JPH11113612A - 寝具類と寝具類カバーとの分離防止構造 - Google Patents

寝具類と寝具類カバーとの分離防止構造

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JPH11113612A
JPH11113612A JP31886997A JP31886997A JPH11113612A JP H11113612 A JPH11113612 A JP H11113612A JP 31886997 A JP31886997 A JP 31886997A JP 31886997 A JP31886997 A JP 31886997A JP H11113612 A JPH11113612 A JP H11113612A
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cover
futon
edge
open
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Hideki Noguchi
英輝 野口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】就寝中に、布団とカバーが、分離することで、
寝冷えしていた。そのために布団とカバーを一体的に、
かつ又、簡単に接続することで、布団とカバーの分離を
防止することが目的である。 【解決手段】布団とカバーの分離を防止する目的で、横
幅の違う布団とカバー、及び、オープンファスナーのテ
ープを、縫いつけにくい布団の縁にも対応する、オープ
ンファスナーを介して、布団とカバーを、簡単に、かつ
又、一体的に接続して、布団とカバーの分離を、防止す
ることで、寝冷えをすることをなくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】上記の発明は、掛け布団、毛
布等の寝具類(以下、単に布団と云う)と掛け布団、毛
布等の寝具類のカバー(以下、単にカバーと云う)の分
離防止を、目的とするオープンファスナーと、同目的の
オープンファスナーを有するカバー、及び同目的で、布
団の縁にオープンファスナーのテープを、縫いつけずに
接着剤により、取りつけを可能にする、ファスナーのテ
ープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の布団とカバーの接続は、布団の4
隅、若しくは4隅と縁中央に付いているループ状の紐
に、カバーの内側の4隅、若しくは4隅と縁中央に付い
ている紐を、結びつけて接続していた。したがって結び
目と結び目の間は、布団とカバーの縁は接続されていな
いために、就寝中に布団を引き寄せたつもりが、カバー
だけを引き寄せていて、布団とカバーの襟元及び足元の
縁どうしが分離した。又、紐が解けて、カバーの中で布
団がダンゴ状になり、カバーだけを着ている状態にな
り、寝冷えの原因となっていた。布団にカバーを脱着す
る際には、布団に付いているループ状の紐と、カバーに
付いている紐の位置がずれていたり、どちらかが付いて
いない場合があり、ループ状の紐にカバーの紐を、結び
つける作業は厄介であった。又、きつく結びすぎて解け
にくい場合もあり、厄介であった。そのために布団とカ
バーを、オープンファスナーを介して接続するために、
従来のオープンファスナーのテープを、布団とカバー内
側の襟元及び足元の各々の縁に、取りつけようとする
と、同サイズの布団とカバーでも、布団とカバーの横幅
が違ったり、オープンファスナーのテープを、布団の襟
元及び足元の縁に縫いつけにくい布団がある。そのため
に布団とカバーを、襟元及び足元の各々の縁の中央が合
うように、一体的に接続するには、オープンファスナー
のテープの取りつけ位置を、十分に注意をして調整する
必要があり、この作業は厄介である。従来の布団とカバ
ーを、紐で結びつける接続方法、並びに布団とカバーに
従来のオープンファスナーを、取りつける際には、上記
問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記発明は、上記問題
点を解決するために、布団のループ状の紐にカバーの紐
を、結びつけずに、布団とカバーを分離させない接続方
法で、布団とカバーを簡単に、かつ又、一体的に接続す
ることを、課題として研究をした。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、布
団とカバーを、オープンファスナーを介して接続するこ
とを目的として、布団とカバー内側の襟元及び足元の各
々の縁に、オープンファスナーのテープを取りつける際
に、オープンファスナーのテープを、布団の襟元及び足
元の縁に、縫いつけにくい場合がある。その為にファス
ナーのテープを取りつけようとする物の縁に、縫いつけ
ずに取りつける目的で、ファスナーのテープの形状が、
スライダーが移動する際にテープと接する部分を除い
て、テープ断面がY型状になるように、側端部にかけて
2つに開いており、側端部にかけて開いた部分が、閉じ
たときに接する面には、熱を加えると融けて接着(以
下、熱融着と云う)する等の接着剤を、施してあるファ
スナーのテープを発明した。布団とカバーには、シング
ルサイズ、ダブルサイズ等の各サイズの布団とカバーが
あるが、同サイズの布団とカバーでも、横幅が違い、か
つ又、テープを、布団の襟元及び足元の縁に、縫いつけ
にくい場合がある。その為に、オープンファスナーの蝶
棒をうける箱を有するテープが、上記のファスナーのテ
ープの特徴を有し、蝶棒を有するテープの面には、熱融
着する等の接着剤を施してあり、テープの構造は、一方
のテープ中央に蝶棒を2個有して、片方のテープには上
記2個の蝶棒に相対して蝶棒をうける箱とロック機能付
きスライダーを各々2個有し、両方のテープの中央から
両端に向かって2個のスライダーで、両方のテープを閉
じ合わせる構造のオープンファスナーを発明した。カバ
ー内側の襟元及び足元の縁に、オープンファスナーのテ
ープを、取りつける作業を省くために、布団とカバーの
内側の襟元及び足元の縁どうしを、オープンファスナー
を介して、接続することを目的として、カバーの内側の
襟元及び足元の縁に、オープンファスナーを有するカバ
ーを発明した。上記発明により、布団とカバーの襟元及
び足元の縁どうしを、オープンファスナーを介して、一
体的に接続することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】布団とカバーの襟元及び足元の縁
どうしを、分離させないようにするには、布団とカバー
の襟元及び足元の縁どうしを、一体的に接続することに
より解決することができる。その為に布団とカバー内側
の襟元及び足元の各々の縁に、オープンファスナーのテ
ープを取りつけて、そのオープンファスナーを閉じるこ
とで、一体的に接続する。従来の布団とカバーの襟元及
び足元の各々の縁を、オープンファスナーを閉じること
で、一体的に接続しようとすると、同サイズの布団とカ
バーでも横幅が、同じ場合と違う場合があり、又、布団
の縁にオープンファスナーのテープを、縫いつけやすい
場合と、縫いつけにくい場合がある。各々の場合に対応
するオープンファスナー4例を、以下に説明する。布団
とカバーの横幅が違い、テープを布団の襟元及び足元の
縁に、縫いつけやすい場合に対応するために、オープン
ファスナーの一方のテープ中央に、蝶棒を2個有して、
片方のテープには、上記2個の蝶棒に相対して、蝶棒を
うける箱とロック機能付きスライダーを各々2個有し、
オープンファスナーのテープ中央から、両端に向かって
平面的な形状のテープを、閉じる構造であり、両方のテ
ープの面には、熱融着する等の接着剤を、施してあるオ
ープンファスナーを用いる。布団とカバーの横幅が違
い、テープを布団の襟元及び足元の縁に、縫いつけにく
い場合に対応するために、箱を有するテープを除いて、
上記オープンファスナーと同構造であり、箱を有するテ
ープの形状が、スライダーが移動する際に、テープと接
する部分を除いて、テープ断面がY型状になるように、
側端部にかけて2つに開いており、テープの側端部にか
けて開いた部分が、閉じたときに接する面には、熱融着
する等の接着剤を、施してあるオープンファスナーを用
いる。上記2例のオープンファスナーは、布団とカバー
の横幅が、同じ場合にも用いることができる。又、布団
とカバーの襟元及び足元の各々の縁中央が、合うように
布団とカバーに、簡単に取りつけることができる。布団
とカバーの横幅が、同じであり、テープを布団の襟元及
び足元の縁に、縫いつけやすい場合に、対応するため
に、オープンファスナーのテープの一方の端にある蝶棒
と箱を組み合わせて、ロック機能付きスライダーで、両
方の平面的な形状のテープを、片方の端に向かって閉じ
ていく構造であり、両方のテープの面には、熱融着する
等の接着剤を、施してあるオープンファスナーを用い
る。布団とカバーの横幅が、同じであり、テープを布団
の襟元及び足元の縁に、縫いつけにくい場合に対応する
ためは、箱を有するテープを除いて、上記の布団とカバ
ーの横幅が同じ場合の、オープンファスナーと同じ構造
であり、箱を有するテープの形状が、スライダーが移動
する際に、テープと接する部分を除いて、テープ断面が
Y型状になるように、側端部にかけて2つに開いてお
り、テープの側端部にかけて開いた部分が、閉じたとき
に接する面には、熱融着する等の接着剤を、施してある
オープンファスナーを用いる。以上4例を説明したが、
上記各々の場合に応じた、オープンファスナーを用いて
布団とカバーを一体的に接続することができる。尚、上
記第2例目のオープンファスナーは、上記各々全ての場
合に対応できる。箱とスライダーを有するテープを、カ
バーに取りつけると、カバーは洗濯する機会が多いため
に、オープンファスナーが、壊れる可能性が大きくなる
ために、蝶棒を有するテープをカバーに取りつける。オ
ープンファスナーのテープを、カバーの内側の襟元及び
足元の縁に、取りつける作業を省くために、当初からカ
バーの内側の襟元及び足元の縁に、取りつけるオープン
ファスナーは、上記4例以外のオープンファスナーでも
よいが、上記第2例目の特徴を有するオープンファスナ
ーが好ましい。当初からオープンファスナーを、カバー
の内側の襟元及び足元の縁に有するカバーの場合は、箱
を有するテープをはずして、布団の襟元及び足元の縁
に、取りつける作業だけで、布団とカバーの襟元及び足
元の縁どうしを、一体的に接続できる。又、当初からオ
ープンファスナーを、布団の襟元及び足元の縁に、有す
る布団を作れば、より一層簡単に接続できる。尚、当初
からカバーに取りつけられた、上記オープンファスナー
の蝶棒を有するテープは、熱融着する等の接着剤が、施
されていなくてもよい。又、当初からオープンファスナ
ーを有する布団とカバーが、作られた際は、布団とカバ
ーに、取りつけられていない方の、オープンファスナー
のテープは、なくてもよい。
【0006】
【実施例】上記オープンファスナーと、当初からカバー
の内側の襟元及び足元の縁に、上記オープンファスナー
を有するカバーの例を、以下に説明する。添付図面の図
1で、1は蝶棒、2は蝶棒1をうける箱、3は蝶棒1を
有するテープ、4は箱2を有するテープ、5はテープ3
と4を閉じるスライダー、6はスライダー5をとめる留
め金、7はエレメントである。図示のように、箱2がオ
ープンファスナーのテープ中央に位置して、スライダー
5で、テープ3と4を中央から両端に向かって、留め金
6まで閉じていく構造のオープンファスナーである。8
は図示されていないが、従来の布団には4隅、若しくは
4隅と縁中央に、カバーの紐を、結びつけるためのルー
プ状の紐が、付いていることが多いため、ループ状の紐
を通すために、断面がY型状のテープ中央に設けた、ボ
タンホール状の穴である。9はテープの中央部に設けた
スリットであり、中央から片方向だけ、オープンファス
ナーを閉じた状態で、閉じられていない方の蝶棒1を、
スライダー5と箱2に脱着が、可能にするため設けた。
上記状態で、スリット9を設けない場合には、閉じられ
ていない方の蝶棒1を、スライダー5と箱2に、脱着が
可能なだけの間隔をあけて、2組の蝶棒と箱を設ける。
この構造を有するオープンファスナーは、布団とカバー
の横幅が違う場合に適する。図2は、蝶棒1がテープ3
の一方の端に位置して、蝶棒1と相対してテープ4の端
に箱2があり、蝶棒1と箱2を組み合わせて、スライダ
ー5でテープ3と4を片方の端に向かって、閉じていく
構造のオープンファスナーの平面図である。この構造の
オープンファスナーは、布団とカバーの横幅が同じ場合
に適する。図3で、10は熱融着する等の接着剤であ
る。オープンファスナーのテープ3と4の形状が、平面
的であり、テープの面には、熱融着する等の接着剤10
が、施されているオープンファスナーである。この形状
のテープは、布団の襟元及び足元の縁に、テープを熱融
着して仮止め後、縫いつける場合に適している。図4
は、箱2を有するテープ4の形状が、スライダー5が移
動する際にテープ4と接する部分を除いて、断面がY型
状になるように、側端部にかけて2つに開いており、側
端部がバイアス状である。又、熱融着する等の接着剤1
0を、平面的なテープ3の面と、テープ4の側端部にか
けて2つに開いた部分が、閉じたときに接する面に施し
てある。テープ4の形状は、布団の襟元及び足元の縁
に、テープを熱融着する等の接着剤10で取りつけるた
め、テープを縫いつけにくい場合に適している。図3と
4に示すように、オープンファスナーの各パーツを、角
張った形状にしないことで、布団とカバーの生地を、傷
つけることを防止できる。図1で示すように、中央から
両端に向かって、テープを閉じる構造を有し、テープの
断面が、図3と図4で示す2種類のオープンファスナー
と、図2で示すように、一方の端から片方の端へ、テー
プを閉じていく構造を有し、テープの断面が、図3と図
4で示す2種類のオープンファスナーと、合計4種類の
オープンファスナーが考えられる。以下に、オープンフ
ァスナーの取り付け例を説明する。図5で、11はカバ
ーの内側の4隅、若しくは4隅と縁中央に付いている紐
であり、12は裏返したカバーであり、その襟元及び足
元の縁中央に、同種類のオープンファスナーの中央(2
個の蝶棒1の中間)が、位置するように、テープ3を、
カバーの縁全体に各々そわせて、熱融着させて仮止め後
縫いつけて、テープ4をはずす。図6で、13は裏地側
を上に向けた布団であり、布団の襟元及び足元の縁中央
に、図5でカバーに取りつけたオープンファスナーか
ら、はずした各々のテープ4の中央(2個の箱2の中
間)が位置するように、布団の襟元及び足元の縁にそわ
せる。14は従来の布団の襟元及び足元の縁の中央に、
カバーの紐を、結びつけるために、付いているループ状
の紐であり、ループ状の紐14が、布団に付いている場
合は、断面がY型状のテープ中央部に設けた穴8より、
ループ状の紐14を取り出す。断面がY型状のテープは
熱融着等の接着をする。平面的なテープは、熱融着して
仮止め後縫いつける。図7は、図2で示す、ロック付き
スライダーで、一方の端から片方の端へ、テープを閉じ
ていく構造のオープンファスナーを、裏返したカバー1
2の襟元の縁の端に、テープ3の蝶棒1が位置するよう
に、縁にそわせて取りつける。尚、テープ3の蝶棒1
を、取りつけた対角の足元の縁の端に、同種類のオープ
ンファスナーのテープ3の蝶棒1を、位置するように取
りつける。各々のテープを、熱融着して仮止め後縫いつ
けて、テープ4をはずす。図8は、図7でカバーに取り
つけたオープンファスナーから、はずした各々のテープ
4を、布団13の襟元の縁の端に、テープ4の箱2が、
位置するように縁にそわせて取りつける。又、テープ4
の箱2を、取りつけた対角の足元の縁の端に、もう一個
のテープ4の箱2が、位置するように取りつける。テー
プ断面が、Y型状のテープは、熱融着等の接着をする。
平面的なテープは、熱融着させ仮止め後縫いつける。図
7と図8では、カバーと布団の紐を切り取った。尚、上
記の一方のテープ4を、布団の表生地の襟元の縁に取り
つけて、片方のテープ4を、布団の裏生地の足元の縁
に、取りつけることにより、又は、蝶棒と箱及びスライ
ダーを、左右対称に有するオープンファスナーを用意す
れば、上記のように一方のテープと逆向きに取りつけな
くてよい。図9で、15は布団の襟元の縁であり、布団
の縁とテープとの接着面を広くすして、布団の縁からテ
ープが、外れるのを防止する目的で、スライダー5が移
動する際に、テープ4と接する部分を除いて、断面がY
型状になるように、側端部にかけて2つに開いている部
分で、布団の襟元の縁15を、挟み込むように取りけ
る。又、布団の足元の縁も同様に取りつける。縁部分が
明確でない布団に、テープを取りつけるには、断面がY
型状のテープを、T型になるように開いて、襟元の2隅
を結ぶ線上及び、足元の2隅を結ぶ線上に、熱融着する
等の接着剤で取りつける。尚、布団の縁にテープを、縫
いつけにくい場合でも、専門家に助言をうけて、縫いつ
けることも可能な場合もある。図10で、16は布団1
3の隅、17は裏返したカバー12の隅であり、18は
テープの端部が、布団と裏返したカバーのどちらの縁に
も取りつけていない、テープの遊びの部分であり、19
は布団とカバー内側の襟元及び足元の各々の縁に、オー
プンファスナーのテープを、縫いつけた縫い目である。
布団13と裏返したカバー12に、オープンファスナー
のテープを取り付けた後、布団13の表生地と、裏返し
たカバー12の表生地が接し、かつ又、布団13の襟元
の縁と、裏返したカバー12の襟元の縁どうしが合うよ
うに、布団13の上に裏返したカバー12を重ねて、取
りつけたオープンファスナーを、一方の隅へ閉じてい
き、布団の隅16とカバーの隅17の両方を、スライダ
ー5がこえた直後で止めて、そこからさらにスライダー
が、移動できるように、テープにあそびの部分18を残
して、スライダーの留め金6を、両方のテープに取り付
けて、その先の余分なテープを切断する。テープにあそ
びの部分を残すことで、布団とカバーを接続して使用中
に、オープンファスナーが開くことを防止でき、かつ
又、洗濯による縮みが、発生しても対応ができる。尚、
布団とカバーには、収縮率、実物と表示寸法との誤差の
許容範囲が、表示されいる。その品質表示を参考にし
て、かつ、カバーは、交換する機会が多く、その際に同
じ種類のカバーと交換するとは限らないことを考え合わ
すと、従来の布団とカバーの、襟元及び足元の各々の縁
中央が合うように、オープンファスナーを、布団とカバ
ーに取りつけるには、図1に示す構造を有するオープン
ファスナーが好ましく、又、図1に示す構造を有し、図
4に示す形状のテープである、オープンファスナーを用
いれば、取りつける作業も簡単である。又、布団とカバ
ーを、オープンファスナーを介して接続する目的で、当
初からカバーに取りつけるオープンファスナーの種類
は、オープンファスナーの種類を限定しないが、上記の
理由により、図1に示す構造を有し、図4に示す形状の
テープである、オープンファスナーが好ましい。当初か
らカバーの内側の襟元及び足元の縁にオープンファスナ
ーを取りつけたカバーは、図5及び、図7では、箱を有
するテープが、図示されていないが、箱を有するテープ
が、閉じ合わされた状態である。尚、上記のテープの接
着方法は、熱融着以外の接着方法でもよく、接着剤の種
類は問わない。
【0007】
【発明の効果】上記発明は、以上の構成であるから、オ
ープンファスナーのテープを、縫いつけにくい縁の布団
にも、又、同サイズでも横幅が違う、布団とカバーにも
簡単にオープンファスナーのテープを、取りつけられ
る。当初からオープンファスナーを有するカバーの場合
は、より一層簡単な作業となる。上記のように布団とカ
バーを、オープンファスナーを介して、一体的に接続す
ることにより、紐を結ばずに接続でき、カバーの脱着も
簡単にできる。又、紐が解けてカバーの中で、布団がダ
ンゴ状になることもなくなる。布団とカバーの襟元及び
足元の縁どうしが、分離しないため、就寝中に、カバー
だけを引き寄せることもなくなり、寝冷え防止の効果も
あり、快適な状態で布団を着ることができるので、安眠
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オープンファスナー1例の平面図
【図2】オープンファスナー他例の平面図
【図3】オープンファスナー1例の断面図
【図4】オープンファスナー他例の断面図
【図5】カバーにオープンファスナーのテープを取りつ
けた1例の平面図
【図6】布団にオープンファスナーのテープを取りつけ
た1例の平面図
【図7】カバーにオープンファスナーのテープを取りつ
けた他例の平面図
【図8】布団にオープンファスナーのテープを取りつけ
た他例の平面図
【図9】布団の縁にオープンファスナーのテープの取り
つけ方の1例の断面図
【図10】布団とカバーを接続したオープンファスナー
端部の1例の斜視図
【符号の説明】
1は、蝶棒 11は、カバー
に付いている紐 2は、蝶棒をうける箱 12は、裏返し
たカバー 3は、蝶棒を有するテープ 13は、裏地側
を上に向けた布団 4は、箱を有するテープ 14は、ループ
状の紐 5は、スライダー 15は、布団の
襟元の縁 6は、留め金 16は、布団の
隅 7は、エレメント 17は、カバー
の隅 8は、ループ状の紐を通す穴 18は、テープ
の遊びの部分 9は、スリット 19は、縫い目 10は、接着剤
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 寝具類と寝具類カバーとの分離防止構
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掛け布団、毛布等
の寝具類(以下、単に布団という)と掛け布団、毛布等
の寝具類のカバー(以下、単にカバーと言う)との分離
防止構造、特に紐を用いず簡単な操作で確実に布団とカ
バーとの分離を防止するための分離防止構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に布団には通常、カバーが被覆され
ているが、この布団とカバーの接続は、従来布団の4
隅、若しくは4隅と縁中央に付いているループ状の紐
に、カバーの内面の四隅、もしくは四隅と縁中央に付い
ている紐を結び付けて接続していた。従って結び目と結
び目の間は、布団とカバーの縁が接続されていないため
に、就寝中に布団を引き寄せたつもりがカバーだけを引
き寄せていて、布団とカバーの襟元及び足元の縁同士が
分離したり、紐が解けてカバーの中で布団がダンゴ状に
なり、カバーだけを着ている状態になったりして、寝冷
えの原因となっていた。
【0003】また、布団にカバーを脱着する際には、布
団に着いているループ状の紐と、カバーについている紐
の位置がずれていたり、どちらかが付いていない場合が
あり、ループ状紐にカバーの紐を結び付ける作業は厄介
であった。また、きつく結びすぎて解けにくい場合もあ
り面倒であった。
【0004】そこで布団とカバーをオープンファスナー
を介して接続するべく、従来のオープンファスナーのテ
ープを布団とカバー内側の襟元及び足元の各々の縁に取
り付けようとすると、同サイズの布団とカバーでも布団
とカバーの横幅が違ったり、オープンファスナーのテー
プを襟元及び足元の各々の縁の中央が合うように一体的
に接続するには、オープンファスナーのテープの取り付
け位置を十分に注意をして調整する必要があり、この作
業も困難である。
【0005】
【説明が解決しようとする課題】本発明は、上述の如き
状況に対処し、その問題点を解決するために、布団のル
ープ状の紐にカバーの紐を結び付けずに、布団とカバー
を分離させない接続方法で布団とカバーを簡単に、かつ
又、一体的に接続することを課題として研究をした。
【0006】かくて本発明はオープンファスナーのテー
プの一方を布団側に、他方をカバー内面側に取り、付け
ることを見出し、布団とカバーの横幅に違いがあっても
簡単に取り付けることができ、しかも確実に両者を接続
して布団とカバーの分離を完全に防止し、寝冷えをなく
し、快適な安眠を達成することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成
し、課題を解決する本発明は、先ず、テープの長さ方向
中央線に沿い互いに係合、分離するエレメントを有し、
スライダーにより長さ方向に接合、分離されるオープン
ファスナーの、一方のテープを掛け布団、毛布などの寝
具類の襟元及び足元の縁に取り付け、他方のテープを寝
具類のカバー内面の対応する襟元及び足元に取り付け
て、内部に収納された寝具類と、該寝具類のカバー内面
とをその襟元及び足元の縁に沿って互いに接続せしめて
なることを特徴とする。
【0008】また、本発明はテープの長さ方向の中央線
に沿いスライダーにより長さ方向に互いに係合、分離す
るエレメントを有し、テープ幅方向の断面形状がY型状
で一方のテープが側端部にかけて開いているオープンフ
ァスナーを用い、その前記開いたテープ側端部を寝具類
の襟元及び足元の縁を挟み込むように配し、熱融着性接
着剤で接着すると共に、他方のテープを寝具類のカバー
の内面側の縁に配し、熱融着性接着剤により接着して内
部に収納された寝具類と該寝具類のカバー内面とを襟元
及び足元の縁に沿って互いに接続せしめてなることも他
の特徴である。
【0009】更に、本発明はまたテープ長さ方向中央線
に沿い、互いに係合、分離するエレメントを有し、テー
プ中央より両端に向かって2個のスライダーにより長さ
方向に各別に係合、分離可能なオープンファスナーを用
いて、その一方のテープを寝具類の縁に沿って配し、熱
融着性接着剤により接着すると共に、他方のテープを寝
具類のカバー内面の縁に配置し、熱融着性接着剤により
接着して内部収納された寝具類と、該寝具類のカバーを
襟元及び足元の縁に沿って互いに接続せしめてなること
も他の特徴とする。
【0010】なお、上記分離防止構造を有するカバー付
布団の形成は、先ず、カバーを裏返した状態で、該カバ
ーの襟元及び足元と布団の襟元及び足元の夫々の何れか
一方の縁にオープンファスナーの一方のテープを取り付
け、対応する他方のカバー又は布団の縁に、他方のテー
プを取り付けて互いに対応する縁同士を接続し、布団を
内部に収容するようにしてカバーを裏返し、その表面を
表に出せば、所期のカバー付布団が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、上記本発明の具体的な態様
について更に詳述すると、本発明は基本的にオープンフ
ァスナーを用い、その一方のテープを布団の襟元及び足
元の縁に取り付け、他方のテープをカバーの前記布団の
襟元及び足元に対応する襟元及び足元に取り付けて布団
側に取り付けたファスナーのエレメントと、カバー側に
取り付けたファスナーのエレメントを互いに係合させ一
体に接続することである。
【0012】従来の布団とカバーの襟元及び足元の各々
の縁をオープンファスナーを閉じることで一体的に接続
しようとすると、同サイズの布団とカバーでも横幅が同
じ場合と違う場合があり、また、布団の縁にオープンフ
ァスナーのテープを縫い付けるとき、縫い付け易い場合
と、縫い付けにくい場合がある。各々の場合に対応して
オープンファスナーの構成を変えるのが好ましく、以下
に4例を説明する。
【0013】先ず1つは布団とカバーの横幅が同じであ
り、テープを布団の襟元及び足元とカバーの襟元及び足
元の縁に縫い付けやすい場合に対応するためにオープン
ファスナーのテープを上記布団の縁と、これに対応する
カバー内側の縁を合せ、その一方の端にある蝶棒と箱を
組み合わせて、ロック機能付きスライダーで両方の平面
的な形状のテープを片方の端に向かって閉じていく構造
であり、必要な場合には更に両方のテープの面に熱融着
する等の接着剤を施してあるオープンファスナーを用い
る。
【0014】次に第2としては、布団とカバーの横幅が
同じであり、テープを布団の襟元及び足元の縁に縫いつ
けにくい場合に対応するためには、箱を有するテープを
除いて、上記の布団とカバーの横幅が同じ場合のオープ
ンファスナーと同じ構造であり、箱を有するテープの形
状がスライダーが移動する際にテープと接する部分を除
いてテープ断面がY型状になるように側端部にかけて2
つに開いており、テープの側端部にかけて開いた部分が
閉じたときに接する面には、熱融着する等の接着剤を施
してあるオープンファスナーを用いる。
【0015】更に布団とカバーの横幅が違う場合に対し
ては、テープを布団の襟元及び足元の縁に縫い付けやす
い場合に対応するために、オープンファスナーの一方の
テープ中央に蝶棒を2個有して、片方のテープには上記
2個の蝶棒に相対して、蝶棒を受ける箱とロック機能付
きスライダーを各々2個有し、オープンファスナーのテ
ープ中央から両端に向かって平面的な形状のテープを閉
じる構造で、両方のテープの面に熱融着する等の接着剤
を施してあるオープンファスナーを用いる。
【0016】また、布団とカバーの横幅が違い、テープ
を布団の襟元及び足元の縁に縫い付けにくい場合に対応
するためには、箱を有するテープを除いて上記オープン
ファスナーと同構造であり、箱を有するテープの形状が
スライダーが移動する際にテープと接する部分を除い
て、テープ断面がY型状になるように側端部にかけて2
つに開いており、テープの側端部にかけて開いた部分が
閉じた時に接する面に、熱融着する等の接着剤が施して
あるオープンファスナーを用いる。勿論、これら2例の
オープンファスナーは、布団とカバーの横幅が同じ場合
にも用いることも可能である。また、布団とカバーの襟
元及び足元の各々の縁中央が合うように布団とカバーに
簡単に取り付けることができる利点がある。
【0017】以上4例のオープンファスナーを説明した
が、上記各々の場合に応じたオープンファスナーを用い
て布団とカバーを一体的に接続することができる。な
お、上記第4例目のオープンファスナーは、上記各々全
ての場合に対応できる。
【0018】箱とスライダーを有するテープをカバーに
取り付けると、カバーは洗濯する機会が多いために、オ
ープンファスナーが壊れる可能性が大きくなるために、
蝶棒を有するテープをカバーに取り付けることが好適で
ある。オープンファスナーのテープを、カバーの内側の
襟元及び足元の縁に取り付ける作業を省くために、当初
からカバーの内側の襟元及び足元の縁に取り付けるオー
プンファスナーは、上記4例以外のオープンファスナー
でもよいが、上記第4例目の特徴を有するオープンファ
スナーが好ましい。
【0019】当初からオープンファスナーをカバーの内
側の襟元及び足元の縁に有するカバーの場合は、箱を有
するテープを外して、布団の襟元及び足元の縁に取り付
ける作業だけで布団とカバーの襟元及び足元の縁同士を
一体的に接続できる。また、当初からオープンファスナ
ーを布団の襟元及び足元の縁に有する布団を作れば、よ
り一層簡単に接続できる。なお、当初からカバーに取り
付けられた上記オープンファスナーの蝶棒を有するテー
プは、熱融着する等の接着剤が施されていなくてもよ
い。また、当初からオープンファスナーを有する布団と
カバーが作られた際は、布団とカバーに取り付けられて
いない方のオープンファスナーのテープはなくてもよ
い。
【0020】
【実施例】以下更に添付図面にもとづいて本発明の具体
的態様を説明する。
【0021】図1乃至図4は本発明に使用するオープン
ファスナーの各例であり、これら図において1は蝶棒、
2は蝶棒1をうける箱、3は蝶棒1を有するテープ、4
は箱2を有するテープ、5はテープ3と4を閉じるスラ
イダー、6はスライダー5を止める留め金、7はエレメ
ントで、図1に示すファスナーは図示のように、箱2が
オープンファスナーのテープ中央に位置してスライダー
5でテープ3と4を中央から両端に向かって留め金6ま
で閉じていく構造のオープンファスナーである。
【0022】図中、8は図示されていないが、従来の布
団には四隅、若しくは4隅と縁中央にカバーの紐を結び
つけるためのループ状の紐が付いていることが多いた
め、ループ状の紐を通すために断面がY型状のテープ中
央に設けたボタンホール状の穴である。
【0023】9はテープの中央部に設けたスリットであ
り、中央から片方向だけオープンファスナーを閉じた状
態で、閉じられていない方の蝶棒1をスライダー5と箱
2に脱着が可能にするために設けた。上記状態でスリッ
ト9を設けない場合には、閉じられていない方の蝶棒1
をスライダー5と箱2に脱着が可能なだけの間隔をあけ
て2組の蝶棒と箱を設ける。この構造を有するオープン
ファスナーは、布団とカバーの横幅が違う場合に使用す
るのに適する。
【0024】図2に示すオープンファスナーは、蝶棒1
がテープ3の一方の端に位置して、蝶棒1と相対してテ
ープ4の端に箱2があり、蝶棒1と箱2を組み合わせて
スライダー5でテープ3と4を片方の端に向かって閉じ
ていく構造のオープンファスナーである。この構造のオ
ープンファスナーは前記と同じく布団とカバーの横幅が
同じ場合に適する。
【0025】図3は更に他のオープンファスナー例で、
10は熱融着する等の接着剤である。オープンファスナ
ーのテープ3と4の形状が平面的であり、テープ面には
熱融着する等の接着剤10が施されているオープンファ
スナーである。この形状のテープは、布団の襟元及び足
元の縁にテープを熱融着して仮止め後、縫い付ける場合
に適している。
【0026】図4に示すオープンファスナーは、箱2を
有するテープ4の形状がスライダー5が移動する際にテ
ープ4と接する部分を除いて、断面がY型状になるよう
に側端部にかけて2つに開いており、側端部がバイアス
状である。また、熱融着する等の接着剤10を平面的な
テープ3の面と、テープ4の側端部にかけて2つに開い
た部分が閉じたときに接する面に施してある。テープ4
の形状は、布団の襟元及び足元の縁に、テープを熱融着
する等の接着剤10で取り付けるため、テープを縫いつ
けにくい場合に適している。特に図3と4に示すよう
に、オープンファスナーの各パーツを角張った形状にし
ないことで布団とカバーの生地を傷つけることを防止で
きる。
【0027】次に前記図1で示すように、中央から両端
に向かってテープを閉じる構造を有し、テープの断面が
図3と図4で示す2種類のオープンファスナーと、図2
で示すように一方の端から片方の端へテープを閉じてい
く構造を有し、テープの断面が図3と図4で示す2種類
のオープンファスナーとの合計4種類のオープンファス
ナーについて以下にその取り付け例を説明する。
【0028】図5において、11はカバーの内側の四
隅、若しくは4隅と縁中央に付いている紐であり、12
は裏返したカバーであり、その襟元及び足元の縁中央に
同種類おオープンファスナーの中央(2個の蝶棒1の中
間)が位置するように、テープ3をカバーの縁全体に各
々沿わせて熱融着させて仮止め後、縫いつけてテープ4
を外す。
【0029】また、図6の取り付け例では、13は裏地
側を上に向けた布団であり、布団の襟元及び足元の縁中
央に、図5でカバーに取り付けたオープンファスナーか
らはずした各々のテープ4の中央(2個の箱2の中間)
が位置するように布団の襟元及び足元の縁に沿わせる。
14は従来の布団の襟元及び足元の縁の中央に、カバー
の紐を結びつけるためについているループ状の紐であ
り、ループ状の紐14が布団についている場合は、断面
がY型状のテープ中央部に設けた穴8よりループ状の紐
14を取り出す。断面がY型状のテープのときは熱融着
等の接着をする。平面的なテープは熱融着して仮止め
後、縫いつける。
【0030】図7は図2で示すロック付きスライダー
で、一方の端から片方の端へテープを閉じていく構造の
オープンファスナーを裏返したカバー12の襟元の縁の
端にテープ3の蝶棒1が位置するように、縁に沿わせて
取り付けたもので、テープ3の蝶棒1を取り付けた対角
の足元の縁の端に同種類のオープンファスナーのテープ
3の蝶棒1を位置するように取り付けている。各々のテ
ープを熱融着して仮止め後、縫い付けてテープ4を外
す。
【0031】図8は図7でカバーに取り付けたオープン
ファスナーからはずした各々のテープ4を、布団13の
襟元の縁の端にテープ4の箱2が位置するように縁に沿
わせて取り付ける。又、テープ4の箱2を取り付けた対
角の足元の縁の端にもう1個のテープ4の箱2が位置す
るように取り付ける。テープ断面がY型状のテープは、
熱融着等の接着をする。平面的なテープは熱融着させ仮
止め後縫いつける。この図7と図8の例ではカバーと布
団の紐を切り取った。なお、上記の一方のテープ4を、
布団の表生地の襟元の縁に取り付けて、片方のテープ4
を、布団の裏生地の足元の縁に取り付けることにより、
又は蝶棒と箱及びスライダーを左右対称に有するオープ
ンファスナーを用意すれば、上記のように一方のテープ
と逆向きに取り付けなくてもよい。
【0032】図9は布団に取り付けたときの例を示し、
15は布団の襟元であり、布団の縁とテープとの接着面
を広くして、布団の縁からテープが外れるのを防止する
目的でスライダー5が移動する際に、テープ4と接する
部分を除いて断面がY型状になるように、側端部にかけ
て2つに開いている部分で、布団の襟元の縁15を挟み
込むように取り付ける。また、布団の足元の縁も同様に
取り付ける。縁部分が明確でない布団にテープを取り付
けるには、断面がY型状のテープをT型になるように開
いて襟元の2隅を結ぶ線上、及び足元の2隅を結ぶ線上
に熱融着する等の接着剤で取り付ける。なお、布団の縁
にテープを縫いつけにくい場合でも、専門家に助言を受
けて縫いつけることも可能な場合もある。
【0033】更に図10は布団13とカバー12の接合
部を示し、16は布団13の隅、17は裏返したカバー
12の隅であり、18はテープの端部が布団と裏返した
カバーのどちらの縁にも取り付けていないテープの遊び
部分であり、19は布団とカバー内側の襟元及び足元の
各々の縁にオープンファスナーのテープを縫い付けた縫
い目である。
【0034】布団13と裏返したカバー12に、オープ
ンファスナーのテープを取り付けた後、布団13の表生
地と裏返したカバー12の表生地が接し、かつまた、布
団13の襟元の縁と裏返したカバー12の襟元の縁同士
が合うように布団13の上に裏返したカバー12を重ね
て取り付けたオープンファスナーを一方の隅へ閉じてゆ
き、布団の隅16とカバーの隅17の両方をスライダー
5が越えた直後で止めて、そこからさらにスライダーが
移動できるようにテープに遊びの部分18を残してスラ
イダーの留め金6を両方のテープに取り付けて、その先
の余分なテープを切断する。テープに遊びの部分を残す
ことで布団とカバーを接続して使用中にオープンファス
ナーが開くことを防止でき、かつまた、洗濯による縮み
が発生しても対応ができる。
【0035】なお、布団とカバーには収縮率、実物と表
示寸法との誤差の許容範囲が表示されている。その品質
表示を参考にして、かつカバーは交換する機会が多く、
その際に同じ種類のカバーと交換するとは限らないこと
を考え合わせると、従来の布団とカバーの襟元及び足元
の各々の縁中央が合うようにオープンファスナーを布団
とカバーに取り付けるには、図1に示す構造を有するオ
ープンファスナーが好ましく、また図1に示す構造を有
し、図4に示す形状のテープであるオープンファスナー
を用いれば取り付ける作業も簡単である。
【0036】また布団とカバーをオープンファスナーを
介して接続する目的で当初からカバーに取り付けるオー
プンファスナーの種類は、オープンファスナーの種類を
限定しないが、上記の理由により図1に示す構造を有
し、図4に示す形状のテープであるオープンファスナー
が好ましい。当初からカバーの内側の襟元及び足元の縁
にオープンファスナーを取り付けたカバーは、図5及び
図7では、箱を有するテープが図示されていないが、箱
を有するテープが閉じ合わされた状態である。なお、上
記のテープの接着は、熱融着以外の接着方法でもよく、
接着剤の種類は問わない。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように布団の襟元及び足
元と、カバー内面側の襟元及び足元に互いに係合、分離
するファスナーの夫々のテープを取り付けた構成である
から、オープンファスナーのテープを縫いつけにくい縁
の布団にも、また同サイズでも、横幅が違う布団とカバ
ーにも簡単にオープンファスナーのテープを取り付ける
ことができ、しかも布団とカバーをオープンファスナー
を介して一体的に接続することにより紐を結ばずに接続
でき、カバーの脱着も簡単であると共に、紐が解けてカ
バーの中で布団がダンゴ状になることもなくなる顕著な
効果を有する。また、布団とカバーの襟元及び足元の縁
同士が分離しないため、就寝中にカバーだけを引き寄せ
ることもなくなり、寝冷え防止の効果もあり、快適な状
態で布団を着ることができるので、安眠ができる利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】オープンファスナーの1例を示す平面図であ
る。
【図2】オープンファスナーの他の例を示す平面図であ
る。
【図3】更にオープンファスナーの他の例の断面図であ
る。
【図4】Y型状のオープンファスナーの例を示す断面図
である。
【図5】カバーにオープンファスナーのテープを取り付
けた状態の1例を示す平面図である。
【図6】布団にオープンファスナーのテープを取り付け
た状態の1例を示す平面図である。
【図7】カバーにオープンファスナーのテープを取り付
けた状態の他の例を示す平面図である。
【図8】布団にオープンファスナーのテープを取り付け
た状態の他の例を示す平面図である。
【図9】布団の縁にオープンファスナーのテープを取り
付けた態様を示す断面図である。
【図10】布団とカバーを接続したオープンファスナー
の端部の1例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 蝶棒 2 蝶棒を受ける箱 3 蝶棒を有するテープ 4 箱を有するテープ 5 スライダー 6 留め金 7 エレメント 8 ループ状の紐を通す穴 9 スリット 10 接着剤 11 カバーに付いている紐 12 裏返したカバー 13 布団 14 ループ状の紐 15 布団の襟元 16 布団の隅 17 カバーの隅 18 テープの遊びの部分 19 縫い目 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成
し、課題を解決する本発明は、先ず、テープの長さ方向
中央線に沿い互いに係合、分離するエレメントを有し、
スライダーにより長さ方向に接合、分離されるオープン
ファスナーの、一方のテープを掛け布団、毛布などの寝
具類の襟元及び足元の縁に取り付け、他方のテープを寝
具類のカバー内面の対応する襟元、足元の縁に取り付け
て、内部に収納された寝具類と、該寝具類のカバー内面
とをその襟元及び足元の縁に沿って互いに接続せしめて
なることを特徴とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファスナーのテープを、取りつけようとす
    る物の縁に、ファスナーのテープを、縫いつけずに取り
    つける目的で、ファスナーのテープの形状は、テープ断
    面がY型状になるように、側端部にかけて2つに開いて
    おり、熱を加えると融けて接着する等の接着剤を、有す
    ることを特徴とする、ファスナーのテープ。
  2. 【請求項2】オープンファスナーのテープ中央から両端
    に向かって、2個のスライダで、テープを閉じる構造で
    あり、蝶捧をうける箱を有するテープが、請求項1に記
    載の特徴を有し、蝶棒を有するテープの面には、熱を加
    えると融けて接着する等の接着剤を、施してあることを
    特徴する、オープンファスナー。
  3. 【請求項3】掛け布団、毛布等の寝具類と掛け布団、毛
    布等の寝具類のカバーの、襟元及び足元の縁どうしを、
    オープンファスナーを介して、接続することを目的とし
    て、掛け布団、毛布等の寝具類のカバーの内側の、襟元
    及び足元の縁にオープンファスナーを、有することを特
    徴とする、掛け布団、毛布等の寝具類のカバー。
JP31886997A 1997-10-14 1997-10-14 寝具類と寝具類カバーとの分離防止構造 Pending JPH11113612A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020163973A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ダイハツ工業株式会社 車両用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020163973A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ダイハツ工業株式会社 車両用シート

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