JP3051850U - 袋状保温部材の外周縁強化構造 - Google Patents
袋状保温部材の外周縁強化構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 袋体内部に羽毛などを充填した羽毛ふとん等
の外周縁(ヘム)を強化し、ダニの侵入、羽毛などの抜
け出しを阻止する。 【解決手段】 上下の布地1、2を外周縁(ヘム)にお
いて止着し、形成した袋体の内部に羽毛などを充填せし
めた羽毛ふとんなどの袋状保温部材において、外周縁の
縫い代を折り返して、折り返し部1′、2′間に熱融着
フィルム3又は片面に熱融着機能をもつ熱接着性薄地テ
ープを挟み込み、加熱圧着により接着し、止着する。
の外周縁(ヘム)を強化し、ダニの侵入、羽毛などの抜
け出しを阻止する。 【解決手段】 上下の布地1、2を外周縁(ヘム)にお
いて止着し、形成した袋体の内部に羽毛などを充填せし
めた羽毛ふとんなどの袋状保温部材において、外周縁の
縫い代を折り返して、折り返し部1′、2′間に熱融着
フィルム3又は片面に熱融着機能をもつ熱接着性薄地テ
ープを挟み込み、加熱圧着により接着し、止着する。
Description
【0001】
本考案は羽毛ふとんなど、袋体の内部に羽毛や合繊綿などを充填して保温用に 供する寝具、衣料製品の外周縁(以下、ヘムと略称する。)の構造に関するもの である。
【0002】
従来、例えば袋体内部に羽毛などを充填した羽毛ふとんなどは、一般に図6及 び図7に示すように上側布1と下側布2の周縁を縫着して袋体に形成すると共に 、上側布地1と下側布地2を互いに帯状布で連結縫着することにより袋体内部に 格子状に多数の区画室aを形成し、周縁の一部に設けた開口部11よりパイプな どを通じて各区画室aに羽毛などを充填することによって作成されている。 そして、この場合、外周縁であるヘムは力のかかる個所である関係で、図8( イ)(ロ)に示すように上側布地1と下側布地2の布端を2本針の環縫ミシンに よって縫着4するのが通例であり、慣行されて来た。
【0003】
ところが、上記の如き2本針の環縫ミシンによる縫着構造では、図8(ロ)に 示すように上下の布生地が矢印方向に引っ張られた状態ではL字状となり、ミシ ン糸に力が集中する結果、針穴が開口し、袋体内部の空気の出入に伴って羽毛な どの抜け出しや、外部からダニの侵入を避けられなかった。
【0004】 本考案は上述の如き実状に鑑み、特にヘムの縫着構造に熱接着用フィルム又は 熱接着性薄地テープの併用を見出すことにより上下の布生地が引っ張られた場合 に引っ張り力が接着用薄地テープ等の縫着ならびに接着個所に集中して接着面に 平行に該引っ張り力を作用させ、ヘムの剥離強度を高め、丈夫な信頼のおけるヘ ムの構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
即ち、上記目的に適合する本考案の特徴は、上下の布地を外周縁(ヘム)にお いて止着し、形成した袋体の内部に羽毛、合繊綿などを充填せしめた羽毛ふとん などの保温部材において、ヘムの止着構成に特に熱融着フィルムあるいは片面に 熱融着機能をもつ熱接着用薄地テープを用いたものであり、第1の構成は上下の 布地の外周縁布端をミシンにより縫着すると共に、該縫着部を含む縫い代を外周 縁内部に折り返して縫着部を折り返し部内方に格納して、その外側に熱融着フィ ルムを挟み込み、加熱圧着により接着し、止着せしめたことにある。
【0006】 第2の構成は上記構成における縫着部をなくし、上下各布地の外周縁布端を夫 々内方に折り返し形成すると共に、上下両布地の折り返し布端の間及び下側布地 の折り返し布端内部に夫々熱融着フィルムを挟み込み、加熱圧着により接着し、 止着せしめたことを特徴とする。
【0007】 また第3の構成は、片面に熱融着機能をもつ熱接着用薄地テープを使用し、上 下の布地の各外周縁布端を夫々内方に折り返し形成すると共に、片面に熱融着機 能をもつ熱接着用薄地テープを上記上下の両折り返し布端の間で一方の布地の折 り返し布端に熱融着面を当接し、他方の布地の折り返し布端側に非融着面を当接 して縫着して加熱圧着により前記熱融着面を融着し、止着せしめたことを特徴と する。
【0008】 更に本考案の第4の構成として、上下の布地の各外周縁布端を夫々内方に折り 返し形成し、片面に熱融着機能をもつ熱接着用薄地テープをその熱融着面が外側 に向くように二つ折り状態にして開放側を外側に向けて上記上下の布地の両折り 返し布端の間に挟み込み、二つ折り熱接着用薄地テープ折曲部に近い個所を一方 の布地の折り返し布端に縫着すると共に、加熱圧着により熱融着面を夫々上下の 布地に融着し止着せしめたことを特徴とする。
【0009】 そして、上記各ヘム構成を有する袋状保温部材は更に袋体の隅部においても確 実に封止せしめることが好適であり、請求項5はかかる構成として隅部において 上下何れか一方の布地の互いに直交する2辺の折り代を隅部で重合させ、該重合 部内に隅部を頂点とする三角形の熱融着フィルムを挿入定置して加熱圧着により 2辺の折り代と他方の布地を接着せしめる構成を付加したものである。
【0010】
本考案は上記のように袋状保温部材の袋体へのヘム構造において、熱融着フィ ルムあるいは片面に熱融着機能をもつ熱接着用薄地テープを介して接着せしめる ことにより、ヘムは完全に面接着状態での接着となり、剥離強度の向上と、封止 力の強化を達成し、従来のミシン縫製による点接着にみられるようなミシンの針 穴からのダニの侵入を完全に阻止するのみならず、内部の空気の還流による内部 の羽毛の抜け出ることも阻止する。
【0011】
以下、更に本考案の具体的な実施の形態について説明する。
【0012】 図1乃至図4は本考案に係る各ヘム止着部の例であり、これらは何れも図6に 示す羽毛ふとん等のヘムにおける止着部を示している。
【0013】 図1において、1は袋体を形成する上側布地、2は同じく袋体を形成する下側 布地で、これら上下の布地1、2はヘムの止着にあたりそのヘム布端をミシンに より縫着4すると共に、その縫着部4を含み縫い代1′、2′をヘム内部に折り 返して縫着部4を内方に格納し、該格納部内で縫着部4の外側に熱融着フィルム 3を挟み込んでいる。
【0014】 図1はかかる熱融着フィルム3を挟み込んだ状態となっているが、次に加熱圧 着することにより該熱融着フィルム3は融着し、上下の布地1、2の折り返し縫 い代1′、2′部分を一体に接着し、ヘムを確実に止着する。 ここで用いられる上下の布地は天然繊維、合成繊維など既知の繊維からなる布 地であるが、熱融着フィルムの加熱圧着時に布地の溶融を来さないことが必要で あり、天然繊維よりなる布は好適である。しかし、熱融着フィルムの融着温度以 上の融着をもつ合成繊維布であれば充分使用可能である。
【0015】 一方、圧着する熱融着フィルム3としては融点が120℃以下、特に80〜1 05°位の樹脂フィルムが用いられ、該フィルム3の融点下限より稍高い温度で 加熱圧着することによって融着がなされる。
【0016】 上記融点が比較的低い熱融着樹脂例としては、ポリプロピレン、ポリエチレン 、エチレン、酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル、不飽和ポリエステルな どの外、低融点ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン等、各種の樹脂が挙げ られる。 そして、上記の如く接着せしめたヘム構造は上下布地1、2が引っ張られると きは図1(ロ)に示すようにL字状を呈することになるので、熱融着フィルムと しては接着力の強い樹脂を使用することが有効である。しかし、融着部内方に縫 着部4を含む縫い代1′、2′が存在し、熱融着フィルム3による面接着と相俟 って剥離に対しても安全性が高められているので、従来のミシン縫着による点縫 着構造に比較しては強度、封止力ともに良好である。
【0017】 図2はより強化された構造で、ここでは下側布地2の布端を折り返し、該折り 返し部2′による折り返し内部に前記熱融着フィルム3を挟み込み加熱圧着によ り接着せしめると共に、上側布地2の折り返し部2′との間にも熱融着フィルム 3を挟み込んで接着せしめることによりヘムの強化構造を形成している。 この場合は上下の布地1、2が引っ張られるとき、図2(ロ)に示すように引 っ張り状態がN字状となるので、引っ張り力が接着面に平行して働くため、熱融 着フィルム3による面接着力と相俟って剥離強度は倍加される。
【0018】 図3は更に本考案の他の実施例構造であり、前記した各構造例では熱融着フィ ルム3による両面接着が行われているが、本例では片面に熱融着機能をもつ熱接 着用薄地テープ5が用いられている。 片面に熱融着機能をもつ熱接着用薄地テープ5は例えば図3(ハ)に示すよう に一方の面を起毛したトリコット編布の如き編布5aの起毛面に熱接着用フィル ム5bをラミネートし、所要の適宜巾、通常5〜15mm巾に長さ方向にカット し形成したテープであり、熱接着用フィルム5bとして前述した樹脂フィルムと 同じく融点が120℃以下、特に80〜105℃位の樹脂フィルムが用いられ、 具体的にはポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン、低融点ポリエステル、ポ リアミド等、各種の樹脂が挙げられるが、特にポリウレタン系樹脂フィルム、例 えばダイセル化学工業株式会社製サーモライト機能フィルム100ミクロン(融 点80〜120℃)のフィルムは好適であり、実用的である。 なお、上記編布5aにおける起毛は、接着時に溶融した樹脂が布地のテープ自 体に浸み込み、接着力を弱めるのを防止するためであり、必らずしも起毛に限ら ず、溶融した樹脂が含浸しにくい緻密な布であっても差し支えない。
【0019】 図3は上記の如き片面に熱融着機能をもつ薄地テープ5を上下布地1、2の布 端折り返し部1′、2′の間に一方の布地、図では上側布地1の折り返し部1′ 側に熱接着用フィルム5bによる熱融着面を当接し、他方の下側布地2の折り返 し部2′に編布5aによる非融着部を対向させて挟み込み、非融着部の対面する 下側布地2の折り返し部2′に熱接着用薄地テープ5を縫着4して、加熱圧着に より該テープ5の熱融着面を上側布地1の折り返し部1′に融着し接着せしめて いる。 この場合、熱接着用薄地テープ5と下側布地2の折り返し部2′との縫着位置 は必らずしも特定する必要はないが、可及的外側寄りであることが好ましい。
【0020】 この止着構造によれば、図3(ロ)に示すように上下布地1、2の引っ張り時 の状態がT字状あるいはY字状となり、引っ張り力が熱接着用薄地テープ5の縫 着個所に集中されるために物理的に剥離強度が強化される特長を有している。 特に縫着個所が外側に寄る程、より有効である。
【0021】 図4は更に前記片面に熱融着機能をもつ熱接着用薄地テープ5を用いた他の構 造例であり、上記片面に熱融着機能をもつ熱接着用薄地テープ5を融着面を外側 にして二つ折り状態でその開放側を外側に向けて上下の布地1、2の折り返し部 1′、2′の間に挟み、折曲部に近い個所を一方の布地、図では下側布地2の布 端縫い代の折り返し部2′に縫着4すると共に加熱圧着することにより熱接着用 薄地テープ5の融着面を上下各布地1、2の折り返し部1′、2′に融着せしめ ている。
【0022】 この構造によれば、図4(ロ)に示すように矢印方向への引っ張り時の状態が V字状又はI字状となり、引っ張り力が熱接着用薄地テープ5の縫着面に平行と なってテープによる面接着と相俟って、止着部の剥離強度が更に強化される。
【0023】 なお、特に上記図3及び図4に示す構造において、上下の布地1、2の縫い代 に縫着された針穴が強い引っ張りを受けた際に拡大されることを防止するために 、縫着を2重環縫によって行い針穴の裏側に重複隆起する裏糸を配するようにし たり、又、下側布地2の縫い代に片面に接着機能をもつ不織布等を配置して樹脂 の凝固により針穴の拡大を防止するなどの補完処置をすることも頗る有効である 。 かくして本考案は以上のように熱融着フィルム3又は熱接着用薄地テープ5 の使用により従前の2本針によるミシン縫着の点縫着と異なり面接着となって引 っ張りによる剥離強力の大なる止着部を構成する。
【0024】 図5は上記の各止着部構造に関連し、針穴のないヘム止着構造を得るための四 隅部の構成であり、一方の布地の2辺の折り代が重なる関係で前記の止着部構造 が適用しにくい場合に重合部に三角形の熱融着フィルム3などを頂点を隅部に向 けて挿入定置し、袋状表面から加熱圧着して2辺の折り代と上下の布地とを接着 させることにより、耐久性のある四隅構造とすることができ、極めて有効である 。
【0025】 なお、上記の如くヘム構造が形成された保温部材、例えば羽毛ふとんでは図6 に示すように開口部11よりパイプを通じて羽毛などを吹き込む開口部にあたる 個所には図7に示すように片面熱接着用薄地テープ5の融着面を上にして離型紙 14を予め該融着面に挿入して該部が接着されていようにしてヘム全周の本接着 が完了し、全区画内に羽毛等を吹き込んだ後、離型紙を除去し、アイロン、プレ ス等にて加熱圧着し封止するようにする。 図6中、12はカバーの固定環、13は「チー」と称するカバー固定紐である 。
【0026】
本考案は以上のように、ヘムの止着構造において熱融着テープ又は片面に熱融 着機能を持つ薄地テープをヘム布端の折り返し縫い代部に介挿し、接着せしめる ようにしたものであり、従来のミシン縫着ではミシンの針穴からダニが侵入した り、羽毛などが抜け出てくることがあったが、上記フィルム又はテープによる接 着で面接着構造を形成し、針穴は融着時、塞がれて完全に封止されるため、その ようなダニの侵入の恐れはなく、また羽毛等の抜け出る恐れもない。
【0027】 しかも、上記フィルム又はテープによる面接着で上下布地の引っ張り時の状態 がL字状となっても面接着部が存在しているため剥離強度は大幅に向上し、また 引っ張り時の状態がN字状、T字状、Y字状あるいはV字状、I字状となるとき には上記面接着と相俟って剥離強度はより強力となり、袋状保温部材、例えば羽 毛ふとん等のヘムの構造として丈夫で極めて信頼性の高い構造を提供することが できる。 なお、本考案は羽毛ふとんなど、ふとんのヘムに適用して極めて有効であるが 、ふとんに限らず、キルティング状衣料品などのヘム構造にも適用し好適である 。
【図1】本考案における止着構造の1例を示し、(イ)
は要部断面概要図、(ロ)は引っ張り時の状態を示す説
明図である。
は要部断面概要図、(ロ)は引っ張り時の状態を示す説
明図である。
【図2】本考案に係る第2の止着構造例を示し、(イ)
は要部断面概要図、(ロ)は引っ張り時の状態を示す説
明図である。
は要部断面概要図、(ロ)は引っ張り時の状態を示す説
明図である。
【図3】本考案に係る第3の止着構造例で、(イ)はそ
の要部断面概要図、(ロ)は引っ張り時の状態を示す説
明図、(ハ)は熱接着製薄地テープの構成を示す部分斜
視図である。
の要部断面概要図、(ロ)は引っ張り時の状態を示す説
明図、(ハ)は熱接着製薄地テープの構成を示す部分斜
視図である。
【図4】本考案に係る第4の止着構造例であり、(イ)
は要部断面概要図、(ロ)は引っ張り時の状態を示す説
明図である。
は要部断面概要図、(ロ)は引っ張り時の状態を示す説
明図である。
【図5】ふとんの四隅等の隅部構造の1例を示す部分平
面図である。
面図である。
【図6】羽毛ふとんの平面概要図である。
【図7】羽毛ふとんの羽毛吹込開口部を示す正面図であ
る。
る。
【図8】従来の止着構造例を示し、(イ)は要部断面概
要図、(ロ)は引っ張り時の状態説明図である。
要図、(ロ)は引っ張り時の状態説明図である。
1 上側布地 1′ 上側布地の折り返し部 2 下側布地 2′ 下側布地の折り返し部 3 熱融着フィルム 4 縫着部 5 片面に熱融着機能をもつ熱接着性薄地テープ 5a 融着面 5b 編布
Claims (5)
- 【請求項1】 上下の両布地を外周縁において止着し、
形成した袋体の内部に羽毛、合繊綿などを充填せしめた
羽毛ふとん等の保温部材において、上記上下の布地の止
着にあたり、上下の布地の外周縁布端をミシンにより縫
着すると共に、該縫着部を含む縫い代を外周縁内部に折
り返して縫着部を折り返し部内方に格納して、その外側
に熱融着フィルムを挟み込み、加熱圧着により接着し、
止着せしめたことを特徴とする袋状保温部材の外周縁強
化構造。 - 【請求項2】 上下の両布地を外周縁において止着し、
形成した袋体の内部に羽毛、合繊綿などを充填せしめた
羽毛ふとん等の保温部材において、上記上下の布地の止
着にあたり、上下各布地の外周縁布端を夫々内方に折り
返し形成すると共に、上下両布地の折り返し布端の間及
び下側布地の折り返し布端内部に夫々熱融着フィルムを
挟み込み、加熱圧着により接着し、止着せしめたことを
特徴とする袋状保温部材の外周縁強化構造。 - 【請求項3】 上下の両布地を外周縁において止着し、
形成した袋体の内部に羽毛、合繊綿などを充填せしめた
羽毛ふとん等の保温部材において、上記上下の布地の止
着にあたり、上下の布地の各外周縁布端を夫々内方に折
り返し形成すると共に、片面に熱融着機能をもつ熱接着
用薄地テープを上記上下の両折り返し布端の間に挟み、
一方の布地の折り返し布端側にその熱融着面を当接し、
他方の布地の折り返し布端側に非融着面を対向させて縫
着し、加熱圧着により前記熱融着面を融着し止着せしめ
たことを特徴とする袋状保温部材の外周縁強化構造。 - 【請求項4】 上下の両布地を外周縁において、止着
し、形成した袋体の内部に羽毛、合繊綿などを充填せし
めた羽毛ふとん等の保温部材において、上記上下の布地
の止着にあたり、上下の布地の各外周縁布端を夫々内方
に折り返し形成し、片面に熱融着機能をもつ熱接着用薄
地テープをその熱融着面が外側に向くように二つ折り状
態にして開放側を外側に向けて上記上下の布地の両折り
返し布端の間に挟み込み、二つ折り熱接着用薄地テープ
の折曲部に近い個所を一方の布地の折り返し布端に縫着
すると共に、加熱圧着により熱融着面を夫々上下の布地
に融着し、止着せしめたことを特徴とする袋状保温部材
の外周縁強化構造。 - 【請求項5】 袋状保温部材の袋体の隅部において、上
下何れか一方の布地の互いに直交する2辺の折り代を隅
部で重合させ、該重合部内に隅部を頂点とする三角形の
熱融着フィルムを挿入定置して加熱圧着により2辺の折
り代と他方の布地を接着せしめる請求項1〜4の何れか
の項に記載の袋状保温部材の外周縁強化構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998001486U JP3051850U (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 袋状保温部材の外周縁強化構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998001486U JP3051850U (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 袋状保温部材の外周縁強化構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051850U true JP3051850U (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=43185985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998001486U Expired - Lifetime JP3051850U (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 袋状保温部材の外周縁強化構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051850U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012164547A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Koden:Kk | 面状電熱採暖器具の製造方法 |
JP2016123367A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-11 | 協伸化成株式会社 | 温室用合成樹脂シート、および、その取り付け方法、温室用合成樹脂シートの製造方法、温室用合成樹脂シートを用いた温室 |
JP2017104186A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 福植 成田 | 床面保護シート |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP1998001486U patent/JP3051850U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012164547A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Koden:Kk | 面状電熱採暖器具の製造方法 |
JP2016123367A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-11 | 協伸化成株式会社 | 温室用合成樹脂シート、および、その取り付け方法、温室用合成樹脂シートの製造方法、温室用合成樹脂シートを用いた温室 |
JP2017104186A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 福植 成田 | 床面保護シート |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |