JPH11113658A - 台所キャビネット - Google Patents

台所キャビネット

Info

Publication number
JPH11113658A
JPH11113658A JP9280561A JP28056197A JPH11113658A JP H11113658 A JPH11113658 A JP H11113658A JP 9280561 A JP9280561 A JP 9280561A JP 28056197 A JP28056197 A JP 28056197A JP H11113658 A JPH11113658 A JP H11113658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage body
outer box
housing
opening
cabinet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9280561A
Other languages
English (en)
Inventor
Junya Yoshida
淳也 吉田
Masaki Hori
正樹 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9280561A priority Critical patent/JPH11113658A/ja
Publication of JPH11113658A publication Critical patent/JPH11113658A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納体の使い勝手を良くする。下キャビネッ
トの手元用照明として使用される照明器具の取付け位置
を容易にしかも見栄え良く設定する。収納体で照明光が
遮られるのを防いで、下キャビネット上で十分な照度を
得る。 【解決手段】 天袋3の下面3a側に前面に開口した外
箱5を取付ける。外箱5内に収納体6を前方Fへ引出し
自在となるように収納する。外箱5の天板9の下面側に
照明器具7を設置する。少なくとも収納体6の収納状態
で該照明器具7と対向するように収納体6の天板8に上
面開口部10を設けると共に収納体6の前面に前面開口
部12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、台所キャビネッ
トに関し、詳しくは台所キャビネットに照明器具を取付
ける技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、調理用カウンター等を備えた
下キャビネットの上方に隙間をあけて天袋が配設された
システムキッチンにおいて、下キャビネットの上面での
調理スペースの確保のため、天袋は通常高い位置に配置
されており、そのため収納物の出し入れがしづらかっ
た。これを解消するために、天袋の下面側に収納棚を取
付け、天袋よりも下方位置で収納物の出し入れができる
ようにしたものが知られている。また、調理作業の際に
手元を明るく照らすために、天袋の下面側に照明器具を
取付けたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、天板の下面
側に設置される収納棚は、調理用カウンター上での調理
スペースを確保できるように、収納棚の奥行き寸法を下
キャビネットの奥行き寸法より小さく設定されているの
が一般的であり、そのため従来では収納棚を使用する際
には、特に奥側に収納されている物の出し入れが困難と
なり、使いづらいものとなっている。
【0004】また、調理作業の際に手元を明るく照らす
ために、天袋の下面側に照明器具を取付けた場合にあっ
ては、収納棚で光が遮られて、調理用カウンター上で十
分な照度が得られなくなり、調理作業がしづらくなると
いう問題があり、また、照明器具を収納棚の下面側に取
付けた場合にあっては、照明器具が人の目の高さに位置
して、眩しさを感じるなど、照明器具の設置が難しいと
いう問題があった。
【0005】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、天袋の下面側に取付けた収納体の使い勝手を良く
することができ、しかも下キャビネットの手元用照明と
して使用される照明器具の取付け位置を容易にしかも見
栄え良く設定できると共に、収納体で照明光が妨げられ
るのを防止でき、下キャビネット上で十分な照度が得ら
れ、調理作業等が容易に行えるようにした台所キャビネ
ットを提供することを目的とし、また、収納体を使用す
る際の操作性が良く、しかも収納体内の収納物の落下防
止を図ることができ、さらに収納体内に中間棚板を設置
した場合でも中間棚板で光が遮られるのを防止すること
ができる台所キャビネットを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、調理用カウンター等を備えた下キャビネ
ット2の上方に隙間を介して天袋3が配設された台所キ
ャビネットにおいて、天袋3の下面3a側に前面に開口
した外箱5を取付け、外箱5内に収納体6を前方Fへ引
出し自在となるように収納し、外箱5の天板9の下面側
に照明器具7を設置し、少なくとも収納体6の収納状態
で該照明器具7と対向するように収納体6の天板8に上
面開口部10を設けると共に収納体6の前面に前面開口
部12を設けて成ることを特徴としており、このように
構成することで、収納体6を前方Fに引出すことによっ
て、奥側に収納されている物でも取り出しが容易とな
り、また収納体6の収納状態では照明器具7からの光が
収納体6の上面開口部10から前面開口部12を通って
下キャビネット2の上面2a側に照射されるようになる
ので、外箱5の天板9の下面側に照明器具7を設けた構
造でありながら、下キャビネット2の上面2aで十分な
照度が得られ、調理作業等がし易くなる。
【0007】また本発明は、調理用カウンター等を備え
た下キャビネット2の上方に隙間を介して天袋3が配設
された台所キャビネットにおいて、天袋3の下面3a側
に前面に開口した外箱5を取付け、外箱5内に収納体6
を前方Fへ引出し自在となるように収納し、天袋3の下
面3a側に照明器具7を設置し、少なくとも収納体6の
収納状態で該照明器具7と対向するように外箱5及び収
納体6の両天板8にそれぞれ上面開口部10を設けると
共に収納体6の前面に前面開口部12を設けて成ること
を特徴としており、このように構成することで、収納体
6を前方Fに引出すことによって、奥側に収納されてい
る物でも取り出しが容易となり、また、収納体6の収納
状態では照明器具7からの光が外箱5の上面開口部11
及び収納体6の上面開口部10から収納体6の前面開口
部12を通って下キャビネット2の上面2a側に照射さ
れるようになるので、天袋3の下面3a側に照明器具7
を設けた構造でありながら、下キャビネット2の上面2
aで十分な照度が得られ、調理作業等がし易くなる。
【0008】ここで、上記外箱5の底面を開口させると
共に、収納体6の底板を水切り用の複数本のパイプ13
で構成するのが好ましく、この場合、収納体6に水切り
機能を持たせることができると共に、照明器具7からの
光は収納体6のパイプ13,13間の隙間から外箱5の
底面の開口を通って下キャビネット2の上面2aに照射
されるようになり、収納体6の前面開口部12からの光
の照射とあいまって、下キャビネット2の上面2a全体
を照らすことができる。
【0009】また上記水切り用の複数本のパイプ13の
うち最も手前に位置するパイプ13aの径Mを他のパイ
プ13の径Nよりも大きく形成するのが好ましく、この
場合、最も手前に位置するパイプ13aを、収納体6を
引出す際の握り棒として利用できるようになる。また上
記水切り用の複数本のパイプ13のうち最も手前に位置
するパイプ13aを他のパイプ13よりも上方に突出さ
せるのが好ましく、この場合、最も手前に位置するパイ
プ13aを利用して収納物の落下防止を図ることができ
る。
【0010】また上記収納体6の内部に、収納体6の前
面開口部12よりも後方B側に寄せた位置に中間棚板1
5を配設するのが好ましく、この場合、収納体6内に中
間棚板15を設置した場合でも、収納体6の上面開口部
10から前面開口部12に向かう光が中間棚板15によ
って遮られるのを防止できる。また上記外箱5の天板9
側から収納体6の上面開口部10内に向けて、収納体6
の引出し量を規制するための弾性体から成るストッパー
16を突設させるのが好ましく、この場合、収納体6を
引出したときには、ストッパー16により収納体6が外
箱5から抜け落ちるのを防止できると共に、ストッパー
16の弾性によって収納体6との接触が滑らかとなり、
さらに収納体6の上面開口部10の後端部をストッパー
16の係止部として利用できるので、収納体6にストッ
パー16の係止部を別途設ける必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。台所キャビネット1は、図3に示すように、
上面2aに調理用カウンターや流し台等が設けられた下
キャビネット2と、下キャビネット2の上方に隙間を介
して配設された天袋3と、天袋3の下面側に取付けられ
たスライドキャビネット4と、スライドキャビネット4
内に組み込まれた照明器具7(図1)とを備えている。
下キャビネット2及び天袋3の構造は従来と同様であ
り、スライドキャビネット4及び照明器具7の取付け構
造に本発明の特徴がある。
【0012】スライドキャビネット4は、図1及び図2
に示すように、天袋3の下面3a側に取付けられる外箱
5と、外箱5内に前方Fへ引出し自在となるように収納
された内箱を構成する収納体6と、外箱5の天板9の下
面側に取付けられた照明器具7とで構成されている。こ
のスライドキャビネット7の奥行き寸法d(図3)は、
下キャビネット2の奥行き寸法Dより小さく(例えば半
分程度)設定され、下キャビネット2の上面2aでの調
理スペース等を確保できると共に、スライドキャビネッ
ト7による圧迫感を感じさせないようにしてある。
【0013】上記外箱5は、前面と下面とが開口し、左
右の側板17,17と天板9と裏板18と底部に架設さ
れたパイプ14等で構成されている。天板9はネジによ
り天袋3の底板に固定されていると共に、裏板18はネ
ジにより壁19の下地材19aに固定されている。外箱
5の奥行き寸法d1 (図2)は、例えば350mm、幅
2 は例えば900mm、高さd3 は例えば500mm
程度に設定されているが、もちろんこの数値に限定され
るものではない。
【0014】外箱5の天板9の下面には、前面開口部1
2側に寄せた位置に照明器具7が設置されている。照明
器具7の電源線20(図2)は外箱5の裏板18に設け
た孔部から外部に引き出されて電源に接続されている。
また天板9の下面にはレール取付け用桟木21が取付け
られており、このレール取付け用桟木21に後述するス
ライドレール22及びストッパー16がそれぞれ取付け
られている。
【0015】収納体6は、外箱5内に出し入れ自在に収
納されており、前幕板23と天後桟24と両側板25と
裏板26とで構成されている。収納体6の底面には水切
り用の複数本のパイプ13が架設されている。図2中の
30はパイプ取付け金具である。収納体6はスライドレ
ール22を用いて前方Fに向かって引出し自在となって
いる。スライドレール22は、収納体6の両側にそれぞ
れ配置されている。各スライドレール22は、例えば図
6に示すように、アウターレール27とインナーレール
28と両レール27,28間に介在されるボールベアリ
ング29とで構成され、収納体6の側板25の上端部又
は外箱5のレール取付け用桟木21の一方にアウターレ
ール27が取付けられ、他方にインナーレール28が取
付られており、これにより収納体6はスライドレール2
2を介して外箱5内にスライド自在に挿入支持されてい
る。
【0016】また、レール取付け用桟木21の下端の略
中央部には、ゴムなどの弾性体から成るストッパー16
が突設されている。このストッパー16は、後述する収
納体6の上面開口部10内に面して配置されており、収
納体6が前方Fに引き出されたときに、収納体6の上面
開口部10の後端部、つまり天後桟24に当接すること
によって、収納体6が外箱5から外れ落ちるのを防止す
る働きをする。
【0017】上記収納体6の前幕板23と天後桟24と
の間には、上面開口部10が形成されており、前幕板2
3の下方には前面開口部12が形成されている。これら
上面開口部10及び前面開口部12は、少なくとも収納
体6を収納した状態で照明器具7にそれぞれ対向するよ
うな開口面積を有しており、これにより照明器具7から
の光が上面開口部10から前面開口部12を通って下キ
ャビネット2の調理用カウンター上(或いは流し台等)
に照射するようになっている。さらに収納体6の上面開
口部10は、収納体6の収納状態だけでなく、引出し状
態においても照明器具7と対向するような開口面積を有
しており、これにより収納体6を引出したときには、収
納体6内を照らすことができるようになっている。な
お、収納体6の構造は図1、図2の実施形態に限定され
るものではなく、例えば網かごとか板体のようなもので
あってもよく、要は少なくとも収納体6を収納した状態
で照明器具7と対向する位置に上面開口部10と前面開
口部12とを備えているものであればよい。
【0018】ここで、上記収納体6の底面に架設されて
いる水切り用の複数本のパイプ13は、最も手前に位置
するパイプ13aの径Mが他のパイプ13の径Nよりも
大きく形成されており、収納体6を引き出す際に、太い
パイプ13aを握り棒として使用できるようにしてあ
る。さらにこの太いパイプ13aは他のパイプ13より
も高さHだけ高く位置しており、収納体6内に収納され
ている食器等の落下を防止する働きも兼ねている。
【0019】上記収納体6の内部には中間棚板15が設
置されている。この中間棚板15は、収納体6の前面開
口部12よりも後方B側に寄せて配設されており、照明
器具7からの光が中間棚板15によって遮られないよう
にしてある。なお中間棚板15の数は1枚に限らず、2
枚以上であってもよいものである。次に、スライドキャ
ビネット4を取付けるにあたっては、先ず外箱5の天板
9を天袋3の下面3aにネジで固定すると共に、外箱5
の裏板18を壁19の下地材19aにネジで固定する。
このとき、照明器具7は予め外箱5の天板9の下面に取
付けておき、電源線20は裏板18の孔部から外部に引
き出して電源に接続しておく。その後、収納体6をスラ
イドレール22を介して外箱5内に挿入し、その後、外
箱5の天板9の下面に取付けられたレール取付け用桟木
21に弾性体から成るストッパー16を取付ける。
【0020】しかして、スライドキャビネット4は、外
箱5内に収納体6が前方Fに引出し自在に収納されてい
るので、図3に示すように、収納体6を前方Fに引出す
ことによって収納体6内に収納されている物の取り出し
を容易に行うことができる。つまり、調理作業スペース
を確保するためにスライドキャビネット4の奥行き寸法
dが小さく形成されている場合でも、収納体6を引出す
ことによって、奥側に収納されている物でも取り出しが
し易くなり、そのうえスライドキャビネット4による圧
迫感も感じないので、作業が一層し易くなる。しかも収
納体6はスライドレール22を用いて引出し自在となっ
ているので、スムーズな引出し動作が得られる。また収
納体6の底面に複数本のパイプ13を架設することによ
って水切り機能が得られる上に、これらパイプ13のう
ち、最も手前に位置するパイプ13aを他のパイプ13
より太く形成したことにより、パイプ13aを握り棒と
して使用でき、引出し操作がし易くなる。さらにこのパ
イプ13aは他のパイプ13よりも上方に突出させてあ
るので、収納体6内に収納されている食器等が落下する
のを防ぐことができるという利点もある。
【0021】また、外箱5の天板9側から収納体6の上
面開口部10内に向けて、収納体6の引出し量を規制す
るための弾性体から成るストッパー16を突設させてあ
るので、収納体6を引出したときに外箱5から抜け落ち
る心配もなく、しかもこのストッパー16は弾性体で構
成されているので、収納体6は滑らかに停止でき、使い
易くなる上に、ストッパー16は収納体6の上面開口部
10の後端縁を構成する天後桟24に当接するので、上
面開口部10を利用して収納体6を停止させることがで
き、従って、収納体6にストッパー16が係止する係止
部を別途設ける必要がなくなり、またスライドレール2
2にストッパーを設ける必要もなくなるので、収納体6
及びスライドレール22の構造を簡素化することができ
る。
【0022】また、外箱5の天板9の下面側に照明器具
7を取付け、収納体6の収納状態で照明器具7に対向す
るように収納体6の天板8に上面開口部10を設けると
共に収納体6の前面に前面開口部12を設けてあるの
で、収納体6の収納時には照明器具7からの光が収納体
6の上面開口部10から前面開口部12を通って図3の
一点鎖線Rで示すように、下方の下キャビネット2上に
照射される。このときスライドキャビネット4の奥行き
寸法dは下キャビネット2の奥行き寸法Dより小さいた
めに、収納体6の前面開口部12より斜め下方に出た光
は下キャビネット2上に照射される。また本実施形態で
は、外箱5の底面を開口させると共に、収納体6の底面
を水切り用の複数本のパイプ13で構成しているので、
照明器具7からの光はパイプ14間の隙間から外箱5の
底面の開口部を通って下キャビネット2上に照射するよ
うになり、下キャビネット2上で十分な照度を得ること
ができ、下キャビネット2の手元用照明として有効に使
用できる。
【0023】このように、明器具7をスライドキャビネ
ット4内に組み込んだ構造でありながら、照明器具7か
らの光が収納体6で妨げられることなく、調理用カウン
ター上で十分な照度が得られるので、調理作業等がし易
くなると共に、収納体6の上面開口部10は、収納体6
の収納状態と引出し状態の両方でそれぞれ照明器具7に
対向するような開口面積を有しているので、収納体6を
引出したときには、収納体6の内部が明るく照らされ
て、夜間でも収納体6を使い易くすることができるもの
となる。さらに、収納体6内に設置された中間棚板15
は、収納体6の前面開口部12よりも後方B側に寄せた
位置に設置してあるので、中間棚板15によって光が遮
られることもないものである。なお、中間棚板15は省
略してもよく、この場合、図7に示すように、照明器具
7を天袋3の下面3aの略中央部に寄せて設置すること
で、光の照射範囲Rを一層広げることができる。
【0024】また、上記照明器具7はスライドキャビネ
ット4内に組み込まれているので、照明器具7が外部に
露出しなくなって見栄えが良くなり、一方、スライドレ
ール22も同様に外箱5内に組み込まれているので、ス
ライドキャビネット4全体の外観がすっきりしたものと
なり、従来のように照明器具7が人の目の高さに位置し
て、眩しさを感じるようなこともなくなる。
【0025】図5は他の実施形態を示している。天袋3
の下面3a側に照明器具7が設置されており、この照明
器具7と対向するように外箱5の天板9に上面開口部1
0が設けられている。他の構成は図1の実施形態と同様
であり、収納体6を前方Fに引出すことによって、収納
物の取り出しが容易となり、しかも収納体6の収納状態
では照明器具7からの光は収納体6の上面開口部10か
ら前面開口部12を通って下キャビネット2の上面2a
側に照射されるので、下キャビネット2上で十分な照度
が得られるという効果が得られ、さらに加えて、スライ
ドキャビネット4を取付けるにあたっては、天袋3の下
面3a側に先に照明器具7を取付けておき、その後スラ
イドキャビネット4の外箱5の上面開口部11に照明器
具7が臨むようにして外箱5を天袋3に取付けるだけ
で、スライドキャビネット4を簡単に取付けることがで
き、しかも、天袋3の下面3aに既存の照明器具7が設
置されている場合でも、後からスライドキャビネット4
を取付けることで、その照明器具7をそのまま下キャビ
ネット2の手元用照明として使用できるという利点もあ
る。
【0026】なお、前記各実施形態では、収納体6の上
面開口部10を、収納体6の収納状態と引出し状態の両
方でそれぞれ照明器具7に対向するように形成したが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、少なくとも収
納体6の収納状態において収納体6の上面開口部10が
照明器具7に対向するように形成されていればよいもの
である。また、収納体6の底面を水切り構造とせず、外
箱5の底面と収納体6の底面とを底板でそれぞれ塞ぐよ
うにしてもよいものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、調理用カウンター等を備えた下キャ
ビネットの上方に隙間を介して天袋が配設された台所キ
ャビネットにおいて、天袋の下面側に前面に開口した外
箱を取付け、外箱内に収納体を前方へ引出し自在となる
ように収納し、外箱の天板の下面側に照明器具を設置
し、少なくとも収納体の収納状態で該照明器具と対向す
るように収納体の天板に上面開口部を設けると共に収納
体の前面に前面開口部を設けて成るから、収納体を前方
に引出すことによって、奥側に収納されている物でも取
り出しが容易となり、使い勝手が良くなり、しかも収納
体の収納状態では照明器具からの光が収納体の上面開口
部から前面開口部を通って下キャビネットの上面側に照
射されるようになるので、外箱の天板の下面側に照明器
具を設けた構造でありながら、下キャビネットの上面で
十分な照度が得られ、調理作業等がし易くなり、そのう
え照明器具を外箱に容易にしかも見栄え良く設置できる
と共に、従来のように照明器具が人の目の高さに位置し
て、眩しさを感じるようなこともなくなり、使い勝手が
良くなる。
【0028】また請求項2記載の発明は、調理用カウン
ター等を備えた下キャビネットの上方に隙間を介して天
袋が配設された台所キャビネットにおいて、天袋の下面
側に前面に開口した外箱を取付け、外箱内に収納体を前
方へ引出し自在となるように収納し、天袋の下面側に照
明器具を設置し、少なくとも収納体の収納状態で該照明
器具と対向するように外箱及び収納体の両天板にそれぞ
れ上面開口部を設けると共に収納体の前面に前面開口部
を設けて成るから、収納体を前方に引出すことによっ
て、奥側に収納されている物でも取り出しが容易とな
り、使い勝手が良くなり、しかも収納体の収納状態では
照明器具からの光が収納体の上面開口部から前面開口部
を通って下キャビネットの上面側に照射されるようにな
るので、天袋の下面側に照明器具を設けた構造でありな
がら、下キャビネットの上面で十分な照度が得られ、調
理作業等がし易くなり、そのうえ照明器具を天袋の下面
に容易にしかも見栄え良く設置できると共に、従来のよ
うに照明器具が人の目の高さに位置して、眩しさを感じ
るようなこともなく、使い勝手が良くなる。さらに、天
袋の下面側に先に照明器具を取付けておき、その後外箱
の上面開口部に照明器具が対向するように外箱を天袋に
取付けるだけで、外箱の取付けを容易に行うことができ
るものである。
【0029】また請求項3記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、外箱の底面を開口させる
と共に、収納体の底板を水切り用の複数本のパイプで構
成したから、収納体に水切り機能を持たせることができ
ると共に、照明器具からの光は収納体のパイプ間の隙間
から外箱の底面の開口を通って下キャビネットの上面に
も照射されるようになり、収納体の前面開口部からの光
の照射とあいまって、下キャビネットの上面全体を照ら
すことができ、調理作業等が一層し易くなる。
【0030】また請求項4記載の発明は、請求項3記載
の効果に加えて、水切り用の複数本のパイプのうち最も
手前に位置するパイプの径を他のパイプの径よりも大き
く形成したから、最も手前に位置するパイプを握り棒と
して利用でき、収納体の引出し操作がし易くなる。また
請求項5記載の発明は、請求項3記載の効果に加えて、
水切り用の複数本のパイプのうち最も手前に位置するパ
イプを他のパイプよりも上方に突出させたから、最も手
前に位置するパイプを利用して収納体内に収納されてい
る物が落下するのを防止できる。
【0031】また請求項6記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、収納体の内部に、収納体
の前面開口部よりも後方側に寄せた位置に中間棚板を配
設したから、収納体内に中間棚板を設置した構造であり
ながら、収納体の上面開口部から前面開口部に向かう光
が中間棚板によって遮られることがなくなり、前面開口
部から照射される光によって下キャビネットの上面にお
いて十分な照度が得られるようになる。
【0032】また請求項7記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、外箱の天板側から収納体
の上面開口部内に向けて、収納体の引出し量を規制する
ための弾性体から成るストッパーを突設させたから、収
納体を引出したときには、ストッパーにより収納体が外
箱から抜け落ちるのを防止できると共に、ストッパーの
弾性によって収納体との接触が滑らかとなって使い勝手
が良く、しかも収納体の上面開口部の後端部をストッパ
ーの係止部として利用できるので、収納体にストッパー
の係止部を別途設ける必要がなくなり、収納体の構造の
簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す側面断面図であ
る。
【図2】同上のスライドキャビネットの一部破断斜視図
である。
【図3】同上の台所キャビネットの概略側面図である。
【図4】同上のスライドキャビネットの斜視図である。
【図5】他の実施形態の側面断面図である。
【図6】(a)は同上のスライドレールの側面図、
(b)は正面図である。
【図7】更に他の実施形態の側面断面図である。
【符号の説明】
1 台所キャビネット 2 下キャビネット 3 天袋 3a 下面 5 外箱 6 収納体 7 照明器具 10 収納体の上面開口部 11 外箱の上面開口部 12 前面開口部 13 パイプ 15 中間棚板 16 ストッパー B 後方 F 前方

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理用カウンター等を備えた下キャビネ
    ットの上方に隙間を介して天袋が配設された台所キャビ
    ネットにおいて、天袋の下面側に前面に開口した外箱を
    取付け、外箱内に収納体を前方へ引出し自在となるよう
    に収納し、外箱の天板の下面側に照明器具を設置し、少
    なくとも収納体の収納状態で該照明器具と対向するよう
    に収納体の天板に上面開口部を設けると共に収納体の前
    面に前面開口部を設けて成ることを特徴とする台所キャ
    ビネット。
  2. 【請求項2】 調理用カウンター等を備えた下キャビネ
    ットの上方に隙間を介して天袋が配設された台所キャビ
    ネットにおいて、天袋の下面側に前面に開口した外箱を
    取付け、外箱内に収納体を前方へ引出し自在となるよう
    に収納し、天袋の下面側に照明器具を設置し、少なくと
    も収納体の収納状態で該照明器具と対向するように外箱
    及び収納体の両天板にそれぞれ上面開口部を設けると共
    に収納体の前面に前面開口部を設けて成ることを特徴と
    する台所キャビネット。
  3. 【請求項3】 外箱の底面を開口させると共に、収納体
    の底板を水切り用の複数本のパイプで構成したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の台所キャビネッ
    ト。
  4. 【請求項4】 水切り用の複数本のパイプのうち最も手
    前に位置するパイプの径を他のパイプの径よりも大きく
    形成したことを特徴とする請求項3記載の台所キャビネ
    ット。
  5. 【請求項5】 水切り用の複数本のパイプのうち最も手
    前に位置するパイプを他のパイプよりも上方に突出させ
    たことを特徴とする請求項3記載の台所キャビネット。
  6. 【請求項6】 収納体の内部に、収納体の前面開口部よ
    りも後方側に寄せた位置に中間棚板を配設したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の台所キャビネッ
    ト。
  7. 【請求項7】 外箱の天板側から収納体の上面開口部内
    に向けて、収納体の引出し量を規制するための弾性体か
    ら成るストッパーを突設させたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の台所キャビネット。
JP9280561A 1997-10-14 1997-10-14 台所キャビネット Pending JPH11113658A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9280561A JPH11113658A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 台所キャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9280561A JPH11113658A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 台所キャビネット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11113658A true JPH11113658A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17626758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9280561A Pending JPH11113658A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 台所キャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11113658A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001078909A (ja) * 1999-09-10 2001-03-27 Inax Corp 洗面化粧台,キッチンの照明,滅菌装置
JP2012084484A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Daiken Corp 照明ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001078909A (ja) * 1999-09-10 2001-03-27 Inax Corp 洗面化粧台,キッチンの照明,滅菌装置
JP2012084484A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Daiken Corp 照明ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5163745A (en) Door closet
CA2230736C (en) Dispensing cabinet
JP2007143646A (ja) 洗面化粧台
JPH11113658A (ja) 台所キャビネット
JP3500955B2 (ja) 吊戸棚
KR20020085434A (ko) 세탁기용 지지장치
JP2001054433A (ja) 洗面化粧台及び洗面化粧室
KR20130003698U (ko) 전면 조명을 갖는 가구형 화장대
KR200358395Y1 (ko) 주방용 가구
JP2013255689A (ja) 照明付き鏡装置
JP2001087060A (ja) 厨房装置
JPH0734602Y2 (ja) 家 具
KR101298455B1 (ko) 수직 면조명이 부착된 시스템가구
JP7085341B2 (ja) キャビネットおよびそれを用いた洗面化粧台
JP3705417B2 (ja) 浴室ユニット用テーブル
JPS6034232Y2 (ja) 化粧キヤビネツト
KR200237586Y1 (ko) 슬라이드 수납장
KR200291083Y1 (ko) 서랍 장착구조
JP2007330561A (ja) 洗面キャビネットの照明装置
JP2001123678A (ja) 洗い場のカウンター構造
JPH10165244A (ja) キッチンユニット
JP2005144064A (ja) 吊戸棚
JPH0527077Y2 (ja)
JP2003210264A (ja) 採光手段が施されている吊り戸棚
JPH0713553Y2 (ja) ティッシュペーパー等の収納棚

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030826