JPH11112776A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH11112776A
JPH11112776A JP9275884A JP27588497A JPH11112776A JP H11112776 A JPH11112776 A JP H11112776A JP 9275884 A JP9275884 A JP 9275884A JP 27588497 A JP27588497 A JP 27588497A JP H11112776 A JPH11112776 A JP H11112776A
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facsimile
signal
telephone
personal computer
line
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JP9275884A
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Kazuo Somiya
和男 宗宮
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファクシミリと電話との双方に対応することが
可能なLAN等に接続されるファクシミリ装置を提供す
ることと、外線を直接通信端末装置に接続することが可
能なLAN等に接続されるファクシミリ装置を提供する
こと。 【解決手段】電話回線Lからの着信信号がCNG信号で
ある場合は、ファクシミリ受信であると判断して、ファ
クシミリ伝送制御手順が実行され、ファクシミリ装置1
にてファクシミリ通信が行われる。一方、音声信号(通
常の電話)であると判断された場合は、電話回線(外
線)Lの相手に対して、クライアント番号を入力させる
ためのメッセージがファクシミリ装置1から送出され
る。そして、外線の相手からクライアント番号が入力さ
れると、直接、特定のユーザ(通話したい相手)が使用
しているパソコン2と外線とが同軸ケーブル5を介して
接続される。このため、外線の相手とクライアントのパ
ソコン2とを直接接続させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN(Local Ar
ea Network)等に接続されるファクシミリ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のパソコン等の通信端末やP
BX(構内交換機;Private Branch eXchange)をLA
N等の通信ネットワークを用いて相互に接続し、パソコ
ンからのデータを、PBXを介して送受信する構成が提
案されている。すなわち、図12に示すように、従来の
構成においては、メインフレームまたはミニコン101
等のアプリケーションでPBX102の交換機能を制御
していた。そして、PBX用のアプリケーションが普及
し、そのアプリケーションがデータベース管理システム
と結びつくことによって、通信の世界が広がると予想さ
れた。すなわち、PBXを設置している企業内において
は、内線電話を介して企業内データベースが構築され、
また外線電話を介して他の関連企業等とのデータベース
が構築されるものと予想されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、予想に反し
て、アプリケーションは普及しなかった。その最大の理
由は、ほとんどのインターフェースが、自社のPBX1
02だけを対象とした独自仕様のものであったことに起
因している。従って、サード・ベンダがアプリケーショ
ンを開発することは、極めて困難な状況であった。この
ため、開発されたアプリケーションは、PBXメーカが
考えつく枠内の機能にとどまっていた。
【0004】そして、近年、通信端末装置等の発展に伴
い、ファクシミリ装置やパソコン等が接続されたLAN
構成においても、通常の電話と同様にダイヤルイン機能
をもったPBXが登場するのが望まれていた。
【0005】また、一般的にLANと構内電話とは、別
々に構築されていた。すなわち、LAN等は同軸ケーブ
ル等にて構築され、電話は電話線にて構築されていた。
このため、同軸ケーブルと電話線との双方を構内に敷設
しなければならず、非常に手間であった。
【0006】本発明は、このような市場の要求に答える
ためになされたものであって、第1の目的は、ファクシ
ミリと電話との双方に対応することが可能なLAN等に
接続されるファクシミリ装置を提供することである。ま
た、第2の目的は、外線を直接通信端末装置に接続する
ことが可能なLAN等に接続されるファクシミリ装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、通信ネットワークに
接続されるファクシミリ装置において、外線からのファ
クシミリと電話とを判断する判断手段と、前記通信ネッ
トワークに接続されるとともに、音声を入出力するため
の音声入出力手段を有した通信端末装置に、外線を接続
するための制御手段とを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のファクシミリ装置において、外線からの入力信号に
基づき、特定の通信端末装置に外線を接続するための制
御手段を備えた。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載のファクシミリ装置において、交換機から送出されて
くる発信元の電話番号と通信端末装置との対応関係を記
憶する記憶手段と、その記憶手段に基づき、特定の通信
端末装置に外線を接続するための制御手段とを備えた。
【0010】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「音声入出力手段」はマイク46及びスピーカ
47に相当し、「判断手段」は音声検出回路23に相当
し、「制御手段」はMPU11,ROM12及びRAM
13に相当し、「記憶手段」はRAM13に相当する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を具体化した一実
施形態を図面を用いて説明する。図1に示すように、L
ANの通信ネットワークは、ファクシミリ装置1、複数
のパソコン2、スキャナ3、複数のプリンタ4の各装置
及び各装置1〜4間を接続する同軸ケーブル5から構成
されている。
【0012】ファクシミリ装置1、複数のパソコン2、
スキャナ3、複数のプリンタ4は、同軸ケーブル5に接
続するインターフェースを内蔵している。同軸ケーブル
5にはトランシーバ33が接続され、インターフェース
とトランシーバ33との間はトランシーバケーブル35
にて接続されている。
【0013】図2に示すように、ファクシミリ装置1
は、MPU11、ROM12、RAM13、読取部1
4、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ
18、コーデック19、モデム20、NCU21、AD
PCM(適応差分パルス符号変調;Adaptive Different
ial Pulse Code Modulation)22、音声検出回路2
3、データ変換部24、通信プロトコル制御部25及び
ネットワークインターフェース26から構成されるとと
もに、各部11〜26がバス27を介してそれぞれ接続
されている。
【0014】MPU11は、ファクシミリ装置1を構成
する各部を制御する。ROM12は、ファクシミリ装置
1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM13
は、ファクシミリ装置1の送受信に関する各種情報を一
時的に記憶する。また、RAM13は、後述する外線の
相手に送出するための音声メッセージと、外線の相手か
らの音声メッセージを記憶する。
【0015】読取部14は、原稿上の画像データを読み
取って、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部
15は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画デー
タを記録紙上に記録する。
【0016】操作部16は、電話番号を入力するための
テンキー(*,#キーを含む)16a、短縮番号の登
録、短縮番号から発信するするための短縮キー16b、
原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー1
6c等の各種操作キーを備えている。LCD等よりなる
表示部17は、ファクシミリ装置1の動作状態等の各種
情報の表示を行う。
【0017】画像メモリ18は、受信画データ、読取部
14で読み取られた画データ及びスキャナ3で読み取ら
れた画データを一時的に記憶する。コーデック19は、
読取部14及びスキャナ3にて読み取られた画データを
送信のためにMH,MR,MMR方式等により符号化
(エンコード)する。また、コーデック19は、受信画
データを復号(デコード)する。
【0018】モデム20は、T.30に従ったファクシ
ミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,V.27te
r,V.29等に従った送受信データの変調及び復調を
行う。NCU21は、電話回線(外線)Lの閉結及び開
放を行うとともに、相手先のFAX番号に対応したダイ
ヤル信号の送出及び着信を検出する機能等を備えてい
る。
【0019】ADPCM22は、現在のA則またはμ則
64kbpsPCM信号を32kbpsADPCM信号
に変換符号化するものである。すなわち、符号器では過
去の入力信号とこの予測信号との差を可変の量子化ステ
ップ幅で量子化する方法によって、ビットレートをPC
M方式に比べて1/2に減少させる。この量子化におい
ては、入力信号の振幅に応じて量子化ステップ幅の大小
を可変するとともに、その変化速度を制御する。
【0020】さらに、モデム21からFSKモデム信号
入力時には、トーン検出により予測及び量子化速度の初
期設定を行う。一方、復号器では、32kbpsADP
CM信号を逆量子化し、過去の逆量子化信号から生成し
た予測信号を加算することにより復号化して、64kb
psPCM信号を得る。なお、300Hzから3400
Hzまでの電話帯域信号の符号化方式としては、すでに
64kbpsPCM方式がITU−T勧告G.711
(音声信号のパルス符号変調)及びG.712(PCM
チャンネルの音声周波数特性)として規定されている。
【0021】音声検出回路23は、NCU21を介して
入力される信号を所定時間検出し、例えば3秒毎に繰り
返される1100Hzの信号を受信した場合にはCNG
信号であると判断して、ファクシミリ伝送制御手順に移
行させる。また、ファクシミリ装置1が送信側となり、
CED信号を受信した場合も同様である。さらに、発信
側から所定のDTMF(Dual Tone Multi Frequency)
信号を受信した場合は、所定のパソコン2への電話であ
ると判断する。一方、NCU21を介して入力される信
号を所定時間検出し、前記特定信号以外の信号を受信し
た場合は、音声信号であると判断する。
【0022】データ変換部24は、電話回線Lを介して
受信したMH、MR、MMR方式等の画データを、LA
N上における複数のパソコン2にとって、扱い易い形式
にするために、TIFF、BMP、GIF、JPEG、
PCX、DCX等に従ったデータ形式に変換する。ま
た、データ変換部24は、パソコン2から送出される前
記TIFF等の送信画データを、MH、MR、MMR方
式等の画データに変換する。
【0023】通信プロトコル制御部25は、ネットワー
クインターフェース26を介してLAN上の装置との間
の通信を制御するためのものである。これを便宜上、O
SI(Open Systems Interconnection:開放型システム
間相互接続)参照モデルを用いて以下に説明する。すな
わち、OSI参照モデルにおけるセッション層(第5
層)以上では、呼設定、呼解放、音声ストリーム処理、
SMTP(Simple MailTransfer Protocol:メール送信
プロトコル)、POP(Post Office Protocol:メール
受信プロトコル)、FTP(File Transfer Protocol:
ファイル転送プロトコル)、TELNET(遠隔コンピ
ュータ操作)等によって通信を制御する。
【0024】ここで、呼設定とは、通信を行う端末相互
間にデータリンクを設定する動作である。呼設定を行う
パケットには、発呼要求(CR;Call Request)パケッ
ト、着呼(CN;Call Accepted)パケット、着呼受付
(CA;Call Incoming)パケット及び接続完了(C
C;Call Connected)パケットがある。
【0025】また、呼解放とは、端末相互間の通信が終
了したとき、通信相手とのデータリンクを解放する動作
である。呼解放を行うパケットには、復旧要求(CQ;
Clear Request)パケット、切断指示(CI;Clear Ind
ication)パケット、切断確認(CF;Clear confirmat
ion)パケット及び復旧確認(CF;Clear confirmatio
n)パケットがある。
【0026】加えて、音声ストリーム処理とは以下のこ
とを示す。すなわち、図3に示すように、送信側では圧
縮符号されたデジタル音声を一定間隔でパケット化して
送信することである。一方、受信側では、ばらついて遅
れてきた音声パケットを受信バッファで一旦蓄える。そ
のあと、一定時間間隔でディパケット化し、復号化・伸
長を行い、アナログ信号に戻して出力することである。
【0027】同じく、トランスポート層(第4層)はT
CP(Transmission Control Protocol:伝送制御プロ
トコル)及びUDP(User Datagram Protocol)によっ
て通信を制御する。同じく、ネットワーク層(第3層)
及びデータリンク層(第2層)の一部はIP(Internet
Protocol:ネットワーク間プロトコル)によって通信
を制御する。ちなみに、前記以外のデータリンク層(第
2層)及び物理層(第1層)には、例えばIEEE80
2.3(イーサネット)等がある。
【0028】付属電話機28は、NCU21を介してフ
ァクシミリ装置1に設けられ、内線及び外線からの電話
に対して応答することができる。図4に示すように、パ
ソコン2は、MPU41、ROM42、RAM43、操
作部44、表示部45、マイク46、スピーカ47、記
憶部48、ボイスモデムカード49、通信プロトコル制
御部50及びネットワークインタフェース51から構成
されるとともに、各部41〜51がバス52を介してそ
れぞれ接続されている。
【0029】MPU41は、パソコン2を構成する各部
を制御する。ROM42は、パソコン2を制御するため
の各種プログラムを記憶する。RAM43は、パソコン
2に関する各種情報を一時的に記憶する。
【0030】操作部44は、キーボード及びマウス等か
ら構成されている。表示部45は、TFT(Thin Film
Transistor)液晶ディスプレイから構成され、前記操作
部44のキーボード及びマウスから入力された文字や情
報を表示する。マイク46は、パソコン2本体に設けら
れ、入力された音声を音声信号に変換する。スピーカ4
7は、ボイスモデムカード49からの音声信号を音声に
変換する。
【0031】記憶部48は、固定ハードディスク等から
構成され、キーボード及びマウス等からの指示に基づい
て、文章やプログラム等を記憶する。ボイスモデムカー
ド49は、同軸ケーブル5により伝送されてくるベース
バンド信号を音声信号に変換する。また、ボイスモデム
カード49は、マイク46にて変換された音声信号を同
軸ケーブル5に送出するため、ベースバンド信号に変換
する。
【0032】通信プロトコル制御部50及びネットワー
クインターフェース51は、前記ファクシミリ装置1に
おける通信プロトコル制御部25及びネットワークイン
ターフェース26と同様な構成である。
【0033】図5に示すように、ネットワークインター
フェース26はネットワークコントローラ31、シリア
ルインターフェースアダプタ32及びトランシーバ33
(イーサネット規格)から構成されている。なお、ネッ
トワークインターフェース20としては、例えば、ネッ
トワークコントローラ31、シリアルインターフェース
アダプタ32及びトランシーバ33を1つのLSIとし
て構成したものや、ネットワークコントローラ31及び
シリアルインターフェースアダプタ32を1つのLSI
として構成したもの等がある。
【0034】10Base5に対応したネットワークコ
ントローラ31は、データを例えばファクシミリ装置1
から同軸ケーブル5上へ適正に送出するために、CSM
A/CD(Carrier Sense Multiple Access with Colli
sion Detection)方式に従って通信ネットワークのアク
セス制御を行う機能を有している。シリアルインターフ
ェース33は、ファクシミリ装置1から同軸ケーブル5
上へ送出されるデータをパラレルデータからシリアルデ
ータに変換する。また、シリアルインターフェース33
は、同軸ケーブル5上に伝送されるシリアルデータをパ
ラレルデータに変換してファクシミリ装置1へ出力す
る。トランシーバ33は、ファクシミリ装置1を同軸ケ
ーブル5と接続する。
【0035】上記ネットワークインターフェース26に
おけるネットワークコントローラ31及びシリアルイン
ターフェースアダプタ32は、ファクシミリ装置1内に
一体的に組み込まれている。ファクシミリ装置1の側部
には、D−Subコネクタ34が設けられている。トラ
ンシーバ33はトランシーバケーブル35(イーサネッ
ト規格)の一端に接続され、そのトランシーバケーブル
35の他端にはD−Subコネクタ36が接続されてい
る。そして、トランシーバ33を例えばタップ37によ
り同軸ケーブル5の途中に接続するとともに、D−Su
bコネクタ36をファクシミリ装置1のD−Subコネ
クタ34に接続することにより、ファクシミリ装置1と
同軸ケーブル5との間でネットワークインターフェース
26を介したデータの伝送が可能となる。なお、パソコ
ン2が有する通信プロトコル制御部50及びネットワー
クインタフェース51も同様な構成である。
【0036】スキャナ3は、パソコン2からの命令に従
って、スキャナ3の原稿載置板上に載置された原稿を読
み取る。プリンタ4は、パソコン2からの命令に従っ
て、パソコン2から転送されてくる各種データを記録紙
に記録する。
【0037】以上のように構成された通信ネットワーク
におけるファクシミリ装置1において、外線が着信した
場合の動作について、図6に示すフローチャートを用い
て説明する。なお、この動作は、パソコン2に搭載され
たプログラムと、ROM12に記憶されたプログラムと
に基づき、MPU11とMPU41との制御により実行
される。
【0038】S1においては、外線からの着信がNCU
21にて検出されるのが待たれる。S2においては、N
CU21において着信が検出されると、NCU21にて
回線が閉結される。
【0039】S3においては、音声検出回路23にてC
NG信号を検出したか否かが判断される。CNG信号を
検出した場合は、S4に移行して、ファクシミリ伝送制
御手順の処理が実行され、ファクシミリ装置1によって
受信処理動作が行われる。一方、CNG信号を検出しな
い場合は、S5に移行する。
【0040】S5においては、発信者に対して、例えば
「おつなぎいたしますので、クライアント番号を入力し
て下さい。」と音声メッセージが送出される。S6にお
いては、前記S5の音声メッセージに基づき、発信者か
らDTMF信号、例えば「#123」が入力される。す
ると、その入力されたDTMF信号の検出が音声検出回
路23にて実行される。
【0041】S7においては、前記S6におけるDTM
F信号の検出に基づき、クライアント番号「#123」
のパソコン2が有するスピーカ46から呼出音が鳴動さ
れる。また、パソコン2の画面上には、図7に示すよう
に、例えば「オフフック」の確認ウインドウが表示され
る。
【0042】S8においては、呼び出したパソコン2
(クライアント番号「#123」)が所定時間内に応答
したか否かが判断される。具体的には、パソコン2の画
面上に表示された「オフフック」が選択されたか否かで
判断される。すなわち、キーボードのEnterキーが
押下されるか、またはマウスにて「オフフック」がクリ
ックされるかに基づいて判断される。そして、所定時間
内にパソコン2(クライアント番号「#123」)が応
答した場合には、図8に示す画面に切り替わるととも
に、S9に移行する。一方、所定時間内にパソコン2
(クライアント番号「#123」)が応答しない場合に
は、S12に移行する。
【0043】S9においては、外線がパソコン2(クラ
イアント番号「#123」)に接続される。その結果、
S10においては、外線の相手とパソコン2(クライア
ント番号「#123」)のユーザとの間で通話が行われ
る。
【0044】S11においては、外線の相手との間での
通話が終了し、NCU21にて回線が解放される。すな
わち、パソコン2(クライアント番号「#123」)の
画面上に表示されている「オンフック」の確認ウインド
ウが、キーボードのEnterキーにて押下されるか、
またはマウスにて「オフフック」がクリックされると、
回線が解放される。
【0045】一方、前記S8において、呼び出したパソ
コン2(クライアント番号「#123」)が応答しない
場合は、外線の発信者に対して、例えば「只今、席を外
しております。発信音のあと、メッセージを入れて下さ
い。」と音声メッセージが送出される。そして、発信者
から音声メッセージが入力されると、パソコン2(クラ
イアント番号「#123」)の画面上には、図9に示す
ように、例えば「メッセージが届いています。」と表示
される。
【0046】S13においては、外線の発信者からの音
声メッセージが、ファクシミリ装置1のRAM13に記
憶される。S14においては、図9に示す「メッセージ
の再生」の確認ウインドウが、パソコン2のユーザによ
り選択されると、ファクシミリ装置1のRAM13に記
憶された外線の相手からの音声メッセージが、スピーカ
46にて再生される。
【0047】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 ・外線からの着信信号がCNG信号である場合は、ファ
クシミリ受信であると判断して、ファクシミリ伝送制御
手順が実行され、ファクシミリ通信が行われる。一方、
音声信号(通常の電話)であると判断された場合は、外
線の相手に対して、クライアント番号を入力させるため
の音声メッセージが送出される。このため、外線からの
着信がファクシミリであっても、パソコン2に対する電
話であってもファクシミリ装置1で対応することができ
る。このとき、パソコン2に対する電話であった場合
は、ファクシミリ装置1とパソコン2とは、LANを介
して接続される。そして、パソコン2のユーザは、外線
の相手と通話することができる。従って、同軸ケーブル
5のみで構内の電話線も共用することができる。
【0048】・通常の電話である場合、外線の相手に対
して、クライアント番号を入力させるための音声メッセ
ージが送出される。そして、外線の相手からクライアン
ト番号が入力されると、直接、特定のユーザ(通話した
い相手)が使用しているパソコン2と外線とが同軸ケー
ブル5を介して接続される。このため、外線の相手とク
ライアントのパソコン2とを直接接続させることができ
る。このとき、通常の電話のように、外線を一旦取り次
ぐ必要がない。従って、外線の相手は通話したい相手に
対して、素早く用件を伝えることができる。
【0049】・呼出音が鳴動されているパソコン2にお
いて、所定時間内にオフフックされない場合、すなわ
ち、パソコン2のユーザが席を外している場合は、外線
の相手からの音声メッセージがファクシミリ装置1のR
AM3に記憶される。そして、パソコン2の画面上に
は、メッセージが届いている旨の表示がなされる。この
ため、席に戻ったユーザは、外線の相手からの音声メッ
セージを再生して、メッセージを聞くことができる。従
って、メッセージの内容に基づいて、外線の相手に対し
て素早く連絡を取ることができる。
【0050】・加えて、外線からの電話がパソコン2か
ら鳴動されていても、所定時間内にオフフックされない
場合は、音声メッセージが送出されるため、パソコン2
の近傍の人がオフフックする必要がない。このため、通
常の電話の場合とは異なり、電話のかかってきた人に対
して、外線があった旨を伝える必要もない。
【0051】・同軸ケーブル5が電話線と共用されるた
め、同軸ケーブル5と電話線との双方を敷設することは
ない。このため、構内等に敷設するための手間を省くこ
とができる。加えて、同軸ケーブル5のみを敷設すれば
良いため、床等から露出する可能性を極力低減させるこ
とも可能である。
【0052】なお、前記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・図10に示すように、RAM13に電話番号とクライ
アントとの対応表T1を登録させ、交換機から送出され
てくるCALLER−ID(発信元の電話番号)に基づ
いて、クライアントを自動的に呼び出すように構成して
も良い。具体的には、図6に示すフローチャートにおい
てS3の処理が「NO」の場合は、図11に示すように
S21において、CALLER−IDの検出が実行され
る。S22においては、対応表T1に基づいて、クライ
アント(パソコン2)が呼び出される。そして、図6に
示すS8に移行する。このように構成すれば、外線から
の相手にクライアント番号を入力させることなく、特定
のクライアントに直接電話を接続させることができる。
従って、外線の相手に手間をかけさせることはなく、特
定のクライアントに直接電話を接続させることができ
る。
【0053】・本実施形態では、外線の相手からのメッ
セージをRAM13に記憶させたが、RAM13に代え
て、ファクシミリ装置1にハードディスクを設け、この
ハードディスクにメッセージを記憶させるように構成し
ても良い。このように構成すれば、大量のメッセージを
長時間、記憶させることができる。
【0054】・外線の相手からのメッセージだけでな
く、内線の相手からのメッセージもRAM13に記憶さ
せるように構成しても良い。 ・図6に示すフローチャートにおけるS14において、
メッセージの送出が終了した場合は、随時当該メッセー
ジをRAM13から消去するように構成しても良い。こ
のように構成すれば、RAM13の空き領域を素早く確
保することができ、RAM13を有効に使用することが
できる。
【0055】・外線の相手から指定されるクライアント
が所定時間内にオフフックしない場合において、RAM
13にメッセージを記憶させる構成に代えて、特定のク
ライアントのパソコン2から呼出音が鳴動される構成に
しても良い。また、ファクシミリ装置1の付属電話機2
8から呼出音が鳴動される構成にしても良い。
【0056】・図6に示すフローチャートにおいて、S
5の処理、すなわち外線の相手に対して、クライアント
番号を入力させるメッセージの送出を省略して、LAN
に接続される特定のパソコン2或いはすべてのパソコン
2から呼出音を鳴動させるように構成しても良い。
【0057】・本実施形態のファクシミリ装置を同軸ケ
ーブル5のみで接続する構成に代えて、同軸ケーブル5
と電話線とで他の通信端末装置や電話機と接続させる構
成にしても良い。
【0058】さらに、上記実施形態より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共
に記載する。 ・音声を入出力するための音声入出力手段を備えた通信
端末装置が接続された通信ネットワークに接続されるフ
ァクシミリ装置において、外線からのファクシミリと電
話とを判断する判断工程と、判断工程にてファクシミリ
と判断された場合は、ファクシミリ受信を行う受信工程
と、判断工程にて電話であると判断された場合は、外線
の相手に対してメッセージを送出するメッセージ送出工
程と、外線からの入力信号に基づき、特定の通信端末装
置と外線とを接続する接続工程とからなるファクシミリ
装置の応答接続方法。
【0059】このように構成すれば、外線からの電話を
直接、通信端末装置に接続することができるとともに、
外線からのファクシミリは自装置にて受信することがで
きる。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、通信ネットワークに接続されるファクシミリ
装置で、ファクシミリと電話との双方に対応することが
できる。このため、外線からの着信がファクシミリであ
っても、通信端末装置に対する電話であってもファクシ
ミリ装置で対応することができる。従って、同軸ケーブ
ル5のみで構内の電話線も共用することができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、外線からの入力信号に基づい
て、外線の相手と通信端末装置とを直接接続させること
ができる。従って、外線の相手は通話したい相手に対し
て、素早く用件を伝えることができる。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、記憶手段に基づいて、外線から
の電話を直接、特定の通信端末装置に接続させることが
できる。従って、外線の相手に手間をかけさせることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるLANの構成を示すブロッ
ク図。
【図2】ファクシミリ装置の構成を示すブロック図。
【図3】音声ストリーム処理を説明するための説明図。
【図4】パソコンの内部構成を示すブロック図。
【図5】ネットワークインターフェースの構成を示すブ
ロック図。
【図6】着信時の動作を示すための説明図。
【図7】画面上に表示されるウインドウを説明するため
の説明図。
【図8】画面上に表示されるウインドウを説明するため
の説明図。
【図9】画面上に表示されるウインドウを説明するため
の説明図。
【図10】別の実施形態を説明するための対応表。
【図11】別の実施形態を説明するためのフローチャー
ト。
【図12】従来の技術を説明するための説明図。
【符号の説明】
1…ファクシミリ装置、2…通信端末装置としてのパソ
コン、11…制御手段としてのMPU、12…制御手段
としてのROM、13…制御手段及び記憶手段としての
RAM、23…判断手段としての音声検出回路、46…
音声入出力手段としてのマイク、47…音声入出力手段
としてのスピーカ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークに接続されるファクシ
    ミリ装置において、外線からのファクシミリと電話とを
    判断する判断手段と、前記通信ネットワークに接続され
    るとともに、音声を入出力するための音声入出力手段を
    有した通信端末装置に、外線を接続するための制御手段
    とを備えたファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファクシミリ装置にお
    いて、外線からの入力信号に基づき、特定の通信端末装
    置に外線を接続するための制御手段を備えたファクシミ
    リ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のファクシミリ装置にお
    いて、交換機から送出されてくる発信元の電話番号と通
    信端末装置との対応関係を記憶する記憶手段と、その記
    憶手段に基づき、特定の通信端末装置に外線を接続する
    ための制御手段とを備えたファクシミリ装置。
JP9275884A 1997-10-08 1997-10-08 ファクシミリ装置 Pending JPH11112776A (ja)

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