JPH11113112A - 開閉制御装置用気密タンク - Google Patents

開閉制御装置用気密タンク

Info

Publication number
JPH11113112A
JPH11113112A JP9270277A JP27027797A JPH11113112A JP H11113112 A JPH11113112 A JP H11113112A JP 9270277 A JP9270277 A JP 9270277A JP 27027797 A JP27027797 A JP 27027797A JP H11113112 A JPH11113112 A JP H11113112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
airtight
airtight tank
control device
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9270277A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kozono
秀明 小薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP9270277A priority Critical patent/JPH11113112A/ja
Publication of JPH11113112A publication Critical patent/JPH11113112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉制御装置を収納する気密タンクを製作する
際の溶接長さを短縮して欠陥発生の確率を低下させると
共に、当該気密タンクの重量を減少させることにある。 【解決手段】矩形形状中空鋼管でなる気密タンクの胴体
を、1枚の厚鋼板の折り曲げるか、2つのコの字形状厚
鋼板21と22の組み合わせか、コの字形状厚鋼板31
と厚鋼板32との組み合わせなどで作ることで溶接長さ
を低減して欠陥発生の確率を低下させる。気密タンク内
に収納する開閉制御装置は当該気密タンクの胴体部分に
取り付けることで端板の板厚を薄くし、重量を軽減す
る。2つ以上の気密タンクを組み合わせる場合は、端板
を他方の気密タンクの胴体か端板に密着させれば、当該
端板に内外圧力差に起因する応力が加わらないから、よ
り一層端板の板厚を薄くできて重量が軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開閉制御装置を
気密な密閉容器内に収納して使用する際の開閉制御装置
用気密タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】電力を開閉する開閉制御装置は、開閉機
器(例えば遮断器,電磁接触器あるいは断路器など)
や、計測電源となる変流器や計器用変圧器などと、これ
らを相互に接続する導体等で構成している。開閉制御装
置が高電圧の場合は、所定の相間絶縁距離や大地間絶縁
距離を確保するために、従来は広い場所に開放状態で設
置されることが多かった。
【0003】しかし開放状態では帯電部に触れる危険が
あるし、屋外設置の場合は風雨に曝されたり、塵埃が堆
積したりして絶縁性能が低下する恐れがある。特に海岸
地域では塩害による絶縁低下の恐れが大である。そこ
で、この絶縁性能の低下に備えて余分な絶縁距離を確保
しなければならないので、装置がより一層大形化するな
どの欠点がある。また近年では、都市部にこのような広
い場所を確保することが困難になってきたために、小形
化と安全性の向上のために、開閉制御装置を密閉するこ
とが多くなってきた。
【0004】開閉制御装置を密閉すれば、風雨に曝され
たり塵埃の堆積などによる絶縁性能の低下を防ぐことが
できるし、感電の恐れも無くなるので安全性も向上す
る。更に当該開閉制御装置を単に密閉するだけではな
く、絶縁性能の高い雰囲気中に密閉するならば、相間絶
縁距離や大地間絶縁距離を縮小できて、装置全体の小形
化も可能になる。絶縁性能の高い雰囲気としては、例え
ば高度の真空,高圧空気,SF6 のような絶縁性ガスな
どがあるが、いずれの場合も大気圧とは圧力差があるの
で、この開閉制御装置は単に密閉するだけではなく、気
密な耐圧容器に収納しなければならない。
【0005】図6は開閉制御装置用気密タンクの構成の
従来例を示した構成図であって、例えば鋼鉄製の4枚の
板(側板1,側板2,上板3,下板4)を組み合わせ、
これら各板の接合部となる稜線部分を気密溶接すること
で矩形形状の中空鋼管を形成する。更に当該中空鋼管の
両端に端板5と端板6を気密溶接して開閉制御装置用気
密タンクができあがる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図示は省略している
が、この気密タンクには開閉制御装置が入る。この開閉
制御装置を構成する前述した各機器は重量が大であるか
ら、気密性を損なわずにこれらを当該気密タンクに取り
付けるには、取り付け用ねじ穴が貫通しないように、こ
の気密タンクを構成する各鋼板の板厚を大きくしなけれ
ばならない。板厚が大になればタンク重量が大きくなる
不具合があるし、厚鋼板を溶接には高度の技術が必要で
手間がかかるし、溶接部分の気密性が低下する恐れもあ
る。更に6枚の厚鋼板を溶接してタンクを形成するので
溶接長さが長くなり、欠陥が発生する確率が高くなる不
都合もある。
【0007】そこでこの発明の目的は、開閉制御装置を
収納する気密タンクを製作する際の溶接長さを短縮して
欠陥発生の確率を低下させると共に、当該気密タンクの
重量を減少させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明の開閉制御装置用気密タンクは、断面形
状が矩形で中空の鋼管を所要の長さに切断し、両切断面
に端板を取り付けて構成する気密な六面体の気密タンク
であって、この気密タンクの内部に開閉制御装置を取り
付け、且つ当該気密タンク内部の圧力を大気圧より減圧
するか、または絶縁性ガスを大気圧よりも高い圧力で封
入するものとする。
【0009】または、内部に開閉制御装置を取り付けた
前記気密タンクの複数を組み合わせる際に、いずれかの
気密タンクの端板を他の気密タンクに密着させて構成す
るものとする。前記開閉制御装置は前記気密タンクを構
成する矩形形状の中空鋼管に取り付け、前記端板は当該
気密タンクの内外圧力差に耐えられる程度まで薄くする
ものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を表し
た構造図であって、気密タンクの胴体部分を表してい
る。矩形形状中空鋼管としての気密タンクの胴体11
は、1枚の厚鋼板を矩形形状に折り曲げて構成している
ので、胴体11を形成するにあたっては、胴体11の長
さ方向に1本だけ溶接すればよい。即ち胴体部分の溶接
長さは、図6に図示の従来例の場合の25%である。次
いでこの胴体11の両端に、図示していない端板を溶接
すれば気密タンクが完成する。
【0011】図2は本発明の第2実施例を表した構造図
である。厚鋼板を折り曲げて得られる2つのコの字形状
厚鋼板21と22とを突き合わせ、この突き合わせ部分
を溶接することで、矩形形状中空鋼管としての気密タン
クの胴体が得られる。このときは胴体の長さ方向に2本
の溶接をする。従ってこの胴体を形成する際の溶接長さ
は、図6に図示の従来例の場合の半分である。この胴体
の両端に図示していない端板を溶接することで、気密タ
ンクが完成する。
【0012】図3は本発明の第3実施例を表した構造図
である。厚鋼板を折り曲げて得られるコの字形状厚鋼板
31と厚鋼板32とを組み合わせることで、矩形形状中
空鋼管としての気密タンクの胴体が得られる。この胴体
を形成する際の溶接長さは、前述の図2と同様に、図6
に図示の従来例の場合の半分である。この胴体の両端に
図示していない端板を溶接することで、気密タンクが完
成する。
【0013】図4は本発明の第4実施例を表した構造図
であって、2つの気密タンクを組み合わせて使用する場
合を表している。図4において、第1気密タンク40は
胴体41の両端に端板42と43を溶接して構成し、第
2気密タンク50は胴体51の両端に端板52と53を
溶接して構成している。第1気密タンク40と第2気密
タンク50とを組み合わせて開閉制御装置用気密タンク
を形成させる際に、第2気密タンク50の一方の端板5
2を第1気密タンク40の胴体41に密着させる。この
ような構成にすれば、胴体部分に密着している端板52
には、内外圧力差に起因する応力が加わらないから、こ
の端板51の板厚を薄くすることができる。
【0014】図5は本発明の第5実施例を表した構造図
であって、2つの気密タンクを組み合わせて使用する場
合を表している。図5において、第3気密タンク60は
胴体61の両端に端板62と63を溶接して構成し、第
4気密タンク70は胴体71の両端に端板72と73を
溶接して構成している。第3気密タンク60と第4気密
タンク70とを組み合わせて開閉制御装置用気密タンク
を形成させる際に、第3気密タンク60の一方の端板6
3と第4気密タンク70の一方の端板72とが密着する
ように組み合わせる。このような構成にすれば、第3気
密タンク60の端板63と第4気密タンクの端板72に
は、内外圧力差に起因する応力が加わらないから、両端
板63と72の板厚を薄くすることができる。
【0015】更に、図示は省略しているが、収納する開
閉制御装置は気密タンクの胴体部分に取り付けることに
すれば、端板には機器取り付け用ねじ穴を加工する必要
が無くなるから、板厚を薄くすることができる。
【0016】
【発明の効果】従来の気密タンクは6枚の厚鋼板を溶接
していたので、溶接長さが長くなっていたが、この発明
によれば、厚鋼板を適切な形状に折り曲げているので、
開閉制御装置を収納する気密タンクを形成する際の溶接
長さを、従来構造の気密タンクに比べて短縮できる効果
が得られるし、気密性が必要な溶接に欠陥が生じる確率
を減少できる効果も得られる。また開閉制御装置を気密
タンクの胴体部分にのみ取り付けることで、端板の板厚
は内外圧力差に起因する応力に耐えられれば良い程度に
まで薄くできるので、気密タンクの重量を軽減できる効
果が得られる。更に、複数の気密タンクを組み合わせて
使用する際は、1つの気密タンクの端板を他の気密タン
クの胴体に密着させるか、あるいは他の気密タンクの端
板に密着させる構成にする。このような構成にすること
で、他の気密タンクに密着した端板には内外圧力差に起
因する応力が加わらない。よって当該端板の板厚をより
一層薄くすることが可能になり、気密タンクの重量をよ
り一層低減できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した構造図
【図2】本発明の第2実施例を表した構造図
【図3】本発明の第3実施例を表した構造図
【図4】本発明の第4実施例を表した構造図
【図5】本発明の第5実施例を表した構造図
【図6】開閉制御装置用気密タンクの構成の従来例を示
した構成図
【符号の説明】
1,2 側板 3 上板 4 下板 5,6 端板 11 胴体 21,22,31 コの字形状厚鋼板 32 厚鋼板 40 第1気密タンク 50 第2気密タンク 60 第3気密タンク 70 第4気密タンク 41,51,61,71 胴体 52,63,72 端板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状が矩形で中空の鋼管を所要の長さ
    に切断し、両切断面に端板を取り付けて気密な六面体構
    造の気密タンクを構成し、この気密タンクの内部に開閉
    制御装置を取り付け、且つ当該気密タンク内部の圧力を
    大気圧より減圧するか、または絶縁性ガスを大気圧より
    も高い圧力で封入することを特徴とする開閉制御装置用
    気密タンク。
  2. 【請求項2】断面形状が矩形で中空の鋼管を所要の長さ
    に切断し、両切断面に端板を取り付けて気密な六面体構
    造の気密タンクを構成し、この気密タンクの内部に開閉
    制御装置を取り付け、且つ当該気密タンク内部の圧力を
    大気圧より減圧するか、または絶縁性ガスを大気圧より
    も高い圧力で封入する構成の開閉制御装置用気密タンク
    の複数を組み合わせる際に、前記端板を他の開閉制御装
    置用気密タンクに密着させることを特徴とする開閉制御
    装置用気密タンク。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2のいずれかに記載
    の開閉制御装置用気密タンクにおいて、前記開閉制御装
    置は矩形形状の中空鋼管に取り付け、前記端板の板厚
    は、前記気密タンクの内外圧力差に耐えられる程度まで
    薄くすることを特徴とする開閉制御装置用気密タンク。
JP9270277A 1997-10-03 1997-10-03 開閉制御装置用気密タンク Pending JPH11113112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9270277A JPH11113112A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 開閉制御装置用気密タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9270277A JPH11113112A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 開閉制御装置用気密タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11113112A true JPH11113112A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17484021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9270277A Pending JPH11113112A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 開閉制御装置用気密タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11113112A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012529881A (ja) * 2009-06-08 2012-11-22 アーベーベー テクノロジー アクチエンゲゼルシャフト スイッチギアのための金属密封体及びスイッチギアのための金属密封体を製造する方法
JP2018522402A (ja) * 2015-06-02 2018-08-09 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフトSiemens Aktiengesellschaft 変流器および変流器を備えた開閉設備
JP2021061678A (ja) * 2019-10-07 2021-04-15 三菱電機株式会社 圧力容器、およびこれを用いたガス絶縁開閉装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012529881A (ja) * 2009-06-08 2012-11-22 アーベーベー テクノロジー アクチエンゲゼルシャフト スイッチギアのための金属密封体及びスイッチギアのための金属密封体を製造する方法
JP2018522402A (ja) * 2015-06-02 2018-08-09 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフトSiemens Aktiengesellschaft 変流器および変流器を備えた開閉設備
JP2021061678A (ja) * 2019-10-07 2021-04-15 三菱電機株式会社 圧力容器、およびこれを用いたガス絶縁開閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4709062B2 (ja) タンク形真空遮断器
WO2001035431A1 (fr) Appareillage de commutation
JPH11113112A (ja) 開閉制御装置用気密タンク
JPS6012627A (ja) 密閉形ガス絶縁高圧開閉装置
JP4339724B2 (ja) スイッチギヤおよびスイッチギヤの製造方法
US20020134757A1 (en) Vacuum circuit breaker
JP4309386B2 (ja) スイッチギア
US6219225B1 (en) Gas insulated switch gear and method for assembling therefor
JPH06208820A (ja) ガス絶縁真空遮断器
JPH07322432A (ja) ガス絶縁開閉装置及びその開閉器ユニット
JPH0870508A (ja) 開閉装置
JP2004187348A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3237225B2 (ja) タンク形ガス遮断器
JPH04184830A (ja) 真空遮断器
KR200401664Y1 (ko) 진공인터럽터의 아크실드 플랜지
JPS6341782Y2 (ja)
JP4401199B2 (ja) スイッチギヤおよびスイッチギヤの製造方法
WO2020053963A1 (ja) 避雷器及びその製造方法
WO2004054057A1 (ja) ガス絶縁スイッチギヤ
JP2692437B2 (ja) 三相一括形真空遮断器
JP2560370Y2 (ja) 真空インタラプタと開閉装置
JPH0562572A (ja) 真空遮断器
JPH0729436A (ja) ガス絶縁ブッシング
JPS6062806A (ja) 密閉形開閉装置
JP2560374Y2 (ja) 三相一括形真空遮断器