JPH11115298A - 押印装置 - Google Patents

押印装置

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JPH11115298A
JPH11115298A JP29957597A JP29957597A JPH11115298A JP H11115298 A JPH11115298 A JP H11115298A JP 29957597 A JP29957597 A JP 29957597A JP 29957597 A JP29957597 A JP 29957597A JP H11115298 A JPH11115298 A JP H11115298A
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drum
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押印ドラム26と押圧ローラ27との間にシ
ートPを挟持搬送させてシートに所定の情報を押印する
押印装置において、装置の使用に際して最初に供給され
たシートに対して押印する押印ドラムの押印版面にイン
ク塗布を行なわせて、最初のシートに対する押印が薄い
場合が生じる事態を解消すること。 【解決手段】 押印ドラム26と押圧ローラ27の少な
くともどちらか一方を押印ドラムの回転駆動がなされて
も他方と接触しない逃がし位置に移動させる手段と、そ
の逃がし位置移動を検出する検出手段44・45と、押
印ドラムの押印版面に対するインク塗布動作を指示する
ためのスイッチと、前記検出手段から検出信号が入力し
ている状態時に前記スイッチからインク塗布動作を指示
する信号が入力したときに押印ドラムを回転駆動させて
押印版面にインクローラ28を接触させるインク塗布動
作を実行させる制御手段とを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送されてきたシ
ート(枚葉紙、単票紙、カットシート)に所定の情報を
押印する押印装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、銀行・証券会社等の
金融機関においては、手形・小切手・株券等のシート状
原稿の画像情報は、マイクロフィルマーやイメージスキ
ャナー等の画像記録装置によって、マイクロフィルムや
記録用ディスクといった記録媒体に記録・保存処理され
ている。
【0003】また、これらの記録済み原稿には、各々の
金融機関において所定の処理がなされたことを証明する
ために、受入・処理機関の名称、支店番号、処理コー
ド、日付等の内容を明記するための押印(エンドースメ
ント)が施されるのが一般的である。
【0004】このため、上述の画像記録装置には、該装
置に導入され記録部を通過した記録済みの原稿に対し
て、上記内容が記載された押印を自動的に施す押印装置
を具備させ、記録済み原稿に必要に応じて記録済み印や
付加情報を付して、排出させるようにしたものがある。
【0005】図7にそのような押印装置を備えている画
像記録装置の一例の概略構成を示した。
【0006】101は給紙トレイであり、このトレイ上
に、記録・保存処理すべき手形・小切手・株券等のシー
ト状原稿(被記録シート、以下、単にシートと記す)P
が積載してセットされる。
【0007】記録スタートキー(不図示)が押される
と、上記トレイ101上に積載セットのシートPが引き
込みローラ(給紙ローラ)102と分離ローラ103か
らなる分離・給送ローラ対の作動により装置内に順次に
1枚づつ分離・給送される。
【0008】その1枚分離・給送されたシートPは、搬
送ベルト104上に乗って記録部106へ搬送されい
く。搬送ベルト104は駆動ローラ104aとターンロ
ーラ104bとの間に懸回張設したエンドレスの回動ベ
ルトである。
【0009】記録部106は、光電変換読取系(イメー
ジセンサ)や縮小投影光学系等であり、搬送されてきた
シートPの画像情報を光磁気ディスク等の電気的記録媒
体あるいはマイクロフィルムに記録処理する。
【0010】記録部106を通ったシートPは、押印装
置107の押印部を通り、該押印装置107の動作で記
録済み印の押印処理を受ける。
【0011】押印処理を受けたシートPは排出ローラ対
108により排紙トレイ109へ排出される。
【0012】このようにして、給紙トレイ101上に積
載セットのシートPの全てについて、一枚づつ順次に装
置内に給送されて、記録処理、記録済みの押印処理が実
行されて、排紙トレイ109へ排出される。
【0013】110は装置の駆動モータであり、このモ
ータ110の駆動力が不図示のギアトレインやベルト等
の動力伝達系を介して、分離・給送ローラ対102・1
03、搬送ベルト104の駆動ローラ104a、押印装
置107の押圧ローラ107b、排出ローラ対108に
伝達される。
【0014】押印装置107は本例のものは押印ドラム
(押印ローラ)式のものであり、107aは押印ドラ
ム、107bは該押印ドラムの下側に配設した、押印ド
ラムに対する対向(対抗)部材としての押圧ローラ、1
07cは押印ドラムの上側に配設した、押印ドラムの押
印版面にインクを塗布供給する回転フリーのインクロー
ラである。
【0015】押印ドラム107aは中心の回転軸107
dに支持され、該回転軸107dが回転駆動されること
で該軸と一体に回転する。本例ではこの回転軸107d
は搬送ベルト104の駆動ローラ104aの駆動部と半
回転クラッチ111を含む動力伝達系を介して連結させ
てあり、該クラッチ111がオン制御される毎に搬送ベ
ルト104の駆動部の駆動が伝わり、半回転駆動され
る。即ち、押印ドラム107aがシートPの搬送と同じ
方向、速度で半回転駆動される。
【0016】押印ドラム107aは外周面上の互いに1
80度反対位置の円弧面部に同じ押印内容の2枚の押印
版A・Bと、それらの円弧面部間の欠円面部C・Dを有
している。
【0017】待機時(非押印時)はクラッチ111がオ
フであり、この時は上記の押印ドラム107aは、図7
や図8の(a)のように、押印版A・Bが横向き、従っ
て欠円面部C(またはD)が下向きで押圧ローラ107
bとの間に隙間αを作って押圧ローラ107bと非接触
で、また上向きの欠円面D(またはC)もインクローラ
107cとの間に隙間を作って非接触である回転角姿勢
で回転が停止している状態に保たれる。
【0018】押印ドラム107aの下向き欠円面部と押
圧ローラ107bとの間に作られる上記の隙間αはシー
トPが通ることができるものであり、記録部106を通
ったシートPはこの隙間αを通して搬送される。
【0019】押印時はクラッチ111がオンとされるこ
とで、上記の押印ドラム107aが被記録シートPの搬
送と同じ方向、速度で半回転駆動され、図8の(b)の
ように、円弧面部である一方の押印版Aが押圧ローラ1
07bと対向して隙間αがなくなり両者間にシートPが
挟み込まれて搬送される状態となることでシートPに対
して押印がなされる。
【0020】他方の押印版Bはインクローラ107cに
圧接しながら回転移動する状態になり、その表面にまん
べんなくインクが塗布される。インクローラ107cは
押印ドラムの圧接回転に従動して回転する。次の押印動
作ではこのインクを塗布された押印版Bが押圧ローラ1
07bと対向することでシートPに対して押印がなされ
る。
【0021】そして押印ドラム107aは半回転する
と、押印前と同様に、押印版A・Bが横向きで、欠円面
D・Cが下向きと上向きになり、押圧ローラ107bと
の間に隙間αを作って押圧ローラ107bと非接触で、
またインクローラ107cとの間に隙間を作って非接触
である回転角姿勢の回転停止状態に保たれる。
【0022】105はシート検出センサであり、分離・
給送ローラ対102・103と記録部106との間に配
設してある。分離・給送ローラ対102・103で1枚
分離・給送され、搬送ベルト104で記録部106へ搬
送されるシートPの先端部がこのシート検出センサ10
5で検出され、その検出信号が制御回路(CPU)12
0に入力する。その入力信号で制御回路内のカウンタが
動作し、記録部106の記録開始タイミングと、押印ド
ラム107aの動作開始タイミングが設定される。
【0023】そして制御回路120は設定の記録開始タ
イミングで記録部106の記録動作を開始させ、また設
定の動作開始タイミングでドライバー122を介してク
ラッチ111をオンさせて、押印ドラム107aを半回
転駆動させて押印動作を行なわせる。
【0024】シート検出センサ105のシート先端検出
によって動作するカウンタの設定を変更する事によっ
て、押印ドラム107aの動作開始タイミングを変更す
る事ができ、これによりシート搬送方向における押印位
置を変更する事ができる。また、搬送方向と直交する方
向での押印位置の変更は、回転軸107dに沿って押印
ドラム107aを移動する事により行うことができる。
【0025】制御回路120はドライバー121を介し
て駆動モータ110のオン・オフ制御、速度制御も行な
う。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】 .上述のような従来例装置においては、給紙トレイ1
01に1枚または複数枚のシートPをセットして、装置
を作動させて記録処理、記録済みの押印処理を実行させ
たとき、最初の記録済みシートPに対する押印が薄い場
合がある。
【0027】これは、最初の記録済みシートPに対して
押印する押印ドラム107aの押印版AまたはBには前
の装置使用時の最後の押印動作時にインクローラ107
cと接触してインクの塗布がなされているけれども、前
の装置使用時からかなり時間が経過している場合にその
押印版面のインクが実質的に乾いてしまっていることに
よる。複数枚のシートPの連続処理時の2枚目以降の記
録済みシートPに対する押印は押印版のインクローラ1
07との接触によるインク塗布動作が存在するので、押
印の濃さに問題は無い。
【0028】そこで、この対策として、前の装置使用時
からかなり時間が経過していると思われるときには、装
置の使用に際して装置に押印動作を行わせることのみを
目的としたシートを導入することで押印装置107に一
度押印動作を行なわせて、これにより最初の記録済みシ
ートPに対して押印する押印ドラム107aの押印版面
にインクローラ107との接触によるインク塗布をおこ
なわせている。
【0029】しかし、これは通常は1枚目は押印動作を
行わせることのみを目的としたシートを用意しなければ
ならず、無駄が生じてしまう。
【0030】そこで本発明の第1の目的は、上記のよう
な押印動作を行わせることのみを目的としたシートを必
要とせずに、必要時に、装置の使用に際して最初に供給
されたシートに対して押印する押印ドラムの押印版面に
インク塗布を行なわせて、最初のシートに対する押印が
薄い場合が生じる事態を解消できる装置を提供すること
にある。
【0031】.押印を終了したシートPは排紙トレイ
109に排出されるが、このシート排出は、装置内にお
けるシート搬送と同一速度で行う。これは、シートPが
給紙トレイ101より給紙されてから排紙トレイ109
に排出されるまでの間に異なる搬送速度を持つ部分が存
在すると、搬送が速くなる部分では、搬送の遅い部分に
まだシートが残っていても搬送の早い部分はシートを引
っ張ろうとし、搬送が遅くなる部分では、搬送の速い部
分から押し出されたシートが搬送の遅い部分ではなかな
か引っ張ろうとはしないため、シートが破けたり、詰ま
ってしまうといった現象が起きやすい。
【0032】したがって、給紙部分から排紙部分までの
シートの搬送速度は、通常は途中で変化することはな
く、シートの給紙から排紙までの駆動を一つのモータ1
10で行っている。
【0033】しかし、画像記録装置は、シートサイズや
読取り解像度、倍率などの条件に応じて、モータ110
の動作速度を変更制御することで、複数のシート搬送速
度の設定が可能となっている場合が多く、その設定のシ
ート搬送速度が速い場合にはシートの排紙トレイ109
への排出もその速いシート搬送速度にてなされるから、
シートが勢いよく排出されすぎて、排出されたシートの
整列順序が狂ってしまったり、逆に設定のシート搬送速
度が遅い場合にはシートの排紙トレイ109への排出も
その遅いシート搬送速度にてなされるから、、シートの
排出に勢いがなさ過ぎて、シートが排出ローラ108に
残ってしまい、やはりシートの整列順序が狂ってしまっ
たり、ジャムの原因になる場合がある。
【0034】そこで本発明の第2の目的は、シートの装
置内での搬送速度と排紙部への排出速度とをそれぞれ独
立に設定できるようにして、シートの装置内での搬送速
度の高速・低速の如何にかかわらず、シートの排紙部へ
の排出速度は適切に変更させてシートの排紙部への排出
を常に良好にできる装置を提供することにある。
【0035】.押印ドラム107aは、待機時(非押
印時)は、図7や図8の(a)のように、押印版A・B
が横向きで、欠円面部C(またはD)が押圧ローラ10
7bとの間にシートPが通ることができる所定の隙間α
を作って押圧ローラ107bと非接触である回転角姿勢
の回転停止状態に保たれていることが必要である。
【0036】装置の振動、駆動伝達系の遊びなどといっ
た原因により、押印ドラム107aが自然に回転してし
まい、隙間αを保った待機時の回転角姿勢状態からずれ
てしまうと、シートへの押印を行うために半回転動作を
開始するときの押印ドラム107aの開始角度状態が、
隙間αを作り出している角度状態で押印動作を開始する
ときと異なるため、シートへの押印位置がずれる原因と
なってしまう。さらに装置電源投入時や、誤動作などで
押印版が押圧ローラに接触するほど回転してしまった状
態になると、シートの搬送路がなくなってしまうため、
押印部でシートが詰まってしまう。従来例装置ではこの
ような状態になったときに押印ドラムと押圧ローラとの
間に隙間αを回復するための手段を持たなかった。
【0037】そこで本発明の第3の目的は、押印装置の
待機時における押印ドラムの所定の回転角姿勢に回転ず
れが生じてもそれを待機時の所定の回転角姿勢状態に自
動的に復帰させる手段を有する装置を提供することにあ
る。
【0038】また押印装置の待機時における押印ドラム
の所定の回転角姿勢を固定化できて、装置の振動などと
いった原因による押印ドラムの自然な回転ずれの発生、
該回転ずれに起因する上述のような問題の発生を防止す
ることができる装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする押印装置である。
【0040】(1)回転駆動され、装置に供給されたシ
ートを挟持搬送して押印を行なう押印手段および該押印
手段に対する対向手段と、回転駆動された押印手段の押
印版面に接触してインクを塗布するインク供給手段と、
押印手段と対向手段との少なくともどちらか一方を押印
手段の回転駆動がなされても他方の手段と接触しない逃
がし位置に移動させる位置変換手段と、押印手段と対向
手段とが逃がし位置に相対的に移動されたことを検出す
る検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づいて
押印手段を回転駆動させて押印版面にインク供給手段を
接触させるインク塗布動作を実行させる制御手段とを有
することを特徴とする押印装置。
【0041】即ち、この装置構成により、押印手段の押
印版面に対する随時のインク塗布動作機能を具備させた
ものである。
【0042】例えば、前の装置使用終了時からかなり時
間が経過していて押印手段の押印版面のインクが実質的
に乾いてしまっていると思われるときには、装置の使用
に際して、位置変換手段で押印手段と対向手段とを逃が
し位置に相対的に移動させる。
【0043】そうすると、その位置変換が検出手段で検
出されて押印手段の回転駆動が自動的になされて押印版
面にインク供給手段との接触によるインク塗布がなされ
る。
【0044】この場合、押印手段と対向手段とは押印手
段が回転駆動がなされても対向手段と接触しない逃がし
位置に保持されているから、押印手段と対向手段との直
接接触で対向手段がインク汚れしてしまうことはない。
【0045】この後に押印手段と対向手段との逃がし位
置保持を解除して常態位置に戻し、押印装置にシートを
導入して押印処理を実行させることで、最初に導入され
たシートPには上記のようにインク塗布済みの押印版が
作用して、最初に導入されたシートの押印が薄い場合が
生じる事態をなくすことができる。
【0046】(2)回転駆動され、装置に供給されたシ
ートを挟持搬送して押印を行なう押印手段および該押印
手段に対する対向手段と、回転駆動された押印手段の押
印版面に接触してインクを塗布するインク供給手段と、
押印手段と対向手段との少なくともどちらか一方を押印
手段の回転駆動がなされても他方の手段と接触しない逃
がし位置に移動させる位置変換手段と、押印手段と対向
手段とが逃がし位置に相対的に移動されたことを検出す
る検出手段と、押印手段の押印版面に対するインク塗布
動作を指示するためのスイッチと、前記検出手段から検
出信号が入力している状態時に前記スイッチからインク
塗布動作を指示する信号が入力したときに押印手段を回
転駆動させて押印版面にインク供給手段を接触させるイ
ンク塗布動作を実行させる制御手段とを有することを特
徴とする押印装置。
【0047】即ち、前記(1)の装置構成の場合は、押
印手段と対向手段とが逃がし位置に相対的に移動保持さ
れればインク塗布動作が実行されるが、この場合は、例
えばジャム処理時など、インク塗布動作の必要のない場
合に押印手段と対向手段とを逃がし位置に相対的に移動
保持させたときにもインク塗布動作が実行されてしま
い、ユーザーに戸惑いを与えるなどの可能性がある。
【0048】そこで、この(2)の装置構成において
は、(1)の装置構成において更に押印手段の押印版面
に対するインク塗布動作を指示するためのスイッチを具
備させ、押印手段と対向手段とが逃がし位置に相対的に
移動保持されて、それが検出手段で検出されている状態
時に該スイッチからインク塗布動作を指示する信号が入
力したときに押印手段を回転駆動させて押印版面にイン
ク供給手段を接触させるインク塗布動作を実行させるも
のとし、押印手段と対向手段とが逃がし位置に相対的に
移動保持されただけではインク塗布動作は実行されない
ようにして、上記のユーザーに戸惑いを与えるなどの可
能性を解消したものである。
【0049】(3)装置に供給されたシートを搬送する
シート搬送手段と、該シート搬送手段で搬送されるシー
トに押印を施す押印手段と、前記シート搬送手段を駆動
するシート搬送駆動手段と、前記押印手段を駆動する押
印駆動手段と、制御手段とを有し、前記制御手段は、装
置に供給されたシートの速度を検出し、その検出速度に
て、シート搬送と、その搬送シートに対する押印動作が
なされるように前記のシート搬送駆動手段と押印駆動手
段を制御すること、またそのシート搬送速度とは独立に
シート排出速度を設定し、シート排出時はその設定の排
出速度にてシートの排出搬送がなされるように前記のシ
ート搬送駆動手段、またはシート搬送駆動手段と押印駆
動手段を制御することを特徴とする押印装置。
【0050】即ち、この装置構成により、押印装置内に
おけるシート搬送速度が所定よりも速過ぎる場合にはシ
ート排出時にはその速度を減速させて、速過ぎない適切
なシート排出速度にてシートの排出搬送がなされるよう
にシート搬送駆動手段、またはシート搬送駆動手段と押
印駆動手段の動作速度を変更制御する。
【0051】また逆に押印装置内におけるシート搬送速
度が所定よりも遅過ぎる場合にはシート排出時にはその
速度を増速させて、遅過ぎない適切なシート排出速度に
てシートの排出搬送がなされるようにシート搬送駆動手
段、またはシート搬送駆動手段と押印駆動手段の動作速
度を変更制御する。
【0052】このように、シート排出時のシート排出速
度を変更し、必要に応じて、押印手段の動作速度も変更
することによって、速過ぎるあるいは遅過ぎるシート搬
送速度のままでシートを押印装置から排出させたときに
発生しやすい排出シートの整列順序狂いやジャムを防止
することができ、シートの排出を常に良好にする事がで
きる。
【0053】(4)押印手段はインクジェットヘッド等
の印字機構であることを特徴とする(3)に記載の押印
装置。
【0054】(5)回転駆動され、装置に供給されたシ
ートに押印を行なう押印手段を有する押印装置であり、
押印手段を回転駆動する押印駆動手段と、押印手段を回
転停止状態に保つ待機モード時における押印手段の所定
の待機時回転角姿勢を検出する検出手段と、前記の待機
モード時において検出手段から押印手段が所定の待機時
回転角姿勢にあることの検出信号が入力されていないと
きはその検出信号が入力されるまで前記押印駆動手段を
駆動させて押印手段を所定の待機時回転角姿勢に復帰さ
せる制御手段とを有することを特徴とする押印装置。
【0055】即ち、上記の装置構成により、押印装置
に、押印手段を回転停止状態に保つ待機モード時におけ
る押印手段の所定の待機時回転角姿勢への自動復帰機能
を具備させたものである。
【0056】この機能により、装置電源投入時や誤動作
などで押印装置の待機時における押印手段の回転角姿勢
に回転ずれが生じてもそれを待機時の所定の回転角姿勢
状態に自動的に復帰させることができ、押印手段の回転
ずれに起因する問題が解消される。
【0057】(6)回転駆動され、装置に供給されたシ
ートに押印を行なう押印手段を有する押印装置であり、
押印手段を回転駆動する押印駆動手段と、押印手段を回
転停止状態に保つ待機モード時における押印手段の所定
の待機時回転角姿勢を検出する検出手段と、前記の待機
モード時において検出手段から押印手段が所定の待機時
回転角姿勢にあることの検出信号が入力されていないと
きはその検出信号が入力されるまで前記押印駆動手段を
駆動させて押印手段を所定の待機時回転角姿勢に復帰さ
せ、その押印手段の回転角姿勢を固定する制御手段とを
有することを特徴とする押印装置。
【0058】(7)押印駆動手段の駆動源が、押印手段
を動作させる駆動状態と、動作しないように固定する固
定状態をもつことが可能なモータであることを特徴とす
る(6)に記載の押印装置。
【0059】(8)押印駆動手段の駆動源がステッピン
グモータであり、押印手段を回転停止状態に保つ待機モ
ード時においては該モータの回転軸の静止トルクが大き
くなるように通電制御して待機モード時における押印手
段の所定の回転角姿勢を固定することを特徴とする
(7)に記載の押印装置。
【0060】即ち上記の(6)ないし(8)の構成によ
れば、(5)の装置構成と同様に、待機モード時におけ
る押印手段の所定の待機時回転角姿勢への自動復帰機能
が得られ、かつその押印手段の所定の待機時回転角姿勢
が固定化されて、次の押印動作を行なうまでに装置の振
動などといった原因により押印手段が自然に回転して所
定の待機時回転角姿勢からずれてしまうことが防止され
る。
【0061】また仮に回転ずれが生じても、前述の押印
手段の所定の待機時回転角姿勢への自動復帰機能が働い
て回転ずれ状態が直される。
【0062】(9)押印手段は、押印版を設けた円弧面
部と、欠円面部を有する回転体であり、押印手段を回転
停止状態に保つ待機モード時においては欠円面部が押印
手段に対する対向手段に対向して両者間にシートが通り
得る隙間が形成されている回転角姿勢に保持され、シー
トに押印を行なう押印モード時においては回転駆動され
ることでシートを押印手段の押印版を設けた円弧面部と
対向手段との間に挟持搬送して押印を行なうことを特徴
とする(1)ないし(3)、(5)ないし(8)の何れ
か1つに記載の押印装置。
【0063】(10)押印手段は、外周面上の互いに1
80度反対位置に、押印版を設けた2つの円弧面部と、
それらの円弧面部間の2つの欠円面部を有する回転体で
あり、押印モード時毎に半回転駆動されることを特徴と
する(9)に記載の押印装置。
【0064】(11)押印手段に対する対向手段は、シ
ートに押印を行なう押印モード時に回転駆動された押印
手段の押印版を設けた円弧面部との間にシートを挟んで
押圧を与える押圧ローラであることを特徴とする(9)
または(10)に記載の押印装置。
【0065】(12)画像記録装置等の本機に着脱可能
であり、本機に装着され、本機とは独立した駆動源によ
り駆動され、本機におけるシートの搬送速度に対して、
シートの搬送速度と、押印速度と、排出速度をそれぞれ
独立した速度に設定できることを特徴とする(1)ない
し(11)の何れか1つに記載の押印装置。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態例の装
置を説明する。
【0067】図1において、10は画像記録装置であ
り、搬送される被記録シートの画像情報を読み取って記
録用ディスクやマイクロフィルムなどに記録する画像記
録装置である。
【0068】20は押印装置である。本実施例のもの
は、ユーザーが必要に応じて任意選択で画像記録装置1
0に対して装着して使用する、画像記録装置に着脱自在
なオプション機器として構成してあり、画像記録装置1
0の上面の排紙トレイ13上に所定に搭載装着して使用
される。
【0069】画像記録装置10に押印装置20を所定に
搭載装着した状態において、画像記録装置10側の排紙
口12に押印装置20側の給紙口21が対応位置して両
装置10・20は連通している。
【0070】(1)画像記録装置10 画像記録装置10は、商用電源に接続され、不図示の装
置制御盤に設けた電源スイッチで電源投入(電力供給)
される。
【0071】1は給紙トレイである。このトレイ上に、
記録・保存処理すべき手形・小切手・株券等の被記録シ
ートPが積載セットされる。
【0072】記録スタートキー(不図示)が押される
と、給紙ローラ2が駆動されてその積載セットのシート
Pの最上位のシートに送りがかかり、そのシートが装置
10内に送り込まれ、引き込みローラ3と分離ローラ4
からなる分離給送ローラ対により次位以降の重送したシ
ートと1枚分離されて給送される。
【0073】5は上記の1枚分離給送された被記録シー
トの先端を一旦受け止めて停止させ、タイミングを合わ
せるレジストローラ対である。
【0074】6は分離給送ローラ対3・4とレジストロ
ーラ対5との間に配設した、上記の給送されたシートの
先端を検出するシート検出センサである。このシート検
出センサ6のシート先端検出信号が制御回路14に入力
し、該制御回路14内のカウンタが動作し、レジストロ
ーラ対5の動作開始タイミングと、第1及び第2の記録
部7a・7bの記録開始タイミングが設定される。
【0075】レジストローラ対5が所定のタイミングで
動作を開始することで、該レジストローラ対5のニップ
部に先端を受け止められていた被記録シートが所定の速
度で搬送され、第1及び第2の記録部7a・7bの間を
搬送されていく過程において該第1及び第2の記録部7
a・7bにより該シートの表面側と裏面側の画像情報が
記録処理される。
【0076】記録部7a・7bは光電変換読取系(イメ
ージセンサ)や縮小投影光学系等であり、搬送されるシ
ートの画像情報を光磁気ディスク等の電気的記録媒体あ
るいはマイクロフィルムに記録処理する。
【0077】記録部7a・7bを通って記録処理された
シートは、搬送ローラ対8、排出ローラ対9を経由して
排紙口12から画像記録装置10の外へ排出される。画
像記録装置10に押印装置20が搭載装着されていない
ときには、記録処理済みのシートは排紙口12から画像
記録装置10の上面の排紙トレイ13上に排出される。
図1のように押印装置20が搭載装着されているとき
は、記録処理済みの被記録シートは画像記録装置10の
排紙口12から押印装置20の給紙口21に入り、押印
装置20内を搬送され、記録済みの押印処理を受けて、
押印装置20の排紙トレイ31上に排出される。
【0078】11は給紙ローラ2から排紙口12へ至る
シートパスである。15は画像記録装置10の駆動モー
タであり、このモータ15の駆動力が不図示のギアトレ
インやベルト等の動力伝達系を介して、給紙ローラ2、
分離給送ローラ対3・4、レジストローラ対5、搬送ロ
ーラ対8、排出ローラ対9に伝達される。
【0079】この駆動モータ15は制御回路14により
オン・オフ制御、動作速度制御がなされる。画像記録装
置10内におけるシート搬送速度は、シートサイズや読
取速度、倍率、解像度などの条件に応じて、高速・低速
複数の速度設定が可能になっている。これは不図示の装
置制御盤に設けた設定手段を操作して駆動モータ15の
動作速度を変更制御することでなされる。
【0080】したがって、画像記録装置10から押印装
置20へ導入される記録済みシートの速度は画像記録装
置10に選択設定したシート搬送速度となり、高速であ
る場合もあるし、低速である場合もある。
【0081】(2)押印装置20 主として、図1、および図2の制御系のブロック図を参
照して説明する。
【0082】本例の押印装置20は、本機である画像記
録装置10とは独立した駆動源を具備していて、画像記
録装置10におけるシートの搬送速度に対して、シート
の搬送速度と、押印速度と、排出速度をそれぞれ独立し
た速度に設定できる構成のものである。この押印装置2
0も、商用電源に接続され、不図示の装置制御盤に設け
た電源スイッチで電源投入される。あるいは、画像記録
装置10の電源が投入されると、これに連動して自動的
に電源投入状態になるようにされている。
【0083】22は給紙口21から排紙口30へ至るシ
ートパスであり、このシートパス沿いに給紙口21側か
ら排紙口30側にかけて、第1のシート検出センサ2
3、第2のシート検出センサ24、搬送ローラ対25、
押印ドラム26(押印手段)とその下側の押圧ローラ2
7(対向手段)、排出ローラ対29を配設してある。2
8は押印ドラム26の上側に配設したインクローラ(イ
ンク供給手段)である。
【0084】32は搬送駆動モータ(第1駆動モータ)
であり、不図示のギアトレイン等の動力伝達系を介し
て、搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排紙ローラ対
29を駆動する。
【0085】33は押印駆動モータ(第2駆動モータ)
であり、押印ドラム26を駆動する。
【0086】.画像記録装置10の排紙口12を出て
押印装置20の給紙口21からシートパス22に導入さ
れた記録済みシートの先端検出が第1のシート検出セン
サ23によりなされ、その検出信号が制御回路34に入
力する。
【0087】制御回路34はその入力信号に基づいて搬
送駆動モータ32をオンして、搬送ローラ対25、押圧
ローラ27、排出ローラ対29の回転駆動を開始させ
る。
【0088】同時に、制御回路34は制御回路内のカウ
ンタAによるカウントを開始する。このカウンタAは導
入シートの速度を検出するためのカウンタである。
【0089】次いで、第2のシート検出センサ24によ
り導入シートの先端検出がなされ、その検出信号が制御
回路34に入力する。
【0090】制御回路34はその入力信号に基づいてカ
ウンタAによるカウントを停止し、このカウンタAのカ
ウント内容により画像記録装置10側から押印装置20
内に導入の記録済みシートの搬送速度を検出し、その検
出のシート搬送速度にて搬送ローラ対25、押圧ローラ
27、排出ローラ対29が回転駆動されるように搬送駆
動モータ32の動作速度を変更制御する。
【0091】これにより、画像記録装置10側から押印
装置20内に導入の記録済みシートは画像記録装置10
側からの導入速度と同じ速度にて搬送ローラ対25、押
印ドラム26と押圧ローラ27の間の押印部、排出ロー
ラ対29の経路を搬送されていく。
【0092】.また制御回路34は前記の第2のシー
ト検出センサ24による導入シートの先端検出信号に基
づいて制御回路内のカウンタBによるカウントを開始す
る。このカウンタBは押印ドラム26の動作開始タイミ
ングを設定するカウンタである。このカウンタBの内容
は、少なくとも、導入シートの先端が第2のシート検出
センサ24により検出されてから押印ドラム26に到達
するまでの値以上に設定される。
【0093】制御回路34はカウンタBが切れると、押
印駆動モータ33をオンして押印ドラム26を記録済み
シートの搬送と同じ方向、速度で半回転動作させる。
【0094】カウンタBが切れた時点では記録済みシー
トの先端は少なくとも押印ドラム26に到達しており、
記録済みシートは押印ドラム26の円弧面部である押印
版と回転している押圧ローラ27間に挟み込まれて搬送
されることで記録済みシートの、本例の場合はシート裏
面に対して押印が施される。
【0095】押印がなされた記録済みシートは引き続
き、画像記録装置10側からの導入速度と同じ速度にて
押印装置20内を搬送されて、その先端側は排紙口30
から排紙トレイ31に排出されていく。
【0096】.記録済みシートの押印装置内の搬送が
進み、第1または第2のシート検出センサ23または2
4によりシートの後端検出がなされ、その検出信号が制
御回路34に入力する。
【0097】制御回路34はその入力信号に基づいて制
御回路内のカウンタCのカウントを開始する。本例では
第2のシート検出センサ24によるシート後端検出信号
にてカウンタCのカウントを開始させている。
【0098】このカウンタCはシート後端が排出される
タイミングのカウントを行なってシート排出速度の変更
タイミングを設定するカウンタである。このカウンタC
の内容は第2のシート検出センサ24によりシート後端
が検出されてから、シート後端が排出ローラ対29を抜
けるまでの値に設定される。
【0099】制御回路34はカウンタCが切れると、適
切なシート排出速度にて搬送ローラ対25、押圧ローラ
27、排出ローラ対29が回転駆動されるように搬送駆
動モータ32の動作速度を変更制御する。
【0100】a)押印ユニット 図3は押印装置20の内部機構の要部の斜視模型図であ
る。押印ドラム26の駆動軸26aにはギア37および
エンコーダ38が固定されている。ギア37には押印駆
動モータ33の出力軸に一体の駆動ギア36を噛合させ
てある。したがって、押印駆動モータ33の回転駆動力
が駆動ギア36・ギア37・駆動軸26aの経路で押印
ドラム26に伝達されて押印ドラム26が回転駆動され
る。エンコーダ38も押印ドラム26と一緒に回転す
る。39はエンコーダ38と組となるフォトインタラプ
タである。
【0101】本例では上記の、押印ドラム26、駆動軸
26a、ギア37、エンコーダ38、押印駆動モータ3
3、駆動ギア36、フォトインタラプタ39、インクロ
ーラ28からなる機構を押印ユニット40として共通の
ユニット筐体に組み付けてあり、この押印ユニット40
を押印装置10内において押圧ローラ27の上側で上下
位置移動操作可能に配設してある。
【0102】本例においては、図4のように、押印ユニ
ット40のユニット筐体の左右側板面に対向させて設け
た縦方向ガイド長孔41・41と、その左右側板面の対
向縦方向ガイド長孔41・41を貫通させて押印装置本
体側に固定して設けた横軸42・42とにより、押印ユ
ニット40を縦方向ガイド長孔41・41の長孔範囲で
上下位置移動可能に配設してある。
【0103】この押印ユニット40は自由状態において
は自重で下がって、図4の(a)のように、縦方向ガイ
ド長孔41・41の上端部が横軸42・42の上面に受
け止められてそれ以上の下がりが阻止された位置に保持
される。押印ユニット40は常時はこの位置状態に保持
されている。押印ユニット40のこの下降安定位置を常
態位置とする。
【0104】また、この押印ユニット40のユニット筐
体に一体に設けた指掛け部43に指を引っ掛けて押印ユ
ニット40を自重に抗して持ち上げて、図4の(b)の
ように、縦方向ガイド長孔41の下端部が横軸42・4
2の下面に受け止められてそれ以上の持ち上げが阻止さ
れた上昇終点位置まで移動させることができ、そのまま
指掛け部43に指を引っ掛けて押印ユニット40を自重
に抗して支えることで上記の上昇終点位置に保持するこ
とができる。押印ユニット40のこの上昇終点位置を逃
がし位置とする。
【0105】45は押印ユニット40が逃がし位置に持
ち上げられていることを検出するセンサとしてのフォト
インタラプタであり、このフォトインタラプタ45の光
源と受光素子は横軸42の両端側において押印装置本体
側に対向させて固定配設してあり光路は横軸42と平行
である。
【0106】押印ユニット40が逃がし位置にあるとき
には押印ユニット40側のフラグ44が上記のフォトイ
ンタラプタ45のセンサ光路を遮断した状態となり、そ
のセンサ光路−遮断状態信号が制御回路34に入力して
押印ユニット40が逃がし位置にあることが検出され
る。
【0107】指掛け部43から指を外すと押印ユニット
40は自重で下がって逃がし位置から下降安定位置であ
る常態位置に復帰して保持される。押印ユニット40が
常態位置にあるときにはフラグ44がフォトインタラプ
タ45のセンサ光路から逃げてセンサ光路を開放した状
態となり、そのセンサ光路−開放状態信号が制御回路3
4に入力して押印ユニット40が常態位置にあることが
検出される。
【0108】b)押印ドラム26の待機時回転角姿勢の
検出、固定化 押印ドラム26は、前述した従来装置(図7・図8)に
おける押印ドラム107aと同様に、外周面上の互いに
180度反対位置の円弧面部に同じ押印内容の2枚の押
印版A・Bと、それらの円弧面部間の欠円面部C・Dを
有している。
【0109】装置の待機時(非押印時)には、この押印
ドラム26は、図4の(a)のように、押印版A・Bが
横向きで、このとき下向きの欠円面Cが押圧ローラ27
との間に隙間αを作って押圧ローラ27と非接触で、ま
た上向きの欠円面Dもインクローラ28との間に隙間を
作って非接触である、回転角姿勢で回転停止状態に保た
れている。押印ドラム26のこの回転角姿勢状態を待機
時回転角姿勢という。
【0110】押印ドラム26の上記の待機時回転角姿勢
は、図3のように、互いに180度反対側に2本のスリ
ットを設けたエンコーダ38と、このエンコーダ38と
組となるフォトインタラプタ39により検出される。
【0111】即ちエンコーダ38の上記2本のスリット
のどちらかがフォトインタラプタ39のセンサ光路に位
置して光路が開放された状態時のエンコーダ38の回転
角状態時が押印ドラム26の上記の待機時回転角姿勢時
に対応しており、フォトインタラプタ39からセンサ光
路−開放信号が制御回路34が入力することで、押印ド
ラム26が待機時回転角姿勢となったことが検出され
る。
【0112】制御回路34は、フォトインタラプタ39
から入力するセンサ光路−開放信号により押印ドラム2
6が待機時回転角姿勢となったことを検出すると、押印
ドラム26を一定角度回転させた後、押印駆動モータ3
3の回転駆動を停止させて、押印ドラム26を待機時回
転角姿勢に停止させる。
【0113】また制御回路34は、上記の待機時回転角
姿勢に停止させた押印ドラム26が次の押印動作を行な
うまでに装置の振動などといった原因により自然に回転
して待機時回転角姿勢からずれてしまわないように、押
印ドラム26の回転を固定化(ロック)する。
【0114】本例においては、押印駆動モータ33とし
てステッピングモータを用い、押印ドラム26を待機時
回転角姿勢に停止させた状態時はモータの回転軸の静止
トルクが大きくなるように制御回路34でモータ33へ
の通電を制御することで、待機時回転角姿勢時の押印ド
ラム26の回転を固定化させている。
【0115】c)押印ドラム26の待機時回転角姿勢の
自動復帰機能 また制御回路34は、装置の待機時において、フォトイ
ンタラプタ39からセンサ光路−遮断信号が入力してい
るときは、押印ドラム26が待機時回転角姿勢からずれ
を生じていると判断し、このときは、押印駆動モータ3
3を駆動させてフォトインタラプタ39からセンサ光路
−開放信号が制御回路34が入力するのを待ち、その信
号の入力で、押印ドラム26が待機時回転角姿勢に復帰
したことを検出して、押印ドラム26を一定角度回転さ
せた後、押印駆動モータ33の回転駆動を停止させて、
更には押印ドラム26の回転を固定化する。
【0116】この押印ドラム26の待機時回転角姿勢の
自動復帰機能により、装置電源投入時や誤動作などで押
印装置の待機時における押印ドラムの回転角姿勢に回転
ずれが生じてもそれを待機時の所定の回転角姿勢状態に
自動的に復帰させることができ、押印ドラムの回転ずれ
に起因する問題が解消される。
【0117】d)押印動作 装置の待機時で、押印ユニット40が図4の(A)のよ
うに下降安定位置である常態位置にある状態おいては、
押印ドラム26は、押印版A・Bが横向きで、このとき
下向きの欠円面Cが押圧ローラ27との間に隙間αを作
って押圧ローラ27と非接触で、また上向きの欠円面D
もインクローラ28との間に隙間を作って非接触であ
る、上述の待機時回転角姿勢に停止・固定化されてい
る。上記の隙間αは被記録シートPが通ることができる
ものである。
【0118】押印時は押印駆動モータ33が制御回路3
4により前記のカウンタBで設定される所定の押印動作
開始タイミングで回転駆動され、即ち押印ドラム26が
回転される。この押印ドラム26の回転は、記録済みシ
ートの搬送と同じ方向、速度である。
【0119】押印ドラム26の回転が開始された時点で
は記録済みシートの先端は少なくとも押印ドラム26に
到達しており、記録済みシートは押印ドラム26の円弧
面部である押印版Aと回転している押圧ローラ27間に
挟み込まれて搬送されることで押印が施される。
【0120】他方の押印版Bはインクローラ28に圧接
しながら回転移動する状態になり、その表面にまんべん
なくインクが塗布される。インクローラ28は押印ドラ
ム26の圧接回転に従動して回転する。次の押印動作で
はこのインクを塗布された押印版Bが押圧ローラ27と
対向することでその間においてシートPに対して押印が
なされる。
【0121】押印ドラム26は半回転すると、フォトイ
ンタラプタ39からセンサ光路−開放信号が制御回路3
4が入力することで、押印ドラム26が再び待機時回転
角姿勢となったことが検出される。制御回路34は、そ
の入力信号により押印ドラム26を一定角度回転させた
後、押印駆動モータ33の回転駆動を停止し、さらには
固定化して押印ドラム26を次の押印動作時まで待機時
回転角姿勢に停止、固定化させる。
【0122】押印ドラム26の下向き欠円面部と押圧ロ
ーラ27の間には再び隙間αが形成されて、押印済みの
シートはこの隙間αを通って排出搬送される。
【0123】このようにして、制御回路34の押印動作
開始タイミング毎に押印ドラム26が間欠的に半回転制
御されて、画像記録装置10側から押印装置20に順次
に導入される記録済みシートPに対して2つの押印版A
とBが交互に作用して順次に押印処理が実行される。
【0124】第2のシート検出センサ24のシート先端
検出によって動作するカウンタBの設定を変更する事に
よって、押印ドラム26の動作開始タイミングを変更す
る事ができ、これによりシート搬送方向における押印位
置を変更する事ができる。また、シート搬送方向と直交
する方向での押印位置の変更は、押印ユニット40を横
軸42・42に沿って移動する事により行うことができ
る。
【0125】e)随時のインク塗布動作機能 前述したように押印装置に導入した最初の記録済みシー
トに対する押印が薄い場合がある。これは、最初の記録
済みシートに対して押印する押印ドラムの押印版には前
の装置使用時の最後の押印動作時にインクローラと接触
してインクの塗布がなされているけれども、前の装置使
用時からかなり時間が経過している場合にその押印版面
のインクが実質的に乾いてしまっていることによる。
【0126】本例の装置においては、前の装置使用時か
らかなり時間が経過していると思われるときには、装置
の使用に際して、押印ユニット40を指掛け部43に指
を引っ掛けて自重に抗して持ち上げて、図4の(b)の
ように逃がし位置に保持させる。
【0127】この状態においては押印ドラム26と押圧
ローラ27との隙間βが、押印ユニット40が図4の
(a)のように常態位置にある状態時の隙間αよりも大
きくなる。大きな隙間βが形成されることで、押印ドラ
ム26が図4の(c)のように回転駆動されても下向き
となって回動する押印版Aの面は押圧ローラ27に接触
しない。
【0128】押印ユニット40が持ち上げられて逃げ位
置に移動保持されたことがフラグ44とフォトインタラ
プタ45で検出され、その検出信号が制御回路34に入
力する。
【0129】そしてこの状態において、押印装置20の
適所に配設したインク塗布動作用スイッチ46(図1、
押しボタンスイッチ)を押すことで、制御回路34にそ
のスイッチ−オン信号が入力する。
【0130】制御回路34は、フォトインタラプタ45
から押印ユニット40の逃がし位置移動検出信号が入力
している状態において、インク塗布動作用スイッチ46
のスイッチ−オン信号が入力したとき、押印駆動モータ
33を回転駆動させて押印ドラム26を図4の(b)→
(c)→(d)のように半回転駆動する。
【0131】そうすると、押印版Bがインクローラ28
と接触回転して該押印版B面にはインクがまんべんなく
塗布される。
【0132】この押印ドラム26の半回転駆動過程で下
向きとなって回転する押印版Aは押圧ローラ27と非接
触であるから、押印版の直接接触で押圧ローラ27をイ
ンク汚れさせることはない。
【0133】この押印ドラム26の半回転駆動の終了後
に、押印ユニット40を図4の(e)のように下降安定
位置である常態位置に戻す。
【0134】その後、押印装置20に記録済みシートP
を導入して押印処理を実行させることで、最初に導入さ
れた記録済みシートPには押印ドラム26の上記のよう
にインク塗布済みの押印版Bが作用するので、最初に導
入された記録済みシートPの押印が薄い場合が生じる事
態をなくすことができる。
【0135】もう一方の押印版Bに対するインク塗布は
上記の最初に導入された記録済みシートPに対する押印
時の押印ドラム26の半回転駆動過程で押印版Bがイン
クローラ28に接触回転してインクがまんべんなく塗布
される。したがって、複数枚のシートの連続処理時の2
枚目以降のシートに対する押印はその押印版のインクロ
ーラとの接触によるインク塗布動作が存在するので、押
印の濃さに問題は無い。
【0136】押印ユニット40が持ち上げられて逃げ位
置に移動保持されたことがフラグ44とフォトインタラ
プタ45で検出されたときの制御回路34への入力信号
だけで、押印ドラム26を半回転動作させて、押印版A
に対するインク塗布動作を行なわせてもよい。ただこの
場合には、例えばジャム処理時など、インクを塗布する
必要のない場合に押印ユニット40を持ち上げたときも
押印ドラム26が半回転動作してしまい、ユーザーに戸
惑いを与えるなどの可能性がある。
【0137】そこで本例の装置では、上記のように、イ
ンク塗布動作用スイッチ46を具備させ、フォトインタ
ラプタ45から押印ユニット40の逃がし位置移動検出
信号が制御回路34に入力している状態において、イン
ク塗布動作用スイッチ46のスイッチ−オン信号が入力
したときだけ、押印ドラム26を半回転動作させてイン
ク塗布動作を行なわせるようにした。
【0138】f)シートの排出速度制御 前述したように、押印装置20のシート搬送速度は、画
像記録装置10側から押印装置20に導入されたシート
の速度検出がなされて、その検出速度と同じ速度になる
ように制御される。したがって、画像記録装置10側か
ら押印装置20に導入されるシートの速度が速い場合は
押印装置20でのシート搬送速度もそれと同じく速く、
遅ければそれと同じく遅い。
【0139】そして速いシート搬送速度のままでシート
を押印装置20から排紙トレイ31上に排出させたので
はシートが勢いよく排出され過ぎて排出シートの整列順
序が狂ってしまったりする場合があるし、また逆に遅い
シート搬送速度のままでシートを押印装置20から排紙
トレイ31上に排出させたのではシートが排出ローラ対
29に残ってしまい、やはりシートの整列順序が狂って
しまったり、ジャムの原因になる場合がある。
【0140】本例ではこれを避けるために、押印装置2
0内を搬送されるシートの後端部の排出速度を適切に自
動調整させて、押印装置20からのシートの排紙を常に
良好にするようにしている。
【0141】即ち、画像記録装置10側から押印装置2
0内に導入されたシートの搬送が進むと、本例の場合は
第2のシート検出センサ24によりシートの後端検出が
なされ、その検出信号が制御回路34に入力する。
【0142】制御回路34はその入力信号に基づいて制
御回路内のカウンタCのカウントを開始する。このカウ
ンタCはシート後端が排出されるタイミングのカウント
を行なってシート排出速度の変更タイミングを設定する
カウンタである。
【0143】このカウンタCの内容は第2のシート検出
センサ24によりシート後端が検出されてから、シート
後端が排出ローラ対29を抜けるまでの値に設定され
る。
【0144】制御回路34はカウンタCが切れた時点
で、適切なシート排出速度にて搬送ローラ対25、押圧
ローラ27、排出ローラ対29が回転駆動されるように
搬送駆動モータ32の動作速度を変更制御する。
【0145】即ち、制御回路34は、カウンタCが切れ
るまでの押印装置10内におけるシート搬送速度が所定
よりも速過ぎる場合にはカウンタCが切れた時点でその
速度を減速させて、速過ぎない適切なシート排出速度に
て搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排出ローラ対2
9が回転駆動されるように搬送駆動モータ32の動作速
度を変更制御する。また逆に所定よりも遅過ぎる場合に
はカウンタCが切れた時点でその速度を増速させて、遅
過ぎない適切なシート排出速度にて搬送ローラ対25、
押圧ローラ27、排出ローラ対29が回転駆動されるよ
うに搬送駆動モータ32の動作速度を変更制御する。
【0146】このように、画像記録装置10でのシート
の搬送速度は変更することなく、押印装置20での排紙
時におけるシート搬送速度のみを変更し、必要に応じ
て、押印手段の動作速度も変更することによって、押印
装置でのシートの排紙を良好にする事ができる。
【0147】図5・図6は上述した本例の押印装置20
の主たる動作制御フロー図である。
【0148】g)その他 .押印手段である押印ドラム26に対する随時のイン
ク塗布動作を行なわせるときの、該押印ドラム26の押
圧ローラ27からの逃がし位置への移動は、押圧ローラ
27を押印ドラム26から逃がし移動させる構成にして
もよいし、押印ドラム26と押圧ローラ27を両者を連
動させて互いに離れ方向に移動させて逃がす構成にして
もよい。
【0149】また、その位置変換手段はソレノイドやカ
ム機構を用いた電動式の機構とすることもできる。
【0150】.装置に供給されたシートの速度を検出
し、その検出速度にて、シート搬送と、その搬送シート
に対する押印動作がなされるようにシート搬送駆動手段
と押印駆動手段を制御し、またそのシート搬送速度とは
独立にシート排出速度を設定し、シート排出時はその設
定の排出速度にてシートの排出搬送がなされるようにシ
ート搬送駆動手段、またはシート搬送駆動手段と押印駆
動手段を制御する構成とした押印装置における押印手段
は、押印ドラムでなくとも、インクジェットヘッド等の
印字機構であってもよい。
【0151】.押印ドラム26の構成形態は実施例の
ものに限られるものではない。
【0152】.押印装置20は画像記録装置等の本機
10に作り付けのものとすることもできる。
【0153】
【発明の効果】上述したように本発明の押印装置は、押
印手段の押印版面に対する随時のインク塗布動作機能を
有することで、必要時に、装置の使用に際して最初に供
給されたシートに対して押印する押印版面にインク塗布
を行なわせて、最初のシートに対する押印が薄い場合が
生じる事態を解消できる。
【0154】また、シートの装置内での搬送速度と排紙
部への排出速度とをそれぞれ独立に設定できるようにし
て、シートの装置内での搬送速度の高速・低速の如何に
かかわらず、シートの排紙部への排出速度は適切に変更
させてシートの排紙部への排出を常に良好にすることが
できる。
【0155】また、待機モード時における押印手段の所
定の待機時回転角姿勢への自動復帰機能があり、回転ず
れが生じても所定の待機時回転角姿勢への自動復帰機能
が働いて回転ずれ状態が直され、回転ずれに起因する問
題の発生を防止することができる。
【0156】またその押印手段の所定の待機時回転角姿
勢が固定化されて、次の押印動作を行なうまでに装置の
振動などといった原因により押印手段が自然に回転して
所定の待機時回転角姿勢からずれてしまうことが防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態例の装置の概略構成図
【図2】 制御系のブロック図
【図3】 押印ユニットの内部の斜視図
【図4】 (a)ないし(f)は押印ドラムに対する随
時のインク塗布動作の実行要領と押印動作の説明図
【図5】 本例の押印装置の主たる動作制御フロー図
(その1)
【図6】 本例の押印装置の主たる動作制御フロー図
(その2)
【図7】 従来例装置の概略構成図
【図8】 (a)と(b)は押印動作の説明図
【符号の説明】
10 画像記録装置 20 押印装置 23・24 第1と第2のシート検出センサ 25 シート搬送ローラ対 26 押印ドラム 27 押圧ローラ 28 インクローラ 29 排出ローラ対 32 搬送駆動モータ 33 押印駆動モータ 34 制御回路 40 押印ユニット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動され、装置に供給されたシート
    を挟持搬送して押印を行なう押印手段および該押印手段
    に対する対向手段と、 回転駆動された押印手段の押印版面に接触してインクを
    塗布するインク供給手段と、 押印手段と対向手段との少なくともどちらか一方を押印
    手段の回転駆動がなされても他方の手段と接触しない逃
    がし位置に移動させる位置変換手段と、 押印手段と対向手段とが逃がし位置に相対的に移動され
    たことを検出する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号に基づいて押印手段を回転
    駆動させて押印版面にインク供給手段を接触させるイン
    ク塗布動作を実行させる制御手段とを有することを特徴
    とする押印装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動され、装置に供給されたシート
    を挟持搬送して押印を行なう押印手段および該押印手段
    に対する対向手段と、 回転駆動された押印手段の押印版面に接触してインクを
    塗布するインク供給手段と、 押印手段と対向手段との少なくともどちらか一方を押印
    手段の回転駆動がなされても他方の手段と接触しない逃
    がし位置に移動させる位置変換手段と、 押印手段と対向手段とが逃がし位置に相対的に移動され
    たことを検出する検出3手段と、 押印手段の押印版面に対するインク塗布動作を指示する
    ためのスイッチと、 前記検出手段から検出信号が入力している状態時に前記
    スイッチからインク塗布動作を指示する信号が入力した
    ときに押印手段を回転駆動させて押印版面にインク供給
    手段を接触させるインク塗布動作を実行させる制御手段
    とを有することを特徴とする押印装置。
  3. 【請求項3】 装置に供給されたシートを搬送するシー
    ト搬送手段と、 該シート搬送手段で搬送されるシートに押印を施す押印
    手段と、 前記シート搬送手段を駆動するシート搬送駆動手段と、 前記押印手段を駆動する押印駆動手段と、 制御手段とを有し、前記制御手段は、装置に供給された
    シートの速度を検出し、その検出速度にて、シート搬送
    と、その搬送シートに対する押印動作がなされるように
    前記のシート搬送駆動手段と押印駆動手段を制御するこ
    と、またそのシート搬送速度とは独立にシート排出速度
    を設定し、シート排出時はその設定の排出速度にてシー
    トの排出搬送がなされるように前記のシート搬送駆動手
    段、またはシート搬送駆動手段と押印駆動手段を制御す
    ることを特徴とする押印装置。
  4. 【請求項4】 押印手段はインクジェットヘッド等の印
    字機構であることを特徴とする請求項3に記載の押印装
    置。
  5. 【請求項5】 回転駆動され、装置に供給されたシート
    に押印を行なう押印手段を有する押印装置であり、 押印手段を回転駆動する押印駆動手段と、 押印手段を回転停止状態に保つ待機モード時における押
    印手段の所定の待機時回転角姿勢を検出する検出手段
    と、 前記の待機モード時において検出手段から押印手段が所
    定の待機時回転角姿勢にあることの検出信号が入力され
    ていないときはその検出信号が入力されるまで前記押印
    駆動手段を駆動させて押印手段を所定の待機時回転角姿
    勢に復帰させる制御手段とを有することを特徴とする押
    印装置。
  6. 【請求項6】 回転駆動され、装置に供給されたシート
    に押印を行なう押印手段を有する押印装置であり、 押印手段を回転駆動する押印駆動手段と、 押印手段を回転停止状態に保つ待機モード時における押
    印手段の所定の待機時回転角姿勢を検出する検出手段
    と、 前記の待機モード時において検出手段から押印手段が所
    定の待機時回転角姿勢にあることの検出信号が入力され
    ていないときはその検出信号が入力されるまで前記押印
    駆動手段を駆動させて押印手段を所定の待機時回転角姿
    勢に復帰させ、その押印手段の回転角姿勢を固定する制
    御手段とを有することを特徴とする押印装置。
  7. 【請求項7】 押印駆動手段の駆動源が、押印手段を動
    作させる駆動状態と、動作しないように固定する固定状
    態をもつことが可能なモータであることを特徴とする請
    求項6に記載の押印装置。
  8. 【請求項8】 押印駆動手段の駆動源がステッピングモ
    ータであり、押印手段を回転停止状態に保つ待機モード
    時においては該モータの回転軸の静止トルクが大きくな
    るように通電制御して待機モード時における押印手段の
    所定の回転角姿勢を固定することを特徴とする請求項7
    に記載の押印装置。
  9. 【請求項9】 押印手段は、押印版を設けた円弧面部
    と、欠円面部を有する回転体であり、押印手段を回転停
    止状態に保つ待機モード時においては欠円面部が押印手
    段に対する対向手段に対向して両者間にシートが通り得
    る隙間が形成されている回転角姿勢に保持され、シート
    に押印を行なう押印モード時においては回転駆動される
    ことでシートを押印手段の押印版を設けた円弧面部と対
    向手段との間に挟持搬送して押印を行なうことを特徴と
    する請求項1ないし3、5ないし8の何れか1つに記載
    の押印装置。
  10. 【請求項10】 押印手段は、外周面上の互いに180
    度反対位置に、押印版を設けた2つの円弧面部と、それ
    らの円弧面部間の2つの欠円面部を有する回転体であ
    り、押印モード時毎に半回転駆動されることを特徴とす
    る請求項9に記載の押印装置。
  11. 【請求項11】 押印手段に対する対向手段は、シート
    に押印を行なう押印モード時に回転駆動された押印手段
    の押印版を設けた円弧面部との間にシートを挟んで押圧
    を与える押圧ローラであることを特徴とする請求項9ま
    たは10に記載の押印装置。
  12. 【請求項12】 画像記録装置等の本機に着脱可能であ
    り、本機に装着され、本機とは独立した駆動源により駆
    動され、本機におけるシートの搬送速度に対して、シー
    トの搬送速度と、押印速度と、排出速度をそれぞれ独立
    した速度に設定できることを特徴とする請求項1ないし
    11の何れか1つに記載の押印装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003326820A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Toshiba Corp 紙葉類押印装置
WO2013157759A1 (en) * 2012-04-20 2013-10-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and hot stamping system for the same

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