JPH1111117A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH1111117A JPH1111117A JP9183074A JP18307497A JPH1111117A JP H1111117 A JPH1111117 A JP H1111117A JP 9183074 A JP9183074 A JP 9183074A JP 18307497 A JP18307497 A JP 18307497A JP H1111117 A JPH1111117 A JP H1111117A
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- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/062—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
- D07B1/0633—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration having a multiple-layer configuration
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- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
るレイヤー線33bの疲労破壊を効果的に抑制することで
ビード部耐久性を向上させる。 【解決手段】 タイヤを走行させると、ビードコア12
には捻りが繰り返し発生して各レイヤー層32のレイヤー
線33が半径方向に変形するが、1、2番目レイヤー層32
a、bのレイヤー線33a、bの巻き方向を同一とすれ
ば、これら両レイヤー層32a、bのレイヤー線33a、b
は同一半径方向に変形するため擦れ合うことはなく、2
番目レイヤー層32bのレイヤー線33bが擦れ合う相手は
3番目レイヤー層32cのレイヤー線33cだけとなる。
Description
イヤー層を3層以上積層して形成したビードコアを有す
る空気入りタイヤに関する。
入りタイヤ、例えば航空機用空気入りタイヤにおいて
は、走行時にビード部に大きな応力が作用するため、該
ビード部にはこのような大きな応力に耐えうるビードコ
アを設置しなければならない。
ードコアとしては、例えば特開昭53ー51804号公
報に記載されているようなビードコア 1、即ち、図7に
示すような1本の太径芯線 2の周囲に、細径レイヤー線
3を略螺旋状に巻き付けることで構成したレイヤー層 4
を複数層積層して形成した、いわゆるケービルビードと
呼ばれるビードコアが知られており、このようなビード
コア 1においてはレイヤー層 4のレイヤー線 3の巻き方
向は1層毎に逆方向、例えば、あるレイヤー層のレイヤ
ー線がZ撚りであると、このレイヤー層に隣接する両側
(内、外側)のレイヤー層のレイヤー線はS撚りとなっ
ていた。
うな従来のビードコア 1を設けた空気入りタイヤは、長
期間使用すると、最外側から2番目のレイヤー層 4にお
けるレイヤー線 3に疲労破壊が発生してビード部耐久性
が低下してしまうという問題点がある。その理由は以下
の通りである。即ち、前述のような空気入りタイヤが重
荷重を受けながら走行すると、ビードコア 1に大きな外
力が作用して左、右回転の捻りが繰り返し発生する。こ
こで、ビードコア 1に右回転(時計回り)の捻りが作用
すると、レイヤー線 3の巻き方向がZ撚りであるレイヤ
ー層4zにおいてはレイヤー線3zが開く方向(半径方向外
方)に、レイヤー線 3の巻き方向がS撚りであるレイヤ
ー層4sにおいてはレイヤー線3sが閉じる方向(半径方向
内方)に変形し、一方、ビードコア 1に左回転(反時計
回り)の捻りが作用すると、Z撚りであるレイヤー層4z
においてはレイヤー線3zが前述とは逆に閉じる方向(半
径方向内方)方向に、S撚りであるレイヤー層4sにおい
てレイヤー線3sが開く方向(半径方向外方)に変形する
ため、前述の如くあるレイヤー層(最外側から2番目の
レイヤー層)のレイヤー線がZ撚りで、このZ撚りレイ
ヤー層に隣接する両側のレイヤー層(最外側から1、3
番目のレイヤー層)のレイヤー線がS撚りであると、ビ
ードコアに右回転の捻りが作用したときには、半径方向
外方に変形するZ撚りレイヤー層(2番目レイヤー層)
4zのレイヤー線3zと、半径方向内方に変形する外側のS
撚りレイヤー層(1番目レイヤー層)4sのレイヤー線3s
とが直接接触して擦れ合い、一方、ビードコアに左回転
の捻りが作用したときには、半径方向内方に変形するZ
撚りレイヤー層(2番目レイヤー層94zのレイヤー線3z
と、半径方向外方に変形する内側のS撚りレイヤー層
(3番目レイヤー層)4sのレイヤー線3sとが直接接触し
て擦れ合う。そして、前述のような変形は外側のレイヤ
ー層ほど大きくなるため、前述のようにZ撚りレイヤー
層が最外側から2番目のレイヤー層であるとき、この2
番目レイヤー層のレイヤー線には最外側のレイヤー層の
レイヤー線からレイヤー層中で最大の擦過力が、また、
最外側から3番目のレイヤー層のレイヤー線からは次に
大きな擦過力が付与され、これにより、該2番目のレイ
ヤー層におけるレイヤー線の内部に大きな繰り返し応力
が発生して疲労破壊が発生してしまうのである。なお、
最外側レイヤー層のレイヤー線は、半径方向外側に変形
したときに擦れ合うレイヤー線が存在しないため、疲労
破壊することはあまりないのである。
層におけるレイヤー線の疲労破壊を効果的に抑制するこ
とでビード部耐久性を向上させることができる空気入り
タイヤを提供することを目的とする。
に、1本の太径芯線の周囲に、細径レイヤー線を略螺旋
状に巻き付けることで構成したレイヤー層を3層以上積
層して形成するとともに、これらレイヤー層におけるレ
イヤー線の巻き方向を1層毎に逆方向としたビードコア
をビード部に有する空気入りタイヤにおいて、最外側お
よび最外側から2番目のレイヤー層におけるレイヤー線
の巻き方向を同一方向とした空気入りタイヤにより、第
2に、1本の太径芯線の周囲に、細径レイヤー線を略螺
旋状に巻き付けることで構成したレイヤー層を3層以上
積層して形成するとともに、これらレイヤー層における
レイヤー線の巻き方向を1層毎に逆方向としたビードコ
アをビード部に有する空気入りタイヤにおいて、最外側
から2番目および3番目のレイヤー層におけるレイヤー
線の巻き方向を同一方向とした空気入りタイヤにより、
第3に、1本の太径芯線の周囲に、細径レイヤー線を略
螺旋状に巻き付けることで構成したレイヤー層を3層以
上積層して形成したビードコアをビード部に有する空気
入りタイヤにおいて、最内側のレイヤー層より外側の全
レイヤー層におけるレイヤー線の巻き方向を同一方向と
するとともに、最内側のレイヤー層におけるレイヤー線
の巻き方向を前述と逆方向とした空気入りタイヤによ
り、第4に、1本の太径芯線の周囲に、細径レイヤー線
を略螺旋状に巻き付けることで構成したレイヤー層を3
層以上積層して形成したビードコアをビード部に有する
空気入りタイヤにおいて、最外側のレイヤー層より内側
の全レイヤー層におけるレイヤー線の巻き方向を同一方
向とするとともに、最外側のレイヤー層におけるレイヤ
ー線の巻き方向を前述と逆方向とした空気入りタイヤに
より、達成することができる。
び最外側から2番目のレイヤー層におけるレイヤー線の
巻き方向を同一方向とすれば、ビードコアに左、右回転
の捻りが繰り返し発生しても、これら捻りによる両レイ
ヤー層のレイヤー線の変形方向が同一方向であるため、
これら両レイヤー層のレイヤー線同士が直接接触して擦
れ合うことはなく、この結果、2番目レイヤー層のレイ
ヤー線は3番目レイヤー層のレイヤー線に擦れ合うだけ
となって該レイヤー線の疲労破壊が効果的に抑制される
のである。また、請求項2に記載の発明のように最外側
から2番目および3番目のレイヤー層におけるレイヤー
線の巻き方向を同一方向とした場合には、前述と同様に
これら両レイヤー層のレイヤー線同士が直接接触して擦
れ合うことがなくなる。この結果、2番目レイヤー層の
レイヤー線は最外側レイヤー層のレイヤー線に擦れ合う
だけとなって該レイヤー線の疲労破壊が効果的に抑制さ
れるのである。さらに、請求項3に記載の発明の場合に
は、最外側および最外側から2、3番目のレイヤー層に
おけるレイヤー線の巻き方向が同一方向となっているの
で、2番目レイヤー層のレイヤー線が最外側および3番
目レイヤー層のレイヤー線に擦れ合うことはなく、この
結果、該レイヤー線の疲労破壊がさらに効果的に抑制さ
れるのである。なお、請求項4に記載の発明の場合も、
最外側から2番目および3番目のレイヤー層におけるレ
イヤー線の巻き方向が同一方向となっているので、請求
項2に記載の発明と同様に作用する。
図面に基づいて説明する。図1において、11は航空機に
装着される空気入りラジアルタイヤであり、このタイヤ
11は断面円形のビードコア12がそれぞれ埋設された一対
のビード部13と、これらビード部13からそれぞれほぼ半
径方向外側に向かって延びるサイドウォール部14と、こ
れらサイドウォール部14の半径方向外端同士を連ねる略
円筒状のトレッド部15とを有する。また、このタイヤ11
は一方のビード部13から他方のビード部に亘って延びる
トロイダル状をしたカーカス層21によって補強されてお
り、このカーカス層21は互いに重なり合わされた複数枚
のカーカスプライ22から構成されている。これらのカー
カスプライ22のうち大部分のプライは幅方向両端部が前
記ビードコア12の回りに軸方向内側から軸方向外側に向
かって折り返されたターンアッププライとなっており、
また、外層側に位置する一部のカーカスプライ22は折り
返し部の外側に沿ってビードコア12まで延びるダウンプ
ライとなっている。そして、各カーカスプライ22内には
タイヤ赤道面Eに実質上直交する(ラジアル方向に延び
る)多数本のテキスタイル等からなるコードが埋設され
ている。前記カーカス層21の半径方向外側にはトレッド
ゴム23が配置され、このトレッドゴム23の外表面には複
数本の主溝24およびこれら主溝24に交差する複数本の図
示していない横溝が形成されている。前記カーカス層21
とトレッドゴム23との間にはベルト層25が配置され、こ
のベルト層25は互いに重なり合わされた複数枚のベルト
プライ26から構成されている。これらベルトプライ26内
にはテキスタイル等からなりタイヤ赤道面Eに対して傾
斜した多数本のコード、あるいは螺旋状に巻き付けられ
タイヤ赤道面Eに実質状平行に延びるコードが埋設され
ている。
1本のリング状をした太径の芯線31を有し、この芯線31
は裸(ゴム被覆されていない)のスチール単線からな
る。32は芯線31の周囲に積層された3層以上、ここでは
4層のレイヤー層であり、各レイヤー層32は芯線31より
細径であるレイヤー線33を該芯線31の周囲に略螺旋状に
多数回最密状態で巻き付けることで構成しているが、こ
れらレイヤー層32のレイヤー線33も前記芯線31と同様に
裸のスチール単線から構成されている。そして、各レイ
ヤー層32を構成するレイヤー線33の巻き方向は基本的に
は1層毎に逆方向、即ち隣接する2層のレイヤー層32に
おけるレイヤー線33の巻き方向は逆方向となっている
が、最外側のレイヤー層32aにおけるレイヤー線33aの
巻き方向と最外側から2番目のレイヤー層32bにおける
レイヤー線33bの巻き方向とは同一方向となっており、
この実施形態においては、最外側から1、2番目レイヤ
ー層32a、bのレイヤー線33a、bが共にZ撚りで、3
番目レイヤー層32cのレイヤー線33cがS撚り、4番目
レイヤー層32dのレイヤー線33dがZ撚りとなってい
る。なお、前述の巻き方向の例としては、最外側から
1、2番目レイヤー層32a、bのレイヤー線33a、bが
共にS撚りで、3番目レイヤー層32cのレイヤー線33c
がZ撚り、4番目レイヤー層32dのレイヤー線33dがS
撚りの場合もある。
するタイヤ11を重荷重で高速走行させると、該ビードコ
ア12に大きな外力が作用して左、右回転の捻りが繰り返
し発生するが、この捻りが右回転のときには、1、2番
目レイヤー層32a、bのレイヤー線33a、bは共に半径
方向外方に、3番目レイヤー層32cのレイヤー線33cは
半径方向内方に変形するため、1、2、3番目レイヤー
層32a、b、cのレイヤー線33a、b、c同士は擦れ合
うことはなく、逆に、捻りが左回転のときには、1、2
番目のレイヤー層32a、bのレイヤー線33a、bは共に
半径方向内方に、3番目のレイヤー層32cのレイヤー線
33cは半径方向外方に変形するため、2、3番目レイヤ
ー層32b、cのレイヤー線33b、c同士が直接接触して
擦れ合うのである。このように捻りによる1、2番目レ
イヤー層32a、bのレイヤー線33a、bの変形方向は常
に同一方向であるため、これら両レイヤー層32a、bの
レイヤー線33a、b同士はビードコア12がいずれの方向
に捻れても直接接触して擦れ合うことはない。そして、
この2番目レイヤー層32bのレイヤー線33bは、ビード
コア12の捻り方向が左回転のときに3番目レイヤー層32
cのレイヤー線33cに擦れ合うだけであり、これによ
り、2番目レイヤー層32bのレイヤー線33bの疲労破壊
が効果的に抑制されるのである。
ある。この実施形態においても各レイヤー層32を構成す
るレイヤー線33の巻き方向は基本的には1層毎に逆方向
となっているが、最外側から2番目のレイヤー層32bに
おけるレイヤー線33bの巻き方向と最外側から3番目の
レイヤー層32cにおけるレイヤー線33cの巻き方向とを
同一方向としており、ここでは最外側から1番目レイヤ
ー層32aのレイヤー線33aをS撚り、2、3番目レイヤ
ー層32b、cのレイヤー線33b、cを共にZ撚り、4番
目レイヤー層32dのレイヤー線33dをS撚りとしてい
る。なお、前述の巻き方向は、最外側から1番目レイヤ
ー層32aのレイヤー線33aがZ撚りで、2、3番目レイ
ヤー層32b、cのレイヤー線33b、cが共にS撚り、4
番目レイヤー層32dのレイヤー線33dがZ撚りの場合も
ある。そして、この実施形態の場合も前述と同様に、ビ
ードコア12の捻りによる2、3番目レイヤー層32b、c
のレイヤー線33b、cの変形方向は同一方向であるた
め、これら両レイヤー層32b、cのレイヤー線33b、c
同士が直接接触して擦れ合うことはなくなり、この結
果、2番目レイヤー層32bのレイヤー線33bは1番目レ
イヤー層32aのレイヤー線33aに擦れ合うだけとなって
該レイヤー線33bの疲労破壊が効果的に抑制されるので
ある。
ある。この実施形態は、前記第1実施形態と第2実施形
態とを組み合わせてビードコア12を構成したもので、最
内側(4番目)レイヤー層32dより外側の全レイヤー
層、即ち1、2、3番目レイヤー層32a、b、cにおけ
るレイヤー線33a、b、cの巻き方向を同一方向とする
とともに、最内側(4番目)レイヤー層32dにおけるレ
イヤー線33dの巻き方向を前述と逆方向としており、こ
こでは、最外側から1、2、3番目レイヤー層32a、
b、cのレイヤー線33a、b、cを全てZ撚り、最内側
(4番目)レイヤー層32dのレイヤー線33dをS撚りと
している。なお、前述の巻き方向は、最外側から1、
2、3番目レイヤー層32a、b、cのレイヤー線33a、
b、cが全てS撚り、4番目レイヤー層32dのレイヤー
線33dがZ撚りの場合もある。そして、この実施形態の
場合には、ビードコア12の捻りによる1、2、3番目レ
イヤー層32a、b、cのレイヤー線33a、b、cの変形
方向が同一方向であるため、2番目レイヤー層32bのレ
イヤー線33bが1、3番目レイヤー層32a、cのレイヤ
ー線33a、cに擦れ合うことはなくなり、この結果、2
番目レイヤー層32bのレイヤー線33bの疲労破壊がさら
に効果的に抑制されるのである。
ある。この実施形態においては、最外側(1番目)のレ
イヤー層32aより内側の全レイヤー層、即ち2、3、4
番目レイヤー層32b、c、dにおけるレイヤー線33b、
c、dの巻き方向を同一方向とするとともに、最外側の
レイヤー層32aにおけるレイヤー線33aの巻き方向を前
述と逆方向としており、ここでは、最外側から1番目レ
イヤー層32aのレイヤー線33aをS撚り、2、3、4番
目レイヤー層32b、c、dのレイヤー線33b、c、dを
全てZ撚りとしている。なお、前述の巻き方向は、最外
側から1番目レイヤー層32aのレイヤー線33aがZ撚り
で、2、3、4番目レイヤー層32b、c、dのレイヤー
線33b、c、dが全てS撚りの場合もある。そして、こ
の実施形態の場合も前述の第2実施形態と同様に、ビー
ドコア12の捻りによる2、3番目レイヤー層32b、cの
レイヤー線33b、cの変形方向が同一方向であるため、
これら両レイヤー層32b、cのレイヤー線33b、c同士
が直接接触して擦れ合うことはなくなり、この結果、2
番目レイヤー層32bのレイヤー線33bは1番目レイヤー
層32aのレイヤー線33aに擦れ合うだけとなって該レイ
ヤー線33bの疲労破壊が効果的に抑制されるのである。
ー層が3層であるビードコアに適用してもよく、前者の
場合には、最外側から1、2番目レイヤー層のレイヤー
線がZ撚り、3番目のレイヤー線がS撚り、あるいは、
最外側から1、2番目レイヤー層のレイヤー線がS撚
り、3番目のレイヤー線がZ撚りとなり、後者の場合に
は、最外側のレイヤー層のレイヤー線がZ撚り、2、3
番目レイヤー層のレイヤー線がS撚り、あるいは、最外
側のレイヤー層のレイヤー線がS撚り、2、3番目レイ
ヤー層のレイヤー線がZ撚りとなる。
当たっては、最外側から1、2、3、4番目レイヤー層
のレイヤー線の巻き方向が1層毎に逆方向である、ここ
ではそれぞれS、Z、S、Z撚りであるビードコアを有
する従来タイヤと、最外側から1、2番目レイヤー層の
レイヤー線が共にZ撚り、3番目レイヤー層のレイヤー
線がS撚り、4番目レイヤー層のレイヤー線がZ撚りで
あるビードコアを有する供試タイヤ1と、最外側レイヤ
ー層のレイヤー線がS撚り、2、3番目レイヤー層のレ
イヤー線が共にZ撚り、4番目レイヤー層のレイヤー線
がS撚りであるビードコアを有する供試タイヤ2と、最
外側から1、2、3番目レイヤー層のレイヤー線が全て
Z撚り、4番目レイヤー層のレイヤー線がS撚りである
ビードコアを有する供試タイヤ3と、最外側レイヤー層
のレイヤー線がS撚り、2、3、4番目レイヤー層のレ
イヤー線が全てZ撚りであるビードコアを有する供試タ
イヤ4とを準備した。ここで、これら各タイヤのサイズ
はAPR46×17R20/30PRであった。次に、これら各
タイヤに 17.1kgf/cm2の内圧を充填してドラム試験機の
リム(45×16ー20)に装着した後、16700kgfの荷重を負
荷させがら時速64kmで1時間に10分間だけ 800回繰り返
し走行させた。次に、このような試験済みタイヤおよび
新品タイヤから最外側から2番目のレイヤー層における
レイヤー線を約30cmだけ取り出して引張試験機にセット
し、これらレイヤー線の破断強力をそれぞれ求めた。そ
の結果は新品タイヤにおける破断強力を指数 100とする
と、従来タイヤにおいては97.5であったが、供試タイヤ
1においては99.5と、供試タイヤ2においては99.3と、
供試タイヤ3においては99.7と、供試タイヤ4において
は99.3と残強力が向上していた。
ば、最外側から2番目のレイヤー層におけるレイヤー線
の疲労破壊を効果的に抑制することでビード部耐久性を
向上させることができる。
の子午線断面図である。
分斜視図である。
分斜視図である。
分斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】1本の太径芯線の周囲に、細径レイヤー線
を略螺旋状に巻き付けることで構成したレイヤー層を3
層以上積層して形成するとともに、これらレイヤー層に
おけるレイヤー線の巻き方向を1層毎に逆方向としたビ
ードコアをビード部に有する空気入りタイヤにおいて、
最外側および最外側から2番目のレイヤー層におけるレ
イヤー線の巻き方向を同一方向としたことを特徴とする
空気入りタイヤ。 - 【請求項2】1本の太径芯線の周囲に、細径レイヤー線
を略螺旋状に巻き付けることで構成したレイヤー層を3
層以上積層して形成するとともに、これらレイヤー層に
おけるレイヤー線の巻き方向を1層毎に逆方向としたビ
ードコアをビード部に有する空気入りタイヤにおいて、
最外側から2番目および3番目のレイヤー層におけるレ
イヤー線の巻き方向を同一方向としたことを特徴とする
空気入りタイヤ。 - 【請求項3】1本の太径芯線の周囲に、細径レイヤー線
を略螺旋状に巻き付けることで構成したレイヤー層を3
層以上積層して形成したビードコアをビード部に有する
空気入りタイヤにおいて、最内側のレイヤー層より外側
の全レイヤー層におけるレイヤー線の巻き方向を同一方
向とするとともに、最内側のレイヤー層におけるレイヤ
ー線の巻き方向を前述と逆方向としたことを特徴とする
空気入りタイヤ。 - 【請求項4】1本の太径芯線の周囲に、細径レイヤー線
を略螺旋状に巻き付けることで構成したレイヤー層を3
層以上積層して形成したビードコアをビード部に有する
空気入りタイヤにおいて、最外側のレイヤー層より内側
の全レイヤー層におけるレイヤー線の巻き方向を同一方
向とするとともに、最外側のレイヤー層におけるレイヤ
ー線の巻き方向を前述と逆方向としたことを特徴とする
空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18307497A JP3801310B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18307497A JP3801310B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1111117A true JPH1111117A (ja) | 1999-01-19 |
JP3801310B2 JP3801310B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=16129306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18307497A Expired - Fee Related JP3801310B2 (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3801310B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1034947A2 (en) * | 1999-03-05 | 2000-09-13 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tires |
EP3446895A1 (de) * | 2017-08-21 | 2019-02-27 | Continental Reifen Deutschland GmbH | Kabelkern, geeignet als wulstkern eines fahrzeugreifens |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP18307497A patent/JP3801310B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1034947A2 (en) * | 1999-03-05 | 2000-09-13 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tires |
EP1034947A3 (en) * | 1999-03-05 | 2001-10-24 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tires |
EP3446895A1 (de) * | 2017-08-21 | 2019-02-27 | Continental Reifen Deutschland GmbH | Kabelkern, geeignet als wulstkern eines fahrzeugreifens |
Also Published As
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---|---|
JP3801310B2 (ja) | 2006-07-26 |
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