JPH11108986A - トランジスタ測定装置、トランジスタ測定治具およびトランジスタ測定方法 - Google Patents
トランジスタ測定装置、トランジスタ測定治具およびトランジスタ測定方法Info
- Publication number
- JPH11108986A JPH11108986A JP27311597A JP27311597A JPH11108986A JP H11108986 A JPH11108986 A JP H11108986A JP 27311597 A JP27311597 A JP 27311597A JP 27311597 A JP27311597 A JP 27311597A JP H11108986 A JPH11108986 A JP H11108986A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- transistor
- measuring
- measurement
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一台のトランジスタ測定装置でゲート漏れ電
流の測定とドレイン電流の測定とを行えるようにするこ
とで、測定項目の順序を任意に選択できるようにする。 【解決手段】 トランジスタ測定装置を、電界効果トラ
ンジスタ100のゲート端子、ドレイン端子およびソー
ス端子に接続されるゲート端子用接続手段101、ドレ
イン端子用接続手段102およびソース端子用接続手段
103と、ゲート端子用接続手段101とグランドとの
間に直列接続されたスイッチ104、電流計105およ
び電源106と、ドレイン端子用接続手段102とグラ
ンドとの間に直列接続されたスイッチ107、電流計1
08および電源109と、ソース端子用接続手段103
とグランドとの間に接続されたスイッチ110とによっ
て構成する。
流の測定とドレイン電流の測定とを行えるようにするこ
とで、測定項目の順序を任意に選択できるようにする。 【解決手段】 トランジスタ測定装置を、電界効果トラ
ンジスタ100のゲート端子、ドレイン端子およびソー
ス端子に接続されるゲート端子用接続手段101、ドレ
イン端子用接続手段102およびソース端子用接続手段
103と、ゲート端子用接続手段101とグランドとの
間に直列接続されたスイッチ104、電流計105およ
び電源106と、ドレイン端子用接続手段102とグラ
ンドとの間に直列接続されたスイッチ107、電流計1
08および電源109と、ソース端子用接続手段103
とグランドとの間に接続されたスイッチ110とによっ
て構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トランジスタの
複数種類の電気的特性を測定するトランジスタ測定装置
に関するものである。
複数種類の電気的特性を測定するトランジスタ測定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トランジスタの製造工程では、
製造されたトランジスタについての所定の測定を行って
良否の判断をする工程(以下「検査工程」と記す)が行
われる。また、かかる検査工程の測定項目としては、例
えば、ゲート漏れ電流の測定や、ドレイン電流の測定等
が知られている。
製造されたトランジスタについての所定の測定を行って
良否の判断をする工程(以下「検査工程」と記す)が行
われる。また、かかる検査工程の測定項目としては、例
えば、ゲート漏れ電流の測定や、ドレイン電流の測定等
が知られている。
【0003】ここで、ゲート漏れ電流を測定する際に
は、ゲート電圧を変更すること等により、複数種類の条
件での測定を行うのが一般的である。同様に、ドレイン
電流を測定する際にも、ドレイン電圧を変更すること等
により、複数種類の条件での測定を行うのが一般的であ
る。
は、ゲート電圧を変更すること等により、複数種類の条
件での測定を行うのが一般的である。同様に、ドレイン
電流を測定する際にも、ドレイン電圧を変更すること等
により、複数種類の条件での測定を行うのが一般的であ
る。
【0004】従来、ゲート漏れ電流の測定とドレイン電
流の測定とは、別々の装置を用いて行っていた。
流の測定とは、別々の装置を用いて行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4は、ゲート漏れ電
流を測定する装置の構成を示す回路図である。
流を測定する装置の構成を示す回路図である。
【0006】同図に示したように、この測定装置では、
ゲート接続端子401とドレイン接続端子402との間
には、電源404と電流計405とが直列接続されてい
る。また、ソース接続端子403は、スイッチ406を
介して接地されている。
ゲート接続端子401とドレイン接続端子402との間
には、電源404と電流計405とが直列接続されてい
る。また、ソース接続端子403は、スイッチ406を
介して接地されている。
【0007】このような構成の測定装置によれば、電界
効果トランジスタ400のゲート、ドレインおよびソー
スをゲート接続端子401、ドレイン接続端子402お
よびソース接続端子403に接続した状態で電源404
から所定電圧を出力することにより、ソースをフローテ
ィングにした状態でのゲート漏れ電流を電流計405で
測定することができる。また、スイッチ406を閉じた
状態で電源404から所定電圧を出力することにより、
ソースを接地した状態でのゲート漏れ電流を電流計40
5で測定することができる。
効果トランジスタ400のゲート、ドレインおよびソー
スをゲート接続端子401、ドレイン接続端子402お
よびソース接続端子403に接続した状態で電源404
から所定電圧を出力することにより、ソースをフローテ
ィングにした状態でのゲート漏れ電流を電流計405で
測定することができる。また、スイッチ406を閉じた
状態で電源404から所定電圧を出力することにより、
ソースを接地した状態でのゲート漏れ電流を電流計40
5で測定することができる。
【0008】また、図5は、ドレイン電流を測定する装
置の構成を示す回路図である。
置の構成を示す回路図である。
【0009】同図に示したように、この測定装置では、
ゲート接続端子501とグランドとの間には電流計50
4と電源505とが直列接続されており、ドレイン接続
端子502とグランドとの間には電流計506と電源5
07とが直列接続されている。また、ソース接続端子5
03は、接地されている。
ゲート接続端子501とグランドとの間には電流計50
4と電源505とが直列接続されており、ドレイン接続
端子502とグランドとの間には電流計506と電源5
07とが直列接続されている。また、ソース接続端子5
03は、接地されている。
【0010】このような構成の測定装置によれば、電界
効果トランジスタ500のゲート、ドレインおよびソー
スをそれぞれゲート接続端子501,ドレイン接続端子
502およびソース接続端子503に接続して電源50
5,507から所定電圧を出力することにより、ドレイ
ン電流を電流計504,506で測定することができ
る。
効果トランジスタ500のゲート、ドレインおよびソー
スをそれぞれゲート接続端子501,ドレイン接続端子
502およびソース接続端子503に接続して電源50
5,507から所定電圧を出力することにより、ドレイ
ン電流を電流計504,506で測定することができ
る。
【0011】このように、従来は、ゲート漏れ電流の測
定とドレイン電流の測定とは、別々の装置を用いて行っ
ていた。そして、これらの測定項目について、電源電圧
等を変更しつつ複数種類の測定を行う場合には、まず、
ゲート漏れ電流についての全ての種類の測定を行った
後、ドレイン電流についての全ての種類の測定を行って
いた。
定とドレイン電流の測定とは、別々の装置を用いて行っ
ていた。そして、これらの測定項目について、電源電圧
等を変更しつつ複数種類の測定を行う場合には、まず、
ゲート漏れ電流についての全ての種類の測定を行った
後、ドレイン電流についての全ての種類の測定を行って
いた。
【0012】ここで、検査工程を精度よく行うために
は、電界効果トランジスタ500に与える電圧や電力ス
トレスが小さいものから順に、測定を行うことが望まし
い。また、検査工程を短時間で効率よく行うためには、
各測定を所要時間の短いものから実行し、各測定ごとに
不良品を除外していくことが望ましい。
は、電界効果トランジスタ500に与える電圧や電力ス
トレスが小さいものから順に、測定を行うことが望まし
い。また、検査工程を短時間で効率よく行うためには、
各測定を所要時間の短いものから実行し、各測定ごとに
不良品を除外していくことが望ましい。
【0013】しかしながら、従来の検査工程では、上述
したように測定内容ごとに異なる測定装置を使用してい
たため、同じ測定項目どうし(例えばゲート漏れ電流の
測定どうし或いはドレイン電流の測定どうし)では測定
順序を選択することができるものの、異なる測定項目間
では測定装置を変更しなければならないために、実質的
には測定順序を選択することができないという欠点があ
った。
したように測定内容ごとに異なる測定装置を使用してい
たため、同じ測定項目どうし(例えばゲート漏れ電流の
測定どうし或いはドレイン電流の測定どうし)では測定
順序を選択することができるものの、異なる測定項目間
では測定装置を変更しなければならないために、実質的
には測定順序を選択することができないという欠点があ
った。
【0014】また、従来は、測定ごとに、電界効果トラ
ンジスタを測定装置から着脱していたため、測定後に次
の測定のための電界効果トランジスタと交換する際の作
業に時間を要し、作業効率が悪いという欠点もあった。
ンジスタを測定装置から着脱していたため、測定後に次
の測定のための電界効果トランジスタと交換する際の作
業に時間を要し、作業効率が悪いという欠点もあった。
【0015】このため、異なる測定項目間でも測定順序
を自由に選択することができ且つトランジスタの交換が
容易なトランジスタ測定装置の登場が嘱望されていた。
を自由に選択することができ且つトランジスタの交換が
容易なトランジスタ測定装置の登場が嘱望されていた。
【0016】
(1)第1の発明は、トランジスタの複数種類の電気的
特性を測定するトランジスタ測定装置に関するものであ
る。
特性を測定するトランジスタ測定装置に関するものであ
る。
【0017】そして、トランジスタの制御端子、第1端
子および第2端子に接続される制御端子用接続手段、第
1端子用接続手段および第2端子用接続手段と、制御端
子用接続手段とグランドラインとの間に直列接続された
第1スイッチ手段、第1電流計および第1電源と、第1
端子用接続手段とグランドラインとの間に直列接続され
た第2スイッチ手段、第2電流計および第2電源と、第
2端子用接続手段とグランドラインとの間に設けられた
第3スイッチ手段とを備えている。
子および第2端子に接続される制御端子用接続手段、第
1端子用接続手段および第2端子用接続手段と、制御端
子用接続手段とグランドラインとの間に直列接続された
第1スイッチ手段、第1電流計および第1電源と、第1
端子用接続手段とグランドラインとの間に直列接続され
た第2スイッチ手段、第2電流計および第2電源と、第
2端子用接続手段とグランドラインとの間に設けられた
第3スイッチ手段とを備えている。
【0018】このような装置によれば、複数種類の測定
項目を一台の装置で行うことができるので、測定順序の
選択の幅を広げることができる。
項目を一台の装置で行うことができるので、測定順序の
選択の幅を広げることができる。
【0019】また、かかる発明においては、第1端子用
接続手段と第2端子用接続手段との間に設けられた第1
キャパシタと、第1端子用接続手段と第2端子用接続手
段との間に直列接続された第2キャパシタおよび第1抵
抗素子と、第2端子用接続手段と制御端子用接続手段と
の間に直列接続された第2抵抗素子および第3キャパシ
タとをさらに設けることが望ましい。
接続手段と第2端子用接続手段との間に設けられた第1
キャパシタと、第1端子用接続手段と第2端子用接続手
段との間に直列接続された第2キャパシタおよび第1抵
抗素子と、第2端子用接続手段と制御端子用接続手段と
の間に直列接続された第2抵抗素子および第3キャパシ
タとをさらに設けることが望ましい。
【0020】これにより、第1〜第3のスイッチ手段を
開閉するときのノイズの発生を抑制することができる。
開閉するときのノイズの発生を抑制することができる。
【0021】(2)第2の発明は、トランジスタの電気
的特性を測定するためのトランジスタ測定治具に関する
ものである。
的特性を測定するためのトランジスタ測定治具に関する
ものである。
【0022】そして、基板上の載置部に載置されるトラ
ンジスタの制御端子、第1端子および第2端子に接続さ
れる制御端子用接続手段、第1端子用接続手段および第
2端子用接続手段と、第1端子用接続手段と第2端子用
接続手段との間に設けられた第1キャパシタと、第1端
子用接続手段と第2端子用接続手段との間に直列接続さ
れた第2キャパシタおよび第1抵抗素子と、第2端子用
接続手段と制御端子用接続手段との間に直列接続された
第2抵抗素子および第3キャパシタとを備えている。
ンジスタの制御端子、第1端子および第2端子に接続さ
れる制御端子用接続手段、第1端子用接続手段および第
2端子用接続手段と、第1端子用接続手段と第2端子用
接続手段との間に設けられた第1キャパシタと、第1端
子用接続手段と第2端子用接続手段との間に直列接続さ
れた第2キャパシタおよび第1抵抗素子と、第2端子用
接続手段と制御端子用接続手段との間に直列接続された
第2抵抗素子および第3キャパシタとを備えている。
【0023】このような測定治具によれば、測定を行う
電界効果トランジスタの交換を容易にして、検査工程の
効率を高めることができ、従って、電界効果トランジス
タ300の測定に要する時間を、全体として短縮するこ
とができる。
電界効果トランジスタの交換を容易にして、検査工程の
効率を高めることができ、従って、電界効果トランジス
タ300の測定に要する時間を、全体として短縮するこ
とができる。
【0024】かかる測定治具においては、第2端子接続
手段を、基板の表面または表裏両面に形成された金属箔
とし、制御端子用接続手段を、載置部に載置されるトラ
ンジスタの制御端子と接するように金属箔に形成された
第1アイランドとし、第1端子用接続手段を、載置部に
載置されるトランジスタの第1端子と接するように金属
箔に形成された第2アイランドとし、第2キャパシタと
第1抵抗素子とを接続する配線パターンを、第1アイラ
ンドに隣接させて金属箔に形成された第3アイランドと
し、第2抵抗素子と第3キャパシタとを接続する配線パ
ターンを、第2アイランドに隣接させて金属箔に形成さ
れた第4アイランドとすることが望ましい。
手段を、基板の表面または表裏両面に形成された金属箔
とし、制御端子用接続手段を、載置部に載置されるトラ
ンジスタの制御端子と接するように金属箔に形成された
第1アイランドとし、第1端子用接続手段を、載置部に
載置されるトランジスタの第1端子と接するように金属
箔に形成された第2アイランドとし、第2キャパシタと
第1抵抗素子とを接続する配線パターンを、第1アイラ
ンドに隣接させて金属箔に形成された第3アイランドと
し、第2抵抗素子と第3キャパシタとを接続する配線パ
ターンを、第2アイランドに隣接させて金属箔に形成さ
れた第4アイランドとすることが望ましい。
【0025】これにより、簡単な構造で信頼性の高い測
定治具を得ることができる。
定治具を得ることができる。
【0026】(3)第3の発明は、トランジスタの制御
端子、第1端子および第2端子に接続される制御端子用
接続手段、第1端子用接続手段および第2端子用接続手
段と、制御端子用接続手段とグランドラインとの間に直
列接続された第1スイッチ手段、第1電流計および第1
電源と、第1端子用接続手段とグランドラインとの間に
直列接続された第2スイッチ手段、第2電流計および第
2電源と、第2端子用接続手段とグランドラインとの間
に設けられた第3スイッチ手段とを備えるトランジスタ
測定装置を用いたトランジスタ測定方法に関するもので
ある。
端子、第1端子および第2端子に接続される制御端子用
接続手段、第1端子用接続手段および第2端子用接続手
段と、制御端子用接続手段とグランドラインとの間に直
列接続された第1スイッチ手段、第1電流計および第1
電源と、第1端子用接続手段とグランドラインとの間に
直列接続された第2スイッチ手段、第2電流計および第
2電源と、第2端子用接続手段とグランドラインとの間
に設けられた第3スイッチ手段とを備えるトランジスタ
測定装置を用いたトランジスタ測定方法に関するもので
ある。
【0027】そして、第1〜第3スイッチ手段をオンし
且つ第1電源および第2電源から所定電圧を出力した状
態で第1電流計の値を測定する第1測定過程の1または
複数と、第1〜第3スイッチ手段をオンし且つ第1電源
および第2電源から所定電圧を出力した状態で第2電流
計の値を測定する第2測定過程の1または複数と、第1
スイッチ手段および第2スイッチ手段をオンし、第3ス
イッチ手段をオフし且つ第1電源および第2電源から所
定電圧を出力した状態で第1電流計の値を測定する第3
測定過程の1または複数とを、所定条件に従った順序で
行う。
且つ第1電源および第2電源から所定電圧を出力した状
態で第1電流計の値を測定する第1測定過程の1または
複数と、第1〜第3スイッチ手段をオンし且つ第1電源
および第2電源から所定電圧を出力した状態で第2電流
計の値を測定する第2測定過程の1または複数と、第1
スイッチ手段および第2スイッチ手段をオンし、第3ス
イッチ手段をオフし且つ第1電源および第2電源から所
定電圧を出力した状態で第1電流計の値を測定する第3
測定過程の1または複数とを、所定条件に従った順序で
行う。
【0028】このような方法によれば、複数種類の測定
項目を一台の装置で行うことができるので、測定順序の
選択の幅を広げることができる。
項目を一台の装置で行うことができるので、測定順序の
選択の幅を広げることができる。
【0029】かかる測定方法においては、所定条件を、
それぞれの第1測定過程と、それぞれの第2測定過程
と、それぞれの第3測定過程とを、第1電源および第2
電源の出力電圧が小さく且つトランジスタに与える電力
ストレスが小さくなる順序で行うこととすることが望ま
しい。
それぞれの第1測定過程と、それぞれの第2測定過程
と、それぞれの第3測定過程とを、第1電源および第2
電源の出力電圧が小さく且つトランジスタに与える電力
ストレスが小さくなる順序で行うこととすることが望ま
しい。
【0030】これにより、測定の精度を向上させること
ができる。
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解さ
れたい。
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解さ
れたい。
【0032】第1の実施の形態 以下、この発明の第1の実施の形態について、図1を用
いて説明する。
いて説明する。
【0033】図1は、この実施の形態に係るトランジス
タ測定装置の構成を示す回路図である。
タ測定装置の構成を示す回路図である。
【0034】同図に示したように、このトランジスタ測
定装置は、電界効果トランジスタ100のゲート端子、
ドレイン端子およびソース端子に接続されるゲート端子
用接続手段101、ドレイン端子用接続手段102およ
びソース端子用接続手段103とを備えている。
定装置は、電界効果トランジスタ100のゲート端子、
ドレイン端子およびソース端子に接続されるゲート端子
用接続手段101、ドレイン端子用接続手段102およ
びソース端子用接続手段103とを備えている。
【0035】そして、ゲート端子用接続手段101とグ
ランドとの間には、スイッチ104、電流計105およ
び電源106が、直列に接続されている。
ランドとの間には、スイッチ104、電流計105およ
び電源106が、直列に接続されている。
【0036】また、ドレイン端子用接続手段102とグ
ランドとの間には、スイッチ107、電流計108およ
び電源109が、直列に接続されている。
ランドとの間には、スイッチ107、電流計108およ
び電源109が、直列に接続されている。
【0037】さらに、ソース端子用接続手段103とグ
ランドとの間には、スイッチ110が設けられている。
ランドとの間には、スイッチ110が設けられている。
【0038】このような構成のトランジスタ測定装置に
よれば、トランジスタのゲート端子、ドレイン端子およ
びソース端子をそれぞれゲート端子用接続手段101、
ドレイン端子用接続手段102およびソース端子用接続
手段103に接続し、電源106,109から所定電圧
を出力させた状態で、スイッチ104,107,110
をすべてオンにし、このときのゲート電流およびドレイ
ン電流を電流計105,108で測定することにより、
かかるトランジスタのゲート漏れ電流やドレイン電流特
性を測定することができる。
よれば、トランジスタのゲート端子、ドレイン端子およ
びソース端子をそれぞれゲート端子用接続手段101、
ドレイン端子用接続手段102およびソース端子用接続
手段103に接続し、電源106,109から所定電圧
を出力させた状態で、スイッチ104,107,110
をすべてオンにし、このときのゲート電流およびドレイ
ン電流を電流計105,108で測定することにより、
かかるトランジスタのゲート漏れ電流やドレイン電流特
性を測定することができる。
【0039】また、電源106,109の出力電圧を所
定値に設定した状態で、スイッチ104,107をオン
にし且つスイッチ110をオフにし、このときのゲート
電流およびドレイン電流を電流計105,108で測定
することにより、ソースをフローティング状態にしたと
きのゲート漏れ電流を測定することができる。
定値に設定した状態で、スイッチ104,107をオン
にし且つスイッチ110をオフにし、このときのゲート
電流およびドレイン電流を電流計105,108で測定
することにより、ソースをフローティング状態にしたと
きのゲート漏れ電流を測定することができる。
【0040】次に、図1に示したトランジスタ測定装置
を用いてトランジスタの測定を行う手順の一例について
説明する。
を用いてトランジスタの測定を行う手順の一例について
説明する。
【0041】最初に、第1の測定として、測定対象と
しての各電界効果トランジスタ100のゲート漏れ電流
の測定を、以下のようにして行う。
しての各電界効果トランジスタ100のゲート漏れ電流
の測定を、以下のようにして行う。
【0042】まず、電源106,109をオンした後、
スイッチ104,107,110をオンする。そして、
電源106の出力電圧を−6Vに設定し、電源109の
出力電圧を0Vに設定する。そして、このときのゲート
漏れ電流の電流値を、電流計105によって測定する。
これにより、ソースを接地したときのゲート漏れ電流を
測定することができる。その結果、ゲート漏れ電流の値
が例えば10μA未満の場合には良品と判断し、例えば
10μA以上の場合には不良品と判断する。
スイッチ104,107,110をオンする。そして、
電源106の出力電圧を−6Vに設定し、電源109の
出力電圧を0Vに設定する。そして、このときのゲート
漏れ電流の電流値を、電流計105によって測定する。
これにより、ソースを接地したときのゲート漏れ電流を
測定することができる。その結果、ゲート漏れ電流の値
が例えば10μA未満の場合には良品と判断し、例えば
10μA以上の場合には不良品と判断する。
【0043】上記測定で良品と判断された場合に
は、次に、第2の測定として、ドレイン電流特性の測定
を、以下のようにして行う。
は、次に、第2の測定として、ドレイン電流特性の測定
を、以下のようにして行う。
【0044】まず、上述のようにスイッチ104,10
7,110をオンし且つ電源106の出力電圧を−6V
に設定したままの状態で、電源109の出力電圧を+1
0Vに変更する。そして、このときのドレイン電流値I
DSoff を、電流計108で測定する。その結果、ドレイ
ン電流値IDSoff が例えば1mA未満の場合には良品と
判断し、例えば1mA以上の場合には不良品と判断す
る。
7,110をオンし且つ電源106の出力電圧を−6V
に設定したままの状態で、電源109の出力電圧を+1
0Vに変更する。そして、このときのドレイン電流値I
DSoff を、電流計108で測定する。その結果、ドレイ
ン電流値IDSoff が例えば1mA未満の場合には良品と
判断し、例えば1mA以上の場合には不良品と判断す
る。
【0045】上記測定で良品と判断された場合に
は、続いて、第3の測定として、ドレイン電流の測定
を、以下のようにして行う。
は、続いて、第3の測定として、ドレイン電流の測定
を、以下のようにして行う。
【0046】まず、上述のようにスイッチ104,10
7,110をオンした状態で、電源109の出力電圧を
2Vに設定し、さらに、電源106の出力電圧を0Vに
設定する。そして、このときのドレイン電流を電流計1
08で測定する。その結果、ドレイン電流値が例えば1
A以上の場合には良品と判断し、例えば1A未満の場合
には不良品と判断する。
7,110をオンした状態で、電源109の出力電圧を
2Vに設定し、さらに、電源106の出力電圧を0Vに
設定する。そして、このときのドレイン電流を電流計1
08で測定する。その結果、ドレイン電流値が例えば1
A以上の場合には良品と判断し、例えば1A未満の場合
には不良品と判断する。
【0047】上記測定で良品と判断された場合に
は、次に、第4の測定として、ゲート漏れ電流の測定
を、以下のようにして行う。
は、次に、第4の測定として、ゲート漏れ電流の測定
を、以下のようにして行う。
【0048】まず、上述のようにスイッチ104,10
7,110をオンした状態で、電源109の出力電圧を
0Vに変更し、さらに、スイッチ110をオフする。そ
して、電源109の出力電圧を再び変更して16Vにす
る。そして、このときのゲート漏れ電流の電流値を、電
流計105によって測定する。これにより、ゲートをフ
ローティング状態にしたときのゲート漏れ電流を測定す
ることができる。この結果、ゲート漏れ電流の値が例え
ば100μA未満の場合には良品と判断し、例えば10
0μA以上の場合には不良品と判断する。
7,110をオンした状態で、電源109の出力電圧を
0Vに変更し、さらに、スイッチ110をオフする。そ
して、電源109の出力電圧を再び変更して16Vにす
る。そして、このときのゲート漏れ電流の電流値を、電
流計105によって測定する。これにより、ゲートをフ
ローティング状態にしたときのゲート漏れ電流を測定す
ることができる。この結果、ゲート漏れ電流の値が例え
ば100μA未満の場合には良品と判断し、例えば10
0μA以上の場合には不良品と判断する。
【0049】最後に、電源109の出力電圧を0Vに
設定した後、スイッチ104,107をオフし、測定を
終了する。
設定した後、スイッチ104,107をオフし、測定を
終了する。
【0050】このように、この実施の形態によれば、1
台のトランジスタ測定装置で、ゲート漏れ電流の測定と
ドレイン電流の測定とを行うことができる。従って、複
数種類のゲート漏れ電流の測定と複数種類のドレイン電
流の測定とを、測定装置を変更することなく任意の順序
で行うことが可能となる。例えば、この実施の形態で
は、1種類ゲート漏れ電流の測定を行った後(上記測定
)、2種類のドレイン電流の測定を行い(上記測定
,)、その後、1種類ゲート漏れ電流の測定を行う
こととしたが(上記測定)、各測定項目間で測定装置
を変更する必要がない。
台のトランジスタ測定装置で、ゲート漏れ電流の測定と
ドレイン電流の測定とを行うことができる。従って、複
数種類のゲート漏れ電流の測定と複数種類のドレイン電
流の測定とを、測定装置を変更することなく任意の順序
で行うことが可能となる。例えば、この実施の形態で
は、1種類ゲート漏れ電流の測定を行った後(上記測定
)、2種類のドレイン電流の測定を行い(上記測定
,)、その後、1種類ゲート漏れ電流の測定を行う
こととしたが(上記測定)、各測定項目間で測定装置
を変更する必要がない。
【0051】そして、この実施の形態では、これらの測
定を、電界効果トランジスタ100に与える電圧および
電力ストレスが小さい順に行っている。これにより、上
記測定でドレイン電流IDSoff を測定するときにゲー
ト漏れ電流が変化する前のドレイン電流値IDSoff を測
定することができるので、この測定の精度を向上させる
ことができる。
定を、電界効果トランジスタ100に与える電圧および
電力ストレスが小さい順に行っている。これにより、上
記測定でドレイン電流IDSoff を測定するときにゲー
ト漏れ電流が変化する前のドレイン電流値IDSoff を測
定することができるので、この測定の精度を向上させる
ことができる。
【0052】また、上述の測定では、電源109の出
力電圧を16Vに設定し且つ電源106を0Vに設定す
ることとしたので、スイッチ110が誤動作でオンして
電界効果トランジスタ100のゲートが接地されても、
この電界効果トランジスタ100にゲートストレスがか
かることはない。これに対して、電源109の出力電圧
を0Vに設定し且つ電源106を−16Vに設定したと
すると、スイッチ110が誤動作でオンして電界効果ト
ランジスタ100のゲートが接地されたときに、この電
界効果トランジスタ100がゲートストレスを受ける。
すなわち、この実施の形態によれば、電界効果トランジ
スタ100が受けるストレスを軽減して、この電界効果
トランジスタの故障を防止することができる。
力電圧を16Vに設定し且つ電源106を0Vに設定す
ることとしたので、スイッチ110が誤動作でオンして
電界効果トランジスタ100のゲートが接地されても、
この電界効果トランジスタ100にゲートストレスがか
かることはない。これに対して、電源109の出力電圧
を0Vに設定し且つ電源106を−16Vに設定したと
すると、スイッチ110が誤動作でオンして電界効果ト
ランジスタ100のゲートが接地されたときに、この電
界効果トランジスタ100がゲートストレスを受ける。
すなわち、この実施の形態によれば、電界効果トランジ
スタ100が受けるストレスを軽減して、この電界効果
トランジスタの故障を防止することができる。
【0053】なお、ここでは電圧および電力ストレスが
小さい順に行うこととしたが、例えば測定時間が短いも
のから順に測定を行うこととしてもよい。これにより、
電界効果トランジスタ100の測定に要する時間を、全
体としてさらに短縮することができる。
小さい順に行うこととしたが、例えば測定時間が短いも
のから順に測定を行うこととしてもよい。これにより、
電界効果トランジスタ100の測定に要する時間を、全
体としてさらに短縮することができる。
【0054】第2の実施の形態 次に、この発明の第2の実施の形態について、図2を用
いて説明する。
いて説明する。
【0055】図2は、この実施の形態に係るトランジス
タ測定装置の構成を示す回路図である。同図において、
図1と同じ符号を付した構成部は、それぞれ図1の場合
と同じものを示している。
タ測定装置の構成を示す回路図である。同図において、
図1と同じ符号を付した構成部は、それぞれ図1の場合
と同じものを示している。
【0056】また、図2に示したように、このトランジ
スタ測定装置において、ドレイン端子用接続手段102
とソース端子用接続手段103との間には、例えば10
00〜10000pFのキャパシタ201が設けられて
いる。さらに、ドレイン端子用接続手段102とソース
端子用接続手段103との間には、例えば10〜100
pFのキャパシタ202および例えば50Ωの抵抗素子
203が直列に接続されている。そして、ソース端子用
接続手段103とゲート端子用接続手段101との間に
は、例えば50Ωの抵抗素子204および100〜10
00pFのキャパシタ205が直列に接続されている。
スタ測定装置において、ドレイン端子用接続手段102
とソース端子用接続手段103との間には、例えば10
00〜10000pFのキャパシタ201が設けられて
いる。さらに、ドレイン端子用接続手段102とソース
端子用接続手段103との間には、例えば10〜100
pFのキャパシタ202および例えば50Ωの抵抗素子
203が直列に接続されている。そして、ソース端子用
接続手段103とゲート端子用接続手段101との間に
は、例えば50Ωの抵抗素子204および100〜10
00pFのキャパシタ205が直列に接続されている。
【0057】このような構成によれば、スイッチ110
をオンしたときに電界効果トランジスタ100のドレイ
ンに発生したノイズを、キャパシタ201,202およ
び抵抗203からなる回路によってグランドに放出する
ことができる。また、スイッチ110をオンしたときに
電界効果トランジスタ100のゲートに発生したノイズ
は、抵抗204およびキャパシタ205からなる回路に
よってグランドに放出することができる。
をオンしたときに電界効果トランジスタ100のドレイ
ンに発生したノイズを、キャパシタ201,202およ
び抵抗203からなる回路によってグランドに放出する
ことができる。また、スイッチ110をオンしたときに
電界効果トランジスタ100のゲートに発生したノイズ
は、抵抗204およびキャパシタ205からなる回路に
よってグランドに放出することができる。
【0058】ここで、抵抗203の抵抗値は、電界効果
トランジスタ100のソースで発生したノイズがゲート
に戻るときのループゲインが「1」以下となるような減
衰量(すなわち、このノイズが発振条件を満たさないよ
うな減衰量)が得られるように、設定する。但し、この
抵抗203の抵抗値が大きすぎると電界効果トランジス
タ100のドレインで発生したノイズをグランドに放出
し難くなる。従って、この抵抗203の抵抗値は、上述
したように、10〜100オームの間で適当に設定する
ことが望ましい。
トランジスタ100のソースで発生したノイズがゲート
に戻るときのループゲインが「1」以下となるような減
衰量(すなわち、このノイズが発振条件を満たさないよ
うな減衰量)が得られるように、設定する。但し、この
抵抗203の抵抗値が大きすぎると電界効果トランジス
タ100のドレインで発生したノイズをグランドに放出
し難くなる。従って、この抵抗203の抵抗値は、上述
したように、10〜100オームの間で適当に設定する
ことが望ましい。
【0059】また、各キャパシタ201,202,20
5のキャパシタンスは、電界効果トランジスタ100の
測定時に、電源106,109の出力電圧を設定してか
ら電流計105,108の電流値を測定するまでの間に
応答が終了するように設定する。
5のキャパシタンスは、電界効果トランジスタ100の
測定時に、電源106,109の出力電圧を設定してか
ら電流計105,108の電流値を測定するまでの間に
応答が終了するように設定する。
【0060】なお、図2に示したトランジスタ測定装置
を用いて電界効果トランジスタ100の測定を行う手順
は、上述の第1の実施の形態の場合と同様であるので、
説明を省略する。
を用いて電界効果トランジスタ100の測定を行う手順
は、上述の第1の実施の形態の場合と同様であるので、
説明を省略する。
【0061】このように、この実施の形態に係るトラン
ジスタ測定装置によれば、スイッチ110をオンすると
きのノイズの発生を抑制して、高精度の測定を行うこと
ができる。
ジスタ測定装置によれば、スイッチ110をオンすると
きのノイズの発生を抑制して、高精度の測定を行うこと
ができる。
【0062】第3の実施の形態 次に、第3の実施の形態として、この発明に係るトラン
ジスタ測定治具について説明する。
ジスタ測定治具について説明する。
【0063】図3は、この実施の形態に係るトランジス
タ測定治具の構成を概略的に示す斜視図である。
タ測定治具の構成を概略的に示す斜視図である。
【0064】同図に示したように、このトランジスタ測
定治具は、基板310上の載置部310aに載置された
電界効果トランジスタ300のゲート端子301、ドレ
イン端子302およびソース端子303(電界効果トラ
ンジスタ300の裏面に設けられている)に接続される
ゲート端子用接続手段311、ドレイン端子用接続手段
312およびソース端子用接続手段313を備えてい
る。
定治具は、基板310上の載置部310aに載置された
電界効果トランジスタ300のゲート端子301、ドレ
イン端子302およびソース端子303(電界効果トラ
ンジスタ300の裏面に設けられている)に接続される
ゲート端子用接続手段311、ドレイン端子用接続手段
312およびソース端子用接続手段313を備えてい
る。
【0065】また、この基板310には、ドレイン端子
用接続手段312とソース端子用接続手段313との間
に設けられたキャパシタ314と、ドレイン端子用接続
手段312とソース端子用接続手段313との間に直列
接続されたキャパシタ315および抵抗素子316と、
ソース端子用接続手段313とゲート端子用接続手段3
11との間に直列接続されたキャパシタ317および抵
抗素子318とを備えている。
用接続手段312とソース端子用接続手段313との間
に設けられたキャパシタ314と、ドレイン端子用接続
手段312とソース端子用接続手段313との間に直列
接続されたキャパシタ315および抵抗素子316と、
ソース端子用接続手段313とゲート端子用接続手段3
11との間に直列接続されたキャパシタ317および抵
抗素子318とを備えている。
【0066】ここで、ソース端子用接続手段313とし
ては、基板310の表裏両面(表面だけでもよい)に形
成された金属箔310bが用いられている。また、ゲー
ト端子用接続手段311としては、載置部310aに載
置される電界効果トランジスタ300のゲート端子30
1と接するように金属箔310bに形成されたアイラン
ドが用いられている。同様に、ドレイン端子用接続手段
312としては、載置部310aに載置される電界効果
トランジスタ300のドレイン端子302と接するよう
に金属箔310bに形成されたアイランドが用いられて
いる。さらに、キャパシタ315と抵抗素子316とを
接続する配線パターン319としてはドレイン端子用接
続手段312としてのアイランドに隣接させて金属箔3
10bに形成されたアイランドが用いられ、抵抗素子3
18とキャパシタ317とを接続する配線パターン32
0としては、ゲート端子用接続手段311としてのアイ
ランドに隣接させて金属箔310bに形成されたアイラ
ンドが用いられている。
ては、基板310の表裏両面(表面だけでもよい)に形
成された金属箔310bが用いられている。また、ゲー
ト端子用接続手段311としては、載置部310aに載
置される電界効果トランジスタ300のゲート端子30
1と接するように金属箔310bに形成されたアイラン
ドが用いられている。同様に、ドレイン端子用接続手段
312としては、載置部310aに載置される電界効果
トランジスタ300のドレイン端子302と接するよう
に金属箔310bに形成されたアイランドが用いられて
いる。さらに、キャパシタ315と抵抗素子316とを
接続する配線パターン319としてはドレイン端子用接
続手段312としてのアイランドに隣接させて金属箔3
10bに形成されたアイランドが用いられ、抵抗素子3
18とキャパシタ317とを接続する配線パターン32
0としては、ゲート端子用接続手段311としてのアイ
ランドに隣接させて金属箔310bに形成されたアイラ
ンドが用いられている。
【0067】このように、図3に示したトランジスタ測
定治具は、図2に示したトランジスタ測定装置の回路構
成のうち、各接続手段101〜103および各素子20
1〜205に対応する構成部を備えている。
定治具は、図2に示したトランジスタ測定装置の回路構
成のうち、各接続手段101〜103および各素子20
1〜205に対応する構成部を備えている。
【0068】そして、このトランジスタ測定治具を、ス
イッチ104,107、電流計105,108および電
源106,109を備えた本体部(図示せず)にセット
することにより、図2に示した回路構成と同様のトラン
ジスタ測定装置を得ることができる。
イッチ104,107、電流計105,108および電
源106,109を備えた本体部(図示せず)にセット
することにより、図2に示した回路構成と同様のトラン
ジスタ測定装置を得ることができる。
【0069】また、電界効果トランジスタ300の測定
を終了したときには、このトランジスタ測定治具を、別
の電界効果トランジスタ300を載置したトランジスタ
測定治具と交換して、次の測定を行えばよい。
を終了したときには、このトランジスタ測定治具を、別
の電界効果トランジスタ300を載置したトランジスタ
測定治具と交換して、次の測定を行えばよい。
【0070】このように、この実施の形態に係るトラン
ジスタ測定治具によれば、測定を行う電界効果トランジ
スタの交換を容易にして、検査工程の効率を高めること
ができ、従って、電界効果トランジスタ300の測定に
要する時間を、全体として短縮することができる。
ジスタ測定治具によれば、測定を行う電界効果トランジ
スタの交換を容易にして、検査工程の効率を高めること
ができ、従って、電界効果トランジスタ300の測定に
要する時間を、全体として短縮することができる。
【0071】なお、以上説明した各実施の形態では、電
界効果トランジスタの測定を行う場合を例にとって説明
したが、バイポーラトランジスタの測定にもこの発明を
適用できることはもちろんである。
界効果トランジスタの測定を行う場合を例にとって説明
したが、バイポーラトランジスタの測定にもこの発明を
適用できることはもちろんである。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、異なる測定項目間でも測定順序を自由に選択す
ることができ且つトランジスタの交換が容易なトランジ
スタ測定装置を提供することができる。
よれば、異なる測定項目間でも測定順序を自由に選択す
ることができ且つトランジスタの交換が容易なトランジ
スタ測定装置を提供することができる。
【図1】第1の実施の形態に係るトランジスタ測定装置
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図2】第2の実施の形態に係るトランジスタ測定装置
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図3】第3の実施の形態に係るトランジスタ測定治具
の構成を概略的に示す斜視図である。
の構成を概略的に示す斜視図である。
【図4】従来のトランジスタ測定装置の構成を示す回路
図である。
図である。
【図5】従来のトランジスタ測定装置の構成を示す回路
図である。
図である。
100,300 電界効果トランジスタ 101,311 ゲート端子用接続手段 102,312 ドレイン端子用接続手段 103,313 ソース端子用接続手段 104,107,110 スイッチ 105,108 電流計 106,109 電源 201,202,205,314,315,317 キ
ャパシタ 203,204,316,318 抵抗素子 310 基板 310a 載置部 310b 金属箔
ャパシタ 203,204,316,318 抵抗素子 310 基板 310a 載置部 310b 金属箔
Claims (10)
- 【請求項1】 トランジスタの複数種類の電気的特性を
測定するトランジスタ測定装置において、 前記トランジスタの制御端子、第1端子および第2端子
に接続される制御端子用接続手段、第1端子用接続手段
および第2端子用接続手段と、 前記制御端子用接続手段とグランドラインとの間に直列
接続された第1スイッチ手段、第1電流計および第1電
源と、 前記第1端子用接続手段と前記グランドラインとの間に
直列接続された第2スイッチ手段、第2電流計および第
2電源と、 前記第2端子用接続手段と前記グランドラインとの間に
設けられた第3スイッチ手段と、 を備えたことを特徴とするトランジスタ測定装置。 - 【請求項2】 前記第1端子用接続手段と前記第2端子
用接続手段との間に設けられた第1キャパシタと、 前記第1端子用接続手段と前記第2端子用接続手段との
間に直列接続された第2キャパシタおよび第1抵抗素子
と、 前記第2端子用接続手段と前記制御端子用接続手段との
間に直列接続された第2抵抗素子および第3キャパシタ
と、 をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のトラ
ンジスタ測定装置。 - 【請求項3】 前記トランジスタが電界効果トランジス
タであり、前記制御端子がゲート端子であり、前記第1
端子がドレイン端子であり、且つ、前記第2端子がソー
ス端子であることを特徴とする請求項1または2に記載
のトランジスタ測定装置。 - 【請求項4】 トランジスタの電気的特性を測定するた
めのトランジスタ測定治具において、 基板上の載置部に載置される前記トランジスタの制御端
子、第1端子および第2端子に接続される制御端子用接
続手段、第1端子用接続手段および第2端子用接続手段
と、 前記第1端子用接続手段と前記第2端子用接続手段との
間に設けられた第1キャパシタと、 前記第1端子用接続手段と前記第2端子用接続手段との
間に直列接続された第2キャパシタおよび第1抵抗素子
と、 前記第2端子用接続手段と前記制御端子用接続手段との
間に直列接続された第2抵抗素子および第3キャパシタ
と、 を備えたことを特徴とするトランジスタ測定治具。 - 【請求項5】 前記第2端子接続手段が、前記基板の表
面または表裏両面に形成された金属箔であり、 前記制御端子用接続手段が、前記載置部に載置される前
記トランジスタの前記制御端子と接するように前記金属
箔に形成された第1アイランドであり、 前記第1端子用接続手段が、前記載置部に載置される前
記トランジスタの前記第1端子と接するように前記金属
箔に形成された第2アイランドであり、 前記第2キャパシタと前記第1抵抗素子とを接続する配
線パターンが、前記第1アイランドに隣接させて前記金
属箔に形成された第3アイランドであり、 前記第2抵抗素子と前記第3キャパシタとを接続する配
線パターンが、前記第2アイランドに隣接させて前記金
属箔に形成された第4アイランドである、 ことを特徴とする請求項4に記載のトランジスタ測定治
具。 - 【請求項6】 前記トランジスタが電界効果トランジス
タであり、前記制御端子がゲート端子であり、前記第1
端子がドレイン端子であり、且つ、前記第2端子がソー
ス端子であることを特徴とする請求項4または5に記載
のトランジスタ測定治具。 - 【請求項7】 トランジスタの制御端子、第1端子およ
び第2端子に接続される制御端子用接続手段、第1端子
用接続手段および第2端子用接続手段と、前記制御端子
用接続手段とグランドラインとの間に直列接続された第
1スイッチ手段、第1電流計および第1電源と、前記第
1端子用接続手段と前記グランドラインとの間に直列接
続された第2スイッチ手段、第2電流計および第2電源
と、前記第2端子用接続手段と前記グランドラインとの
間に設けられた第3スイッチ手段とを備えるトランジス
タ測定装置を用いたトランジスタ測定方法において、 前記第1〜第3スイッチ手段をオンし且つ前記第1電源
および前記第2電源から所定電圧を出力した状態で前記
第1電流計の値を測定する第1測定過程の1または複数
と、前記第1〜第3スイッチ手段をオンし且つ前記第1
電源および前記第2電源から所定電圧を出力した状態で
前記第2電流計の値を測定する第2測定過程の1または
複数と、前記第1スイッチ手段および前記第2スイッチ
手段をオンし、前記第3スイッチ手段をオフし且つ前記
第1電源および前記第2電源から所定電圧を出力した状
態で前記第1電流計の値を測定する第3測定過程の1ま
たは複数とを、所定条件に従った順序で行うことを特徴
とするトランジスタの測定方法。 - 【請求項8】 前記トランジスタが電界効果トランジス
タであり、前記制御端子がゲート端子であり、前記第1
端子がドレイン端子であり、且つ、前記第2端子がソー
ス端子であることを特徴とする請求項7に記載のトラン
ジスタ測定方法。 - 【請求項9】 前記第1測定過程および前記第3測定過
程がゲート漏れ電流を測定する過程であり、前記第2測
定過程がドレイン電流を測定する過程であることを特徴
とする請求項7または8に記載のトランジスタ測定方
法。 - 【請求項10】 前記所定条件が、それぞれの前記第1
測定過程と、それぞれの前記第2測定過程と、それぞれ
の前記第3測定過程とを、前記第1電源および前記第2
電源の出力電圧が小さく且つ前記トランジスタに与える
電力ストレスが小さくなる順序で行うことであることを
特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のトランジス
タの測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27311597A JPH11108986A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | トランジスタ測定装置、トランジスタ測定治具およびトランジスタ測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27311597A JPH11108986A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | トランジスタ測定装置、トランジスタ測定治具およびトランジスタ測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11108986A true JPH11108986A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17523350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27311597A Withdrawn JPH11108986A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | トランジスタ測定装置、トランジスタ測定治具およびトランジスタ測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11108986A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210330A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Espec Corp | 半導体試験装置および測定装置 |
WO2015001374A1 (en) * | 2013-07-04 | 2015-01-08 | Freescale Semiconductor, Inc. | A gate drive circuit and a method for controlling a power transistor |
KR20160027428A (ko) * | 2014-08-29 | 2016-03-10 | 엘지디스플레이 주식회사 | 박막트랜지스터의 누설전류 측정방법 |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP27311597A patent/JPH11108986A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210330A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Espec Corp | 半導体試験装置および測定装置 |
WO2015001374A1 (en) * | 2013-07-04 | 2015-01-08 | Freescale Semiconductor, Inc. | A gate drive circuit and a method for controlling a power transistor |
CN105359410A (zh) * | 2013-07-04 | 2016-02-24 | 飞思卡尔半导体公司 | 栅极驱动电路以及用于控制功率晶体管的方法 |
US9584046B2 (en) | 2013-07-04 | 2017-02-28 | Nxp Usa, Inc. | Gate drive circuit and a method for controlling a power transistor |
KR20160027428A (ko) * | 2014-08-29 | 2016-03-10 | 엘지디스플레이 주식회사 | 박막트랜지스터의 누설전류 측정방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5280237A (en) | Method for testing semiconductor integrated circuits soldered to boards and use of a transistor tester for this method | |
JP3304355B2 (ja) | テスト装置 | |
US20020116696A1 (en) | Capacitance and transmission line measurements for an integrated circuit | |
US5006809A (en) | Apparatus for measuring the electrical resistance of a test specimen | |
JP2776549B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
KR100341157B1 (ko) | 복잡한 회로구성없이 정확하게 테스트할 수 있는 디지털/아날로그 변환기, 이를 이용한 반도체 집적회로 및 그 테스트 방법 | |
US7701242B2 (en) | Method and apparatus for array-based electrical device characterization | |
JPH11108986A (ja) | トランジスタ測定装置、トランジスタ測定治具およびトランジスタ測定方法 | |
JPH0682517A (ja) | 切換可能電圧発生回路 | |
CN110782927A (zh) | 用于提供选通数据信号的装置 | |
JP7479498B2 (ja) | 半導体試験装置および半導体試験方法 | |
US6593590B1 (en) | Test structure apparatus for measuring standby current in flash memory devices | |
JP4989901B2 (ja) | 半導体装置及びオン抵抗測定方法 | |
KR100231649B1 (ko) | 커패시터 충전회로를 갖는 검사용 기판 및 이를이용한 집적회로 검사 방법 | |
JP2001091562A (ja) | 回路基板検査装置 | |
JP3236072B2 (ja) | テスト回路およびテスト方法 | |
JP3186716B2 (ja) | 半導体装置およびその出力インピーダンス測定及びトリミング方法 | |
JP3076267B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JP3319078B2 (ja) | 半導体素子測定方法 | |
KR100608436B1 (ko) | 듀얼포트 릴레이를 이용한 소자의 누설전류 측정 방법 및장치 | |
JP3207639B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH10213616A (ja) | 液晶駆動用集積回路およびそのテスト方法 | |
JP3251210B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH03255968A (ja) | 回路素子の特性評価測定用回路 | |
JPH08105935A (ja) | 半導体集積回路の検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |