JP2001129009A - アームスリング - Google Patents

アームスリング

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JP2001129009A
JP2001129009A JP31697799A JP31697799A JP2001129009A JP 2001129009 A JP2001129009 A JP 2001129009A JP 31697799 A JP31697799 A JP 31697799A JP 31697799 A JP31697799 A JP 31697799A JP 2001129009 A JP2001129009 A JP 2001129009A
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Japan
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arm
arm holder
sling
holder
end side
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JP31697799A
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Yoshiyasu Uchiyama
善康 内山
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JIIPURAN KK
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JIIPURAN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】固定することも、装着したまま身体の前での前
腕の前後の運動を可能とすること。 【解決手段】アームスリングAは、布状のアームホルダ
ー10と、紐状のスリング30と、アームホルダーの基
端側19に両端が連結され、長さ調整が可能な調整具を
有する調整バンドを介してアームホルダーの先端側20
にも連結されている腰バンド40を有する。アームホル
ダーは、開口部を構成する、一対の長辺14、15から
一対の短辺16、17にかけて、ファスナーが取り付け
られ、開口部を開閉できる。腰バンドは、一方の端部4
0aを他方の端部40bに重ね合わせ、ループにして、
アームホルダーの基端側下方に縫合することによって、
アームホルダーと結合されている。また、腰バンドは、
これら端部が縫合されている部分の近傍において、連結
雌具41と連結雄具42とが設けられ、係脱自在に連結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕を骨折等した人
が、肘から曲げた状態の腕を身体の前で吊り下げるアー
ムスリングに関する。
【0002】
【従来の技術】肘から曲げた状態の腕を身体の前で吊り
下げるための、腰バンドを有するアームスリングが、例
えば、実用新案登録第3057751号に提案されてい
る。このものは、肘から前腕部にかけて包み込むアーム
ホルダーと、腰バンドと、一方の端部がアームホルダー
に連結され、他方の端部が腰バンドに連結され、中央部
が肩にかけられる紐状のスリングとからなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このアームスリング
は、スリングの一方の端部が腰ベルトに連結されている
ので、腕の重さによる首や肩への負担を軽減することが
できるという利点がある。
【0004】しかしながら、腕を肘から曲げた状態で固
定することはできても、アームホルダーを身体の前で前
後に揺動しないように固定することはできない。そのた
め、例えば、けが人が、アームスリングを装着した状態
でが前かがみになると、肘から曲げた状態の腕が、肩を
支点に前後に揺動することとなり、これによって、痛み
が生じたり、治癒が遅れたりすることもあった。また、
アームホルダーから手首が露出していて、指が動いてし
まうため、骨折等した腕の指先を包帯等によって動かな
いように固定する必要があった。一方、骨折等のけがが
治癒してくると、身体の前で前腕を前後に運動をさせ
て、筋力の低下を防止するリハビリが必要となるが、ア
ームスリングを装着したままではこのリハビリを安全に
行うことができず、不都合であった。また、指を動かす
リハビリも必要となるが、指に包帯をしている状態で
は、そのような運動もできない。
【0005】そこで、骨折等のけがの初期段階において
は、身体の前でアームホルダーが揺動しないように固定
するとともに、手首や指先部分をアームホルダーで保護
する一方、徐々に治癒して行くに従い、アームスリング
を装着したままでも、安全に身体の前での前腕の前後の
運動を可能ならしめるとともに、指先を自由に運動でき
るようにしたアームスリングを提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る本発明は、肘から曲げた状態の腕を
身体の前で吊り下げるためのアームスリングにおいて、
前記肘から手先にかけて包み込む布状のアームホルダー
と、前記アームホルダーのうちの前記肘に対応する基端
側と前腕部の手首側に対応する先端側に対し、一方の端
部が前記基端側に連結され、他方の端部が前記先端側に
連結され、中央部が肩にかけられる紐状のスリングと、
前記アームホルダーを前記身体に連結する規制部材と、
を備え、前記規制部材は、前記スリングにより吊り下げ
られてほぼ高さ位置が規制された状態における前記アー
ムホルダーについて、前記アームホルダーの前記身体前
面からの距離を規制する、ことを特徴とする。請求項1
によると、スリングによって身体の前で吊り下げられた
アームホルダーが規制部材によって身体前面からの距離
が全くない状態に規制されるときには、アームホルダー
は身体の前面に密着固定されることとなる。また、適度
な距離をおいて規制されるときには、中央部が肩にかけ
られる紐状のスリングは、その一方の端部がアームホル
ダーの基端側に連結され、他方の端部が先端側に連結さ
れることと相まって、規制される距離を限度として、ホ
ルダーに包み込まれた前腕部等の、身体の前面における
前後の運動が可能となる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載のア
ームスリングにおいて、前記規制部材は、前記アームホ
ルダーが直接的に又は間接的に連結される腰バンドを有
する、ことを特徴とする。請求項2によると、腰バンド
によって、アームホルダーの、身体前面からの距離が規
制されるので、アームホルダーの、身体前面から距離
を、確実に、かつ、安定的して、一定に保つことができ
る。
【0008】請求項3に係る本発明は、請求項2のアー
ムスリングにおいて、前記規制部材は、前記アームホル
ダーの前記基端側と前記先端側とが前記腰バンドに直接
的に連結されている、 ことを特徴とする。請求項3に
よると、アームホルダーと直接連結された腰バンドによ
って、アームホルダーの、身体前面からの距離を規制す
ることができるので、アームスリングの構造が簡素化す
ると同時にアームホルダーの、身体前面から距離を、確
実に、かつ、安定的して、一定に保つことができる。
【0009】請求項4に係る本発明は、請求項2のアー
ムスリングにおいて、前記規制部材は、前記アームホル
ダーと前記腰バンドとの間に介装されて前記アームホル
ダーと前記腰バンドとを連結する第1の調整部材を有す
る、ことを特徴とする。請求項5に係る本発明は、前記
第1の調整部材は、請求項4のアームスリングにおい
て、紐状部材である、ことを特徴とする。請求項6に係
る本発明は、前記紐状部材は、請求項5のアームスリン
グにおいて、長さ調整可能な調整具を有している、こと
を特徴とする。請求項4,5、6の発明によると、腰バ
ンドとアームホルダーとの間に連結された、紐状の調整
部材の長さ調節が可能となり、この紐状の調整部材は、
アームホルダーに包み込まれている腕と反対の手の近傍
に位置するので、アームスリングを装着している者自ら
が、容易にアームホルダーの身体に対する距離を調整で
きる。
【0010】請求項7に係る本発明は、請求項4、5、
又は6のアームスリングにおいて、前記第1の調整部材
の少なくとも一部に弾性部材が設けられている、ことを
特徴とする。請求項7によると、腰バンドの少なくとも
一部に弾性部材が設けられているので、骨折等のけがが
治癒しつつあるときにリハビリとして行う、アームホル
ダーに包まれた前腕の前後運動において、適度な負荷を
かけて前腕を身体から遠ざける運動をすることが可能と
なる。また、長さ調整具がついているときには、長さ調
節をすることにより、弾性部材の強さも調整できるの
で、けがの治癒の程度によって、前腕の前後の運動の強
さを調節することができる。
【0011】請求項8に係る発明は、請求項7のアーム
スリングにおいて、前記アームホルダーと前記腰バンド
との間に介装されて前記アームホルダーと前記腰バンド
とを連結し前記アームホルダーの前記身体前面からの距
離の限界を設定する安全部材を有する、ことを特徴とす
る。請求項8によると、例えば、弾性部材が切れたり、
はずれたりしたような場合であっても、安全部材によっ
て身体前面から前腕部までの距離に限界が設けられてい
るので、この距離を超えた運動になることはない。従っ
て、肘や肩に対し予定している運動よりも大きな負荷が
かかることもないので、安全にリハビリを行うことがで
きる。
【0012】請求項9に係る本発明は、請求項2、3、
4、5、6、7又は8のアームスリングにおいて、前記
腰バンドは、長さ調整可能な調整具と使用者の衣服に係
合可能な固定具とを有している、ことを特徴とする。請
求項9によると、腰バンドの長さ調節により、アームホ
ルダーの前記身体前面からの距離を自由に調整できる。
また、固定具によりズボンのベルト等に腰バンドを固定
することができるので、アームホルダーをよりいっそう
身体前面からの距離を一定に保つことができる。身体の
前面でアームホルダーを密着させたいときは、腰ベルト
の調整具でそのように調整すればよく、固定具により安
定して身体の前面に密着させて固定できる。
【0013】請求項10に係る本発明は、請求項2記載
のアームスリングにおいて、前記腰バンドの少なくとも
一部に弾性部材が設けられている、ことを特徴とする。
請求項10によると、腰バンドの少なくとも一部が弾性
部材で形成されているので、骨折等のけがが治癒しつつ
あるときにリハビリとして行う、アームホルダーに包ま
れた前腕の前後運動において、適度な負荷をかけて前腕
を身体から遠ざける運動をすることが可能となる。
【0014】請求項11に係る本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9又は10のアームスリ
ングにおいて、前記アームホルダーは、少なくとも前記
先端側が開閉自在に形成されている、ことを特徴とす
る。請求項11によると、けがの治癒の程度に合わせ
て、指先を固定する必要がある場合には、先端部を閉状
態とし、リハビリとして指先の運動をする必要がある場
合には、開状態にすることができる。これによって、1
個のアームスリングを、けがの程度の段階に応じて使い
分けることができる。
【0015】請求項12に係る本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11のアー
ムスリングにおいて、前記アームホルダーは、底部にお
ける前記基端側から前記先端側にかけて、前記前腕部を
載置する固定板が挿脱自在に挿着される保持部を有する
ことを特徴とする。請求項12によると、骨折やひびの
入った部分に固定板を載置できるので、特に、副木をあ
て木にすることもなく、また、石膏で固めることもない
ひびが入った程度のけがの場合には、効果的である。ま
た、アームホルダーを腕に載置したまま、先端側の開閉
部から固定板を挿脱できるので便利である。
【0016】請求項13に係る本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は12
のアームスリングにおいて、前記アームホルダーは、メ
ッシュによって形成されている、ことを特徴とする。請
求項13によると、アームホルダーの通気性がよく、ア
ームスリングを腕に取り付けたままでも、入浴すること
も可能である。
【0017】請求項14に係る本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又
は13のアームスリングにおいて、係脱自在な連結具が
少なくとも二組以上使用されて連結が行われる場合にお
いて、前記連結具は、それぞれの組ごとに異なる色彩が
付されている、ことを特徴とする。請求項14による
と、一見して、対応する連結具同士を連結することがで
きるので、係脱が容易となる。
【0018】請求項15に係る本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
13又は14のアームスリングにおいて、前記アームホ
ルダーは、底部の中心線を通る垂直面に対して左右対称
に形成されている、ことを特徴とする。請求項15によ
ると、1個のアームスリングで、左右どちらの腕にも使
用できるため、左右別個に製造し分ける必要もなく、か
つ、コストを下げることが可能となる。
【0019】請求項16に係る本発明は、肘から曲げた
状態の腕を身体の前で吊り下げるためのアームスリング
において、 肘から手先にかけてを包み込む布状のアー
ムホルダーと、 前記アームホルダーのうちの前記肘に
対応する基端側と前記前腕部の手首側に対応する先端側
に対し、一方の端部が前記基端側に連結され、他方の端
部が前記先端側に連結され、中央部が肩にかけられる紐
状のスリングと、を備え、前記アームホルダーは、少な
くとも前記先端側が開閉自在に形成されている、ことを
特徴とする。請求項16によると、アームホルダーは、
先端側が開閉自在に形成されているので、けがの治癒の
程度に合わせて、指先を固定する必要がある場合には、
先端部を閉状態とし、指先の運動をする必要がある場合
には、開状態にすることができる。これによって、1個
のアームスリングを、けがの程度の段階に応じて使い分
けることができる。
【0020】請求項17に係る本発明は、請求項16の
アームスリングにおいて、前記アームホルダーは、底部
における前記基端側から前記先端側にかけて、前記前腕
部を載置する固定板が挿脱自在に挿着される保持部を有
する、ことを特徴とする。請求項17によると、骨折や
ひびの入った部分に固定板を載置できるので、特に、副
木をあて木にすることもなく、また、石膏で固めること
もないひびが入った程度のけがの場合には、効果的であ
る。さらに、アームホルダーを腕に載置したまま、先端
側の開閉部から固定板を挿脱できるので便利である。
【0021】請求項18に係る本発明は、請求項1のア
ームスリングにおいて、前記規制部材は、一方の端をア
ームホルダーと連結し他方の端を使用者の衣服の一部に
連結する第2の調整部材を有する、ことを特徴とする。
請求項18によると、腰バンドを用いなくとも、簡易に
アームホルダーを身体に連結することができる。
【0022】請求項19に係る本発明は、請求項18記
載のアームスリングにおいて、前記第2の調整部材の少
なくとも一部に弾性部材が設けられている、ことを特徴
とする。請求項19によると、腰バンドを用いなくと
も、リハビリ時に、身体の前面で、前腕部の弧状運動等
の前後運動を、その運動の範囲を限定しつつ行うことが
できるので、簡易な方法で、安全にリハビリを行うこと
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 (実施の形態1)図1〜図5に、本発明に係るアームス
リングの一例を示す。図1は全体図、図2はアームホル
ダーの製造過程を示す図、図3は開状態のアームホルダ
ー上面図、図4は装着した状態を示す斜め正面から見た
図、図5は装着した状態を示す背面から見た図である。
これらの図に示すアームスリングAは、布状のアームホ
ルダー10と、このアームホルダー10に連結される紐
状のスリング30と、アームホルダー10の基端側19
にループを描いて両端が連結されるとともにフックを介
してアームホルダー10の先端側20にも連結されてい
る腰バンド40を主要構成部材として構成されている。
【0024】アームホルダー10は、図2に示すよう
に、長方形状に形成されたポリエステルの布状部材を二
等分する中心線Cで二つ折りにし、一対の短辺11、1
2が縫合されて形成されている。そして、この二つ折り
にされた部分である底部13を下方にし、上方の一対の
長辺14,15と、縫合された一対の短辺11、12と
対峙する他方の一対の短辺16、17によって開口部1
8が形成されている。肘から曲げた状態の腕U(図4参
照)は、この開口部18からアームホルダー10に包み
込まれる。その際、縫合された一対の短辺11、12側
である、アームホルダー10の基端側19に肘部分が包
み込まれ、開放されている一対の短辺16、17側であ
る、アームホルダー10の先端側20に前腕部の手首側
が包み込まれる。また、アームホルダー10は、図3に
示すように、開口部18を構成する、上方の一対の長辺
14、15から一対の短辺16、17にかけて、ファス
ナー21が取り付けられていて、開口部18を開閉でき
る。ファスナー21は、一対の長辺14、15の中程を
始点21aとし、一対の短辺16、17の、アームスホ
ルダーの底部13を終点21bとする。アームホルダー
10がこのような構成をとるので、アームスリングA
は、手首や指先を動かしてはしけない状態の時には、フ
ァスナー21を閉めて手首部を保護する状態で使用し、
手首や指先を動かして適度なリハビリをする必要がある
ときには、短辺部分のみあるいは全体のファスナー21
を開いて使用することができる。また、ファスナー21
は、肘や前腕部とアームホルダー10との着脱を容易に
するため、長辺中程において一対の長辺14、15が完
全に分離するように構成されている。なお、本実施の形
態において、ファスナー21は、一対の長辺14、15
の中程を始点21aとしているが、少なくともアームホ
ルダー10の先端側20が、開閉できればよく、長辺部
分にはファスナー21が取り付けられている必要はな
く、開放されていてもよい。アームホルダー10の底部
13には、基端側19から先端側20にかけて、前腕部
を載置する固定板(不図示)が着脱自在に挿着される固
定板保持袋(保持部)22を有している。この固定板保
持袋22は、アームホルダー10の底部13に、基端側
19から先端側20にかけて、アームホルダー10の底
部13の一部として形成される、固定板より一回り大き
な長方形状の収納袋である。この収納袋は、先端側20
に、面ファスナーにより開閉自在な蓋22aが設けられ
た開口部22bを有しており、この開口部22aから固
定板を挿脱できるように構成されている。開口部22a
は、短辺16,17に向けて開口しているので、アーム
ホルダー10の先端側20を開放すれば、アームホルダ
ー10に前腕部を載置した状態で、固定板を固定板保持
袋22に収納させることができる。なお、本実施の形態
においては、固定板を袋に挿入して保持する構成をとる
が、固定板を保持できるものであれば、この構成に限る
ものではなく、例えば、底部13に固定板の幅に、対峙
する複数の鈎状部材を取り付け、この鈎状部材に固定板
を係止してもよい。そして、アームホルダー10は、骨
折時のように既に前腕部に直接固定板が装着されている
場合には、固定板を取り外して使用され、ひびが入って
いる時など一般的に腕に直接固定板が取り付けられてお
らず、かつ、腕を何らかの形で固定する必要がある場合
には、固定板を取り付けて使用することができる。アー
ムホルダー10を形成する布状部材には、少なくともそ
の一部にメッシュを使用するとよい。この場合、アーム
ホルダー10は通気性に優れ、アームホルダー10を装
着したままでもシャワーを浴びることなどができ、好適
である。なお、本実施の形態においては、1枚の布状部
材を二つ折りにして袋状のアームホルダー10を形成し
ているが、長方形の2枚の布状部材の底部13と基端側
19を縫合して袋状のアームホルダー10を形成しても
よい。また、材質は、布状部材であれば、ポリエステル
に限らず、また、メッシュ以外の部材で構成されていて
もよい。
【0025】図1に示すように、スリング30は、紐状
の布状部材であり、一方の端部30aが、アームホルダ
ー10の基端側19の上端縁に縫合されている。そし
て、他方の端部30bには、フック(連結具)31が取
り付けられている。また、アームホルダー10には、開
口部18を構成する、上方の一対の長辺14、15であ
って、その先端側20の縁部にそれぞれ一対のDリング
23、24が取り付けられている。そして、この一対の
Dリング23、24とスリング30の他方の端部30b
に取り付けられたフック31とが係合することによっ
て、スリング30の他方の端部30bとアームホルダー
10とが連結する。また、スリング30は、長さ調整が
可能な調整具32を有しており、肩からかけられるスリ
ング30の長さを調節することによって、身体の前で吊
り下げられたアームホルダー10の高さを適切な位置と
なるように調整し、規制する。なお、アームホルダー1
0の基端側19との連結は、縫合による必要はなく、例
えば、相互に係脱可能なフックとリングによって行うよ
うにしてもよい。また、本実施の形態においては、Dリ
ング23、24は一対の長辺14、15の縁部に取り付
けられているが、身体から遠い方の長辺15の縁部にの
み取り付けられているものであってもよい。
【0026】腰バンド(規制部材)40は、一方の端部
40aを他方の端部40bに重ね合わせ、ループにし
て、これら端部40a、40bをアームホルダー10の
基端側19下方に縫合することによって、アームホルダ
ー10と結合されている。また、腰バンド40は、これ
ら端部40a、40bが縫合されている部分の近傍にお
いて、連結雌具(連結具)41と連結雄具(連結具)4
2とが設けられており、係脱自在に連結するようになっ
ている。このようにして形成されたループ状の腰バンド
40には、腰バンド40の一方の端部40aから他方の
端部40bに向けて、フック43、アジャスター44が
スライド可能に取り付けられており、さらに、他方の端
部40bに向けて、調整具45が取り付けられている。
なお、腰バンドの両端部40a、40bとアームホルダ
ー10の基端側19との連結は、縫合による必要はな
く、例えば、相互に係脱可能なフックとリング(フック
とリングによる結合は、腰バンド40の両端部40a、
40bにそれぞれフックを取り付けるとともにアームホ
ルダー10の基端側19にリング取り付ける組み合わ
せ、腰バンド40の両端部40a、40bにそれぞれリ
ングを取り付けるとともにアームホルダー10の基端側
19にフックを取り付ける組み合わせ、いずれも可
能。)によって行うようにしてもよい。また、例えば、
係脱可能なフックとリングにより腰バンド40とアーム
ホルダー10とを連結する場合には、上述の連結雌具4
1と連結雄具42は、腰バンド40に設けなくともよ
い。フック43は、アームホルダー10の先端側短辺1
6、17のうち身体側の短辺16の下方に取り付けられ
ているDリング25と係脱自在に連結される。アジャス
ター44は、ストッパーを有しており、Dリング25と
係合されたフック43が腰バンド40の他方の端部40
bの方向にずれないようにする働きを有する。調整具4
5は、腰バンド40の長さを調整するためのものであ
る。また、他方の端部40b近傍には、衣服の一部を腰
ベルトを固定する固定具46が取り付けられている。固
定具46は、支持部46aとメタルクリップ46bとを
有する。支持部46aは、表面が雄部、裏面が雌部とな
っている面ファスナーで形成されたループ状のものであ
り、腰バンド40にスライド自在かつ取り外し自在に巻
回している。また、メタルクリップ46bは支持部46
aに取り付けられており、下方に向けて衣服等を狭持す
る狭持部を有している。メタルクリップ46bの腰バン
ド40への装着は、面ファスナーで形成されているルー
プを介するものである必要はないが、メタルクリップ4
6bが腰バンド40を自在にスライドできるものであれ
ば、取り付け位置を選択でき便利である。また、メタル
クリップ46bが表裏反転できる構造になっていると、
左右いずれの腕をアームホルダー10に載置しても、衣
服等への狭持が容易であり便利である。さらに、腰バン
ド40からメタルクリップ46bまでの距離の調節が自
在となっていると衣服への狭持が容易となり便利であ
る。この点、面ファスナーで形成されたループ状の支持
部46aは上記条件を満たしており都合がよい。
【0027】上述の構成を有するアームスリングAは以
下のようにして使用者に取り付けられる。 スリング30を首にかけ、スリング30のフック31
を、前腕部を載置したアームホルダー10のDリング2
3、24に連結する。 調整具32で、身体の前で吊り下げられたアームホル
ダー10の高さを適切な位置となるように調整する。 腰バンド40を、使用者の腰を一周して巻いた後に連
結雌具41と連結雄具42とを連結する。 腰バンド40のフック43をアームホルダー10のD
リング25に連結する。 調整具45によって腰バンド40の長さを調整した後
にアジャスター44によってフック43の位置を固定
し、アームホルダー10の身体前面からの距離を規制す
る。すなわち、 a.アームホルダー10を身体前面に密着させ固定させ
るときには、調整具45を腰バンド40の一方の端部4
0aの方向(矢印K方向)に移動し、腰バンド40を腰
回りとほぼ同様の長さに調整する。次に、アームホルダ
ー10の先端側20が身体に密着する位置にくるよう
に、アジャスター44でDリング25に連結されたフッ
ク43の位置を決める。 b.リハビリをする場合には、まず、調整具45を腰バ
ンド40の他方の端部40bの方向(矢印J方向)に移
動し、腰バンド40の長さを腰回りよりも長めにする。
腰バンド40は腰回りより長めに設定されいるので、ゆ
とりのある分、身体前面で、アームホルダー10に載置
された前腕部を前後に運動することができるようにな
る。この身体の前で行われる前腕部の前後の運動は、主
として、肘を支点とする前腕部の弧状運動であるが、こ
れに限らず、手首側を支点として肘部分を弧状運動する
ことも可能であり、肩を支点として肘から手首にかけて
前腕部全体を身体から遠ざけそして近づける運動をする
ことも可能である。そして、これらの運動の大きさは、
腰バンド40を長さを調整することによって行われる。
次に、アジャスター44でDリング25に連結されたフ
ック43の位置を決める。身体の前面での前後運動のう
ち、特に肘を支点とした弧状運動をする時には、この運
動につられてフック43が腰バンド40の他方の端部4
0b方向に移動するため、予定している大きさを越えた
弧状運動となり、肘や肩を痛めることも考えられる。こ
のようなことがないように、アジャスター44によりフ
ック43の位置決めがされる。 固定具46を、ズボンのベルト等の衣服の一部に固定
する。身体に対する腰バンド40の不要な移動を少なく
することができるので、アームホルダー10を身体に固
定する場合には、その固定をさらに強めることができる
し、前腕部を前後に運動しリハビリを行う際において
も、安定して行うことができる。
【0028】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1の腰バンド40の少なくとも一部に、例えばゴム
などの弾性部材を設けるものである。このため、アーム
ホルダーに包まれた前腕の前後運動において、腰バンド
40が弾性を有しない場合に比べ、適度な負荷をかけて
前腕を身体から遠ざける運動をすることが可能となり、
筋力トレーニングとしての効果をより高めることができ
る。なお、弾性部材は腰バンド40のうちの一部に設け
てもよく、また、腰バンド40すべてを弾性部材で形成
するようにしてもよい。
【0029】(実施の形態3)図6は、実施の形態3を
示すアームスリングBの全体図である。実施の形態3に
おいては、実施の形態1のアームスリングAにおいて、
腰バンド40とアームホルダー10との間に、長さ調整
が可能な調整具51を有する紐状の調整バンド(第1の
調整部材)50が連結されている。より詳細に述べれ
ば、実施の形態1における腰バンド40に対し、フック
43に替えて、移動自在な連結雌具(連結具)47が取
り付けられていて、この連結雌具47と調整バンド50
の一方の端部50aに取り付けられた連結雄具52とが
連結し、調整バンド50の他方の端部50bに取り付け
られているフック(連結具)53とアームホルダー10
の先端側20に取り付けられているDリング25とが連
結する。
【0030】上述の構成を有するアームホルダー10は
以下のようにして使用者に取り付けられる。 スリング30を首にかけ、スリング30のフック31
を、前腕部を載置したアームホルダー10のDリング2
3,24に連結する。 調整具32で、身体の前で吊り下げられたアームホル
ダー10の高さを適切な位置となるように調整する。 腰バンド40を、使用者の腰を一周して巻いた後に連
結雌具41と連結雄具42とを連結する。腰バンド40
の長さは、腰回りとほぼ同様の長さに調整する。 腰バンド40の連結雌具47に調整バンド50の連結
雄部52を連結する。 調整バンドのフック53をアームホルダー10のDリ
ング25に連結する。 調整具51によって調整バンド50の長さを調整する
とともにアジャスター44によって連結雌具47の位置
を固定し、アームホルダー10の身体前面からの距離を
規制する。すなわち、 a.アームホルダー10を身体の前面に密着させ固定さ
せるときには、調整具51で調整バンド50をある程度
短くした後に、アームホルダー10の先端側20が身体
に密着する位置にくるように、連結雌具47の位置をア
ジャスター44によって決定する。 b.リハビリをする場合には、アジャスター44で連結
雌具47の位置決めをした後、肘を支点とする前腕部の
弧状運動の大きさに応じて、調整バンド50の長さを調
整具51によって調整する。調整バンド50は、アーム
ホルダー10に包み込まれた腕と反対の腕側に取り付け
られているため、けがをしていない方の手で容易に調整
具51、アジャスター44を操作できるので、リハビリ
時の弧状運動の大きさを、使用者自ら必要に応じて適宜
に調整することができる。身体前面からの距離は調整バ
ンド50によって規制されるため、調整バンド50を所
定の長さに調整しておくと、必要以上に大きな弧状運動
となることはなく、肘や肩を傷めることはない。 固定具46を、ズボンのベルト等の衣服の一部に固定
する。身体に対する腰バンド40の不要な移動を少なく
することができるので、アームホルダー10を身体に固
定する場合には、その固定をさらに強めることができる
し、前腕部等を動かしてリハビリを行う際においても、
安定して行うことができる。
【0031】なお、上述は、肘を支点とした前腕部の弧
状運動のためのアームスリングであり、ループ状の腰バ
ンド40とアームホルダー10とが、アームホルダーの
基端側19で連結しているが、手首部を支点として、肘
側を弧状運動させる場合には、ループ状の腰バンド40
をアームホルダー10の先端側に連結させればよいし、
前腕部から肘にかけて、身体前面と平行に遠ざけたり近
づけたりする運動をする場合には、ループ状の腰バンド
をアームホルダーの中央下方に連結させればよい。ま
た、アームホルダー10を身体前面で固定するときに
は、実施の形態3のアームスリングAを使用し、身体の
前面での前腕部の前後運動を行うときには、実施の形態
3のアームスリングAに、連結雄具52に替えてフック
を取り付けた調整バンド50を取り付けて使用してもよ
い。
【0032】(実施の形態4)実施の形態4は、実施の
形態3における調整バンド50の一部又は全部がゴムな
どの弾性部材で形成されているものである。調整バンド
50が非弾性体である場合に比べ、負荷をかけて弧状運
動をすることができ、筋力トレーニングとしての効果を
より高めることができる。この場合において、調整バン
ド50の長さを、希望する弧状運動よりも大きな運動と
ならないように、調整具51であらかじめ調整しておく
と、必要以上に腕が身体前面から離れて弧状運動をする
ことがなく、肘や肩を傷めない。なお、調整バンド50
の弾性の強さは、調整具51により調整される調整バン
ド50の長さとアジャスター44の位置との組み合わせ
により、適宜調整が可能である。また、調整バンド50
の一部又は全部がゴムなどの弾性部材で形成されている
場合において、調整バンド50に加えて、アームホルダ
ー10の身体前面からの距離の限界を設定する安全部材
を、アームホルダー10と腰バンド40との間に連結す
ると、調整バンド50の弾性部材が切れたり、はずれた
りしたような場合であっても、安全部材によって身体前
面から前腕部までの距離に限界が設けられているので、
肘や肩に対し予定している運動よりも大きな負荷がかか
ることもなく、安全にリハビリを行うことができる。例
えば、一部又は全部がゴムなどの弾性部材で形成されて
いる実調整バンド50に加えて、実施の形態3の調整バ
ンド50と同様の構成の、非弾性体の紐状部材で形成さ
れている安全バンド(安全部材)を、連結雄部を有する
一方の端部を腰バンド40の連結雌具47に連接して設
けられた連結雌具に、フックを有する他方の端部をアー
ムホルダー10のDリング25に、それぞれ連結し、こ
の安全バンドを、調整具によってあらかじめ弧状運動の
最大の範囲の長さにしておくと、仮に調整バンド50の
弾性部材の連結がはずれたとしても、必要以上に前腕部
が身体前面から離れることがなく、肘や肩を傷めること
がない。また、実施の形態3の調整バンド50と同様の
構成の、非弾性体の紐状部材で形成されている安全バン
ド(安全部材)を、連結雄部を有する一方の端部を腰バ
ンド40の連結雌具47に、フックを有する他方の端部
をアームホルダー10のDリング25に、それぞれ連結
し、この安全バンドを、調整具によってあらかじめ弧状
運動の最大の範囲の長さに設定するととともに、安全バ
ンドより短めの紐状のゴム等の弾性部材で形成された調
整バンドを、一方の端部を腰バンド40のアジャスター
44と連結雌部47との間の部分に、他方の端部をアー
ムホルダー10のDリング25に、それぞれ連結しても
よい。
【0033】(実施の形態5)図7は、本実施の形態5
を示すアームスリングCの全体図である。腰バンド60
は、実施の形態1では、一方の端部40aと他方の端部
40bとがいずれも基端側19に連結されるループ状に
なっているのに対し、本実施の形態では、一方の端部6
0aがアームホルダー10の基端側19に連結され、他
方の端部60bがアームホルダー10の先端側20に連
結される構成になっている。すなわち、実施の形態1に
おいては、腰バンド40は使用者の腰を一周して取り付
けられるのに対し、本実施の形態においては、腰バンド
60は使用者の背中にあてがわれ腰を半周して取り付け
られる構成になっている。腰バンド60とアームホルダ
ー10とは、アームホルダー10の基端側19のフック
(連結具)27と腰バンドの一方の端部60aのDリン
グ(連結具)63とが、また、アームホルダー10の先
端側短辺16、17のうち身体側の短辺16の下方に取
り付けられているDリング(連結具)25と腰バンド6
0の他方の端部60bのフック(連結具)64とが、そ
れぞれ係脱自在に結合される。腰バンド60には、腰バ
ンド60の長さを調整する調整具61と、衣服の一部を
狭持して腰バンド60をとめる固定具46が取り付けら
れている。
【0034】上述の構成を有するアームホルダー10は
以下のようにして使用者に取り付けられる。 スリング30を首にかけ、スリング30のフック31
を、前腕部を載置したアームホルダー10のDリング2
3、24に連結する。 調整具32で、身体の前で吊り下げられたアームホル
ダー10の高さを適切な位置となるように調整する。 腰バンド60の一方の端部60aをアームホルダー1
0の基端側19に、他方の端部60bをアームホルダー
10の先端側20に連結する。 調整具61によって腰バンド60の長さを調整するこ
とにより、アームホルダー10の身体前面からの距離を
規制する。すなわち、 a.アームホルダー10を身体前面に密着させ固定させ
るときには、調整具61を腰バンド60の一方の端部6
0aの方向(矢印K方向)に移動し、アームホルダー1
0の先端側20が身体に密着する位置にくるように、D
リング25に連結されたフック64の位置を決める。 b.リハビリをする場合には、調整具61を腰バンド6
0の他方の端部60bの方向(矢印J方向)に移動し、
腰バンドの長さを上記a.の場合よりも長めにする。腰
バンドは上記a.より長めに設定されいるので、ゆとり
のある分、身体前面で、アームホルダー10に載置され
た前腕部を動かすことができるようになる。リハビリ
は、主として、肘を支点として、身体の前で、前腕部を
弧状運動をすることによって行われるが、これに限ら
ず、手首部を支点として肘部分を弧状運動することも可
能であり、肩を支点として前腕部から肘にかけて前腕部
全体を身体から遠ざけそして近づける運動をしてもよ
い。そして、これらの運動を大きなものにしようとする
ときには、腰バンド60を比較的長めに調整すればよ
く、小さなものにしようとするときには、腰バンド60
を比較的短めに調整すればよい。なお、アームホルダー
10の身体前面からの距離は腰バンド60によって規制
されるため、あらかじめ腰バンド60の長さを調整して
おけば必要以上に大きな弧状運動となることはなく、肘
や肩を傷めることはない。 固定具46を、ズボンのベルト等衣服一部に固定す
る。身体に対する腰バンド60の不要な移動を少なくす
ることができるので、アームホルダー10を身体に固定
する場合には、その固定をさらに強めることができる
し、前腕部等を動かしてリハビリを行う際においても、
安定して行うことができる。固定具46は、アームホル
ダー10の先端側20の脇腹近傍に取り付けると肘を支
点とする弧状運動のリハビリの際にアームホルダー10
を身体の前面に近づけたと時においても、腰ベルト60
がゆるむことがなく、好適である。同様に、手首部を支
点として弧状運動をするときには、アームホルダー10
の基端側19の脇腹近傍に取り付けるとよく、身体と平
行にアームホルダー10を遠ざけたり近づけたりする運
動をする場合には、背中の近傍に取り付けるとよい。な
お、本実施の形態は、Dリングとフックでアームホルダ
ー10と腰バンド60とが連結されているが、これに限
る必要はなく、例えばアームホルダー10と腰バンド6
0とが双方ともフックで連結されるものであってもよ
く、また、例えば、縫合されていたり、面ファスナーで
連結されるものであってもよい。ただし、左右の前腕に
兼用して使用する場合には、腰バンド60の両端がアー
ムホルダー10と係脱自在になっていて、アームホルダ
ー10を二つ折りにした底部13の中心線Cを通る垂直
面に対して左右対称に連結できるようになっていること
がことが好ましい。また、本実施の形態の腰バンド60
の少なくとも一部に、例えばゴムなどの弾性部材を設け
てもよい。このような構成をとると、身体の前で前腕部
の前後の運動をするときに、腰バンド60が弾性を有し
ない場合に比べ、負荷をかけて運動をすることができ、
筋力トレーニングとしての効果をより高めることができ
る。
【0035】(実施の形態6)図8は、実施の形態6を
示すアームスリングDの全体図である。本実施の形態
は、実施の形態5において、腰バンド60とアームホル
ダー10との間に、長さ調整が可能な調整具71を有す
る紐状の調整バンド(第1の調整部材)70を連結させ
たものである。より詳細に述べれば、腰バンド60の他
方の端部60bに取り付けられたフック(連結具)64
と調整バンド70の一方の端部70aに取り付けられた
Dリング(連結具)72とが連結し、調整バンド70の
他方の端部70bに取り付けられているフック(連結
具)73とアームホルダー10の先端側20に取り付け
られているDリング(連結具)25とが連結する。使用
者へのアームスリングDの取り付けは、腰バンド60と
アームホルダー10とが調整バンド70を介して取り付
けられる点を除き、実施の形態5とほぼ同じである。本
実施の形態において、アームホルダー10を身体前面に
密着させ固定させるときには、腰バンド60と調整バン
ド70のそれぞれの調整具61、71を使って、アーム
ホルダー10の先端側20が身体に密着する位置にくる
ように、Dリング25に連結されたフック73の位置を
決める。この場合、腰バンド60と調整バンド70のそ
れぞれの調整具61、71でおおよその調整しておき、
装着した後に、調整バンド70の調整具71で密着固定
されるように調整すると、使用者自らが、自由に使える
方の手で調整が可能となるので便利である。また、リハ
ビリをするときは、腰バンド60と調整バンド70のそ
れぞれの調整具61、71を使って、腰バンドの長さを
アームホルダー10を身体前面に密着させ固定させると
きよりも長めにする。長めに設定されていて、ゆとりの
ある分、身体前面で、アームホルダー10に載置された
前腕部を動かすことができるようになる。調整バンド7
0は、アームホルダー10に包み込まれた腕と反対の腕
側に取り付けられているため、けがをしていない方の手
で容易に調整バンド70の調整具71を調整し、アーム
ホルダー10と身体前面からの距離を調節することがで
きる。したがってリハビリ時の腕の移動可能な範囲を必
要に応じて適宜に調整することができる。また、調整バ
ンド70がゴムなどの弾性部材で形成されていてもよ
い。調整バンドが非弾性体である場合に比べ、負荷をか
けて運動をすることができ、筋力トレーニングとしての
効果をより高めることができる。また、調整バンド70
の一部又は全部がゴムなどの弾性部材で形成されている
場合において、調整バンド70に加えて、アームホルダ
ー10の身体前面からの距離の限界を設定する安全部材
を、アームホルダー10と腰バンド60との間に連結す
ると、調整バンド70の弾性部材が切れたり、はずれた
りしたような場合であっても、安全部材によって身体前
面から前腕部までの距離に限界が設けられているので、
肘や肩に対し予定している運動よりも大きな負荷がかか
ることもなく、安全にリハビリを行うことができる。例
えば、一部又は全部がゴムなどの弾性部材で形成されて
いる調整バンド70に加えて、本実施の形態の調整バン
ド70と同様の構成の、非弾性体の紐状部材で形成され
ている安全バンド(安全部材)を、Dリングを有する一
方の端部を腰バンド60のフック64に、フックを有す
る他方の端部をアームホルダー10のDリング25に、
それぞれ連結し、この安全バンドを、調整具によってあ
らかじめ弧状運動の最大の範囲の長さにしておくと、仮
に調整バンド70の弾性部材の連結がはずれたとして
も、必要以上に前腕部が身体前面から離れることがな
く、肘や肩を傷めることがない。また、本実施の形態の
調整バンド70と同様の構成の、非弾性体の紐状部材で
形成されている安全バンド(安全部材)を、Dリングを
有する一方の端部を腰バンド60のフック64に、フッ
クを有する他方の端部をアームホルダー10のDリング
25に、それぞれ連結し、この安全バンドを、調整具に
よってあらかじめ弧状運動の最大の範囲の長さに設定す
るととともに、安全バンドより短めの紐状のゴム等の弾
性部材で形成された調整バンドを、一方の端部を腰バン
ド60のフックに、他方の端部をアームホルダー10の
Dリング25に、それぞれ連結してもよい。なお、アー
ムホルダー10を身体前面に密着させ固定させるときに
は、実施の形態5のアームスリングC、リハビリをする
ときには、実施の形態6おアームスリングDの組み合わ
せにより、アームスリングを使用者に取り付けてもよ
い。
【0036】(実施の形態7)本実施の形態は、実施の
形態1から実施の形態6におけるアームスリングA、
B、C、Dにおいて、係脱自在なフック、Dリング等の
連結具が、それぞれの組ごとに異なる色彩が付されてい
る。すなわち、実施の形態1から実施の形態6の、スリ
ング30の先端に取り付けられたフック31とこれと結
合するアームホルダー10の一対の長辺14、15先端
近傍に取り付けられた一対のDリング23、24、アー
ムホルダー10の基端側19の連結雌具41とこれと結
合する腰バンド40の先端に取り付けられた連結雄具4
2、腰バンド40に移動自在に取り付けられたフック4
3とこれと結合するアームホルダー10の下方先端側2
0に取り付けられたDリング25、また、実施例3、4
の、腰バンド40に取り付けられた移動自在の連結雌具
47とこれと結合する調整バンド50の一方の端部50
aに取り付けられた連結雄具52、調整バンド50の他
方の端部50bに取り付けられたフック53とこれと結
合するアームホルダー10の先端下方に取り付けられた
Dリング25、実施の形態5の、フック64とDリング
25、実施の形態6の、フック64とDリング72、フ
ック73とDリング25、実施の形態5、6の、フック
27とDリング63、とをそれぞれの組ごとに色分けす
る。これによって、同色ごとに連結すれば、連結具の組
み合わせを間違えることなく容易に連結ができる。
【0037】(実施の形態8)本実施の形態において
は、実施の形態1から実施の形態6におけるアームスリ
ングA、B、C、Dが、アームホルダー10を二つ折り
にした底部13の中心線Cを通る垂直面に対して左右対
称となるように形成されている。具体的には、以下のよ
うな構成を有する。アームホルダー10は、中心線Cを
通る垂直面に対して左右対称の形状をしており、これに
設けられている連結具も左右対称に取り付けられてい
る。実施の形態1から6においては、腰バンド40、6
0又は調整バンド50、70を連結する、アームホルダ
ー10の先端下方に取り付けられているDリング25
は、身体側にのみ取り付けられているが、本実施の形態
においては、左右対称に、Dリング25、26(図1、
3、6、7、8参照)が取り付けられている。スリング
30は、短辺11、12の縫合部分、すなわち、基端側
19のアームホルダー10を二つ折りにした底部13の
中心線Cを通る垂直面に左右対称に縫合されている。腰
バンド40、60も、左右対称にとりつけることが可能
な構成になっている。例えば、実施の形態1から4に記
載の腰バンド40において、実施の形態3で述べたよう
に、腰バンドの両端部40a、40bとアームホルダー
10の基端側19との連結が、相互に係脱可能なフック
とリングによって行われていたり、アームホルダー10
の短辺11、12の縫合部分にループ状の腰バンド40
が、ビス等によって回転自在に取り付けられ左右対称に
反転できる構成となっている。また、前述のとおり、実
施の形態5におけるアームホルダー10と腰バンド6
0、実施の形態6におけるアームホルダー10と、調整
バンド70の取り付けられた腰バンド60とは、それぞ
れ係脱自在に結合されているので、これらは左右対称に
アームホルダーに連結できるようになっている。さら
に、実施の形態1から6に記載の固定具46も、腰バン
ド40、60と支持部46aとの係脱、支持部46aと
メタルクリップとの係脱が自由なので、左右対称に腰バ
ンドへの取り付けが可能である。上述のような左右対称
の構成とすることによって、1個のアームスリングA、
B、C、Dが左右いずれの前腕部を包み込むことができ
るので、製造が煩雑でなく、また、コストも低廉にする
ことができる。
【0038】(実施の形態9)本実施の形態は、実施の
形態1のアームスリングAから腰バンドを取り除いたも
のである。アームホルダー10は、先端側20がファス
ナー21で開閉自在に形成されているので、ファスナー
21を閉じれば手首を保護することができ、開けば手先
のリハビリ運動が可能となる。アームホルダー10を腕
に載置したまま、先端側20の開閉部から固定板を挿脱
できるので便利である。
【0039】(実施の形態10)本実施の形態は、実施
の形態5のアームスリングCの腰バンド60に替えて、
調整バンド(第2の調整部材)を、アームホルダー10
の先端側20に取り付けたものである。この調整バンド
は、実施の形態6の第1の調整バンド70の一方の端部
70aに取り付けられたDリング25を、衣服の一部に
固定する固定具に替えたものである。すなわち、この調
整バンドの他方の端部に取り付けられたフックがアーム
ホルダー10の先端側20のDリング25と連結し、他
方の端部に取り付けられた固定具で使用者の衣服の一部
に固定する。この固定具は、衣服に固定できるものであ
れば、例えば、ピン留め部を有するものであっても、実
施の形態5、6で使用されているメタルクリップ46b
のような狭持部を有するものであってもよい。アームホ
ルダー10を身体前面で密着固定するときには、調整バ
ンドは、アームホルダー10の先端側20の衣服に固定
具で固定された後調整バンドに取り付けられている調整
具によってアームホルダー10の先端側20が身体の前
面に密着するように調整される。一方、リハビリをする
ときには、調整バンドに取り付けられている調整具を使
って調整バンドを長くし、肘を支点とした前腕部の弧状
運動を可能とする。また、調整バンドの少なくとも一部
にゴムなどの弾性部材を設けると、負荷ををかけてリハ
ビリを行うことができる。なお、アームホルダー10の
基端側19にも同様の調整部材をつけると、アームホル
ダー10を身体前面で固定するときには、さらに安定し
て固定できるし、リハビリをするときには、肘を支点と
するさらに安定した弧状運動をすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
骨折等のけがの初期段階においては、身体の前でアーム
ホルダーが揺動しないように固定するとともに、手首や
指先部分をアームホルダーで保護する一方、徐々に治癒
して行くに従い、アームスリングを装着したままでも、
身体の前面での前腕の前後の運動による筋力トレーニン
グを安全に行うことができるともに、指先を自由に運動
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるアームスリングの全体
図。
【図2】実施の形態1におけるアームホルダーの製造過
程を示す図、
【図3】実施の形態1における開状態におけるアームホ
ルダーの上面図
【図4】実施の形態1のアームスリングを装着した状態
を示す斜め正面から見た図。
【図5】実施の形態1のアームスリングを装着した状態
を示す背面から見た図。
【図6】実施の形態2におけるアームスリングの全体
図。
【図7】実施の形態5におけるアームスリングの全体
図。
【図8】実施の形態6におけるアームスリングの全体
図。
【符号の説明】
A、B、C、D アームスリング 10 アームホルダー 13 保持部(固定板保持袋) 19 基端側 20 先端側 21 ファスナー 23、24、25、26 連結具(Dリング) C 底部の中心線 30 スリング 30a 一方の端部 30b 他方の端部 31 連結具(フック) 32 調整具 40、60 規制部材(腰バンド) 40a、60a 一方の端部 40b、60b 他方の端部 41 連結具(連結雌具) 42 連結具(連結雄具) 43 連結具(フック) 44 アジャスター 46 固定具 47 連結具(連結雌具) 50、70 第1の調整部材(調整バン
ド) 51、71 調整具 52 連結具(連結雄具) 53 連結具(フック)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肘から曲げた状態の腕を身体の前で吊り
    下げるためのアームスリングにおいて、 前記肘から手先にかけてを包み込む布状のアームホルダ
    ーと、 前記アームホルダーのうちの前記肘に対応する基端側と
    前腕部の手首側に対応する先端側に対し、一方の端部が
    前記基端側に連結され、他方の端部が前記先端側に連結
    され、中央部が肩にかけられる紐状のスリングと、 前記アームホルダーを前記身体に連結する規制部材と、
    を備え、 前記規制部材は、前記スリングにより吊り下げられてほ
    ぼ高さ位置が規制された状態における前記アームホルダ
    ーについて、前記アームホルダーの前記身体前面からの
    距離を規制する、 ことを特徴とするアームスリング。
  2. 【請求項2】 前記規制部材は、前記アームホルダーが
    直接的に又は間接的に連結される腰バンドを有する、 ことを特徴とする請求項1記載のアームスリング。
  3. 【請求項3】 前記規制部材は、前記アームホルダーの
    前記基端側と前記先端側とが前記腰バンドに直接的に連
    結されている、 ことを特徴とする請求項2記載のアームスリング。
  4. 【請求項4】 前記規制部材は、前記アームホルダーと
    前記腰バンドとの間に介装されて前記アームホルダーと
    前記腰バンドとを連結する第1の調整部材を有する、こ
    とを特徴とする請求項2記載のアームスリング。
  5. 【請求項5】 前記第1の調整部材は、紐状部材であ
    る、 ことを特徴とする請求項4記載のアームスリング。
  6. 【請求項6】 前記紐状部材は、長さ調整可能な調整具
    を有している、 ことを特徴とする請求項5記載のアームスリング。
  7. 【請求項7】 前記第1の調整部材の少なくとも一部に
    弾性部材が設けられている、 ことを特徴とする請求項4、5、又は6記載のアームス
    リング。
  8. 【請求項8】 前記アームホルダーと前記腰バンドとの
    間に介装されて前記アームホルダーと前記腰バンドとを
    連結し前記アームホルダーの前記身体前面からの距離の
    限界を設定する安全部材を有する、ことを特徴とする請
    求項7記載のアームスリング。
  9. 【請求項9】 前記腰バンドは、長さ調整可能な調整具
    と使用者の衣服に係合可能な固定具とを有している、 ことを特徴とする請求項2、3、4、5、6、7又は8
    に記載のアームスリング。
  10. 【請求項10】 前記腰バンドの少なくとも一部に弾性
    部材が設けられている、 ことを特徴とする請求項2に記載のアームスリング。
  11. 【請求項11】 前記アームホルダーは、少なくとも前
    記先端側が開閉自在に形成されている、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載のアームスリング。
  12. 【請求項12】 前記アームホルダーは、底部における
    前記基端側から前記先端側にかけて、前記前腕部を載置
    する固定板が挿脱自在に挿着される保持部を有すること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9、10又は11記載のアームスリング。
  13. 【請求項13】 前記アームホルダーは、メッシュによ
    って形成されている、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11又は12記載のアームスリング。
  14. 【請求項14】係脱自在な連結具が少なくとも二組以上
    使用されて連結が行われる場合において、前記連結具
    は、それぞれの組ごとに異なる色彩が付されている、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12又は13記載のアームスリン
    グ。
  15. 【請求項15】前記アームホルダーは、底部の中心線を
    通る垂直面に対して左右対称に形成されている、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13又は14記載のアーム
    スリング。
  16. 【請求項16】 肘から曲げた状態の腕を身体の前で吊
    り下げるためのアームスリングにおいて、 肘から手先にかけてを包み込む布状のアームホルダー
    と、 前記アームホルダーのうちの前記肘に対応する基端側と
    前記前腕部の手首側に対応する先端側に対し、一方の端
    部が前記基端側に連結され、他方の端部が前記先端側に
    連結され、中央部が肩にかけられる紐状のスリングと、
    を備え、 前記アームホルダーは、少なくとも前記先端側が開閉自
    在に形成されている、 ことを特徴とするアームスリング。
  17. 【請求項17】 前記アームホルダーは、底部における
    前記基端側から前記先端側にかけて、前記前腕部を載置
    する固定板が挿脱自在に挿着される保持部を有する,こ
    とを特徴とする請求項16記載のアームスリング。
  18. 【請求項18】 前記規制部材は、一方の端をアームホ
    ルダーと連結し他方の端を使用者の衣服の一部に連結す
    る第2の調整部材を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のアームスリング。
  19. 【請求項19】 前記第2の調整部材の少なくとも一部
    に弾性部材が設けられている、 ことを特徴とする請求項18記載のアームスリング。
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