JPH11116445A - 毛髪処理剤組成物の製造方法 - Google Patents

毛髪処理剤組成物の製造方法

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JPH11116445A
JPH11116445A JP29338597A JP29338597A JPH11116445A JP H11116445 A JPH11116445 A JP H11116445A JP 29338597 A JP29338597 A JP 29338597A JP 29338597 A JP29338597 A JP 29338597A JP H11116445 A JPH11116445 A JP H11116445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体状で供給されるポリマーを配合した安定
な乳化状の毛髪処理剤組成物を容易に製造する方法を提
供すること。 【解決手段】 下記工程(A)、(B)及び(C) (A)油分と水分を界面活性剤により乳化する工程 (B)粉体状のカチオン性ポリマー及びアニオン性ポリ
マーを水に溶解させる工程 (C)(A)で得られた乳化物と(B)で得られたポリ
マー水溶液とを混合する工程 により毛髪処理剤組成物を製造することを特徴とする毛
髪処理剤組成物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体状で供給される
ポリマーを配合した乳化状の毛髪処理剤組成物の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からポリマーを含んだ乳化物を製造
する方法として、液体状で供給されているポリマーを用
いる場合には、乳化物に直接加えることができ比較的容
易に製造することはできた。しかし、そのイオン性には
充分な注意が必要であり、乳化物中のイオン性界面活性
剤と逆のイオン性を持つポリマーを用いた場合には、コ
ンプレックスを形成してしまい組成物の外観を損ねるば
かりでなく、系の安定性や使用感をも損ねてしまってい
た。一方で、粉体状で供給されるポリマーに関しては、
乳化の前、乳化の際又は、乳化後に粉体のまま加えた
り、水や湯に予め溶解させたものを用いて製造してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の方法で
ポリマーを粉体のまま加えた場合には乳化状態が変化し
てしまい、系の安定性が悪化してしまう場合が多く、安
定した乳化物を得ることは非常に困難であった。また、
予め水や湯に溶解させる場合には、ポリマーの量が多い
とその粘度が高くなってしまい取り扱いが悪くなるばか
りか、その後の乳化物との混合性も悪くなってしまうと
いう欠点があった。また、液体状で供給されるポリマー
と同様に、イオン性にも充分な注意が必要であった。
【0004】本発明は、上記事情の下になされたもので
あり、粉体状で供給されるポリマーを配合した安定な乳
化状の毛髪処理剤組成物を容易に製造する方法を提供す
ることを目的とする。すなわち、粉体状で供給されるポ
リマーを水や湯に溶解させる工程において、その粘度を
上げることなく溶解させ、取り扱い性やその後の乳化物
との混合性を良くすること及び、ポリマー水溶液と乳化
物とを混合させる工程において、イオン性界面活性剤と
イオン性ポリマーとのコンプレックスの形成を防止する
ことのできる乳化状の毛髪処理剤組成物の製造方法提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実状において本発
明者は鋭意検討を重ねた結果、下記工程(A)、(B)
及び(C)(A)油分と水分を界面活性剤により乳化す
る工程、(B)粉体状のカチオン性ポリマー及びアニオ
ン性ポリマーを水に溶解させる工程、(C)(A)で得
られた乳化物と(B)で得られたポリマー水溶液とを混
合する工程による毛髪処理剤組成物の製造方法を提供す
ることにより、上記課題を解決し得るものであることを
見いだし本発明を完成した。
【0006】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明の(A)油分と水分とを界面活性剤により乳化する
工程とは、一般的な乳化方法を用いた工程を指し、特に
限定されるわけではない。具体的な乳化方法としては、
転相乳化法、PIT法、ゲル乳化法、液晶乳化法、機械
乳化法等が挙げられる。また、乳化装置としては、特に
限定されるわけではないが、ホモミキサー、ウルトラミ
キサー、高圧ホモジナイザー、プラネタリーミキサー等
が挙げられる。また、使用される油分としては、特に限
定されるわけではないが、軽質流動パラフィン、重質流
動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラ
フィン、スクワラン、プリスタン等の炭化水素類、アボ
カド油、オリーブ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ツバキ
油、植物性スクワラン等の植物油、ミンク油、タートル
油等の動物油、ミツロウ、ラノリン、カルナウバロウ等
のロウ類、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコー
ル、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトス
テアリルアルコール、ベヘニルアルコール、アラキルア
ルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、
ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、
ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、
パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステ
アリン酸コレステリル、オレイン酸デシル、オレイン酸
オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル等のエ
ステル類、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシ
ロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン
重合体、デカメチルシクロペンタシロキサン、アモジメ
チコン等のシリコーン類等が挙げられ、その配合量は、
油分として0.1〜30重量%である。また、界面活性
剤としては、特に限定されるわけではないが、カチオン
性界面活性剤として、ラウリルトリメチルアンモニウム
クロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド等の
アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステア
リルジメチルアンモニウムクロライド、ジココイルジメ
チルアンモニウムクロライド等のジアルキルジメチルア
ンモニウムクロライド、ジポリオキシエチレンオレイル
メチルアンモニウムクロライド、トリポリオキシエチレ
ンステアリルアンモニウムクロライド、ポリオキシプロ
ピレンメチルジエチルアンモニウムクロライド、エチル
硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアン
モニウム等が挙げられ、その配合量は、カチオン性界面
活性剤として0.1〜20重量%である。また、アニオ
ン性界面活性剤として、ラウリン酸ナトリウム、ミリス
チン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ステアリ
ン酸ナトリウム等の石けん類、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリ
スチルエーテル硫酸トリエタノールアミン等のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ト
リエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸
塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル燐酸塩、ジ
アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル燐酸塩等が挙げられ、その配合量は、アニオ
ン性界面活性剤として0.1〜20重量%である。ま
た、非イオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等のポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフ
ェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポ
リオキシエチレンモノオレエート等のポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油等が挙げられ、その配合量は、非イオン性界面活
性剤として0.1〜30重量%である。また、両イオン
性界面活性剤として、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアル
キルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプ
ロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン
等の脂肪酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N
−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン等が挙げ
られ、その配合量は、両性界面活性剤として0.1〜2
0重量%である。これら油分や界面活性剤の他にエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、1、3−ブチレングリコール、ポリエチレング
リコール、グリセリン、ジグリセリン等の多価アルコー
ル類を配合することもできる。
【0007】本発明の(B)粉体状のカチオン性ポリマ
ー及びアニオン性ポリマーを水に溶解させる工程とは、
プロペラミキサー、ホモミキサー、ディスパミキサー等
の撹拌装置を用いて、次に詳しく挙げる粉体状のカチオ
ン性ポリマー及びアニオン性ポリマーを同一装置内で撹
拌溶解する工程を指す。カチオン性ポリマーとアニオン
性ポリマーを同一装置内で溶解することにより、ポリマ
ー溶液の粘度を上げることなく溶解させることができる
のである。粉体状で供給されるカチオン性ポリマーとし
ては、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、
カチオン化デキストラン等が挙げられるがこれらに限定
されるものではない。また、その配合量は、カチオン性
ポリマーとして0.01〜10重量%である。次に、粉
体状で供給されるアニオン性ポリマーとしては、ポリア
クリル酸又はポリアクリル酸塩等が挙げられ、具体的な
商品例としては、ジュンロンPWシリーズ、レオジック
シリーズ(日本純薬)カーボポールシリーズ、PEMU
LENシリーズ、ETDシリーズ(BFグッドリッチ)
等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。ま
た、その配合量は、アニオン性ポリマーとして0.01
〜10重量%である。さらに、最も良好な組み合わせと
しては、少量で粘度の上昇を抑えることができるカチオ
ン化デキストランとポリアクリル酸又はポリアクリル酸
塩との組み合わせである。また、同じ目的で、カチオン
性ポリマーのかわりに、塩化ナトリウム、塩化アンモニ
ウム等の無機塩、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム
等の有機塩、システイン、チオグリコール酸、チオグリ
コール酸塩等の還元剤を配合しても良く、その配合量
は、0.1〜20重量%である。
【0008】本発明の(C)(A)で得られた乳化物と
(B)で得られたポリマー水溶液とを混合する工程と
は、パドルミキサー、プラネタリーミキサー、ホモミキ
サー等の混合撹拌装置を用いて(A)、(B)各工程で
得られた乳化物とポリマー水溶液とを混合する工程を指
す。その時の混合比率は、乳化物/ポリマー水溶液が、
1/9〜9/1である。また、これらを混合する前に
(b)(B)で得られたポリマー水溶液に有機塩又は/
及び無機塩を配合する工程を加えることにより、乳化物
中のイオン性界面活性剤と、ポリマー溶液中のイオン性
ポリマーとのコンプレックスの形成を更に効率よく防止
することができる。これら、有機塩、無機塩としては、
クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、塩化ナトリウ
ム、塩化アンモニウム等が挙げられ、その配合量は、
0.1〜20重量%である。また、パーマネントウェー
ブ剤を製造する場合には、パーマネントウェーブ剤に用
いられているような還元剤又は酸化剤を配合することが
できる。還元剤としては、チオグリコール酸、チオ乳酸
又はそれらの塩、システイン又はその塩、ホモシステイ
ン、システアミン、N−アセチルシステイン、チオグリ
セロール等が挙げられ、その配合量は、0.1〜20重
量%である。酸化剤としては、臭素酸塩、過ホウ酸塩、
過酸化水素等が挙げられ、その配合量は、0.1〜20
重量%である。また、最終的にはパーマネントウェーブ
剤に一般的に用いられるその他の成分、例えば、アンモ
ニア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、アミ
ノメチルプロパノール、アンモニウムまたはアルカリ金
属の炭酸塩もしくは重炭酸塩、水酸化ナトリウム等のア
ルカリ剤、ジチオジグリコール酸やその塩等の反応調整
剤、クエン酸、リン酸、乳酸、酢酸、それらの塩等のp
H調整剤、ポリペプタイド、アミノ酸、植物抽出エキ
ス、香料、着色剤を配合することができる。
【0009】また、染毛剤を製造する場合には、最終的
には染毛剤に一般的に用いられるその他の成分、例え
ば、パラフェニレンジアミン類、パラトルイレンジアミ
ン類、アミノフェノール類、アミノニトロフェノール
類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、
N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン
類等およびそれらの塩類等の酸化染料中間体、酸性染
料、ピロガロール、カテコール、メタフェニレンジアミ
ン等のカップラー、また、上記物質の他、「医薬部外品
原料規格」(薬事日報社、1991年6月発行)に収載
されたものを配合することができる。更に、亜硫酸塩、
アスコルビン酸等の安定剤、カルボキシメチルセルロー
ス、キサンタンガム等の増粘剤、アンモニア、アルカノ
ールアミン等のアルカリ剤、シリコン、ポリペプタイ
ド、植物抽出エキス、アミノ酸、香料などを必要に応じ
て適宜、配合することができる。
【0010】一方、酸化剤としては、過酸化水素、過酸
化尿素等を含有し、また、フェナセチン、EDTA等の
安定剤、酸、pH調整剤、香料などを必要に応じて適
宜、配合することができる。
【0011】また、半永久染毛剤の場合には、酸性染料
および/または塩基性染料を含有し、低級アルキレンカ
ーボネート、N−アルキルピロリドンまたはベンジルア
ルコール等の染色助剤、増粘剤、低級アルコールおよび
酸等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0012】また、一時着色料の場合は酸性染料、カー
ボンブラック等の顔料の他、アクリル酸エステル、メタ
アクリル酸エステル共重合体等の樹脂を必要に応じて適
宜配合することができる。
【0013】本発明の製造方法により製造される、乳化
状の毛髪処理剤組成物の例としては、シャンプー、リン
ス、リンスインシャンプー、トリートメント、コンディ
ショナー、ヘアジェル、ヘアフォーム、パーマネントウ
ェーブ剤、染毛剤、脱毛剤、脱色剤、サンスクリーン等
が挙げられる。また、その剤型は、クリーム状、ジェル
状、粘調液体状、液体状、泡状等が挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に実施例により本発明を更に詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0015】
【実施例】各工程の具体的な説明 (A)工程
【表1】 調製方法 実施例1〜3の処方中の成分をT.K. Agi-Homo-Mixer
(特殊機化工業株式会社製の乳化装置)中に入れ約80
℃になるまで加熱する。次にホモミキサーを2000rp
mで回転させ乳化をする。乳化完了後室温まで冷却し乳
化物を得る。 (B)工程
【表2】 調製方法 実施例4〜7に関しては、最初にシステイン、塩化ナト
リウム、カチオン化デキストランを水に溶解させる。そ
の後、カーボポールを少量ずつ加えていき、ディスパー
ミキサー(みづほ工業株式会社製分散装置)にて撹拌溶
解させる。比較例1、2に関しては、水にカーボポール
を少量ずつ加えていき、ディスパーミキサーにて撹拌溶
解させる。 (b)工程 (B)工程で得られた実施例6のポリマー水溶液に50
%チオグリコール酸アンモニウム液を12%配合する。 (C)工程 (A)工程で得られた実施例1〜3の乳化物と(B)工
程で得られた実施例4、5、7及び(b)工程を経た実
施例6及び比較例1、2のポリマー水溶液をプラネタリ
ーミキサー(みづほ工業株式会社製混合装置)で混合撹
拌する。(組み合わせ、混合比率は表3を参照。)
【表3】 本発明の効果の具体的な説明 以下に本発明の効果を工程ごとに説明する。
【0016】(B)工程での効果 実施例4〜7においては、そのポリマー水溶液の粘度は
全て低く、やや粘調な液体状であり、分散溶解させるこ
とが非常に容易であった。一方で比較例1に関しては、
かなりの高粘度であり、分散途中にカーボポールの一部
がままこになってしまい完全な均一状態のポリマー水溶
液は得られなかった。また、比較例2に関しては全ての
カーボポールを添加する前にかなりの高粘度となってし
まい分散溶解ができなかった。以上のように、高濃度の
ポリマー水溶液の調製工程において、本発明による調製
方法は明らかに優れていることが示された。 (C)工程での効果 実施例4〜7に関しては、ポリマー水溶液の粘度が低い
ため、乳化物との混合性が非常に良く、容易に混合する
ことができた。比較例1〜2に関しては、ポリマー水溶
液の粘度が高いため、乳化物と完全に混合させることは
できなかった。また、実施例では、コンプレックスの形
成は見られなかったが、比較例においてはコンプレック
スが形成された。以上のように、ポリマー水溶液と乳化
物の混合工程においても本発明による調製方法は明らか
に優れていることが示された。
【0017】実施例4〜7に関しては、さらにアルカリ
剤等を加え、最終的なパーマネントウェーブ剤を製造
し、良好なパーマネントウェーブ剤が得られた。
【0018】なお、以下の実施例においても同様に良好
な組成物が得られた。
【0019】
【表4】
【表5】
【表6】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粉体状で供給されるポリマーを配合した安定な乳化状の
毛髪処理剤組成物を容易に製造する方法が提供される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記工程(A)、(B)及び(C) (A)油分と水分を界面活性剤により乳化する工程 (B)粉体状のカチオン性ポリマー及び粉体状のアニオ
    ン性ポリマーを水に溶解させる工程 (C)(A)で得られた乳化物と(B)で得られたポリ
    マー水溶液とを混合する工程 により毛髪処理剤組成物を製造することを特徴とする毛
    髪処理剤組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 (B)工程の粉体状のカチオン性ポリマ
    ーの代わりに、有機塩又は/及び無機塩を配合する請求
    項1記載の毛髪処理剤組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 (B)工程と(C)工程との間に、
    (b)(B)で得られたポリマー水溶液に有機塩又は/
    及び無機塩を配合する工程を加えた請求項1記載の毛髪
    処理剤組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 (b)工程の有機塩又は/及び無機塩
    が、還元剤である請求項3記載の毛髪処理剤組成物の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 アニオン性ポリマーが、ポリアクリル酸
    又はポリアクリル酸塩である請求項1〜4記載の毛髪処
    理剤組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 毛髪処理剤組成物がパーマネントウェー
    ブ剤又は染毛剤である請求項1〜5記載の毛髪処理剤組
    成物の製造方法。
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