JPH11113713A - 蒸気発生機能付食品搬送装置 - Google Patents

蒸気発生機能付食品搬送装置

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JPH11113713A
JPH11113713A JP28638197A JP28638197A JPH11113713A JP H11113713 A JPH11113713 A JP H11113713A JP 28638197 A JP28638197 A JP 28638197A JP 28638197 A JP28638197 A JP 28638197A JP H11113713 A JPH11113713 A JP H11113713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸し料理、保温を必要とする料理等を、蒸し
或いは保温等を行いながら搬送し客に提供し得る蒸気発
生機能付食品搬送装置を提供すること。 【解決手段】 複数の連結チップ5を連結することによ
りドーナツ状の食品搬送テーブルTを構成すると共に連
結チップ5の板面に貫通孔8を設け、一方本体1内部に
は搬送テーブルTに沿って複数の蒸気排出孔10を有す
る蒸気パイプ9を設ける。蒸気パイプに高温蒸気を通
し、蒸気排出孔10、貫通孔8を介して搬送テーブルT
上に蒸気を排出することにより、搬送テーブルT上に載
置された食品の蒸し或いは保温を行いながら客に食品を
搬送する。 【効果】 移動式の搬送テーブルTを用いて客に各種食
品を搬送し得る食品搬送装置において、蒸し立ての料
理、或いは暖かい料理を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸籠等に入れた食
品を客に搬送する装置であって、蒸気を発生して食品の
保温等の機能を有する蒸気発生機能付食品搬送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食堂等で客の座るカウンター等に
沿ってコンベヤ方式の移動式搬送テーブルを設け、皿の
上に盛った寿司等の食材を該テーブルに順次乗せて行く
ことにより、該食材を客に提供し、客は目前で搬送され
て行く食材の内、自分の好みの食材の皿を任意に選択し
て食べることのできる寿司等の食材搬送装置が実用化さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
装置は、寿司等の保温を必要としない食材には適してい
るが、例えば、中華饅頭、ぎょうざ、しゅうまい等の保
温を必要とする食材、或いは暖かい方が美味しい食材等
は、搬送テーブル上で搬送されている間に冷えてしま
い、美味しさが半減してしまうため、このような保温を
必要とする食材には適用することができないとの問題が
あった。
【0004】本発明は、蒸籠等に入れた食品を客に搬送
する装置であって、搬送テーブルから蒸気を発生して食
品の蒸し、保温等を可能とし、蒸しや保温を必要とする
食材、酒、通常暖かい状態で食べる食材等にも適用可能
な蒸気発生機能付食品搬送装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1に、筒状の外周壁を設けると共に、該
外周壁に対して所定距離を隔てた内周側に該外周壁と相
似形状の筒状の内周壁を設けることにより、これらの両
壁の間に無端案内開口溝を形成し、上記無端案内開口溝
の内部に上記開口溝に沿う支持レールを設けると共に、
上記無端案内開口溝の内部に同案内開口溝に沿う蒸気パ
イプを設け、該パイプ上面に所定間隔毎に蒸気排出孔を
穿設し、一方、板面前端下面に連結ピンが設けられ、後
面には連結孔を有し、板面に複数の貫通孔の穿設された
連結チップを複数個形成し、一方の連結チップの連結ピ
ンを他方の連結チップの連結孔に挿通した連結状態でこ
れら連結チップを上記無端案内開口溝内の上記支持レー
ルに支持することで上記無端案内開口溝を閉鎖し、上記
支持レール上の連結チップを駆動手段で駆動することに
より、同チップを上記無端案内開口溝に沿って移動させ
ることにより搬送テーブルを形成し、かつ上記蒸気パイ
プ内に蒸気を通すことにより上記蒸気排出孔から排出さ
れた蒸気を上記無端案内開口溝を介して上記連結チップ
の貫通孔より排出するものであることを特徴とする蒸気
発生機能付食品搬送装置により構成されるものである。
従って、駆動手段で連結チップを駆動すると、各連結チ
ップは支持レールに支持された状態で無端案内開口溝に
沿って連続的に回動し、搬送テーブルを形成する。ま
た、蒸気パイプに例えば高温蒸気を通すと、該蒸気はパ
イプに設けられた蒸気排出孔から排出され、上記開口溝
を介して各連結チップの貫通孔から外部に排出される。
従って、搬送テーブル上に例えば中華料理等を入れた蒸
籠等を載置することで、上記排出された蒸気によって上
記中華料理を蒸しながら搬送することができ、上記本体
近傍に設けられたカウンターで客は蒸し立ての料理を食
べることができる。第2に、上記外周壁は直線部及び湾
曲部を有する筒状壁であり、上記内周壁は上記外周壁と
相似形状の筒状壁であることを特徴とする上記第1記載
の蒸気発生機能付食品搬送装置により構成されるもので
ある。搬送テーブルは、一方の連結チップの連結ピンを
他方の連結チップの連結孔に挿通して連結されるので、
無端案内開口溝に湾曲部があっても、連結ピンを支点と
して他方の連結チップが回転しながらスムーズに移動す
ることができる。また、上記外周壁の直線部に対応して
カウンター等を配置することにより、カウンターに座っ
た客は、搬送テーブルで搬送されてくる各種料理を自由
に取って食べることができる。第3に、上記連結チップ
を、上記連結ピン及び貫通孔を有する本体板と、上記本
体板後端下面に設けられ上記連結孔を有する連結板とよ
り構成することにより上記本体板と連結板との間に段部
を形成し、各連結チップを連結した状態において一方の
連結チップの本体板前端が他方の連結チップの上記段部
に係合することにより、各連結チップ上面が同一平面の
搬送テーブルを形成することを特徴とする上記第1又は
第2記載の蒸気発生機能付食品搬送装置により構成され
るものである。従って、連結された連結チップ上面が同
一平面となるので、連結チップ上に載置された食品等を
安定して搬送することができる。第4に、上記搬送テー
ブルに隣接して同搬送テーブルと同様の構成の加熱用搬
送テーブルを設け、該加熱用搬送テーブルを加熱エリア
収納函内に収容し、上記搬送テーブル上を搬送されてき
た食品を加熱用搬送テーブルに誘導するものであること
を特徴とする上記第1記載の蒸気発生機能付食品搬送装
置により構成されるものである。加熱用搬送テーブルの
蒸気パイプに移送エリアの蒸気パイプに通す蒸気よりも
高温又は高圧の蒸気を通すことにより、加熱エリアに移
行してきた食品を加熱することができ、食品の温度の低
下を防止することができる。また、食品を移送する移送
エリアと食品を加熱する加熱エリアを分離することによ
り、食品の移送エリアでは加熱エリアに比べて食品の蒸
し、保温等のために比較的低温又は低圧の蒸気で良いこ
とになり、効率的な食品の保温等が可能となり、移送エ
リアにおいて客の火傷等の危険性を減少することができ
る。第5に、上記搬送テーブルの上面を覆う透明カバー
を設けると共に、同カバーに食品取り出し用の開閉蓋を
設けたことを特徴とする上記第1記載の蒸気発生機能付
食品搬送装置により構成されるものである。従って、食
品が透明カバー内を搬送されるため衛生的であるだけで
なく、火傷等の危険性を防止でき、また店内に蒸気が充
満するのを防止することもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図12に基づいて
本発明の一実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明
に係る蒸気発生機能付食品搬送装置の全体構成を示す斜
視図であり、同図において1は横断面略々ドーナツ形状
の本体であり、客のカウンターMに対面する直線部1
a,1aと、同直線部1a,1aを接続する湾曲部1
b,1bを有している。これら直線部1a,1a及び湾
曲部1b,1bの上部は相似形状の同心筒状の外周壁2
及び内周壁2’により一定間隔のドーナツ状無端案内開
口溝3を以って全周に亙り開口しており(図2参照)、
同開口溝3の内側対向側面には後述する連結チップ5,
・・・を載置するための一対の支持レール4,4’が上
記開口溝3内周全周に沿って設けられている。尚、カウ
ンターMは上記湾曲部1b,1bに沿って設けても良
い。
【0007】5,・・・は複数の同一形状の上記連結チ
ップであり、互いに連結された状態で上記レール4,
4’上に載置されることで、上記案内開口溝3を閉鎖す
るものである。上記連結チップ5の1つは、図3
(a),(b)に示すように前後に同一方向に湾曲した
湾曲部6a,6bを有する本体板6と、同板6後部の上
記湾曲部6bの下面側より後方に延出するように設けら
れた連結板7により構成されており、上記本体板6後部
の湾曲部6bと連結板7との間には段部6cが形成され
ている。また上記本体板6の前端部下面には下方向けて
連結ピン6dが設けられていると共に、上記本体板6の
板面には5つの蒸気排出用の貫通孔8,・・・が穿設さ
れ、さらに、上記連結部7には他の連結チップの連結ピ
ン6dが挿通される連結孔7aが穿設されている。
【0008】これらの連結チップ5,・・・は図4に示
すように一方の連結チップ5の連結ピン6dを他方の連
結チップ5の連結板7の連結孔7aに挿入することによ
り連結され、かかる連結状態において他方の連結チップ
5の後方の湾曲部6bにより形成される段部6cに一方
の連結チップ5の前端の湾曲部6aが係合し、かかる係
合状態で図5に示すように上記連結ピン6dを支点とし
て他方の連結チップが矢印A,B方向に回転し得る構成
となっている。また、上記段部6cの高さは他方の連結
チップ5の本体板6の厚みと同一なので、上記連結状態
において一方の連結チップ5の本体板6上面と他方の連
結チップ5の本体板6上面は同一平面となる。そして、
これら複数の連結チップ5,・・・を上記本体1のレー
ル4,4’上に連結状態で載置して行き、図1に示すよ
うに本体1の開口溝3をこれら連結チップ5,・・・で
閉鎖する。かかる閉鎖状態において、連結チップ5,・
・・はその上面全体が同一平面となって料理等を本体板
上面に載置可能な状態となり、また全体が矢印C方向に
回動可能な搬送テーブルTが構成される。
【0009】9は上記本体1の内部の上記レール4,
4’下方に設けられた分離壁2”上に固設され、上記開
口溝3に沿って全周に亙り設けられた蒸気パイプであり
(図2参照)、上面に所定間隔で蒸気排出孔10,・・
・が穿設されており(図7参照)、内部に通された高温
蒸気が同排出孔10,・・・から上方に排出されるよう
になっている。上記分離壁2”は、上記本体1の全周に
亙り設けられており、上記内外周壁2,2’と共に上記
無端案内開口溝3を形成するものである。また該分離壁
2”は、上記本体1内部を本体内部上側と本体内部下側
に分離するものであり、上記分離壁2”と内外周壁2,
2’及び上記連結チップ5,・・・により上記本体内部
上側に閉鎖空間Sが構成され(図6参照)、上記パイプ
9から排出された蒸気は上方の連結チップ5の本体板の
貫通孔8,・・・のみを通って本体板6上方に排出され
るように構成されている(図7参照)。尚、図1中9’
はパイプ9の蒸気出口である。
【0010】11は上記連結チップ5,・・・を矢印C
方向に駆動するためのスプロケットであり(図8乃至図
10参照)、本体1の内周部適所に固設された駆動モー
タ13のプーリに結合されており、該スプロケット11
の歯11aが本体内周壁2’に設けられたスプロケット
用窓12(図2参照)を介して本体1内部に入り込み、
同スプロケット11の歯11aが上記連結チップ5の連
結ピン6dに係合するように構成されている。従って、
上記モータ13により上記スプロケットを矢印D方向に
回転駆動するとその歯11aが連結チップ5,・・・の
連結ピン6dに順次係合して同ピン6dを矢印C方向に
移動させるため、同スプロケット11を矢印D方向に回
転駆動することにより連結チップ5,・・・全体を矢印
C方向に回動させることができる。尚、上記スプロケッ
ト11は図10に示すように上記レール4,4’と上記
パイプ9との間に位置しており、かかる位置で上記連結
ピン6d,・・・に係合するように構成されている。
尚、上記スプロケット11及び駆動モータ13により駆
動手段が構成されている。
【0011】図9の本体1’は図1の本体1とは異な
り、4つの湾曲部1a’乃至1d’を有する形状となっ
ているが、本体1の形状はこれらの形状に限らず、各種
の形状が考えられる。また、図1において1cは上記駆
動モータ13及びスプロケット11等の駆動部分を収納
する収納部である。
【0012】図11は図6に示す連結チップ5を本体1
に保持する構成についての他の実施の形態を示すもので
あり、連結チップ5’における連結部7’の左右側面に
突出部7b,7b’を設け、一方本体1の内外周壁面
2,2’の内壁に上記突出部7b,7b’に対応する凹
部4a,4a’を設け、上記突出部7b,7b’を上記
凹部4a,4a’に嵌合させることにより上記連結チッ
プ5’,・・・を上記本体1に保持するものである。か
かる構成によっても、上記連結チップ5,・・・を上記
本体1に矢印C方向に回動可能に保持することができ
る。
【0013】本発明は上述のように構成されるものであ
り、図1に示すように本体1の直線部分1aに沿うよう
にカウンターMを設け、駆動モータ13を駆動すると、
スプロケット11が矢印D方向に回転し、同スプロケッ
ト11の歯11aが連結チップ5,・・・の連結ピン6
dに順次係合して同ピンを矢印C方向に駆動するため、
連結チップ5,・・・全体が搬送テーブルとして矢印C
方向に回動する。湾曲部1a’1b,1b’,1c’,
1d’においては、各連結チップ5,・・・はこれら湾
曲部に沿って連結ピン6dを支点として回転しながら進
行するので、これら湾曲部においても搬送テーブルTと
してスムーズに進行することができる。
【0014】また、かかる駆動状態で蒸気パイプ9に高
温蒸気を通すと、同蒸気は本体1内に配置されるパイプ
9内を通って本体1内を循環し、パイプ9内の蒸気は同
パイプ9の蒸気排出孔10より本体内部上側の閉鎖空間
S内に噴出し、該空間Sを介してさらに連結チップ5,
・・・の貫通孔8,・・・全体から上方に噴出する(図
7の状態)。この状態で、いわゆる飲茶料理等に使用す
る円筒形の蓋付き木製の蒸籠14内に、中華饅頭、ぎょ
うざ、しゅうまい等の料理を各別に入れ、同蒸籠14を
搬送テーブルT上に載置すると(図12参照)、同蒸籠
14は搬送テーブルTにより矢印C方向に搬送され、客
のカウンターM前を通過する。このとき、上記搬送テー
ブルTの貫通孔8からは高温蒸気が噴出しているので、
同蒸気は蒸籠14内に侵入し蒸籠14内はかかる蒸気に
より蒸されるため、同料理の蒸し、保温を行いながら同
料理を搬送することができ、客は出来立て(蒸したて)
の暖かい料理を食べることができる。
【0015】また、料理を入れる容器は上記蒸籠14に
限らず、熱伝導性の良い材料を使用した茶碗等を使用し
ても良く、かかる茶碗に例えば粥等を入れて搬送テーブ
ルTで搬送することにより、貫通孔8から噴出する高温
蒸気で粥の保温をすることができ、搬送中に料理が冷え
てしまうことがなく、客は常に暖かい料理を食べること
ができる。さらに、容器に入れた酒類等を搬送テーブル
T上に置いて搬送することにより、貫通孔8から噴出す
る高温蒸気で酒類の保温をすることができ、搬送中に酒
類が冷えてしまうことがない。
【0016】従って、蒸し料理、保温を必要とする食
材、酒、通常暖かい状態で食べる食材、或いは暖かい方
が美味しい食材等を蒸しながら、或いは保温をしながら
搬送することができ、客に蒸し立て、或いは暖かい料理
を提供することができる。
【0017】また、搬送テーブルTは、一方の連結チッ
プの連結ピン6dを他方の連結チップの連結孔7aに挿
通することで構成されるので、案内開口溝3に湾曲部1
b等があっても、連結ピン6dを支点として他方の連結
チップが回転しながらスムーズに移動することができ
る。また、連結された連結チップ5,・・・上面が同一
平面となるので、連結チップ上に載置された食品等を安
定して搬送することができる。
【0018】図13に示すものは、本発明に係る蒸気発
生機能付食品搬送装置の第2の実施の形態を示すもので
あり、上記図1に記載の食品搬送テーブルTと同一構成
の横断面略円筒状の本体1”の一部を延長して、加熱用
の搬送テーブルT’を設けたものである。上記加熱用の
搬送テーブルT’は、カウンターMの置かれた移送エリ
アLとは分離された加熱エリア収納函15内に収納さ
れ、上記保温用の蒸気パイプ9とは別の加熱用の蒸気パ
イプ9’を食品搬送テーブルT’の連結チップ5下面に
沿って設け、該蒸気パイプ9’に移送エリアLの蒸気よ
りも高温又は高圧の食品加熱用の蒸気を通すものであ
る。かかる第2の実施例によると、図13中矢印で示す
ように客のカウンターMの前を通過して客に選択されな
かった食品は、移送エリアLの搬送テーブルTから加熱
エリア収納函15内に移行して、同収納函15内を通過
中に加熱用の高温又は高圧の蒸気によって加熱され、再
び移送エリアLに移行していく。従って、この第2の実
施の形態によれば、移送エリアLにおいて客に選択され
なかった食品であってその温度が低下した食品であって
も、加熱エリアH内において食品を再び加熱することが
でき、客に常に暖かい料理を提供することができるもの
である。
【0019】図14に示すものは、本発明に係る蒸気発
生機能付食品搬送装置の第3の実施の形態であり、第1
図に示す搬送テーブルTと同一の構成の搬送テーブルT
に隣接して加熱用の搬送テーブルT”を設け、同搬送テ
ーブルT”を加熱エリア収納函15’内に収納したもの
である。尚、上記搬送テーブルT”その他各部の構成は
上記図1に示す搬送テーブルTと同様である。そして、
移送エリアLの搬送テーブルTにおける上記加熱エリア
Hに対向する部分に温度センサー16を設け、該センサ
ー16より下流側に進路変更用回動板17を設ける。該
回動板17は上記温度センサー16の温度検出結果に連
動して駆動されるものであり、センサー16で検出され
た温度が所定温度より低い場合、即ち、搬送される食品
の温度が低下している場合にのみ駆動手段18により矢
印G方向に回動駆動され、温度の低下した食品を小コン
ベア19方向に誘導し(図15参照)、矢印E方向に回
動する小コンベア19を介して加熱エリアHの搬送テー
ブルT”側に移行させるものである。温度センサー16
により温度が低下していないと判断された場合は、上記
回動板17は駆動されないため、食品は移送エリアLの
搬送テーブルTをそのまま直進していく。尚図15中2
2,23は上記小コンベア19両側に設けられた食品誘
導固定板、26は加熱エリア収納函15に設けられた食
品進入口である。
【0020】加熱エリアH内の搬送テーブルT”に移行
した食品は、蒸気パイプ9に比べて高温又は高圧の加熱
用の蒸気の通る蒸気パイプ9”からの高温又は高圧の蒸
気によって加熱され、同テーブルT”を略一周したとこ
ろで、固定誘導板20により小コンベア21方向に誘導
され(図16参照)、矢印F方向に回動する小コンベア
21を介して再び移送エリアLの搬送テーブルTに移行
するものである。尚、図16中、24は小コンベア21
から搬送テーブルTへ食品を誘導する固定誘導板、27
は加熱エリア収納函15に設けられた食品出口である。
【0021】このように構成すると、移送エリアL内の
搬送テーブルT上の食品の内、温度の低下した食品のみ
を選択して加熱エリアHに誘導して加熱することができ
るため、より効率的に食品を加熱することができると共
に、客に対しては上記第2の実施の形態と同様に、常に
暖かい食品を提供することができる。また、上記第2及
び第3の実施の形態のように、食品の移送エリアLと食
品の加熱エリアHを分離することにより、食品の移送エ
リアLでは加熱エリアHに比べて食品の蒸し、保温等の
ための比較的低温又は低圧の蒸気で良いため効率的であ
り、食品の移送エリアLにおいて客の火傷等の危険性を
減少することができる。
【0022】図17に示すものは、本発明に係る蒸気発
生機能付食品搬送装置の第4の実施の形態であり、本体
1の搬送テーブルTの上面を覆うようにビニール、プラ
スチック等により形成された透明カバー25を設けたも
のである。該透明カバー25には、客のカウンターMに
対向して所定間隔毎に開閉蓋25aが設けられており、
客は上記開閉蓋25aを開いて搬送されてきた食品を取
り出すことができる。このように構成すると、食品が透
明カバー25内を搬送されるため衛生的であるだけでな
く、火傷等の危険性を防止でき、また店内に蒸気が充満
するのを防止することもできる。さらに、食品の保温効
果を高めることができる等の効果を奏するものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、搬送テ
ーブルの貫通孔から蒸気が噴出しているので、蒸し料理
等の蒸しを行いながら同料理を搬送することができ、出
来立て(蒸したて)の料理を提供することができる。ま
た、熱伝導性の良い材料を使用した容器を使用すること
により、貫通孔から噴出する蒸気により食材、酒等を保
温することができ、搬送中に食材が冷えてしまうことが
なく、常に暖かい料理を提供することができる。従っ
て、蒸し料理、保温を必要とする食材、酒、通常暖かい
状態で食べる食材等を、蒸し、保温等を行いながら搬送
することができ、蒸し立て、或いは暖かい料理を提供す
ることができる。
【0024】また、搬送テーブルは、一方の連結チップ
の連結ピンを他方の連結チップの連結孔に挿通して構成
されるので、案内開口溝に湾曲部があっても、連結ピン
を支点として他方の連結チップが回転しながらスムーズ
に移動することができる。
【0025】また、連結された連結チップの上面が同一
平面となるので、連結チップ上に載置された食品等を安
定して搬送することができる。
【0026】また、食品の移送エリアと食品の加熱エリ
アを分離することにより、食品の移送エリアでは加熱エ
リアに比べて食品の蒸し、保温等のための比較的低温又
は低圧の蒸気で良いため効率的であり、食品の移送エリ
アにおいて客の火傷等の危険性を減少することができ
る。
【0027】また、食品が透明カバー内を搬送されるた
め衛生的であるだけでなく、火傷等の危険性を防止で
き、また店内に蒸気が充満するのを防止することもでき
る。さらに、食品の保温効果を高めることができる等の
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気発生機能付食品搬送装置の斜
視図である。
【図2】同上装置の縦断面部分斜視図である。
【図3】(a)は同上装置に用いられる連結チップの平
面図、(b)は同連結チップの側面図である。
【図4】同上装置に用いられる連結チップを連結する状
態を示す斜視図である。
【図5】同上装置に用いられる連結チップの連結状態を
示す平面図である。
【図6】同上装置の本体の一部縦断面図である。
【図7】同上装置の本体内部の支持レール近傍の側面図
である。
【図8】同上装置に用いられるスプロケットと連結チッ
プとの関係を示す平面図である。
【図9】同上装置の本体の他の実施の形態を示す本体の
平面図である。
【図10】同上装置のスプロケットと連結チップとの関
係を示す側面図である。
【図11】同上装置の本体の他の実施の形態を示す同本
体の一部縦断面図である。
【図12】搬送テーブルで食品を搬送している状態を示
す斜視図である。
【図13】本発明に係る蒸気発生機能付食品搬送装置の
第2の実施の形態を示す平面図である。
【図14】本発明に係る蒸気発生機能付食品搬送装置の
第3の実施の形態を示す平面図である。
【図15】同上第3の実施の形態における加熱エリアへ
の食品進入口近傍の斜視図である。
【図16】同上第3の実施の形態における加熱エリアの
食品出口近傍の斜視図である。
【図17】本発明に係る蒸気発生機能付食品搬送装置の
第4の実施の形態を示す同装置の縦断面部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 1a 直線部 1a’,1b,1b’,1c’,1d’ 湾曲部 2 外周壁 2’ 内周壁 2” 分離壁 3 無端案内開口溝 4,4’ 支持レール 5 連結チップ 6 本体板 6c 段部 6d 連結ピン 7 連結板 7a 連結孔 8 貫通孔 9 蒸気パイプ 10 蒸気排出孔 11 スプロケット 13 駆動モータ T 搬送テーブル T’,T” 加熱用搬送テーブル 15,15’ 加熱エリア収納函 25 透明カバー 25a 開閉蓋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の外周壁を設けると共に、該外周壁
    に対して所定距離を隔てた内周側に該外周壁と相似形状
    の筒状の内周壁を設けることにより、これらの両壁の間
    に無端案内開口溝を形成し、 上記無端案内開口溝の内部に上記開口溝に沿う支持レー
    ルを設けると共に、 上記無端案内開口溝の内部に同案内開口溝に沿う蒸気パ
    イプを設け、該パイプ上面に所定間隔毎に蒸気排出孔を
    穿設し、 一方、板面前端下面に連結ピンが設けられ、後面には連
    結孔を有し、板面に複数の貫通孔の穿設された連結チッ
    プを複数個形成し、一方の連結チップの連結ピンを他方
    の連結チップの連結孔に挿通した連結状態でこれら連結
    チップを上記無端案内開口溝内の上記支持レールに支持
    することで上記無端案内開口溝を閉鎖し、 上記支持レール上の連結チップを駆動手段で駆動するこ
    とにより、同チップを上記無端案内開口溝に沿って移動
    させることにより搬送テーブルを形成し、 かつ上記蒸気パイプ内に蒸気を通すことにより上記蒸気
    排出孔から排出された蒸気を上記無端案内開口溝を介し
    て上記連結チップの貫通孔より排出するものであること
    を特徴とする蒸気発生機能付食品搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記外周壁は直線部及び湾曲部を有する
    筒状壁であり、上記内周壁は上記外周壁と相似形状の筒
    状壁であることを特徴とする請求項1記載の蒸気発生機
    能付食品搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記連結チップを、上記連結ピン及び貫
    通孔を有する本体板と、上記本体板後端下面に設けられ
    上記連結孔を有する連結板とより構成することにより上
    記本体板と連結板との間に段部を形成し、各連結チップ
    を連結した状態において一方の連結チップの本体板前端
    が他方の連結チップの上記段部に係合することにより、
    各連結チップ上面が同一平面の搬送テーブルを形成する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の蒸気発生機能付
    食品搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記搬送テーブルに隣接して同搬送テー
    ブルと同様の構成の加熱用搬送テーブルを設け、該加熱
    用搬送テーブルを加熱エリア収納函内に収容し、上記搬
    送テーブル上を搬送されてきた食品を加熱用搬送テーブ
    ルに誘導するものであることを特徴とする請求項1記載
    の蒸気発生機能付食品搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記搬送テーブルの上面を覆う透明カバ
    ーを設けると共に、同カバーに食品取り出し用の開閉蓋
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の蒸気発生機能
    付食品搬送装置。
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