JPH11112543A - データ通信方法及びその中継装置 - Google Patents

データ通信方法及びその中継装置

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JPH11112543A
JPH11112543A JP9264358A JP26435897A JPH11112543A JP H11112543 A JPH11112543 A JP H11112543A JP 9264358 A JP9264358 A JP 9264358A JP 26435897 A JP26435897 A JP 26435897A JP H11112543 A JPH11112543 A JP H11112543A
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JP
Japan
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data
band
communication
router
securing
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JP9264358A
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Makoto Nakamura
眞 中村
Mikako Nanba
美香子 難波
Hirotaka Yamashita
寛貴 山下
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のアプリケーションで帯域確保プロトコ
ルをサポートせずに、容易に動的な帯域確保サービスを
利用する。 【解決手段】 通信帯域が確保されるサーバ11、端末
装置32(ノード)間に設けられて、ノード間で通信さ
れるデータの中継を行うルータ12,31において、ノ
ードからのデータ通信の要求に応じて、ルータ間でのみ
通信帯域の調整を行い、この調整された所定通信帯域を
確保してデータの中継を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信帯域を確保し
てノード間のデータ通信を行うデータ通信方法及びその
中継装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】従来、この種のデータ通信では、
コンピュータネットワーク内の通信帯域を動的に確保し
て、ノード間で例えばインターネット電話やテレビ会議
のアプリケーション等の情報のリアルタイムな通信を可
能としていた。このようなデータ通信を用いたシステム
は、実際にアプリケーションを使用して通信する端末装
置やサーバ等のノードと、上記コンピュータネットワー
ク内のデータ中継を行うルータ等のデータ中継装置から
構成されており、通信帯域確保のための通信を行う場合
には、ルータだけでなく、上記端末装置やサーバにも同
一の帯域確保のためのプロトコル、例えばRSVP(Re
source ReSerVation Protocol)を実装しなければなら
ない。
【0003】上記RSVPを使用した場合の端末装置や
サーバは、ネットワークを使用して通信するためのアプ
リケーションのほか、確保したい帯域をネゴシエーショ
ンする帯域確保プロトコル制御部、TCP/IP制御を
行うIP制御部、LAN制御を行うLANネットワーク
インターフェース部等から構成され、例えばサーバから
インターネットを介して端末装置に送信すべきデータが
ある場合、サーバは、アプリケーションのデータとは別
に、RSVPのパス(PATH)メッセージをルータを
介して端末装置宛てに定期的に送信することで、サーバ
が送信するアプリケーションのデータスループットを端
末装置側に伝える。
【0004】上記PATHメッセージを受信した端末装
置では、帯域確保プロトコル制御部が上記メッセージに
示されるスループットの情報を、実際に通信するアプリ
ケーションに伝え、上記アプリケーションが実際に確保
したい帯域を帯域確保プロトコル制御部に応答する。こ
の情報をもとに帯域確保プロトコル制御部は、リザーブ
(RESV)メッセージをサーバに送信し、帯域を確保
する。端末装置は、RSVPによる帯域確保のネゴシエ
ーションが完了した後、実際のアプリケーションでデー
タの受信を開始する。
【0005】また、帯域確保の情報は、データを中継す
るために端末装置とサーバ間に存在する全てのルータに
通知する必要がある。このルータへの通知は、端末装置
とサーバ間でやり取りされるPATH及びRESVメッ
セージが利用される。ルータでは、PATHメッセージ
を中継する場合、PATHメッセージの内容を自装置の
帯域確保プロトコル制御部に通知するとともに、上記P
ATHメッセージ内に自装置のアドレスを設定して中継
する。
【0006】一方、PATHメッセージに対する応答で
あるRESVメッセージは、上記PATHメッセージ内
に示されたルータのアドレス宛てに応答することで、各
ルータに帯域確保情報を通知する。つまり、PATHメ
ッセージは、サーバから端末装置宛てに送信され、各ル
ータが中継時にその内容を参照していたが、RESVメ
ッセージは、端末装置から各ルータ宛てに順に送信され
てサーバまで通知されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記データ
通信では、このような動的な帯域確保サービスを利用す
るためには、通信する端末装置とサーバ及び端末装置と
サーバ間に存在するルータでRSVP等のプロトコルの
制御を行う必要がある。しかし、現在普及している端末
装置やワークステーション上で動作する帯域確保の制御
ソフトウエアは、研究用中心にしか存在せず、既存のア
プリケーションで使用するためには、端末装置及びサー
バ上で新規に開発する必要となり、また既存のアプリケ
ーションにも、帯域確保の制御ソフトウエアとのインタ
ーフェースを設ける必要があり、既存のアプリケーショ
ンの修正も必要となり、製作が困難になるとともに、製
作コストが高くなるという問題点があった。
【0008】一方、RSVPによる帯域確保サービスを
行うためには、ルータに加えて端末装置及びサーバでの
RSVPのサポートが必要となり、ユーザの経済的な負
担が大きくなるという問題点もあった。本発明は上記問
題点に鑑みなされたもので、既存のアプリケーションで
帯域確保プロトコルをサポートせずに、容易に動的な帯
域確保サービスを利用することができるデータ通信方法
及びその中継装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、通信帯域が確保されるノード間に設け
られて、前記ノード間で通信されるデータの中継を行う
データ中継装置において、前記各ノードに対応して確保
する通信帯域を記憶する記憶手段を有し、前記ノードか
らの通信の要求に応じて、比較手段が該要求された通信
の帯域と前記ノード間の通信に対応して記憶された通信
帯域を比較し、帯域確保手段が前記比較結果に応じて所
定の通信帯域を確保する。
【0010】すなわち、ノードからの通信の要求に応じ
て、データ中継装置が前記通信帯域の調整を行って所定
の通信帯域を確保し、この調整した所定通信帯域でノー
ド間でのデータの中継を行う。また、データ中継装置
は、前記確保された通信帯域に基づいて、前記データの
中継を行う他のデータ中継装置との間で前記通信帯域の
調整を行うことが好ましく、例えばノードから要求され
た通信帯域以外の通信帯域でのデータ通信を可能にす
る。
【0011】また、比較手段は、前記要求されたノード
の通信帯域に該当するエントリが記憶手段に記憶されて
いる場合に、前記帯域確保手段に比較結果を通知するこ
とで、帯域確保手段によるネゴシエーションを可能にす
ることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るデータ通信方法及び
そのデータ中継装置を図1乃至図5の図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係るデータ通信方法を用いた
データ通信システムの構成の一例を示す構成図である。
図において、LAN1は、サーバ11と、インターネッ
ト5に接続されるルータ12と、これらサーバ11及び
ルータ12が接続される伝送路13とから構成され、L
AN2は、サーバ21と、ルータ22と、これらサーバ
21及びルータ22が接続される伝送路23とから構成
されている。これらLAN1とLAN2は、ルータ12
とルータ22を専用線10で接続させることで、社内ネ
ットワーク6を構成して、ルータ12経由でインターネ
ット5との接続が可能になる。
【0013】LAN3は、インターネット5に接続され
るルータ31と、端末装置32と、これらルータ31及
び端末装置32が接続される伝送路33とから構成さ
れ、LAN4は、インターネット5に接続されるルータ
41と、端末装置42と、これらルータ41及び端末装
置42が接続される伝送路43とから構成されている。
これらLAN3及びLAN4は、各ルータ31,41を
経由してインターネット5に接続されており、これによ
り各端末装置32,42は、社内ネットワーク6の各サ
ーバ11,21とのデータ通信が可能になる。
【0014】各ルータ12は、サーバ11に対しては本
発明に係るデータ通信機能を有するとともに、ルータ3
1,41間のセッション(データ通信の単位)に対して
は従来のRSVP機能を有する。ルータ12,31は、
図2のブロック図に示すように、LAN制御を行うLA
Nインターフェース処理部14と、インターネット制御
を行うWANインターフェース処理部15と、データ中
継を行う中継処理部16と、帯域確保を行うセッション
を識別するための識別テーブル17を記憶した記憶手段
と、中継データと識別テーブル17の内容を比較する比
較部18と、帯域確保プロトコルを利用して確保したい
帯域をネゴシエーションする帯域確保プロトコル制御部
19とから構成されている。なお、ルータ22,41の
構成は、ルータ12,31の構成のうちで識別テーブル
17と比較部18を有していないものとし、従来のRS
VP機能のみを有するものとする。また、サーバ21と
端末装置42とは、従来と同様に、アプリケーション、
帯域確保プロトコル制御部、IP制御部、LANネット
ワークインターフェース部等から構成されるものとす
る。
【0015】中継処理部16は、LANとインターネッ
トとの間で通信されるデータの中継処理を行うもので、
例えばルータ12の中継処理部16では、サーバ11か
ら端末装置32への帯域確保の要求に対してPATHメ
ッセージを、WANインターフェース処理部15を介し
てインターネット5に送信している。また、ルータ31
の中継処理部16では、上記PATHメッセージの受信
に対して、その応答であるRESVメッセージを、WA
Nインターフェース処理部15を介してインターネット
5に送信している。
【0016】上記メッセージは、図3及び図4に示すよ
うに、MACアドレスからなる宛先アドレス(宛先ルー
タのMACアドレス)と、送信元アドレス(送信元サー
バのMACアドレス)を有するMACヘッダと、IPア
ドレスからなる送信元アドレス(送信元サーバのIPア
ドレス)と、宛先アドレス(宛先端末装置のIPアドレ
ス)を有するIPヘッダと、UDPヘッダと、Common
ヘッダと、データ部とから構成されている。
【0017】Commonヘッダは、プロトコルのバージョ
ンを示すバージョン(Ver)と、フラグ(Flags)と、メ
ッセージの種類を示すメッセージタイプ(Msg Type)
と、RSVPのチェックサムを示すチェックサム(Chec
ksum)と、RSVPの長さを示すプロトコル長(lengt
h)等から構成されている。なお、Msg Typeは、PAT
Hメッセージの場合には、“1”、RESVメッセージ
の場合には、“2”に設定されている。
【0018】PATHメッセージのデータ部は、送信相
手の情報と、隣接ルータの情報と、送信間隔の情報と、
送信元の情報とから構成されている。送信相手の情報
は、その長さを示すオブジェクト長(Object length)
と、情報のパケットフォーマットを示すクラス番号(Cl
ass-Num),Cタイプ(C-Type)と、送信相手のIPアド
レスと、プロトコルの識別子を示すプロトコル識別子
(Protocol ID)と、アプリケーションを識別するため
のポート番号(Port番号)等から構成されている。な
お、Class-Num,C-Typeは、この送信相手の情報の場合
には、“1”、“1”で示される。Port番号は、現在イ
ンターネットで定義されているサーバのポート番号のリ
ストのうち、例えば“20”、“21”は、ファイル転
送に使用され、“25”は、サーバとの電子メールの通
信に使用されている。
【0019】隣接ルータの情報は、上記送信相手の情報
と同様のObject lengthと、Class-Num,C-Typeの他に、
隣のルータのIPアドレスと、ルータの送信インターフェ
ースを識別子を示すローカル・インターフェース・ハン
ドラー(Local Interface Handler)とから構成されて
いる。なお、Class-Num,C-Typeは、この隣接ルータの
情報の場合には、“3”、“1”で示される。
【0020】送信間隔の情報は、上記送信相手の情報と
同様のObject lengthと、Class-Num,C-Typeの他に、こ
のメッセージの送信間隔を示すメッセージ送信間隔とか
ら構成されている。なお、Class-Num,C-Typeは、この
送信間隔の情報の場合には、“5”、“1”で示され
る。送信元の情報は、上記送信相手の情報と同様のObje
ct lengthと、Class-Num,C-Typeの他に、この送信元の
IPアドレスと、アプリケーションを識別するためのPort
番号等から構成されている。なお、Class-Num,C-Type
は、この送信元の情報の場合には、“11”、“1”で
示される。
【0021】また、RESVメッセージのデータ部は、
上記PATHメッセージのデータ部の内容に加えて帯域
確保の属性情報と、帯域の情報とが含まれている(図4
参照)。帯域確保の属性情報は、上記送信相手の情報と
同様のObject lengthと、Class-Num,C-Typeの他に、帯
域確保の属性を示すOption Vector等から構成されてい
る。なお、Class-Num,C-Typeは、この帯域確保の属性
情報の場合には、“8”、“1”で示される。
【0022】帯域の情報は、上記送信相手の情報と同様
のObject lengthと、Class-Num,C-Typeの他に、帯域情
報等から構成されている。なお、Class-Num,C-Type
は、この帯域の情報の場合には、“9”、“2”で示さ
れる。識別テーブル17は、以下に示す表1のように送
信元アドレス(送信元ノードのIPアドレス)と、その
送信元ノードがサポートされているプロトコル(例えば
UDP)のプロトコルIDと、アプリケーションを識別
するためのポート番号と、宛先アドレス(宛先ノードの
IPアドレス)と、宛先ノードがサポートされているプ
ロトコルのプロトコルIDと、アプリケーションを識別
するためのポート番号等の通信識別データと、確保する
帯域とから構成されている。
【0023】
【表1】
【0024】比較部18は、識別テーブル17内の各エ
ントリにおける通信識別情報と、中継処理部16から入
力する中継データ内に含まれる通信識別情報とを比較
し、一致するエントリがある場合には、帯域確保プロト
コル制御部19にその通信識別情報と該エントリに設定
された通信帯域を通知する。なお、比較部18は、識別
テーブル17内のエントリのポート番号が特定のアプリ
ケーションではなく、全てを指定する番号の場合には、
送信元のアドレス及びプロトコルIDのみを比較して、
その結果を帯域確保プロトコル制御部19に通知してい
る。
【0025】帯域確保プロトコル制御部19は、上記通
知に基づいて識別テーブル17の該当エントリに設定さ
れた帯域を帯域確保プロトコルを利用して確保するとと
もに、メッセージのデータ部の一部、例えば帯域の情報
等を作成して中継処理部16に送出している。次に、図
1に示したデータ通信システムの帯域確保の動作につい
て説明する。なお、本実施例では、サーバ11から端末
装置32にデータを送信する場合を説明する。
【0026】まず、サーバ11は、図5に示すようなア
プリケーションデータを送信する。ルータ12の中継処
理部16は、上記アプリケーションデータを受信する
と、比較部18は、識別テーブル17内のエントリと、
中継処理部16から入力する中継データ内の上記エント
リを比較し、一致するエントリがある場合には、帯域確
保プロトコル制御部19にその結果を通知する。この通
知を受けた帯域確保プロトコル制御部19は、識別テー
ブル17の該当エントリに設定された帯域(100 kbp
s)を確保して図3に示すPATHメッセージを作成
し、中継処理部16は、上記帯域を確保するように、P
ATHメッセージをインターネット5を介してルータ3
1に送信する。また、比較部18は、識別テーブル17
内と、中継データ内の上記エントリの比較において、一
致するエントリがない場合には、通常の中継を行い、帯
域確保は行わない。なお、PATHメッセージの送信
は、上記メッセージ内に設定されたメッセージの送信間
隔に基づいてサーバ11からのデータ送信が終了するま
で続けられる。
【0027】ルータ31の中継処理部16は、上記アプ
リケーションデータを受信すると、比較部18は、識別
テーブル17内のエントリと、中継処理部16から入力
する中継データ内の上記エントリを比較し、一致するエ
ントリがある場合には、帯域確保プロトコル制御部19
にその結果を通知する。この通知を受けた帯域確保プロ
トコル制御部19は、識別テーブル17の該当エントリ
に設定された帯域(本実施例では100 kbps)を確保
し、中継処理部16は、上記帯域を確保するように、図
4に示すRESVメッセージをインターネット5を介し
てルータ12に送信する。なお、ルータ31では、上記
PATHメッセージのデータ部の内容に帯域確保の属性
情報と、帯域の情報(本実施例では100 kbps)を加
えて、RESVメッセージを作成している。また、上記
所望の帯域が確保できない場合には、ルータ31は、上
記帯域の情報に現時点でデータ通信が可能な帯域の情報
を加えたRESVメッセージを作成してルータ12に送
信する。さらに、データ通信に可能な帯域が確保できな
い場合には、ルータ31は、データ部のメッセージタイ
プをエラーを示す番号、例えば“4”に書換え、エラー
メッセージを作成してルータ12に送信する。
【0028】ルータ12は、RESVメッセージを受信
すると、上記メッセージに設定された帯域情報に基づ
き、サーバ11からの送信データを上記帯域で中継す
る。また、エラーメッセージを受信した場合には、サー
バ11からの送信データを破棄してもよいし、又は所定
帯域で中継が可能になるまで保持してもよい。そして、
データ中継が終了した場合には、ルータ12は、データ
部のメッセージタイプを終了を示す番号、例えば“5”
に書換え、終了メッセージを作成してルータ31に送信
し、ルータ31にデータ通信の終了を検知させる。
【0029】上記終了メッセージを受信したルータ31
は、対応してデータ部のメッセージタイプを終了を示す
番号、例えば“6”に書換え、ルータ12に送信して検
知させる。次に、ルータ12が従来のRSVP機能を動
作させる場合について説明する。なお、本実施例では、
ルータ22,41間のセッションについて説明する。
【0030】まず、サーバ21からのPATHメッセー
ジをルータ22を介して受信すると、ルータ12では、
帯域確保プロトコル制御部19が、PATHメッセージ
に設定されたポートでの帯域設定が可能な場合には、P
ATHメッセージをインターネット5及びルータ41を
介して端末装置42に中継する。なお、上記設定された
ポートでの帯域設定が不可能な場合には、ルータ22に
エラーメッセージを送信して、伝送エラーを検知させる
ことも可能である。
【0031】また、ルータ12は、RESVメッセージ
をルータ22から受信した場合には、上記RESVメッ
セージをルータ22に送信して、サーバ21、端末装置
42間のデータ通信を可能にする。また、上記メッセー
ジのデータ部に設定された帯域ではデータ通信ができな
い場合には、ルータ12は、エラーメッセージをルータ
22に送信して、このネゴシエーションに基づいた次の
PATHメッセージの送信を待つ。
【0032】これにより、本実施例では、サーバからの
通信の要求に応じて、ルータ間でPATHメッセージ及
びRESVメッセージをやり取りして、通信帯域の調整
を行って所定の通信帯域を確保し、この調整した所定通
信帯域でサーバ、端末装置(ノード)間でのデータの中
継を行うので、ノードは既存のアプリケーションで帯域
確保プロトコルをサポートせずに、容易に動的な帯域確
保サービスを利用することができる。
【0033】また、本実施例では、ルータのみが帯域確
保プロトコルを利用したネゴシエーションを行うので、
例えば上記プロトコルをバージョンアップする場合等
は、ルータのみに対して上記バージョンアップを行えば
よく、ルータのみで帯域確保プロトコルをサポートして
容易に一括管理できるという効果もある。また、本実施
例では、ノードからの通信の要求に対して、ルータ間の
ネゴシエーションのみで、ノード間のデータ通信が可能
となるので、ノードは、確保された上記通信帯域を特に
認識することなしにデータ通信を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、デー
タの通信帯域を確保し、データ中継装置を介してノード
間でのデータ通信を行うデータ通信方法において、前記
ノードからの通信の要求に応じて、前記データ中継装置
が前記通信帯域の調整を行い、所定の通信帯域を確保し
てデータの中継を行うので、既存のアプリケーションで
帯域確保プロトコルをサポートせずに、容易に動的な帯
域確保サービスを利用することができる。
【0035】通信帯域が確保されるノード間に設けられ
て、前記ノード間で通信されるデータの中継を行うデー
タ中継装置において、前記各ノードに対応して確保する
通信帯域を記憶する記憶手段と、前記ノードからの通信
帯域確保の要求に応じて、該要求された通信帯域と前記
ノードに対応して記憶された通信帯域を比較する比較手
段と、前記比較結果に応じて所定の通信帯域を確保する
帯域確保手段とを備えたので、ルータで帯域確保プロト
コルをサポートして一括管理でき、ノード毎に上記プロ
トコルをサポートする必要がなくなる。
【0036】前記比較手段は、前記要求されたノードの
通信帯域に該当するエントリが前記記憶手段にある場合
に、前記帯域確保手段に比較結果を通知するので、デー
タ中継装置内の帯域確保手段によるネゴシエーションの
みで、ノード間のデータ通信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ通信方法を用いたデータ通
信システムの構成の一例を示す構成図である。
【図2】図1に示したルータの構成ブロックの一例を示
すブロック図である。
【図3】図1に示したシステムで用いられるPATHメ
ッセージの構成を示すフレームフォーマットである。
【図4】同じくRESVメッセージの構成を示すフレー
ムフォーマットである。
【図5】同じくアプリケーションデータの構成を示すフ
レームフォーマットである。
【符号の説明】
1〜4 LAN 5 インターネット 6 社内ネットワーク 11,21 サーバ 12,22,31,41 ルータ 13,23,33,43 伝送路 14 LANインターフェース処理部 15 WANインターフェース処理部 16 中継処理部 17 識別テーブル 18 比較部 19 帯域確保プロトコル制御部 32,42 端末装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの通信帯域を確保し、データ中継
    装置を介してノード間でのデータ通信を行うデータ通信
    方法において、 前記ノードからのデータ通信の要求に応じて、前記デー
    タ中継装置が前記通信の帯域の調整を行い、所定の通信
    帯域を確保してデータの中継を行うことを特徴とするデ
    ータ通信方法。
  2. 【請求項2】 ノード間に設けられて、前記ノード間で
    通信されるデータの中継を行うデータ中継装置におい
    て、 通信識別情報と該通信識別情報に応じて設定される通信
    帯域を記憶する記憶手段と、 前記ノードから中継データを受け取った場合に、該中継
    データに含まれる通信識別情報と記憶手段に記憶されて
    いる通信識別情報とが一致するかどうか比較する比較手
    段と、 該比較手段において前記中継データに含まれる通信識別
    情報と記憶手段に記憶されている通信識別情報とが一致
    した場合に、所定の通信帯域を確保する帯域確保手段と
    を備えたことを特徴とするデータ中継装置。
  3. 【請求項3】 前記帯域確保手段は、前記記憶手段に記
    憶されている値で通信地域を確保するか、該値で通信帯
    域を確保できない場合には、できるだけ近い値で通信帯
    域を確保することを特徴とする請求項2に記載のデータ
    中継装置。
JP9264358A 1997-09-29 1997-09-29 データ通信方法及びその中継装置 Pending JPH11112543A (ja)

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