JP2001230812A - 通信開始処理をオフロードするネットワーク接続装置およびそれを用いた方法 - Google Patents

通信開始処理をオフロードするネットワーク接続装置およびそれを用いた方法

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JP2001230812A
JP2001230812A JP2000039747A JP2000039747A JP2001230812A JP 2001230812 A JP2001230812 A JP 2001230812A JP 2000039747 A JP2000039747 A JP 2000039747A JP 2000039747 A JP2000039747 A JP 2000039747A JP 2001230812 A JP2001230812 A JP 2001230812A
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Hajime Serizawa
一 芹沢
Kenta Futase
健太 二瀬
Tatsutoshi Sakuraba
健年 櫻庭
Yoshitsugu Abe
義次 阿部
Hirofumi Nagasuga
弘文 長須賀
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信の開始処理、特にTCPにおける3ウェイ
ハンドシェイクは、通信開始要求に対する応答を返す前
にプロトコルスタックのソフトウェア処理が必要にな
る。この処理時間は、ネットワークの伝送速度が向上し
てくると応答時間の増加要因として顕在化し、HTTP
等、コネクションの確立と切断を繰り返すプロトコルで
は特に顕著になる。 【解決手段】通信システムの一部であるネットワーク接
続装置40は、通信開始要求に対する応答パケットに付
加することが必要なシーケンス番号の初期値を生成する
シーケンス番号発生手段430と、通信プロトコルスタ
ック60に当該シーケンス番号初期値を通知する通知手
段412と、前記シーケンス番号初期値を前記応答パケ
ットに付加する応答作成手段450と、前記応答パケッ
トを返送する送信手段470とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークで接
続された計算機の間での通信の開始処理に関する。
【0002】
【従来の技術】コネクション指向の通信モデルで、コネ
クションを確立し、通信を開始するには、3ウェイハン
ドシェイクとよばれる方法が一般的である。3ウェイハ
ンドシェイクとは通信の開始を要求をする計算機(以
下、クライアント)が該要求を受理する計算機(以下、
サーバ)に対して、該要求を通知するパケットに付加す
るシーケンス番号と、サーバが、クライアントに該要求
に対する受理示すパケットに付加するシーケンス番号の
それぞれを、お互いに同期化する方法である。
【0003】例えばTCP(Transmission
Control Protocol)で採用されてお
り、これを用いて説明する。RFC793およびRFC
1323または“The Design and In
plementationof the 4.3BSD
UNIX Operating System”Ad
dison−Wesley、ISBN0−201−06
196−1によると、クライアントが自身の付加するシ
ーケンス番号初期値を含む、コネクション確立要求(S
YN)を、サーバに送信する。それを受信したサーバ
は、自身の付加するシーケンス番号初期値と、クライア
ントへの確認応答として、クライアントのシーケンス番
号+1とを含む、コネクション確立応答(SYN+AC
K)をクライアントに送信する。コネクション確立応答
を受信したクライアントは、サーバへの確認応答として
の、サーバのシーケンス番号+1と、自身が送るパケッ
トの正当性を示すための、自身のシーケンス番号+1と
を付加したコネクション確立確認応答パケット(SYN
+ACKに対するACK)をサーバに送信する。サーバ
がコネクション確立確認応答パケットを受信すること
で、コネクションが確立し、データ転送が可能になる。
【0004】なお、T/TCP(RFC1644)で
は、3ウェイハンドシェイクを行わずに2回のパケット
転送だけでコネクションを確立するTAO(TCP A
ccelerated Open)という技術が使われ
ている。この方法では、CC(Connection
Count)とよぶカウンタをサーバとクライアントの
それぞれで保持する。クライアントは、新たにコネクシ
ョン確立要求を発行するとき、CCの値を増加し、コネ
クション確立要求パケットに付加してサーバに送信す
る。サーバは、付加されたCCの値が自身が保持してい
る値と比較して、増加していることを確認する。これに
より、サーバはクライアントがコネクション確立を要求
している状態(SYN SENT状態)であることを確
認できるため、クライアントからのコネクション確立確
認応答を受け取る必要がなくなる。ただし、この方法で
は、クライアント側にTAOへの対応が必要なこととサ
ーバがクライアントごとにCCの値をキャッシュする必
要があるため、不特定多数のクライアントが接続される
HTTPサーバに不向きである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、TCPで3ウ
ェイハンドシェイクを使用する場合、前述のコネクショ
ン確立応答パケットの送信に先立ち、通信プロトコルス
タックは、該当するコネクションの端点の状態(TCP
のSTATE)を検索し、それがコネクション確立要求
待ち(LISTEN状態)であることを確認する必要が
ある。同様に、通信プロトコルスタックは、コネクショ
ン確立保留数カウンタを検査し、保留されたコネクショ
ン確立要求の数が、これを上回っていないことも確認す
る必要がある。
【0006】このように、コネクション確立応答パケッ
トの送信前には通信プロトコルスタックのソフトウェア
処理が必要になるため、ネットワークの伝送速度が向上
してくると、この時間が応答時間の増加要因として顕在
化し、スループットの低下をもたらす。この問題は、H
TTP等、コネクションの確立と切断を繰り返すプロト
コルでは特に顕著になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、サーバに接
続したネットワーク接続装置に、シーケンス番号の発生
手段と、コネクション確立応答パケットを作成する手
段、コネクション確立応答パケットをクライアント宛て
に送信する手段、サーバ上の通信プロトコルスタックに
コネクション確立要求パケットと、上記シーケンス番号
を組にして通知する手段とを設ける。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を用いて詳細に説明する。
【0009】まず、図1、2、3、4、5を用いて第1
の本発明の実施の形態を説明する。
【0010】図1は、第1の実施の形態の全体構成図で
ある。
【0011】第1の計算機10と第2の計算機20は、
ネットワーク30に接続している。そして、第1の計算
機10と第2の計算機20とは、ネットワーク30を介
して互いに通信することが可能である。
【0012】第1の計算機には、通信制御を行うソフト
ウェアである通信プロトコルスタック60と、ネットワ
ークへの入出力を制御するネットワーク接続装置40を
有している。さらに、ネットワーク接続装置40は、シ
ーケンス番号発生手段430と、通知手段412と、応
答作成手段450と、送信手段470とで構成される。
【0013】受信手段460が、第2の計算機20か
ら、後述するコネクション確立要求パケット4611を
受信すると、要求受付手段440に処理を移す。
【0014】要求受付手段440は、次に応答作成手段
450に処理を移す。
【0015】応答作成手段450は、シーケンス番号発
生器430を起動し、シーケンス番号を得て、コネクシ
ョン確立要求パケット4611と組にして通知手段41
2に転送し、通知手段412を起動する。さらに、この
シーケンス番号を用いて、後述するコネクション確立応
答パケット4711を作成し、これを送信手段470に
転送する。
【0016】通知手段412は、転送されたシーケンス
番号とコネクション確立要求パケット4611と組を通
信プロトコルスタック60に転送する。この処理によ
り、以降の通信で該シーケンス番号を使用することがで
きる。
【0017】送信手段470はコネクション確立応答パ
ケット4711をネットワーク30に送信し、処理を応
答作成手段450に戻す。
【0018】図2は、第1の実施の形態において、TC
P/IPを通信プロトコルとして採用した場合の、第1
の計算機10と第2の計算機20との間で通信を開始す
る際に授受されるパケットを模式的に示した、シーケン
ス図である。第2の計算機20は、まずコネクション確
立要求パケット4611を第1の計算機10に送信す
る。コネクション確立要求パケット4611は、受信先
アドレス4611a、送信元アドレス4611bを含
み、それぞれ、第1の計算機10を示すアドレスとその
上のポート番号との組、第2の計算機20を示すアドレ
スとその上のポート番号との組とが格納される。ポート
番号は、第1の計算機10と第2の計算機20との間に
複数の設けることができるコネクションのうち、通信に
使用するコネクションを一意に特定するための番号であ
る。さらに、コネクション確立要求パケット4611
は、コネクション確立要求を示す接続要求フラグ461
1cと、順序番号であるシーケンス番号4611eを含
む。この例では、シーケンス番号4611eは第2の計
算機20がnに初期化している。
【0019】コネクション確立応答パケット4711
は、受信先アドレス4711a、送信元アドレス471
1bを含み、それぞれ、コネクション確立要求パケット
4611の、送信元アドレス4611bと受信先アドレ
ス4611aと同一である。さらに、コネクション確立
応答パケット4711は、コネクション確立応答を示す
接続要求フラグ4711cと応答フラグ4711dとの
組を含み、さらに順序番号であるシーケンス番号471
1e、と第1の計算機10が次に受信を期待する順序番
号を示す応答番号4711fを含む。この例では、シー
ケンス番号4711e、応答番号4711fはそれぞれ
第1の計算機10がm、n+1に設定している。
【0020】コネクション確立確認応答パケット461
5は、受信先アドレス4615a、送信元アドレス46
15bを含み、それぞれ、コネクション確立要求パケッ
ト4611の、受信先アドレス4611aと送信元アド
レス4611bと同一である。さらにコネクション確立
確認応答パケット4615は、コネクション確立確認応
答を示す応答フラグ4615dと、順序番号であるシー
ケンス番号4615e、第2の計算機20が次に受信を
期待する順序番号を示す応答番号4615fを含む。こ
の例では、シーケンス番号4615e、応答番号461
5fは第2の計算機20が、それぞれn+1、m+1に
設定している。
【0021】図3は、要求受付手段440の処理を示す
フローチャートである。要求受付手段440は、受信手
段460が受信したパケットがコネクション確立要求パ
ケットかを判断し(ステップ440b)、該判断の結果
が真なら、応答作成手段450に処理を移す(ステップ
440j)。応答作成手段450から処理が戻ると、呼
び出し元に処理を戻す(ステップ440z)。受信手段
460が受信したパケットがコネクション確立確認応答
パケット4615である場合は、ステップ440bの判
断が偽となる。よって該パケット4615は、ステップ
440cで、通知手段412により、通信プロトコルス
タック60に直接転送される。
【0022】図4は、応答作成手段450の処理を示す
フローチャートである。応答作成手段450は、要求受
付手段440から処理を移されると、まずシーケンス番
号発生器430を起動し、シーケンス番号を得る(ステ
ップ450a)。さらに、応答作成手段450は、該シ
ーケンス番号とコネクション確立要求パケット4611
とを組にして、通知手段412に転送し、処理を移す
(ステップ450d)。
【0023】処理が戻った、応答作成手段450は、コ
ネクション確立応答パケット4711を作成し(ステッ
プ450e)、送信手段470に転送し、送信手段47
0に処理を移す(ステップ450f)。そして、呼び出
し元に処理を戻す(ステップ450z)。
【0024】図5は、応答作成手段450のコネクショ
ン確立応答パケット4711作成の処理を示すフローチ
ャートである。応答作成手段450は、コネクション確
立要求パケット4611の受信先アドレス4611aと
送信元アドレス4611bとを、それぞれコネクション
確立応答パケット4711の送信元アドレス4711b
と受信先アドレス4711aにコピーし(ステップ45
0e1)、接続要求フラグ4711cと応答フラグ47
11dをセットし(ステップ450e2、ステップ45
0e3)、ステップ450aで得たシーケンス番号をシ
ーケンス番号4711eに格納し(ステップ450e
4)、コネクション確立要求パケット4611のシーケ
ンス番号4611eに1を加えた数を応答番号4711
fに格納する(ステップ450e5)。
【0025】次に、図6を用いて、本発明の第2の実施
の形態を説明する。
【0026】図6は本発明の第2の実施の形態の全体構
成図である。図6と図1との違いは、第2の計算機20
が複数有ること、受信手段460が入力パケットキュー
461を有することである。
【0027】入力パケットキュー461には、第2の計
算機からの入力パケット4610を複数格納し、格納し
た順に取り出すことができる。これにより、ネットワー
ク接続装置40の処理は、第2の計算機20が複数有っ
ても矛盾なく動作する。
【0028】次に、図7から図17を用いて、第3の本
発明の実施の形態を説明する。
【0029】図7は該実施例の全体構成図である。図7
と図6との違いは、通信プロトコルスタック60に、受
動オープン要求処理部640と、クローズ要求処理部6
30とコネクション情報保持領域620とパケット処理
部610を持つこと、さらに、ネットワーク接続装置4
0内に、コネクション情報保持領域420と、受理手段
411、タイマ480を持つこと、応答作成手段450
が肯定応答部451と拒否応答部452で構成されるこ
とである。
【0030】コネクション情報620は、複数のコネク
ション情報621を持つ。コネクション情報621は各
コネクションとの対応関係を識別するための、コネクシ
ョン識別情報6211と、該コネクションにおいて、第
1の計算機10が、第2の計算機20からのコネクショ
ン確立要求を受け付けるか否かを示す、端点の状態62
13、保留にできるコネクション確立要求の数を示すカ
ウンタ6215、空きバッファサイズを格納する空きバ
ッファサイズ6214とを持つ。ネットワーク接続装置
40に含まれるコネクション情報保持領域420の構成
も、同様である。コネクション情報621が421に対
応し、コネクション識別情報6211、端点の状態62
13、カウンタ6215、空きバッファサイズ6214
が、それぞれ4213、4215、4214に対応す
る。
【0031】受動オープン要求処理部640は、実際に
通信をおこなうアプリケーションプログラムからの受動
オープン要求を受け付ける。受動オープン要求処理部6
40は、アプリケーションプログラムからの受動オープ
ン要求を受け取ると、コネクション情報保持領域620
にコネクション情報621を生成し、該コネクション情
報621内のコネクション識別情報6211を設定し、
端点の状態6213をコネクション確立要求待ち(LI
STEN状態)に設定し、アプリケーションプログラム
が指定した、接続要求の保留数の上限値をカウンタ62
15に格納し、バッファのサイズを空きバッファサイズ
6214に設定する。この例では、カウンタ6215に
は1が格納されたとする。さらに、生成したコネクショ
ン情報621を受理手段411に転送する。
【0032】クローズ要求処理部630はアプリケーシ
ョンプログラムからのクローズ要求を受け付ける。クロ
ーズ要求処理部は、アプリケーションプログラムからの
クローズ要求を受け取ると、該クローズ要求を受けたコ
ネクションに対応するコネクション情報621の端点の
状態4213を時間待ち(TIME−WAIT状態)に
設定し、受理手段411に転送し、受理手段411に処
理を依頼する。ある一定時間の後、クローズ要求処理部
は、該コネクション情報を削除する様、受理手段411
に処理を依頼する。
【0033】パケット処理部610は、図6で通信プロ
トコルスタック60が行っていた処理を実際に行う処理
ブロックである。
【0034】受理手段411は、通信プロトコルスタッ
ク60から、コネクション情報621を受理し、コネク
ション情報保持領域420に格納することと、通信プロ
トコルスタック60からの指示で、指定されたコネクシ
ョン情報421を削除することを行う。
【0035】タイマ480は、応答作成手段450に時
刻を返す。
【0036】肯定応答部451は図6での応答作成手段
450の処理を実行する。拒否応答部452は、第2の
計算機20からのコネクション確立要求に対し、接続拒
否の応答を返す。
【0037】なお、第3の実施例と第2の実施例で第2
の計算機20には違いが無いため、図7では第2の計算
機20を省略する。
【0038】図8は、第3の実施の形態において、第1
の計算機10と第2の計算機20との間で通信を開始す
る際に授受されるパケットを、模式的に示したシーケン
ス図である。図8と図2との違いは、コネクション確立
要求パケット4611が、空きバッファサイズ4611
gと該パケットが発信された時刻を示す時刻4611h
を有すること、コネクション確立応答パケット4711
が、空きバッファサイズ4711gと該パケットが発信
された時刻を示す時刻4711hを有すること、コネク
ション確立確認応答パケット4615が、空きバッファ
サイズ4615gと該パケットが発信された時刻を示す
時刻4615hを有することである。
【0039】図9は、第3の実施の形態において、第1
の計算機10が第2の計算機20からのコネクション確
立要求を拒否する際に授受されるパケットを、模式的に
示したシーケンス図である。図9と図2との違いは、第
1の計算機10が、第2の計算機20宛てに、拒否応答
パケット4712を返し、以降、第1の計算機10と、
第2の計算機20との間で通信が行われないことであ
る。拒否応答パケット4712は、受信先アドレス47
12a、送信元アドレス4712bを有し、それぞれ、
コネクション確立要求パケット4611の、送信元アド
レス4611bと受信先アドレス4611aと同一であ
る。さらに、拒否応答パケット4712は、拒否応答で
あることを示す、拒否応答フラグ4712iを有する。
【0040】図10は、初期状態のコネクション情報保
持領域420を示している。
【0041】図11は、受理手段411が、通信プロト
コルスタック60の受動オープン要求処理部640から
の処理依頼で、転送されたコネクション情報621をコ
ネクション情報格納領域420内のコネクション情報4
21にコピーしたときのコネクション情報保持領域42
0を示す。
【0042】図12は、肯定応答部451がカウンタ4
215をデクリメントした後の、コネクション情報保持
領域420を示す。
【0043】図13は、クローズ要求処理部630によ
って転送されたコネクション情報621を、受理手段4
11がコネクション情報421にコピーしたときの、コ
ネクション情報保持領域420を示す。
【0044】図14は、第3の実施の形態における、要
求受付手段440の処理を示すフローチャートである。
コネクション情報保持領域420が図10の状態に有る
とき、要求受付手段440が第2の計算機20からのコ
ネクション確立要求パケット4611を受け取ると、コ
ネクション情報保持領域420を走査し(ステップ44
0d)、該コネクションに一致するコネクション情報が
あるか検査をする(ステップ440e)。この場合、該
判断が偽となり、肯定応答部451に処理が移らない。
【0045】コネクション情報保持領域420が図11
の状態にあるとき、要求受付手段440が第2の計算機
20からのコネクション確立要求パケット4611を受
け取ると、ステップ440eの判断は真となる。さら
に、端点の状態4213がコネクション確立要求待ち状
態にあるか検査し(ステップ440g)、カウンタ42
15は1以上か検査する(ステップ440h)。これら
の判断は、この場合は全て真となり、要求受付手段44
0はカウンタ4215をデクリメントする(ステップ4
40i)。このときのコネクション情報保持領域420
を図12に示す。さらに、要求受付手段440は肯定応
答部451を移す。
【0046】コネクション情報保持領域420が図12
の状態に有るとき、要求受付手段440が第2の計算機
20からのコネクション確立要求パケット4611を受
け取ると、ステップ440hの判断は偽となり、肯定応
答部451に処理が移らない。
【0047】コネクション情報保持領域420が図13
の状態に有るとき、要求受付手段440が第2の計算機
20からのコネクション確立要求パケット4611を受
け取ると、ステップ440gの判断は偽となり、拒否応
答部452に処理が移る。
【0048】図15は、第3の実施の形態における、肯
定応答部451がコネクション確立応答パケット471
1を作成する処理を示すフローチャートである。図5に
示した処理との違いを説明する。ステップ451e1か
らステップ451e5までは、図5のステップ450e
1からステップ450e5と共通である。さらに、タイ
マ480から時刻を取得し、時刻4711hに格納する
(ステップ451e7)さらに、空きバッファサイズ4
214を空きバッファサイズ4711gにコピーする
(ステップ451e8)。
【0049】図16は、第3の実施の形態における、拒
否応答部452の処理を示すフローチャートである。拒
否応答部452は、拒否応答パケット4712を生成し
(ステップ452e)、該パケット4712を送信手段
470に転送し、処理を移す(ステップ452f)。
【0050】図17は、第3の実施の形態における、拒
否応答部452が拒否応答パケット4712を作成する
処理を示すフローチャートである。
【0051】コネクション確立要求パケット4611の
受信先アドレス4611aと送信元アドレス4611b
とを、それぞれ拒否応答パケット4712の送信元アド
レス4712bと受信先アドレス4712aにコピーし
(ステップ452e1)、拒否応答フラグ4712iを
セットする(ステップ452e2)。
【0052】
【発明の効果】本発明により、通信プロトコルスタック
の処理前に、ネットワーク接続装置が通信の開始要求に
対する応答を返すことが可能となり、前記プロトコルス
タックの処理時間と、前記応答が前記第2の計算機に送
達され、処理される時間がオーバラップし、応答時間が
短縮し、スループットが向上する。
【0053】さらに、通信の開始要求に対して、ネット
ワーク接続装置が接続拒否の応答をすることにより、通
信プロトコルスタックの負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成図。
【図2】第1の計算機10と第2の計算機20との間で
通信を開始する際のシーケンス図。
【図3】要求受付手段440の処理を示すフローチャー
ト。
【図4】応答作成手段450の処理を示すフローチャー
ト。
【図5】コネクション確立応答パケット4711作成の
処理を示すフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施の形態の全体構成図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の全体構成図。
【図8】第1の計算機10と第2の計算機20との間で
通信を開始する際のシーケンス図。
【図9】第1の計算機10が第2の計算機20からのコ
ネクション確立要求を拒否する際のシーケンス図。
【図10】コネクション情報保持領域420の内容を示
す図。
【図11】コネクション情報保持領域420の内容を示
す図。
【図12】コネクション情報保持領域420の内容を示
す図。
【図13】コネクション情報保持領域420の内容を示
す図。
【図14】要求受付手段440の処理を示すフローチャ
ート。
【図15】コネクション確立応答パケット4711作成
の処理を示すフローチャート。
【図16】拒否応答部452の処理を示すフローチャー
ト。
【図17】拒否応答パケット4712を作成する処理を
示すフローチャート。
【符号の説明】
10…第1の計算機、20…第2の計算機、30…ネッ
トワーク、40…ネットワーク接続装置、411…受理
手段、412…通知手段、420…コネクション情報保
持領域、421…コネクション情報、4213…端点の
状態、4214…空きバッファサイズ、4215…カウ
ンタ、430…シーケンス番号発生手段、440…要求
受付手段、450…応答作成手段、451…肯定応答
部、452…否定応答部、460…受信手段、461…
入力パケットキュー、470…送信手段、480…タイ
マ、60…通信プロトコルスタック、610…パケット
処理部、620…コネクション情報保持領域、621…
コネクション情報、6213…端点の状態、6214…
空きバッファサイズ、6215…カウンタ、630…ク
ローズ要求処理部、640…受動オープン処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻庭 健年 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 阿部 義次 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサーバー事業部 内 (72)発明者 長須賀 弘文 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B089 GB01 HB02 KA05 KD01 KE01 KF04 5K030 HA08 HB11 JA03 KA05 LB02 5K033 BA04 CB01 DB04 5K034 DD03 FF06 LL01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信プロトコルスタック機構を有する第
    1の計算機が、第2の計算機とネットワークを介して通
    信することが可能な計算機システムの第1の計算機のネ
    ットワーク接続装置において、 上記第2の計算機から第1の計算機に送信した、通信開
    始要求が到着したときに動作する、 以降の通信で使用されるシーケンス番号の初期値を生成
    する第1の手段と、 少なくとも、当該シーケンス番号初期値を上記第2の計
    算機に送信する第2の手段と、 上記通信開始要求に併せて、当該シーケンス番号初期値
    を上記第1の計算機の通信プロトコルスタックに通知す
    る第3の手段とを有することを特徴とする、ネットワー
    ク接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワーク接続装置
    において、 前記第2の計算機は、少なくとも1つの計算機からなる
    計算機群の個々であることを特徴とする、ネットワーク
    接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のネット
    ワーク接続装置において、 上記通信プロトコルスタックが、上記第2の計算機から
    の通信開始要求を受付可能であるか否かの、少なくとも
    2通りの状態を記憶する第4の手段を、有することを特
    徴とする、ネットワーク接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のネットワーク接続装置を
    用いた方法であって、 上記通信プロトコルスタックが上記第2の計算機からの
    通信開始要求を受付可能な状態から受付不可能な状態に
    遷移した場合、もしくは受付不可能な状態から受付可能
    な状態に遷移した場合に、当該遷移後の状態を、上記第
    4の手段に記憶させる処理と、 上記第4の手段が、通信開始の受付が可能であることを
    記憶している時に上記第2の手段と第3の手段との実行
    を許可する処理と、を有することを特徴とする、ネット
    ワーク接続装置を用いた方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のネットワーク接続装置
    であって、上記第2の計算機に対して、通信開始の拒否
    を応答する第5の手段を有することを特徴とする、ネッ
    トワーク接続装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のネットワーク接続装置を
    用いた方法であって、 上記第4の手段が、通信開始の受付不可能であることを
    記憶している時に、上記第2の計算機からの通信開始要
    求を受信した場合に、上記第5の手段の実行させる処理
    をを有することを特徴とする、ネットワーク接続装置を
    用いた方法。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のネットワーク接続装置
    であって、 前記通信プロトコルスタックが、前記第2の計算機から
    の通信開始要求を保留でき、その要求を保留した数を記
    憶する第6の手段と、 前記第6の手段が取りうる値の上限値を記憶する第7の
    手段と、を有することを特徴とする、ネットワーク接続
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のネットワーク接続装置を
    用いた方法であって、 前記第6の手段が記憶している値が、前記第7の手段が
    記憶している値を越えない場合に、上記第2の手段と第
    3の手段との実行を許可する処理を有することを特徴と
    する、ネットワーク接続装置を用いた方法。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2と請求項3と請
    求項5、請求項7に記載のネットワーク接続装置におい
    て時刻を取得する手段を有し、 上記第2の手段は、得られた時刻を上記シーケンス番号
    と併せて、上記第2の計算機に送信する手段であるこ
    と、を特徴とする、ネットワーク接続装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または請求項2と請求項3と
    請求項5、請求項7および請求項9に記載のネットワー
    ク接続装置であって、 前記通信プロトコルスタックが持つ空きバッファのサイ
    ズ初期値を記憶する手段と、 上記第2の手段であって、得られた空きバッファサイズ
    初期値を付加して、上記第2の計算機に送信する手段
    と、を有することを特徴とする、ネットワーク接続装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502183A (ja) * 2004-06-04 2008-01-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 高速ネットワーク内での攻撃を防御する方法及びモジュール並びに高速ネットワーク内での要求を処理する方法
JP2010183450A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Fujitsu Ltd ネットワークインターフェース装置
JP2011018373A (ja) * 2002-04-30 2011-01-27 Microsoft Corp オフロードされたネットワークスタックの状態オブジェクトをアップロードする方法及びそれを同期する方法

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