乾燥後のポリマーは、重量平均分子量が16.3
万で、融点が226℃であった。
【0039】[実施例4]合成例3で得られたプレポリ
マーを乳鉢で粉砕した後、この微粉化したプレポリマー
50gを、100ml/分で乾燥窒素ガスを流しなが
ら、200℃で10時間、210℃で1時間、220℃
で3時間、固相重合を行った。反応後に得られたポリマ
ーは、重量平均分子量が20.8万で、融点が232℃
であった。さらに、このポリマーを濃度0.5g/dl
のフェノール/2,4,5−トリクロロフェノール混合
溶媒〔10/7(重量比)〕溶液とし、30.0±0.
1℃でウベローデ型粘度計を用いて、ηsp/Cを求めた
ところ、0.41であった。
【0040】[比較例1]合成例1で得られたプレポリ
マー20gを茄子型フラスコに仕込み、235℃に加熱
したところ、プレポリマーは溶融して、褐色に着色し
た。0.3mbar(0.3kPa)で10時間、減圧
下反応を行った後、生成ポリマーを取り出したところ、
重量平均分子量が4.2万で、融点が217℃であっ
た。
【0041】[比較例2]合成例4で得られたプレポリ
マーを使用した以外は、実施例4と同様に固相重合を行
った。反応後に得られたポリマーは、重量平均分子量が
8.6万で、融点は214℃と229℃の二峰性を示し
た。さらに、濃度0.5g/dlのフェノール/2,
4,5−トリクロロフェノール混合溶媒〔10/7(重
量比)〕溶液とし、30.0±0.1℃でウベローデ型
粘度計を用いて、ηsp/Cを求めたところ、0.26で
あった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、溶融成形性と機械的物
性に優れた高分子量のポリグリコール酸を経済的に提供
することができる。本発明の製造方法により得られるポ
リグリコール酸は、高分子量のポリマーであって、生分
解性を有しており、例えば、医療用材料や汎用樹脂の代
替物などとして有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)グリコール酸アルキルエステルを
    重縮合して結晶性のプレポリマーを生成させ、次いで、
    (2)得られたプレポリマーを、該プレポリマーのガラ
    ス転移温度より高くかつ融点より低い温度に加熱して、
    固相重合させるポリグリコール酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(1)において、アルキル基の
    炭素原子数が1〜4のグリコール酸アルキルエステルを
    使用する請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(1)において、重縮合によ
    り、重量平均分子量が5,000以上、150,000
    未満のプレポリマーを生成させる請求項1または2に記
    載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(2)において、プレポリマー
    を、不活性ガス雰囲気下または減圧下または不活性溶媒
    下に、固相重合させる請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(2)において、100〜23
    0℃の温度に加熱して固相重合を行う請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(2)において、固相重合によ
    り、重量平均分子量が150,000以上のポリグリコ
    ール酸を生成させる請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載の製造方法。
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