JPH11110470A - 光学式読取装置 - Google Patents

光学式読取装置

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JPH11110470A
JPH11110470A JP9268702A JP26870297A JPH11110470A JP H11110470 A JPH11110470 A JP H11110470A JP 9268702 A JP9268702 A JP 9268702A JP 26870297 A JP26870297 A JP 26870297A JP H11110470 A JPH11110470 A JP H11110470A
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light receiving
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多面反射鏡などの異なる配置の走査光反射面
の物理的な境界位置を、実際に検出した信号に基づいて
判断するようにし、適切なタイミングでのデータ取り込
みを行なえるようにする。 【解決手段】 配置の異なる反射鏡22c,22dにて
レーザ光を反射する構成であるため、より広い範囲での
読取を実現するのに有利であるが、反射鏡22c,22
d間の境界部分における反射光については読取データと
して扱わないようにしなくてはならない。そのため、反
射鏡22c,22d間の境界部分に、レーザ光を全反射
させて受光センサにそのまま入射可能な構成の境界検知
用反射面50を設け、この反射光に基づいて境界部分を
検知すれば、これは直接的な位置情報に基づくものであ
るため適切に境界部分を把握することができ、その結
果、境界部分以外の有効なデータを適切に取り込むこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコード等の表
示に走査光を出射して、そのパターンを読み取る光学式
読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式読取装置、例えばバーコー
ド読取装置としては、例えば特開平8−292995号
公報に開示されているように、レーザ光をポリゴンミラ
ーによって走査動作させるとともに、それを多面反射鏡
で反射することにより、読み取り窓の正面における広範
囲の読み取りが可能な多方向ライン走査パターンを形成
するものが知られている。したがって、この多方向ライ
ン走査パターンにより、読み取り時に物品に貼付されて
いるバーコードの配置が少々ずれていても高速で容易な
バーコードの読み取りが可能である。
【0003】但し、この多面反射鏡を使用する場合には
各反射面における反射角度が異なるため、反射面の境界
部分における反射光については読取データとして扱わな
いようにしなくてはならない。そのためには反射面の境
界部分を示すタイミングデータを何等かの方法で取得す
る必要がある。この点に関して従来は、ポリゴンミラー
を回転させるモータ軸に円盤を取り付け、その円盤の所
定位置に設けられた穴がフォトカップラを通ったときの
信号を境界を示すタイミングとしていた。この円盤に設
ける穴の所定位置とは、多面反射鏡の反射面境界毎に対
応した位置であり、ポリゴンミラーのミラー面毎に設定
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような円盤に設け
た穴によって境界を検出する手法の場合には、多面反射
鏡の境界位置と円盤に設けた穴位置とが正確に対応して
いることが前提となる。しかし、各部品要素などの寸法
誤差や配設誤差などによって、多面反射鏡の境界位置と
円盤に設けた穴位置とを正確に対応させるのは難しく、
正確に対応させるためには個体ごとに調整する必要があ
り、生産時の工数増大を招いてしまう。
【0005】この原因は、従来のタイミング検出が、実
際に検出した信号に基づくのではなく、多面反射鏡の物
理的な境界位置に対応するように設けた円盤の穴位置と
いう間接的な位置情報に基づいているからである。そこ
で本発明は、多面反射鏡などの異なる配置の走査光反射
面の物理的な境界位置を、実際に検出した信号に基づい
て判断するようにし、適切なタイミングでのデータ取り
込みを行なえるようにすることを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の光学式読取
装置は、光ビームによる走査光を出射する走査光出射手
段と、異なる配置の走査光反射面を複数備え、前記走査
光出射手段から出射された走査光を前記走査光反射面に
て反射させる複数反射手段と、前記複数反射手段によっ
て反射された走査光によって発生された走査線上から反
射されてくる反射光を検出する第1の受光センサと、前
記第1の受光センサによって検出した反射光に基づいて
前記走査線上に存在する表示のパターンを読み取る読取
手段とを備える光学式読取装置において、境界検知用の
第2の受光センサを前記第1の受光センサとは別個に設
け、前記複数の走査光反射面の境界部分であって、かつ
前記走査光の走査経路上に、前記走査光を反射させてそ
のまま前記第2の受光センサに入射させる境界検知用反
射面を設けると共に、前記第2の受光センサによって検
出した境界検知用反射面による反射光に基づいて前記複
数の走査光反射面の境界部分を検知する境界部分検知手
段を備え、前記読取手段は、前記第1の受光センサにて
検出した反射光の内、前記境界部分検知手段によって検
知された境界部分以外の部分の反射光に基づいて、前記
走査線上に存在する表示のパターンを読み取るよう構成
されていることを特徴とする。
【0007】本光学式読取装置によれば、走査光出射手
段から出射された光ビームによる走査光は、異なる配置
の走査光反射面を複数備えた複数反射手段の走査光反射
面にて反射され、その複数反射手段によって反射された
走査光によって発生された走査線上から反射されてくる
反射光を第1の受光センサが検出し、読取手段が、その
第1の受光センサによって検出した反射光に基づいて走
査線上に存在する表示のパターンを読み取る。
【0008】また、複数の走査光反射面の境界部分であ
って、かつ走査光の走査経路上に設けられた境界検知用
反射面によって反射された走査光は、第1の受光センサ
とは別個に設けられた第2の受光センサにそのまま入射
させる。境界部分検知手段は、その第2の受光センサに
よって検出した境界検知用反射面による反射光に基づい
て境界部分を検知する。
【0009】そして、読取手段は、第1の受光センサに
て検出した反射光の内、境界部分検知手段によって検知
された境界部分以外の部分の反射光に基づいて、走査線
上に存在する表示のパターンを読み取る。本発明の前提
は、異なる配置の走査光反射面を複数備えた複数反射手
段の走査光反射面にて走査光を反射される構成である。
これは、例えば多面反射鏡などのように各反射面におけ
る反射角度が異なっているもので、より広い範囲での読
取を実現するのに有利な手法である。但し、反射面の境
界部分における反射光については読取データとして扱わ
ないようにしなくてはならない。そのためには反射面の
境界部分を示すタイミングデータを何等かの方法で取得
する必要があるが、上述したように、ポリゴンミラーを
回転させるモータ軸に取り付けた円盤の所定位置に設け
られた穴がフォトカップラを通ったときの信号を境界を
示すタイミングとする手法では、各部品要素などの寸法
誤差や配設誤差などによって、多面反射鏡の境界位置と
円盤に設けた穴位置とを正確に対応させるのは難しく、
正確に対応させるためには個体ごとに調整する必要があ
り、生産時の工数増大を招いてしまっていた。
【0010】この原因は、従来のタイミング検出が、実
際に検出した信号に基づくのではなく、多面反射鏡の物
理的な境界位置に対応するように設けた円盤の穴位置と
いう間接的な位置情報に基づいているからである。した
がって、本発明のように、実際の反射面の境界部分に設
けた境界検知用反射面による反射光に基づいて境界部分
を検知すれば、これは直接的な位置情報に基づくもので
あるため上述の寸法誤差や配設誤差などが生じない。し
たがって、適切に境界部分を把握することができ、その
結果、境界部分以外の部分の反射光に基づいて走査線上
に存在する表示のパターンを読み取る場合に、適切なタ
イミングでのデータ取り込みを実現することができる。
【0011】なお、上述の発明は、境界検知用の第2の
受光センサを第1の受光センサと別個に設けていたが、
これら受光センサを共通化してもよい。その場合には、
請求項2に示すような構成となる。すなわち、光ビーム
による走査光を出射する走査光出射手段と、異なる配置
の走査光反射面を複数備え、前記走査光出射手段から出
射された走査光を前記走査光反射面にて反射させる複数
反射手段と、前記複数反射手段によって反射された走査
光によって発生された走査線上から反射されてくる反射
光を検出する受光センサと、前記受光センサによって検
出した反射光に基づいて前記走査線上に存在する表示の
パターンを読み取る読取手段とを備える光学式読取装置
において、前記複数の走査光反射面の境界部分であっ
て、かつ前記走査光の走査経路上に、前記走査光を反射
させてそのまま前記受光センサに入射させる境界検知用
反射面を設けると共に、前記境界検知用反射面によって
反射された反射光に基づいて前記複数の走査光反射面の
境界部分を検知する境界部分検知手段を備え、前記読取
手段は、前記受光センサにて検出した反射光の内、前記
境界部分検知手段によって検知された境界部分以外の部
分の反射光に基づいて、前記走査線上に存在する表示の
パターンを読み取るよう構成されていることを特徴とす
る光学式読取装置である。
【0012】請求項1に記載の光学式読取装置の場合に
は、境界検知用の第2の受光センサを第1の受光センサ
と別個に設けていたため、第2の受光センサには境界検
知用反射面によって反射された反射光だけを入射させ
し、走査光によって発生された走査線上から反射されて
くる例えば表示パターンに対応する反射光については入
射させないようにすることができる。したがって、境界
部分を適切に検知することは容易にできる。
【0013】一方、請求項2に記載の光学式読取装置の
場合には、受光センサが共通化されているので、受光セ
ンサにて検出した反射光に基づいて境界部分を検知し、
同じ受光センサにて検出した反射光の内の、境界部分以
外の部分の反射光に基づいて表示のパターンを読み取る
こととなる。したがって、境界部分を適切に検知しない
と、表示パターンに対応する反射光との区別ができなく
なる。
【0014】このように境界部分を適切に検知するため
の工夫としては、例えば請求項3に示す構成が挙げられ
る。すなわち、受光センサは、反射光を光電変換し受光
量に応じた電気信号を出力するよう構成されていると共
に、読取手段は、走査線上に存在する表示のパターンに
対応する反射光を検出した受光センサからの電気信号を
検出可能な相対的に小さなスレッシュホールドに基づい
て、受光センサからの電気信号を2値化する第1の2値
化手段を備え、境界部分検知手段は、走査線上に存在す
る表示のパターンに対応する反射光を検出した受光セン
サからの電気信号は検出せず、境界検知用反射面によっ
て反射された反射光を検出した受光センサからの電気信
号は検出可能な相対的に大きなスレッシュホールドに基
づいて、受光センサからの電気信号を2値化する第2の
2値化手段を備えていることを特徴とする。
【0015】境界検知用反射面によって反射された反射
光は一般的に走査光をそのまま全反射するため相対的に
受光量が大きく、(例えばバーコードなどの)表示パタ
ーンによる反射光は相対的に受光量が小さい。つまり、
受光センサから出力される電気信号レベルには明確な差
が生じると考えられるので、第2の2値化手段側には境
界検知用反射面による反射光だけを検出できるような相
対的に大きなスレッシュホールドを設定しておけば、境
界部分を適切に検知することができる。
【0016】また、これに関連して、次に示す構成を採
用してもよい。つまり、受光センサからの電気信号を所
定の増幅率で増幅して前記第1及び第2の2値化手段に
出力する増幅手段を備え、この増幅手段は、走査線上に
存在する表示のパターンに対応する反射光を検出した受
光センサからの電気信号では飽和せず、境界検知用反射
面によって反射された反射光を検出した受光センサから
の電気信号では飽和するように構成するのである。この
ようにすれば、境界部分の検出がさらに容易となる。
【0017】ところで、走査線上に存在する表示のパタ
ーンに対応する反射光に加えて外乱光を検出してしまっ
た場合に、受光センサからの電気信号を増幅した増幅手
段からの増幅信号のレベルが全体的に飽和状態あるいは
飽和状態に近い所定の上限レベル以上となる可能性があ
る。この場合には、境界部分とそれ以外との区別がつき
にくくなるので、増幅信号のレベルが上限レベル未満と
なるように増幅手段の増幅率を変更する増幅率変更手段
を備えるようにすることが考えられる。
【0018】また、このように増幅手段の設定や増幅率
の変更にて対応するのではなく、受光センサ自体の設定
や飽和レベルを変更するようにしてもよい。つまり、受
光センサ自体を、走査線上に存在する表示のパターンに
対応する反射光では飽和せず、境界検知用反射面によっ
て反射された反射光では飽和するように構成しておけ
ば、上記増幅手段にて実現したのと同様、境界部分の検
出がさらに容易となる。また、反射光に加えて外乱光を
検出してしまった場合の対処についても、受光センサか
らの電気信号のレベルが飽和状態に近い所定の上限レベ
ル以上である場合には、その電気信号のレベルが上限レ
ベル未満となるように受光センサの飽和レベルを変更す
る飽和レベル変更手段を備えるようにすればよい。
【0019】なお、2値化手段による2値化方式として
は例えば比較追従方式や微分方式が挙げられる。この内
の比較追従方式の場合には、次のような不都合が生じる
可能性がある。つまり、境界検知用反射面による反射光
に対応する電気信号から表示パターンによる反射光に対
応する電気信号に移行する範囲では、両者の信号レベル
の差が大きいので、比較追従のための波形が適切に追従
しなくなるおそれがあり、例えば表示パターンによる反
射光に基づく最初の部分が2値化されない可能性があ
る。
【0020】このような不都合を解消するためには、次
のような工夫を施すことが考えられる。例えば、境界検
知用反射面に対して、走査光の走査方向から見て後半部
分を、光を反射しないようにマスキングするのである。
このようにすれば境界検知用反射面による反射光に対応
する電気信号レベルが大きくても、その後に生じるマス
キング部分に対応する電気信号のレベルが下がるので、
さらにその後に発生する表示パターンによる反射光に対
応する電気信号についても比較追従波形が適切に追従
し、表示パターンによる反射光に基づく最初の部分も適
切に2値化できる。
【0021】また、同様の作用を発揮するために、マス
キングを施すのではなく、走査光の走査方向から見た場
合の境界検知用反射面と走査光反射面との間に、受光セ
ンサには光を反射しないような角度に設定された反射面
を設けてもよい。また、前記走査光出射手段は、例え
ば、光ビームを出射する走査光発生部と、光ビーム反射
面を回転させることにより、前記走査光発生部から出射
される光ビームの反射方向を回転に応じて変化させて、
前記光ビームを走査光として出射する回転反射体とを備
えた構成とすることができる。
【0022】また、その場合の回転反射体としては、例
えば、面倒れ角度が異なる複数の光ビーム反射面を回転
させることにより、走査光発生部から出射される光ビー
ムの反射方向を回転に応じて変化させて、光ビームを光
ビーム反射面毎に出射角度の異なる複数の走査光として
出射するよう構成し、境界検知用反射面は、複数の走査
光反射面の境界部分であって、かつ出射角度の異なる複
数の走査光の走査経路上にそれぞれ設けることが考えら
れる。
【0023】前記複数反射手段の複数の走査光反射面
は、例えば、前記走査光出射手段から出射される走査光
の出射方向に、前記走査光出射手段を少なくとも部分的
に取り囲むように配列される。更に具体的には例えば、
頂辺に比較して底辺が短い台形をなし、頂面に比較して
底面が狭い角錐台の側面状態に配列される。
【0024】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は実施の形態1の構成説明図であ
る。本実施の形態1は、ポリゴンミラーおよび多面反射
鏡を用いてレーザ光を走査動作させてバーコードを読み
取るバーコード読取装置に本発明を適用したものであ
る。
【0025】図1において、バーコード1を読み取るバ
ーコード読取装置2は、読み取り窓4と、ケース(筐
体)6と、このケース6に内蔵された光学装置部8と電
気回路部10とを備える。読み取り窓4には、読み取り
窓4を密閉することにより、外部の埃等から内部の機構
を保護するための板状カバー部材4aが組み付けられて
いる。この板状カバー部材4aは、走査光を透過可能な
材料で成形されている。
【0026】光学装置部8は、図示せぬレンズ系と後述
するレーザダイオード12aとを備えた走査光発生部と
してのレーザ光源12、平面反射鏡13、4面のポリゴ
ンミラー14、その駆動モータ16、集光用凹面鏡1
8、第1の受光センサ20、および5面の多面反射鏡2
2を備える。尚、平面反射鏡13は実際には後述する図
3等に示すごとく、集光用凹面鏡18の中に埋め込まれ
ている。
【0027】また、電気回路部10は、増幅器30、同
期信号検出回路32、2値化回路34、制御回路36、
出力I/F38およびレーザ光源12の半導体レーザダ
イオードの駆動回路40を備える。制御回路36はマイ
クロコンピュータを備え、駆動回路40にレーザ駆動信
号を出力する。このことにより、バーコード読取装置2
からはレーザ光が走査光として出射される。
【0028】バーコード読取装置2から出射されたレー
ザ光がバーコード1を走査することにより返ってくるバ
ーコード1からの反射光は、多面反射鏡22、ポリゴン
ミラー14および集光用凹面鏡18を介して第1の受光
センサ20に受光される。第1の受光センサ20は、反
射光を光電変換し受光量に応じた電気信号(受光信号と
称す。)を出力するものであり、増幅器30は、この第
1の受光センサ20からの受光信号aを増幅し2値化回
路34に入力する。2値化回路34は増幅された受光信
号aを2値化信号dに変換して制御回路36に入力す
る。
【0029】制御回路36は、この入力された2値化信
号dをデコードすることによってバーコード1に符号化
された情報を得る。そして、その情報は、出力I/F3
8を介して外部機器(たとえばPOSレジスタ)100
へ出力する。なお、2値化信号dに基づいて制御回路3
6が行なうデコード処理は従来周知の手法を用いること
ができる。
【0030】駆動回路40は、図2のブロック図に示す
ように、突入電流阻止回路40aと、自動出力制御(A
PC)回路40bとを備え、制御回路36からのレーザ
駆動信号に応じてレーザ光源12に内蔵されたレーザダ
イオード12aへの電流を断続する。また、突入電流阻
止回路40aは、レーザダイオード12aへの通電の断
続に伴う突入電流を阻止し回路を保護する。また、AP
C回路40bはモニタダイオード12bによりレーザダ
イオード12aの出力をモニタし、レーザ光源12のレ
ーザ出力を一定にするようにフィードバック制御する。
【0031】ポリゴンミラー14には、面倒れ角度の異
なる4個の反射鏡(光ビーム反射面の概念に含まれる)
14a,14b,14c,14dがポリゴンミラー14
の回転中心からそれぞれ90度の範囲にわたって形成さ
れ、レーザ光源12から平面反射鏡13を介して出射さ
れたレーザ光Lを反射する。ここで、図5に示された走
査線の組220a,220b,220c,220d,2
20eの各組における平行な4本の走査線は、この4個
の反射鏡14a〜14dによって形成される。なお、ポ
リゴンミラー14は、本実施の形態では、ポリカーボネ
ート等の樹脂により成形したものの表面にアルミニウム
の反射膜を蒸着して形成されている。また、ポリゴンミ
ラー14内部は肉ぬきしてあるので、肉ぬきされている
部分に駆動モータ16のロータ部を入れて高さ方向の寸
法を小さくするとともに、質量を減少させて、起動時間
を短縮したり、駆動モータ16の回転軸への負荷を軽減
している。
【0032】また、多面反射鏡22は、配置の異なる5
個の反射鏡(走査光反射面の概念に含まれる)22a,
22b,22c,22d,22eにより構成され、その
5個の反射鏡22a〜22eのそれぞれが、上記ポリゴ
ンミラー14の4個の反射鏡14a〜14dからのレー
ザ光を反射する。多面反射鏡22の5個の反射鏡22a
〜22eは、図3に示すごとく、それぞれ、頂辺に比較
して底辺が短い台形をなし、これら5個の反射鏡22a
〜22eは、頂面に比較して底面が狭い角錐台の側面状
態に、かつポリゴンミラー14を取り囲むように配列さ
れている。
【0033】ポリゴンミラー14は、駆動モータ16に
より回動されて、レーザ光源12から出射されたレーザ
光Lを反射する。これにより、4面ポリゴンミラー14
の各面で反射されたレーザ光Lは、多面反射鏡22を1
80度の範囲で走査する。そして、ポリゴンミラー14
で反射されたレーザ光Lは、多面反射鏡22の各反射鏡
22a〜22eで反射されて、読み取り窓4より出射す
る。例えば図4には中央の反射鏡22cがポリゴンミラ
ー14の4個の反射鏡14a〜14dからのレーザ光を
反射した状態を示している。5個の反射鏡22a〜22
eのそれぞれがレーザ光を反射することで、図5に示す
ごとく4本1組の走査線が5組220a〜220eに別
れて発生される。
【0034】ここで多面反射鏡22の反射鏡22a〜2
2eは、図示せぬシャーシに固定されている。そして、
この多面反射鏡22を交換することにより、走査パター
ンを変更することができる。また、ポリゴンミラー14
を、面数の異なる(例えば、3面から8面)ポリゴンミ
ラーや面倒れ角度の異なるポリゴンミラーに交換すれ
ば、走査線数や走査線の間隔が変更できる。
【0035】また、多面反射鏡22の5個の反射鏡22
a〜22eの境界部分には、図6に示すように境界検知
用反射面50が形成されている。この境界検知用反射面
50は、ポリゴンミラー14の4個の反射鏡14a〜1
4dからのレーザ光による走査経路上に設けられてい
る。したがって、図7に示すように、本実施形態の場合
には4個の反射鏡14a〜14dからの4つの異なる走
査経路に対応して4つの境界検知用反射面50が設けら
れている。なお、図6,7では、多面反射鏡22の5個
の反射鏡22a〜22eの内の反射鏡22cと反射鏡2
2dの間の境界部分に形成された境界検知用反射面50
を示しているが、その他の境界部分、つまり反射鏡22
aと反射鏡22bの間、反射鏡22bと反射鏡22cの
間、反射鏡22dと反射鏡22eの間の3つの境界部
分、さらに両端の反射鏡22a,22eの自由端側の2
つの境界部分にも同様に境界検知用反射面50が形成さ
れている。すなわち、本構成では、全部で6つの境界部
分が存在することとなる。
【0036】そして、これらの全ての境界検知用反射面
50は、図7に例示するように、それぞれに対応するポ
リゴンミラー14の4個の反射鏡14a〜14dからの
レーザ光を全反射させて、後述する同期信号検出回路3
2の構成要素である第2の受光センサ32aにそのまま
入射させるように構成されている。なお、この境界検知
用反射面50は、多面反射鏡22の各反射鏡22a〜2
2eの面倒れ角度に対して例えば45度程度傾いて設定
されている。その結果、多面反射鏡22の各反射鏡22
a〜22eに反射して読み取り窓4から外部へ出るレー
ザ光(図4等参照)に対して、この境界検知用反射面5
0においてレーザ光は90度程度異なる方向へ反射する
こととなる(図7等参照)。そのため、この境界検知用
反射面50において反射されたレーザ光が読み取り窓4
から外部へ出ることはなく、したがって、境界検知用反
射面50で反射されたレーザ光により標的以外のバーコ
ードが検出される事態は生じない。
【0037】また、境界検知用反射面50によって反射
されたレーザ光Lは同期信号検出回路32にて同期信号
として検出される。同期信号検出回路32は、第2の受
光センサ32a、増幅器32cおよび同期信号発生回路
32dから構成されている。この第2の受光センサ32
aは、反射光を光電変換し受光量に応じた電気信号(受
光信号)を出力するものであり、増幅器32cは、この
第2の受光センサ32aからの受光信号を増幅し同期信
号発生回路32dに入力する。同期信号発生回路32d
は、増幅器32cによって増幅された受光信号を同期信
号bに整形して制御回路36に入力する。この同期信号
bにより、制御回路36にては境界検知用反射面50の
位置、つまり多面反射鏡22の5個の反射鏡22a〜2
2eのそれぞれのミラー端の位置が判明する。
【0038】そして、制御回路36は、集光用凹面鏡1
8、第1の受光センサ20、増幅器30及び2値化回路
34を介して入力したデータ(この場合は2値化信号)
の内、上述した境界部分以外の位置にて入力したデータ
だけをデコード対象として取り込むようにしている。こ
の制御回路36において実行されるデータ取り込み処理
について、図8のフローチャートおよび図9のタイムチ
ャートにより説明する。本処理は、制御回路36内に設
けられているROMに記憶されているプログラムに基づ
いて行われる。
【0039】データ取り込み処理が開始すると、まず、
同期信号発生回路32dから入力した同期信号の立ち下
がりを検出したか否かを判断する(S10)。そして、
同期信号の立ち下がりを検出すると(S10:YE
S)、2値化回路34からの2値化信号の取り込み、こ
の場合はバーコードの表示パターンに対応するバーデー
タの取り込みを開始する(S20)。
【0040】その後、同期信号発生回路32dから入力
した同期信号の立ち上がりを検出したか否かを判断する
(S30)。そして、同期信号の立ち上がりを検出する
と(S30:YES)、バーデータの取り込みを終了す
る(S40)。そして、データの取り込み処理を終了す
る条件が成立しているかどうかを判断し(S50)、取
り込み処理を終了する条件が不成立であれば(S50:
NO)、S10へ戻り、次の同期信号の立ち下がりを検
出したら(S10:YES)、バーデータの取り込みを
開始し(S20)、同期信号の立ち上がりを検出したら
(S30:YES)、バーデータの取り込みを終了する
(S40)という一連の処理を繰り返す。一方、取り込
み処理を終了する条件が成立していれば(S50:YE
S)、本データ取り込み処理を終了する。
【0041】この処理内容を、同期信号発生回路32d
からの出力と増幅器30からの出力とを対比したタイム
チャートで示すと図9のようになる。以上説明した本実
施の形態1のバーコード読取装置2によれば、レーザ光
源12から出射され、4面ポリゴンミラー14の各面で
反射されたレーザ光Lは、多面反射鏡22の各反射鏡2
2a〜22cで反射されて読み取り窓4より出射する。
そして、この出射されたレーザ光Lがバーコード1を走
査することにより返ってくる(バーコード1からの)反
射光は、多面反射鏡22、ポリゴンミラー14および集
光用凹面鏡18を介して第1の受光センサ20に受光さ
れ、増幅器30によって増幅され、さらに2値化回路3
4にて2値化信号dに変換されて制御回路36に入力す
る。制御回路36は、この入力された2値化信号dをデ
コードすることによってバーコード1に符号化された情
報を得ることができる。
【0042】このように、配置の異なる5個の反射鏡2
2a,22b,22c,22d,22eにてレーザ光L
を反射する構成であるため、より広い範囲での読取を実
現するのに有利であるが、5個の反射鏡22a〜22e
の境界部分における反射光については読取データとして
扱わないようにしなくてはならない。従来は、ポリゴン
ミラー14を回転させる駆動モータ16の軸に取り付け
た円盤の所定位置に設けられた穴がフォトカップラを通
ったときの信号を、境界部分を示すタイミングデータと
して取得していた。しかし、この手法では、各部品要素
などの寸法誤差や配設誤差などによって、多面反射鏡2
2の境界位置と円盤に設けた穴位置とを正確に対応させ
るのは難しく、正確に対応させるためには個体ごとに調
整する必要があり、生産時の工数増大を招いてしまって
いた。
【0043】この原因は、従来のタイミング検出が、実
際に検出した信号に基づくのではなく、多面反射鏡22
の物理的な境界位置に対応するように設けた円盤の穴位
置という間接的な位置情報に基づいているからである。
したがって、本実施形態のバーコード読取装置2のよう
に、実際の反射鏡22a〜22eの境界部分に設けた境
界検知用反射面50による反射光に基づいて境界部分を
検知すれば、これは直接的な位置情報に基づくものであ
るため上述の寸法誤差や配設誤差などが生じない。した
がって、適切に境界部分を把握することができ、その結
果、境界部分以外の有効なデータを適切に取り込むこと
ができる。
【0044】本実施の形態1において、レーザ光源12
及びポリゴンミラー14が走査光出射手段の概念に含ま
れ、詳しくはレーザ光源12が走査光発生部の概念に含
まれ、ポリゴンミラー14が回転反射体の概念に含まれ
る。また、多面反射鏡22が複数反射手段の概念に含ま
れる。また、図8のステップS10及びS30が境界部
分検知手段としての処理に含まれ、図8のデータ取込処
理全体が読取手段としての処理の概念に含まれる。
【0045】[実施の形態2]上記実施の形態1では、
境界検知用の第2の受光センサ32aを第1の受光セン
サ20と別個に設けていたが、これら受光センサを共通
化してもよい。実施の形態2は、これら受光センサを共
通化したものである。
【0046】図10は実施の形態2のバーコード読取装
置102の構成説明図である。なお、図1に示す実施の
形態1のバーコード読取装置2と同じ構成部分には同じ
符号を付して詳しい説明は省略する。まず、実施の形態
2のバーコード読取装置102においては、図1の実施
の形態1のバーコード読取装置2では存在した同期信号
検出回路32がない。つまり第2の受光センサ32a、
増幅器32cおよび同期信号発生回路32dがない。
【0047】一方、図1の実施の形態1のバーコード読
取装置2に対して追加された、あるいは修正された構成
は次の通りである。まず、図10には図示していない
が、本実施の形態2における境界検知用反射面50は、
それぞれに対応するポリゴンミラー14の4個の反射鏡
14a〜14dからのレーザ光を全反射させて、ポリゴ
ンミラー14および集光用凹面鏡18を介して受光セン
サ120に受光されるような角度に設定されている。な
お、この受光センサ120は図1における実施の形態1
での第1の受光センサ20と同じ構成であるが、実施の
形態2では受光センサが1つしかないので、単に「受光
センサ120」と記して区別することとする。
【0048】そして、実施の形態1においては、図1に
示すように受光信号aが増幅器30にて増幅されて2値
化回路34に入力していたが、本実施の形態2において
は、図10に示すように、受光信号aが増幅器30にて
増幅された後、第1の2値化回路134及び第2の2値
化回路135に入力し、それら2つの2値化回路13
4,135にてそれぞれ2値化信号d,eに変換されて
制御回路136に入力する。さらに、制御回路136
は、増幅器30に対してゲインコントロール、つまり増
幅率を設定するための増幅率設定信号を出力することが
できるようにされている。
【0049】第1の2値化回路134は、実施の形態1
における2値化回路34(図1参照)と同様に、バーコ
ード1からの反射光を検出した受光センサ120からの
電気信号を検出するためのものであり、相対的に小さな
スレッシュホールドが設定されている。一方、第2の2
値化回路135は、境界検知用であり、バーコード1か
らの反射光を検出した受光センサ120からの電気信号
は検出せず、境界検知用反射面50によって反射された
反射光を検出した受光センサ120からの電気信号は検
出可能な相対的に大きなスレッシュホールドが設定され
ている。
【0050】境界検知用反射面50によって反射された
反射光はレーザ光Lをそのまま全反射するため相対的に
受光量が大きく、それに対してバーコード1による反射
光は相対的に受光量が小さい。つまり、受光センサ12
0から出力される電気信号レベルには明確な差が生じる
と考えられるので、第2の2値化回路135には境界検
知用反射面50による反射光だけを検出できるような相
対的に大きなスレッシュホールドを設定しておくことに
より、この第2の2値化回路135からの出力に基づい
て境界部分を適切に検知しようとするものである。した
がって、この第2の2値化回路135からの出力が同期
信号に相当する。
【0051】また、増幅器30について言えば、受光セ
ンサ120からの電気信号を所定の増幅率で増幅するの
であるが、図12(a)に示すように、バーコード1に
よる反射光を検出した受光センサ120からの電気信号
では飽和せず、境界検知用反射面50によって反射され
た反射光を検出した受光センサ120からの電気信号で
は飽和するように構成してある。したがって、第2の2
値化回路135では、増幅器30から飽和した電気信号
が送られてきた場合に、それを2値化できればよいの
で、図12(a)に示すようにスレッシュホールドもそ
の飽和した電気信号レベルの近くに設定しておけば、的
確に境界部分の検出ができる。つまり、第2の2値化回
路135の出力が図12(b)に示すようになり、境界
検知用反射面50によって反射された反射光に対応する
部分だけを特定できる2値化信号となる。但し、バーコ
ード1による反射光に加えてその他の外乱光を検出して
しまった場合には、図12(c)に示すように、一時的
に受光センサ120からの受光信号aを増幅した増幅器
30からの増幅信号のレベルが全体的に飽和状態あるい
は飽和状態に近い所定の上限レベル以上となる可能性が
ある。この場合には、第2の2値化回路135のスレッ
シュホールドが飽和した電気信号レベルの近くに設定し
てあっても、境界部分とそれ以外との区別がつきにくく
なる。つまり、第2の2値化回路135の出力が図12
(c)に示すようになり、境界検知用反射面50によっ
て反射された反射光に対応する部分だけでなくバーコー
ド1による反射光に対応する部分にも信号の立ち上が
り、立ち下がり生じた2値化信号となる。したがって、
このような場合には、制御回路136が増幅器30に対
してゲインコントロールを行って、バーコード1による
反射光に加えてその他の外乱光を検出した場合の増幅器
30からの出力が2値化回路135のスレッシュホール
ド未満となるように、つまり図12(a)に示すような
出力となるようにする。
【0052】この実施の形態2のバーコード読取装置1
02の制御回路136において実行されるデータ取り込
み処理について、図11のフローチャートにより説明す
る。本処理は、制御回路136内に設けられているRO
Mに記憶されているプログラムに基づいて行われる。
【0053】データ取り込み処理が開始すると、まず、
第2の2値化回路135から入力した同期信号(2値化
信号)の立ち下がりを検出したか否かを判断する(S1
10)。そして、同期信号の立ち下がりを検出すると
(S110:YES)、時間測定を開始し(S12
0)、第1の2値化回路134からの2値化信号の取り
込み、この場合はバーコード1の表示パターンに対応す
るバーデータの取り込みを開始する(S130)。
【0054】その後、第2の2値化回路135から入力
した同期信号の立ち上がりを検出したか否かを判断する
(S140)。そして、同期信号の立ち上がりを検出す
ると(S140:YES)、S120にて開始した時間
測定を終了し(S150)、その測定した時間tが所定
基準時間Tよりも大きいか否かを判断する。測定時間t
が所定基準時間Tよりも大きい場合には(S160:Y
ES)、バーデータの取り込みを終了する(S17
0)。一方、測定時間tが所定基準時間T以下の場合に
は(S160:NO)、取り込んだバーデータを消去し
(S200)、増幅器30の増幅率を下げ(S21
0)、S110へ戻る。このようにして、測定時間tが
所定基準時間Tよりも大きい場合にだけバーデータの取
り込みが行われ、続くS180にて増幅器30の増幅率
を元に戻す。
【0055】そして、データの取り込み処理を終了する
条件が成立しているかどうかを判断し(S190)、取
り込み処理を終了する条件が不成立であれば(S19
0:NO)、S110へ戻るが、取り込み処理を終了す
る条件が成立していれば(S1190:YES)、本デ
ータ取り込み処理を終了する。
【0056】ここで、S160にて測定時間tを所定基
準時間Tと比較し、バーデータを取り込むか消去するか
を判断している意図について説明する。まず、測定時間
tが所定基準時間Tよりも大きくなるのは、例えば図1
2(a),(b)に示すような場合である。つまり、こ
の場合には境界検知用反射面50によって反射された反
射光に対応する部分だけを特定できる2値化信号となっ
ているので、図12(b)に示す同期信号の立ち下がり
から次の同期信号の立ち上がりまでの時間t1は、境界
検知用反射面50間の距離に対応したものである。ここ
で、所定基準時間Tは境界検知用反射面50間の距離に
対応した時間よりも少し小さな値に設定してあるため、
正常に境界検知用反射面50によって反射された反射光
に対応する部分だけを特定できる2値化信号であれば、
図12(b)に示す関係から、測定時間tが所定基準時
間Tよりも大きくなる(S160:YES)。つまり、
この場合にはのは、境界検知用反射面50間の反射鏡2
2a〜22eによって反射されたバーコード1からの反
射光によるバーデータを適切に取り込むことができる。
【0057】一方、測定時間tが所定基準時間T以下と
なるのは、例えば図12(c),(d)に示すような場
合である。つまり、この場合には境界検知用反射面50
によって反射された反射光に対応する部分だけでなく、
バーコード1によって反射された反射光に対応する部分
にも信号の立ち上がり・立ち下がりが生じている。その
ため、図12(d)に示す同期信号の立ち下がりから次
の同期信号の立ち上がりまでの時間t2は、境界検知用
反射面50間の距離に比べてかなり短い距離に対応する
ものとなる。上述したように所定基準時間Tは境界検知
用反射面50間の距離に対応した時間よりも少し小さな
値に設定してあるため、図12(d)に示す関係から、
この場合の測定時間t2は所定基準時間T以下となる
(S160:NO)。つまり、この場合にはバーコード
1からの反射光によるバーデータのみをを適切に取り込
むことができないので、S200に示すように、取り込
んだバーデータを消去する。
【0058】なお、第1及び第2の2値化回路134,
135において実行される2値化の方式としては、例え
ば比較追従方式や微分方式が挙げられる。この内の比較
追従方式の場合には、次のような不都合が生じる可能性
がある。つまり、図13(a)に示すように、境界検知
用反射面50による反射光に対応する電気信号からバー
コード1の表示パターンによる反射光に対応する電気信
号に移行する範囲では、両者の信号レベルの差が大きい
ので、図13(a)中に破線で示した比較追従のための
波形が適切に追従しなくなるおそれがある。そのため、
例えばバーコードの表示パターンによる反射光に基づく
最初の部分(図13(a)中の矢印A参照)が2値化さ
れない可能性がある。
【0059】このような不都合を解消するためには、次
のような工夫を施すとよい。例えば図14(a)に示す
ように、境界検知用反射面50に対して、走査光の走査
方向から見て後半部分を、光を反射しないようにマスキ
ングするのである。このようにすれば境界検知用反射面
50による反射光に対応する電気信号レベルが大きくて
も、その後に生じるマスキング部分50aに対応する電
気信号のレベルが下がるので、図13(b)に示すよう
に、さらにその後に発生する表示パターンによる反射光
に対応する電気信号についても、図13(b)中に破線
で示す比較追従波形が適切に追従し、同図中に矢印Aで
示すバーコード1の表示パターンによる反射光に基づく
最初の部分も適切に2値化できることとなる。
【0060】また、同様の作用を発揮するために、マス
キングを施すのではなく、図14(b)に示すように、
走査光の走査方向から見た場合の境界検知用反射面50
と走査光反射面との間に、受光センサには光を反射しな
いような角度に設定された反射面60を設けてもよい。
【0061】以上説明した実施の形態2のバーコード読
取装置102においても、実施の形態1のバーコード読
取装置2と同様、実際の反射鏡22a〜22e間の境界
部分に設けた境界検知用反射面50による反射光に基づ
いて境界部分を検知しているので、適切に境界部分を把
握することができ、その結果、境界部分以外の有効なデ
ータを適切に取り込むことができる。
【0062】以上、本発明はこのような実施形態に何等
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲において種々なる形態で実施し得る。 (1)例えば上記各実施の形態では、ポリゴンミラー1
4の機能によりレーザ光を走査動作させたが、ポリゴン
ミラー式のものでなく、ガルバノミラー式あるいはホロ
グラム式の走査手段を設けて、レーザ光を走査動作させ
るようにしても良い。 (2)また、上記実施の形態2においては、境界部分を
適切に検知するために増幅器30の設定及び増幅率の調
整をするようにしたが、受光センサ120自体の設定や
飽和レベルの調整によって対応してもよい。つまり、受
光センサ120自体を、バーコード1による反射光では
飽和せず、境界検知用反射面50によって反射された反
射光では飽和するように構成するのである。このように
すれば、上記実施の形態2において増幅回路30に対し
て設定した場合と同様、境界部分の検出がさらに容易と
なる。そしてまた、反射光に加えて外乱光を検出してし
まった場合の対処についても、受光センサ120からの
電気信号のレベルが飽和状態に近い所定の上限レベル以
上である場合には、その電気信号のレベルが上限レベル
未満となるように受光センサ120の飽和レベルを変更
すればよい。この場合には、増幅回路30はなくても構
わない。
【0063】ここで、受光センサ120の飽和レベルを
変更するための構成の一例について図15(a)を参照
して説明する。ここではフォトダイオードPDを用いて
おり、そのフォトダイオードPDと第1電源VCC1 との
間には、制限抵抗R1と第1スイッチ回路SW1が直列
に設けられている。一方、第2電源VCC2 及び第2スイ
ッチ回路SW2は第1電源VCC1 及び第1スイッチ回路
SW1と並列で設けられている。なお、第1スイッチ回
路SW1は制御回路36からの信号P1によって通常は
オンされており、P1のレベルが反転するとオフされ
る。一方、第2スイッチ回路SW2は制御回路36から
の信号P2によって通常はオフされており、P2のレベ
ルが反転するとオンされる。
【0064】したがって、通常では、第1スイッチ回路
SW1のみオンしており第2スイッチ回路SW2はオフ
であるので、第1電源VCC1 の電圧レベルでの逆電圧が
フォトダイオードPDに加えられることとなる。一方、
制御回路36からの制御信号P1,P2のレベルが反転
すると、第1スイッチ回路SW1がオフし第2スイッチ
回路SW2がオンとなるので、第2電源VCC2 の電圧レ
ベルでの逆電圧がフォトダイオードPDに加えられるこ
ととなる。フォトダイオードPDの場合、加えられてい
る逆電圧の電圧レベルを上げると飽和レベルを上げるこ
とができる。そのため、第2電源VCC2 の電圧レベルを
第1電源VCC1 の電圧レベルよりも大きくすれば、フォ
トダイオードPDの出力特性としては、図15(b)に
示すように、第2電源VCC2 のときの飽和レベルの方が
第1電源VCC1 のときの飽和レベルよりも大きくするこ
とができる。
【0065】なお、この手法を採用した場合のデータ取
り込み処理については、図11を参照して説明した実施
の形態2の場合の増幅率制御と同様であり、例えば図1
1のS210の処理の代わりに、フォトダイオードPD
の出力特性を第2電源VCC2のときの飽和レベルに変更
する処理を実行し、S180の処理の代わりに、フォト
ダイオードPDの出力特性を第1電源VCC1 のときの飽
和レベルに戻す処理を実行すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1としてのバーコード読取
装置の構成説明図である。
【図2】実施の形態1における駆動回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】実施の形態1における多面反射鏡の構成説明図
である。
【図4】実施の形態1における多面反射鏡の反射状態の
説明図である。
【図5】走査範囲を示す説明図である。
【図6】実施の形態1における境界検知用反射面の構成
説明図である。
【図7】実施の形態1における境界検知用反射面の反射
状態の説明図である。
【図8】実施の形態1におけるデータ取り込み処理のフ
ローチャートである。
【図9】前記データ取り込み処理におけるタイミングチ
ャートである。
【図10】実施の形態2のバーコード読取装置の構成説
明図である。
【図11】実施の形態2におけるデータ取り込み処理の
フローチャートである。
【図12】 実施の形態2における増幅器からの出力と
第2の2値化回路からの出力状態の説明図である。
【図13】 比較追従方式の2値化を行なう場合に生じ
る不都合な状態及びそれを解消した場合の適切な状態を
示す説明図である。
【図14】 比較追従方式の2値化を行なう場合に生じ
る不都合な状態を解消するための境界検知用反射面に対
する工夫を示す説明図である。
【図15】 受光センサの飽和レベル調節メカニズムを
示す回路図である。
【符号の説明】
1…バーコード 2…バーコード読取
装置 4…読み取り窓 8…光学装置部 10…電気回路部 12…レーザ光源 13…平面反射鏡 14…ポリゴンミラ
ー 14a,14b,14c,14d…ポリゴンミラーの反
射鏡 16…駆動モータ 18…集光用凹面鏡 20…第1の受光センサ 22…多面反射鏡 22a,22b,22c,22d,22e…反射鏡 30…増幅器 32…同期信号検出
回路 32a…第2の受光センサ 32c…増幅器 32d…同期信号発生回路 34…2値化回路 36…制御回路 40…駆動回路 50…境界検知用反射面 50a…マスキング部
分 102…バーコード読取装置 120…受光センサ 134…第1の2値化回路 135…第2の2値
化回路 136…制御回路 L…レーザ光

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームによる走査光を出射する走査光
    出射手段と、 異なる配置の走査光反射面を複数備え、前記走査光出射
    手段から出射された走査光を前記走査光反射面にて反射
    させる複数反射手段と、 前記複数反射手段によって反射された走査光によって発
    生された走査線上から反射されてくる反射光を検出する
    第1の受光センサと、 前記第1の受光センサによって検出した反射光に基づい
    て前記走査線上に存在する表示のパターンを読み取る読
    取手段と、 を備える光学式読取装置において、 境界検知用の第2の受光センサを前記第1の受光センサ
    とは別個に設け、 前記複数の走査光反射面の境界部分であって、かつ前記
    走査光の走査経路上に、前記走査光を反射させてそのま
    ま前記第2の受光センサに入射させる境界検知用反射面
    を設けると共に、 前記第2の受光センサによって検出した境界検知用反射
    面による反射光に基づいて前記複数の走査光反射面の境
    界部分を検知する境界部分検知手段を備え、 前記読取手段は、前記第1の受光センサにて検出した反
    射光の内、前記境界部分検知手段によって検知された境
    界部分以外の部分の反射光に基づいて、前記走査線上に
    存在する表示のパターンを読み取るよう構成されている
    ことを特徴とする光学式読取装置。
  2. 【請求項2】 光ビームによる走査光を出射する走査光
    出射手段と、 異なる配置の走査光反射面を複数備え、前記走査光出射
    手段から出射された走査光を前記走査光反射面にて反射
    させる複数反射手段と、 前記複数反射手段によって反射された走査光によって発
    生された走査線上から反射されてくる反射光を検出する
    受光センサと、 前記受光センサによって検出した反射光に基づいて前記
    走査線上に存在する表示のパターンを読み取る読取手段
    と、 を備える光学式読取装置において、 前記複数の走査光反射面の境界部分であって、かつ前記
    走査光の走査経路上に、前記走査光を反射させてそのま
    ま前記受光センサに入射させる境界検知用反射面を設け
    ると共に、 前記境界検知用反射面によって反射された反射光に基づ
    いて前記複数の走査光反射面の境界部分を検知する境界
    部分検知手段を備え、 前記読取手段は、前記受光センサにて検出した反射光の
    内、前記境界部分検知手段によって検知された境界部分
    以外の部分の反射光に基づいて、前記走査線上に存在す
    る表示のパターンを読み取るよう構成されていることを
    特徴とする光学式読取装置。
  3. 【請求項3】 前記受光センサは、反射光を光電変換し
    受光量に応じた電気信号を出力するよう構成されている
    と共に、 前記読取手段は、前記走査線上に存在する表示のパター
    ンに対応する反射光を検出した前記受光センサからの電
    気信号を検出可能な相対的に小さなスレッシュホールド
    に基づいて、前記受光センサからの電気信号を2値化す
    る第1の2値化手段を備え、 前記境界部分検知手段は、前記走査線上に存在する表示
    のパターンに対応する反射光を検出した前記受光センサ
    からの電気信号は検出せず、前記境界検知用反射面によ
    って反射された反射光を検出した前記受光センサからの
    電気信号は検出可能な相対的に大きなスレッシュホール
    ドに基づいて、前記受光センサからの電気信号を2値化
    する第2の2値化手段を備えていることを特徴とする請
    求項2に記載の光学式読取装置。
  4. 【請求項4】 前記受光センサからの電気信号を所定の
    増幅率で増幅して前記第1及び第2の2値化手段に出力
    する増幅手段を備えており、 この増幅手段は、前記走査線上に存在する表示のパター
    ンに対応する反射光を検出した前記受光センサからの電
    気信号では飽和せず、前記境界検知用反射面によって反
    射された反射光を検出した前記受光センサからの電気信
    号では飽和するように構成されていることを特徴とする
    請求項3に記載の光学式読取装置。
  5. 【請求項5】 前記走査線上に存在する表示のパターン
    に対応する反射光に加えて外乱光を検出してしまうこと
    によって、前記受光センサからの電気信号を増幅した前
    記増幅手段からの増幅信号のレベルが飽和状態に近い所
    定の上限レベル以上である場合には、前記増幅信号のレ
    ベルが前記上限レベル未満となるように前記増幅手段の
    増幅率を変更する増幅率変更手段を備えていることを特
    徴とする請求項4に記載の光学式読取装置。
  6. 【請求項6】 前記受光センサは、前記走査線上に存在
    する表示のパターンに対応する反射光では飽和せず、前
    記境界検知用反射面によって反射された反射光では飽和
    するように構成されていることを特徴とする請求項3に
    記載の光学式読取装置。
  7. 【請求項7】 前記走査線上に存在する表示のパターン
    に対応する反射光に加えて外乱光を検出してしまうこと
    によって、前記受光センサからの電気信号のレベルが飽
    和状態に近い所定の上限レベル以上である場合には、前
    記電気信号のレベルが前記上限レベル未満となるように
    前記受光センサの飽和レベルを変更する飽和レベル変更
    手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の光
    学式読取装置。
  8. 【請求項8】 前記境界検知用反射面は、前記走査光の
    走査方向から見て後半部分が、光を反射しないようにマ
    スキングされていることを特徴とする請求項2〜7のい
    ずれかに記載の光学式読取装置。
  9. 【請求項9】 前記走査光の走査方向から見た場合の前
    記境界検知用反射面と前記走査光反射面との間には、前
    記受光センサには光を反射しないような角度に設定され
    た反射面が設けられていることを特徴とする請求項2〜
    7のいずれかに記載の光学式読取装置。
  10. 【請求項10】 前記走査光出射手段は、 光ビームを出射する走査光発生部と、 光ビーム反射面を回転させることにより、前記走査光発
    生部から出射される光ビームの反射方向を回転に応じて
    変化させて、前記光ビームを走査光として出射する回転
    反射体と、 を備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    に記載の光学式読取装置。
  11. 【請求項11】 前記回転反射体は、面倒れ角度が異な
    る複数の光ビーム反射面を回転させることにより、前記
    走査光発生部から出射される光ビームの反射方向を回転
    に応じて変化させて、前記光ビームを光ビーム反射面毎
    に出射角度の異なる複数の走査光として出射するよう構
    成されており、 前記境界検知用反射面は、前記複数の走査光反射面の境
    界部分であって、かつ前記出射角度の異なる複数の走査
    光の走査経路上にそれぞれ設けられていることを特徴と
    する請求項10に記載の光学式読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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