JPH11108927A - 免疫クロマトグラフィー装置 - Google Patents

免疫クロマトグラフィー装置

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Publication number
JPH11108927A
JPH11108927A JP26890797A JP26890797A JPH11108927A JP H11108927 A JPH11108927 A JP H11108927A JP 26890797 A JP26890797 A JP 26890797A JP 26890797 A JP26890797 A JP 26890797A JP H11108927 A JPH11108927 A JP H11108927A
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JP
Japan
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chromatography
substance
antibody
pad
substances
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Withdrawn
Application number
JP26890797A
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English (en)
Inventor
Takuya Wada
拓也 和田
Satoshi Obana
敏 尾花
Yuji Kaneko
裕司 金子
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、被検液中の複数の検出目的物質を一度
に正確かつ簡易に測定可能な免疫クロマトグラフィー装
置を提供する。 【解決手段】 被検液を吸収するための吸収パッドA、
並びに、被検液中の検出目的物質に免疫学的に結合する
物質が結合された視認可能な粒子が乾燥担持されたコン
ジュゲートパッド(B1、B2)及び検出目的物質を介
して視認可能な粒子を捕捉する物質(F1、F2)が固
定化された多孔性のクロマトグラフィー用部材(C1、
C2)が接触されてなるクロマトグラフィーの展開経路
Dから構成され、上記展開経路Dが複数個(D1、D
2)別々に設けられており、吸収パッドAとそれぞれの
展開経路(D1、D2)中のコンジュゲートパッド(B
1、B2)が接触されていることを特徴とする免疫クロ
マトグラフィー装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免疫クロマトグラ
フィー装置に関し、特に、被検液中の複数の検出目的物
質を一度に簡易に測定可能な免疫クロマトグラフィー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】被検液中の検出目的物質に免疫学的に結
合する物質を用い、免疫反応とクロマトグラフィーの原
理を組み合わせて、目的物質を検出する方法が、免疫ク
ロマトグラフ法またはイムノクロマトグラフ法と呼ば
れ、近年、広く用いられてきており、そのための装置も
種々開発されている。
【0003】特開平8−5635号公報には、被検液中
の複数の検出目的物質を一度に測定可能な免疫クロマト
グラフィー装置が開示されている。この装置は、図3に
示すものであり、図3(a)は、その平面図、図3
(b)は、その断面図である。なお、この発明は複数の
検出目的物質を一度に測定可能な装置であるが、図3
は、二つの検出目的物質を一度に測定する例として示さ
れたものであり、検出目的物質としては二つの抗原(説
明の都合上、二つの抗原をそれぞれ第1の抗原と第2の
抗原と呼ぶ)を例としている。抗体固相化支持体12上
に第2抗体(第2の抗原に対応する抗体)固相化ゾーン
15と第1抗体(第1の抗原に対応する抗体)固相化ゾ
ーン16が形成されており、抗体固相化支持体12の一
方側に接触して着色ラテックス粒子標識抗体凍結乾燥担
体13が設けられ、着色ラテックス粒子抗体標識凍結乾
燥担体13の上には被検液浸漬用担体14の一部が接触
して設けられ、更に、抗体固相化支持体12の他の一方
側に接触して吸水性担体11が設けられている。上記着
色ラテックス粒子標識抗体凍結乾燥担体13には、第1
の抗原に対応する抗体が着色ラテックス粒子に結合した
ものと、第2の抗原に対応する抗体が上記と異なる色に
着色された着色ラテックス粒子に結合したものとが含ま
れている。
【0004】この装置を使用して、被検液中に含まれる
第1の抗原と第2の抗原を一度に検出するには、以下の
ようにして行う。被検液を、被検液浸漬用担体14に接
触させ、毛細管現象により被検液を吸い上げ、被検液を
被検液浸漬用担体14−着色ラテックス粒子標識抗体凍
結乾燥担体13−抗体固相化支持体12−吸水性担体1
1の経路で展開せしめる。まず、被検液と着色ラテック
ス粒子標識抗体凍結乾燥担体とが接触すると、被検液中
の第1の抗原は、該抗原に対応する抗体(着色ラテック
ス粒子に結合されている)と結合し、被検液中の第2の
抗原は、該抗原に対応する抗体(異なる色に着色された
着色ラテックス粒子に結合されている)と結合してそれ
ぞれ複合体が形成される。次いで、この(着色ラテック
ス粒子が結合された)複合体は抗体固相化支持体12へ
展開され、第1抗体固相化ゾーン16に達すると、第1
の抗原と該抗原に対応する抗体との複合体がこの第1抗
体に結合して固定され、この位置に着色ラテックス粒子
の色が現れる。次いで、第2抗体固相化ゾーン15に達
すると、第2の抗原と該抗原に対応する抗体との複合体
がこの第2抗体に結合して固定され、この位置に先の着
色と異なる着色ラテックス粒子の色が現れる。以上によ
り、被検液中に含まれる第1の抗原と第2の抗原を一度
に検出することが可能となる。
【0005】しかしながら、この装置は、複数の検出
目的物質の検出が同一展開経路の上でなされるので、検
出位置が展開方向の下流にあるものほど測定のバラツキ
が大きくなる、第1の検出目的物質と第2(又はそれ
以上)の検出目的物質を独立して測定(定量)できな
い、検出目的物質の数が増え、検出位置が増えれば増
えるほど、抗体固相化支持体12の長さが長くなり、判
定に要する時間が長くなる、という問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであり、特に、被検液中の
複数の検出目的物質を一度に正確かつ簡易に測定可能な
免疫クロマトグラフィー装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の免疫クロ
マトグラフィー装置は、被検液を吸収するための吸収パ
ッドA、並びに、被検液中の検出目的物質に免疫学的に
結合する物質が結合された視認可能な粒子が乾燥担持さ
れたコンジュゲートパッドB及び検出目的物質を介して
視認可能な粒子を捕捉する部位を有する多孔性のクロマ
トグラフィー用部材Cが接触されてなるクロマトグラフ
ィーの展開経路Dから構成され、上記展開経路Dが複数
個別々に設けられており、吸収パッドAとそれぞれの展
開経路D中のコンジュゲートパッドBが接触されている
ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の免疫クロマトグラフィー装
置は、更に、クロマトグラフィー用部材Cから被検液を
吸収するための吸収パッドEが、クロマトグラフィー用
部材Cに接触されて設けられていることを特徴とする請
求項1記載の免疫クロマトグラフィー装置である。
【0009】請求項3記載の免疫クロマトグラフィー装
置は、上記構成部材の少なくとも一部を収容するハウジ
ングが備えられていることを特徴とする請求項1又は2
記載の免疫クロマトグラフィー装置である。以下、本発
明を詳細に説明する。
【0010】本発明において、被検液中の検出目的物質
とは抗原または抗体を指し、検出目的物質に免疫学的に
結合する物質とは、検出目的物質が抗原である場合には
抗体、検出目的物質が抗体である場合には抗体又は抗原
を指すものである。
【0011】本発明の免疫クロマトグラフィー装置にお
いて、被検液を吸収するための吸収パッドAは、複数個
別々に設けられた、それぞれのクロマトグラフィー展開
経路D中のコンジュゲートパッドBに接触されている必
要がある。この場合、一つの吸収パッドAが全てのコン
ジュゲートパッドBに接触されていてもよいし、複数の
吸収パッドAが設けられて、個別にコンジュゲートパッ
ドBに接触されていてもよい。
【0012】吸収パッドAとコンジュゲートパッドBの
接触方法は、例えば、熱融着、テープ等による接着、ハ
ウジングによる押圧力のような物理的接触、及び、これ
らの方法の併用などが挙げられる。熱融着の場合は、吸
収パッドAとコンジュゲートパッドBのそれぞれの細孔
が全面にわたって潰れてしまわないように、部分的に融
着される。吸収パッドAの材質は、吸水性の材質であっ
て、極度に保水機能のある(例えば、吸水によってゲル
化するようなもの)材質のものではなく、水に溶けず、
吸水時の強度があるものであれば、特に限定されない
が、例えば、紙(セルロース)、不織布が挙げられる。
【0013】本発明の免疫クロマトグラフィー装置にお
いて、クロマトグラフィーの展開経路Dは、被検液中の
検出目的物質に免疫学的に結合する物質が結合された視
認可能な粒子が乾燥担持されたコンジュゲートパッドB
及び検出目的物質を介して視認可能な粒子を捕捉する部
位を有する多孔性のクロマトグラフィー用部材Cが接触
されてなるものである。上記展開経路Dは、複数個設け
られ、それぞれは別々に設けられている。すなわち、展
開経路Dは、D1、D2、D3、・・・のように複数個
別々に設けられ、展開経路Dの数に等しく、コンジュゲ
ートパッドBも、B1、B2、B3、・・・のように複
数個、及び、クロマトグラフィー用部材Cも、C1、C
2、C3、・・・のように複数個設けられている。複数
個の展開経路Dは、互いに、接触しないようにされるこ
とが必要であり、互いに十分距離を取れるように構成す
るか、必要により、隣り合う展開経路D間にクロマトグ
ラフィーの展開剤を通さないような仕切りが設けられて
もよい。上記仕切りの形成法としては、例えば、フィル
ムのようなものを用いて仕切るのが一般的であるが、他
に、隣り合う展開経路を形成する前の展開経路用部材に
熱や圧力などを加えて、その部分の展開経路用部材の細
孔を塞ぐことにより仕切りとし、その仕切りを挟んで隣
り合う展開経路が形成されるようにしてもよい。
【0014】上記コンジュゲートパッドBとクロマトグ
ラフィー用部材Cの接触方法は、例えば、熱融着、テー
プ等による接着、ハウジングによる押圧力のような物理
的接触、及び、これらの方法の併用などが挙げられる。
コンジュゲートパッドBの材質はグラスファイバー、紙
(例、セルロースフィルター)、親水処理ポリプロピレ
ンフィルターなどの親水性の多孔質材料が挙げられる。
【0015】上記コンジュゲートパッドBには、被検液
中の検出目的物質に免疫学的に結合する物質が結合され
た視認可能な粒子(以下、粒子標識免疫結合性物質とい
うときがある)が乾燥担持されている。上記視認可能な
粒子としては、例えば、着色ラテックス粒子、コロイド
状金属粒子、コロイド状金属酸化物粒子などが挙げられ
るが、色調の多様性やクロマトグラフィー展開後の発色
の鮮明さを考慮すると着色ラテックス粒子が好ましい。
上記着色ラテックス粒子の粒子径としては直径0.15
〜0.45μmが好ましい。色調は各展開経路D1、D
2、D3、・・・ごとに変更してもよい。展開経路ごと
に変更する場合は、例えば、ブルー、レッド、グリーン
などの任意の色を選択することができる。
【0016】上記粒子標識免疫結合性物質を得るには、
検出目的物質に免疫学的に結合する物質を、視認可能な
粒子に、物理的な結合又は化学結合で結合させればよ
い。この場合、非特異的な結合をしない点から化学結合
の方がより好ましい。コンジュゲートパッドに上記粒子
を乾燥担持させる方法は、上記粒子を溶媒に分散させた
ものを、該パッドに滴下した後、溶媒を気化させる方法
が挙げられ、溶媒を気化させる方法としては、例えば、
凍結乾燥や風乾が挙げられる。
【0017】クロマトグラフィー用部材Cの材質は、毛
細管現象を起こす作用を有し、粒子標識免疫結合性物質
と検出目的物質との結合生成物である複合体が免疫クロ
マトグラフィー用展開剤(例えば、血液(成分)、尿、
水、緩衝液など)で速やかに拡散・移動できるような材
質であれば、特に限定されず、例えば、ニトロセルロー
ス、フッ化ビニリデン樹脂、ナイロン、ガラス繊維など
からなるシート;及び濾紙等の多孔質体もしくはそれら
の改質体が挙げられる。クロマトグラフィー用部材Cに
は必要に応じて裏打ちをいれてもよい。
【0018】クロマトグラフィー用部材Cは、検出目的
物質を介して視認可能な粒子を捕捉する部位を有するよ
うにされている。検出目的物質を介して視認可能な粒子
を捕捉するとは、粒子標識免疫結合性物質と検出目的物
質との結合生成物である複合体を捕捉することを意味
し、このために、クロマトグラフィー用部材C上の一部
に、上記複合体を構成する検出目的物質に免疫学的に結
合する物質が固定化されている。クロマトグラフィー用
部材C上の一部に、上記検出目的物質に免疫学的に結合
する物質を固定化するには、クロマトグラフィー用部材
C上の任意の位置に上記結合する物質を塗布又はスプレ
ーで散布して固相化すればよい。固相化の形によって、
この免疫クロマトグラフィー装置を使用したときの標示
の形がきまるが、スポット状(●)やストリーク状
(−)の標示が簡単明瞭である。上記の標示の原理は検
出目的物質が被検液中に存在した場合に、検出目的物質
とコンジュゲートパッド中の粒子標識免疫結合性物質と
の複合体がクロマトグラフィー用部材C中をクロマト展
開剤と共に流れて、上記の検出目的物質に免疫学的に結
合する物質が固相化された位置で捕捉され、これにより
その位置に粒子による発色(着色ラテックス粒子を用い
た場合)などの視認可能な標示がみられることによる。
【0019】クロマトグラフィー用部材C上の、上記検
出目的物質に免疫学的に結合する物質が固定化されてい
る位置より展開方向下流の位置には、必要に応じて、粒
子標識免疫結合性物質と検出目的物質を介さずに結合す
る物質を固定化してもよい。このようにすると、粒子標
識免疫結合性物質がこの位置で捕捉されて粒子による標
示が視認されるので、測定が終了したことを示す指標と
なる。粒子標識免疫結合性物質と検出目的物質を介さず
に結合する物質とは、例えば、粒子標識免疫結合性物質
の免疫結合性物質がマウスから産生された抗体である場
合であれば、抗マウスIgG抗体が挙げられる。
【0020】本発明の免疫クロマトグラフィー装置に
は、必要に応じて、更に、クロマトグラフィー用部材C
から被検液を吸収するための吸収パッドEが、クロマト
グラフィー用部材Cに接触されて設けられてもよい。吸
収パッドEは、一つの吸収パッドEが全てのクロマトグ
ラフィー用部材C1、C2、C3、・・・に接触されて
もよいし、複数の吸収パッドEが設けられて、個別にク
ロマトグラフィー用部材Cに接触されてもよい。吸収パ
ッドEは、クロマトグラフィー用部材Cから被検液を吸
い上げることにより、クロマトグラフィー用部材Cに被
検液をより多く流れさせるものであり、感度を上げる効
果がある。吸収パッドEの大きさは、クロマトグラフィ
ー用部材Cに流そうとする被検液の量によって決定され
る。吸収パッドの材質は、前述の吸収パッドAの説明で
述べた材質と同じものが挙げられる。
【0021】本発明の免疫クロマトグラフィー装置に
は、必要に応じて、その構成部材の少なくとも一部を収
容するハウジングが備えられていてもよい。上記ハウジ
ングが設けられる目的は、検出部位等に直接手で触れ
たりすることのないようにするため、吸収パッドA、
コンジュゲートパッドB、クロマトグラフィー用部材C
及び吸収パッドEなどを最適の位置に固定するためなど
である。ハウジングの構造例としては、通常、コンジュ
ゲートパッドB、クロマトグラフィー用部材C及び吸収
パッドEの部分を覆い、検出部位のみ(クロマトグラフ
ィー用部材C上の捕捉された粒子による標示部分。必要
に応じて設けられた測定終了の標示部分も含む)が透明
フィルムなどで見える構造にし、吸収パッドAは被検液
添加のために一部がハウジングの外に出ているように構
成した例が挙げられる。また、キャップが設けられたハ
ウジングとし、免疫クロマトグラフィー装置の使用前
は、吸収パッドA、コンジュゲートパッドB、クロマト
グラフィー用部材C及び吸収パッドEの全てが覆われて
いて、使用時にキャップを取り外し吸収パッドAを露出
させて被検液の添加を行えるように構成されてもよい。
ハウジングの材質は、変形しにくく、ある程度の強度を
持っているものであれば、特に限定されないが、例え
ば、プラスチックが挙げられる。
【0022】以下、図によって本発明を更に説明する。
図1(イ)〜(ホ)は、本発明の免疫クロマトグラフィ
ー装置の構成例を模式的に示す平面図であり、これらは
3つの展開経路D1、D2、D3をもつ場合の例であ
り、展開経路D1はコンジュゲートパッドB1とクロマ
トグラフィー用部材C1とからなり、展開経路D2はコ
ンジュゲートパッドB2とクロマトグラフィー用部材C
2とからなり、展開経路D3はコンジュゲートパッドB
3とクロマトグラフィー用部材C3とからなり、図1
(ロ)、図1(ハ)、図1(ホ)に示すものは、吸収パ
ッドAが一つ設けられて、それがコンジュゲートパッド
B1、B2、B3に同時に接触している例であり、図1
(ハ)、図1(ニ)に示すものは、吸収パッドEが一つ
設けられて、それがクロマトグラフィー用部材C1、C
2、C3に同時に接触している例である。図における矢
印はクロマトグラフィーの展開方向である。図1(イ)
〜(ホ)に示した符号1は、ハウジングを示すものであ
り、各部材がハウジング1内に収容されていることを模
式的に示すものである。
【0023】図2は、本発明の免疫クロマトグラフィー
装置の一実施の形態の要部を示すものであり、図2
(イ)は、その平面図、図2(ロ)は、その側面図であ
る。この免疫クロマトグラフィー装置は、2つの展開経
路D1、D2を有するものである。クロマトグラフィー
の展開方向は図に示した矢印方向である。クロマトグラ
フィー用部材C1とC2が一定の距離をおいて設けら
れ、クロマトグラフィー用部材C1上には、検出目的物
質に免疫学的に結合する物質F1が固定化され、該物質
F1の位置よりも展開方向下流には粒子標識免疫結合性
物質と検出目的物質を介さずに結合する物質G1が固定
化され、クロマトグラフィー用部材C2上には、他の検
出目的物質に免疫学的に結合する物質F2が固定化さ
れ、該物質F2の位置よりも展開方向下流には他の粒子
標識免疫結合性物質と検出目的物質を介さずに結合する
物質G2が固定化されている。上記クロマトグラフィー
用部材C1、C2の展開方向上流側には、それぞれコン
ジュゲートパッドB1、B2の一部が重ねられている。
また、それぞれのコンジュゲートパッドB1、B2に
は、それぞれ粒子標識免疫結合性物質が乾燥担持されて
いる。
【0024】更に、上記コンジュゲートパッドB1、B
2の他部には、一つの吸収パッドAが重ねられている。
上記クロマトグラフィー用部材C1、C2の展開方向下
流側には、一つの吸収パッドEが重ねられている。
【0025】なお、図示しないが、上記各部材からなる
免疫クロマトグラフィー装置は、吸収パッドAの一部を
除いて、ハウジングに収容されており、クロマトグラフ
ィー用部材の上記物質F1、G1、F2及びG2が固定
化された位置に対応するハウジングの部分には、窓が開
けられている。
【0026】以上述べた免疫クロマトグラフィー装置に
おいては、粒子標識免疫結合性物質が乾燥担持されたコ
ンジュゲートパッドB及び検出目的物質を介して視認可
能な粒子を捕捉する部位を有する多孔性のクロマトグラ
フィー用部材Cが接触されてなるものであったが、上記
の粒子標識免疫結合性物質はコンジュゲートパッドBに
担持されずにクロマトグラフィー用部材Cに直接担持さ
れてもよい。この場合は、該粒子が分散された液をクロ
マトグラフィー用部材Cに添加するときに、該粒子がク
ロマトグラフィー用部材上で展開されないように、液量
を十分少なくする必要がある。この条件を満足すれば、
このような構成の免疫クロマトグラフィー装置において
も、本発明の効果を満足するので、この構成も本発明に
含まれるものとする。
【0027】
【実施例】以下に本発明の実施例を掲げて更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0028】実施例1 上記図2に示した構成(ただし、上記物質G1及びG2
の固定化は省かれており、さらに吸収パッドEは2個設
けられている)の免疫クロマトグラフィー装置を以下の
ようにして作製した。 1)クロマトグラフィー用部材C1、C2の作製 ハイフローTMメンブレン(Millipore社製、
SRHF)を5mm×40mmに裁断し、その右端より
10mmの位置に抗ヒトヘモグロビンモノクローナル抗
体溶液0.5mg/ml(日本バイオテスト社製)を、
エアーブラシ(オリンポス社製)を用いて幅2mmに塗
布し、室温で2時間乾燥して抗ヒトヘモグロビンモノク
ローナル抗体F1のラインを作製した。次いで、1重量
%スキムミルク(DIFCO社製)−0.1重量%Tw
een20を含むPBS(リン酸生理食塩液)に37℃
で2時間浸漬し、十分マスキングを行った。その後、十
分に乾燥し抗ヒトヘモグロビンモノクローナル抗体F1
の固相化ラインが形成されたクロマトグラフィー用部材
C1を作製した。
【0029】上記抗ヒトヘモグロビンモノクローナル抗
体溶液0.5mg/ml(日本バイオテスト社製)の代
わりに、抗ヒトアルブミンモノクローナル抗体溶液0.
5mg/ml(日本バイオテスト社製)を用いた他は、
上記と同様に操作してヒトアルブミンモノクローナル抗
体F2の固相化ラインが形成されたクロマトグラフィー
用部材C2を作製した。
【0030】2)着色ラテックス粒子標識抗体の調製 a.ブルーラテックス粒子標識抗ヒトヘモグロビン抗体 ブルーラテックス粒子分散液(カラーラテックスC−3
00B、10重量%、直径300nm、積水化学工業社
製)300μlにPBS1.2mlを加え、15000
rpm、5分間遠心分離を行った。沈査に抗ヒトヘモグ
ロビンモノクローナル抗体(前述の抗ヒトヘモグロビン
モノクローナル抗体F1とは、ヒトヘモグロビンの別の
部位を認識する)溶液(0.5mg/ml)(日本バイ
オテスト社製)1mlを加え、十分混和して、室温、1
時間反応を行った。未反応の抗ヒトヘモグロビンモノク
ローナル抗体を除去するため、15000rpm、5分
間遠心分離を行い、沈査をPBS1.5mlに懸濁させ
再度遠心分離を行った。4重量%ブロックエース(明治
乳業社製)1mlを加え、室温、60分間反応させてマ
スキングを行った。その後、15000rpm、5分間
遠心分離を行い、沈査を1重量%スキムミルク(DIF
CO社製)−0.01重量%アジ化ナトリウムを含むP
BS1.5mlに懸濁させ冷凍保存した。
【0031】b.レッドラテックス粒子標識抗ヒトアル
ブミン抗体 ブルーラテックス粒子分散液及び抗ヒトヘモグロビンモ
ノクローナル抗体溶液の代わりに、レッドラテックス粒
子分散液(カラーラテックスC−300R、10重量
%、直径300nm、積水化学工業社製)及び抗ヒトア
ルブミンモノクローナル抗体(前述の抗ヒトアルブミン
モノクローナル抗体F2とは、ヒトアルブミンの別の部
位を認識する)(0.5mg/ml)(日本バイオテス
ト社製)を用いた他は、上記a.と同様に操作してレッ
ドラテックス粒子標識抗ヒトアルブミン抗体を調製し
た。
【0032】3)コンジュゲートパッドB1及びB2の
作製 上記a.で作製したブルーラテックス粒子標識抗ヒトヘ
モグロビン抗体をベンリーゼTM不織布(旭化成社製)
幅5mm×長さ10mmに10μl含浸させ凍結乾燥し
てコンジュゲートパッドB1を調製した。上記b.で作
製したレッドラテックス粒子標識抗ヒトアルブミン抗体
をベンリーゼTM不織布(旭化成社製)幅5mm×長さ
10mmに10μl含浸させ凍結乾燥してコンジュゲー
トパッドB2を調製した。
【0033】4)免疫クロマトグラフィー装置の作製 コンジュゲートパッドB1の右端5mmをクロマトグラ
フィー用部材C1の左端と重ね、テープで固定した。次
に、該クロマトグラフィー用部材C1の右端と吸収パッ
ドE1(No.526、アドバンテック東洋社製)幅5
mm×長さ15mmの左端5mmを重ねテープで固定し
た。同様に、コンジュゲートパッドB2の右端5mmを
クロマトグラフィー用部材C2の左端と重ね、テープで
固定した。次に、該クロマトグラフィー用部材C2の右
端と吸収パッドE2(No.526、アドバンテック東
洋社製)幅5mm×長さ15mmの左端5mmを重ねテ
ープで固定した。このように、コンジュゲートパッド及
び吸収パッドが固定されたクロマトグラフィー用部材C
1及びC2を吸収パッドA(No.526、アドバンテ
ック東洋社製)12mm×30mmの幅12mmの部分
に、5mm幅のクロマトグラフィー用部材C1及びC2
の間隔が2mmとなるように、また吸収パッドAの右端
5mmとコンジュゲートパッドB1、B2の左端が重な
るようにテープで固定した。このようにして得られたも
のを、吸収パッドAの先端20mmが露出するようにし
て残りの部分をハウジングで覆い免疫クロマトグラフィ
ー装置とした。
【0034】5)標準液を用いた反応性試験 ヒトアルブミン(結晶、生化学工業社製)を30μg/
ml、ヒトヘモグロビン(2回結晶、Sigma社製)
を0.15μg/mlになるように各々PBSに溶解し
2種の標準液を調製した。標準液200μlを免疫クロ
マトグラフィー装置の吸収パッドAの露出部に滴下、展
開した。5分後、クロマトグラフィー用部材上の固相化
した前記抗体F1のライン部分及び前記抗体F2のライ
ン部分の着色の有無により判定を行った。ヒトアルブミ
ン標準液では赤色のラインのみ、ヒトヘモグロビン標準
液では青色のラインのみが検出された。2種の標準液を
混合したものでは赤色、青色双方のラインが検出され、
対照としてPBSのみを滴下、展開したものでは、着色
ラインはみられず非特異発色は無かった。
【0035】また、従来技術との比較のために、特開平
8−5635号公報に記載された実施例1と同様にして
(ただし、ブルーラテックス粒子標識抗ヒトヘモグロビ
ン抗体及びレッドラテックス粒子標識抗ヒトアルブミン
抗体は、本発明で作成したものを用いた)免疫クロマト
グラフィー装置を作製し、上記と同様にして着色の判定
を行った。その結果、従来技術の免疫クロマトグラフィ
ー装置では、本発明の発色に比べて、展開下流の位置に
ある検出ラインの発色が薄かった。以上の試験結果をま
とめて表1に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の免疫クロマトグラフィー装置を
用いると、第1の検出目的物質と第2の検出目的物質
が独立して測定(定量)できる、測定項目が増えれば
増えるほど、従来法では展開位置が下流にある測定項目
の測定のバラツキが大きくなるが、本発明によれば項目
が増えても反応阻害は起きない、クロマトグラフィー
用部材を長くする必要がないので判定に要する時間が短
い、終了反応が項目ごとに個別にでるため、定量測定
の際に比較し易い、従来の免疫クロマトグラフィー装
置で、1装置1項目を検出するタイプものに比べると測
定の手間が少なくてすむ、一つの検出目的物質を測定
するときには、検出感度を2種類以上変えて一度に測定
できる(着色ラテックス粒子標識免疫学的結合物質をコ
ンジュゲートパッドに含浸させる量を変えることによ
り、発色の度合いを変えることができるので希釈系列を
測定するのと同様の測定が1回で可能である)、などの
利点がある。本発明によれば、特に、被検液中の複数の
検出目的物質を一度に正確かつ簡易に測定可能な免疫ク
ロマトグラフィー装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の免疫クロマトグラフィー装置
の構成例を模式的に示す平面図である。
【図2】図2は、本発明の免疫クロマトグラフィー装置
の一実施の形態の要部を示す図であり、図2(イ)は、
その平面図、図2(ロ)は、その側面図である。
【図3】特開平8−5635号公報に記載された従来の
免疫クロマトグラフィー装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
A、A1、A2、A3 吸収パッド B1、B2、B3 コンジュゲートパッド C1、C2、C3 クロマトグラフィー用部材 D1、D2、D3 展開経路 E、E1、E2、E3 吸収パッド F1、F2 検出目的物質に免疫学的に結合する物質 G1、G2 粒子標識免疫結合性物質と検出目的物質を
介さずに結合する物質 1 ハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検液を吸収するための吸収パッドA、
    並びに、 被検液中の検出目的物質に免疫学的に結合する物質が結
    合された視認可能な粒子が乾燥担持されたコンジュゲー
    トパッドB及び検出目的物質を介して視認可能な粒子を
    捕捉する部位を有する多孔性のクロマトグラフィー用部
    材Cが接触されてなるクロマトグラフィーの展開経路D
    から構成され、 上記展開経路Dが複数個別々に設けられており、 吸収パッドAとそれぞれの展開経路D中のコンジュゲー
    トパッドBが接触されていることを特徴とする免疫クロ
    マトグラフィー装置。
  2. 【請求項2】 更に、クロマトグラフィー用部材Cから
    被検液を吸収するための吸収パッドEが、クロマトグラ
    フィー用部材Cに接触されて設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の免疫クロマトグラフィー装置。
  3. 【請求項3】 上記構成部材の少なくとも一部を収容す
    るハウジングが備えられていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の免疫クロマトグラフィー装置。
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