JPH10221110A - 太陽角度検出機能付き突き抜け走査型地球センサ - Google Patents

太陽角度検出機能付き突き抜け走査型地球センサ

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JPH10221110A
JPH10221110A JP9027009A JP2700997A JPH10221110A JP H10221110 A JPH10221110 A JP H10221110A JP 9027009 A JP9027009 A JP 9027009A JP 2700997 A JP2700997 A JP 2700997A JP H10221110 A JPH10221110 A JP H10221110A
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sun
infrared
earth
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JP9027009A
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Akio Kato
昭夫 加藤
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 姿勢制御のデータに関する精度向上を計り得
る太陽角度検出機能付き突き抜け走査型地球センサを提
供すること。 【解決手段】 この地球センサでは、既存の赤外検出器
で太陽を検出走査できることを留意し、赤外信号処理部
において太陽の検出処理が可能なように、新たに北側走
査ラインLN に係る北側増幅器1N からの北側増幅信号
N−SIGに関して太陽専用の基準信号として立ち上が
り検出する基準信号VRSUN との間で比較して北側太陽
立ち上がりパルスNSUNLEを生成出力する北側比較
器(太陽検出手段)2N cを設けると共に、南側走査ラ
インLS に係る南側増幅器1S からの南側増幅信号S−
SIGに関して太陽専用の基準信号として立ち上がり検
出する基準信号VRSUN との間で比較して南側太陽立ち
上がりパルスSSUNLEを生成出力する南側比較器
(太陽検出手段)2S cを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として人工衛星
等の宇宙航行体に搭載されると共に、地球の検出走査結
果を利用して宇宙航行体の特定の部分や全体を地球に指
向させて姿勢制御する姿勢制御システムに用いられる走
査型地球センサであって、詳しくは太陽角度検出機能を
有して姿勢制御する太陽角度検出機能付き突き抜け走査
型地球センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に宇宙航行体には、姿勢制御
のために例えば太陽センサ,慣性センサジャイロ,地球
センサ,恒星センサ,地磁気センサ等の各種の姿勢セン
サが用いられている。又、最終的な姿勢制御状態におい
ては、特に静止衛星の場合、ヨー軸を検出するための慣
性センサと地球センサとだけで姿勢制御を行うことがで
きる。
【0003】図5は、従来の突き抜け走査型地球センサ
の基本構成を示したブロック図である。この突き抜け走
査型地球センサは、一つの面の局部が突き抜け状態で開
口された筐体内に取り付けられた反射ミラー15を一軸
方向の回りに振動させ、筐体内に設置されると共に、レ
ンズ16を装備した赤外検出器14の視野(FOV)と
して、光学的伝達媒体手段としての反射ミラー15及び
レンズ16を介して入射方向に規定される開口より地球
の表面(赤道面)上を東西方向に走査できるようにして
いる。赤外検出器14から得られた赤外アナログ検出信
号は赤外信号処理部17で増幅器で増幅されてその出力
が比較器にかけられ、その結果としてパルス状の地球検
出信号が生成出力される。地球検出信号は外部からコマ
ンド信号が入力される姿勢角計測部20に入力され、こ
こでは地球検出信号に基づいてコマンドに応じた振幅デ
ータの計数処理が行われて反射ミラー15の駆動に供さ
れる振幅制御信号が生成出力される。振幅制御信号は検
出視野の1往復走査周期TB を示す基準信号としてのス
キャンパルスSPを発生するミラー駆動部18に入力さ
れ、ここで反射ミラー15を駆動するためのミラー駆動
信号として変換出力される。
【0004】又、反射ミラー15からのエンコーダ信号
は光学式エンコーダ部19に入力され、ここで検出視野
が視野中心を通過したタイミングを示す基準信号として
のセンタリファレンスパルスCRPと反射ミラー15の
振動角度を示すエンコーダクロックE−CLKとを生成
出力する。これにより、計測制御部21では2種の基準
信号であるスキャンパルスSP及びセンタリファレンス
パルスCRPを用いてエンコーダクロックE−CLKに
応じた姿勢角計測制御信号を生成出力し、姿勢角計測部
20において姿勢角計測制御信号に従って地球検出信号
に基づいて姿勢角データの計数処理が行われ、地球に対
する宇宙航行体の姿勢角であるピッチ角やロール角を示
す姿勢角データ信号が生成出力される。
【0005】図6は、この突き抜け走査型地球センサに
備えられる赤外検出器14よる検出走査視野を示したも
ので、同図(a)は地球を捕捉した様子に関するもの,
同図(b)は太陽を捕捉した様子に関するものである。
【0006】ここでは、検出走査対象を地球とした場
合、例えば図6(a)に示されるように、宇宙航行体の
地球からの距離はさほど遠くないため、赤外検出器14
の検出走査視野においては、角度検出軸としての直交す
るロール軸ZR 及びピッチ軸ZP におけるピッチ軸ZP
の上側方向,下側方向にロール軸ZR と平行して延びた
北側走査ラインLN ,南側走査ラインLS の双方が地球
面を横切る様子を示している。
【0007】ところが、検出走査対象を太陽とした場
合、例えば図6(b)に示されるように、宇宙航行体の
地球からの距離はかなり遠いため、赤外検出器14の検
出走査視野においては、北側走査ラインLN ,南側走査
ラインLS のうちの北側走査ラインLN のみが太陽面を
横切る様子を示している。このように、検出走査対象の
距離が遠くて小さい場合には、北側走査ラインLN ,南
側走査ラインLS の双方に関する検出走査視野角度λは
特定の数値に限定され、北側走査ラインLN のオフセッ
ト角θN や南側走査ラインLS のオフセット角θS も特
定の数値に限定される。図6(b)の場合では、検出走
査視野角度λを20度とし、オフセット角θN ,θS
それぞれ4度とする場合を例示できる。従って、北側走
査ラインLN ,南側走査ラインLS の何れかで太陽を捕
捉したときには、ロール角度は+4度又は−4度である
ことが判る。
【0008】図7は、この突き抜け走査型地球センサに
備えられる赤外信号処理部17の細部構成を示した回路
ブロック図である。
【0009】赤外信号処理部17は、赤外検出器14に
おける北側走査ラインLN からの北側赤外アナログ検出
信号を増幅する北側増幅器1N と、ここで得られる北側
増幅信号N−SIGに関して立ち上がり検出するための
基準電圧VRLEとの間で比較して北側地球立ち上がりパ
ルスNLEを出力する北側比較器2N aと、北側増幅信
号N−SIGに関して立ち下がり検出するための基準電
圧VRTEとの間で比較して北側地球立ち下がりパルスN
TEを出力する北側比較器2N bと、赤外検出器14に
おける南側走査ラインLS からの南側赤外アナログ検出
信号を増幅する南側増幅器1S と、ここで得られる南側
増幅信号S−SIGに関して立ち上がり検出するための
基準電圧VRLEとの間で比較して南側地球立ち上がりパ
ルスSLEを出力する南側比較器2S aと、南側増幅信
号S−SIGに関して立ち下がり検出するための基準電
圧VRTEとの間で比較して南側地球立ち下がりパルスS
TEを出力する南側比較器2S bとを備えて成ってい
る。
【0010】因みに、この赤外信号処理部17における
各部の処理信号の波形は、図8のタイミングチャートに
示されるようになっている。
【0011】ところで、図6(b)で説明したように検
出走査対象を太陽とする場合には、通常地球センサでは
なく、専用の太陽センサが使用される。宇宙航行体に太
陽センサが搭載される際、軌道投入時や搭載機器の異常
発生時に再捕捉を行う必要があるため、複数台が搭載さ
れている。
【0012】尚、太陽を検出走査対象とする太陽センサ
に関連する周知技術としては、特開平1−182719
号公報に開示された宇宙機の太陽捕捉装置や、特開平2
−151600号公報に開示された太陽捕捉姿勢制御装
置等が挙げられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した突き抜け走査
型地球センサの場合、走査対象を地球とするように設計
されているため、宇宙航行体に搭載されて地球を捕捉し
て姿勢制御のデータを得る場合には或る程度の精度を確
保できるが、地球表面は太陽光を反射して赤外線を放射
しており、地表には地形の相違がある上に気象条件の変
化によって赤外線の放射量が同じ地域であっても時間的
に安定しないため、十分な精度が得られないという問題
がある。そこで、太陽からの赤外線の放射を捕捉して姿
勢制御のデータに供すれば高精度化が計られるが、現状
の走査型地球センサでは宇宙航行体に搭載して太陽を捕
捉してもその赤外線のデータ処理を地球からの赤外線の
データ処理と平行して行わせる手段が設けられていない
ため、姿勢制御のデータに関する精度向上において有効
に活用できないという問題がある。
【0014】又、走査型地球センサ以外に太陽センサを
用いれば姿勢制御システムが大規模になり、占有スペー
スや重量が増加してしまう上、コスト高になってしまう
という問題がある他、太陽センサ自体が再捕捉を行うた
めに複数個が搭載されるため、地球センサ及び太陽セン
サを用いる場合と同様な問題がある。
【0015】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、地球からの赤外線
のデータ処理と太陽からの赤外線のデータ処理とを平行
して行い得ると共に、姿勢制御のデータに関する精度向
上を計り得る太陽角度検出機能付き突き抜け走査型地球
センサを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一つの
面の局部が突き抜け状態で開口された筐体内に取り付け
られると共に、該筐体内に設けられた光学的伝達媒体手
段を介して該開口より地球からの赤外光の放射を検出し
て赤外アナログ検出信号を出力する赤外検出器と、赤外
アナログ検出信号を増幅した増幅信号を基準信号と比較
してパルス状の地球検出信号を生成出力する赤外信号処
理部とを備えた突き抜け走査型地球センサにおいて、赤
外信号処理部は、赤外アナログ検出信号として開口より
太陽からの赤外光の放射を検出したものに関して太陽専
用の基準信号と比較してパルス状の太陽検出信号を生成
出力する太陽検出手段を備えた太陽角度検出機能付き突
き抜け走査型地球センサが得られる。
【0017】又、本発明によれば、上記太陽角度検出機
能付き突き抜け走査型地球センサにおいて、地球検出信
号及び太陽検出信号,並びに検出視野の1往復走査周期
を示す基準信号としてのスキャンパルス及び該検出視野
が視野中心を通過したタイミングを示す基準信号として
のセンタリファレンスパルスを用いて光学的伝達媒体手
段の振動角度を示すエンコーダクロックに応じた姿勢角
計測制御信号を生成出力する計測制御部を備えた太陽角
度検出機能付き突き抜け走査型地球センサが得られる。
【0018】更に、本発明によれば、上記太陽角度検出
機能付き突き抜け走査型地球センサにおいて、地球検出
信号及び太陽検出信号に基づいて外部から入力されたコ
マンド信号に応じた振幅データの計数処理を行って光学
的伝達媒体手段の駆動制御に供される振幅制御信号を生
成出力すると共に、姿勢角計測制御信号に従って該地球
検出信号及び該太陽検出信号に基づいて姿勢角データの
計数処理を行って姿勢角データ信号を生成出力する姿勢
角計測部を備えた太陽角度検出機能付き突き抜け走査型
地球センサが得られる。
【0019】加えて、本発明によれば、上記何れかの太
陽角度検出機能付き突き抜け走査型地球センサにおい
て、赤外検出器は、赤外アナログ検出信号として走査視
野の北側を走査して北側赤外アナログ検出信号を出力す
る北側走査ラインと、赤外アナログ検出信号として走査
視野の南側を走査して南側赤外アナログ検出信号を出力
する南側走査ラインとを含み、赤外信号処理部は、北側
赤外アナログ検出信号を増幅して北側増幅信号を出力す
る北側増幅器と、北側増幅信号に関して太陽専用の基準
信号として立ち上がり検出する基準信号との間で比較し
て北側太陽立ち上がりパルスを生成出力する太陽検出手
段としての北側比較器と、南側赤外アナログ検出信号を
増幅して南側増幅信号を出力する南側増幅器と、南側増
幅信号に関して太陽専用の基準信号として立ち上がり検
出する基準信号との間で比較して南側太陽立ち上がりパ
ルスを生成出力する太陽検出手段としての南側比較器と
を含む太陽角度検出機能付き突き抜け走査型地球センサ
が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の太
陽角度検出機能付き突き抜け走査型地球センサについ
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】この突き抜け走査型地球センサも、図5に
示した従来センサと比べて基本構成は同じになっている
が、ここでは赤外信号処理部17が赤外アナログ検出信
号として筐体の開口より太陽からの赤外光の放射を検出
したものに関して太陽専用の基準信号と比較してパルス
状の太陽検出信号を生成出力する太陽検出手段を備えて
いる。
【0022】図1は、本発明の一実施例に係る突き抜け
走査型地球センサに備えられる赤外信号処理部17の細
部構成を示した回路ブロック図である。この赤外信号処
理部17は、赤外検出器14における北側走査ラインL
N からの北側赤外アナログ検出信号を増幅する北側増幅
器1N と、ここで得られる北側増幅信号N−SIGに関
して立ち上がり検出するための基準電圧VRLEとの間で
比較して北側地球立ち上がりパルスNLEを出力する北
側比較器2N aと、北側増幅信号N−SIGに関して立
ち下がり検出するための基準電圧VRTEとの間で比較し
て北側地球立ち下がりパルスNTEを出力する北側比較
器2N bと、北側増幅信号N−SIGに関して太陽専用
の基準信号として立ち上がり検出する基準信号VRSUN
との間で比較して北側太陽立ち上がりパルスNSUNL
Eを生成出力する太陽検出手段としての北側比較器2N
cと、赤外検出器14における南側走査ラインLS から
の南側赤外アナログ検出信号を増幅する南側増幅器1S
と、ここで得られる南側増幅信号S−SIGに関して立
ち上がり検出するための基準電圧VRLEとの間で比較し
て南側地球立ち上がりパルスSLEを出力する南側比較
器2S aと、南側増幅信号S−SIGに関して立ち下が
り検出するための基準電圧VRTEとの間で比較して南側
地球立ち下がりパルスSTEを出力する南側比較器2S
bと、南側増幅信号S−SIGに関して太陽専用の基準
信号として立ち上がり検出する基準信号VRSUN との間
で比較して南側太陽立ち上がりパルスSSUNLEを生
成出力する太陽検出手段としての南側比較器2S cとを
備えて成っている。
【0023】即ち、ここでは従来から用いられた北側比
較器2N a及び北側比較器2N bと、南側比較器2S
及び南側比較器2S bとの他、新たに太陽専用の基準信
号VRSUN との比較により太陽検出信号を得るための2
個の北側比較器2N c及び南側比較器2S cが設けられ
ている。但し、太陽専用の基準信号VRSUN は、地球を
検出するレベルより充分大きく、しかも太陽を検出でき
るレベルに設定されるものであるが、太陽角を計測する
ためには太陽に関する赤外アナログ検出信号の立ち上が
りのみを使用するだけで済む。これは立ち上りだけを検
出しても、実用的に充分な角度精度(約0.5度〜1
度)が得られるからである。各比較器におけるパルスの
種別な識別はフラグ生成により行う。
【0024】因みに、この赤外信号処理部17における
各部の処理信号の波形は、図2のタイミングチャートに
示されるようになっている。
【0025】ところで、こうした赤外信号処理部17の
変更に伴い、計測制御部21にも太陽角度計測機能が持
たされることになる。即ち、計測制御部21は、地球検
出信号及び太陽検出信号,並びに基準信号としてのスキ
ャンパルスSP及びセンタリファレンスパルスCRPを
用いて反射ミラー15の振動角度を示すエンコーダクロ
ックE−CLKに応じた姿勢角計測制御信号を生成出力
する。
【0026】図3は、赤外信号処理部17で得られる地
球検出信号及び太陽検出信号(検出信号)と計測制御部
21で用いられるスキャンパルスSP,センタリファレ
ンスパルスCRP,及びエンコーダクロックE−CLK
とを用いた場合の太陽ピッチ角度計測結果に関しての各
処理信号の波形の関係を例示したタイミングチャートで
ある。
【0027】ここでは、計測制御部21において、地球
検出信号又は太陽検出信号(検出信号)と、検出視野の
1往復走査周期TB を示すスキャンパルスSP,及び検
出視野が視野中心を通過したタイミングを示すセンタリ
ファレンスパルスCRPを用いて反射ミラー15の振動
角度を示すエンコーダクロックE−CLKに応じた姿勢
角計測制御信号(ケースA〜F)を生成出力している様
子を示している。
【0028】ここでは、検出視野の1往復走査周期TB
の1/4となる検出信号の連続した期間△t1,△t
2,△t3,△t4内において、それぞれ太陽のピッチ
角度が図中のN1,N2,N3,N4等の期間でエンコ
ーダクロックE−CLKの数をカウントすることにより
得られることを示している。尚、ケースC〜ケースF
は、宇宙航空体の姿勢角度の変化が大きく、検出走査の
往路又は復路のみ太陽を捕捉した状態となっている。
【0029】図4は、この計測制御部21の細部構成を
示した回路ブロック図である。この計測制御部21にお
いて、初段の4個の2入力論理積(AND)回路は、一
方のゲートG1,G2,G3,G4の入力をそれぞれ期
間△t1,△t2,△t3,△t4の地球パルス用と
し、他方のゲートG1´,G2´,G3´,G4´の入
力をそれぞれ太陽パルス用としている。又、一対のフリ
ップフロップFFのうちの一方のものはカウンタを動作
させるタイミングを作り出すもので、期間△t1の太陽
パルスからセンタリファレンスパルスCRPの立ち上が
りまでの期間か、或いはセンタリファレンスパルスCR
Pの立ち下がりから期間△t2の太陽パルスの立ち上が
りまでの期間かの何れかを示すタイミングを生成出力す
るもので、他方のものは同様に期間△t3から期間△t
4までの計測のタイミングを生成出力する。これらの一
対のフリップフロップFFからのタイミング信号は何れ
も2入力論理和(OR)回路を通してカウンタへ伝送さ
れる。カウンタでは、クロックとしてエンコーダクロッ
クE−CLKを用いると共に、UP/DOWNの制御に
センタリファレンスパルスCRPを用い、タイミング信
号をカウンイネーブルする。レジスタでは、スキャンパ
ルスSPの立ち下がりで1往復走査が完了するので、立
ち下がりの少し前でラッチ信号latからラッチパルス
を生成し、カウンタのデータをラッチするが、ラッチパ
ルスの生成の少し後でカウンタをリセットするためのリ
セット信号Rを生成出力する。レジスタの後段のデータ
切替器では、図3に示したケースAやケースBの時にカ
ウンタの計測値が2倍になるので、出力データの重みを
常に一定にするため、データを1/2する(2進数のデ
ータを1ビットシフトさせる)処理を行う。このように
して、計測制御部21は太陽ピッチ角度の計測結果を含
む姿勢角計測制御信号を出力する。
【0030】そこで、姿勢角計測部20ではこの太陽ピ
ッチ角度の計測結果を含む姿勢角計測制御信号に従って
地球パルス(地球検出信号)及び太陽パルス(太陽検出
信号)に基づいて姿勢角データの計数処理を行って姿勢
角データ信号を生成出力すると共に、これらの検出信号
に基づいて外部から入力されたコマンド信号に応じた振
幅データの計数処理を行って反射ミラー15の駆動制御
に供される振幅制御信号を生成出力する。
【0031】この突き抜け走査型地球センサの場合、地
球センサとして使用される赤外検出器14が太陽検出も
可能であるため、太陽検出を行わせて検出された太陽パ
ルスを用いて宇宙航行体の検出走査視野方向と太陽との
相対角度を計測し、地球センサとしての機能に加えて太
陽センサとしての機能を持たせて姿勢制御できるように
しているので、地球に対する宇宙航行体の姿勢角である
ピッチ角やロール角を示す姿勢角データ信号のデータ
(姿勢制御のデータ)に関する精度向上が計られる。
【0032】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の太陽角度検
出機能付き突き抜け走査型地球センサによれば、既存の
突き抜け走査型地球センサにおける赤外検出器によって
太陽検出走査が可能であることを留意し、赤外信号処理
部を太陽検出処理が可能なように改良すると共に、計測
制御部において太陽検出信号から太陽角度計測を行った
結果を含む姿勢角計測制御信号を入力した姿勢角計測部
により姿勢角データの計数処理を行って姿勢制御のデー
タを得るようにしているので、地球からの赤外線のデー
タ処理と太陽からの赤外線のデータ処理とを平行して行
い得る上、姿勢制御のデータに関する精度向上が簡素な
構成で廉価に計られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る太陽角度検出機能付き
突き抜け走査型地球センサに備えられる赤外信号処理部
の細部構成を示した回路ブロック図である。
【図2】図1に示す赤外信号処理部における各部の処理
信号の波形を示したタイミングチャートである。
【図3】図1に示す赤外信号処理部で得られる検出信号
と突き抜け走査型地球センサに備えられる計測制御部で
用いられるスキャンパルス,センタリファレンスパル
ス,及びエンコーダクロックとを用いた場合の太陽ピッ
チ角度計測結果に関しての各処理信号の波形の関係を例
示したタイミングチャートである。
【図4】図3で説明した計測制御部の細部構成を示した
回路ブロック図である。
【図5】従来の突き抜け走査型地球センサの基本構成を
示したブロック図である。
【図6】図5に示す突き抜け走査型地球センサに備えら
れる赤外検出器よる走査視野を示したもので、(a)は
地球を捕捉した様子に関するもの,(b)は太陽を捕捉
した様子に関するものである。
【図7】図5に示す突き抜け走査型地球センサに備えら
れる赤外信号処理部の細部構成を示した回路ブロック図
である。
【図8】図7に示す赤外信号処理部における各部の処理
信号の波形を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
N ,1S 増幅器 2N a,2N b,2N c,2S a,2S b,2S c 比
較器 14 赤外検出器 15 反射ミラー 16 レンズ 17 赤外信号処理部 18 ミラー駆動部 19 光学式エンコーダ部 20 姿勢角計測部 21 計測制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの面の局部が突き抜け状態で開口さ
    れた筐体内に取り付けられると共に、該筐体内に設けら
    れた光学的伝達媒体手段を介して該開口より地球からの
    赤外光の放射を検出して赤外アナログ検出信号を出力す
    る赤外検出器と、前記赤外アナログ検出信号を増幅した
    増幅信号を基準信号と比較してパルス状の地球検出信号
    を生成出力する赤外信号処理部とを備えた突き抜け走査
    型地球センサにおいて、前記赤外信号処理部は、前記赤
    外アナログ検出信号として前記開口より太陽からの赤外
    光の放射を検出したものに関して太陽専用の基準信号と
    比較してパルス状の太陽検出信号を生成出力する太陽検
    出手段を備えたことを特徴とする太陽角度検出機能付き
    突き抜け走査型地球センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の太陽角度検出機能付き突
    き抜け走査型地球センサにおいて、前記地球検出信号及
    び前記太陽検出信号,並びに検出視野の1往復走査周期
    を示す基準信号としてのスキャンパルス及び該検出視野
    が視野中心を通過したタイミングを示す基準信号として
    のセンタリファレンスパルスを用いて前記光学的伝達媒
    体手段の振動角度を示すエンコーダクロックに応じた姿
    勢角計測制御信号を生成出力する計測制御部を備えたこ
    とを特徴とする太陽角度検出機能付き突き抜け走査型地
    球センサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の太陽角度検出機能付き突
    き抜け走査型地球センサにおいて、前記地球検出信号及
    び前記太陽検出信号に基づいて外部から入力されたコマ
    ンド信号に応じた振幅データの計数処理を行って前記光
    学的伝達媒体手段の駆動制御に供される振幅制御信号を
    生成出力すると共に、前記姿勢角計測制御信号に従って
    該地球検出信号及び該太陽検出信号に基づいて姿勢角デ
    ータの計数処理を行って姿勢角データ信号を生成出力す
    る姿勢角計測部を備えたことを特徴とする太陽角度検出
    機能付き突き抜け走査型地球センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載の太陽
    角度検出機能付き突き抜け走査型地球センサにおいて、
    前記赤外検出器は、前記赤外アナログ検出信号として走
    査視野の北側を走査して北側赤外アナログ検出信号を出
    力する北側走査ラインと、前記赤外アナログ検出信号と
    して走査視野の南側を走査して南側赤外アナログ検出信
    号を出力する南側走査ラインとを含み、前記赤外信号処
    理部は、前記北側赤外アナログ検出信号を増幅して北側
    増幅信号を出力する北側増幅器と、前記北側増幅信号に
    関して前記太陽専用の基準信号として立ち上がり検出す
    る基準信号との間で比較して北側太陽立ち上がりパルス
    を生成出力する前記太陽検出手段としての北側比較器
    と、前記南側赤外アナログ検出信号を増幅して南側増幅
    信号を出力する南側増幅器と、前記南側増幅信号に関し
    て前記太陽専用の基準信号として立ち上がり検出する基
    準信号との間で比較して南側太陽立ち上がりパルスを生
    成出力する前記太陽検出手段としての南側比較器とを含
    むことを特徴とする太陽角度検出機能付き突き抜け走査
    型地球センサ。
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