JPS588733Y2 - 付け帯 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は簡単に誰にでも着用できる付は帯の改良に関
するもので、特に着用者の体型を補正し、かつ着用者の
身長等に対応して太鼓の大きさを調節できるようにした
付は帯に関するものである。

従来から簡単に誰にでも着用できる付は帯として種々の
ものが提案され、その一部は実施に供されている。

しかし、それらの多くは着用時に於ける簡便さを目的と
したものが多く、着用者の体型、身長等に対応してより
美麗に着用することについては殆んど顧慮されていなか
った。

つ１す、現代女性の身長及び体型が以前と異なり、著し
く向上していることは周知である。

しかし、それにもかかわらず従来一般的に用いられてい
る付は帯は一様に構成されたものであるため、これを着
用した場合、着用者の身長の大小にかかわらず、太鼓の
大きさは一定となっていた。

そのため身長の大きい人がこれを着用した場合、帯の中
で最も重要な部分である太鼓の大きさは相対的に小さく
なってし１つて見栄えしなくなり、寸た腰のくびれた現
代女性がこれを着用した場合、そのくびれた部分に付は
帯の太鼓部分が埋設してし１つてこれまた見栄えが悪く
、更に帯のたれ部分が腰のくびれに沿ってわん曲するた
め、そり反った状態となってし１い、筐た帯枕の安定性
が悪い等の欠点があった。

この考案はこのような点に鑑みなされたもので、太鼓部
分の長さは面ファスナーを介して長さ調節可能に構成す
ると共に、太鼓部分に対応する個所にクッション部材を
介挿せしめ、かつ帯枕をバンドにより支持せしめ、これ
により前記のような問題点を簡単に解決することを目的
とするものである。

。以下この考案の実施例を図面に基き詳細に説明する。

１は表地１ａと裏地１ｂとからなる付は帯本体であり、
この付は帯本体１にはたれ部２、折曲げ部３、太鼓部４
及び枕取付は部５がそれぞれ折れ線６，７，８を介して
形成されていると共に、前記たれ部２の一側方にはこれ
と直交して手先９が一体に縫着されて釦り、オた前記太
鼓部４の表地側には適宜な模様が描かれている。

１０は前記たれ部２の中央部にあって表地１ａと裏地１
ｂとの間にサンドイッチ状に介挿されているスポンジ等
からなるクッション部材であり、このクッション部材１
０の長手方向両側部には短冊状の面ファスナ１１．１１
が縫着されている。

１２（ｄ前記栓取付部５にバンド１３を介して抜き差し
可能に取付けられている帯枕で、との帯枕１２の両側に
は結び紐１２ａ、１２ａが縫着されている。

１４，１４はこの枕取付部５の下端両側にあって、前記
面ファスナ１１．１１と対向接合する面ファスナであり
、寸た、この枕取付部５の下端にはタック１５．１５が
形成されている。

本案性は帯は前記の如く構成されているが、次にこれを
着用するに当っては、従来と同様先ず前帯１６を女性の
胴部に巻付けて結ぶ、 次に本案性は帯を前記前帯１６の背部に装着する訳であ
るが、装着するに際して本案性は帯を予じめ第２図に示
す如く組立てる。

すなわち、帯枕を装着してなる帯枕取付部５を最下面に
して折れ線８．７．６を介してそれぞれ反対側方向に折
り曲げ、前記たれ部２の手先９を太鼓部４と折曲げ部３
との間に形成される空隙内に挿入し、その端部を太鼓部
４の側端から若干突出せしめ、これにより付は帯本体の
体裁を整える。

尚、着用者の身長等の大小に応じて太鼓部分の長さ１を
変えたい場合には、つ寸り身長の高い人が着用する場合
には相対的に太鼓部分の長さ１を長く、また、逆の場合
には短くした方が見栄えのよいものであるが、このよう
な場合には枕取付部５及びたれ部２にそれぞれ縫着され
ている面ファスナ１１，１１及び１４，１４の接合位置
を変えればよく、この面ファスナの接合個所を可変にす
ることにより太鼓部分の長さ１を身長等に対応して適宜
長さに設定できる。

尚、太鼓部分の長さ調節は本案性は帯を着用した後であ
っても容易に変更可能であることは勿論である。

かくして、付は帯本体の組み立てが終了したならば、従
来ど同様帯枕１２の結び紐１２ａ、１２ａを前帯１６上
に巻付けて仮固定し、帯締めによりしつかり固定し、こ
れにより本案性は帯を装着する。

本案性は帯は以上のように構成されているため、従来の
如く一様に構成されている付は帯に比して、太鼓部分の
長さあるいは大きさが面ファスナの接合個所を変更する
ことにより自在に調節できる。

そのため身長の高い現代女性にあっても付は帯を見栄え
よく着用できると共に、また本案性は帯にあってはクッ
ション部材をたれ部に設け、このクッション部材が第４
図に示す如くくびれた腰の部分に当接するよう構成され
ているため、腰のくびれを補正でき、一層見栄えよく着
用できる。

また、コノクッション部材を介挿せしめることにより前
記のように腰のくびれを補正することができるため、た
れ部の下端は腰のくびれに沿ってわん曲することなく、
略垂直に近い状態で臀部に１で垂下するので、たれ部の
返りを阻止でき更に一層見栄えよく着用でき、更に昔た
、帯枕はバンドによって支持されているため、帯枕が着
用時に於て動揺することもないので安定した状態で着用
できるなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案性は帯の展開裏面図、第２図は本案性は帯
を組み立てた状態を示す斜視図、第３図は第１図におけ
るＩｌ＋ −，１１１線断面図、第４図は本案性は帯を
装着した状態を示す側面図である。 １・・・・・・付は帯本体、２・・・・・・たれ部、３
・・・・・・折曲げ部、４・・・・・・太鼓部、５・・
・・・・枕取付部、６．γ。 ８・・・・・・折れ線、９・・・・・・手先、１０・・
・・・・クッション部材、１１，１１・・・・・・面フ
ァスナ、１２・・・・・・帯枕、１４．１４・・・・・
・面ファスナ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表地と裏地とから構成され、折れ線を介してたれ部、折
   曲げ部、太鼓部及び枕取付部を設けかつ上記たれ部の一
   側方に直交して手先を設けてなる付は帯本体に於て、前
   記たれ部にクッション部材を介挿せしめると共に、この
   クッション部材の両側に面ファスナを取付け、かつ前記
   枕取付物にバンドを介して帯枕を抜き差し可能に取付け
   、更にこの枕取付部の下端両側部に前記面ファスナを取
   付けたことを特徴とするつけ帯。