JPH11115453A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH11115453A
JPH11115453A JP28151097A JP28151097A JPH11115453A JP H11115453 A JPH11115453 A JP H11115453A JP 28151097 A JP28151097 A JP 28151097A JP 28151097 A JP28151097 A JP 28151097A JP H11115453 A JPH11115453 A JP H11115453A
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JP
Japan
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air
passage
hot air
evaporator
bypass passage
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JP28151097A
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English (en)
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Makoto Fujitani
誠 藤谷
Hideto Noyama
英人 野山
Hideo Sugano
英男 菅野
Yuki Izawa
友樹 井澤
Koji Fujita
孝二 藤田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風や冷風の捩じれを抑制して左右の吹き出
し温度差を小さくすることができる構造の車両用空調装
置を提供する。 【解決手段】 温風通路Wにはこの温風通路Wに沿って
平行に配設した一対の第1整風板25を備えると共に、
バイパス通路Bにはこのバイパス通路Bに沿って平行に
配設した一対の第2整風板26を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空調装置に関
し、具体的には左右の吹き出し温度差を小さくすること
ができる車両用空調装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの自動車には車両用空調装置
(所謂カーエアコン)が装備されている。この車両用空
調装置は、エンジンルーム側に備えられたコンプレッサ
やコンデンサ等からなる部分(所謂室外機)と、車室側
に備えられたエバポレータやヒータコア等からなる部分
(所謂室内機)とを有し、その換気機能や暖房機能や冷
房・除湿機能により、温度、湿度の調節や送風、換気な
どを行って車室内の環境を快適に保つ働きをする。
【0003】かかる車両用空調装置にあって、室内機と
しては、例えば図7に示すような一体型の構造のものが
提案されている。
【0004】この図7に示す車両用空調装置(室内機)
8の構造は、室内外切換ダンパやブロア(図示省略)
と、その下流側に設けられたエバポレータ1と、このエ
バポレータ1よりも下流側に設けられたヒータコア3
と、エバポレータ1とヒータコア3との間にあり往復し
て開閉するスライド式のエアミックスダンパ2と、ロー
タリダンパ4と、ヒータコア3を介してロータリダンパ
4に至る温風通路Wと、ヒータコア3をバイパスして直
接ロータリダンパ4に至るバイパス通路Bと、ロータリ
ダンパ4によって切り換えられるフェイス、デフ、フッ
トの各吹き出し口5,6,7とからなる。なお、ブロア
はエバポレータ1の側方(図7の紙面と直交する方向)
に配設されており、内気又は外気を導入してエバポレー
タ1の下面側に送風するようになっている。
【0005】従って、この車両用空調装置8によれば、
ブロアによって導入された内気又は外気はエバポレータ
1の側方からエバポレータ1の下面側に送風される。そ
の後、エバポレータ1から出た冷風をエアミックスダン
パ2の開度により温風通路Wとバイパス通路Bとに分流
(即ち各通路B,Wを流れる冷風量と温風量を制御)
し、温風通路Wではヒータコア3によって加熱する。そ
して、ロータリダンパ4の手前で、温風通路Wを流れる
温風とバイパス通路Bを流れる冷風とを混合させ、この
混合して温度調節された空気を、ロータリダンパ4の回
動(モード切り換え)に応じてフェイス吹き出し口5、
デフ吹き出し口6又はフット吹き出し口7の何れか一箇
所又は複数箇所から吹き出す。なお、フェイス吹き出し
口5、デフ吹き出し口6、フット吹き出し口7は、ダク
トを介して車室内のフェイス吹き出し口、デフ吹き出し
口、フット吹き出し口にそれぞれ通じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の車両
用空調装置8では、温風通路Wを流れる温風やバイパス
通路Bを流れる冷風に渦を巻いたような3次元的で複雑
な捩じれが生じるため、温度分布が不均一になって(片
寄って)フェイスやフットの左右の吹き出し温度差が非
常に大きくなってしまう。このような冷風や温風の捩じ
れは、エバポレータ1が横向き設置され且つブロアがエ
バポレータ1の側方に設置さているために、このブロア
により、エバポレータ1に対して下方から(垂直方向か
ら)送風されずに側方から送風されるため、流路抵抗が
不均一になり静圧分布にばらつきが生じることが原因で
あると考えられる。このような流路抵抗の不均一は、水
はけを考慮してエバポレータ1を斜めに設置した場合に
(図2参照)、更に顕著になると考えられる(詳細後
述)。
【0007】従って本発明は上記の問題点に鑑み、温風
や冷風の捩じれを抑制して左右の吹き出し温度差を小さ
くすることができる構造の車両用空調装置を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の車両用空調装置は、エバポレータとこのエバポレ
ータよりも下流側のヒータコアとの間に位置するエアミ
ックスダンパによって、前記エバポレータから出た冷風
を前記ヒータコアが介在する温風通路と前記ヒータコア
をバイパスするバイパス通路とに分流した後、前記温風
通路を流れる温風と前記バイパス通路を流れる冷風とを
混合して吹き出す車両用空調装置であって、前記温風通
路には前記温風通路に沿って略平行に配設した一対の整
風板を備えたことを特徴とする。
【0009】また、第2発明の車両用空調装置は、エバ
ポレータとこのエバポレータよりも下流側のヒータコア
との間に位置するエアミックスダンパによって、前記エ
バポレータから出た冷風を前記ヒータコアが介在する温
風通路と前記ヒータコアをバイパスするバイパス通路と
に分流した後、前記温風通路を流れる温風と前記バイパ
ス通路を流れる冷風とを混合して吹き出す車両用空調装
置であって、前記バイパス通路には前記バイパス通路に
沿って略平行に配設した一対の整風板を備えたことを特
徴とする。
【0010】また、第3発明の車両用空調装置は、エバ
ポレータとこのエバポレータよりも下流側のヒータコア
との間に位置するエアミックスダンパによって、前記エ
バポレータから出た冷風を前記ヒータコアが介在する温
風通路と前記ヒータコアをバイパスするバイパス通路と
に分流した後、前記温風通路を流れる温風と前記バイパ
ス通路を流れる冷風とを混合して吹き出す車両用空調装
置であって、前記温風通路には前記温風通路に沿って略
平行に配設した一対の第1整風板を備えると共に、前記
バイパス通路には前記バイパス通路に沿って略平行に配
設した一対の第2整風板を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、本発明は車両用空調装
置のうち、エバポレータやヒータコア等からなる部分
(室内機)の構成に工夫を施したものであるため、ここ
ではこの部分について詳細に説明し、その他の部分(コ
ンプレッサやコンデンサ等からなる室外機)については
従来と同様として説明及び図示を省略する。
【0012】図1は本発明の実施の形態に係る車両用空
調装置の構成を示す縦断面図、図2は前記車両用空調装
置の第1整風板部の構成を示す横断面図、図3は前記車
両用空調装置の第2整風板部の構成を示す横断面図、図
4は前記車両用空調装置に備えた補助ダンパの平面図、
図5は前記車両用空調装置の吹き出し温度分布を示す説
明図である。
【0013】<構成>図1、図2及び図3に示すよう
に、本実施の形態に係る車両用空調装置(室内機)10
は、図7に示す車両用空調装置(室内機)8と同様に一
体型のもの、即ち、ブロア24とエバポレータ11とヒ
ータコア12とをダクトで連通せずに一体的に設けたも
のである。
【0014】詳述すると、エバポレータ11はケース2
3内の下部に配設されており、このエバポレータ11の
側方にブロア24と室内外切換ダンパ(図示省略)とが
配設されている。即ち、室内外切換ダンパの切り換えに
応じてブロア24により導入された内気又は外気は、エ
バポレータ11の側方からエバポレータ11の下面側に
送風されるようになっている。エバポレータ11は横向
きに設置され且つ多少傾けられている。このようにエバ
ポレータ11を傾けているのは、エバポレータ11を完
全に横向きにすると水はけが悪くなり(ドレンしにくく
なり)、場合によってはエバポレータ11の表面に水の
膜ができて空気が通過できなくなってしまう虞があるた
めである。
【0015】ヒータコア12はエバポレータ11の下流
側であって、ケース23内の右寄りに配設されている。
そして、右側にはヒータコア12が介在する温風通路W
が形成される一方、左側にはヒータコア12をバイパス
するバイパス通路Bが形成されている。
【0016】また、エバポレータ11とヒータコア12
との間にはエアミックスダンパ13が設けられている。
このエアミックスダンパ13は図1中左右方向に往復移
動して開閉するスライド式のものであり、エバポレータ
11から出た冷風を温風通路Wとバイパス通路Bとに分
流(即ち各通路B,Wを流れる冷風量と温風量を制御)
する。
【0017】そして、温風通路Wを流れる温風やバイパ
ス通路Bを流れる冷風や前記温風と前記冷風との混合風
は、各モードにより開閉制御されるフェイスダンパ17
とデフ/フットダンパ18の開閉によって、ケース23
の上部に形成されたフェイス吹き出し口14、デフ吹き
出し口15又はフット吹き出し口16の何れか一箇所又
は複数箇所から吹き出すようになっている。
【0018】つまり、フェイスモードではフェイスダン
パ17によりデフ/フット入口19を閉じてフェイス吹
き出し口14を開くことによりフェイス吹き出し口14
から吹き出し、フェイス/フットモード(バイレベルモ
ード)ではフェイスダンパ17を中間開度にすると共に
デフ/フットダンパ18でデフ吹き出し口15を閉じて
フット吹き出し口16を開くことによりフェイス吹き出
し口14とフット吹き出し口16とから吹き出し、フッ
トモードではフェイスダンパ17でフェイス吹き出し口
14を閉じると共にデフ/フットダンパ18でデフ吹き
出し口15を閉じてフット吹き出し口16を開くことに
よりフット吹き出し口16から吹き出し、デフ/フット
モードではフェイスダンパ17でフェイス吹き出し口1
4を閉じると共にデフ/フットダンパ18を中間開度に
してデフ吹き出し口15とフット吹き出し口16とから
吹き出し、デフモードではフェイスダンパ17でフェイ
ス吹き出し口14を閉じると共にデフ/フットダンパ1
8でフット吹き出し口16を閉じてデフ吹き出し口15
を開くことによりデフ吹き出し口15から吹き出す。
【0019】また、バイパス通路Bの入口(エアミック
スダンパ13の下流側)には、エアミックスダンパ13
を補助するために補助ダンパ20が設けられている。即
ち、エアミックスダンパ14の開度によって温風通路W
の温風量とバイパス通路Bの冷風量との割合が決められ
るが、これだけでは、抵抗の少ないバイパス通路Bの冷
風量が多過ぎて吹き出し温度特性が要求される通りには
ならないため、モードに応じてバイパス通路Bの冷風量
を制御するために補助ダンパ20が設けられている。具
体的には、フェイスモードでは補助ダンパ20を全開
(90°)にして十分な冷風量を確保し、フェイス/フ
ットモードでは補助ダンパ20を中間開度(25°〜3
0°)にしてある程度冷風量を制限し、フット、デフ/
フット、デフの各モードでは補助ダンパ20を全閉にし
て冷風量を大幅に制限する。
【0020】更に、図4に示すように、補助ダンパ20
には多数の孔20aが開けられている。この孔20aは
補助ダンパ20によって制御する冷風量がより最適な量
になるように設けられたものであり、その数や開口位置
は風量や容量等に応じた最適なものとなるように設定さ
れている。
【0021】また、温風通路W、及び温風通路Wを流れ
る温風とバイパス通路Bを流れる冷風との合流部には、
前記温風と前記冷風との混合を促進させるために混合促
進板21,22が設けられている。混合促進板(導風
板)21は基端(上流端)がケース23の右端側に位置
すると共に先端(下流端)がバイパス通路Bまで延びて
おり、ヒータコア12を出た温風をバイパス通路Bまで
導く。混合促進板22は混合促進板21の下流端側に混
合促進板21と間隔をおいて設けられており、混合促進
板22の両側を通る温風と冷風に渦を発生させて混合を
促進する。
【0022】そして、温風通路W(混合促進板2によっ
て形成されてた通路)には、温風の捩じれを抑制するた
めに、温風通路Wに沿って平行に一対の第1整風板25
が配設されている。また、バイパス通路Bには、冷風の
捩じれを抑制するために、バイパス通路Bに沿って平行
に一対の第2整風板26が配設されている。
【0023】<作用・効果>図5中に点線で示すよう
に、左右の吹き出し温度分布はフラットになることが望
ましい。即ち、車室内の左右のフェイス吹き出し口27
a,27bや左右のフット吹き出し口(図示せず)から
吹き出される空気の温度は等しくなることが望ましい。
具体的には、左右の吹き出し温度差を7℃以下にするこ
とが目標である。
【0024】これに対して、もし車両用空調装置10に
第1整風板25や第2整風板26を設けなければ、温風
通路Wを流れる温風やバイパス通路Bを流れる冷風に捩
じれが生じて(図2,図3中の矢印a,b参照)、図5
中に一点鎖線で示すように左右の温度分布がフラットに
はならず大きく片寄ってしまうため、左右の吹き出し温
度差は20℃にもなってしまう。なお、温風や冷風の捩
じれは、先にも述べたように、エバポレータ11が横向
き設置され且つブロア24がエバポレータ11の側方に
設置さているために、このブロア24によりエバポレー
タ11に対して下方から(垂直方向から)送風されずに
側方から送風されることや、更には水はけを考慮してエ
バポレータ11を斜めに設置したことにより、流路抵抗
が不均一になって静圧分布にばらつきが生じるためであ
ると考えられる。
【0025】一方、上記構成の車両用空調装置10によ
れば、温風通路Wとバイパス通路Bとに第1整風板25
と第2整風板26とをそれぞれ設けたため、第1整風板
25により温風通路Wを流れる温風の捩じれを抑制して
この温風の流れを整えることができ、また、第2整風板
26によりバイパス通路Bを流れる冷風の捩じれを抑制
してこの冷風の流れを整えることができる。
【0026】その結果、図5中に実線で示すように、左
右の温度分布はフラットに近い状態となり、左右の吹き
出し温度差は目標の7℃以下となる。
【0027】なお、図1に示す車両用空調装置10では
フェイスダンパ17とデフ/フットダンパ18とによっ
てモード切り換えを行う構造になっているが、勿論、こ
れらのダンパに代えて図7と同様のロータリダンパを用
いることもできる。図6にはロータリダンパの一例を示
す。図6(a)はロータリダンパの全体斜視図、図6
(b)はロータリダンパの分解斜視図である。この図6
に示すロータリダンパ30は、アウトサイド30aとイ
ンサイド30bとの二重構造になっており、アウトサイ
ド30aにはデフ吹き出し孔30a−1とフット吹き出
し孔30a−2が形成され、インサイド30bにはフッ
ト吹き出し孔30b−1が形成されている。従って、こ
れらアウトサイド30aとインサイド30bとの相対回
転によって、フェイス吹き出し口14のみを開くフェイ
スモードと、フェイス吹き出し口14とフット吹き出し
口16とを一部分ずつ開くフェイス/フットモードと、
フット吹き出し口16のみを開くフットモードと、フッ
ト吹き出し口16とデフ吹き出し口15とを一部分ずつ
開くデフ/フットモードと、デフ吹き出し口15のみを
開くデフモードとの切り換えを行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1発明の車両用空調装置は、エバポ
レータとこのエバポレータよりも下流側のヒータコアと
の間に位置するエアミックスダンパによって、前記エバ
ポレータから出た冷風を前記ヒータコアが介在する温風
通路と前記ヒータコアをバイパスするバイパス通路とに
分流した後、前記温風通路を流れる温風と前記バイパス
通路を流れる冷風とを混合して吹き出す車両用空調装置
であって、前記温風通路には前記温風通路に沿って略平
行に配設した一対の整風板を備えたことを特徴とする。
【0029】従って、この第1発明の車両用空調装置に
よれば、何らかの構造上の原因によって温風通路を流れ
る温風に捩じれを生じる虞があっても、温風通路に整風
板を備えたため、この整風板により前記温風の捩じれを
抑制して左右の吹き出し温度差を小さくすることができ
る。
【0030】また、第2発明の車両用空調装置は、エバ
ポレータとこのエバポレータよりも下流側のヒータコア
との間に位置するエアミックスダンパによって、前記エ
バポレータから出た冷風を前記ヒータコアが介在する温
風通路と前記ヒータコアをバイパスするバイパス通路と
に分流した後、前記温風通路を流れる温風と前記バイパ
ス通路を流れる冷風とを混合して吹き出す車両用空調装
置であって、前記バイパス通路には前記バイパス通路に
沿って略平行に配設した一対の整風板を備えたことを特
徴とする。
【0031】従って、この第2発明の車両用空調装置に
よれば、何らかの構造上の原因によってバイパス通路を
流れる冷風に捩じれを生じる虞があっても、バイパス通
路に整風板を備えたため、この整風板により前記冷風の
捩じれを抑制して左右の温度差を小さくすることができ
る。
【0032】また、第3発明の車両用空調装置は、エバ
ポレータとこのエバポレータよりも下流側のヒータコア
との間に位置するエアミックスダンパによって、前記エ
バポレータから出た冷風を前記ヒータコアが介在する温
風通路と前記ヒータコアをバイパスするバイパス通路と
に分流した後、前記温風通路を流れる温風と前記バイパ
ス通路を流れる冷風とを混合して吹き出す車両用空調装
置であって、前記温風通路には前記温風通路に沿って略
平行に配設した一対の第1整風板を備えると共に、前記
バイパス通路には前記バイパス通路に沿って略平行に配
設した一対の第2整風板を備えたことを特徴とする。
【0033】従って、この第3発明の車両用空調装置に
よれば、何らかの構造上の原因によって温風通路を流れ
る温風やバイパス通路を流れる冷風に捩じれを生じる虞
があっても、温風通路とバイパス通路とに第1整風板と
第2整風板とをそれぞれ備えたため、これらの第1整風
板と第2整風板とにより前記温風の捩じれと前記冷風の
捩じれとをそれぞれ抑制して左右の吹き出し温度差をよ
り小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の構
成を示す縦断面図である。
【図2】前記車両用空調装置の第1整風板部の構成を示
す横断面図である。
【図3】前記車両用空調装置の第2整風板部の構成を示
す横断面図である。
【図4】前記車両用空調装置に備えた補助ダンパの平面
図である。
【図5】前記車両用空調装置の吹き出し温度分布を示す
説明図である。
【図6】(a)はロータリダンパの全体斜視図、(b)
はロータリダンパの分解斜視図である。
【図7】従来提案されている車両用空調装置の一例の構
成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 車両用空調装置 11 エバポレータ 12 ヒータコア 13 エアミックスダンパ 25 第1整風板 26 第2整風板 B バイパス通路 W 温風通路
フロントページの続き (72)発明者 井澤 友樹 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 藤田 孝二 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータとこのエバポレータよりも
    下流側のヒータコアとの間に位置するエアミックスダン
    パによって、前記エバポレータから出た冷風を前記ヒー
    タコアが介在する温風通路と前記ヒータコアをバイパス
    するバイパス通路とに分流した後、前記温風通路を流れ
    る温風と前記バイパス通路を流れる冷風とを混合して吹
    き出す車両用空調装置であって、 前記温風通路には前記温風通路に沿って略平行に配設し
    た一対の整風板を備えたことを特徴とする車両用空調装
    置。
  2. 【請求項2】 エバポレータとこのエバポレータよりも
    下流側のヒータコアとの間に位置するエアミックスダン
    パによって、前記エバポレータから出た冷風を前記ヒー
    タコアが介在する温風通路と前記ヒータコアをバイパス
    するバイパス通路とに分流した後、前記温風通路を流れ
    る温風と前記バイパス通路を流れる冷風とを混合して吹
    き出す車両用空調装置であって、 前記バイパス通路には前記バイパス通路に沿って略平行
    に配設した一対の整風板を備えたことを特徴とする車両
    用空調装置。
  3. 【請求項3】 エバポレータとこのエバポレータよりも
    下流側のヒータコアとの間に位置するエアミックスダン
    パによって、前記エバポレータから出た冷風を前記ヒー
    タコアが介在する温風通路と前記ヒータコアをバイパス
    するバイパス通路とに分流した後、前記温風通路を流れ
    る温風と前記バイパス通路を流れる冷風とを混合して吹
    き出す車両用空調装置であって、 前記温風通路には前記温風通路に沿って略平行に配設し
    た一対の第1整風板を備えると共に、前記バイパス通路
    には前記バイパス通路に沿って略平行に配設した一対の
    第2整風板を備えたことを特徴とする車両用空調装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020129638A1 (ja) * 2018-12-21 2020-06-25 株式会社デンソー 車両用空調装置

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