JPH11112790A - 画像合成装置および方法 - Google Patents

画像合成装置および方法

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JPH11112790A
JPH11112790A JP9289175A JP28917597A JPH11112790A JP H11112790 A JPH11112790 A JP H11112790A JP 9289175 A JP9289175 A JP 9289175A JP 28917597 A JP28917597 A JP 28917597A JP H11112790 A JPH11112790 A JP H11112790A
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JP9289175A
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Tatsuji Katayama
達嗣 片山
Kotaro Yano
光太郎 矢野
Kenji Hatori
健司 羽鳥
Hideo Takiguchi
英夫 滝口
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像枚数が増加した場合でも位置合わせ処理
を高精度で実行することができる画像合成装置を提供す
る。 【解決手段】 画像合成装置では、画像設定部201に
より複数の画像から2つの画像を設定し、重複領域にお
ける対応点位置を抽出する。座標変換パラメータ生成部
203により2つの画像間の座標変換パラメータを生成
し、階調補正処理部204により2つの画像間の階調を
一致させるための補正関数を生成し、階調補正テーブル
を作成する。合成処理部205は設定されている2つの
画像を合成処理し、合成結果を表示部105に出力す
る。生成された2つの画像の合成結果が適切であると通
知された場合、各画像の座標変換パラメータは全て画像
1の基準点Oを基にしたものに変換され、かつ階調も画
像1に一致するように階調補正テーブルの設定がなされ
て全画像を統合した合成画像Gが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラなどに
より撮像された複数の画像を合成する画像合成装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像合成装置として画像
の一部が重複している複数の画像を合成し、パノラマ画
像を生成するものが知られている。図20は画像の一部
が重複する複数の画像を示す図である。画像301、3
02、303ではその一部において画像が重複してい
る。図21は図20における複数の画像の合成処理を示
す図である。図において、401は画像301と画像3
02を合成した後の合成画像である。
【0003】従来ではパノラマ画像を合成する場合、図
21に示すように合成画像を生成し、これを基に逐次、
次の画像を継ぎ足していく方式で画像の合成が行われて
いた。したがって、合成画像401と画像303を合成
する場合、回転あるいは倍率などが変換された合成画像
401の重複領域401aと画像303の重複領域30
3aとの間で位置合わせ等の処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転等
の変換がなされた後の画像はオリジナルの画像に対して
被写体の形状の変化あるいは座標変換等による画像の劣
化を含むので、次画像との位置合わせの際に誤差が生
じ、所望のパノラマ画像が生成できないという問題があ
った。
【0005】また、この問題は合成する画像の数が増加
するほど顕著となるので、従来の方式により合成できる
画像数は限られたものであった。
【0006】さらに、合成画像を逐次生成する場合、合
成した画像データを常にメモリに保持しておく必要があ
るので、大容量のメモリが必要であった。
【0007】そこで、本発明は画像枚数が増加した場合
でも位置合わせ処理を高精度で行うことができる画像合
成装置および方法を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は複数の画像間の配置および
階調等の関係を有する統合情報および画像情報を記録媒
体に記録することにより、合成画像を常に保持する必要
のない画像合成装置および方法を提供することを他の目
的とする。
【0009】さらに、本発明はユーザが基準画像を選択
することにより主被写体が撮像されている画像の階調等
を基準に合成画像を生成する画像合成装置および方法を
提供することを他の目的とする。
【0010】また、本発明は複数の画像およびこの複数
の画像に関連付けされた情報を基に1つの画像に合成す
る画像合成装置および方法を提供することを他の目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像合成装置は、画像の
一部が少なくとも他の1つの画像と重複して全体として
繋がりを有する複数の画像を合成して合成画像を生成す
る画像合成装置において、前記複数の画像から重複領域
を有する2つの画像を選択する選択手段と、該選択され
た2つの画像を記憶する記憶手段と、該記憶された2つ
の画像を1つの画像に合成する際の座標変換パラメータ
を生成する座標変換パラメータ生成手段と、該生成され
た座標変換パラメータを任意の画像を基準とした値に変
換する座標変換パラメータ合成処理手段と、該変換され
た座標変換パラメータを画像統合情報として保持する画
像統合情報保持手段とを備え、該保持される画像統合情
報にしたがって、前記複数の画像を合成することを特徴
とする。
【0012】請求項2に記載の画像合成装置は、請求項
1に係る画像合成装置において前記複数の画像が少なく
とも1つの経路で連結するまで処理を繰り返した後、保
持される画像統合情報にしたがって、前記複数の画像を
合成することを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の画像合成装置は、請求項
1に係る画像合成装置において前記画像統合情報として
保持された後、前記選択された2つの画像を前記記憶手
段から破棄する破棄手段を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の画像合成装置は、請求項
1に係る画像合成装置において前記選択された2つの画
像を1つの画像に合成する際の階調補正情報を一方の画
像を基に生成する階調補正情報生成手段を備え、前記画
像統合情報保持手段は、該生成された階調補正情報を保
持することを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の画像合成装置は、請求項
1に係る画像合成装置において前記画像統合情報を各画
像に関連付けて記録媒体に記録する記録手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の画像合成装置は、請求項
1に係る画像合成装置において前記選択された2つの画
像を1つの画像に合成する際の階調補正情報を該2つの
画像の階調が歩み寄る形で生成する階調補正情報生成手
段を備え、前記画像統合情報保持手段は、該生成された
階調補正情報を保持することを特徴とする。
【0017】請求項7に記載の画像合成装置は、請求項
1に係る画像合成装置において前記生成された座標変換
パラメータが変換される際に基準となる画像を、前記複
数の画像の中から選択して入力する入力手段を備え、該
入力により選択された画像を基準とする座標変換パラメ
ータに基づいて前記複数の画像を1つの画像に合成する
ことを特徴とする。
【0018】請求項8に記載の画像合成方法は、画像の
一部が少なくとも他の1つの画像と重複して全体として
繋がりを有する複数の画像を合成して合成画像を生成す
る画像合成方法において、前記複数の画像から重複領域
を有する2つの画像を選択し、該選択された2つの画像
を記憶し、該記憶された2つの画像を1つの画像に合成
する際の座標変換パラメータを生成し、該生成された座
標変換パラメータを任意の画像を基準とした値に変換
し、該変換された座標変換パラメータを画像統合情報と
して保持し、該保持される画像統合情報にしたがって、
前記複数の画像を合成することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の画像合成装置および方法
の実施の形態について説明する。
【0020】[第1の実施の形態]図1は第1の実施形
態における画像合成装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、101は外部記録媒体であり、画像の
一部が重複する複数の画像を記録している。
【0021】102はCPUであり、外部記録媒体10
1に記録されている画像を読み出し、後述する画像合成
処理を行う。103は一時記憶部であり、読み出した画
像を一時的に保持する。104は画像処理部であり、一
時記憶部103に保持されている画像の合成処理を行っ
てパノラマ画像を生成する。
【0022】105は表示部であり、合成画像およびグ
ラフィックユーザインターフェース(GUI)等を表示
する。106は操作部であり、ボタンやマウスなどを有
する。上記各部はCPUバスに接続されており、データ
および制御信号のやり取りが可能である。
【0023】画像合成装置は外部記録媒体101から画
像を読み込み、位置合わせを行う2つの画像だけを一時
記憶部103に保持する。
【0024】図2は位置合わせ処理を示す図である。複
数の画像301、302、303を合成する場合、位置
合わせのための対応点検出処理にはオリジナルの画像が
用いられる。
【0025】同図(A)では、重複領域301a、30
2aの画像を用いて画像301、302を位置合わせす
るための対応点検出処理が行われる。また、同図(B)
でも同様に重複領域302b、303aを用いて画像3
02、303を位置合わせするための対応点検出処理が
行われる。いずれの場合も合成後の画像ではなく、オリ
ジナルの画像を用いるので、対応点検出処理を高精度に
実行することが可能である。
【0026】図3は画像処理部104の構成を示すブロ
ック図である。図において、201は画像設定部であ
り、複数の画像から対応点検出処理を行う2つの画像を
設定する。202は対応点検出部であり、図2に示すよ
うに2つの画像間の重複領域における対応点位置を抽出
する。
【0027】203は座標変換パラメータ生成部であ
り、2つの画像間の座標変換パラメータを生成する。2
04は階調補正処理部であり、2つの画像間の階調を一
致させるための補正関数を生成し、階調補正テーブルを
作成する。
【0028】205は合成処理部であり、設定されてい
る2つの画像を合成処理し、合成結果を表示部105に
出力する。206は座標変換パラメータ合成処理部であ
り、複数の画像から基準画像を設定し、その他の画像の
座標変換パラメータを基準画像に基づいて変換する。2
07は階調補正テーブル更新処理部であり、階調補正テ
ーブルを基準画像に基づいて更新する。
【0029】208は描画領域生成部であり、最終的な
合成画像の描画領域を設定する。209は画像統合情報
記憶部であり、最終的な合成画像を生成するために必要
となる情報を保持する。210は全画像統合処理部であ
り、合成に用いられる全ての画像および画像統合情報に
基づいて最終的な合成画像を生成する。これらの各部は
内部バスに接続されており、内部バスを介してデータお
よび制御信号のやり取りが行われる。
【0030】つぎに、上記構成を有する画像合成装置の
画像合成動作について説明する。一時記憶部103に保
持されている複数の画像を基に、画像設定部201は画
像の配置および対応点検出部202で対応点検出を行う
ための2つの画像を設定する。
【0031】図4は複数の画像の配置ウインドウを示す
図である。表示部105で配置ウインドウを設定し、配
置ウインドウ上に並べられた画像の位置情報を利用する
ことで複数の画像間の配置関係を設定することが可能で
ある。ただし、配置ウインドウにはサムネイル画像を用
いることにより記憶容量を低減することができる。
【0032】図5は配置ウインドウに配置された複数の
画像の合成処理を行う手順を示す図である。画像設定部
201は配置ウインドウ上の左上隅の画像(図5の画像
1)を基準として処理を開始する。
【0033】処理の手順として、まず、基準となる画像
1に対して右側の画像の有無を検索し(矢印のパス
)、画像が存在する場合には画像2を選択する。画像
1および画像2間の処理が終了した場合、次に画像2を
基に右側の画像を検索し(矢印のパス)、画像3を選
択する。
【0034】さらに、画像3を基に右側の画像を検索す
るが、図5の場合には画像3の右側には画像が存在しな
い(点線の矢印)ので、画像3と同じ行の左端の画像つ
まり画像1に戻り、画像1を基に下側の画像を検索し
(矢印のパス)、画像4を選択する。同様の処理を順
次繰り返し、複数の画像から2つの画像を設定する。
【0035】ここで、画像設定部201は選択した2画
像だけを外部記録媒体101から一時記憶部103に読
み込み、以降の処理を実行する。さらに、統合情報が画
像統合情報記憶部209に保持された時点で2つの画像
を一時記憶部103から破棄するように動作する。
【0036】尚、対応点検出部202が縮小画像で対応
点検出処理を実行する場合、画像設定部201は設定し
た2つの画像を縮小するなどの処理を行う。また、対応
点検出処理をRGBのカラー情報のうちのG信号だけで
実行する場合、画像設定部201はカラー画像からG信
号を抽出する。さらに、対応点検出処理をエッジ画像で
実行する場合、画像設定部201は画像からエッジ情報
を抽出する。
【0037】このようにして画像設定部201で設定さ
れた2つの画像は対応点検出部202に与えられ、対応
点検出部202は2つの画像間の対応点情報を検出す
る。
【0038】図6は対応点情報の検出処理を示す図であ
る。図において、画像301および画像302は画像設
定部201で設定された2つの画像である。
【0039】尚、本実施形態では画像301および画像
302を用いているが、前述したように画像301およ
び画像302を縦横1/2に縮小した画像を用いてもよ
く、この場合、対応点情報の検出処理を高速に行うこと
ができる。また、エッジ画像を用いることにより対応点
検出の高速化・高精度化を図ることも可能である。
【0040】対応点情報の検出方式としては、テンプレ
ートマッチング法が用いられる。テンプレートマッチン
グ法では、図6に示すように一方の画像301から画像
の一部をテンプレート601として切り出す。そして、
他方の画像302のサーチエリア602内でテンプレー
ト601を移動させながらそれぞれの位置でテンプレー
ト601の各画素と対応するサーチエリア602の各画
素との間で差分の絶対値を計算し、その総和を評価す
る。
【0041】テンプレート601の対応点は、上記差分
の絶対値の総和の最小値を与える位置として求められ
る。対応点検出部202は上記テンプレートを少なくと
も2つ以上用いて画像間の対応点情報を検出する。
【0042】座標変換パラメータ生成部203は2つの
画像を合成するための座標変換パラメータを算出する。
本実施形態では、座標変換の一例としてアフィン変換を
示す。画像301上の座標を(x,y)とし、画像30
2上の座標を(x’,y’)とすると、画像301およ
び画像302間のアフィン変換はパラメータA,B,
C,Dを用いて数式(1)、(2)で表すことができ
る。
【0043】 x’=Ax+By+C ………(1) y’=−Bx+Ay+D ………(2) 座標変換パラメータ生成部203は対応点検出部202
から得られる対応点情報を基にパラメータA,B,C,
Dを求める。パラメータは4つあるので、2点の対応点
情報を数式(1)、(2)に代入して連立方程式を解く
ことにより、パラメータA,B,C,Dを算出すること
ができる。また、3点以上の対応点情報が得られている
場合には、最小二乗法等によりパラメータを求めること
ができる。
【0044】階調補正処理部204は画像間の階調を一
致させるための補正処理を行う。図7は階調補正処理を
示す図である。
【0045】階調補正処理では、数式(1),(2)式
により画像301および画像302の対応点を求め、サ
ンプルデータを取得する。すなわち、図7のサンプルデ
ータ701aに対応する点を数式(1),(2)から求
め、サンプルデータ701aに対応する画像302上の
サンプルデータ701bを生成する。サンプルデータは
特定の点の画素値そのものでもよいが、座標変換パラメ
ータの誤差等を考慮して特定の点を中心とした任意の領
域内の画素値の平均値でもよい。
【0046】図8は補正関数を示す図である。図7に示
すサンプルデータ701a〜704a,701b〜70
4bを複数生成し、図8に示すように生成したサンプル
データをプロットする(図8の×点)。サンプルデータ
の画素値は各画像毎に保持されている階調補正テーブル
に基づいて生成される。したがって、画像301のサン
プルデータSaおよび画像302のサンプルデータSb
は、オリジナルの画素値をiとして数式(3)、(4)
より算出される。
【0047】 Sa=Ka[i] ………(3) Sb=Kb[i] ………(4) ここで、Ka,Kbは画像301および画像302の階
調補正テーブルの値を表す。
【0048】プロットされたデータに基づいて画像30
2の階調を画像301に一致させるための補正関数fを
生成する。補正関数fの生成はプロットされたデータを
基に最小二乗法等により求めることが可能である。
【0049】階調補正処理部204は生成された補正関
数fを基に階調補正テーブルを作成する。RGBのカラ
ー画像である場合、補正関数fは各色毎にfR、fG、
fBとして求められる。階調補正テーブルの値は、例え
ば各色8ビットのデータからなるR[256],G[2
56],B[256]のデータとして生成される。
【0050】R信号について示すと、階調補正テーブル
の作成はつぎのように実行される。
【0051】 R[i]=fR(i) (i=0〜255) ………(5) 図9は階調補正テーブルを示す図である。左側には補正
前の画素値、右側には数式(5)式より生成された補正
後の画素値が示されている。階調補正処理部204は上
記処理により階調補正テーブルを生成する。
【0052】尚、この時点での階調補正テーブルは一時
的なものであり、合成結果が適切であると判断された場
合にだけ画像に関連付けて保持され、不適切であるとさ
れた場合には破棄されて処理のやり直しが行われる。
【0053】合成処理部205は、座標変換パラメータ
および階調補正テーブルを基に2つの画像301,30
2を合成処理する。図10は合成処理を示す図である。
合成画像は画像301の左上隅を基準とした座標に従
い、合成画像Gの座標(i,j)の画素値を画像301
および画像302から生成する。
【0054】画像301および画像302の重複領域の
中心150を繋ぎ目として、中心150より左側は画像
301の画素値を用い、右側は画像302の画素値を用
いるようにする。
【0055】ここでは画像301を基準としているの
で、領域151は画像301の画素値Taを用いてG
(i,j)=Ta(i,j)とし、領域152は画像3
02の画素値Tbを階調補正テーブルにより変換した画
素値を用いて数式(1),(2)式に従いG(i,j)
=K(Tb(i’,j’))とする。
【0056】ただし、i’=A・i+B・j+C、j’
=−B・i+A・j+Dであり、K()は階調補正テー
ブルの値を表す。
【0057】カラー画像の場合、合成画像の画素値の生
成はRGBの各色毎に行われる。画像301を基準とし
て画像302の座標および階調を変換し、合成画像を生
成する。生成された合成画像は記憶部211に書き込ま
れて表示部105に出力される。
【0058】表示部105は合成画像を表示する。また
同時に、表示部105に確認用のボタンを表示し、ユー
ザーが合成された画像が適切であると判断した場合、確
認用のボタンにより適切であることを、操作部106を
通じて画像処理部104に通知する。
【0059】そして、操作部106から不適切であると
の通知情報が出力されると、表示部105上の2つの合
成画像は消去され、記憶部211に書き込まれている画
像情報は破棄される。画像処理部104は、操作部10
6からの通知情報に従って合成画像が適切であると通知
された場合、座標変換パラメータ合成処理部206は座
標変換パラメータの合成処理を実行する。
【0060】図11は座標変換パラメータ合成処理を示
す図である。図11では8枚の画像を合成する場合が示
されている。ここで、画像1の左上隅を合成画像の基準
点O(0,0)とする。
【0061】合成処理部205で生成された2つの画像
の合成結果が適切であると通知された場合、座標変換パ
ラメータ合成処理部206は座標変換パラメータ生成部
203において得られているパラメータを基準点Oを基
にした座標変換パラメータに変換する。
【0062】画像3では画像2との間で対応点検出およ
び座標変換パラメータの生成が行われるが、画像3のパ
ラメータは画像2を基準として生成されたものであるの
で、座標変換パラメータ合成処理部206は、これを画
像1の点Oを基準としたものに変換する。この処理は、
画像1以外の全ての画像に対して1回実行される。
【0063】また、階調補正テーブル更新処理部207
は、階調補正処理部204において得られている階調補
正テーブルを基に、画像3の階調補正テーブルを更新す
る。すなわち、階調補正処理部204の階調補正テーブ
ルを画像3の階調補正テーブルとして保持しておくため
のデータ領域を確保し、テーブルデータの書き込みを行
う。但し、操作部106から画像2および画像3の合成
結果が適切であるという通知が得られなかった場合、こ
の階調補正テーブルの更新処理を実行しない。
【0064】階調補正テーブルの更新が完了すると、描
画領域生成部208は最終的な合成画像における各画像
の描画領域の設定を行う。
【0065】画像5の合成画像Gにおける描画領域は、
座標変換パラメータ合成処理部206で得られる合成パ
ラメータA5,B5,C5,D5を逆変換したパラメータ
A’5,B’5,C’5,D’5を用い、画像5のオリジナ
ルの4隅の点の合成画像における座標を数式(6)、
(7)より算出する。
【0066】 x=A’5 x’+B’5 y’+C’5 ………(6) y=−B’5 x’+A’5 y’+D’5 ………(7) ここで、(x’,y’)はオリジナルの4隅の座標であ
り、(x,y)はこれに対応する合成画像Gにおける座
標位置である。
【0067】図12は合成画像Gの描画領域を示す図で
ある。合成画像Gにおける描画領域は、変換後の4隅の
座標を囲む最小の矩形領域として設定される。
【0068】座標変換パラメータ合成処理部206で得
られる合成パラメータ、階調補正テーブル更新部207
で得られる階調補正テーブルおよび描画領域データは、
画像情報と共に画像統合情報記憶部209に保持され
る。
【0069】画像統合情報記憶部209で保持される情
報には、画像の識別情報(例えばファイル名など)、
基準点Oに対する座標変換パラメータ、RGBの階
調補正テーブル、統合画像における描画領域、チェ
ックフラグがある。
【0070】画像処理部104はn枚の画像および逐次
合成中の画像を一時記憶部103に常に保持しないで上
記画像統合情報だけを保持しておく。また、画像統合情
報は画像毎に保持するように、情報の設定がなされた時
点でチェックフラグを値1とする。
【0071】図5に示すパスに従い、画像設定部201
は画像1−画像2、画像2−画像3、画像1−画像4、
画像4−画像5、画像5−画像6を選択して上記一連の
処理を実行する。この処理では、基本的に2枚の画像だ
けが必要であり、画像設定部201が対応点検出に必要
な2つの画像だけを外部記録媒体101から読み込むこ
とにより、記憶容量が低減される。
【0072】画像5および画像6の間で上記一連の処理
が完了し、画像6の画像統合情報が画像統合情報記憶部
209に保持されると、各画像の座標変換パラメータは
全て画像1の基準点Oを基にしたものに変換され、かつ
階調も画像1に一致するように階調補正テーブルの設定
がなされる。さらに、描画領域も画像毎に設定が完了し
た状態となる。
【0073】全画像統合処理部210は、画像統合情報
記憶部209の情報および一時記憶部103に保持され
ている画像を基に全画像を統合した合成画像Gを生成す
る。各画像の描画領域は図12に示すように保持されて
いるので、記憶部211から画像1〜画像8を順次読み
込み、各画像の描画領域内の画素値を書き込む。画像の
書き込みは合成された座標変換パラメータおよび階調テ
ーブルにしたがって実行される。
【0074】また、この際、画像1から順に書き込みを
行うので、画像1の描画領域内の書き込みが完了した時
点で一時記憶部103から画像1の情報を破棄する。画
像2〜画像8についても同様の処理を行うことにより、
一時記憶部103は8枚の画像分程度の記憶容量で済
む。
【0075】また、基本的にオリジナルの画像だけを用
いて統合処理のための情報を生成しているので、画像枚
数が何枚になっても処理の負荷は変わらない。さらに、
位置検出もオリジナルの画像を基にしているので、画像
枚数が多くなることによる精度の低下も生じない。
【0076】[第2の実施の形態]図13は第2の実施
形態における画像合成装置の画像処理部の構成を示すブ
ロック図である。画像処理部以外の各部については前記
第1の実施形態と同様である。
【0077】図13の画像処理部104Aにおいて、図
2と同じ記号を付したものは同一の機能および動作をす
るものとしてその説明を省略する。第2の実施形態の画
像合成装置は画像設定部214、階調補正処理部21
5、階調補正テーブル更新処理部213に特徴を有す
る。
【0078】図14は2つの画像の設定手順を示す図で
ある。画像設定部214は前記第1の実施形態と異なる
手順で2つの画像を設定する。すなわち、左上隅の画像
1を基準として左→右→上→下の順で周囲の画像を検索
し、画像が存在する場合には従来と同様に画像を設定
し、対応点検出部202に出力する。図14では画像1
−画像2(矢印のパス)が設定される。そして、再び
画像1を基準にして検索を実行し、画像1の下にある画
像4(矢印のパス)を設定し、画像1−画像2間で処
理を実行する。
【0079】さらに、画像設定部214は処理の順番に
従って処理リストを作成する。図15は処理リストを示
す図である。処理リスト900には、基準となる画像1
を先頭に処理に用いられた順に画像情報が追加される。
【0080】画像1の左→右→上→下の検索および処理
が完了した時点では、処理リスト900に画像1、画像
2および画像4が登録される。そして、処理リスト90
0の2番目に登録された画像2を基準として、同様に左
→右→上→下の順で検索および処理が実行される。画像
2の左側には画像1が存在するが、既にこのペアでは処
理が実行されているので、画像1はスキップされる。ス
キップするか否かはチェックフラグが値1(処理済)で
あるか値0(未処理)であるかにより判断される。
【0081】画像2の右側には未処理の画像3が存在す
るので、画像2−画像3を設定して以降の処理を実行す
る。画像2を基準とした処理が完了すると、処理リスト
90の3番目に移行して画像4を基準とした検索および
処理を行う。同様の処理を繰り返して、画像統合情報
(統合情報)を生成する。
【0082】この検索方式を用いることにより、複数の
画像間の配置が如何に複雑であっても、未処理の画像を
残すことなく効率的に統合情報の設定を行うことができ
る。
【0083】階調補正処理部215の動作について説明
する。前記第1の実施形態では、画像302の階調を画
像301に一致させる階調補正について示したが、第2
の実施形態では、各々の画像の階調を歩み寄らせて階調
補正を行う。
【0084】サンプルデータの取得は第1の実施形態と
同様である。図16は補正関数を示す図である。各々の
サンプルデータを基に、各々の画像の階調が歩み寄る形
で補正関数faおよびfbは生成される。
【0085】階調補正テーブル更新処理部213は、各
画像の階調を歩み寄らせる形で補正関数を生成して階調
補正テーブルを生成する。すなわち、画像1−画像2間
で階調補正を行って階調補正テーブルを作成し、後に画
像2−画像3間で階調補正テーブルを生成した場合、画
像2に接する画像1の階調補正テーブルおよび画像1に
接する画像4の階調補正テーブルも同時に変換すること
が必要不可欠となる。前記第1実施形態では、画像1を
基準として新たに繋げる方の画像の階調だけを変換して
補正を行ったので、この処理は必要なかった。
【0086】この処理を実現するために、階調補正テー
ブル更新処理部213はマイクロコンピュータを介して
処理リスト900をアクセスする。画像2−画像3間で
階調補正を行っている時点では、処理リスト900には
画像1、画像2、画像4が登録されているので、画像2
−画像3間で補正関数が生成され、2つの画像を合成し
た結果が適切であるという通知が操作部106から得ら
れた後に、階調補正テーブル更新処理部213は画像
1、画像2、画像4の階調補正テーブルの更新を実行す
る。
【0087】階調補正テーブルの更新処理では、画像3
の階調補正関数fbにより、R3[i]=fb(i),
(i=0〜255)とし、画像1、画像2および画像4
ではR1 [i]=fa(R1[i]),R2[i]=f
a(R2[i]),R4[i]=fa(R4[i])とし
て階調補正テーブルの更新を行う。
【0088】この一連の処理を実行して画像統合情報の
設定が完了すると、画像統合情報記憶部209の処理リ
ストのヘッダ部に画像毎の統合情報が追加される。
【0089】本実施形態では、上記処理リストは1つの
ファイルフォーマットとしてCPU102により記録媒
体に記憶される。このフォーマットのファイルを再生す
る手段と全画像統合処理部を有する装置(図示せず)を
用いることにより、情報を記録した記録媒体から統合し
た合成画像を生成することが可能となる。
【0090】この記録媒体を用いることにより、統合し
た画像を記録しなくとも必要に応じて統合情報を基に統
合処理し、合成画像を生成することができる。また、統
合処理する装置は再生手段と全体画像統合処理部で動作
するので、装置が簡潔となり低コストで合成画像を得る
ことが可能となる。
【0091】[第3の実施の形態]図17は第3の実施
形態における画像合成装置の画像処理部の構成を示すブ
ロック図である。図17の画像処理部104Bにおい
て、図2と同じ記号を付するものはその機能および動作
が同じものであるので、その説明を省略する。
【0092】第3の実施形態の画像合成装置は、複数の
画像を合成する際の基準画像をユーザーが選択し、選択
された基準画像を基に他の画像の座標変換パラメータの
生成および階調補正を実行することに特徴を有する。
【0093】図18は複数の画像が配置された状態を示
す図である。画像設定部216は一時記憶部103から
複数の画像を読み込み、配置された状態で左上隅の画像
から順に番号を付ける。
【0094】操作部106により例えば斜線の画像5が
選択されると、選択された画像情報を基準画像として設
定する。前記第1の実施形態と同様に2つの画像を順次
設定し、対応点検出以降の処理を実行する。
【0095】対応点検出処理に用いられる画像のペア
は、図18の矢印のパスに従って画像1−画像2、
画像2−画像3、画像1−画像4、画像4−画像
5、画像5−画像6、画像4−画像7、画像7−
画像8、画像8−画像9となる。
【0096】本実施形態では、基準画像5が設定される
まで前記第1の実施形態と同様に一連の処理を実行する
が、基準画像5が設定された時点で座標変換パラメータ
および階調補正テーブルを基準画像5を基に変換する。
即ち、矢印のパスの処理までは、画像1を基準とした
座標変換パラメータおよび階調補正テーブルを保持する
が、矢印のパスの処理、つまり画像4−画像5間の処
理の時点で座標変換パラメータおよび階調補正テーブル
を画像5を基準としたものに変換する。
【0097】画像4−画像5の2画像に関する合成画像
が生成され、操作部106から合成結果が適切であると
の通知をマイクロコンピュータが受けると、座標変換パ
ラメータ合成処理部217は、まず画像4の座標変換パ
ラメータを画像5を基準としたものに変換する。そし
て、画像4と接する画像1の座標変換パラメータを画像
5を基準として変換し、さらに画像2および画像3の座
標変換パラメータを画像5を基準とした値に変換する。
【0098】また、階調補正テーブル更新処理部218
は、画像4の階調を画像5を基準としたものに変換する
ための補正関数f’を用いて画像1〜画像4の階調を変
換する。さらに、描画領域生成部219は座標変換パラ
メータ合成処理部217で合成された座標変換パラメー
タを基に、合成画像における画像1〜画像5の描画領域
を設定し直す。
【0099】この処理の結果は画像統合情報記憶部20
9で保持される。画像5−画像6以降のペアに関する処
理も、画像5を基準とした情報に変換して保持される。
全ての画像統合情報の設定が完了すると、全画像統合処
理部210は全画像を統合情報に従って合成する。
【0100】図19は画像合成処理を示す図である。中
心の画像を基準に合成しているので、歪み等が分散した
画像を生成することができる。また、基準画像として主
被写体を有する画像を選択することにより、主被写体を
撮像した際の階調を保持した状態で全画像の合成結果を
得ることができる。
【0101】尚、第3の実施形態ではユーザーが基準画
像を選択する場合を示したが、画像の配置から自動的に
基準画像を設定することも可能である。例えば、図19
に示す配置の場合、3×3の配列となっているので、縦
・横の真ん中の位置(1,1)にある画像を自動的に基
準画像としてもよい。
【0102】また、第1、第2および第3の実施形態に
おける画像処理部104、104A、104Bにおける
処理機能を、フロッピーディスク等の記録媒体にプログ
ラムとして格納しておき、パーソナルコンピュータ等の
システムあるいは装置を用いてプログラムを記憶部にロ
ードして、ソフトウェアにより実行することも可能であ
る。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアに
よって表されるプログラムを格納した記録媒体をシステ
ムあるいは装置に読み出すことによってそのシステムあ
るいは装置が本発明の効果を享受することが可能とな
る。
【0103】記憶媒体としては、例えばROM、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カードなどを用いることができる。
【0104】さらに、本発明は複数の機器から構成され
るシステムに適用してもよいし、1つの機器からなる装
置に適用してもよい。
【0105】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の画像合成装置
によれば、画像の一部が少なくとも他の1つの画像と重
複して全体として繋がりを有する複数の画像を合成して
合成画像を生成する際、選択手段により前記複数の画像
から重複領域を有する2つの画像を選択し、該選択され
た2つの画像を記憶手段に記憶し、座標変換パラメータ
生成手段により該記憶された2つの画像を1つの画像に
合成する際の座標変換パラメータを生成し、座標変換パ
ラメータ合成処理手段により該生成された座標変換パラ
メータを任意の画像を基準とした値に変換し、画像統合
情報保持手段により該変換された座標変換パラメータを
画像統合情報として保持し、該保持される画像統合情報
にしたがって、前記複数の画像を合成するので、画像枚
数が増加した場合でも、常にオリジナルの画像で位置合
わせ処理を実行することができ、高精度かつ高速に画像
合成を実行することが可能となる。
【0106】また、請求項8に記載の画像合成方法にお
いても同様の効果を得ることができる。
【0107】請求項2に記載の画像合成装置によれば、
前記複数の画像が少なくとも1つの経路で連結するまで
処理を繰り返した後、保持される画像統合情報にしたが
って、前記複数の画像を合成するので、複数の画像およ
びこの複数の画像に関連付けされた情報を基に1つの画
像に合成することができ、所望のパノラマ画像を生成で
きる。
【0108】請求項3に記載の画像合成装置によれば、
前記画像統合情報として保持された後、破棄手段により
前記選択された2つの画像を前記記憶手段から破棄する
ので、記憶手段の記憶容量を低減できる。
【0109】請求項4に記載の画像合成装置によれば、
階調補正情報生成手段により前記選択された2つの画像
を1つの画像に合成する際の階調補正情報を一方の画像
を基に生成し、前記画像統合情報保持手段は、該生成さ
れた階調補正情報を保持するので、高精度に階調補正を
行うことができる。
【0110】請求項5に記載の画像合成装置によれば、
記録手段により前記画像統合情報を各画像に関連付けて
記録媒体に記録するので、複数の画像間の配置および階
調等の関係を有する統合情報および画像情報を記録媒体
に記録することにより、合成画像を常に保持する必要を
なくすことができ、複数枚の合成画像の生成を容易に行
うことができる。
【0111】請求項6に記載の画像合成装置によれば、
前記選択された2つの画像を1つの画像に合成する際の
階調補正情報を該2つの画像の階調が歩み寄る形で生成
する階調補正情報生成手段を備え、前記画像統合情報保
持手段は、該生成された階調補正情報を保持するので、
高精度に階調補正を行うことができる。
【0112】請求項7に記載の画像合成装置によれば、
前記生成された座標変換パラメータが変換される際に基
準となる画像を、前記複数の画像の中から選択して入力
する入力手段を備え、該入力により選択された画像を基
準とする座標変換パラメータに基づいて前記複数の画像
を1つの画像に合成するので、ユーザが基準画像を選択
することにより主被写体が撮像されている画像の階調等
を基準に合成画像を生成することができ、違和感のない
合成画像を得ることができる。また、中心の画像を基準
に合成することにより、歪み等が分散した画像を生成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における画像合成装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】位置合わせ処理を示す図である。
【図3】画像処理部104の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】複数の画像の配置ウインドウを示す図である。
【図5】配置ウインドウに配置された複数の画像の合成
処理を行う手順を示す図である。
【図6】対応点情報の検出処理を示す図である。
【図7】階調補正処理を示す図である。
【図8】補正関数を示す図である。
【図9】階調補正テーブルを示す図である。
【図10】合成処理を示す図である。
【図11】座標変換パラメータ合成処理を示す図であ
る。
【図12】合成画像Gの描画領域を示す図である。
【図13】第2の実施形態における画像合成装置の画像
処理部の構成を示すブロック図である。
【図14】2つの画像の設定手順を示す図である。
【図15】処理リストを示す図である。
【図16】補正関数を示す図である。
【図17】第3の実施形態における画像合成装置の画像
処理部の構成を示すブロック図である。
【図18】複数の画像が配置された状態を示す図であ
る。
【図19】画像合成処理を示す図である。
【図20】画像の一部が重複する複数の画像を示す図で
ある。
【図21】図20における複数の画像の合成処理を示す
図である。
【符号の説明】
101 外部記憶媒体 102 CPU 103 一時記憶部 104、104A、104B 画像処理部 106 操作部 201 画像設定部 202 対応点検出部 203 座標変換パラメータ生成部 204、215 階調補正処理部 205 合成処理部 206、217 座標変換パラメータ合成処理部 207、213、218 階調補正テーブル更新処理部 208、219 描画領域生成部 209 画像統合情報記憶部 210 全画像統合処理部 301、302、303 画像 301a、302a、302b、303a 重複領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝口 英夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の一部が少なくとも他の1つの画像
    と重複して全体として繋がりを有する複数の画像を合成
    して合成画像を生成する画像合成装置において、 前記複数の画像から重複領域を有する2つの画像を選択
    する選択手段と、 該選択された2つの画像を記憶する記憶手段と、 該記憶された2つの画像を1つの画像に合成する際の座
    標変換パラメータを生成する座標変換パラメータ生成手
    段と、 該生成された座標変換パラメータを任意の画像を基準と
    した値に変換する座標変換パラメータ合成処理手段と、 該変換された座標変換パラメータを画像統合情報として
    保持する画像統合情報保持手段とを備え、 該保持される画像統合情報にしたがって、前記複数の画
    像を合成することを特徴とする画像合成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の画像が少なくとも1つの経路
    で連結するまで処理を繰り返した後、保持される画像統
    合情報にしたがって、前記複数の画像を合成することを
    特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像統合情報として保持された後、
    前記選択された2つの画像を前記記憶手段から破棄する
    破棄手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像
    合成装置。
  4. 【請求項4】 前記選択された2つの画像を1つの画像
    に合成する際の階調補正情報を一方の画像を基に生成す
    る階調補正情報生成手段を備え、 前記画像統合情報保持手段は、該生成された階調補正情
    報を保持することを特徴とする請求項1記載の画像合成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記画像統合情報を各画像に関連付けて
    記録媒体に記録する記録手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の画像合成装置。
  6. 【請求項6】 前記選択された2つの画像を1つの画像
    に合成する際の階調補正情報を該2つの画像の階調が歩
    み寄る形で生成する階調補正情報生成手段を備え、 前記画像統合情報保持手段は、該生成された階調補正情
    報を保持することを特徴とする請求項1記載の画像合成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記生成された座標変換パラメータが変
    換される際に基準となる画像を、前記複数の画像の中か
    ら選択して入力する入力手段を備え、 該入力により選択された画像を基準とする座標変換パラ
    メータに基づいて前記複数の画像を1つの画像に合成す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  8. 【請求項8】 画像の一部が少なくとも他の1つの画像
    と重複して全体として繋がりを有する複数の画像を合成
    して合成画像を生成する画像合成方法において、 前記複数の画像から重複領域を有する2つの画像を選択
    し、 該選択された2つの画像を記憶し、 該記憶された2つの画像を1つの画像に合成する際の座
    標変換パラメータを生成し、 該生成された座標変換パラメータを任意の画像を基準と
    した値に変換し、 該変換された座標変換パラメータを画像統合情報として
    保持し、 該保持される画像統合情報にしたがって、前記複数の画
    像を合成することを特徴とする画像合成方法。
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