JPH11113944A - 腕固定用吊りバンド - Google Patents

腕固定用吊りバンド

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JPH11113944A
JPH11113944A JP9293641A JP29364197A JPH11113944A JP H11113944 A JPH11113944 A JP H11113944A JP 9293641 A JP9293641 A JP 9293641A JP 29364197 A JP29364197 A JP 29364197A JP H11113944 A JPH11113944 A JP H11113944A
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JP
Japan
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arm
band
fixing
long
retaining ring
Prior art date
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JP9293641A
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English (en)
Inventor
Etsuko Shimokawabe
衣津子 下河邉
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用が簡単で汚れにくく、更には使用時の肩
凝り等を緩和することが可能な腕固定用吊りバンドを提
供する。 【解決手段】 一方に帯材からなる第1の腕掛止輪12
を、他方にその位置及び大きさが調整可能な帯材からな
る第2の腕掛止輪13をそれぞれ有し、更に、これらが
両側に設けられている長帯材11の中間部分に肩当て部
材20が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕を骨折した人が
肩から骨折した腕を支持するのに使用する三角布の代用
として使用できる腕固定用吊りバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】腕の骨にひびが入ったり骨折した場合に
は、必要に応じてギプス等を嵌めて骨が動かないように
固定し、三角巾を用いて首から骨折した腕をぶら下げて
おくのが普通である。前記三角巾は広げた状態で三角形
になって、使用にあっては、一つの角部分を基端にして
中央部分から内側に折り曲げた後、この部分に折れた腕
を載せて、他の三角形の頂部は結束して首を含む肩の部
分に掛けて使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
三角巾を使用するに当たっては、解決すべき以下のよう
な問題があった。 三角巾は単純な三角形の形状をしているので、使用の
方法が分からない。従って、普段から三角巾の使用方法
について勉強しておく必要がある。 三角形の2つの頂点を結んで首を含む肩の部分に掛け
るので、2つ頂点を結ぶ部分の荷重は確実に受けること
ができるが、他の部分は間接的に受けるので、吊り上げ
ている腕の位置がずれ易い。 首に当たる部分が三角形の頂点の結び目となっている
ので、集中荷重が掛かり、肩凝り等が発生し易い。 三角巾は通常全体が白布であり、しかも正面側から見
た面積も大きいので、汚れ易い。 本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、使用が簡
単で汚れにくく、更には使用時の肩凝り等を緩和するこ
とが可能な腕固定用吊りバンドを提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の腕固定用吊りバンドは、一方に帯材からなる第1
の腕掛止輪を、他方にその位置及び大きさが調整可能な
帯材からなる第2の腕掛止輪を有している。また、請求
項2記載の腕固定用吊りバンドは、請求項1記載の腕固
定用吊りバンドにおいて、前記第1の腕掛止輪、前記第
2の腕掛止輪、及びこれらを連結する部材は連続した一
本の長帯材からなって、該長帯材の中間部分に肩当て部
材が設けられている。請求項3記載の腕固定用吊りバン
ドは、請求項2記載の腕固定用吊りバンドにおいて、前
記第2の腕掛止輪は、前記長帯材の他方を折り曲げ、そ
の端部にバックルを介して元側の該長帯材に連結して構
成されている。そして、請求項4記載の腕固定用吊りバ
ンドは、請求項2又は3記載の腕固定用吊りバンドにお
いて、前記肩当て部材は、前記長帯材を挿通する布製の
長筒からなっている。
【0005】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明
の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形態
に係る腕固定用吊りバンドの斜視図、図2、図3は同腕
固定用吊りバンドの使用状態の斜視図である。
【0006】図1〜図3に示すように、本発明の一実施
の形態に係る腕固定用吊りバンド10は、帯材の一例で
ある十分強度を有する合成繊維製又は天然繊維製の長帯
材11が使用され、一方には第1の腕掛止輪12が、他
方には第2の腕掛止輪13が設けられている。以下、こ
れらについて詳しく説明する。
【0007】前記第1の腕掛止輪12は、長帯材11の
一方を折り返してその端部を元側に固定して構成され、
その内周囲の長さは40〜60cmとなって、ギプス等
を装着した腕が十分に余裕を持って嵌入できるようにな
っている。長帯材11の端部の固定方法としては、糸を
使って縫い付ける他、接着剤を用いて固定する方法、リ
ベット等の金具を使用して固定する方法、長帯材11が
合成繊維の場合には熱溶着する方法等がある。なお、長
帯材11はこの実施の形態においては、幅が25mm、
厚みが1.5mmの布製バンドを使用している。
【0008】前記第2の腕掛止輪13は、図1に示すよ
うに、長帯材11の他方を折り返し、金属又は合成樹脂
製のバックル14に元側の長帯材11と同時に挿通して
構成されている。このバックル14は略四角形の枠体1
5とこの枠体15の中央を横切る通し材16とを有し
て、第1、第2の挿通部17、18が形成され、第1、
第2の挿通部17、18に2本の折り重なった長帯材1
1を挿通することによって、挿通した長帯材11がバッ
クル14から移動しないようになっている。
【0009】従って、第2の腕掛止輪13はバックル1
4に対する長帯材11の挿通位置を変えることによって
自由にその大きさ及び形成位置が変えられるようになっ
ている。ここで、長帯材11の素材全長を160〜17
0cmにしておけば、一方に前記した第1の腕掛止輪1
2を他方に第2の腕掛止輪13を設けても、大人が使用
するに十分な長さの腕固定用吊りバンド10を構成でき
る。
【0010】次に、第1の腕掛止輪12と第2の腕掛止
輪13との間の長帯材11には、肩当て部材20が設け
られている。この肩当て部材20は長帯材11を内側に
挿通する布製の長筒からなっている。外側は装飾性の良
い模様を有する織布からなって、内側には弾力性を有す
るゴム又は不織布が裏打ちされている。この実施の形態
においては、肩当て部材20は長筒状となっているが、
例えば、長手方向両側に長帯材11が挿通する長孔を有
する革又は合成樹脂製のバンドであっても本発明は適用
される。前記肩当て部材20は肩及び首の部分にかかる
荷重を緩和するためのものであるから、約30cmあれ
ば十分である。
【0011】この腕固定用吊りバンド10の使用方法に
ついて、図2、図3を参照しながら説明すると、図2は
右腕21を骨折等した場合の使用状態を示したもので、
まず、一方側の第1の腕掛止輪12を骨折した保持状態
の腕の関節部分まで挿通した後、肩当て部材20が首部
分に当接するようにして長帯材11の中間部を首から肩
に掛けた状態で、その先部を骨折した腕の手の部分で折
り返し、バックル14にその先端を挿通して骨折した腕
の手の部分を掛ける第2の腕掛止輪13を形成する。こ
の場合、長帯材11が捩じれると外観が悪いし、場合に
よっては肩や首の部分に捩じれた部分が当接して使用中
に痛みを感じるようになるので、長帯材11が平面的に
身体に当接するようにする。なお、第2の腕掛止輪13
の位置や大きさが適切でない場合には、バックル14に
挿通する長帯材11の位置を調整する。
【0012】図3は、左腕22を骨折などした場合の図
で、バックル14の挿通方法が図2の場合をそのまま使
用するのでなくて、バックル14の取付け方を変更し
て、折り返した長帯材11の端部が首から下がる長帯材
11の外側になるように、バックル14に長帯材11を
挿通する。これによって、長帯材11の端部が身体に当
たって快感を生じないという利点がある。
【0013】前記実施の形態においては、腕固定用吊り
バンド10の全体の寸法を特定して説明したが、子供
用、身長の高い人にはその寸法を変えて構成する場合も
本発明に含まれる。また、第2の腕掛止輪13を形成す
るバックル14の代わりに、十分な力で掛合可能なファ
スナー(例えば、面状ファスナー、ボタン)やその他の
連結具であっても本発明は適用される。更には、前記肩
当て部材は長帯材とは別体で構成したが、例えば、その
部分だけ長帯材の幅を広くして肩当て部材を構成する場
合も本発明は適用される。
【0014】
【発明の効果】請求項1〜4に記載の腕固定用吊りバン
ドは、以上の説明からも明らかなように、一方に帯材か
らなる第1の腕掛止輪を、他方にその位置及び大きさが
調整可能な帯材からなる第2の腕掛止輪を有しているの
で、従来の三角巾に比較して使用方法が明確に分かり、
更には、装着時にずれにくく汚れにくいという利点があ
る。特に、請求項2記載の腕固定用吊りバンドにおいて
は、第1の腕掛止輪、第2の腕掛止輪、及びこれらを連
結する部材は連続した一本の長帯材からなって、長帯材
の中間部分に肩当て部材が設けられているので、長期間
使用しても肩や首が凝らない。請求項3記載の腕固定用
吊りバンドにおいては、バックルを介して第2の腕掛止
輪が形成されているので、調整が容易で自由である。そ
して、請求項4記載の腕固定用吊りバンドにおいては、
肩当て部材は、長帯材を挿通する布製の長筒からなって
いるので、製造が極めて容易で、腕固定用吊りバンドを
安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る腕固定用吊りバン
ドの斜視図である。
【図2】同腕固定用吊りバンドの使用状態の斜視図であ
る。
【図3】同腕固定用吊りバンドの使用状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 腕固定用吊りバンド 11 長帯材 12 第1の腕掛止輪 13 第2の腕
掛止輪 14 バックル 15 枠体 16 通し材 17 第1の挿
通部 18 第2の挿通部 20 肩当て部
材 21 右腕 22 左腕

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方に帯材からなる第1の腕掛止輪を、
    他方にその位置及び大きさが調整可能な帯材からなる第
    2の腕掛止輪を有することを特徴とする腕固定用吊りバ
    ンド。
  2. 【請求項2】 前記第1の腕掛止輪、前記第2の腕掛止
    輪、及びこれらを連結する部材は連続した一本の長帯材
    からなって、該長帯材の中間部分に肩当て部材が設けら
    れている請求項1記載の腕固定用吊りバンド。
  3. 【請求項3】 前記第2の腕掛止輪は、前記長帯材の他
    方を折り曲げ、その端部にバックルを介して元側の該長
    帯材に連結して構成されている請求項2記載の腕固定用
    吊りバンド。
  4. 【請求項4】 前記肩当て部材は、前記長帯材を挿通す
    る布製の長筒からなっている請求項2又は3記載の腕固
    定用吊りバンド。
JP9293641A 1997-10-09 1997-10-09 腕固定用吊りバンド Pending JPH11113944A (ja)

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