JPH11113322A - ポット式育苗容器用播種装置 - Google Patents

ポット式育苗容器用播種装置

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JPH11113322A
JPH11113322A JP30343197A JP30343197A JPH11113322A JP H11113322 A JPH11113322 A JP H11113322A JP 30343197 A JP30343197 A JP 30343197A JP 30343197 A JP30343197 A JP 30343197A JP H11113322 A JPH11113322 A JP H11113322A
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JP
Japan
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hopper
raising container
shutter
opening
fitting recess
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JP30343197A
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Eiju Nagai
英寿 永井
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 残留種子の回収容易化、条数を変更の容易
化、構成の簡素化、低コスト化。 【構成】 縦横に多数のポット2を有する育苗容器1を
移送する移送台7の上方位置に、円周方向及び軸心方向
に所定の間隔を置いて嵌合凹部16を形成した横軸繰出
ロール15と、該種子供給装置6に種子を供給する種子
供給ホッパー9とを設けた播種装置において。前記種子
供給ホッパー9の下部の流穀板10にはホッパ開口部6
1を形成し、流穀板10の下面には前記ホッパ開口部6
1を閉塞する閉塞位置と開口させる開口位置の間切替え
自在のシャッタ58を設け、前記シャッタ58の下方に
は前記ホッパ開口部61の下方に臨む取出受樋64を設
けたポット式育苗容器用播種装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上利用分野】本発明は、ポット式育苗容器用播種
装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開昭63−237708号公
報には、縦横に多数のポットを有する育苗容器を移送す
る移送台の上方位置に、水平方向に移動するシャッタを
設け、該シャッタの開閉により種子を落下させて各ポッ
トに播種するポット式育苗容器用播種装置について記載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、開閉シ
ャッタ構成のため、残留種子の回収も面倒であるという
課題と、移送方向に対する交差方向の種子供給数所謂条
数を変更するのが大変であり、コストが高くなるという
課題がある。
【0004】
【発明の目的】残留種子の回収容易化、条数を変更の容
易化、構成の簡素化、低コスト化。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、縦横
に多数のポット2を有する育苗容器1を移送する移送台
7の上方位置に、円周方向及び軸心方向に所定の間隔を
置いて嵌合凹部16を形成した横軸繰出ロール15と、
該種子供給装置6に種子を供給する種子供給ホッパー9
とを設けた播種装置において。前記種子供給ホッパー9
の下部の流穀板10にはホッパ開口部61を形成し、流
穀板10の下面には前記ホッパ開口部61を閉塞する閉
塞位置と開口させる開口位置の間切替え自在のシャッタ
58を設け、前記シャッタ58の下方には前記ホッパ開
口部61の下方に臨む取出受樋64を設けたポット式育
苗容器用播種装置としたものである。よって、本発明
は、前記嵌合凹部16は、育苗容器1のポット2に合わ
せてN条用嵌合凹部16aおよびn条用嵌合凹部16b
を等間隔に形成し、前記横軸繰出ロール15の外周面に
は前記嵌合凹部16を露出させる窓部と遮蔽する遮蔽部
とを有し前記横軸繰出ロール15の軸心方向に移動させ
ることにより前記N条用嵌合凹部16aとn条用嵌合凹
部16bの何れか一方を露出させ、何れか他方を遮蔽す
る薄いシート状の条数変更用シート17を密着させ、該
条数変更用シート17には前記流穀板10側に突き出る
取付部55を設け、該取付部55を前記ホッパ開口部6
1の間の突出部56に止具57により止着したポット式
育苗容器用播種装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
はポットシートまたはセルトレイと当業者に呼ばれる育
苗容器1であり、合成樹脂あるいは腐食する水溶性の紙
材料により形成され、縦横に多数のポット2が形成され
る。ポット2は、左右方向に8個または10個並設さ
れ、前後方向には8個または10個並設され、一個の収
納箱3(図17)内には、2個の育苗容器1を並べて収
納する。前記ポット2は平面視円形または四角形で下方
に至に従い狭小となるように形成し、その底面には透孔
4を形成する。また、前記育苗容器1は、その左右中央
部にポット2を形成しない平坦部5を形成する。6は前
記育苗容器1に播種する種子供給装置であり、前記育苗
容器1を嵌合した収納箱3を水平に移送する移送台7の
上方位置に設けられる。移送台7には前記育苗容器1を
嵌合した収納箱3を一定速度で移送する移送ローラー8
(図18)を並設する。
【0007】前記種子供給装置6の前記育苗容器1の移
送方向の前側上部に種子供給ホッパー9を設ける。種子
供給ホッパー9の下部には倒八状の流穀板10、11を
設ける。12は供給口である。前記流穀板10の下端部
近傍には横軸繰出ロール15の外周面に近接させる。横
軸繰出ロール15の外周面には、円周方向及びロール軸
線方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部16を形成する。
嵌合凹部16は、1個の種子のみが嵌合する大きさ(容
積)に形成する。しかして、前記嵌合凹部16は、前記
育苗容器1のポット2に合わせて形成するが、ポット2
は左右方向に8個または10個並設されているので、8
条用の育苗容器1と10条用の育苗容器1とに兼用する
ように、前記ロール軸線方向に並設し、後述する条数変
更用シート17により何れかの嵌合凹部16を閉塞す
る。
【0008】横軸繰出ロール15の外周面には、前記各
嵌合凹部16の左右中間位置を縦割りするように、スリ
ット18を横軸繰出ロール15の円周方向に全周に亘っ
て形成する。スリット18の深さは嵌合凹部16と同じ
か若干深く形成し、各スリット18には掻出体19を嵌
合させる。掻出体19は図4に例示しているが、例図と
は配置間隔や数に置いて相違する。前記横軸繰出ロール
15の回転下降側の上面位置には、軸心方向が、横軸繰
出ロール15の回転軸20の軸心方向と平行で、かつ接
触面において同方向回転する回転均平ブラシ21を設
け、嵌合凹部16に嵌合せずに前記横軸繰出ロール15
と共回りする過剰種子を掃き戻す。前記回転均平ブラシ
21は、その中心軸22の左右両端部を種子供給装置6
の側板23に設けた移動調節板24に軸着し、該移動調
節板24は側板23にボルト25により移動自在に取付
ける。29は種子受箱である。
【0009】回転均平ブラシ21の回転下降側の横軸繰
出ロール15の側面には、嵌合凹部16に嵌合した種子
を上方位置から下方位置まで傷めないように誘導する誘
導体26を設ける。誘導体26はウレタン等の弾性部材
27の外面に樹脂性のシート28を被覆し、該シートを
横軸繰出ロール15の側面に密着させて摺接させる。し
かして、前記嵌合凹部16は、育苗容器1のポット2お
よび平坦部5に合わせ、中央部には形成せず、また、平
坦部5の部分を除いて左右側に8個の8条用嵌合凹部1
6a(N条用嵌合凹部16a)および10個の10条用
嵌合凹部16b(n条用嵌合凹部16b)を等間隔に形
成し(図7)、条数変更用シート17は左右側にずらす
ことにより前記8条用嵌合凹部16aと10条用嵌合凹
部16bの何れか一方を露出させ、何れか他方を遮蔽す
る。
【0010】一例を図7に示すが、前記8条用嵌合凹部
16aと10条用嵌合凹部16bは、左端側に10条用
嵌合凹部16bを配置し、これを基準に各10条用嵌合
凹部16bを配置し、次に、この左端の10条用嵌合凹
部16bより少し右側に8条用嵌合凹部16aの内の左
端のものを配置し、これを基準に8条用嵌合凹部16a
を配置し、次に、図において左側の小幅窓30を形成
し、小幅窓30の左側に第1遮蔽部31を設け、小幅窓
30の右側に第2遮蔽部32を設け、第2遮蔽部32は
左から2番目の10条用嵌合凹部16bを遮蔽し得る幅
に形成し、第2遮蔽部32の右側に中幅窓33を形成
し、中幅窓33の右側に第3遮蔽部34を形成し、第3
遮蔽部34の右側に中幅窓35を形成し、中幅窓35の
右側に第4遮蔽部36を形成し、第4遮蔽部36の右側
に大幅窓37を形成し、大幅窓37の右側に幅狭の第5
遮蔽部38を形成し、第5遮蔽部38の右側には育苗容
器1の平坦部5に対応する中央窓部39を形成し、中央
窓部39を基準に前記と同様に、配列することにより条
数変更用シート17を図において右側にずらせると、1
0条用嵌合凹部16bを遮蔽して8条用嵌合凹部16a
(図9)を露出させる。
【0011】40は前記第1遮蔽部31に対応する第6
遮蔽部、41は第6遮蔽部40の右側の小幅窓30に対
応する小幅窓、42は小幅窓41の右側の第2遮蔽部3
2に対応する第7遮蔽部、43は第7遮蔽部42の右側
の中幅窓33に対応する中幅窓、44は中幅窓43の右
側の第3遮蔽部34に対応する第8遮蔽部、45は第8
遮蔽部44の右側の中幅窓35に対応する中幅窓、46
は第4遮蔽部36に対応する第9遮蔽部、47は大幅窓
37に対応する大幅窓、48は第5遮蔽部38に対応す
る第10遮蔽部、49は第10遮蔽部48の右側に設け
た小幅窓である。
【0012】条数変更用シート17は、合成樹脂または
薄金属板により弾性を有して形成し、後側には側方に突
き出るつまみ部50を設け、つまみ部50は前記側板2
3の挿通孔51より突出させて止具52により取付部5
3に止着する。54は長孔である。また、条数変更用シ
ート17の前端には前方に突き出る取付部55を所定間
隔おいて並設し、取付部55は種子供給ホッパー9の流
穀板10の下方に突出する突出部56に止具57により
止着し、止具52と止具57を外して図9のように右側
にずらすと8条用になる。また、条数変更用シート17
は、前記8条用嵌合凹部16aと10条用嵌合凹部16
bの何れか一方を露出させ、何れか他方を遮蔽して嵌合
凹部16に種子が嵌合するのを規制するのであるから、
流穀板10より前記誘導体26までの横軸繰出ロール1
5の外面に密着させる。しかして、前記流穀板10の下
面側にはシャッタ58を設ける。シャッタ58は、その
下部に前記止具57を避ける切欠部59を形成し、切欠
部59の間の板部60が前記流穀板10の突出部56の
間に形成されたホッパ開口部61を閉塞するようにし、
シャッタ58の上部には側方に突き出る係合操作部62
に形成し、前記側板23に形成したガイド溝63に挿通
し、係合操作部62をガイド溝63内を摺動させて、前
記ホッパ開口部61を閉塞する閉塞位置と、前記ホッパ
開口部61を開口させる開口位置の間移動させる。
【0013】シャッタ58の板部60の下方には側面視
V型形状の取出受樋64を設ける。取出受樋64は左右
方向に長く形成し、前記側板23に設けた挿入口65、
66から挿入して装着する。即ち、前記シャッタ58
は、播種作業中はホッパ開口部61を閉塞する閉塞さ
せ、作業終了すると、シャッタ58を上動させてホッパ
開口部61を開口させると、残留種子はホッパ開口部6
1より取出受樋64に落下して回収される。このとき、
前記挿入口65と挿入口66の何れかを高くすると、取
出受樋64が傾斜して装着でき、取出を容易にする。し
かして、前記育苗容器1は、各ポット2が一列ずつ間欠
移動し、横軸繰出ロール15の下方で種子の供給を受け
る。そのため、育苗容器1の移送と横軸繰出ロール15
の回転を同期させる。
【0014】一例を示すと、67はモータであり、モー
タ67の出力歯車68と中間歯車69との間にチエン7
0を掛け回す。種子供給装置6の左右の側板23には前
後一対の受けローラ71を設け、受けローラ71に夫々
左右一対の前後方向の移動軸72を載せる。移動軸72
にはロッド73の一端を軸着し、ロッド73の他端は前
記中間歯車69に軸止し、中間歯車69の回転運動を前
後横移動に変換する。なお、前記中間歯車69の回転軸
74にはプーリ75を設け、プーリ75に前記移動軸7
2に一端を取付けたロッド73の他端を軸着する。ま
た、プーリ75と前記回転均平ブラシ21の中心軸22
のプーリ76との間にベルト77をクロス状態に掛け回
す。78は前記移動軸72を受けローラ71とにより上
下に挟持案内する案内ローラである。前記左右の移動軸
72には、前後一対の移送用軸80の両端を夫々固定す
る。移送用軸80には一対の移送突起81を自重で回動
のみ自在に取付け、移送突起81は移送用軸80に固定
したストッパ82により上方回動は自由であるが下方回
動は規制される。また、移送突起81は先端上面側を傾
斜させて、ポット2の内側面に当接しやすくしている
(図17)。前記移送用軸80のうち一方の移送用軸8
0の近傍に同期用移動軸83を設ける。同期用移動軸8
3は前記側板23に回転のみ自在に軸装し、同期用移動
軸83にはアーム84の基部を固定し、アーム84の先
端にはロッド85の一端を取付け、ロッド85の他端は
前記移送用軸80に取付ける。したがって、移送用軸8
0の前後移動により同期用移動軸83は正転と逆転を交
互に反復する。
【0015】同期用移動軸83の一端は前記側板23よ
り側方に突出させ、同期用移動軸83の端部には中間ア
ーム86を固定し、中間アーム86の先端に駆動用アー
ム87の基部を軸着する。駆動用アーム87は、先端に
係合部88を設ける。前記横軸繰出ロール15の回転軸
20には縦の円板89の中心を固定し、円板89には回
転軸20と並行に側方に突き出る係合ピン90を円周方
向に所定の間隔を置いて並設する。実施例では、ポット
2を前後方向に10個並設した育苗容器1を使用するの
で、10本設けている。前記駆動用アーム87は水平方
向に移動すると前記係合ピン90に係合して前方に押
し、これにより円板89を回転させて横軸繰出ロール1
5を回転させる。駆動用アーム87の下縁には支持ロー
ラ91を当接させ、支持ローラ91はクラッチアーム9
2の先端に取付け、クラッチアーム92の基部は左右方
向の感知軸93に固定し、感知軸93は前記側板23に
軸装する。前記育苗容器1の平坦部5の上方位置に対応
する部分の感知軸93には前方に突き出た平板状の感知
体94の基部を固定する。したがって、感知体94が育
苗容器1を感知すると、感知軸93を回転させてクラッ
チアーム92を上方回動させて駆動用アーム87を支持
して、係合ピン90に係合させ、育苗容器1が通過する
と、クラッチアーム92は下方回動して、駆動用アーム
87は係合ピン90に係合せず、横軸繰出ロール15を
回転させない。
【0016】しかして、前記移送台7の始端部の移送ロ
ーラー8は駆動回転させるが、種子供給装置6の手前側
の移送ローラー8は、駆動回転の回転軸95にローラー
96を遊嵌させ、ローラー96は摩擦で前に回転する
が、育苗容器1の移送に抵抗が掛かると、逆転するよう
にしている。又、種子供給装置6の下方には自由回転の
支持ローラー97を並設し、種子供給装置6の終端側所
定位置より前記駆動回転の移送ローラー8を並設する。
また、図示は省略するが、移送台7には、床土供給装置
や、覆土供給装置や、回転ブラシ等を設け、全自動播種
装置にすることは勿論可能である。
【0017】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成である
から、種子供給ホッパー9に種子を投入し、移送台7に
育苗容器1を嵌合した収納箱3を供給すると移送ロール
8により移送され、種子供給装置6の下方に至る。種子
供給ホッパー9内の種子は流穀板10上を流下して横軸
繰出ロール15の嵌合凹部16に嵌合し、横軸繰出ロー
ル15の回転により上昇し、横軸繰出ロール15と共回
りする嵌合凹部16に嵌合していない過剰種子は、回転
均平ブラシ21により戻されて均平され、誘導体26に
より誘導されて下方に至り、育苗容器1のポット2に播
種される。この場合、モータ67の回転が、出力歯車6
8→チエン70→中間歯車69(回転軸74・プーリ8
8)→ロッド73→移動軸72と伝達され、移動軸72
の前後移動により移送用軸80が前後往復移動し、移送
用軸80の移送突起81が育苗容器1のポット2の内側
面に係合して、一列ずつ前側に移動させる。
【0018】他方、移送用軸80の前後移動により、同
期用移動軸83は正転と逆転を交互に反復し、同期用移
動軸83の回転により中間アーム86を回動させ、中間
アーム86の先端の駆動用アーム87を前後移動させ、
また、感知体94は育苗容器1により上方回動し、クラ
ッチアーム92を上方回動させ、支持ローラ91により
駆動用アーム87を支持するから、駆動用アーム87の
先端の係合部88は円板89の係合ピン90に係合し
て、前方に押し、これにより円板89を回転させて横軸
繰出ロール15を回転させ、一列種子を落下させる。し
たがって、移送突起81による育苗容器1の移送と横軸
繰出ロール15の回転は同期し、また、育苗容器1が存
在しないときは、支持ローラ91により駆動用アーム8
7を支持しないことで種子を落下させず、この点でも同
期し、簡単な構成で、同期の確保と、育苗容器1の感知
でき、コストを低くする。
【0019】しかして、前記嵌合凹部16は、育苗容器
1のポット2および平坦部5に合わせ、中央部には形成
せず、また、平坦部5の部分を除いて左右側に8個の8
条用嵌合凹部16aおよび10個の10条用嵌合凹部1
6bを等間隔に形成し(図7)、条数変更用シート17
は左右側にずらすことにより前記8条用嵌合凹部16a
と10条用嵌合凹部16bの何れか一方を露出させ、何
れか他方を遮蔽するから、条数の相違する育苗容器1へ
の播種もできる。また、横軸繰出ロール15を交換する
ことなく、種子供給ホッパー9を持ち上げ、また、止具
57を外し、次に止具52を外し、一方のつまみ部50
を引くと、条数変更用シート17全体が一方側に寄るか
ら、前記8条用嵌合凹部16aと10条用嵌合凹部16
bの何れか一方を露出させ、何れか他方を遮蔽する。し
たがって、簡単に条数の変更ができる。
【0020】また、条数変更用シート17は、前端を前
記流穀板10側に止着し、後端は回転均平ブラシ21よ
り回転下降側に位置させているから、種子は、条数変更
用シート17の各窓部より露出した嵌合凹部16のみに
嵌合し、条数変更用シート17により遮蔽された嵌合凹
部16には嵌合しない。また、条数変更用シート17
は、合成樹脂または薄金属板により弾性を有して形成し
ているから、流穀板10より前記誘導体26までの横軸
繰出ロール15の外面に密着させることが容易であり、
また、薄いので、供給口12および回転均平ブラシ21
の存在に全く悪影響は与えない。しかして、前記流穀板
10の下面側にはシャッタ58を設け、シャッタ58の
下方には取出受樋64を設けているから、播種作業中は
シャッタ58退避させ、作業終了すると、斜め下方に移
動させ、この状態で取出受樋64を挿入し、次に、シャ
ッタ58を開けると、残留種子は取出受樋64に落下し
て回収される。
【0021】
【効果】よって、本発明は、縦横に多数のポット2を有
する育苗容器1を移送する移送台7の上方位置に、円周
方向及び軸心方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部16を
形成した横軸繰出ロール15と、該種子供給装置6に種
子を供給する種子供給ホッパー9とを設けた播種装置に
おいて。前記種子供給ホッパー9の下部の流穀板10に
はホッパ開口部61を形成し、流穀板10の下面には前
記ホッパ開口部61を閉塞する閉塞位置と開口させる開
口位置の間切替え自在のシャッタ58を設け、前記シャ
ッタ58の下方には前記ホッパ開口部61の下方に臨む
取出受樋64を設けたポット式育苗容器用播種装置とし
たものであるから、残留種子の回収を頗る容易にでき
る。よって、本発明は、前記嵌合凹部16は、育苗容器
1のポット2に合わせてN条用嵌合凹部16aおよびn
条用嵌合凹部16bを等間隔に形成し、前記横軸繰出ロ
ール15の外周面には前記嵌合凹部16を露出させる窓
部と遮蔽する遮蔽部とを有し前記横軸繰出ロール15の
軸心方向に移動させることにより前記N条用嵌合凹部1
6aとn条用嵌合凹部16bの何れか一方を露出させ、
何れか他方を遮蔽する薄いシート状の条数変更用シート
17を密着させ、該条数変更用シート17には前記流穀
板10側に突き出る取付部55を設け、該取付部55を
前記ホッパ開口部61の間の突出部56に止具57によ
り止着したポット式育苗容器用播種装置としたものであ
るから、残留種子の回収を頗る容易にできる構成であり
ながら、簡単に条数を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポット式育苗容器の一例を示す部分斜視図。
【図2】 種子供給装置の側面図。
【図3】 同一部縦断側面図。
【図4】 掻出体の一例を示す部分斜視図。
【図5】 回転均平ブラシの取付図。
【図6】 誘導体の断面図。
【図7】 条数変更用シートの平面図。
【図8】 同取付け状態斜視図。
【図9】 同変更状態平面図。
【図10】 シャッタの正面図。
【図11】 シャッタの閉状態図。
【図12】 図11の種子と止具57を省略したシャッ
タの閉状態図。
【図13】 シャッタの開口状態図。
【図14】 流穀板と条数変更用シートとシャッタの関
係を示す背面図。
【図15】 同取付けた背面図。
【図16】 伝動機構を示す平面図。
【図17】 移送突起の側面図。
【図18】 移送台の簡略平面図。
【符号の説明】
1…育苗容器、2…ポット、3…収納箱、4…透孔、5
…平坦部、6…種子供給装置、7…移送台、8…移送ロ
ーラー、9…種子供給ホッパー、10…流穀板、11…
流穀板、12…供給口、15…横軸繰出ロール、16…
嵌合凹部、17…条数変更用シート、18…スリット、
19…掻出体、20…回転軸、21…回転均平ブラシ、
22…中心軸、23…側板、24…移動調節板、25…
ボルト、26…誘導体、27…弾性部材、28…シー
ト、30…小幅窓、31…第1遮蔽部、32…第2遮蔽
部、33…中幅窓、34…第3遮蔽部、35…中幅窓、
36…第4遮蔽部、37…大幅窓、38…第5遮蔽部、
39…中央窓部、40…第6遮蔽部、41…小幅窓、4
2…第7遮蔽部、43…中幅窓、44…第8遮蔽部、4
5…中幅窓、46…第9遮蔽部、47…大幅窓、48…
第10遮蔽部、49…小幅窓、50…つまみ部、51…
挿通孔、52…止具、55…取付部、56…突出部、5
7…止具、58…シャッタ、59…切欠部、60…板
部、61…ホッパ開口部、62…係合操作部、63…ガ
イド溝、64…取出受樋、65…挿入口、66…挿入
口、67…モータ、68…出力歯車、69…中間歯車、
70…チエン、71…受けローラ、72…移動軸、73
…ロッド、74…回転軸、75…プーリ、78…案内ロ
ーラ、80…移送用軸、81…移送突起、82…ストッ
パ、83…同期用移動軸、84…アーム、85…ロッ
ド、87…駆動用アーム、88…係合部、89…円板、
90…係合ピン、91…支持ローラ、92…クラッチア
ーム、93…感知軸、94…感知体、95…回転軸、9
6…ローラー、97…支持ローラー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に多数のポット2を有する育苗容器
    1を移送する移送台7の上方位置に、円周方向及び軸心
    方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部16を形成した横軸
    繰出ロール15と、該種子供給装置6に種子を供給する
    種子供給ホッパー9とを設けた播種装置において。前記
    種子供給ホッパー9の下部の流穀板10にはホッパ開口
    部61を形成し、流穀板10の下面には前記ホッパ開口
    部61を閉塞する閉塞位置と開口させる開口位置の間切
    替え自在のシャッタ58を設け、前記シャッタ58の下
    方には前記ホッパ開口部61の下方に臨む取出受樋64
    を設けたポット式育苗容器用播種装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記嵌合凹部16
    は、育苗容器1のポット2に合わせてN条用嵌合凹部1
    6aおよびn条用嵌合凹部16bを等間隔に形成し、前
    記横軸繰出ロール15の外周面には前記嵌合凹部16を
    露出させる窓部と遮蔽する遮蔽部とを有し前記横軸繰出
    ロール15の軸心方向に移動させることにより前記N条
    用嵌合凹部16aとn条用嵌合凹部16bの何れか一方
    を露出させ、何れか他方を遮蔽する薄いシート状の条数
    変更用シート17を密着させ、該条数変更用シート17
    には前記流穀板10側に突き出る取付部55を設け、該
    取付部55を前記ホッパ開口部61の間の突出部56に
    止具57により止着したポット式育苗容器用播種装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111021A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Suzutec Co Ltd ポット式育苗容器用播種装置およびポット式育苗容器の播種方法
CN108811627A (zh) * 2018-06-08 2018-11-16 许昌同兴现代农业科技有限公司 一种智能装盘播种机播种辊

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