JP3891666B2 - 押印装置 - Google Patents

押印装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3891666B2
JP3891666B2 JP29957597A JP29957597A JP3891666B2 JP 3891666 B2 JP3891666 B2 JP 3891666B2 JP 29957597 A JP29957597 A JP 29957597A JP 29957597 A JP29957597 A JP 29957597A JP 3891666 B2 JP3891666 B2 JP 3891666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamping
sheet
drum
ink
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29957597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11115298A (ja
Inventor
克典 大江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
Priority to JP29957597A priority Critical patent/JP3891666B2/ja
Priority to US09/167,980 priority patent/US6328394B1/en
Priority to EP98119518A priority patent/EP0910037B1/en
Priority to DE69834996T priority patent/DE69834996T2/de
Publication of JPH11115298A publication Critical patent/JPH11115298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3891666B2 publication Critical patent/JP3891666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送されてきたシート(枚葉紙、単票紙、カットシート)に所定の情報を押印する押印装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、銀行・証券会社等の金融機関においては、手形・小切手・株券等のシート状原稿の画像情報は、マイクロフィルマーやイメージスキャナー等の画像記録装置によって、マイクロフィルムや記録用ディスクといった記録媒体に記録・保存処理されている。
【0003】
また、これらの記録済み原稿には、各々の金融機関において所定の処理がなされたことを証明するために、受入・処理機関の名称、支店番号、処理コード、日付等の内容を明記するための押印(エンドースメント)が施されるのが一般的である。
【0004】
このため、上述の画像記録装置には、該装置に導入され記録部を通過した記録済みの原稿に対して、上記内容が記載された押印を自動的に施す押印装置を具備させ、記録済み原稿に必要に応じて記録済み印や付加情報を付して、排出させるようにしたものがある。
【0005】
図7にそのような押印装置を備えている画像記録装置の一例の概略構成を示した。
【0006】
101は給紙トレイであり、このトレイ上に、記録・保存処理すべき手形・小切手・株券等のシート状原稿(被記録シート、以下、単にシートと記す)Pが積載してセットされる。
【0007】
記録スタートキー(不図示)が押されると、上記トレイ101上に積載セットのシートPが引き込みローラ(給紙ローラ)102と分離ローラ103からなる分離・給送ローラ対の作動により装置内に順次に1枚づつ分離・給送される。
【0008】
その1枚分離・給送されたシートPは、搬送ベルト104上に乗って記録部106へ搬送されていく。搬送ベルト104は駆動ローラ104aとターンローラ104bとの間に懸回張設したエンドレスの回動ベルトである。
【0009】
記録部106は、光電変換読取系(イメージセンサ)や縮小投影光学系等であり、搬送されてきたシートPの画像情報を光磁気ディスク等の電気的記録媒体あるいはマイクロフィルムに記録処理する。
【0010】
記録部106を通ったシートPは、押印装置107の押印部を通り、該押印装置107の動作で記録済み印の押印処理を受ける。
【0011】
押印処理を受けたシートPは排出ローラ対108により排紙トレイ109へ排出される。
【0012】
このようにして、給紙トレイ101上に積載セットのシートPの全てについて、一枚づつ順次に装置内に給送されて、記録処理、記録済みの押印処理が実行されて、排紙トレイ109へ排出される。
【0013】
110は装置の駆動モータであり、このモータ110の駆動力が不図示のギアトレインやベルト等の動力伝達系を介して、分離・給送ローラ対102・103、搬送ベルト104の駆動ローラ104a、押印装置107の押圧ローラ107b、排出ローラ対108に伝達される。
【0014】
押印装置107は本例のものは押印ドラム(押印ローラ)式のものであり、107aは押印ドラム、107bは該押印ドラムの下側に配設した、押印ドラムに対する対向(対抗)部材としての押圧ローラ、107cは押印ドラムの上側に配設した、押印ドラムの押印版面にインクを塗布供給する回転フリーのインクローラである。
【0015】
押印ドラム107aは中心の回転軸107dに支持され、該回転軸107dが回転駆動されることで該軸と一体に回転する。本例ではこの回転軸107dは搬送ベルト104の駆動ローラ104aの駆動部と半回転クラッチ111を含む動力伝達系を介して連結させてあり、該クラッチ111がオン制御される毎に搬送ベルト104の駆動部の駆動が伝わり、半回転駆動される。即ち、押印ドラム107aがシートPの搬送と同じ方向、速度で半回転駆動される。
【0016】
押印ドラム107aは外周面上の互いに180度反対位置の円弧面部に同じ押印内容の2枚の押印版A・Bと、それらの円弧面部間の欠円面部C・Dを有している。
【0017】
待機時(非押印時)はクラッチ111がオフであり、この時は上記の押印ドラム107aは、図7や図8の(a)のように、押印版A・Bが横向き、従って欠円面部C(またはD)が下向きで押圧ローラ107bとの間に隙間αを作って押圧ローラ107bと非接触で、また上向きの欠円面D(またはC)もインクローラ107cとの間に隙間を作って非接触である回転角姿勢で回転が停止している
状態に保たれる。
【0018】
押印ドラム107aの下向き欠円面部と押圧ローラ107bとの間に作られる上記の隙間αはシートPが通ることができるものであり、記録部106を通ったシートPはこの隙間αを通して搬送される。
【0019】
押印時はクラッチ111がオンとされることで、上記の押印ドラム107aが被記録シートPの搬送と同じ方向、速度で半回転駆動され、図8の(b)のように、円弧面部である一方の押印版Aが押圧ローラ107bと対向して隙間αがなくなり両者間にシートPが挟み込まれて搬送される状態となることでシートPに対して押印がなされる。
【0020】
他方の押印版Bはインクローラ107cに圧接しながら回転移動する状態になり、その表面にまんべんなくインクが塗布される。インクローラ107cは押印ドラムの圧接回転に従動して回転する。次の押印動作ではこのインクを塗布された押印版Bが押圧ローラ107bと対向することでシートPに対して押印がなされる。
【0021】
そして押印ドラム107aは半回転すると、押印前と同様に、押印版A・Bが横向きで、欠円面D・Cが下向きと上向きになり、押圧ローラ107bとの間に隙間αを作って押圧ローラ107bと非接触で、またインクローラ107cとの間に隙間を作って非接触である回転角姿勢の回転停止状態に保たれる。
【0022】
105はシート検出センサであり、分離・給送ローラ対102・103と記録部106との間に配設してある。分離・給送ローラ対102・103で1枚分離・給送され、搬送ベルト104で記録部106へ搬送されるシートPの先端部がこのシート検出センサ105で検出され、その検出信号が制御回路(CPU)120に入力する。その入力信号で制御回路内のカウンタが動作し、記録部106の記録開始タイミングと、押印ドラム107aの動作開始タイミングが設定される。
【0023】
そして制御回路120は設定の記録開始タイミングで記録部106の記録動作を開始させ、また設定の動作開始タイミングでドライバー122を介してクラッチ111をオンさせて、押印ドラム107aを半回転駆動させて押印動作を行なわせる。
【0024】
シート検出センサ105のシート先端検出によって動作するカウンタの設定を変更する事によって、押印ドラム107aの動作開始タイミングを変更する事ができ、これによりシート搬送方向における押印位置を変更する事ができる。また、搬送方向と直交する方向での押印位置の変更は、回転軸107dに沿って押印ドラム107aを移動する事により行うことができる。
【0025】
制御回路120はドライバー121を介して駆動モータ110のオン・オフ制御、速度制御も行なう。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
述のような従来例装置においては、給紙トレイ101に1枚または複数枚のシートPをセットして、装置を作動させて記録処理、記録済みの押印処理を実行させたとき、最初の記録済みシートPに対する押印が薄い場合がある。
【0027】
これは、最初の記録済みシートPに対して押印する押印ドラム107aの押印版AまたはBには前の装置使用時の最後の押印動作時にインクローラ107cと接触してインクの塗布がなされているけれども、前の装置使用時からかなり時間が経過している場合にその押印版面のインクが実質的に乾いてしまっていることによる。複数枚のシートPの連続処理時の2枚目以降の記録済みシートPに対する押印は押印版のインクローラ107との接触によるインク塗布動作が存在するので、押印の濃さに問題は無い。
【0028】
そこで、この対策として、前の装置使用時からかなり時間が経過していると思われるときには、装置の使用に際して装置に押印動作を行わせることのみを目的としたシートを導入することで押印装置107に一度押印動作を行なわせて、これにより最初の記録済みシートPに対して押印する押印ドラム107aの押印版面にインクローラ107との接触によるインク塗布をおこなわせている。
【0029】
しかし、これは通常は1枚目は押印動作を行わせることのみを目的としたシートを用意しなければならず、無駄が生じてしまう。
【0030】
そこで本発明の目的は、上記のような押印動作を行わせることのみを目的としたシートを必要とせずに、必要時に、装置の使用に際して最初に供給されたシートに対して押印する押印ドラムの押印版面にインク塗布を行なわせて、最初のシートに対する押印が薄い場合が生じる事態を解消できる装置を提供することにある。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする押印装置である。
【0046】
(1)回転駆動され、装置に供給されたシートを挟持搬送して押印を行なう押印手段および該押印手段に対する対向手段と、
回転駆動された押印手段の押印版面に接触してインクを塗布するインク供給手段と、
押印手段を、該押印手段の回転駆動がなされても対向手段と接触しない逃がし位置に使用者が直接移動させることができるように上下方向に可動とする支持手段と、
押印手段が逃がし位置に移動されたことを検出する検出手段と、
押印手段の押印版面に対するインク塗布動作を指示するためのスイッチと、
前記検出手段から検出信号が入力している状態時に前記スイッチからインク塗布動作を指示する信号が入力したときに押印手段を回転駆動させて押印版面にインク供給手段を接触させるインク塗布動作を実行させ、前記検出手段から検出信号が入力している状態時に前記スイッチからインク塗布動作を指示する信号が入力されていないときは前記インク塗布動作を実行させないよう制御する制御手段と
を有することを特徴とする押印装置。
【0047】
本発明の押印装置は、押印手段の押印版面に対する随時のインク塗布動作機能を有することで、必要時に、装置の使用に際して最初に供給されたシートに対して押印する押印版面にインク塗布を行なわせて、最初のシートに対する押印が薄い場合が生じる事態を解消できる。また、ジャム処理時など、インクを塗布する必要のない場合に押印手段を持ち上げたときはインク塗布動作を行なわないようにしたことで、ユーザーに戸惑いを与えることを回避できる。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
(2)押印手段は、押印版を設けた円弧面部と、欠円面部を有する回転体であり、押印手段を回転停止状態に保つ待機モード時においては欠円面部が押印手段に対する対向手段に対向して両者間にシートが通り得る隙間が形成されている回転角姿勢に保持され、シートに押印を行なう押印モード時においては回転駆動されることでシートを押印手段の押印版を設けた円弧面部と対向手段との間に挟持搬送して押印を行なうことを特徴とする(1)記載の押印装置。
【0063】
(3)押印手段は、外周面上の互いに180度反対位置に、押印版を設けた2つの円弧面部と、それらの円弧面部間の2つの欠円面部を有する回転体であり、押印モード時毎に半回転駆動されることを特徴とする(2)記載の押印装置。
【0064】
(4)押印手段に対する対向手段は、シートに押印を行なう押印モード時に回転駆動された押印手段の押印版を設けた円弧面部との間にシートを挟んで押圧を与える押圧ローラであることを特徴とする(2)または(3)記載の押印装置。
【0065】
(5)画像記録装置等の本機に着脱可能であり、本機に装着され、本機とは独立した駆動源により駆動され、本機におけるシートの搬送速度に対して、シートの搬送速度と、押印速度と、排出速度をそれぞれ独立した速度に設定できることを特徴とする(1)記載の押印装置。
【0066】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態例の装置を説明する。
【0067】
図1において、10は画像記録装置であり、搬送される被記録シートの画像情報を読み取って記録用ディスクやマイクロフィルムなどに記録する画像記録装置である。
【0068】
20は押印装置である。本実施例のものは、ユーザーが必要に応じて任意選択で画像記録装置10に対して装着して使用する、画像記録装置に着脱自在なオプション機器として構成してあり、画像記録装置10の上面の排紙トレイ13上に所定に搭載装着して使用される。
【0069】
画像記録装置10に押印装置20を所定に搭載装着した状態において、画像記録装置10側の排紙口12に押印装置20側の給紙口21が対応位置して両装置10・20は連通している。
【0070】
(1)画像記録装置10
画像記録装置10は、商用電源に接続され、不図示の装置制御盤に設けた電源スイッチで電源投入(電力供給)される。
【0071】
1は給紙トレイである。このトレイ上に、記録・保存処理すべき手形・小切手・株券等の被記録シートPが積載セットされる。
【0072】
記録スタートキー(不図示)が押されると、給紙ローラ2が駆動されてその積載セットのシートPの最上位のシートに送りがかかり、そのシートが装置10内に送り込まれ、引き込みローラ3と分離ローラ4からなる分離給送ローラ対により次位以降の重送したシートと1枚分離されて給送される。
【0073】
5は上記の1枚分離給送された被記録シートの先端を一旦受け止めて停止させ、タイミングを合わせるレジストローラ対である。
【0074】
6は分離給送ローラ対3・4とレジストローラ対5との間に配設した、上記の給送されたシートの先端を検出するシート検出センサである。このシート検出センサ6のシート先端検出信号が制御回路14に入力し、該制御回路14内のカウンタが動作し、レジストローラ対5の動作開始タイミングと、第1及び第2の記録部7a・7bの記録開始タイミングが設定される。
【0075】
レジストローラ対5が所定のタイミングで動作を開始することで、該レジストローラ対5のニップ部に先端を受け止められていた被記録シートが所定の速度で搬送され、第1及び第2の記録部7a・7bの間を搬送されていく過程において該第1及び第2の記録部7a・7bにより該シートの表面側と裏面側の画像情報が記録処理される。
【0076】
記録部7a・7bは光電変換読取系(イメージセンサ)や縮小投影光学系等であり、搬送されるシートの画像情報を光磁気ディスク等の電気的記録媒体あるいはマイクロフィルムに記録処理する。
【0077】
記録部7a・7bを通って記録処理されたシートは、搬送ローラ対8、排出ローラ対9を経由して排紙口12から画像記録装置10の外へ排出される。画像記録装置10に押印装置20が搭載装着されていないときには、記録処理済みのシートは排紙口12から画像記録装置10の上面の排紙トレイ13上に排出される。図1のように押印装置20が搭載装着されているときは、記録処理済みの被記録シートは画像記録装置10の排紙口12から押印装置20の給紙口21に入り、押印装置20内を搬送され、記録済みの押印処理を受けて、押印装置20の排紙トレイ31上に排出される。
【0078】
11は給紙ローラ2から排紙口12へ至るシートパスである。15は画像記録装置10の駆動モータであり、このモータ15の駆動力が不図示のギアトレインやベルト等の動力伝達系を介して、給紙ローラ2、分離給送ローラ対3・4、レジストローラ対5、搬送ローラ対8、排出ローラ対9に伝達される。
【0079】
この駆動モータ15は制御回路14によりオン・オフ制御、動作速度制御がなされる。画像記録装置10内におけるシート搬送速度は、シートサイズや読取速度、倍率、解像度などの条件に応じて、高速・低速複数の速度設定が可能になっている。これは不図示の装置制御盤に設けた設定手段を操作して駆動モータ15の動作速度を変更制御することでなされる。
【0080】
したがって、画像記録装置10から押印装置20へ導入される記録済みシートの速度は画像記録装置10に選択設定したシート搬送速度となり、高速である場合もあるし、低速である場合もある。
【0081】
(2)押印装置20
主として、図1、および図2の制御系のブロック図を参照して説明する。
【0082】
本例の押印装置20は、本機である画像記録装置10とは独立した駆動源を具備していて、画像記録装置10におけるシートの搬送速度に対して、シートの搬送速度と、押印速度と、排出速度をそれぞれ独立した速度に設定できる構成のものである。この押印装置20も、商用電源に接続され、不図示の装置制御盤に設けた電源スイッチで電源投入される。あるいは、画像記録装置10の電源が投入されると、これに連動して自動的に電源投入状態になるようにされている。
【0083】
22は給紙口21から排紙口30へ至るシートパスであり、このシートパス沿いに給紙口21側から排紙口30側にかけて、第1のシート検出センサ23、第2のシート検出センサ24、搬送ローラ対25、押印ドラム26(押印手段)とその下側の押圧ローラ27(対向手段)、排出ローラ対29を配設してある。28は押印ドラム26の上側に配設したインクローラ(インク供給手段)である。
【0084】
32は搬送駆動モータ(第1駆動モータ)であり、不図示のギアトレイン等の動力伝達系を介して、搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排紙ローラ対29を駆動する。
【0085】
33は押印駆動モータ(第2駆動モータ)であり、押印ドラム26を駆動する。
【0086】
1)画像記録装置10の排紙口12を出て押印装置20の給紙口21からシートパス22に導入された記録済みシートの先端検出が第1のシート検出センサ23によりなされ、その検出信号が制御回路34に入力する。
【0087】
制御回路34はその入力信号に基づいて搬送駆動モータ32をオンして、搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排出ローラ対29の回転駆動を開始させる。
【0088】
同時に、制御回路34は制御回路内のカウンタAによるカウントを開始する。このカウンタAは導入シートの速度を検出するためのカウンタである。
【0089】
次いで、第2のシート検出センサ24により導入シートの先端検出がなされ、その検出信号が制御回路34に入力する。
【0090】
制御回路34はその入力信号に基づいてカウンタAによるカウントを停止し、このカウンタAのカウント内容により画像記録装置10側から押印装置20内に導入の記録済みシートの搬送速度を検出し、その検出のシート搬送速度にて搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排出ローラ対29が回転駆動されるように搬送駆動モータ32の動作速度を変更制御する。
【0091】
これにより、画像記録装置10側から押印装置20内に導入の記録済みシートは画像記録装置10側からの導入速度と同じ速度にて搬送ローラ対25、押印ドラム26と押圧ローラ27の間の押印部、排出ローラ対29の経路を搬送されていく。
【0092】
2)また制御回路34は前記の第2のシート検出センサ24による導入シートの先端検出信号に基づいて制御回路内のカウンタBによるカウントを開始する。このカウンタBは押印ドラム26の動作開始タイミングを設定するカウンタである。このカウンタBの内容は、少なくとも、導入シートの先端が第2のシート検出センサ24により検出されてから押印ドラム26に到達するまでの値以上に設定される。
【0093】
制御回路34はカウンタBが切れると、押印駆動モータ33をオンして押印ドラム26を記録済みシートの搬送と同じ方向、速度で半回転動作させる。
【0094】
カウンタBが切れた時点では記録済みシートの先端は少なくとも押印ドラム26に到達しており、記録済みシートは押印ドラム26の円弧面部である押印版と回転している押圧ローラ27間に挟み込まれて搬送されることで記録済みシートの、本例の場合はシート裏面に対して押印が施される。
【0095】
押印がなされた記録済みシートは引き続き、画像記録装置10側からの導入速度と同じ速度にて押印装置20内を搬送されて、その先端側は排紙口30から排紙トレイ31に排出されていく。
【0096】
3)記録済みシートの押印装置内の搬送が進み、第1または第2のシート検出センサ23または24によりシートの後端検出がなされ、その検出信号が制御回路34に入力する。
【0097】
制御回路34はその入力信号に基づいて制御回路内のカウンタCのカウントを開始する。本例では第2のシート検出センサ24によるシート後端検出信号にてカウンタCのカウントを開始させている。
【0098】
このカウンタCはシート後端が排出されるタイミングのカウントを行なってシート排出速度の変更タイミングを設定するカウンタである。このカウンタCの内容は第2のシート検出センサ24によりシート後端が検出されてから、シート後端が排出ローラ対29を抜けるまでの値に設定される。
【0099】
制御回路34はカウンタCが切れると、適切なシート排出速度にて搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排出ローラ対29が回転駆動されるように搬送駆動モータ32の動作速度を変更制御する。
【0100】
a)押印ユニット
図3は押印装置20の内部機構の要部の斜視模型図である。押印ドラム26の駆動軸26aにはギア37およびエンコーダ38が固定されている。ギア37には押印駆動モータ33の出力軸に一体の駆動ギア36を噛合させてある。したがって、押印駆動モータ33の回転駆動力が駆動ギア36・ギア37・駆動軸26aの経路で押印ドラム26に伝達されて押印ドラム26が回転駆動される。エンコーダ38も押印ドラム26と一緒に回転する。39はエンコーダ38と組となるフォトインタラプタである。
【0101】
本例では上記の、押印ドラム26、駆動軸26a、ギア37、エンコーダ38、押印駆動モータ33、駆動ギア36、フォトインタラプタ39、インクローラ28からなる機構を押印ユニット40として共通のユニット筐体に組み付けてあり、この押印ユニット40を押印装置20内において押圧ローラ27の上側で上下位置移動操作可能に配設してある。
【0102】
本例においては、図4のように、押印ユニット40のユニット筐体の左右側板面に対向させて設けた縦方向ガイド長孔41・41と、その左右側板面の対向縦方向ガイド長孔41・41を貫通させて押印装置本体側に固定して設けた横軸42・42とにより、押印ユニット40を縦方向ガイド長孔41・41の長孔範囲で上下位置移動可能に配設してある。
【0103】
この押印ユニット40は自由状態においては自重で下がって、図4の(a)のように、縦方向ガイド長孔41・41の上端部が横軸42・42の上面に受け止められてそれ以上の下がりが阻止された位置に保持される。押印ユニット40は常時はこの位置状態に保持されている。押印ユニット40のこの下降安定位置を常態位置とする。
【0104】
また、この押印ユニット40のユニット筐体に一体に設けた指掛け部43に指を引っ掛けて押印ユニット40を自重に抗して持ち上げて、図4の(b)のように、縦方向ガイド長孔41の下端部が横軸42・42の下面に受け止められてそれ以上の持ち上げが阻止された上昇終点位置まで移動させることができ、そのまま指掛け部43に指を引っ掛けて押印ユニット40を自重に抗して支えることで上記の上昇終点位置に保持することができる。押印ユニット40のこの上昇終点位置を逃がし位置とする。
【0105】
45は押印ユニット40が逃がし位置に持ち上げられていることを検出するセンサとしてのフォトインタラプタであり、このフォトインタラプタ45の光源と受光素子は横軸42の両端側において押印装置本体側に対向させて固定配設してあり光路は横軸42と平行である。
【0106】
押印ユニット40が逃がし位置にあるときには押印ユニット40側のフラグ44が上記のフォトインタラプタ45のセンサ光路を遮断した状態となり、そのセンサ光路−遮断状態信号が制御回路34に入力して押印ユニット40が逃がし位置にあることが検出される。
【0107】
指掛け部43から指を外すと押印ユニット40は自重で下がって逃がし位置から下降安定位置である常態位置に復帰して保持される。押印ユニット40が常態位置にあるときにはフラグ44がフォトインタラプタ45のセンサ光路から逃げてセンサ光路を開放した状態となり、そのセンサ光路−開放状態信号が制御回路34に入力して押印ユニット40が常態位置にあることが検出される。
【0108】
b)押印ドラム26の待機時回転角姿勢の検出、固定化
押印ドラム26は、前述した従来装置(図7・図8)における押印ドラム107aと同様に、外周面上の互いに180度反対位置の円弧面部に同じ押印内容の2枚の押印版A・Bと、それらの円弧面部間の欠円面部C・Dを有している。
【0109】
装置の待機時(非押印時)には、この押印ドラム26は、図4の(a)のように、押印版A・Bが横向きで、このとき下向きの欠円面Cが押圧ローラ27との間に隙間αを作って押圧ローラ27と非接触で、また上向きの欠円面Dもインクローラ28との間に隙間を作って非接触である、回転角姿勢で回転停止状態に保たれている。押印ドラム26のこの回転角姿勢状態を待機時回転角姿勢という。
【0110】
押印ドラム26の上記の待機時回転角姿勢は、図3のように、互いに180度反対側に2本のスリットを設けたエンコーダ38と、このエンコーダ38と組となるフォトインタラプタ39により検出される。
【0111】
即ちエンコーダ38の上記2本のスリットのどちらかがフォトインタラプタ39のセンサ光路に位置して光路が開放された状態時のエンコーダ38の回転角状態時が押印ドラム26の上記の待機時回転角姿勢時に対応しており、フォトインタラプタ39からセンサ光路−開放信号が制御回路34が入力することで、押印ドラム26が待機時回転角姿勢となったことが検出される。
【0112】
制御回路34は、フォトインタラプタ39から入力するセンサ光路−開放信号により押印ドラム26が待機時回転角姿勢となったことを検出すると、押印ドラム26を一定角度回転させた後、押印駆動モータ33の回転駆動を停止させて、押印ドラム26を待機時回転角姿勢に停止させる。
【0113】
また制御回路34は、上記の待機時回転角姿勢に停止させた押印ドラム26が次の押印動作を行なうまでに装置の振動などといった原因により自然に回転して待機時回転角姿勢からずれてしまわないように、押印ドラム26の回転を固定化(ロック)する。
【0114】
本例においては、押印駆動モータ33としてステッピングモータを用い、押印ドラム26を待機時回転角姿勢に停止させた状態時はモータの回転軸の静止トルクが大きくなるように制御回路34でモータ33への通電を制御することで、待機時回転角姿勢時の押印ドラム26の回転を固定化させている。
【0115】
c)押印ドラム26の待機時回転角姿勢の自動復帰機能
また制御回路34は、装置の待機時において、フォトインタラプタ39からセンサ光路−遮断信号が入力しているときは、押印ドラム26が待機時回転角姿勢からずれを生じていると判断し、このときは、押印駆動モータ33を駆動させてフォトインタラプタ39からセンサ光路−開放信号が制御回路34が入力するのを待ち、その信号の入力で、押印ドラム26が待機時回転角姿勢に復帰したことを検出して、押印ドラム26を一定角度回転させた後、押印駆動モータ33の回転駆動を停止させて、更には押印ドラム26の回転を固定化する。
【0116】
この押印ドラム26の待機時回転角姿勢の自動復帰機能により、装置電源投入時や誤動作などで押印装置の待機時における押印ドラムの回転角姿勢に回転ずれが生じてもそれを待機時の所定の回転角姿勢状態に自動的に復帰させることができ、押印ドラムの回転ずれに起因する問題が解消される。
【0117】
d)押印動作
装置の待機時で、押印ユニット40が図4の(A)のように下降安定位置である常態位置にある状態おいては、押印ドラム26は、押印版A・Bが横向きで、このとき下向きの欠円面Cが押圧ローラ27との間に隙間αを作って押圧ローラ27と非接触で、また上向きの欠円面Dもインクローラ28との間に隙間を作って非接触である、上述の待機時回転角姿勢に停止・固定化されている。上記の隙間αは被記録シートPが通ることができるものである。
【0118】
押印時は押印駆動モータ33が制御回路34により前記のカウンタBで設定される所定の押印動作開始タイミングで回転駆動され、即ち押印ドラム26が回転される。この押印ドラム26の回転は、記録済みシートの搬送と同じ方向、速度である。
【0119】
押印ドラム26の回転が開始された時点では記録済みシートの先端は少なくとも押印ドラム26に到達しており、記録済みシートは押印ドラム26の円弧面部である押印版Aと回転している押圧ローラ27間に挟み込まれて搬送されることで押印が施される。
【0120】
他方の押印版Bはインクローラ28に圧接しながら回転移動する状態になり、その表面にまんべんなくインクが塗布される。インクローラ28は押印ドラム26の圧接回転に従動して回転する。次の押印動作ではこのインクを塗布された押印版Bが押圧ローラ27と対向することでその間においてシートPに対して押印がなされる。
【0121】
押印ドラム26は半回転すると、フォトインタラプタ39からセンサ光路−開放信号が制御回路34が入力することで、押印ドラム26が再び待機時回転角姿勢となったことが検出される。制御回路34は、その入力信号により押印ドラム26を一定角度回転させた後、押印駆動モータ33の回転駆動を停止し、さらには固定化して押印ドラム26を次の押印動作時まで待機時回転角姿勢に停止、固定化させる。
【0122】
押印ドラム26の下向き欠円面部と押圧ローラ27の間には再び隙間αが形成されて、押印済みのシートはこの隙間αを通って排出搬送される。
【0123】
このようにして、制御回路34の押印動作開始タイミング毎に押印ドラム26が間欠的に半回転制御されて、画像記録装置10側から押印装置20に順次に導入される記録済みシートPに対して2つの押印版AとBが交互に作用して順次に押印処理が実行される。
【0124】
第2のシート検出センサ24のシート先端検出によって動作するカウンタBの設定を変更する事によって、押印ドラム26の動作開始タイミングを変更する事ができ、これによりシート搬送方向における押印位置を変更する事ができる。また、シート搬送方向と直交する方向での押印位置の変更は、押印ユニット40を横軸42・42に沿って移動する事により行うことができる。
【0125】
e)随時のインク塗布動作機能
前述したように押印装置に導入した最初の記録済みシートに対する押印が薄い場合がある。これは、最初の記録済みシートに対して押印する押印ドラムの押印版には前の装置使用時の最後の押印動作時にインクローラと接触してインクの塗布がなされているけれども、前の装置使用時からかなり時間が経過している場合にその押印版面のインクが実質的に乾いてしまっていることによる。
【0126】
本例の装置においては、前の装置使用時からかなり時間が経過していると思われるときには、装置の使用に際して、押印ユニット40を指掛け部43に指を引っ掛けて自重に抗して持ち上げて、図4の(b)のように逃がし位置に保持させる。
【0127】
この状態においては押印ドラム26と押圧ローラ27との隙間βが、押印ユニット40が図4の(a)のように常態位置にある状態時の隙間αよりも大きくなる。大きな隙間βが形成されることで、押印ドラム26が図4の(c)のように回転駆動されても下向きとなって回動する押印版Aの面は押圧ローラ27に接触しない。
【0128】
押印ユニット40が持ち上げられて逃げ位置に移動保持されたことがフラグ44とフォトインタラプタ45で検出され、その検出信号が制御回路34に入力する。
【0129】
そしてこの状態において、押印装置20の適所に配設したインク塗布動作用スイッチ46(図1、押しボタンスイッチ)を押すことで、制御回路34にそのスイッチ−オン信号が入力する。
【0130】
制御回路34は、フォトインタラプタ45から押印ユニット40の逃がし位置移動検出信号が入力している状態において、インク塗布動作用スイッチ46のスイッチ−オン信号が入力したとき、押印駆動モータ33を回転駆動させて押印ドラム26を図4の(b)→(c)→(d)のように半回転駆動する。
【0131】
そうすると、押印版Bがインクローラ28と接触回転して該押印版B面にはインクがまんべんなく塗布される。
【0132】
この押印ドラム26の半回転駆動過程で下向きとなって回転する押印版Aは押圧ローラ27と非接触であるから、押印版の直接接触で押圧ローラ27をインク汚れさせることはない。
【0133】
この押印ドラム26の半回転駆動の終了後に、押印ユニット40を図4の(e)のように下降安定位置である常態位置に戻す。
【0134】
その後、押印装置20に記録済みシートPを導入して押印処理を実行させることで、最初に導入された記録済みシートPには押印ドラム26の上記のようにインク塗布済みの押印版Bが作用するので、最初に導入された記録済みシートPの押印が薄い場合が生じる事態をなくすことができる。
【0135】
もう一方の押印版Bに対するインク塗布は上記の最初に導入された記録済みシートPに対する押印時の押印ドラム26の半回転駆動過程で押印版Bがインクローラ28に接触回転してインクがまんべんなく塗布される。したがって、複数枚のシートの連続処理時の2枚目以降のシートに対する押印はその押印版のインクローラとの接触によるインク塗布動作が存在するので、押印の濃さに問題は無い。
【0136】
押印ユニット40が持ち上げられて逃げ位置に移動保持されたことがフラグ44とフォトインタラプタ45で検出されたときの制御回路34への入力信号だけで、押印ドラム26を半回転動作させて、押印版Aに対するインク塗布動作を行なわせてもよい。ただこの場合には、例えばジャム処理時など、インクを塗布する必要のない場合に押印ユニット40を持ち上げたときも押印ドラム26が半回転動作してしまい、ユーザーに戸惑いを与えるなどの可能性がある。
【0137】
そこで本例の装置では、上記のように、インク塗布動作用スイッチ46を具備させ、フォトインタラプタ45から押印ユニット40の逃がし位置移動検出信号が制御回路34に入力している状態において、インク塗布動作用スイッチ46のスイッチ−オン信号が入力したときだけ、押印ドラム26を半回転動作させてインク塗布動作を行なわせるようにした。
【0138】
f)シートの排出速度制御
前述したように、押印装置20のシート搬送速度は、画像記録装置10側から押印装置20に導入されたシートの速度検出がなされて、その検出速度と同じ速度になるように制御される。したがって、画像記録装置10側から押印装置20に導入されるシートの速度が速い場合は押印装置20でのシート搬送速度もそれと同じく速く、遅ければそれと同じく遅い。
【0139】
そして速いシート搬送速度のままでシートを押印装置20から排紙トレイ31上に排出させたのではシートが勢いよく排出され過ぎて排出シートの整列順序が狂ってしまったりする場合があるし、また逆に遅いシート搬送速度のままでシートを押印装置20から排紙トレイ31上に排出させたのではシートが排出ローラ対29に残ってしまい、やはりシートの整列順序が狂ってしまったり、ジャムの原因になる場合がある。
【0140】
本例ではこれを避けるために、押印装置20内を搬送されるシートの後端部の排出速度を適切に自動調整させて、押印装置20からのシートの排紙を常に良好にするようにしている。
【0141】
即ち、画像記録装置10側から押印装置20内に導入されたシートの搬送が進むと、本例の場合は第2のシート検出センサ24によりシートの後端検出がなされ、その検出信号が制御回路34に入力する。
【0142】
制御回路34はその入力信号に基づいて制御回路内のカウンタCのカウントを開始する。このカウンタCはシート後端が排出されるタイミングのカウントを行なってシート排出速度の変更タイミングを設定するカウンタである。
【0143】
このカウンタCの内容は第2のシート検出センサ24によりシート後端が検出されてから、シート後端が排出ローラ対29を抜けるまでの値に設定される。
【0144】
制御回路34はカウンタCが切れた時点で、適切なシート排出速度にて搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排出ローラ対29が回転駆動されるように搬送駆動モータ32の動作速度を変更制御する。
【0145】
即ち、制御回路34は、カウンタCが切れるまでの押印装置10内におけるシート搬送速度が所定よりも速過ぎる場合にはカウンタCが切れた時点でその速度を減速させて、速過ぎない適切なシート排出速度にて搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排出ローラ対29が回転駆動されるように搬送駆動モータ32の動作速度を変更制御する。また逆に所定よりも遅過ぎる場合にはカウンタCが切れた時点でその速度を増速させて、遅過ぎない適切なシート排出速度にて搬送ローラ対25、押圧ローラ27、排出ローラ対29が回転駆動されるように搬送駆動モータ32の動作速度を変更制御する。
【0146】
このように、画像記録装置10でのシートの搬送速度は変更することなく、押印装置20での排紙時におけるシート搬送速度のみを変更し、必要に応じて、押印手段の動作速度も変更することによって、押印装置でのシートの排紙を良好にする事ができる。
【0147】
図5・図6は上述した本例の押印装置20の主たる動作制御フロー図である。
【0148】
g)その他
【0149】
【0150】
【0151】
1.押印ドラム26の構成形態は実施例のものに限られるものではない。
【0152】
2.押印装置20は画像記録装置等の本機10に作り付けのものとすることもできる。
【0153】
【発明の効果】
上述したように本発明の押印装置は、押印手段の押印版面に対する随時のインク塗布動作機能を有することで、必要時に、装置の使用に際して最初に供給されたシートに対して押印する押印版面にインク塗布を行なわせて、最初のシートに対する押印が薄い場合が生じる事態を解消できる。また、ジャム処理時など、インクを塗布する必要のない場合に押印手段を持ち上げたときはインク塗布動作を行なわないようにしたことで、ユーザーに戸惑いを与えることを回避できる。
【0154】
【0155】
【0156】
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態例の装置の概略構成図
【図2】 制御系のブロック図
【図3】 押印ユニットの内部の斜視図
【図4】 (a)ないし(f)は押印ドラムに対する随時のインク塗布動作の実行要領と押印動作の説明図
【図5】 本例の押印装置の主たる動作制御フロー図(その1)
【図6】 本例の押印装置の主たる動作制御フロー図(その2)
【図7】 従来例装置の概略構成図
【図8】 (a)と(b)は押印動作の説明図
【符号の説明】
10 画像記録装置
20 押印装置
23・24 第1と第2のシート検出センサ
25 シート搬送ローラ対
26 押印ドラム
27 押圧ローラ
28 インクローラ
29 排出ローラ対
32 搬送駆動モータ
33 押印駆動モータ
34 制御回路
40 押印ユニット

Claims (5)

  1. 回転駆動され、装置に供給されたシートを挟持搬送して押印を行なう押印手段および該押印手段に対する対向手段と、
    回転駆動された押印手段の押印版面に接触してインクを塗布するインク供給手段と、
    押印手段を、該押印手段の回転駆動がなされても対向手段と接触しない逃がし位置に使用者が直接移動させることができるように上下方向に可動とする支持手段と、
    押印手段が逃がし位置に移動されたことを検出する検出手段と、
    押印手段の押印版面に対するインク塗布動作を指示するためのスイッチと、
    前記検出手段から検出信号が入力している状態時に前記スイッチからインク塗布動作を指示する信号が入力したときに押印手段を回転駆動させて押印版面にインク供給手段を接触させるインク塗布動作を実行させ、前記検出手段から検出信号が入力している状態時に前記スイッチからインク塗布動作を指示する信号が入力されていないときは前記インク塗布動作を実行させないよう制御する制御手段と
    を有することを特徴とする押印装置。
  2. 押印手段は、押印版を設けた円弧面部と、欠円面部を有する回転体であり、押印手段を回転停止状態に保つ待機モード時においては欠円面部が押印手段に対する対向手段に対向して両者間にシートが通り得る隙間が形成されている回転角姿勢に保持され、シートに押印を行なう押印モード時においては回転駆動されることでシートを押印手段の押印版を設けた円弧面部と対向手段との間に挟持搬送して押印を行なうことを特徴とする請求項記載の押印装置。
  3. 押印手段は、外周面上の互いに180度反対位置に、押印版を設けた2つの円弧面部と、それらの円弧面部間の2つの欠円面部を有する回転体であり、押印モード時毎に半回転駆動されることを特徴とする請求項記載の押印装置。
  4. 押印手段に対する対向手段は、シートに押印を行なう押印モード時に回転駆動された押印手段の押印版を設けた円弧面部との間にシートを挟んで押圧を与える押圧ローラであることを特徴とする請求項または記載の押印装置。
  5. 画像記録装置等の本機に着脱可能であり、本機に装着され、本機とは独立した駆動源により駆動され、本機におけるシートの搬送速度に対して、シートの搬送速度と、押印速度と、排出速度をそれぞれ独立した速度に設定できることを特徴とする請求項記載の押印装置。
JP29957597A 1997-10-16 1997-10-16 押印装置 Expired - Fee Related JP3891666B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29957597A JP3891666B2 (ja) 1997-10-16 1997-10-16 押印装置
US09/167,980 US6328394B1 (en) 1997-10-16 1998-10-08 Printing apparatus
EP98119518A EP0910037B1 (en) 1997-10-16 1998-10-15 Printing apparatus
DE69834996T DE69834996T2 (de) 1997-10-16 1998-10-15 Druckvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29957597A JP3891666B2 (ja) 1997-10-16 1997-10-16 押印装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11115298A JPH11115298A (ja) 1999-04-27
JP3891666B2 true JP3891666B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=17874416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29957597A Expired - Fee Related JP3891666B2 (ja) 1997-10-16 1997-10-16 押印装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3891666B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003326820A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Toshiba Corp 紙葉類押印装置
US9248633B2 (en) 2012-04-20 2016-02-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and hot stamping system for the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11115298A (ja) 1999-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4379549A (en) Sheet paper stacking apparatus
US6565077B2 (en) Paper feed apparatus
US4146219A (en) Document transport apparatus
US6098536A (en) Stencil printer
EP0884261A2 (en) Sheet supply and transfer device for printers
US5931090A (en) Printer
US4146220A (en) Document handling apparatus
JP3891666B2 (ja) 押印装置
US6328394B1 (en) Printing apparatus
US6832548B2 (en) Sheet feeding device and printer including the same
JPH085966Y2 (ja) 用紙搬送装置
US4076233A (en) Document handling apparatus
JP4672859B2 (ja) 印刷装置
JPH04197931A (ja) 用紙搬送装置
JP2774572B2 (ja) 給紙装置の駆動制御装置
JPH11291597A (ja) 押印装置および画像記録装置
JPS6337042A (ja) 画像形成装置のシ−ト給送装置
JP2573751B2 (ja) 通帳改頁機構及びその改頁方法
JP3357976B2 (ja) 押圧搬送機構
JPS61211255A (ja) 整合トレイ装置
JPS59155079A (ja) プリンタ装置
JP3466132B2 (ja) 証明書発行装置
JPH0351246A (ja) シート給送装置
JP3780667B2 (ja) 用紙供給装置
JP2567840Y2 (ja) 排紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040916

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees