JPH11112164A - 電源装置のケース - Google Patents
電源装置のケースInfo
- Publication number
- JPH11112164A JPH11112164A JP9282957A JP28295797A JPH11112164A JP H11112164 A JPH11112164 A JP H11112164A JP 9282957 A JP9282957 A JP 9282957A JP 28295797 A JP28295797 A JP 28295797A JP H11112164 A JPH11112164 A JP H11112164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case half
- case
- extension
- half body
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、一対のケース半体の結合に超音波
溶着やネジ止め等を必要とせず、組立が容易で、分解が
困難な電源装置のケースを提供する。 【解決手段】 電源回路を構成する回路部品を収容する
電源装置のケースであって、一体化されると箱型のケー
スになる一対の樹脂製ケース半体と、一方のケース半体
から突出して、他方のケース半体内に挿入される延長部
と、他方のケース半体の内壁面に形成された係合用の爪
体と、前記延長部に形成され、前記爪体と係合する凹部
と、前記他方のケース半体の内部から突出し、前記延長
部を前記他方のケース半体の壁面との間で挟持する係合
外れ防止部材とを備えるように、電源装置のケースを構
成する。
溶着やネジ止め等を必要とせず、組立が容易で、分解が
困難な電源装置のケースを提供する。 【解決手段】 電源回路を構成する回路部品を収容する
電源装置のケースであって、一体化されると箱型のケー
スになる一対の樹脂製ケース半体と、一方のケース半体
から突出して、他方のケース半体内に挿入される延長部
と、他方のケース半体の内壁面に形成された係合用の爪
体と、前記延長部に形成され、前記爪体と係合する凹部
と、前記他方のケース半体の内部から突出し、前記延長
部を前記他方のケース半体の壁面との間で挟持する係合
外れ防止部材とを備えるように、電源装置のケースを構
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立が容易で、分
解が困難な電源装置のケースに関する。
解が困難な電源装置のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】ACアダプタは箱型の樹脂製ケース内
に、コイルを装着した電源トランス等、電源回路を構成
する上で必要な回路部品を収容し、その周囲を囲うケー
スが容易に分解できない堅牢さを有する。これは、AC
アダプタのような電源装置は、危険防止のために、一般
の利用者(消費者)が容易に分解できない構造であるこ
とが要求されるからである。
に、コイルを装着した電源トランス等、電源回路を構成
する上で必要な回路部品を収容し、その周囲を囲うケー
スが容易に分解できない堅牢さを有する。これは、AC
アダプタのような電源装置は、危険防止のために、一般
の利用者(消費者)が容易に分解できない構造であるこ
とが要求されるからである。
【0003】図4に示す従来のACアダプタ用ケース
は、上下に2分割された一対の樹脂製ケース半体11、
12の開口部を突き合わせ、下側のケース半体12の凸
部13を上側のケース半体11の凹部14に嵌合させた
状態で、突き合わせ部を超音波溶着により接合する。従
って、溶着後は、ケース半体11、12を簡単に分解す
ることはできなくなる。
は、上下に2分割された一対の樹脂製ケース半体11、
12の開口部を突き合わせ、下側のケース半体12の凸
部13を上側のケース半体11の凹部14に嵌合させた
状態で、突き合わせ部を超音波溶着により接合する。従
って、溶着後は、ケース半体11、12を簡単に分解す
ることはできなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、ケースの分解
の困難さに重点をおくため、例えば、ケース組立には、
特殊ネジを使用するか、超音波溶着の手法をとる。これ
らのケース組立法は、必ずしも簡単ではなく、また安価
でもない。これらが本発明で解決しようとする課題であ
る。
の困難さに重点をおくため、例えば、ケース組立には、
特殊ネジを使用するか、超音波溶着の手法をとる。これ
らのケース組立法は、必ずしも簡単ではなく、また安価
でもない。これらが本発明で解決しようとする課題であ
る。
【0005】本発明は、一対のケース半体の結合に超音
波溶着やネジ止め等を必要とせず、組立が容易で、分離
の困難な電源装置のケースを提供することを目的として
いる。
波溶着やネジ止め等を必要とせず、組立が容易で、分離
の困難な電源装置のケースを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、電
源回路を構成する回路部品を収容する電源装置のケース
であって、一体化されると箱型のケースになる一対の樹
脂製ケース半体と、一方のケース半体から突出して、他
方のケース半体内に挿入される延長部と、他方のケース
半体の内壁面に形成された係合用の爪体と、前記延長部
に形成され、前記爪体と係合する凹部と、前記他方のケ
ース半体の内部から突出し、前記延長部を前記他方のケ
ース半体の壁面との間で挟持する係合外れ防止部材とを
備える電源装置のケースで達成できる。
源回路を構成する回路部品を収容する電源装置のケース
であって、一体化されると箱型のケースになる一対の樹
脂製ケース半体と、一方のケース半体から突出して、他
方のケース半体内に挿入される延長部と、他方のケース
半体の内壁面に形成された係合用の爪体と、前記延長部
に形成され、前記爪体と係合する凹部と、前記他方のケ
ース半体の内部から突出し、前記延長部を前記他方のケ
ース半体の壁面との間で挟持する係合外れ防止部材とを
備える電源装置のケースで達成できる。
【0007】一対のケース半体を爪部と凹部の係合によ
り結合させる手法は、特殊な設備や部品を要することな
く、簡単に(ワンタッチで)実行できる結合方法であ
り、しかも係合部が外部に露出しないので、分解は困難
である。係合外れ防止部材は、この係合部の係合を更に
確実なものとして振動等でも係合部が外れないようにす
る。
り結合させる手法は、特殊な設備や部品を要することな
く、簡単に(ワンタッチで)実行できる結合方法であ
り、しかも係合部が外部に露出しないので、分解は困難
である。係合外れ防止部材は、この係合部の係合を更に
確実なものとして振動等でも係合部が外れないようにす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態を示す組立斜視図である。図中、21、22は一
体化されると箱型のケースになる一対の樹脂製ケース半
体、31は上側のケース半体21から突出して、下側の
ケース半体22内に挿入される延長部、32は下側のケ
ース半体22の内壁面に形成された係合用の爪体、33
は延長部31に形成され、爪体32と係合する凹部であ
る。
照して、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態を示す組立斜視図である。図中、21、22は一
体化されると箱型のケースになる一対の樹脂製ケース半
体、31は上側のケース半体21から突出して、下側の
ケース半体22内に挿入される延長部、32は下側のケ
ース半体22の内壁面に形成された係合用の爪体、33
は延長部31に形成され、爪体32と係合する凹部であ
る。
【0009】34は下側のケース半体22の内部から突
出し、延長部31を下側のケース半体22の壁面との間
で挟持する弾性を有した係合外れ防止部材である。この
係合外れ防止部材34は、図2に拡大して示すように、
爪部32とは対向しない位置に設けられ、上側ケース半
体21の延長部31の挿入をしやすくする。
出し、延長部31を下側のケース半体22の壁面との間
で挟持する弾性を有した係合外れ防止部材である。この
係合外れ防止部材34は、図2に拡大して示すように、
爪部32とは対向しない位置に設けられ、上側ケース半
体21の延長部31の挿入をしやすくする。
【0010】上下のケース半体21、22を合わせたケ
ース内にはコイルを装着した電源トランス等、電源回路
を構成する上で必要な回路部品が収容され、更に外部に
突出する電源端子や電源コードは図面上省略してある。
これら必要な部品類を装着した後、上下のケース半体2
1、22を突き合わせ、上側ケース半体21の延長部3
1を下側ケース本体22内に挿入すると、下側ケース半
体22内壁に形成した爪体32が上側ケース半体21か
ら延びた延長部31に形成した凹部33に係合する。
ース内にはコイルを装着した電源トランス等、電源回路
を構成する上で必要な回路部品が収容され、更に外部に
突出する電源端子や電源コードは図面上省略してある。
これら必要な部品類を装着した後、上下のケース半体2
1、22を突き合わせ、上側ケース半体21の延長部3
1を下側ケース本体22内に挿入すると、下側ケース半
体22内壁に形成した爪体32が上側ケース半体21か
ら延びた延長部31に形成した凹部33に係合する。
【0011】上側ケース半体21の延長部31は、下側
ケース半体22の壁面と係合外れ防止部材34との間に
挿入され、図3のような嵌合状態になる。係合外れ防止
部材34は弾性を有し、延長部31の挿入時には、直立
状態から湾曲変形して延長部31を受け入れ、爪部32
が凹部33に嵌合された後は直立位置に戻って、図3の
状態になる。
ケース半体22の壁面と係合外れ防止部材34との間に
挿入され、図3のような嵌合状態になる。係合外れ防止
部材34は弾性を有し、延長部31の挿入時には、直立
状態から湾曲変形して延長部31を受け入れ、爪部32
が凹部33に嵌合された後は直立位置に戻って、図3の
状態になる。
【0012】図3の嵌合状態では、爪部32と凹部33
の結合状態は、図面の上下方向に外れにくい。加えて、
係合防止外れ部材34が弾性的に延長部31を下側ケー
ス半体22に押圧するので、爪部32と凹部33の結合
状態は、図面の左右方向へも外れにくくなる。
の結合状態は、図面の上下方向に外れにくい。加えて、
係合防止外れ部材34が弾性的に延長部31を下側ケー
ス半体22に押圧するので、爪部32と凹部33の結合
状態は、図面の左右方向へも外れにくくなる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、一対
のケース半体の結合に超音波溶着やネジ止め等を必要と
せず、ワンタッチで結合でき、しかも分離の容易ではな
い電源装置のケースを提供することができる。また、超
音波溶着やネジ止め法によるケース不良(溶着不良、傷
つけ不良等)が著しく減少する利点もある。
のケース半体の結合に超音波溶着やネジ止め等を必要と
せず、ワンタッチで結合でき、しかも分離の容易ではな
い電源装置のケースを提供することができる。また、超
音波溶着やネジ止め法によるケース不良(溶着不良、傷
つけ不良等)が著しく減少する利点もある。
【図1】本発明の一実施形態を示す組立斜視図である。
【図2】図1の要部を示す部分斜視図である。
【図3】図1の要部を示す部分断面図である。
【図4】従来の電源装置のケースを示す組立斜視図であ
る。
る。
21 上側ケース半体 22 下側ケース半体 31 延長部 32 爪体 33 凹部 34 係合外れ防止部材
Claims (1)
- 【請求項1】 電源回路を構成する回路部品を収容する
電源装置のケースであって、一体化されると箱型のケー
スになる一対の樹脂製ケース半体と、 一方のケース半体から突出して、他方のケース半体内に
挿入される延長部と、 他方のケース半体の内壁面に形成された係合用の爪体
と、 前記延長部に形成され、前記爪体と係合する凹部と、 前記他方のケース半体の内部から突出し、前記延長部を
前記他方のケース半体の壁面との間で挟持する係合外れ
防止部材とを備えることを特徴とする電源装置のケー
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9282957A JPH11112164A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電源装置のケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9282957A JPH11112164A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電源装置のケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11112164A true JPH11112164A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17659323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9282957A Pending JPH11112164A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 電源装置のケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11112164A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100689264B1 (ko) | 2006-04-21 | 2007-03-08 | 한국단자공업 주식회사 | 정션박스의 커버 결합구조 |
JP2008152110A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Fujitsu Ltd | 表示装置および情報処理装置 |
US8831982B2 (en) | 2010-01-09 | 2014-09-09 | Seiko Epson Corporation | Fiscal board receiving case and fiscal printer |
JP2016001683A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | 本田技研工業株式会社 | 電気機器ケース |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP9282957A patent/JPH11112164A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100689264B1 (ko) | 2006-04-21 | 2007-03-08 | 한국단자공업 주식회사 | 정션박스의 커버 결합구조 |
JP2008152110A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Fujitsu Ltd | 表示装置および情報処理装置 |
US8831982B2 (en) | 2010-01-09 | 2014-09-09 | Seiko Epson Corporation | Fiscal board receiving case and fiscal printer |
JP2016001683A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | 本田技研工業株式会社 | 電気機器ケース |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060314 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060711 |