JPH1111180A - 車両用定速走行装置 - Google Patents

車両用定速走行装置

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JPH1111180A
JPH1111180A JP16907197A JP16907197A JPH1111180A JP H1111180 A JPH1111180 A JP H1111180A JP 16907197 A JP16907197 A JP 16907197A JP 16907197 A JP16907197 A JP 16907197A JP H1111180 A JPH1111180 A JP H1111180A
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Hitoshi Inoue
仁志 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リジューム走行開始時の急加速を抑えて運転
フィーリングの向上を図ることができる車両用定速走行
装置を提供すること。 【解決手段】 定速走行を設定するためのクルーズ設定
手段36と、定速走行の解除後再び解除前の定速走行を
設定するためのリジューム設定手段38と、定速走行お
よびリジューム走行中にスロットル弁2の開度を制御す
るためのアクチュエータ4と、アクチュエータの作動を
制御するためのクルーズ制御手段6とを備えた車両用定
速走行装置。リジューム走行中の走行加速度として、リ
ジューム目標加速度である第1の目標加速度値と、第1
の目標加速度値よりも小さい第2の目標加速度値とが設
定され、リジューム走行開始時から所定期間の間、クル
ーズ制御手段6は第2の目標加速度値となるようにアク
チュエータを作動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を一定の走行
速度でもって運転する車両用定速走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、運転者の長距離走行の負担を軽減
するために、設定された一定の走行速度でもって車両を
走行する定速走行装置を装備したものが増加している。
この定速走行装置は、スロットル弁の開度を制御するた
めのアクチュエータと、このアクチュエータを作動制御
するクルーズ制御手段とを備えている。クルーズ制御手
段に関連して、クルーズ設定手段、リジューム設定手段
およびクルーズ解除手段が設けられる。クルーズ設定手
段は、定速走行の走行速度を設定するとともに定速走行
を開始するためのものであり、このクルーズ設定手段を
操作すると、操作したときの走行速度が記憶され、この
記憶された走行速度でもって定速走行が開始される。定
速走行中は、クルーズ制御手段は、車両の走行速度が一
定となるようにアクチュエータを作動制御する。すなわ
ち、車両の走行速度が設定走行速度より遅く(または速
く)なると、クルーズ制御手段は、スロットル弁の開度
が大きく(または小さく)なるようにアクチュエータを
作動し、このようにして車両の走行速度が一定の保たれ
る。リジューム設定手段は、定速走行を解除した後再度
解除前の走行速度でもって定速走行するためのものであ
り、このリジューム設定手段を操作すると、リジューム
走行が開始され、このリジューム走行によって設定走行
速度(解除前に設定された走行速度)に到達すると車両
は定速走行に移行する。また、クルーズ解除手段は、定
速走行を解除するためのものであり、クルーズ解除手段
を操作すると、クルーズ制御手段によるアクチュエータ
の制御が解除される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような定速走行装
置においては、リジューム走行開始時、クルーズ制御手
段による制御に起因して、スロットル弁の開度が急激に
開放される傾向にあり、急激に開放された場合には、車
両の走行加速度が急激に大きくなり、運転フィーリング
が悪化する問題がある。詳述すると、リジューム走行開
始時は、定速走行解除運転(クルーズ制御手段による制
御が行われていない非制御モード)からリジューム走行
運転(クルーズ制御手段によりジューム走行が行われる
リジューム制御モード)に移行するときであり、このリ
ジューム走行開始時には、車両の走行加速度(実際の加
速度)は、比較的大きい範囲、たとえば−4km/h/
s〜+4km/h/s程度となる。このリジューム走行
開始前に減速走行して速度が低下している場合には、容
易に理解される如く、リジューム走行開始時に目標加速
度と走行加速度との偏差が非常に大きくなり、クルーズ
制御手段によるアクチュエータの作動量が急激に上昇
し、このことに起因して車両が急加速されるようにな
る。
【0004】また、一般に、車両の走行速度は車速セン
サからの検出信号を演算処理して走行速度をモニタして
いる。このように車両の走行速度を演算処理するのに車
速センサからの検出信号をフィルタ処理しており、特
に、リジューム走行開始時に減速成分から加速成分に移
行する際に、フィルタ処理に関連して遅れが発生する傾
向にある。このような遅れ傾向は、アクチュエータの動
作量の大きい期間を長くし、リジューム走行開始時の急
加速の原因の一つとなる。
【0005】このようなリジューム走行開始時の急加速
は、たとえば、登坂路にて低速走行運転している状態か
らリジューム走行を開始するとき、降坂路にてブレーキ
による急減速中からブレーキよる制動を解除した後直ち
にリジューム走行を開始するときなどに発生し易くな
る。
【0006】本発明の目的は、リジューム走行開始時の
急加速を抑えて運転フィーリングの向上を図ることがで
きる車両用定速走行装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の走行速
度を一定に設定するためのクルーズ設定手段と、定速走
行を解除した後再び解除前の定速走行を設定するための
リジューム設定手段と、定速走行およびリジューム走行
中にスロットル弁の開度を制御するためのアクチュエー
タと、前記アクチュエータの作動を制御するためのクル
ーズ制御手段とを備えた車両用定速走行装置において、
前記リジューム走行中、前記クルーズ制御手段は、車両
の走行加速度を基準にして前記アクチュエータを作動制
御し、前記リジューム走行中の走行加速度として、リジ
ューム走行時のリジューム目標加速度である第1の目標
加速度値と、前記第1の目標加速度値よりも小さい第2
の目標加速度値とが設定されており、前記リジューム制
御手段は、リジューム走行開始時から所定期間の間車両
の加速度が前記第2の目標加速度値となるように前記ア
クチュエータを作動制御し、また前記所定期間経過後車
両の加速度が前記第1の目標加速度となるように前記ア
クチュエータを作動制御することを特徴とする車両用定
速走行装置である。
【0008】本発明に従えば、リジューム走行中、クル
ーズ制御手段は車両の走行加速度を基準にしてアクチュ
エータを作動制御し、この走行加速度としてリジューム
目標加速度である第1の目標加速度値とこの第1の目標
加速度値よりも小さい第2の目標加速度値が設定されて
いる。そして、リジューム走行開始時の所定期間の間
は、クルーズ制御手段は、車両の加速度が第2の目標加
速度値となるようにアクチュエータを作動するので、リ
ジューム走行開始時に車両の加速度が急激に上昇するこ
とが防止され、リジューム走行開始時の運転フィーリン
グの悪化が解消される。
【0009】また本発明は、前記クルーズ制御手段は、
定速走行中において車両の走行速度を所定速度増大する
タップアップモード制御が可能であり、前記第2の目標
加速度値は、前記タップアップモード制御におけるタッ
プアップ目標加速度であることを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、リジューム走行開始時の
第2の目標加速度値はタップアップモード制御における
タップアップ目標加速度であるので、第2の目標加速度
値として専用の加速度値を設定する必要がなく、定速走
行装置の制御を容易にかつ簡単にすることができる。
【0011】また本発明は、前記所定期間は、リジュー
ム走行の開始後に車両の演算加速度が特定加速度値に達
するまでの期間であることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、車両の演算加速度が特定
加速度に達するまでクルーズ制御手段は第2の目標加速
度値を目標として制御するので、車両の加速度がある程
度上昇した時点で目標加速度が第2の目標加速度値から
第1の目標加速度値へ移行し、これによってスムースな
リジューム走行が可能となり、運転フィーリングが向上
する。
【0013】また本発明は、車両の走行速度を一定に設
定するためのクルーズ設定手段と、定速走行を解除した
後再び解除前の定速走行を設定するためのリジューム設
定手段と、定速走行およびリジューム走行中にスロット
ル弁の開度を制御するためのアクチュエータと、前記ア
クチュエータの作動を制御するためのクルーズ制御手段
とを備えた車両用定速走行装置において、前記リジュー
ム走行中、前記クルーズ制御手段は、車両の目標走行速
度と走行速度との偏差を基準にして前記アクチュエータ
を作動制御し、前記リジューム走行中の目標走行速度の
増加率として、リジューム走行時のリジューム目標速度
増加率である第1の目標速度増加率値と、前記第1の目
標速度増加率値よりも小さい第2の目標速度増加率値と
が設定されており、前記リジューム制御手段は、リジュ
ーム走行開始時から所定期間の間車両の目標速度増加率
が前記第2の目標速度増加率値となるように前記アクチ
ュエータを作動制御し、また前記所定期間経過後車両の
目標速度増加率が前記第1の目標速度増加率値となるよ
うに前記アクチュエータを作動制御することを特徴とす
る車両用定速走行装置である。
【0014】本発明に従えば、リジューム走行中、クル
ーズ制御手段は車両の目標走行速度と走行速度との偏差
を基準にしてアクチュエータを作動制御し、この目標走
行速度の増加率としてリジューム目標速度増加率である
第1の目標速度増加率値とこの第1の目標速度増加率値
よりも小さい第2の目標速度増加率値が設定されてい
る。そして、リジューム走行開始時の所定期間の間は、
クルーズ制御手段は、車両の目標速度増加率が第2の目
標速度増加率値となるようにアクチュエータを作動する
ので、リジューム走行開始時に車両の速度の増加率が急
激に上昇することが防止され、リジューム走行開始時の
運転フィーリングの悪化が解消される。
【0015】また本発明は、前記クルーズ制御手段は、
定速走行中において車両の走行速度を所定速度増大する
タップアップモード制御が可能であり、前記第2の目標
速度増加率値は、前記タップアップモード制御にけるタ
ップアップ目標速度増加率値であることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、リジューム走行開始時の
第2の目標速度増加率値はタップアップモード制御にお
けるタップアップ目標速度増加率値であるので、第2の
目標速度増加率値として専用の値を設定する必要がな
く、定速走行装置の制御を容易にかつ簡単にすることが
できる。
【0017】また本発明は、前記所定期間は、リジュー
ム走行の開始後に車両の演算速度増加率が特定速度増加
率値に達するまでの期間であることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、車両の演算速度増加率が
特定速度増加率に達するまでクルーズ制御手段は第2の
目標速度増加率値を目標として制御するので、車両の速
度の増加率がある程度上昇した時点で目標速度増加率が
第2の目標速度増加率値から第1の目標速度増加率値へ
移行し、これによってスムースなリジューム走行が可能
となり、運転フィーリングが向上する。
【0019】また前記所定期間は、タイマ手段によって
設定される期間であることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、タイマ手段によって設定
される期間、加速度制御の場合には加速度値が、また速
度制御の場合には速度増加率が抑えられるので、スムー
スなリジューム走行が可能となる。
【0021】さらに本発明は、前記所定期間は、前記リ
ジューム走行開始時のリジューム初期制御終了後から開
始される期間であることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、リジューム初期制御後の
所定期間の間、加速度制御の場合には加速度値が、また
速度制御の場合には速度の増加率が抑えられるので、リ
ジューム走行の開始時における速度低下を抑えながらス
ムースなリジューム走行が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してさらに
説明する。図1は、本発明に従う車両用定速走行装置の
一実施形態を簡略的に示すブロック図である。
【0024】図1において、図示の定速走行装置は、内
燃機関の吸気管により規定される吸気流路に配設された
スロットル弁2を回動させるためのアクチュエータ4
と、このアクチュエータ4を制御するためのクルーズ制
御手段6とを備えている。図示のアクチュエータ4は、
モータ8とこのモータ8の回転駆動力を選択的にスロッ
トル弁2に伝達するためのクラッチ手段10とを含んで
いる。モータ8はDCモータ、ステッピングモータなど
から構成される。また、クラッチ手段10は、係合爪
と、この係合爪が係脱自在に係合する係合凹部とを有す
る電磁クラッチから構成される。クラッチ手段10が付
勢されると、モータ8とスロットル弁2とが駆動連結さ
れる。このような連結状態において、モータ8がたとえ
ば正転(または逆転)すると、クラッチ手段10を介し
てスロットル弁2が吸気流路を開放する開方向(または
吸気流路を閉塞する閉方向)に作動され、このようにし
てスロットル弁2の開度が制御される。
【0025】クルーズ制御手段6は、たとえばクルーズ
用のマイクロプロセッサから構成され、この実施形態で
は、速度演算手段12、加速度演算手段14およびタイ
マ手段16を含んでおり、この速度演算手段12および
加速演算手段14に関連して車速センサ18が設けられ
ている。車速センサ18は、車両の走行速度を検出し、
検出した検出信号は速度演算手段12に送給される。速
度演算手段12は、フィルタ手段(図示せず)を含み、
車速センサ18からの検出信号をフィルタ処理した後所
要のとおりに演算処理して車両の走行速度を求める。加
速度演算手段14は、速度演算手段12によって求めた
演算走行速度を所要のとおりに演算処理して車両の加速
度を求める。また、タイマ手段16は、リジューム走行
が開始された時点から所定時間を計時する。
【0026】クルーズ制御手段6は、さらに、第1〜第
4メモリ18,20,22,23を含んでいる。この実
施形態では、後に詳述する如く、リジューム走行中、ク
ルーズ制御手段6は車両の走行加速度を基準としてアク
チュエータ4を作動制御する。すなわち、クルーズ制御
手段6は、車両の走行加速度が一定となるようにアクチ
ュエータ4を加速度制御し、第1メモリ18には、加速
度制御するときの第1の目標加速度値が、また第2メモ
リ20には、加速度制御するときの第2の目標加速度値
が記憶されている。第1の目標加速度値は、リジューム
走行時のリジューム目標加速度であり、たとえば2.0
km/h/sに設定される。また、第2の目標加速度値
は、この第1の目標加速度値よりも小さい値であり、た
とえば1.0km/h/sに設定される。第1および第
2の目標加速度値は、運転フィーリングに応じて車両毎
に適宜設定され、第1の目標加速度値にあっては2.0
〜2.5km/h/sの範囲に、また第2の目標加速度
値にあっては0.8〜1.1km/h/sの範囲に設定
することによって、スムースなリジューム走行が可能と
なる。なお、この実施形態では、第2メモリ20に記憶
された第2の目標加速度値は、後述するタップアップモ
ード制御におけるタップアップ目標加速度値としても利
用される。第3メモリ22には、タイマ手段16が計時
する時間、たとえば0.6秒が記憶される。この第3メ
モリ22に記憶される時間は、リジューム走行開始時に
目標加速度が第2の目標加速度値となるように制御する
期間であり、この期間は0.4〜0.8秒の範囲に設定
することができる。また、第4メモリ23には、定速走
行の際に設定される走行速度が記憶される。
【0027】クルーズ制御手段6に関連して、図2に示
すコントロール機構24が設けられている。このコント
ロール機構24は、車両の運転ハンドル26の近傍に設
けられ、図2において上下方向に旋回動されるコントロ
ールレバー28と、コントロールレバー28の先端に設
けられた押圧スイッチ30とを備えている。図1をも参
照して、このコントロール機構24は、クルーズ設定手
段36、リジューム設定手段38、アクセル手段39、
コースト手段41およびクルーズ解除手段40として機
能する。非定速走行状態においてコントロールレバー2
8を矢印34で示す方向(図2において下方)に旋回す
ると、コントロール機構24はクルーズ信号を生成し、
クルーズ設定手段36として機能する。クルーズ信号が
クルーズ制御手段6に送給されると、車速センサ18か
らの走行速度が設定速度として第4メモリ23に記憶さ
れ、コントロールレバー28操作後この第4メモリ23
に記憶された速度でもって定速走行が開始される。非定
速走行状態においてコントロールレバー28を矢印32
で示す方向(図2において上方)に旋回させると、コン
トロール機構24はリジューム信号を生成し、リジュー
ム設定手段38として機能する。リジューム信号がクル
ーズ制御手段6に送給されると、解除前の定速走行に復
帰するリジューム走行が遂行され、後述する如く遂行さ
れるリジューム走行によって車両の走行速度が解除前の
設定走行速度になった後定速走行(解除前に設定された
走行速度)に移行する。
【0028】コントロールレバー28を矢印32で示す
方向に比較的長い期間、たとえば0.6秒以上旋回させ
ると、旋回している間コントロール機構24はアクセル
信号を生成し、アクセル手段39として機能する。アク
セル信号がクルーズ制御手段6に送給されると、クルー
ズ制御手段6はスロットル弁2を開放する方向にアクチ
ュエータ4を作動し、これによって車両の加速走行が行
われる。また、コントロールレバー28を矢印34で示
す方向に比較的長い期間、たとえば0.6秒以上旋回さ
せると、旋回している間コントロール機構24はコース
ト信号を生成し、コースト手段41として機能する。コ
ースト信号がクルーズ制御手段6に送給されると、クル
ーズ制御手段6はスロットル弁2を閉じる方向にアクチ
ュエータ4を作動し、これによって車両の減速走行が行
われる。さらに押圧スイッチ30を押圧するとコントロ
ール機構24はクルーズ解除信号を生成し、クルーズ解
除手段40として機能する。クルーズ解除信号がクルー
ズ制御手段6に送給されると、アクチュエータ4の作動
が停止され(モータ8およびクラッチ手段10への電流
の供給が停止する)、アクチュエータ4によってスロッ
トル弁2が回動されることはない。
【0029】この実施形態では、定速走行中におけるコ
ントロール機構24の次の操作によって、タップアップ
モード制御およびタップダウンモード制御を行うことが
できる。すなわち、定速走行中にコントロールレバー2
8を矢印32で示す方向に比較的短い期間、たとえば
0.6秒より短い期間旋回させると、コントロール機構
24はタップアップ信号を生成する。このタップアップ
信号がクルーズ制御手段6に送給されると、クルーズ制
御手段6はアクチュエータ4をタップアップモード制御
する。すなわち、クルーズ制御手段6は、定速走行運転
時において車両の走行速度がたとえば1.6km/h上
昇するようにアクチュエータ4を作動させ、設定走行速
度よりも1.6km/h大きい速度が新たな設定走行速
度として第4メモリ23に記憶される。タップアップモ
ード制御においては、クルーズ制御手段6はリジューム
走行時と同様に加速度制御を行い、このときの目標加速
度として第2メモリ20に記憶された第2の目標加速度
値がタップアップ目標加速度として用いられ、タップア
ップモード制御中、走行加速度が上記第2の目標加速度
値となるようにアクチュエータ4を作動制御する。
【0030】また、定速走行中にコントロールレバー2
8を矢印34で示す方向に比較的短い期間、たとえば
0.6秒より短い期間旋回させると、コントロール機構
24はタップダウン信号を生成する。このタップダウン
信号がクルーズ制御手段6に送給されると、クルーズ制
御手段6はアクチュエータ4をタップダウンモード制御
する。すなわち、クルーズ制御手段6は、定速走行運転
時において車両の走行速度がたとえば1.6km/h低
下するようにアクチュエータ4を作動させ、設定走行速
度よりも1.6km/h小さい速度が新たな設定走行速
度として第4メモリ23に記憶される。タップダウンモ
ード制御においても、クルーズ制御手段6は加速度制御
を行い、所定の減速加速度値となるようにアクチュエー
タ4を作動制御する。
【0031】クルーズ制御手段6に関連して、さらに、
クルーズメインスイッチ42およびブレーキスイッチ4
4が設けられている。クルーズメインスイッチ42は、
図2に示すコントロール機構24とは別個に設けられ
る。このクルーズメインスイッチ42をオン(閉)にす
ると、メイン作動信号がクルーズ制御手段6に送給さ
れ、これによって、クルーズ制御手段6が制御可能状態
となり、定速走行装置による定速走行が許容される状態
となる。そして、かかる状態においてコントロールレバ
ー28を矢印34で示す方向に操作すると、クルーズ制
御手段6による定速走行が開始される。なお、クルーズ
メインスイッチ42がオフ(開)のときにはクルーズ制
御手段6が作動されることはなく、したがってこのよう
な状態のときにコントロールレバー28を操作したとし
てもアクチュエータ4(モータ8およびクラッチ手段1
0)が作動されることはない。また、ブレーキスイッチ
44は、車両のブレーキペダル(図示せず)に関連して
設けられ、ブレーキペダルを踏込むとオン(閉)となっ
てブレーキ信号を生成する。このブレーキ信号はクルー
ズ制御手段6に送給され、クルーズ制御手段6はブレー
キ信号に基づいてクルーズ解除信号を生成し、このクル
ーズ解除信号によってクルーズ制御手段6による定速走
行が解除される。
【0032】次に、図1とともに図3を参照して、クル
ーズ制御手段6によるリジューム走行時の制御について
説明する。なお、図3に示す制御は、所定時間間隔毎、
たとえば50ms毎に行われる。
【0033】定速走行解除状態において(このときに
は、クルーズメインスイッチ42はオンに保持され、ク
ルーズ制御手段6は定速走行許容状態に保たれてい
る)、コントロールレバー28を矢印32で示す方向に
旋回させると、コントロール機構24はリジューム信号
を生成し、このリジューム信号がクルーズ制御手段6に
送給され、これによってクルーズ制御手段6はリジュー
ムモードとなってアクチュエータ4を作動制御する。
【0034】このようにリジュームモードになると、ス
テップS1からステップS2に進み、タイマ手段16の
カウントアップが行われ、ステップS3にて、このタイ
マ手段16が所定時間、たとえば0.6秒カウントした
か否か判断される。タイマ手段16が所定時間をカウン
トするまでは、ステップS3からステップS4に進み、
クルーズ制御手段6によるタップアップ加速度制御(タ
ップアップ目標加速度を目標とする加速度制御)が行わ
れる。このタップアップ加速度制御では、クルーズ制御
手段6は、車両の走行加速度、すなわち加速度演算手段
14によって求められる演算加速度が第2の目標加速度
値(第2メモリ20に記憶されている)となるようにア
クチュエータ4を作動制御する。第2の目標加速度値
は、リジューム走行時の第1の目標加速度値よりも小さ
いので、リジューム走行開始時に車両の加速度が急激に
上昇するのが抑えられ、急加速による運転フィーリング
の悪化が防止される。なお、この所定期間の第2の目標
加速度値としてタップアップ加速度値を用いることに代
えて、専用の目標加速度値を設定することもできるが、
このようにタップアップ目標加速度値を用いることによ
ってこの期間の加速度制御を簡単にすることができる。
【0035】一方、タイマ手段16が上記所定時間をカ
ウントすると、ステップS3からステップS5に進み、
タイマ手段16がリセットされる。さらに、ステップS
6に移り、クルーズ制御手段6によるリジューム加速度
制御(リジューム目標加速度を目標とする加速度制御)
が行われる。このリジューム加速度制御では、クルーズ
制御手段6は、車両の走行加速度、すなわち加速度演算
手段14によって求められる演算加速度が第1の目標加
速度値(第1メモリ18に記憶されている)となるよう
にアクチュエータ4を作動制御する。第1の目標加速度
値は、第2の目標加速度値よりも大きいので、上記所定
期間経過後は車両の加速度がさらに大きくなることが許
容され、したがってリジューム走行の期間を短縮するこ
とができる。
【0036】そして、このようなリジューム走行が遂行
されて車両の走行速度、すなわち速度演算手段12によ
って求められる演算走行速度が設定走行速度(第3メモ
リ22に記憶されている)に到達すると、上述したリジ
ューム走行が終了して設定された走行速度による定速走
行に移行する。
【0037】上述した実施形態では、リジューム走行開
始時にタイマ手段16で設定される所定期間の間、クル
ーズ制御手段6は、車両の目標走行加速度が第1の目標
加速度値(リジューム目標加速度値)よりも小さい第2
の目標加速度値(タップアップ目標加速度値)になるよ
うにアクチュエータ4を制御するので、急激な加速度の
上昇が抑えられ、これによってリジューム開始時の運転
フィーリングの悪化が改善される。
【0038】図3に示すリジューム制御では、上記所定
期間の終了をタイマ手段16を利用して判断している
が、これに代えて、車両の走行加速度、この実施形態で
は加速度演算手段14によって求められる演算加速度が
特定加速度値に到達した時点を上記所定期間の終了と判
断することもできる。かかる場合には、容易に理解され
る如く、図1の定速走行装置におけるタイマ手段16を
省略することができ、また第3メモリ22には、上記特
定加速度値、たとえば0km/h/sが記憶され、その
他の構成は図1および図2に示すとおりでよい。なお、
スムースなリジューム走行を行うためには、特定加速度
値として−0.5〜0km/h/sの範囲に設定するの
がよい。
【0039】特定加速度値を用いたリジューム走行の制
御は、たとえば、図4に示すフローチャートに従って所
定時間毎に行うことができる。図4を参照して、定速走
行解除状態においてコントロールレバー28を矢印32
で示す方向に旋回させると、コントロール機構24から
のリジューム信号がクルーズ制御手段6に送給され、こ
れによってクルーズ制御手段6はリジュームモードとな
ってアクチュエータ4を作動制御する。
【0040】このようにリジュームモードになると、ス
テップS11からステップS12に進み、加速度演算手
段14により求められた演算加速度が特定加速度値以上
か否か判断される。上記演算加速度値が特定加速度値よ
り小さいときにはステップS13に進み、クルーズ制御
手段6によるタップアップ加速度制御、すなわち第2の
目標加速度値(タップアップ目標加速度値)を目標加速
度とする加速度制御が行われる。一方、演算加速度が上
記特定加速度値以上になると、ステップS12からステ
ップS14に進み、クルーズ制御手段6によるリジュー
ム加速度制御、すなわち第1の目標加速度値(リジュー
ム目標加速度値)を目標加速度とする加速度制御が行わ
れる。
【0041】この実施形態でも、リジューム走行開始時
に特定加速度値に到達するまでの所定期間の間、クルー
ズ制御手段6は、車両の目標走行加速度が第1の目標加
速度値よりも小さい第2の目標加速度値になるようにア
クチュエータ4を制御するので、上述したと同様に、急
激な加速度の上昇が抑えられ、リジューム開始時の運転
フィーリングの悪化が改善される。
【0042】図1〜図3に示す実施形態では、リジュー
ム走行開始後直ちにリジューム走行が行われ、このこと
に関連してタイマ手段16も直ちにカウントアップされ
るが、これに代えて、クルーズ制御手段6によるリジュ
ーム初期制御を設け、このリジューム初期制御終了後に
タイマ手段が作動されるように構成することができる。
この場合には、たとえば、タイマ手段16として減算タ
イマが用いられ、また第3メモリ22には、減算する所
定時間、たとえば0.6秒が記憶され、その他の構成は
図1および図2に示す構成と実質上同一でよい。
【0043】リジューム初期制御を設けたリジューム走
行の制御は、たとえば、図5に示すフローチャートに従
って所定時間毎に行うことができる。図5において、定
速走行解除状態においてコントロールレバー28を矢印
32で示す方向に旋回させると、コントロール機構24
からのリジューム信号がクルーズ制御手段6に送給さ
れ、これによってクルーズ制御手段6はリジュームモー
ドとなってアクチュエータ4を作動制御する。
【0044】このようにリジュームモードになると、ス
テップS21からステップS22に進み、リジューム走
行開始初期に、クルーズ制御手段6はアクチュエータ8
をリジューム初期制御し、このリジューム初期制御が終
了したか否かが判断される。リジューム初期制御とは、
リジューム走行開始時に所定の範囲に渡ってアクチュエ
ータ4、特にモータ8の動作速度を通常よりも速くする
制御であり、この制御を行うことによって、リジューム
走行開始時のアンダーシュート(車両の走行速度が一時
的に低下する現象をいう)の発生を抑え、運転フィーリ
ングの向上を図ることができる。
【0045】リジューム初期制御中はステップS22か
らステップS23に進み、タイマ手段16がセットさ
れ、このタイマ手段16の減算が行われることはない。
その後、ステップS24に進み、クルーズ制御手段6に
よるタップアップ加速度制御、すなわち第2の目標加速
度値(タップアップ目標加速度値)を目標加速度とする
加速度制御が行われる。
【0046】そして、上述したリジューム初期制御が終
了すると、ステップS22からステップS25に進み、
これによって、タイマ手段16による減算が開始され、
これによって上記所定時間の計時が開始される。ステッ
プS25では、タイマ手段16のタイマ値が零(ゼロ)
であるか否かが判断され、このタイマ値が零でない、す
なわちリジューム初期制御後上記所定時間が経過してい
ないときには、ステップS26に進み、ステップS26
にてタイマ手段16の減算が行われ、さらにステップS
24に移り、クルーズ制御手段6によるタップアップ加
速度制御が行われる。
【0047】一方、リジューム初期制御終了後タイマ手
段16のタイマ値が零になると、ステップS25からス
テップS27に進み、クルーズ制御手段6によるリジュ
ーム加速度制御、すなわち第1の目標加速度値(リジュ
ーム目標加速度値)を目標加速度とする加速度制御が行
われる。
【0048】この実施形態でも、リジューム走行開始時
のリジューム初期制御終了後の所定期間の間、クルーズ
制御手段6は、車両の目標走行加速度が第1の目標加速
度値よりも小さい第2の目標加速度値になるようにアク
チュエータ4を制御するので、上述したと同様に、急激
な加速度の上昇が抑えられ、リジューム開始時の運転フ
ィーリングの悪化が改善される。また、この実施形態で
は、リジューム初期制御のときにもクルーズ制御手段6
は上記第2の目標加速度値を目標加速度とする加速度制
御するので、急激な加速度の上昇が防止される。なお、
このようなリジューム初期制御は、図4に示すリジュー
ム制御にも同様に適用することができる。
【0049】以上、本発明に従う定速走行装置の実施形
態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変形、修正が可能である。
【0050】たとえば、図示の実施形態では、リジュー
ム走行時、クルーズ制御手段6は車両の走行加速度が目
標加速度となるように、走行加速度を基準にしてアクチ
ュエータ4を作動制御しているが、これに代えて、車両
の走行速度増加率が目標速度増加率となるように、車両
の目標走行速度と走行速度との偏差を基準にしてアクチ
ュエータ4を作動制御することもできる。リジューム走
行時の速度制御においては、目標車速VT(目標走行速
度)は、 VT(目標車速)=VT(前の演算車速)+速度増加率
値(リジューム目標速度増加率、タップアップ目標速度
増加率) で求められる。
【0051】車両の目標走行速度と走行速度との偏差を
基準に制御する場合には、たとえば、次のとおりに構成
できる。すなわち、第1メモリ18にはリジューム目標
速度増加率値である第1の目標速度増加率値が記憶さ
れ、第2メモリ20には、タップアップ目標速度増加率
値である第2の目標速度増加率値が記憶される。このと
き、第1の目標速度増加率値(リジューム目標速度増加
率値)は第2の目標速度増加率値(タップアップ目標速
度増加率値)よりも大きく設定される。なお、第2の目
標速度増加率値は、タップアップ目標速度増加率値に代
えて、それ専用の目標速度増加率値を設定するようにし
てもよい。
【0052】リジューム走行時の制御では、クルーズ制
御手段6は、リジューム走行開始時から所定期間の間車
両の目標速度増加率が第2の目標速度増加率値となるよ
うに、また上記所定期間の経過後車両の目標速度増加率
が第1の目標速度増加率値となるようにアクチュエータ
4を作動制御する。このようにアクチュエータ4を制御
することによって、上述したと同様に、リジューム走行
開始時の急加速の発生を防止して運転フィーリングを向
上させることができる。なお、所定期間の終了時点は、
タイマ手段を利用して判断してもよく、また車両の演算
速度増加率が特定速度増加率に達した時点で判断しても
よい。また、このような所定期間の始期をリジューム初
期制御終了時点としてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1の車両用定速走行装置
によれば、リジューム走行中、クルーズ制御手段は車両
の走行加速度を基準にしてアクチュエータを作動制御
し、この走行加速度としてリジューム目標加速度である
第1の目標加速度値とこの第1の目標加速度値よりも小
さい第2の目標加速度値が設定されている。そして、リ
ジューム走行開始時の所定期間の間は、クルーズ制御手
段は、車両の目標加速度が第2の目標加速度値となるよ
うにアクチュエータを作動するので、リジューム走行開
始時に車両の加速度が急激に上昇することが防止され、
リジューム走行開始時の運転フィーリングの悪化が解消
される。
【0054】また本発明の請求項2の車両用定速走行装
置によれば、リジューム走行開始時の第2の目標加速度
値はタップアップモード制御におけるタップアップ目標
加速度であるので、第2の目標加速度値として専用の目
標加速度値を設定する必要がなく、定速走行装置の制御
を容易にかつ簡単にすることができる。
【0055】また本発明の請求項3の車両用定速走行装
置によれば、車両の演算加速度が特定加速度に達するま
でクルーズ制御手段は第2の目標加速度値を目標として
制御するので、車両の加速度がある程度上昇した時点で
目標加速度が第2の目標加速度値から第1の目標加速度
値へ移行し、これによってスムースなリジューム走行が
可能となり、運転フィーリングが向上する。
【0056】また本発明の請求項4の車両用定速走行装
置によれば、リジューム走行中、クルーズ制御手段は車
両の目標走行速度と走行速度との偏差を基準にしてアク
チュエータを作動制御し、この目標走行速度の増加率と
してリジューム目標速度増加率である第1の目標速度増
加率値とこの第1の目標速度増加率値よりも小さい第2
の目標速度増加率値が設定されている。そして、リジュ
ーム走行開始時の所定期間の間は、クルーズ制御手段
は、車両の目標速度増加率が第2の目標速度増加率値と
なるようにアクチュエータを作動するので、リジューム
走行開始時に車両の速度の増加率が急激に上昇すること
が防止され、リジューム走行開始時の運転フィーリング
の悪化が解消される。
【0057】また本発明の請求項5の定速走行装置によ
れば、リジューム走行開始時の第2の目標速度増加率値
はタップアップモード制御におけるタップアップ目標速
度増加率値であるので、第2の目標速度増加率値として
専用の値を設定する必要がなく、定速走行装置の制御を
容易にかつ簡単にすることができる。
【0058】また本発明の請求項6の車両用定速走行装
置によれば、車両の演算速度増加率が特定速度増加率に
達するまでクルーズ制御手段は第2の目標速度増加率値
を目標として制御するので、車両の速度の増加率がある
程度上昇した時点で目標速度増加率が第2の目標速度増
加率値から第1の目標速度増加率値へ移行し、これによ
ってスムースなリジューム走行が可能となり、運転フィ
ーリングが向上する。
【0059】また本発明の請求項7の車両用定速走行装
置によれば、タイマ手段によって設定される期間、加速
度制御の場合には加速度値が、また速度制御の場合には
速度増加率が抑えられるので、スムースなリジューム走
行が可能となる。
【0060】さらに本発明の請求項8の車両用定速走行
装置によれば、リジューム初期制御後の所定期間の間、
加速度制御の場合には加速度値が、また速度制御の場合
には速度の増加率が抑えられるので、リジューム走行の
開始時における速度低下を抑えながらスムースなリジュ
ーム走行が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う車両用定速走行装置の一実施形態
を簡略的に示すブロック図である。
【図2】図1の定速走行装置を制御するコントロール機
構を示す簡略図である。
【図3】クルーズ制御手段によるリジューム走行制御の
一例を示すフローチャートである。
【図4】クルーズ制御手段によるリジューム走行制御の
他の例を示すフローチャートである。
【図5】クルーズ制御手段によるリジューム走行制御の
さらに他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】 2 スロットル弁 4 アクチュエータ 6 クルーズ制御手段 12 速度演算手段 14 加速度演算手段 16 タイマ手段 24 コントロール機構 36 クルーズ設定手段 38 リジューム設定手段 40 リジューム解除手段 42 クルーズメインスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行速度を一定に設定するための
    クルーズ設定手段と、定速走行を解除した後再び解除前
    の定速走行を設定するためのリジューム設定手段と、定
    速走行およびリジューム走行中にスロットル弁の開度を
    制御するためのアクチュエータと、前記アクチュエータ
    の作動を制御するためのクルーズ制御手段とを備えた車
    両用定速走行装置において、 前記リジューム走行中、前記クルーズ制御手段は、車両
    の走行加速度を基準にして前記アクチュエータを作動制
    御し、 前記リジューム走行中の走行加速度として、リジューム
    走行時のリジューム目標加速度である第1の目標加速度
    値と、前記第1の目標加速度値よりも小さい第2の目標
    加速度値とが設定されており、 前記リジューム制御手段は、リジューム走行開始時から
    所定期間の間車両の加速度が前記第2の目標加速度値と
    なるように前記アクチュエータを作動制御し、また前記
    所定期間経過後車両の加速度が前記第1の目標加速度と
    なるように前記アクチュエータを作動制御することを特
    徴とする車両用定速走行装置。
  2. 【請求項2】 前記クルーズ制御手段は、定速走行中に
    おいて車両の走行速度を所定速度増大するタップアップ
    モード制御が可能であり、前記第2の目標加速度値は、
    前記タップアップモード制御におけるタップアップ目標
    加速度であることを特徴とする請求項1記載の車両用定
    速走行装置。
  3. 【請求項3】 前記所定期間は、リジューム走行の開始
    後に車両の演算加速度が特定加速度値に達するまでの期
    間であることを特徴とする請求項1または2記載の車両
    用定速走行装置。
  4. 【請求項4】 車両の走行速度を一定に設定するための
    クルーズ設定手段と、定速走行を解除した後再び解除前
    の定速走行を設定するためのリジューム設定手段と、定
    速走行およびリジューム走行中にスロットル弁の開度を
    制御するためのアクチュエータと、前記アクチュエータ
    の作動を制御するためのクルーズ制御手段とを備えた車
    両用定速走行装置において、 前記リジューム走行中、前記クルーズ制御手段は、車両
    の目標走行速度と走行速度との偏差を基準にして前記ア
    クチュエータを作動制御し、 前記リジューム走行中の目標走行速度の増加率として、
    リジューム走行時のリジューム目標速度増加率である第
    1の目標速度増加率値と、前記第1の目標速度増加率値
    よりも小さい第2の目標速度増加率値とが設定されてお
    り、 前記リジューム制御手段は、リジューム走行開始時から
    所定期間の間車両の目標速度増加率が前記第2の目標速
    度増加率値となるように前記アクチュエータを作動制御
    し、また前記所定期間経過後車両の目標速度増加率が前
    記第1の目標速度増加率値となるように前記アクチュエ
    ータを作動制御することを特徴とする車両用定速走行装
    置。
  5. 【請求項5】 前記クルーズ制御手段は、定速走行中に
    おいて車両の走行速度を所定速度増大するタップアップ
    モード制御が可能であり、前記第2の目標速度増加率値
    は、前記タップアップモード制御にけるタップアップ目
    標速度増加率値であることを特徴とする請求項4記載の
    車両用定速走行装置。
  6. 【請求項6】 前記所定期間は、リジューム走行の開始
    後に車両の演算速度増加率が特定速度増加率値に達する
    までの期間であることを特徴とする請求項4または5記
    載の車両用定速走行装置。
  7. 【請求項7】 前記所定期間は、タイマ手段によって設
    定される期間であることを特徴とする請求項1、2、4
    および5のいずれかに記載の車両用定速走行装置。
  8. 【請求項8】 前記所定期間は、前記リジューム走行開
    始時のリジューム初期制御終了後から開始される期間で
    あることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
    車両用定速走行装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20100250087A1 (en) * 2009-03-27 2010-09-30 Ingo-Gerd Sauter Resume speed adaptation

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