JPH11112454A - Ｐｅｓデコーダを有するｍｐｅｇｉｉシステム - Google Patents

Ｐｅｓデコーダを有するｍｐｅｇｉｉシステム

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JPH11112454A
JPH11112454A JP6590598A JP6590598A JPH11112454A JP H11112454 A JPH11112454 A JP H11112454A JP 6590598 A JP6590598 A JP 6590598A JP 6590598 A JP6590598 A JP 6590598A JP H11112454 A JPH11112454 A JP H11112454A
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pes
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JP6590598A
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Hyun-Su Lee
ヒョン シュ リー
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Original Assignee
LG Electronics Inc
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Publication date
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    • H04N21/434—Disassembling of a multiplex stream, e.g. demultiplexing audio and video streams, extraction of additional data from a video stream; Remultiplexing of multiplex streams; Extraction or processing of SI; Disassembling of packetised elementary stream
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    • H04N21/4345—Extraction or processing of SI, e.g. extracting service information from an MPEG stream

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェア的なプログラムストリーム及び
ハードウェア的なトランスポートストリームを、ストリ
ームの形態に係わらずに多重分離して、ビデオ信号、オ
ーディオ信号として復元する。 【解決手段】 トランスポートストリームが選択される
と、それを入力順に従って貯蔵するＴＳ ＦＩＦＯバッ
ファ１０と、プログラムストリームが選択されると、そ
れを入力順に従って貯蔵するＰＳ ＦＩＦＯバッファ１
７と、ＴＳ ＦＩＦＯバッファ１０およびＰＳ ＦＩＦ
Ｏバッファ１７から出力されるデータがＰＥＳパケット
に該当する場合、エリメンタリーストリームを同時にＰ
ＥＳレベルにデコーディングしてＰＥＳパケットデータ
として出力するＰＥＳデコーダ１５と、それをオーディ
オ信号及びビデオ信号に復元するオーディオデコーダ８
及びビデオデコーダ５と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は動映像圧縮規格（Ｍ
ｏｔｉｏｎ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔ Ｇｒｏｕ
ｐ II；ＭＰＥＧII）システムに関し、特にソフトウェ
ア的なプログラムストリーム及びハードウェア的なトラ
ンスポートストリームを、ストリームの形態に係わらず
に多重分離して、ビデオ信号、オーディオ信号として復
元できるようにしたＰＥＳデコーダを有するＭＰＥＧII
システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】最近では、デジタル化したビデオ信号や
オーディオ信号等を媒体間で伝送するためのフォーマッ
ト（ｆｏｒｍａｔ）として多様な方法が提案されてい
る。この内ＭＰＥＧIIデコーダがあるが、このＭＰＥＧ
IIはビデオ圧縮データやオーディオ圧縮データを伝送し
易いフォーマットにして媒体間にデータを取り交わす。
ここで、伝送フォーマットには、貯蔵媒体のようにめっ
たに伝送エラーが発生しない環境下での送／受信に関す
るフォーマット、衛星又はケーブル媒体のように伝送エ
ラーが発生しやすい環境下での送／受信に関するフォー
マット等がある。めったに伝送エラーが発生しない環境
下での送／受信装置のフォーマットはプログラムストリ
ーム（Ｐｒｏｇｒａｍ Ｓｔｒｅａｍ；ＰＳ）から構成
され、エラーのある環境下での送受信装置のフォーマッ
トはトランスポートストリーム（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ
Ｓｔｒｅａｍ；ＴＳ）から構成される。そして、前記プ
ログラムストリームは誤り訂正符号方式を利用し、トラ
ンスポートストリームは誤り訂正符号方式を利用しない
という相違点を有する。
【０００３】ＭＰＥＧIIデコーダにおいてトランスポー
ト階層のデータは、オーディオ、ビデオ、プログラムス
ペシフィックインフォメーション（ｐｒｏｇｒａｍ ｓ
ｐｅｃｉｆｉｃ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）、そして他
のデジタルデータを含むパケット単位でそれぞれ所定の
割合に応じて多重化して伝送される。誤りの存する環境
の送受信装置において、一般的なＭＰＥＧIIデコーダ
は、ＣＰＵを用いる場合とハードワイヤロジック（ｈａ
ｒｄｗｉｒｅｄ ｌｏｇｉｃ）を用いる場合とに大別さ
れる。
【０００４】図１（ａ）〜図１（ｅ）は、送信側のビデ
オエンコーダから出力される圧縮データからＰＥＳ（Ｐ
ａｃｋｅｔｉｚｅｄ Ｅｌｅｍｅｎｔａｒｙ Ｓｔｒｅ
ａｍ）パケット化過程、ＰＳパケット化過程、ＴＳパケ
ット化過程を経て生成されるデータの構造を示し、図２
は受信側の一般的なＭＰＥＧIIシステムの構成を示すブ
ロック図である。まず、ＭＰＥＧIIデコーダのパケット
化過程以後のデータの構造は次の通りである。図１
（ａ）に示すように、ビデオ信号はエンコーダを介して
符号化且つ圧縮された形態のアクセスユニットとなる。
前記アクセスユニットはビデオに関する情報（例えば画
面比、ビット率等）とシーケンスヘッダを追加して図１
（ｂ）に示すようなエリメンタリーストリーム（ｅｌｅ
ｍｅｎｔａｒｙ ｓｔｒｅａｍ）となり、それは、図１
（ｃ）に示すようにＰＥＳパケット化過程によりＰＥＳ
ヘッダ及び適当な長さのエリメンタリーストリームとな
る。次いで、図１（ｃ）に示すようなＰＥＳパケット化
したデータは、エラーのある環境では図１（ｄ）に示す
ように１パケットが１８８バイトから構成されるＴＳに
パケット化して用いられる。又、エラーのない環境では
図１（ｅ）に示すように多数個或いは一個ずつのＰＥＳ
パケットから構成されるＰＡＣＫを構成要素とするＰＳ
にパケット化して用いられる。
【０００５】受信側のＭＰＥＧIIシステムは、図２に示
すように、選択制御信号に基づいてエラーのない環境条
件の貯蔵媒体でプログラムストリームデータを選択する
第１スイッチング部１と、エラーのある環境条件でトラ
ンスポートストリームデータを選択する第２スイッチン
グ部２と、第１スイッチング部１からのプログラムスト
リームデータが入力されるとともに、ＰＡＣＫヘッダや
システムヘッダなどを多重分離（ｄｅｍｕｌｔｉｐｌｅ
ｘｉｎｇ）して出力するＰＳデマルチプレクサ３と、Ｐ
Ｓデマルチプレクサ３から出力されるＰＡＣＫヘッダや
システムヘッダ等を多重分離した後のＰＥＳパケットデ
ータを入力され、これを分解した後、ビデオデコーダ５
にエリメンタリーストリームを出力するビデオパケット
解体部４と、ビデオパケット解体部４からのエリメンタ
リーストリームが入力されるとともに、ビデオ制御信号
の入力時にビデオ信号を復号して出力するビデオデコー
ダ５と、第２スイッチング部２を介して出力されるトラ
ンスポートストリームデータが入力されるとともに、ト
ランスポートヘッダ、ＡＤＦ（Ａｄａｐｔａｔｉｏｎ
Ｆｉｅｌｄ）、ＰＳＩ（Ｐｒｏｇｒａｍ Ｓｐｅｃｉｆ
ｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）を多重分離して出力するＴ
Ｓデマルチプレクサ６と、前記ＴＳデマルチプレクサ６
から出力されるトランスポートヘッダ、ＡＤＦ，ＰＳＩ
をそれぞれ多重分離した後のＰＥＳパケットデータを入
力され、これを分解した後、オーディオデコーダ８へ出
力するオーディオパケット解体部７と、オーディオパケ
ット解体部７からのオーディオ信号が入力されるととも
に、オーディオ制御信号の入力時にオーディオ信号を復
号して出力するオーディオデコーダ８とから構成され
る。
【０００６】以下、このように構成される受信側のＭＰ
ＥＧIIシステムの動作を、図１、図２を参照して説明す
る。まず、送信側からのビデオ信号はエンコーダを介し
て圧縮形態のアクセスユニットに符号化される（図１
（ａ）を参照）。次いで、アクセスユニットデータにビ
デオに関する情報と共にシーケンスヘッダを追加してエ
リメンタリーストリーム状に出力する（図１（ｂ）を参
照）。前記エリメンタリーストリームは、ＰＥＳパケッ
ト化過程を経ながら（図１（ｃ）を参照）、適当な長さ
のＰＥＳパケットに出力される。次に、ＰＥＳパケット
化したデータ（図１（ｃ）を参照）は、エラーのある環
境下では１パケットが１８８から構成されるトランスポ
ートパケットにパケット化したＴＳを出力するようにな
り（図１（ｄ）を参照）、エラーのない環境では多数個
或いは１個のＰＥＳパケットから構成されるＰＡＣＫを
構成要素とするＰＳを出力するようになる（図１（ｅ）
を参照）。
【０００７】ここで、エラーのない環境条件を有する貯
蔵媒体のデータであるプログラムストリームと、エラー
のある環境条件を有するトランスポートストリームとが
連続的に入力されるため、前記連続的に入力されたプロ
グラムストリーム又はトランスポートストリームに対し
て最終的にどんな形態のデータを出力するのかは使用者
又は他の制御器により選択される。よって、選択制御信
号により第１スイッチング部１がオンされると、図１
（ｅ）に示すようなプログラムストリームが選択されて
ＰＳデマルチプレクサ３へ提供される。ＰＳデマルチプ
レクサ３は入力されたプログラムストリームデータをＰ
ＡＣＫヘッダ、システムヘッダ等に多重分離した後、多
重分離したビデオ又はオーディオのＰＥＳパケットデー
タをそれぞれビデオパケット解体部４又はオーディオパ
ケット解体部７に出力する。そうすると、ビデオパケッ
ト解体部４及びオーディオパケット解体部７は、入力さ
れたプログラムストリームをＰＥＳヘッダ等のビデオ又
はオーディオデータに分解した後、本来のエリメンタリ
ーストリームのみをビデオデコーダ５、オーディオデコ
ーダ８にそれぞれ出力する。この際、ビデオパケット解
体部４及びオーディオパケット解体部７は、ビデオ、オ
ーディオのＰＥＳパケットデータをプログラムストリー
ムＭＡＰとプログラムストリームディレクトリーとに分
解（ｐａｒｓｉｎｇ）して、ＰＥＳパケットの全体的な
構成が分かるようにホストコンピューター（図示せず）
と関連データを互いに取り交わす。
【０００８】また、選択制御信号により第２スイッチン
グ部２がオンされると、図１（ｄ）に示すようなトラン
スポートストリームが選択されてＴＳデマルチプレクサ
６へ提供される。ＴＳデマルチプレクサ６は、入力され
たトランスポートストリームデータをトランスポートヘ
ッダ、ＡＤＦ、そしてＰＳＩ等に多重分離した後、多重
分離したビデオ又はオーディオのＰＥＳパケットデータ
をそれぞれビデオパケット解体部４又はオーディオパケ
ット解体部７に出力する。そうすると、ビデオパケット
解体部４及びオーディオパケット解体部７は入力される
トランスポートストリームをＰＳＩ等のビデオ又はオー
ディオデータに分解した後、本来のエリメンタリースト
リームのみをビデオデコーダ５及びオーディオデコーダ
８にそれぞれ出力する。
【０００９】しかし、プログラムストリームやトランス
ポートストリームはプログラム付加情報のストリームを
それぞれ有している。このため、プログラムストリーム
データが入力される場合にはプログラムストリームＭＡ
Ｐ、プログラムストリームディレクトリーを有するＰＥ
ＳパケットをＰＥＳパケットデコーダで復号化する過程
が更に必要であり、トランスポートストリームデータが
入力される場合にはＰＳＩ（Ｐｒｏｇｒａｍ Ｓｐｅｃ
ｉｆｉｃ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）ストリーム内のト
ランスポートストリームの付加情報をトランスポートデ
コーダで復号化する過程が必ず必要である。このため、
従来のＭＰＥＧIIシステムは前記復号化過程に必要なデ
コーダを別に構成しなければならないため、より多様な
機能を要求する現在のマルチメディアシステムに応用す
るには限界があった。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】従来のＭＰＥＧIIシス
テムは、放送用受信機器においてコンパクトディスクプ
レーヤーのようなエラーの発生しない環境でのデータ、
例えばプログラムストリーム等のデータをデコーディン
グすることのできるデコーダを追加しなければならない
ため、復号化過程が複雑となり、このようなデコーダの
構成によるＭＰＥＧIIシステムの製造コストが上昇する
問題点があった。本発明は従来の問題点を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、多様
な用途の応用システムに活用可能なようにハードワイヤ
的にプログラムストリームを復号化し、且つトランスポ
ートストリームを復号化することにより、外部の他制御
機器がこれを容易に参照して応用できるようにした、Ｐ
ＥＳデコーダを有するＭＰＥＧIIシステムを提供するこ
とにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のＭＰＥＧIIシステムの特徴は、第１制御信号
に基づいてエラーの多い環境で入力されるストリームか
らトランスポートストリームが選択されると、第１クロ
ック信号に同期したトランスポートストリームデータを
入力順に従って貯蔵するトランスポートストリームＦＩ
ＦＯバッファ部と、第２制御信号に基づいてエラーのな
い環境下の貯蔵媒体のデータであるプログラムストリー
ムが選択されると、第２クロック信号に同期したプログ
ラムストリームデータを入力順に従って貯蔵するプログ
ラムストリームＦＩＦＯバッファ部と、前記トランスポ
ートストリームＦＩＦＯバッファ部およびプログラムス
トリームＦＩＦＯバッファ部から出力されるトランスポ
ートストリームデータ又はプログラムストリームデータ
がＰＥＳパケットに該当する場合、オーディオおよびビ
デオのエリメンタリーストリームを同時にＰＥＳレベル
にデコーディングして状態フラグとＰＥＳパケットデー
タとして出力するＰＥＳデコーダと、前記ＰＥＳデコー
ダによりデコーディングされたＰＥＳパケットデータを
貯蔵するＰＥＳバッファと、そして前記ＰＥＳバッファ
から出力されるパケットデータを本来のオーディオ信号
及びビデオ信号に復元するオーディオデコーダ及びビデ
オデコーダとから構成される点にある。
【００１２】又、本発明のＰＥＳデコーダの特徴は、ト
ランスポートストリーム又はプログラムストリームＦＩ
ＦＯバッファの出力バスラインに接続されるシステムヘ
ッダデコーダのデコーディング完了時にＰＥＳパケット
を検索するＰＥＳステートマシンと、前記ＰＥＳステー
トマシンによりＰＥＳパケットが検索されるとき、スト
リームＩＤを取り出すＰＥＳヘッダレジスタと、前記Ｐ
ＥＳヘッダレジスタから取り出されたストリームＩＤを
ＰＥＳバッファに貯蔵されたストリームＩＤと比較し
て、ＰＥＳパケットのストリームがビデオ、オーディオ
の付加情報かプログラムストリームの付加情報かを判断
して、ビデオ、オーディオの付加情報であれば、ヘッダ
及びペイロードから構成されるＰＥＳパケットをＰＥＳ
バッファ部へ伝送するストリームＩＤ比較器と、そして
前記ストリームＩＤ比較器の判断のうえ、プログラムス
トリームの付加情報であれば、プログラムストリームデ
ータを提供されてデコーディングに必要な情報のみを取
り出すＭＡＰデコーダ及びディレクトリーデコーダとか
ら構成される点にある。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明のＰＥＳデコーダを
有するＭＰＥＧIIシステムの好適な実施形態を添付図面
に基づき詳細に説明する。図３は本発明のＭＰＥＧIIシ
ステムの構成を示すブロック図である。図３を参照する
と、本発明のＭＰＥＧIIシステムの特徴は、選択制御信
号によりトランスポートストリームが選択されるとき、
第１クロック信号ＣＬＫ１に同期したトランスポートス
トリームデータを入力順に従って貯蔵するトランスポー
トストリームＦＩＦＯバッファ部１０と、前記トランス
ポートストリームＦＩＦＯバッファ部１０に貯蔵された
データに対して使用者が選択したデータか、それとも他
の制御機器の使用用途に応ずるＰＩＤ（Ｐａｃｋｅｔ
Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）により入力されるデータかを判
別して前記データの形態を知らせてやる状態フラグとＡ
ＤＦの存在有無を表示する状態フラグとをステートマシ
ン１２に出力するトランスポートヘッダデコーダ１１
と、トランスポートヘッダデコーダ１１からの状態フラ
グが入力され、必要なデータでない場合にはいろんな形
態のリード信号や制御信号を各々のデコーダに出力して
固定された１８８バイトのみを処理し、必要なデータの
場合には状態フラグ信号に基づいてトランスポートヘッ
ダデコーダ１１を駆動させるステートマシン１２と、前
記トランスポートヘッダデコーダ１１で再び状態フラグ
の存在有無を検査した後、必要なデータの場合にＡＤＦ
制御信号により前記データに該当するＰＣＲ（Ｐｒｏｇ
ｒａｍ Ｃｌｏｃｋ Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ）が取り出さ
れるように状態フラグを出力するＡＤＦデコーダ１３
と、ＡＤＦデコーダ１３からのＰＣＲの出力時にＰＩＤ
によりチャネル選局又は入力されるプログラムの情報を
ホストプロセッサと取り交わすＰＳＩデコーダ１４と、
前記ＡＤＦデコーダ１３からのＰＣＲの出力時に、ＰＩ
Ｄによりオーディオ又はビデオに該当するエリメンタリ
ーストリームをＰＥＳレベルにデコーディングしてＰＥ
Ｓバッファ部１６へ出力するＰＥＳデコーダ１５とから
構成される。
【００１４】又、本発明のＭＰＥＧIIシステムは、外部
の選択信号によりプログラムストリームが選択されると
き、第２クロック信号ＣＬＫ２に同期したプログラムス
トリームデータを入力順に従って貯蔵するプログラムス
トリームＦＩＦＯバッファ部１７と、入力ストリームの
中で３２ビットのＰＡＣＫヘッダが入力されるまでトラ
ンスポートストリーム又はプログラムストリームデータ
が入力され、ＰＡＣＫヘッダが入力されるときＳＣＲ
（Ｓｙｓｔｅｍ Ｃｌｏｃｋ Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ：シ
ステムクロックリファレンス）をデコーディングした後
全体システムクロックを同期させ、ＰＡＣＫヘッダのデ
コーディング完了時にＰＡＣＫヘッダ長さを参照してシ
ステムヘッダの有無を判別するＰＡＣＫヘッダデコーダ
１８と、ＰＡＣＫヘッダデコーダ１８のデコーディング
時にシステムヘッダを検索し、入力されるプログラムス
トリームデータがデコーディング可能なデータ率にて入
力されるかどうかをチェックするシステムヘッダデコー
ダ１９とから構成される。
【００１５】図４は図３のＰＡＣＫヘッダデコーダ１８
の詳細構造を示すブロック図である。ＰＡＣＫヘッダデ
コーダ１８は、入力されるプログラムストリームデータ
（ｐｓ ｄａｔａ）からＰＡＣＫヘッダを取り出し、デ
ータロード、ＰＡＣＫ長さを減少させるための制御信号
等を出力するＰＡＣＫステートマシン２０と、前記入力
されるプログラムストリームのＭＵＸレート（ｍｕｘ
ｒａｔｅ）、スタッフィング（ｓｔｕｆｆｉｎｇ）等を
検出するＰＡＣＫヘッダレジスタ２１と、前記デコーダ
１８のシステムクロックがエンコーダに同期されるよう
にＳＣＲ（Ｓｙｓｔｅｍ Ｃｌｏｃｋ Ｒｅｆｅｒｅｎ
ｃｅ）を検出するＳＣＲレジスタ２２とから構成され
る。
【００１６】図５は図３のシステムヘッダデコーダ１９
の詳細構造を示すブロック図である。前記システムヘッ
ダデコーダ１９は、プログラムストリームデータ（ｐｓ
ｄａｔａ）が入力され、ＰＡＣＫヘッダデコーダ１８
でＰＡＣＫヘッダ長さが判別されるに際して発生される
同期イネーブル信号（ｓｙｓ ｅｎａｂｌｅ）に基づい
てシステムヘッダを検索し、システムリード信号やシス
テムロード信号等を出力するシステムステートマシン２
３と、システムステートマシン２３からシステムリード
信号（ｓｙｓ ｒｅａｄ）、システムロード信号（ｓｙ
ｓ ｌｏａｄ１，ｓｙｓ ｌｏａｄ ２）が出力される
際、システムヘッダ長さやレートバウンド（ｒａｔｅ
ｂｏｕｎｄ）等を検出するシステムヘッダレジスタ２４
と、システムヘッダレジスタ２４により検出されたシス
テムヘッダ長さやレートバウンドをプログラムマルチプ
レクサレート（ｐｒｏｇｒａｍ ｍｕｘ ｒａｔｅ）と
比較して、プログラムストリームデコーダ（図示せず）
がデコーディング可能なのか否かを判別し、システムス
テートマシン２３から出力される長さ減殺信号等を用い
ていろいろの状態フラグを出力するレート比較器２５
と、入力される各ストリームのバッファリングに関する
情報を抽出し出すストリームＩＤレジスタ２６と、プロ
グラムストリームバッファ（図示せず）に貯蔵されたデ
ータを検出し、ホストプロセッサへ前記検出された情報
を伝送するプログラムストリームバッファレジスタ２７
とから構成される。
【００１７】図６は図３のＰＥＳデコーダ１５の詳細構
造を示すブロック図である。ＰＥＳデコーダ１５は、シ
ステムヘッダデコーダ１９のデコーディング完了時にＰ
ＥＳパケットを検索するＰＥＳステートマシン２８と、
ＰＥＳステートマシン２８によりＰＥＳパケットが検索
されたとき、ストリームＩＤを取り出すＰＥＳヘッダレ
ジスタ２９と、ＰＥＳヘッダレジスタ２９から取り出さ
れたストリームＩＤを入力され、ＰＥＳバッファ３５に
貯蔵されたストリームＩＤデータと比較して、ＰＥＳパ
ケットストリームがビデオ、オーディオの付加情報かプ
ログラムストリームの付加情報かを判断して、ビデオ、
オーディオ等のデータであれば、ヘッダ及びペイロード
からなるＰＥＳパケットをＰＥＳバッファ３５に出力す
るストリームＩＤ比較器３０と、ストリームＩＤ比較器
３０の判断の結果、プログラムストリームの付加情報で
あれば、これを入力されて必要な情報を取り出すＭＡＰ
デコーダ３６及びディレクトリーデコーダ３７とから構
成される。ここで、未説明の参照符号３１はストリーム
ＩＤレジスタ、３２はビデオＰＴＳレジスタ、３３はオ
ーディオＰＴＳレジスタ、３４はビデオＤＴＳレジスタ
である。
【００１８】図７は図６のＭＡＰデコーダ３６及びディ
レクトリーデコーダ３７の詳細構造を示すブロック図で
ある。デコーダ３６，３７は、入力される各々のパケッ
トを検出するＭＡＰ＆ディレクトリーステートマシン３
８と、ＭＡＰ＆ディレクトリーステートマシン３８によ
り検出された信号がストリームパケットである場合、Ｍ
ＡＰヘッダを取り出し、ＭＡＰバージョンを出力するス
トリームＭＡＰヘッダレジスタ３９と、ストリームＭＡ
Ｐヘッダレジスタ３９からのＭＡＰバージョンを入力さ
れ、既貯蔵されたバージョンと比較して、以前のバージ
ョンから更新されている場合にはアップデート化したＭ
ＡＰストリームを出力するＭＡＰバージョン比較器４０
とから構成される。ここで、未説明の参照符号４１，４
２はストリームＩＤレジスタである。
【００１９】このように構成される本発明のＰＥＳデコ
ーダを有するＭＰＥＧIIシステムの作用効果は次の通り
である。まず、図３に示すように、使用者又は制御機器
によりＴＳ選択制御信号がＭＰＥＧIIシステムに入力さ
れてトランスポートストリームデータが選択されると、
第１リード信号（ＲＥＡＤ １）に応じてトランスポー
トストリームＦＩＦＯバッファ部１０がイネーブルされ
る。次いで、トランスポートストリームデータが第１ク
ロック信号ＣＬＫ１に同期され、同期されたトランスポ
ートストリームデータは入力された順序に従ってトラン
スポートストリームＦＩＦＯバッファ部１０に貯蔵され
る。
【００２０】この際、トランスポートヘッダデコーダ１
１は、入力される制御信号に対して使用者が選択したス
トリームデータか、或いは他の制御機器の使用用途に応
じてＰＩＤ（Ｐａｃｋｅｔ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）を
用いて入力されるデータかを検出するとともに、前記入
力されるデータがどんな形態のデータかを知らせてやる
状態フラグと、パケット内のＡＤＦ（ａｄａｐｔａｔｉ
ｏｎ ｆｉｅｌｄ）の存在有無を表示する状態フラグと
をステートマシン１２にそれぞれ出力する。これによ
り、ステートマシン１２は、入力された状態フラグを用
いて必要なデータでない場合には第１リード信号（ＲＥ
ＡＤ １）や他の制御信号を該当デコーダへ出力して一
定量のデータ（１８８バイト）を処理した後、再度トラ
ンスポートヘッダ１１をイネーブルさせる。トランスポ
ートヘッダデコーダ１１は、必要なデータの存在有無を
検査し、必要なデータの場合はＡＤＦ制御信号を発生
し、前記ＡＤＦ制御信号に基づいてＡＤＦデコーダ１３
をイネーブルさせてＰＣＲ（Ｐｒｏｇｒａｍ Ｃｌｏｃ
ｋ Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ）を抽出し出す。このように、
ＡＤＦデコーダ１３によりＰＣＲが取り出されるに際し
てＰＩＤが入力されると、ＰＳＩデコーダ１４又はＰＥ
Ｓデコーダ１５にもトランスポートストリームデータが
入力される。これにより、ＰＳＩデコーダ１４ではチャ
ネル選局又は入力されるプログラムの情報をホストプロ
セッサと交換するようになり、ＰＥＳデコーダ１５では
オーディオ、ビデオ等のエリメンタリーストリームをＰ
ＥＳレベルにデコーディングしてＰＥＳバッファ１６に
貯蔵するようになるため、ビデオデコーダ５及びオーデ
ィオデコーダ８では入力されるトランスポートストリー
ムを容易にデコーディングすることが可能である。
【００２１】一方、ＰＳ選択制御信号がＭＰＥＧIIシス
テムに入力されプログラムストリームデータが選択され
ると、プログラムストリームＦＩＦＯバッファ部１７が
イネーブルされ、第２クロック信号ＣＬＫ２に同期され
るプログラムストリームデータが入力順に従ってプログ
ラムストリームＦＩＦＯバッファ部１７に貯蔵される。
この際、ＰＡＣＫヘッダデコーダ１８は、入力されるプ
ログラムストリームデータが一つのチャネル、一つのタ
イムベース（ｔｉｍｅ−ｂａｓｅ）を有してあってチャ
ネル選局をしないため、入力ストリームにおいて３２ビ
ットのＰＡＣＫヘッダが入力されるまでプログラムスト
リームデータが入力される。この後、ＭＰＥＧIIシステ
ムは、ＰＡＣＫヘッダが入力されるとき、ＳＣＲ（Ｓｙ
ｓｔｅｍＣｌｏｃｋ Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ）をデコーデ
ィングして全体システムクロックを同期させ、前記ＰＡ
ＣＫヘッダデコーダ１８のデコーディング完了時にＰＡ
ＣＫヘッダ長さを参照してシステムヘッダの有無を判別
する。前記ＭＰＥＧIIシステムは、ヘッダの判別の結
果、システムヘッダが存すると、システムヘッダデコー
ダ１８を介してシステムヘッダを検索し、入力されるプ
ログラムストリームデータがデコーディング可能なデー
タ率にて入力されるかどうかをチェックする。
【００２２】ＰＡＣＫヘッダデコーダ１８は、図４に示
すように、ＰＡＣＫステートマシン２０を経て入力され
るプログラムストリームデータからＰＡＣＫヘッダを取
り出し、データロード、ＰＡＣＫ長さを減少させるため
の制御信号等を出力する。次いで、ＰＡＣＫヘッダレジ
スタ２１は、入力されるストリームのＭＵＸレート（ｍ
ｕｘ ｒａｔｅ）、スタッフィング（ｓｔｕｆｆｉｎ
ｇ）等を検出し、ＳＣＲレジスタ２２を介して前記デコ
ーダ１８のシステムクロックをエンコーダに同期させる
ようにＳＣＲを検出する。
【００２３】一方、システムヘッダデコーダ１９は、図
５に示すように、プログラムストリームデータが入力さ
れる場合、ＰＡＣＫヘッダデコーダ１８から発生したシ
ステムイネーブル（ｓｙｓ ｅｎａｂｌｅ）信号により
ストリームステートマシン２３を同期させると、システ
ムステートマシン２３はシステムヘッダを検索した後デ
ータリード信号やレジスタロード信号等を出力する。こ
の際、システムヘッダレジスタ２４は、システムステー
トマシン２３からのシステムロード信号によりヘッダ長
さやレートバウンド（ｒａｔｅ ｂｏｕｎｄ）等を検出
する。又、レート比較器２５は、前記検出されたヘッダ
長さやレートバウンドをプログラムマルチプレクサレー
ト（ｐｒｏｇｒａｍ ｍｕｘ ｒａｔｅ）と比較して、
ＰＥＳデコーダ１５のデコーディングの可否を判別す
る。又、システムステートマシン２３は長さ減殺信号等
を用いていろいろの状態フラグを出力する。さらに、ス
トリームＩＤレジスタ２６は入力される各ストリームの
バッファリング情報を取り出し、プログラムストリーム
バッファレジスタ２７はプログラム状態バッファ（図示
せず）に貯蔵されたデータを検出してホストプロセッサ
へ伝送する。これにより、ホストプロセッサは、各スト
リームに関するバッファリング情報を用いて、入力され
るストリームに対するバッファリングの可否を制御する
ようになる。
【００２４】図６は本発明のＰＥＳデコーダ１５の詳細
構成を示す図であり、システムヘッダデコーダ１９での
復号化の完了時に前記ＰＥＳデコーダ１５はイネーブル
される。この際、ＰＥＳステートマシン２８は、ＰＥＳ
イネーブル信号（ｐｅｓ ｅｎａｂｌｅ）が入力される
と、ＰＥＳパケットのヘッダを検索する。次いで、ＰＥ
Ｓヘッダレジスタ２９はストリームＩＤを取り出し、ス
トリームＩＤ比較器３０は前記取り出したストリームＩ
ＤとＰＥＳバッファ３５に貯蔵されたストリームＩＤデ
ータとを比較した後、ＰＥＳパケットのストリームがビ
デオ、オーディオの付加情報か、プログラムストリーム
の付加情報かを判断する。前記ストリームＩＤ比較器３
０の判断のうえ、ビデオ、オーディオの付加情報であれ
ば、ヘッダからペイロードまでＰＥＳパケット単位のプ
ログラムストリームデータをＰＥＳバッファ３５に貯蔵
する。この際、ストリームＩＤ比較器３０は、ＰＳの付
加情報をＭＡＰデコーダ３６又はディレクトリーデコー
ダ３７にそれぞれ出力することにより、必要な付加情報
を取り出して使用することが可能である。
【００２５】図７は本発明のＭＡＰデコーダ３６及びデ
ィレクトリーデコーダ３７の詳細構成を示す図である。
プログラムストリームＭＡＰ又はディレクトリーパケッ
トが入力されると、ＭＡＰ＆ディレクトリーステートマ
シン３８は入力信号に対する各パケットを検出する。パ
ケットの検出の結果、入力されたパケットがプログラム
ストリームＭＡＰパケットであれば、ストリームＭＡＰ
ヘッダレジスタ３９は入力されたパケットに対する該当
データを取り出してこれをＭＡＰバージョン比較器４０
に入力させる。そうすると、ＭＡＰバージョン比較器４
０は入力されたデータを貯蔵されたバージョンと比較
し、以前のバージョンが更新されているとストリームを
取り出し、以前のバージョンが更新されてないと残りの
データを除去させる。そして、ＭＡＰ＆ディレクトリー
ステートマシン３８の検出の結果、ディレクトリースト
リームが入力されたと検出されると、プログラムストリ
ームデータが含まれている各々のエリメンタリーストリ
ームに対してＰＴＳ（Ｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ Ｔｉ
ｍｅ Ｓｔａｍｐ）値及びコーディングインジケータを
取り出した後、前記プログラムストリームデータをオー
ディオデコーダ８又はビデオデコーダ５に出力すること
により、正常的なデコーディングが可能なようにする。
【００２６】
【発明の効果】上述したように、ＰＥＳデコーダを有す
るＭＰＥＧIIシステムは、マルチメディア応用機器の分
野において貯蔵媒体であるコンパクトディスクに貯蔵さ
れた多様なフォーマットのデータを、本発明のＭＰＥＧ
IIシステム用のデコーダにより付加的な装置を追加する
ことなくデコーディングすることができるようにして、
製品の信頼性を向上させることができる効果がある。よ
って、本発明のＰＥＳデコーダを有するＭＰＥＧIIシス
テムは、多様な用途の応用システムに活用し得るように
ハードワイヤ的にプログラムストリームを復号化し、且
つトランスポートストリームを復号化することにより、
外部の他の制御機器がこれを容易に参照して応用できる
ようにしたＭＰＥＧIIシステムを具現する。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）〜（ｅ）は一般的なＭＰＥＧIIシステム
においてパケット化過程以後のデータの構造を示す図。
【図２】一般的なＭＰＥＧIIシステムの構成を示すブロ
ック図。
【図３】本発明のＭＰＥＧIIシステムの構成を示すブロ
ック図。
【図４】図３のＰＡＣＫヘッダデコーダの構成を示すブ
ロック図。
【図５】図３のシステムヘッダデコーダの構成を示すブ
ロック図。
【図６】図３のＰＥＳデコーダの構成を示すブロック
図。
【図７】図８のＭＡＰデコーダ、ディレクトリーデコー
ダをそれぞれ示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｎ 7/24 Ｈ０４Ｎ 7/13 Ｚ // Ｈ０３Ｍ 7/30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 第１制御信号に応じてエラーの多い環境
    で入力されるストリームからトランスポートストリーム
    が選択されると、第１クロック信号に同期したトランス
    ポートストリームデータを入力順に従って貯蔵するトラ
    ンスポートストリームＦＩＦＯバッファ部と、 第２制御信号に応じてエラーのない環境下の貯蔵媒体の
    データであるプログラムストリームが選択されると、第
    ２クロック信号に同期したプログラムストリームデータ
    を入力順に従って貯蔵するプログラムストリームＦＩＦ
    Ｏバッファ部と、 前記トランスポートストリームＦＩＦＯバッファ部およ
    びプログラムストリームＦＩＦＯバッファ部から出力さ
    れるトランスポートストリームデータ又はプログラムス
    トリームデータがＰＥＳパケットに該当する場合、オー
    ディオおよびビデオのエリメンタリーストリームを同時
    にＰＥＳレベルにデコーディングして状態フラグとＰＥ
    Ｓパケットデータとして出力するＰＥＳデコーダと、 前記ＰＥＳデコーダによりデコーディングされたＰＥＳ
    パケットデータを貯蔵するＰＥＳバッファと、そして前
    記ＰＥＳバッファから出力されるパケットデータを本来
    のオーディオ信号及びビデオ信号に復元するオーディオ
    デコーダ及びビデオデコーダと、を備えることを特徴と
    するＭＰＥＧIIシステム。
  2. 【請求項２】 前記ＰＥＳデコーダはプログラムストリ
    ームデータ及びトランスポートストリームデータのうち
    何れか一つのデータのみを選択的にデコーディングする
    ことを特徴とする請求項１記載のＭＰＥＧIIシステム。
  3. 【請求項３】 前記トランスポートストリームＦＩＦＯ
    バッファ及びプログラムストリームＦＩＦＯバッファの
    出力端とＰＥＳデコーダの入力端とは一つのパイプライ
    ンに接続されることを特徴とする請求項１記載のＭＰＥ
    ＧIIシステム。
  4. 【請求項４】 前記システムは、 入力されるプログラムストリームからＰＡＣＫヘッダを
    取り出し、データロード、ＰＡＣＫ長さを減少させるた
    めの制御信号等を出力するＰＡＣＫステートマシンと、
    前記入力されるプログラムストリームのＭＵＸレート、
    スタッフィングを検出するＰＡＣＫヘッダレジスタと、
    前記ＰＥＳデコーダのシステムクロックに同期したシス
    テムクロックリファレンスを検出するＳＣＲレジスタと
    から構成されるＰＡＣＫヘッダデコーダを更に備えるこ
    とを特徴とする請求項１記載のＭＰＥＧIIシステム。
  5. 【請求項５】 前記システムは、 プログラムストリームが入力されたり、ＰＡＣＫヘッダ
    デコーダでヘッダ長さが判別されるときに発生する同期
    イネーブル信号に基づいてシステムヘッダを検索し、デ
    ータリード信号やシレジスタロード信号等を出力するシ
    ステムステートマシンと、前記システムステートマシン
    からデータリード信号やレジスタロード信号が出力され
    る際、プログラムストリームのヘッダ長さやレートバウ
    ンドを検出するシステムヘッダレジスタと、前記システ
    ムヘッダレジスタから検出信号が出力される際、入力さ
    れるプログラムマルチプレクサレートと比較してプログ
    ラムストリームデコーダがデコーディング可能なのか否
    かを判別し、システムステートマシンから出力される長
    さ減殺信号を用いて各種の状態フラグを出力するレート
    比較器と、前記入力される各ストリームのバッファリン
    グに関する情報を取り出すストリームＩＤレジスタと、
    プログラムストリームバッファに貯蔵されたデータの種
    類を検索し、ホストプロセッサへ検索したデータの種類
    を伝送するプログラムストリームバッファレジスタとか
    ら構成される、システムヘッダデコーダを更に備えるこ
    とを特徴とする請求項１記載のＭＰＥＧIIシステム。
  6. 【請求項６】 トランスポートストリーム又はプログラ
    ムストリームＦＩＦＯバッファの出力バスラインに接続
    されたシステムヘッダデコーダのデコーディング完了時
    にＰＥＳパケットを検索するＰＥＳステートマシンと、 前記ＰＥＳステートマシンによりＰＥＳパケットが検索
    される際、ストリームＩＤを取り出すＰＥＳヘッダレジ
    スタと、 前記ＰＥＳヘッダレジスタから取り出されたストリーム
    ＩＤをＰＥＳバッファに貯蔵されたストリームＩＤと比
    較して、ＰＥＳパケットのストリームがビデオ、オーデ
    ィオの付加情報か、プログラムストリームの付加情報か
    を判断して、ビデオ、オーディオの付加情報であれば、
    ヘッダ及びペイロードから構成されるＰＥＳパケットを
    ＰＥＳバッファ部へ伝送するストリームＩＤ比較器と、
    そして前記ストリームＩＤ比較器の判断のうえ、プログ
    ラムストリームの付加情報であれば、プログラムストリ
    ームデータを提供されてデコーディングに必要な情報の
    みを取り出すＭＡＰデコーダ及びディレクトリーデコー
    ダと、を備えることを特徴とするＰＥＳデコーダ。
  7. 【請求項７】 前記ＭＡＰデコーダ及びディレクトリー
    デコーダは、入力されるそれぞれのパケットを検出する
    ＭＡＰ＆ディレクトリーステートマシンと、前記ＭＡＰ
    ＆ディレクトリーステートマシンにより検出された信号
    がプログラムストリームＭＡＰパケットである場合、パ
    ケット情報及び長さデータを取り出すストリームＭＡＰ
    レジスタと、前記ストリームＭＡＰレジスタから出力さ
    れるＭＡＰバージョンを提供されて既貯蔵されたバージ
    ョンと比較して、以前のバージョンから更新された場合
    にのみアップデート化したＭＡＰストリームを出力する
    ＭＡＰバージョン比較器とから構成されることを特徴と
    する請求項６記載のＰＥＳデコーダ。
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